JPH06207777A - 木材処理方法 - Google Patents

木材処理方法

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JPH06207777A
JPH06207777A JP34251392A JP34251392A JPH06207777A JP H06207777 A JPH06207777 A JP H06207777A JP 34251392 A JP34251392 A JP 34251392A JP 34251392 A JP34251392 A JP 34251392A JP H06207777 A JPH06207777 A JP H06207777A
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methylene chloride
solvent
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    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K3/00Impregnating wood, e.g. impregnation pretreatment, for example puncturing; Wood impregnation aids not directly involved in the impregnation process
    • B27K3/02Processes; Apparatus
    • B27K3/0271Vapour phase impregnation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K3/00Impregnating wood, e.g. impregnation pretreatment, for example puncturing; Wood impregnation aids not directly involved in the impregnation process
    • B27K3/34Organic impregnating agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27KPROCESSES, APPARATUS OR SELECTION OF SUBSTANCES FOR IMPREGNATING, STAINING, DYEING, BLEACHING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS, OR TREATING OF WOOD OR SIMILAR MATERIALS WITH PERMEANT LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CHEMICAL OR PHYSICAL TREATMENT OF CORK, CANE, REED, STRAW OR SIMILAR MATERIALS
    • B27K5/00Treating of wood not provided for in groups B27K1/00, B27K3/00
    • B27K5/02Staining or dyeing wood; Bleaching wood

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 木材の脱脂・染色・乾燥処理方法を提供す
る。 【構成】 木材処理圧力容器Aは円筒形の本体1にドー
ム状上蓋2が密閉ボルト3により取付けられている。本
体1の内側は溶剤液槽1a、処理室1b、冷却室1cの
3室により構成され、溶剤液槽1aと処理室1bはスノ
コ台の床9により仕切られ、処理用木材10の入った通
気の良い木材運搬容器11がその上に置かれて、溶剤液
槽1aのメチレンクロライド溶剤液Bは熱源パイプ4の
熱により加熱沸騰され溶剤蒸気層が作られ処理用木材1
0の内部に染み込み閉じこめられていない自由水を追い
出しまた木材の細胞を強固に固めるリガニンを溶融し、
水分と共に油脂部分が溶剤液Bに溶かされ脱脂処理され
る。熱風送風管15からの熱風により処理用木材に染み
こんだ溶剤蒸気と閉じ込められた自由水を蒸発させる。
また細胞の穿孔や、壁孔のバルブ作用の崩壊により、染
料の微細分子が細胞膜の中で浸透し着色される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材の脱脂・染色・乾
燥処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、木材の良好な性質を維持させ
