JPH0620776B2 - 圧縮成形方法 - Google Patents

圧縮成形方法

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JPH0620776B2
JPH0620776B2 JP2029637A JP2963790A JPH0620776B2 JP H0620776 B2 JPH0620776 B2 JP H0620776B2 JP 2029637 A JP2029637 A JP 2029637A JP 2963790 A JP2963790 A JP 2963790A JP H0620776 B2 JPH0620776 B2 JP H0620776B2
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molten synthetic
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compression molding
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、圧縮成形方法、更に詳しくは、押出機の押出
口から溶融合成樹脂を押出し且つ押出口から切離し、か
かる溶融合成樹脂を圧縮成形型に供給し、そして所要形
状に圧縮成形する圧縮成形方法に関する。
〔従来技術〕
当業者には周知の如く、ブロー成形して飲食料等のため
の合成樹脂製容器にせしめられる所謂プリフォーム、或
いは合成樹脂製容器自体又は容器蓋等の最終製品を、射
出成形することに代えて圧縮成形することが提案され実
用され始めている。
かかる圧縮成形においては、押出機の押出口から溶融合
成樹脂を押出し、押出された溶融合成樹脂を回転切断刃
の如き適宜の切断手段によって切断して押出口から切り
離し、切り離した溶融合成樹脂を圧縮成形型に供給し、
そしてこの溶融合成樹脂を圧縮成形型内で所要形状に圧
縮成形している。一般に、押出機はその押出口の中心軸
線が実質上水平に延在するように配設され、圧縮成形型
の雌型部が押出口の下方に位置せしめられ、押出口から
押出された溶融合成樹脂はそれ自身の重量によって下方
に流下すると共に切断手段の作用によって下方に強制さ
れ、かくして圧縮成形型の雌型部内に供給される。
他方、特開昭62−184817号公報には、内側合成
樹脂層とこれを囲繞する外側合成樹脂層とを含む多層構
造溶融合成樹脂を圧縮成形して、多層構造成形品を得る
ことが開示されている。内側合成樹脂層はガスバリヤー
性(ガス遮断性)或いは耐熱性に優れた合成樹脂から成
り、外側合成樹脂層は機械的特性或いは衛生性に優れた
合成樹脂から成るのが好都合である。
〔従来技術の問題点〕
而して、従来の圧縮成形方法においては、圧縮成形型の
所要位置即ち中央部に充分良好に溶融合成樹脂を供給す
ることができず、圧縮成形型に供給された溶融合成樹脂
が偏って位置してしまう傾向がある。かかる傾向は、特
に溶融合成樹脂が多層構造である場合に重大な問題を発
生せしめる。即ち、多層構造溶融合成樹脂が圧縮成形型
内に偏って供給されると、圧縮成形された圧縮成形品に
おいて内側合成樹脂層と外側合成樹脂層とが偏在し、多
層構造の技術的意義が著しく毀損されてしまう。
〔先行技術〕
従来技術における上記問題を解決せんとして、本発明者
等は、先に、昭和63年特許願第286801号(出願
日:昭和63年11月15日、発明の名称:圧縮成形方
法)明細書及び図面において、独特な改良圧縮成形方法
(以下「先行圧縮成形方法」という)を提案した。かか
る先行圧縮成形方法においては、押出機はその押出口の
中心軸線を実質上鉛直方向に延在せしめて且つその押出
口を鉛直方向下方に開口せしめて配設される。押出口の
鉛直方向下方には、実質上鉛直に延在する中心軸線を有
し且つ鉛直方向上方に開口せしめられている受容空間を
備えた移送手段が位置せしめられる。移送手段は、受容
空間内に溶融合成樹脂を収容することができる閉状態と
受容空間内の溶融合成樹脂を下方に落下せしめる開状態
とに選択的に設定され得る形態である。押出機の押出口
から溶融合成樹脂を押出し、押出された溶融合成樹脂を
押出口から切り離して、閉状態に設定されている移送手
段の受容空間内に供給する。しかる後に雄型部に対して
鉛直方向下方に離隔せしめられている雌型部の鉛直方向
上方に、溶融合成樹脂を収容した移送手段を位置付け
る。次いで、移送手段を開状態にせしめてその受容空間
内に収容されている溶融合成樹脂を下方に落下せしめ、
雌型部内に移送する。そして、溶融合成樹脂が移送され
た雌型部に雄型部を接近せしめて溶融合成樹脂を所要形
状に圧縮成形する。
〔先行技術の問題点〕
上記先行圧縮成形方法によれば、従来の圧縮成形方法に
比べて、圧縮成形型内における溶融合成樹脂の偏在を大
幅に改良することができる。しかしながら、本発明者等
の経験によれば、上記先行圧縮成形方法も未だ充分に満
足し得るものではなく、次の通りの問題を有することが
判明した。
第1に、特に移送手段を開状態にせしめてその受容空間
から雌型部内に溶融合成樹脂を落下せしめる時に、溶融
合成樹脂が移送手段からその周方向全体に渡って充分均
一に離脱しないことに起因して、溶融合成樹脂が雌型部
内に幾分偏って落下せしめられ、従って圧縮成形型にお
ける溶融合成樹脂の偏在の問題が充分に解決されること
なく残留している。
第2に、雌型部内に落下せしめられた溶融合成樹脂が雌
型部の表面と溶融合成樹脂との間に幾分かの空気を捕捉
した状態で雌型部に付着せしめられ、かかる捕捉空気が
逃がされることなく圧縮成形されることによって、圧縮
成形品の表面に相当な雛が生成される傾向がある。
〔発明の解決課題〕
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、その
主たる技術的課題は、圧縮成形型への溶融合成樹脂の供
給方式を改良して、圧縮成形型の所要位置に充分良好に
溶融合成樹脂を供給することを可能にし、かくして従来
の圧縮成形方法における上記問題と共に先行圧縮成形方
法における上記問題を解決することである。
〔発明の解決手段〕
本発明者等は、鋭意研究及び実験の結果、先行圧縮成形
方法に、(1)受容空間内に溶融合成樹脂が供給された移
送手段を雄型部の鉛直方向下方に位置せしめ、(2)移送
手段と雄型部とを鉛直方向に相対的に接近せしめて、受
容空間内に収容されている溶融合成樹脂を雄型部に押し
付け、次いで移送手段と雄型部とを鉛直方向に相対的に
離隔せしめ、かくして移送手段の受容空間内に収容され
ていた溶融合成樹脂を雄型部に付着せしめる、という改
良を加えれば、上記技術的課題を達成することができる
ことを見出した。
即ち、本発明によれば、鉛直方向下方に開口した押出口
を有する押出機の、該押出口の鉛直方向下方に、鉛直方
向上方に開口した受容空間を有する移送手段を、該押出
口と該受容空間との実質上鉛直に延在する中心軸線を相
互に実質上合致せしめて位置せしめること、 該押出機の該押出口から溶融合成樹脂を押出し且つ該押
出口から切り離して、該押出口の下方に位置せしめられ
ている該移送手段の該受容空間に供給すること、 雄型部を上方に雌型部を下方にせしめた圧縮成形型を、
該雄型部と該雌型部とを鉛直方向に離隔せしめて型開状
態にせしめ、該受容空間内に溶融合成樹脂を収容してい
る該移送手段を該雄型部の鉛直方向下方に、該受容空間
と該雄型部との実質上鉛直に延在する中心軸線を相互に
合致せしめて位置せしめること、 該移送手段と該雄型部とを鉛直方向に相対的に接近せし
めて、該受容空間内に収容されている溶融合成樹脂を該
雄型部に押し付け、次いで該移送手段と該雄型部とを鉛
直方向に相対的に離隔せしめ、かくして該移送手段の該
受容空間内に収容されていた溶融合成樹脂を該雄型部に
付着せしめること、 溶融合成樹脂が付着せしめられている該雄型部と該雌型
部とを鉛直方向に相対的に接近せしめて型閉状態にせし
め、溶融合成樹脂を所要形状に圧縮成形すること、 を含むことを特徴とする圧縮成形方法が提供される。
移送手段と雄型部とを鉛直方向に相対的に離隔せしめる
際に、雄型部に押し付けられた溶融合成樹脂が確実に移
送手段の受容空間から離脱して雄型部に付着せしめられ
るようになすために、移送手段の受容空間を規定する表