たままで、耐腐敗性や耐久性やデザイン性等を向上させ
る為に、木材に特別の処理を施す技術は公知とされてい
たのである。例えば、特開昭49−116204号公報
や、特開昭51−136803号公報や、特開昭61−
37402号公報や、特公平1−38641号公報に記
載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の処理方
法の場合には、どうしても、木材の細胞膜を構成するセ
ルロースやヘミセルロースやリグニン等の部分を溶融す
ることが出来ず、短時間で急激に木材の余分な水分を蒸
発させようとすると、木材の形状が著しく変化して木製
製品の加工に適さなくなるのである。故に、一年程度の
長い時間をかけて徐々に木材の形状が変化しないように
注意しながら乾燥させるしか方法が無かったのである。
また木材を乾燥させる作業に莫大なエネルギーと時間が
費やされることになり、また製品数量にも自ずから限界
を作ってしまう等の多くの課題を抱えていたのである。
また、リグニン自体が化学的に明瞭にされていない物質
であり、これを分解したり溶解したりすることが困難で
あったのである。また、木材を着色する場合にも、表面
の薄い層のみしか染料が浸透しないという不具合があっ
たのである。
【0004】即ち、木材を天日乾燥する場合でも、人工
乾燥する場合でも、細胞内に閉じ込められていない自由
水を排除して、繊維飽和点まで木材の含水率を下げるこ
とは比較的容易に出来るが、細胞膜中に閉じ込められた
自由水は、高分子フェノールを構成基本物質とする化学
成分であるリグニンによって、固く閉ざされているの
で、なかなか排除することが出来ないのである。また木
材は伐採されると、水分を搬送する仮導管や導管の壁孔
がバルブ作用をして閉ざされ、中に自由水が閉じ込めら
れるのである。また、乾燥中にも表面が急激に乾燥され
ると、前記仮導管や導管の壁孔がバルブ作用をすること
により閉ざされて、内腔中の自由水分の移動が停止さ
れ、それ以後は如何に温度を上昇しても、内腔中の残留
した水分は蒸発しないという表面硬化の状態となる。
【0005】以上の如く、伐採後の木材は細胞内や内腔
中に水分を閉じ込める作用をリグニン等により行うの
で、天日乾燥でも熱風乾燥でもなかなか水分を蒸発させ
ることが出来ず、長時間を要するのである。これに対し
て、本考案においては、リグニンによって強固に閉鎖さ
れた細胞膜中から水分を抜き取る為に、メチレンクロラ
イド(CH2 Cl2 )溶剤液の如き、塩素系の蒸気脱脂
洗浄有機溶剤の蒸気を木材に加熱加圧状態で当てて、ま
ず閉じ込められていない自由水を先に排除させ、その後
に、メチレンクロライド(CH2 Cl2 )溶剤液の蒸気
の微細分子が、細胞組織中の強固なリグニンを溶融させ
て細胞膜に穿孔し、また壁孔のバルブ部を破壊し、閉じ
込められている自由水を、該穿孔や、壁孔のバルブ部か
ら外に出し易くするのである。また、該細胞の穿孔や、
壁孔のバルブ作用の崩壊により、染料の微細分子が容易
に細胞膜の中まで浸透可能とし、木材の内部まで簡単に
着色可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段につい
て説明する。即ち、木材の処理作業において、塩素系の
蒸気脱脂洗浄有機溶剤の溶剤液を加熱沸騰させて気化
し、該塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤のガスを木材に浸
透させ、木材中の油脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を
開口するものである。
【0007】また、木材処理方法において、塩素系の蒸
気脱脂洗浄有機溶剤の溶剤液に水を附加して、摂氏10
0度から130度程度に加熱し、塩素系の蒸気脱脂洗浄
有機溶剤の蒸気と水蒸気を木材に浸透させ、木材中の油
脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口するものであ
る。
【0008】また、木材の処理において、木材と塩素系
の蒸気脱脂洗浄有機溶剤を圧力容器内に密封し、加熱加
圧と冷却減圧とを繰り返し行い、塩素系の蒸気脱脂洗浄
有機溶剤による木材中の油脂成分の溶融を促進するもの
である。
【0009】また、上記の処理後の木材を、乾燥するも
のである。
【0010】また、上記の処理後の木材に、微粒子より
なる染料を浸透させ、着色するものである。
【0011】また、木材の処理作業において、メチレン
クロライド溶剤液を加熱沸騰させて気化し、該塩素系の
蒸気脱脂洗浄有機溶剤のガスを木材に浸透させ、木材中