面の少なくとも一部を、ブラスト加工を施す等によって
その表面粗さを比較的大きく、例えば中心線平均粗さR
で0.5乃至3.5程度にせしめ、かくして受容空間
を規定する表面と溶融合成樹脂の粘着力を低減せしめる
のが好ましい。また、移送手段の受容空間を規定してい
る表面を、少なくとも部分的に圧縮成形型の雌型部にお
ける成形空洞規定表面に合致した形状にせしめ、そして
また10乃至50゜Cに温度制御するのが好適である。
〔発明の作用〕
本発明の圧縮成形方法においては、移送手段と雄型部を
鉛直方向に相対的に接近せしめて、移送手段の受容空間
内の溶融合成樹脂を強制的に雄型部に押し付けている。
それ故に、溶融合成樹脂を横方向に変位せしめることな
く移送手段の受容空間から雄型部に、従って圧縮成形型
に移送することができる。移送手段の受容空間から雄型
部への移送の際には、溶融合成樹脂が雄型部に押し付け
られるので、雄型部の表面と溶融合成樹脂との間に逃が
すことができない空気が捕捉される虞は実質上皆無であ
る。
〔発明の好適具体例〕
以下、本発明の好適具体例について添付図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は、本発明に従う圧縮成形方法の好適具体例を遂
行するのに使用される圧縮成形装置を簡略に図示してい
る。図示の圧縮成形装置は、押出機2、移送機構4、圧
縮成形6及び取出機構8を具備している。
上記押出機2は、単一押出ダイ構造体10とこれに接続
された3台の加熱押出機構、即ち中央加熱押出機構12
並びに側部加熱押出機構14及び16とを含んでいる。
中央加熱押出機構12の前端は押出ダイ構造体10の後
端に直接的に接続されており、中央加熱押出機構12か
ら送出される溶融合成樹脂は直接的に押出ダイ構造体1
0に送給される。側部加熱押出機構14及び16は夫々
配管18及び20を介して押出ダイ構造体10に接続さ
れており、側部加熱押出機構14及び16から送出され
る溶融合成樹脂は夫々配管18及び20を介して押出ダ
イ構造体10に送給される。第1図と共に第2−A図乃
至第2−D図を参照して説明すると、押出ダイ構造体1
0の後半部は実質上水平に延在しているが、前半部は実
質上鉛直に(即ち第1図において紙面に垂直に、第2−
A図乃至第2−D図において上下方向に)下方に延在し
ている。押出ダイ構造体10の前端面即ち下端面には下
方を向いた押出口22が形成されている。押出口22の
中心軸線は実質上鉛直に延在する。押出ダイ構造体10
内には溶融合成樹脂流路(図示していない)が形成され
ており、かかる流路が上記押出口22まで延びている。
中央加熱押出機構12から送出される溶融合成樹脂28
は、上記流路の中央部を通って流動し、押出口22の中
央部から押出される。一方、2個の側部加熱押出機構1
4及び16から送出される溶融合成樹脂30は、中央加
熱押出機構12から送出された溶融合成樹脂28を囲繞
して上記流路の周縁部を流動し、押出口22の周縁部か
ら押出される。2個の側部加熱押出機構14及び16か
ら送出される溶融合成樹脂30は押出口22から連続的
に押出されるが、中央加熱押出機構12から送出される
溶融合成樹脂22は間けつ的に押出される。かくして、
第2−C図及び第2−D図に図示する如く、中央加熱押
出機構12から送出された溶融合成樹脂28が形成する
内側合成樹脂層と2個の側部加熱押出機構14及び16
から送出された溶融合成樹脂30が形成する外側合成樹
脂層とから成り、内側合成樹脂層28の実質上全体が外
側合成樹脂層30によって囲繞されている多層構造溶融
合成樹脂26が、押出口22から押出される。内側合成
樹脂層28はガスバリヤー性或いは耐熱性に優れた合成
樹脂から成り、外側合成樹脂層30は機械的特性及び衛
生性に優れた合成樹脂から成るのが好都合である。多層
構造溶融合成樹脂26を押出すための押出機2、特にそ
の押出ダイ構造体10の構成は、上記特開昭62−184
817号公報に開示されている構成、或いは特開平1−
195016号公報に開示されている構成と実質上同一
でよく、それ故に、かかる構成の詳細については、上記
公報或いは上記明細書及び図面に委ね、本明細書におい
ては説明を省略する。
第1図を参照して説明を続けると、図示の移送機構4
は、実質上鉛直に延びる回転中心軸線を中心として第1
図に矢印32で示す方向に回転せしめられる回転形式の
ものである。移送機構4は実質上鉛直に延びる支持軸3
4を具備し、この支持軸34には等角度間隔をおいて実
質上水平に半径方向外方に延びる4個の支持アーム36
が装備されている。支持アーム36の各々の先端には適
宜の装着機構(図示していない)を介して移送手段38
が鉛直方向に移動自在に装着されている。第2−A図乃
至第2−D図に明確に図示されている通り、全体として
円柱形状でよい移送手段38の各々には延長方向上方に
開口した受容空間40が形成されている。かかる受容空
間40を規定している凹状表面は、後述する圧縮成形型
の雌型部における成形空洞規定表面と少なくとも部分的
に合致せしめられた形状であるのが好都合であり、図示
の具体例においては、受容空間40を規定している凹状
表面は圧縮成形型に雌型部における成形空洞規定表面の
略下半部の形状と合致した形状にせしめられている。ま
た、受容空間40を規定している凹状表面の少なくとも
一部は、例えばブラスト加工を施す等によって表面粗さ
が比較的大きくされているのが好ましい。受容空間40
を規定している凹状表面の粗さは、JIS規格における
中心線平均粗さRで0.5乃至3.5程度でよい。移
送機構4の上記支持軸34は電動モータでよい回転駆動
原(図示していない)によって第1図に矢印32で示す
方向に90度毎間けつ的に回転駆動され、かくして4個
の移送手段38の各々は受容位置42、待機位置44、
移送位置46及び待機位置48に所定時間間隔で順次に
位置付けられる。後に更に言及する如く、上記受容位置
42においては、移送手段38は上記押出機2における押
出口22の鉛直方向下方に位置せしめられて、移送手段
38における受容空間40の鉛直方向に延在する中心軸
線が押出口22の中心軸線に実質上合致せしめられ、そ
して押出口22から押出された多層構造溶融合成樹脂2
6が移送手段38の受容空間40内に供給される。同様
に後に更に言及する如く、上記移送位置46において
は、移送手段38は圧縮成形型における雄型部の鉛直方
向下方に位置せしめられて、移送手段38における受容
空間40の鉛直方向に延びる中心軸線が雄型部の鉛直方
向に延在する中心軸線に実質上合致せしめられ、そして
移送手段38の受容空間40から雄型部に多層構造溶融
合成樹脂26が移送されて、第2−A図乃至第2−D図
に図示する如く、移送手段38の各々の上面には一対の
切断刃50が付勢されている。かかる一対の切断刃50
は、第2−A図及び第2−B図に図示する開位置と第2
−D図に図示する閉位置との間を第2−C図に図示する
中間位置を通して所定タイミングで移動せしめられ、上
記開位置から上記閉位置に移動せしめられる際には、上
記押出機2の押出口22から押出された多層構造溶融合
成樹脂26を押出口22の若干下方で切断して押出口2
2から切り離す。第1図と共に第2−A図乃至第2−D
図を参照して説明を続けると、上記受容位置42に位置
する移送手段38の下方には、昇降機構52が配設され
ている。この昇降機構52は、下端即ちシリンダヘッド
端が所定位置に固定された空気圧シリンダ機構54を含
んでいる。シリンダ機構54のロッド端には円板形状で
よい押上部材56が固定されている。支持軸34の回転
によって移送手段38が受容位置42に位置せしめられ
る際には、シリンダ機構54は収縮せしめられていて、
押上部材56は最下降位置に位置せしめられており、受
容位置に位置付けられた移送手段38は押上部材56よ
りも幾分上方に位置する。押出機2から押出される多層
構造溶融合成樹脂26が移送手段38の受容空間40に
受容される間には、後に更に言及する如く、シリンダ機
構54が伸長されて押上部材56が上昇され、押上部材
56の押上作用によって移送手段38が第2−A図及び
第2−B図に図示する位置まで上昇させる。しかる後
に、シリンダ機構54が収縮されて押上部材56が下降
され、移送手段38が第2−C図及び第2−D図に図示