の油脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口するもので
ある。
【0012】また、木材処理方法において、メチレンク
ロライド溶剤液に水を附加して、摂氏100度から13
0度程度に加熱し、塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤の蒸
気と水蒸気を木材に浸透させ、木材中の油脂分を溶融
し、木材細胞膜に穿孔を開口するものである。
【0013】また、木材と塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶
剤を圧力容器内に密封し、加熱加圧と冷却減圧とを繰り
返し行い、塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤による木材中
の油脂成分の溶融を促進するものである。
【0014】また、上記の処理後の木材を、乾燥するも
のである。
【0015】また、上記の処理後の木材に、微粒子より
なる染料を浸透させ、着色するものである。
【0016】
【作用】本発明の作用について説明する。塩素系の蒸気
脱脂洗浄有機溶剤として、トリクロロエチレン(CHC
l=CCl2 )や、パークロルエチレンや(CCl2
CCl2 )や、1,1,1−トリクロロエタン(CH3
CCl3 )や、フロン113(CCl2 FCClF2
等があるが、本実施例ではメチレンクロライド(CH2
Cl2 )溶剤液が用いられている。該メチレンクロライ
ド溶剤液Bを蒸気化して、処理用木材10に浸透させる
ことにより、細胞組織中の強固なリグニンを溶融させて
細胞膜に穿孔し、また仮導管や導管の壁孔のバルブ作用
を破壊し、細胞内や内腔内に閉じ込められている細胞水
を、該穿孔や、壁孔のバルブから外に出し易くするので
ある。このように細胞に穿孔し、壁孔のバルブ作用を破
壊することにより、次の熱風乾燥や天日乾燥の際に、閉
じ込められた自由水が出易くなり、乾燥が非常に速くな
る。また該穿孔や壁孔から染料の微粒子が浸透しやすい
ので、木材の深い層まで着色することが出来るのであ
る。
【0017】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は本発明の木材処理
方法を利用した処理装置の正面断面図、図2は本発明の
木材処理方法を利用した処理装置において、上蓋を外し
た状態の平面図、図3は本発明の木材処理方法を利用し
た処理装置において、処理作業の準備を示す簡略断面
図、図4は本発明の木材処理方法を利用した処理装置に
おいて、処理作業中を示す簡略断面図、図5は本発明の
木材処理方法を利用した処理装置において、処理作業完
了時を示す簡略断面図、図6は本発明の木材処理方法を
実施した処理装置において、処理作業終了後の簡略断面
図である。
【0018】図1,2において本発明処理方法を実施し
た処理装置の構成について説明する。まず木材処理圧力
容器Aはステンレス製で、円筒形をした本体1と上方に
設けられたドーム状の上蓋2から構成されており、該ド
ーム状の上蓋2は本体1上部のフランジ1dの複数個の
ボルト穴1e・1e・・・に、複数本の密閉ボルト3・
3・・・を螺嵌することに拠って、本体1に取付けられ
ているのであり、更に本体1の内側は溶剤液槽1a,処
理室1b,冷却室1cの3つの部屋から構成されている
のである。
【0019】まず前記の溶剤液槽1aは図1,2に示す
ように、本体1の床下に配設され、該溶剤液槽1a内に
は、塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤であるメチレンクロ
ライド溶剤液Bが一杯に満たされている。他に蒸気脱脂
洗浄有機溶剤としては、トリクロロエチレン(CHCl
=CCl2 )や、パークロルエチレンや(CCl2 =C
Cl2 )や、1,1,1,−トリクロロエタン(CH3
CCl3 )や、フロン113(CCl2 FCClF2
等があるが、本実施例ではメチレンクロライド(CH2
Cl2 )溶剤液Bが用いられている。該メチレンクロラ
イド溶剤液Bを加熱沸騰させる為の熱源パイプ4が槽外
から槽内全体を均等に温めるべく配管されているのであ
り、その他冷却室1cで蒸留回収し水分離器5で精製し
たメチレンクロライド溶剤液Bを溶剤液槽1a内に戻す
為の溶剤液戻りパイプ6や、前半の処理作業終了後に溶
剤液槽1a内のメチレンクロライド溶剤液Bを抜き取り
溶剤液タンク7に溜めておく為の溶剤液抜取パイプ8
が、それぞれ溶剤液槽1aには連設されているのであ
る。
【0020】次に前記溶剤液槽1aと処理室1bはスノ
コ台の床9で仕切られており、該処理室1b内には溶剤
液槽1aで、約摂氏40度の低温で、加熱沸騰されたメ
チレンクロライド溶剤液Bの蒸気が溜まって、メチレン