する位置まで下降される。
第1図を参照して説明すると、上記圧縮成形機6は、実
質上鉛直に(第1図において紙面に垂直に)延在する円
筒形状の静止支持軸58と、この静止支持軸58に回転
自在に装着された回転支持体60とを含んでいる。回転
支持体60には周方向に等間隔をおいて16個の圧縮成
形型62が配設されている。第1図と共に第3−A図乃
至第3−E図を参照して説明を続けると、圧縮成形型62
の各々は、回転支持体60の所要位置に固定された下側
型部即ち雌型部64と、回転支持体60に昇降自在に装
着された上側型部即ち雌型部66とから構成されてい
る。雌型部64には鉛直方向上方に開口した凹部68が
形成されており、かかる凹部68の表面が成形空洞規定
表面を構成する。凹部68の略下半部の形状は上記移送
手段38における受容空間40の形状と合致せしめられ
ている。雄型部66は先端が半球状にせしめられた先細
円錐台形状である成形空洞規定表面を有する。上記回転
支持体60は電動モータでよい回転駆動原(図示してい
ない)によって第1図に矢印70で示す方向22.5度
毎間けつ的に回転駆動され、かくして圧縮成形型62の
各々が上記移送位置46から圧縮成形領域72を通して排
出位置76に、そして更に上記移送装置46に順次に搬
送される。後に更に詳述する通り、移送装置46におい
ては移送手段38の受容空間40から圧縮成形型62の
雄型部66に多層構造溶融合成樹脂26が移送され、圧
縮成形領域72においては圧縮成形型62の作用によって
上記多層構造溶融合成樹脂26が所要形状の成形品78
(第3−E図)に圧縮成形され、排出位置76において
は圧縮成形された成形品78が取出機構8によって圧縮
成形型62から取出される。
図示の取出機構8は第1図に矢印80で示す方向に間け
つ的に回転駆動される形態のものであり、4本の取出ア
ーム82を具備している。各アーム82の先端部には、
成形品78を真空吸着することができる吸引器84が装
備されている。図示の具体例においては、圧縮成形機6
によって圧縮成形され取出機構8によって取出される成
形品78は第4図に明確に図示する通りの所謂プリフォ
ームであり、かかるプリフォームは後にブロー成形され
て第5図に図示する通りの飲食料等のための合成樹脂製
容器86にせしめられる。
上述した圧縮成形機6及び取出機構8並びにプリフォー
ムである成形品78及び容器86自体は、本発明におけ
る新規な特徴を構成するものではなく、当業者には周知
の形態のものでよく、それ故にこれらについての詳細な
説明は省略する。
次に、上述した通りの圧縮成形装置によって遂行される
本発明の圧縮成形方法の好適具体例について説明する。
移送機構4の支持軸34が間けつ的に回転されて移送手
段38の1個が受容位置42に位置せしめられると、昇
降機構52の押上部材56がその最下位置から第2−A
図に図示する位置まで上昇され、これによって移送手段
38が第2−A図に図示する位置まで上昇せしめられ
る。この際には、押出機2の押出口22から上述した通
りにして多層構造溶融合成樹脂26が漸次押出される。
第2−A図に明確に図示する如く、受容位置42に位置
付けられた移送手段38に形成されている受容空間40
の実質上鉛直に延在する中心軸線は、押出機2に配設さ
れている押出口22の中心軸線と実質上合致せしめられ
ている。従って、押出口22から押出される多層構造溶融
合成樹脂22は、その中心軸線を受容空間40の中心軸
線に合致せしめて垂直方向下方に押出されて流下する。
それ故に、多層構造溶融合成樹脂26は、偏在せしめら
れることなく移送手段38の受容空間40の中央部に充
分良好に供給される。図示の具体例においては、多層構
造溶融合成樹脂26が第2−B図に図示する程度まで押
出口22から押出されて、多層構造溶融合成樹脂26の
先端部が受容空間40の底面に接触せしめられてこれに
沿って横方向に広がり始める状態になるまで、昇降機構
52の押上部材56は第2−A図及び第2−B図に図示
する上昇位置に維持される。しかる後に、昇降機構52
の押上部材56は第2−C図に図示する位置まで所要速
度で下降される。かかる際にも押出機2の押出口22か
らは多層構造溶融合成樹脂26が押出され続ける。かく
して、内側溶融合成樹脂28とこの内側溶融合成樹脂2
8の実質上全体を囲繞する外側溶融合成樹脂30とから
成る多層構造融合樹脂26が、特定方向に偏ることなく
受容空間40内に供給される。多層構造溶融合成樹脂2
6における内側溶融合成樹脂28の形態、換言すれば多
層構造溶融合成樹脂26における内側溶融合成樹脂28
と外側溶融合成樹脂30との相対的関係は、昇降機構5
2の押上部材56を第2−B図に図示する上昇位置から
下降せしめる時点或いは押上部材56の下降速度を調節
することによって適宜に制御することができる。例え
ば、押上部材56の下降開始時点を図示の場合よりも早
くすると、内側溶融合成樹脂28は図示の形態よりも上
下方向に細長いものになり、逆に押上部材56の下降開
始時点を図示の場合よりも遅くすると、内側溶融合成樹
脂28は図示の形態よりも横方向に偏平化されたものに
なる。所要量の多層構造溶融合成樹脂26が押出される
と、第2−D図に図示する如く、一対の切断刃50が閉
位置まで移動せしめられて、押出された多層構造溶融合
成樹脂26が押出口22から切り離され、かくして所要
量の多層構造溶融合成樹脂26が移送手段38の受容空
間40内に供給される。
上記の通りにして受容位置42に位置付けられている移
送手段38の受容空間40内に多層構造溶融合成樹脂2
6が供給されると、移送機構4の支持軸34が間けつ的
に回転されて、その受容空間40内に多層構造溶融合成
樹脂26を収容している移送手段38が待機位置44に
移動され、そして更に支持軸34が間けつ的に回転され
て移送位置46に(第1図)に位置付けられる。この時
点においては、第3−A図に図示する如く、圧縮成形機
6における複数個の圧縮成形型62の内の、移送装置4
6に位置せしめられている圧縮成形型62は開かれてい
る。即ち、圧縮成形型62の雄型部66は鉛直方向上方
に上昇せしめられていて雌型部64から上方に離隔せし
められている。移送位置46に搬入された移送手段38
は、雌型部64と雄型部66との間に位置せしめられ、
移送手段38に形成されている受容空間40の実質上鉛
直に延在する中心軸線は、その上方に位置する雄型部6
6の実質上鉛直に延在する中心軸線と実質上合致せしめ
られる。次いで、第3−B図に図示する通り、雄型部6
6が所要距離だけ下降せしめられ、かくして移送手段3
8の受容空間40内に収容されている多層構造溶融合成
樹脂26が圧縮成形圧力に比べて相当小さい圧力で雄型
部66に押し付けられる。かかる押し付けによって多層
構造溶融合成樹脂26は変形せしめられるが、上述した
通り移送手段38に形成されている受容空間40の中心
軸線と雄型部66の中心軸線とは相互に実質上合致せし
められている故に、多層構造溶融合成樹脂26は内側溶
融合成樹脂28の特定方向への偏流を生成せしめること
なく所要形状(即ち雄型部66の表面に沿った形状)に
変形せしめられる。しかる後に、第3−C図に図示する
如く、雄型部66が上昇せしめられる。多層構造溶融合
成樹脂26と受容空間40の表面との粘着度が多層構造
溶融合成樹脂26と雄型部66の表面との粘着度よりも
小さくせしめられている故に、雄型部66が上昇せしめ
られると、多層構造溶融合成樹脂26は雄型部66に付
随してこれと共に上昇せしめられ、かくして移送手段3
8の受容室間40から雄型部66に移送される。第3−
C図に明確に図示する通り、雄型部66に移送された多
層構造溶融合成樹脂26においては、内側溶融合成樹脂
28は特定方向に偏在することなく外側溶融合成樹脂3
0の中央部に存在する。多層構造溶融合成樹脂26と受
容空間40の表面との粘着度を多層構造溶融合成樹脂2
6と雄型部66の表面との粘着度よりも充分に小さくせ
しめるために、図示の具体例においては、上旬した如く
受容空間40の表面の少なくとも一部の表面粗さを、例
えばブラスト加工を施すことによって、相当大きくせし
めている。例えば、雄型部66の表面のJIS規格にお
ける中心線平均粗さRが0.1以下である場合、受容
空間40の表面の中心線平均粗さRを0.5乃至3.