クロライドの溶剤蒸気層Cが作り出されるのであり、そ
して処理作業中はずっと処理用木材10の入った通気性
の良い木材運搬容器11が処理室1bのスノコ台の床9
の上に載置されているのである。メチレンクロライド
(CH2 Cl2 )溶剤液Bは、約摂氏40度で沸騰する
ので、簡単に蒸気化することができ、この蒸気が木材の
油脂成分を脱脂する効果を発揮するのである。
【0021】そして前記処理室1bの上に空気/蒸気境
界面Dを隔てる格好で設けられている冷却室1cは、処
理室1bから上昇してきた余分な溶剤蒸気を蒸留回収す
る為のものであり、該冷却室1cの室温は冷却管12の
冷却水によりメチレンクロライド溶剤液Bの沸点40度
よりも常に低く設定されており、処理室1bから上昇し
てきたメチレンクロライド溶剤液Bの蒸気が凝縮して凝
縮液・水受樋13に溜まり凝縮液パイプ14を通って、
本体1の側方に設けられている水分離器5に送られて精
製され溶剤液槽1aに戻るように構成されているのであ
る。
【0022】図3〜6において本発明の処理作業につい
て説明する。まず図3に示すように、木材処理圧力容器
Aの上蓋2を開放した状態の本体1内側のスノコ台の床
9の上に、クレーン16で処理用木材10の入った木材
運搬容器11を搬入して載置するのである。
【0023】次に図4に示すように、上蓋2を密閉ボル
ト3・3・・・で本体1に螺嵌して、木材処理圧力容器
Aの内部を密閉状態にして、熱源パイプ4の電源をON
にすると熱源パイプ内全体に熱源が伝えられていき、こ
れに拠って溶剤液槽1a内のメチレンクロライド溶剤液
Bが加熱沸騰され処理室1b内に溶剤蒸気層Cが作り出
されて、該溶剤蒸気層Cに放置された状態の木材運搬容
器11の処理用木材10に溶剤蒸気が処理用木材10内
部に染み込んで、次第に閉じ込められていない自由水が
追いだされ、また木材の細胞を構成するセルローズやヘ
ミセルローズを強固に固めるリグニンを溶融されるので
ある。この作業を数時間継続して処理し、次に熱源パイ
プ4の電源をOFFにすると共に、溶剤液槽1a内のメ
チレンクロライド溶剤液Bは後半の処理作業には必要が
ないので、全て溶剤液タンク7に移し変えられるのであ
る。
【0024】以上の処理により、処理用木材10に含ま
れている閉じこめられていない自由水を追い出し、油脂
成分を溶融するという処理作業が行われ、水分と共に木
材の油脂部分がメチレンクロライド(CH2 Cl2 )溶
剤液Bに溶かされて出てくるのである。この脱脂処理が
終了すると、木材の油脂部分が溶け出して、細胞に穿孔
が開いて、壁孔のバルブ部を破壊した状態となるのであ
る。次に図5に示すように水分を一定量まで減らす作業
が行われるのである。本実施例では、熱風乾燥により含
水率を低下させているが、天日乾燥でも良いのである。
熱風乾燥の場合には、木材内部の水分を熱風に拠って追
い出すという乾燥作業に移るのである。
【0025】乾燥作業は、処理用木材10内部に染み込
んだ溶剤蒸気を追い出し、油脂が溶けだして穿孔の開い
た細胞や、仮導管や導管等の内腔から、閉じ込められて
いた自由水を追い出すのである。その為にドーム状の上
蓋2に設けた熱風送風管15を開放し、熱風を木材処理
圧力容器A内部に送り込むものである。該熱風に拠って
処理用木材10内部に染み込んでいた溶剤蒸気と水分が
蒸発し、また細胞水の水分も蒸発するのである。この作
業も12時間継続して行って、完全に処理用木材10内
部からメチレンクロライドの溶剤蒸気と、閉じ込められ
た自由水を蒸発させることが出来るのである。そして処
理作業が全て終了すると、図6に示すようにドーム状の
上蓋2が再び開放されて、木材運搬容器11はクレーン
16で木材処理圧力容器Aから搬出されるのである。
【0026】ところで処理作業中、図4に示すように溶
剤液タンク7は溶剤液槽1a内の圧力を一定に保つ為
に、溶剤液槽1aと溶剤液タンク7のメチレンクロライ
ド溶剤液B面の高さが同じになるように上方に持ち上げ
られているのであり、そして前半の処理作業が終了する
と、溶剤液槽1aのメチレンクロライド溶剤液Bが回収
しやすいように溶剤液タンク7は下方に降ろされて、溶
剤液抜き取りパイプ8を経由して回収されるのである。
【0027】木材の処理作業により、メチレンクロライ
ド溶剤液Bにて脱脂し、細胞組織中の強固なリグニンを
溶融させて細胞膜に穿孔し、仮導管や導管の壁孔のバル
ブを破壊し、閉じ込められている自由水を、該穿孔や、
壁孔のバルブから、外に出し易くするのである。その後
に、この穿孔や壁孔等から、微粒子よりなる染料を染み
込ませることにより、木材の着色を行うのである。従来
の着色は、木材の細胞がリグニンにより固められた状態
であるので、内部まで染料が浸透しなかったのである
が、本発明の如く、メチレンクロライド溶剤液Bの蒸気
により、細胞組織中の強固なリグニンを溶融させて細胞
膜に穿孔し、壁孔のバルブ作用を破壊し、閉じ込められ
ている自由水を、該穿孔や、壁孔のバルブから、外に出
し易い状態としておくことにより、内部深くまで同じ染
料で着色することが出来るのである。該染料による着色
操作は、染料水の中に、脱脂処理した木材を浸漬するこ
とにより行うこともできるが、メチレンクロライド溶剤
液Bの蒸気に、染料の微粒子を混合して、蒸気として木
材に浸透させることもできる。
【0028】また本発明の木材処理圧力容器Aには、上
蓋2と溶剤液槽1aにそれぞれ安全弁17,18が設け
られており、万が一処理作業中に木材処理圧力容器A内
部で圧力の異常が発生した場合には圧力を軽減させて一
定の圧力が常に保たれるように作動するのである。ま
た、本発明においては、木材処理圧力容器Aの内部に、
メチレンクロライド溶剤液Bと処理用木材10を密封配
置して、熱源パイプ4により、又は外部から熱源により
加熱し、メチレンクロライド溶剤液Bを蒸気にすること
により、6kg/平方センチ程度に加熱し、1時間程度
後に熱源パイプ4への熱源の供給を停止して、メチレン
クロライド溶剤液Bを水溶液に戻し、圧力を大気圧程度
に低下し、また1時間後に加熱加圧、また1時間後に減
熱減圧するという操作を繰り返すことにより、更にメチ
レンクロライド溶剤液Bの蒸気による脱脂処理を促進す
ることが出来るのである。
【0029】また、木材処理圧力容器A内の溶剤液槽1
aの部分に、メチレンクロライド溶剤液Bのみを配置
し、加熱蒸発させる場合には、摂氏40度程度で蒸気化
することが出来るが、木材の処理の初期において、処理
用木材10の表面が硬化している為に、細胞内にメチレ
ンクロライド溶剤液Bの蒸気が浸透し難い状態が発生す
るので、溶剤液槽1aにメチレンクロライド溶剤液Bと
共に、50%程度の水を混合し、100度〜130度に
加熱し、水とメチレンクロライド溶剤液Bを爆発的に蒸
気化して処理すると効果的である。
【0030】水蒸気とメチレンクロライド溶剤液Bの蒸
気とを混合して、処理用木材10に浸透させることによ
り、処理用木材10の該表面の細胞を水蒸気により開
き、この部分からメチレンクロライド溶剤液Bの蒸気を
浸透させて、脱脂処理を促進するという効果を発揮する
のである。以上の如く、メチレンクロライド溶剤液Bに
よる脱脂処理をした後の処理用木材10は、熱風乾燥に
より乾燥すると数時間程度で平衡含水率まで低下する
が、天日乾燥でも、2週間程度で平衡含水率まで低下さ
せることができる。
【0031】また、メチレンクロライド(CH2
2 )溶剤液Bと水とにより、木材の脱脂作業を終了す
ると、再度メチレンクロライド(CH2 Cl2 )溶剤液
Bと水は液体に戻るのであるが、その他に木材の油脂成
分も、この溶液の中に分離した状態で滞留するのであ
る。この木材油脂成分を物理的に分離することにより、
天然樹脂原料を得ることが出来るのである。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、塩素系の蒸気
脱脂洗浄有機溶剤であるメチレンクロライド(CH2
2 )溶剤液Bの蒸気が、木材の油脂成分に作用して、
これらを脱脂溶融することにより、細胞水を包含した木
材細胞の一部に穿孔が開き、また仮導管や導管の壁孔の
バルブが破壊され、この部分から、従来は取り難かった
閉じ込められた自由水が抜け易くなり、逆に染料が浸透
し易くなるのである。よって、従来と較べて木材の処理
時間が1年単位から数日単位へと飛躍的に短縮されるこ
とになり、大量の木材の処理が行えると共に、時間とエ
ネルギーの大幅な節約が可能となるのである。
【0033】第2に、処理された木材は処理する前と較
べると、体積は収縮せずにむしろ膨張するのであり、ま
た強度が少しも低下しないのである。
【0034】第3に、処理時間の大幅な短縮に使用して
いる塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤であるメチレンクロ
ライド溶剤液は、木材を傷めない安全性の高い塩素系溶
剤であり、しかも沸点が40度と低いので処理作業の仕
上げとしての熱風を木材処理装置内部に送る場合や蒸留
回収する場合においても、時間とエネルギーが節約でき
非常に都合が良いのである。
【0035】第4に、本発明においては、微粒子よりな
る染料をメチレンクロライドに混合し、メチレンクロラ
イドのガスに乗せて、該微粒子の染料を木材の細胞内ま
で運搬し、着色を行うのである。これにより、略一定し
た木目色の木材を得ることが可能となったのである。従
来の着色方法では、木材を染料を溶融した液に浸漬し
て、着色していたのであるが、木材のリグニンが溶融し