5程度にせしめればよい。移送手段38の受容空間40
から雄型部66への多層構造溶融合成樹脂26の移送を
充分円滑に遂行するためには、更に、押出機2から多層
構造溶融合成樹脂26を受容してから雄型部66に移送
するまでの受容空間40の表面の温度を10乃至50℃
程度に温度制御することが好ましい。かかる温度制御
は、移送手段38に適宜の熱媒体循環路(図示していな
い)を形成し、かかる循環路に適宜の熱媒体を流通せし
めることによって遂行することができる。移送手段38
の受容空間40から雄型部66に多層構造溶融合成樹脂
26を移送する際に、所望ならば、雄型部66を加工せ
しめることに代えて或いはこれに加えて、適宜の昇降手
段によって移送手段38を上昇せしめることもできる。
移送装置46において上記の通りにして移送手段38か
ら圧縮成形型62に多層構造溶融合成樹脂26が移送さ
れると、移送機構4の支持軸34が間けつ的に回転され
て移送装置46に存在していた移送手段38は待機位置
48に移動され、そして更に支持軸34が間けつ的に回
転されて受容位置42に移動される。一方、その雄型部
66に多層構造溶融合成樹脂26が供給された圧縮成形
型62は、回転支持体60の回転に付随して圧縮成形領
域72を通して搬送され、そして更に排出位置76を通
して搬送される。圧縮成形領域72を通して搬送される
間には、第3−C図,第3−D図及び第3−E図に図示
する通り、雄型部66が漸次下降せしめられて型閉が遂
行され、多層構造溶融合成樹脂26が所要成形品78に
圧種成形される。本発明によって改良された圧縮成形方
法においては、上述した通りにして移送手段38の受容
空間40内に偏りを生成せしめることなくして多層構造
用融合成樹脂26が供給され、かかる多層構造溶融合成
樹脂26が偏りを生成せしめることなく圧縮成形型62
の雄型部66に移送せしめられる。従って、圧縮成形さ
れた成形品78においても、内側合成樹脂層と外側合成
樹脂層とが偏ることなく所要通りに充分均一に分散され
た存在する。圧縮成形型62が排出位置76に移動せし
められる際には、雄型部66が上昇せしめられて型開が
遂行され、排出位置76においては、既に言及した如く
取出機構8に作用によって成形品78が圧縮成形型62
から取出される。
而して、上述した具体例においては、押出機2の押出口
22から押出される溶融合成樹脂26は内側溶融合成樹
脂28の実質上全体が外側溶融合成樹脂30に囲繞され
た形態の多層構造であるが、本発明はかかる形態の多層
溶融合成樹脂に限定されるものではなく、単一の溶融合
成樹脂のみから成る単層構造溶融合成樹脂、或いは内側
溶融合成樹脂の全体ではなくてその側面のみを外側溶融
合成樹脂が囲繞している形態の多層構造溶融合成樹脂等
の場合にも有効に適用するこができる。内側溶融合成樹
脂の側面のみを外側溶融合成樹脂が囲繞している形態の
多層構造溶融合成樹脂については、本出願人の出願にか
かる特願昭63−250943号(出願日:昭和63年
10月6日、発明の名称:多層構造圧縮成形物製造方
法)の明細書及び図面に詳細に記載されているので、か
かる記載を引用し本明細書においては説明を省略する。
〔実施例及び比較例〕
実施例 第1図、第2−A図乃至第2−D図並びに第3−A図乃
至第3−E図を参照して説明した通りの形態の圧縮成形
装置を使用し、最初に押出機の押出口(内径22mm)か
ら多層構造溶融合成樹脂を押出して移送手段の受容空間
内に供給した、供給した多層構造溶融合成樹脂は、株式
会社クラレから販売されているエバール(粘度指数MI
=6.5)から成る略3gの内側溶融合成樹脂と、三井
石油化学工業株式会社から販売されているポリエチレン
テレフタレート(限界粘度IV=0.7)から成る外側
合成樹脂とを含み、総重量は40gであり、外側溶融合
成樹脂の押出時の温度は290℃であった。平均押出速
度は4.4mm/秒であり、押出開始時点において押出口
と移送普段の受容空間の最下面との間隔は40mmであ
り、押出開始時点から約2秒間で上記間隔を30mmにせ
しめ、次いで約1秒で上記間隔を40mmにせしめ、しか
る後に一対の切断刃によって押出された多層構造溶融合
成樹脂を切断した。
次いで、その受容空間内に多層構造溶融合成樹脂を収容
している移送手段を移送位置に移動せしめ、型開されて
いる圧縮成形型の雄型部の下方に位置せしめた。次い
で、雄型部を下降せしめることによって受容空間内の多
層構造溶融合成樹脂を雄型部の表面の押し付けた。雄型
部の下降速度は40mm/秒であり、雄型部と移送手段と
の押圧力は略100gであった。しかる後に、雄型部を
上昇速度40mm/秒で上昇せしめ、かくして移送手段の
受容空間内から雄型部に多層構造溶融合成樹脂を移送し
た。雄型部の表面粗さは中心線平均粗さRは0.03
であり、移送手段に形成されている受容空間を規定して
いる凹状表面粗さRは2.3であった。移送手段の受
容空間を規定している凹状表面の温度は、20乃至40