ていないので細胞の守りが固く、木材の表面のみしか染
料が浸透せずに着色層が薄かったのである。故に、木材
の表面を削ったりすると、着色層が剥離し、また元の木
材の色目が出てしまい、着色の効果が無くなっていたの
である。しかし、本発明の如く、塩素系の蒸気脱脂洗浄
有機溶剤であるメチレンクロライド溶剤液Bにより、脱
脂した後に染料により染色すると、細胞内まで微粒子の
染料を浸入させることにより、より深くまで着色出来る
ので、表面を削った場合にも、着色層が残ることとなっ
たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木材処理方法を利用した処理装置の正
面断面図である。
【図2】本発明の木材処理方法を利用した処理装置にお
いて、上蓋を外した状態の平面図である。
【図3】本発明の木材処理方法を利用した処理装置にお
いて、処理作業の準備を示す簡略断面図である。
【図4】本発明の木材処理方法を利用した処理装置にお
いて、処理作業中を示す簡略断面図である。
【図5】本発明の木材処理方法を利用した処理装置にお
いて、処理作業完了時を示す簡略断面図である。
【図6】本発明の木材処理方法を実施した処理装置にお
いて、処理作業終了後の簡略断面図である。
【符号の説明】
A 木材処理圧力容器 B メチレンクロライド溶剤液 C 溶剤蒸気層 D 空気/蒸気境界面 1 本体 1a 溶剤液槽 1b 処理室 1c 冷却室 2 上蓋 4 熱源パイプ 9 スノコ台の床 10 処理用木材 15 熱風送風管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】以上の如く、伐採後の木材は細胞内や内腔
中に水分を閉じ込める作用をリグニン等により行うの
で、天日乾燥でも熱風乾燥でもなかなか水分を蒸発させ
ることが出来ず、長時間を要するのである。これに対し
て、本発明においては、リグニンによって強固に閉鎖さ
れた細胞膜中から水分を抜き取る為に、メチレンクロラ
イド(CH2 Cl2 )溶剤液の如き、塩素系の蒸気脱脂
洗浄有機溶剤の蒸気を木材に加熱加圧状態で当てて、ま
ず閉じ込められていない自由水を先に排除させ、その後
に、メチレンクロライド(CH2 Cl2 )溶剤液の蒸気
の微細分子が、細胞組織中の強固なリグニンを溶融させ
て細胞膜に穿孔し、また壁孔のバルブ部を破壊し、閉じ
込められている自由水を、該穿孔や、壁孔のバルブ部か
ら外に出し易くするのである。また、該細胞の穿孔や、
壁孔のバルブ作用の崩壊により、染料の微細分子が容易
に細胞膜の中まで浸透可能とし、木材の内部まで簡単に
着色可能とするものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段につい
て説明する。即ち、木材処理作業において、塩素系の蒸
気脱脂洗浄有機溶剤の溶剤液を加熱沸騰させて気化し、
該塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤のガスを木材に浸透さ
せ、木材中の油脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口
するものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、木材処理作業において、塩素系の蒸
気脱脂洗浄有機溶剤の溶剤液に水を附加して、摂氏10
0度から130度程度に加熱し、塩素系の蒸気脱脂洗浄
有機溶剤の蒸気と水蒸気を木材に浸透させ、木材中の油
脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口するものであ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、木材処理作業において、木材と塩素
系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤を圧力容器内に密封し、加熱
加圧と冷却減圧とを繰り返し行い、塩素系の蒸気脱脂洗
浄有機溶剤による木材中の油脂成分の溶融を促進するも
のである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、木材処理作業において、メチレンク
ロライド溶剤液を加熱沸騰させて気化し、該メチレンク
ロライド溶剤のガスを木材に浸透させ、木材中の油脂分
を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口するものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、木材処理作業において、メチレンク
ロライド溶剤液に水を附加して、摂氏100度から13
0度程度に加熱し、該メチレンクロライド溶剤の蒸気と
水蒸気を木材に浸透させ、木材中の油脂分を溶融し、木
材細胞膜に穿孔を開口するものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、木材とメチレンクロライド溶剤を圧
力容器内に密封し、加熱加圧と冷却減圧とを繰り返し行
い、該メチレンクロライド溶剤による木材中の油脂成分
の溶融を促進するものである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の処理作業において、塩素系の蒸気
    脱脂洗浄有機溶剤の溶剤液を加熱沸騰させて気化し、該
    塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤のガスを木材に浸透さ
    せ、木材中の油脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口
    することを特徴とする木材処理方法。
  2. 【請求項2】 木材処理方法において、塩素系の蒸気脱
    脂洗浄有機溶剤の溶剤液に水を附加して、摂氏100度
    から130度程度に加熱し、塩素系の蒸気脱脂洗浄有機
    溶剤の蒸気と水蒸気を木材に浸透させ、木材中の油脂分
    を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口することを特徴とす
    る木材処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の処理において、
    木材と塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤を圧力容器内に密
    封し、加熱加圧と冷却減圧とを繰り返し行い、塩素系の
    蒸気脱脂洗浄有機溶剤による木材中の油脂成分の溶融を
    促進することを特徴とする木材処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2により処理後の木
    材を、乾燥することを特徴とする木材処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2により処理後の木
    材に、微粒子よりなる染料を浸透させ着色することを特
    徴とする木材処理方法。
  6. 【請求項6】 木材の処理作業において、メチレンクロ
    ライド溶剤液を加熱沸騰させて気化し、該塩素系の蒸気
    脱脂洗浄有機溶剤のガスを木材に浸透させ、木材中の油
    脂分を溶融し、木材細胞膜に穿孔を開口することを特徴
    とする木材処理方法。
  7. 【請求項7】 木材処理方法において、メチレンクロラ
    イド溶剤液に水を附加して、摂氏100度から130度
    程度に加熱し、塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤の蒸気と
    水蒸気を木材に浸透させ、木材中の油脂分を溶融し、木
    材細胞膜に穿孔を開口することを特徴とする木材処理方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7の処理において、
    木材と塩素系の蒸気脱脂洗浄有機溶剤を圧力容器内に密
    封し、加熱加圧と冷却減圧とを繰り返し行い、塩素系の
    蒸気脱脂洗浄有機溶剤による木材中の油脂成分の溶融を
    促進することを特徴とする木材処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項6又は請求項7により処理後の木
    材を、乾燥することを特徴とする木材処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項6又は請求項7により処理後の
    木材に、微粒子よりなる染料を浸透させ着色することを
    特徴とする木材処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104567326A (zh) * 2014-12-24 2015-04-29 中国农业大学 一种控温控湿干燥茯苓的装置与方法
JP2017001320A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 木材処理装置
CN115122447A (zh) * 2022-07-29 2022-09-30 广东玛丁尼乐器文化股份有限公司 一种木材的干燥处理方法

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