℃の範囲に制御した。次いで、第4図に図示する通りの
プリフォームを圧縮成形した。成形されたプリフォーム
の上端部内径は57mmで、上端部を除く主部の厚さは
3.7mmで、高さ62mmであった。成形されたプリフォ
ームを全体的に観察すると共に、軸線方向及び横方向に
切断して観察したところ、外側合成樹脂内に内側合成樹
脂が著しく均一に延在せしめられており、光学観察によ
る歪みは実質上皆無であった。またプリフォーム表面に
おける皺の発生も殆どなく、皺の程度をJIS規格にお
けるろ波中心線うねりWcaで表示すると0.6μmであ
った。
上記プリフォームを通常の方式によって第5図に図示す
る通りの広口容器にブロー成形した。このブロー成形に
おいては、プリフォームの加熱の間にプリフォームの傾
動等の不都合を生成せしめることなく、所要通りの美麗
な容器を成形することができた。
比較例1 比較のために、移送手段が上記昭和63年特許願第28
6801号明細書及び図面に開示されている通りの形態
であることを除けば、実施例を同様の方法によってプリ
フォームを圧縮成形した。圧縮成形を繰り返し遂行する
と、雌型部内に供給された多層構造溶融合成樹脂におい
て内側溶融合成樹脂が偏在する傾向が漸次増大すること
が確認された。また、内側溶融合成樹脂が比較的均一に
分布している初期のプリフォームにおいても、その表面
に幾分かの皺が発生しており、その程度をJIS規格に
おけるう波中心線うねりWcaで表示すると10μmであ
った。かかるプリフォームをブロー成形して容器成形
し、その表面を観察したところ若干の外観不良が認めら
れた。
比較例2 更に、比較のために、第6図に図示する如く、押出口2
22が実質上水平方向に開口していて押出口222の中
心軸線が実質上水平に延びる押出機202を使用し、か
かる押出機202の押出口222から多層構造溶融合成
樹脂226を押出し、回転切断波224で切断して押出
口222の下方に位置せしめられた雌型部264内に直
接供給した。押出口222の内径は31.5mmであり、
押出口222の中心軸線と雌型部264の成形型空洞規
定表面の最下部との間隔は110mmであった。
その他の点は実施例と同様にして、プリフォームを圧縮
成形した。このプリフォームを全体的に観察すると共
に、軸線方向及び横方向に切断して観察したところ、内
側合成樹脂が特定角度部位(第6図において雌型部26
4の左側部に対応する部位)に偏って存在しており、到
底満足し得ないものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の圧縮成形方法の好適具体例を遂行す
るのに使用される圧縮成形装置を示す簡略平面図。 第2−A図、第2−B図、第2−C図及び第2−D図
は、第1図の圧縮成形装置において押出機から移送手段
に多層構造溶融合成樹脂を供給する様式を示す部分断面
図。 第3−A図、第3−B図、第3−C図、第3−D図及び
第3−E図は、第1図の圧縮成形装置において移送手段
から圧縮成形型に多層構造溶融合成樹脂を移送する様
式、及び圧縮成形型によって多層構造溶融合成樹脂を圧
縮成形する様式を示す部分断面図。 第4図は、第1図の圧縮成形装置によって圧縮成形され
るプリフォームを示す断面図。 第5図は、第4図のプリフォームからブロー成形される
容器を示す側面図。 第6図は、比較例2における多層構造溶融合成樹脂供給
様式を示す部分断面図。 2……押出機 4……移送機構 6……圧縮成形機 8……取出機構 22……押出口 26……多層構造溶融合成樹脂 28……内側溶融合成樹脂 30……外側溶融合成樹脂 38……移送手段 40……受容空間 50……切断刃 52……昇降機構 62……圧縮成形型 64……雌型部 66……雄型部 78……圧縮成形品

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直方向下方に開口した押出口を有する押
    出機の、該押出口の鉛直方向下方に、鉛直方向上方に開
    口した受容空間を有する移送手段を、該押出口と該受容
    空間との実質上鉛直に延在する中心軸線を相互に実質上
    合致せしめて位置せしめること、 該押出機の該押出口から溶融合成樹脂を押出し且つ該押
    出口から切り離して、該押出口の下方に位置せしめられ
    ている該移送手段の該受容空間に供給すること、 雄型部を上方に雌型部を下方にせしめた圧縮成形型を、
    該雄型部と該雌型部とを鉛直方向に離隔せしめて型開状
    態にせしめ、該受容空間内に溶融合成樹脂を収容してい
    る該移送手段を該雄型部の鉛直方向下方に、該受容空間
    と該雄型部との実質上鉛直に延在する中心軸線を相互に
    合致せしめて位置せしめること、 該移送手段と該雄型部とを鉛直方向に相対的に接近せし
    めて、該受容空間内に収容されている溶融合成樹脂を該
    雄型部に押し付け、次いで該移送手段と該雄型部とを鉛
    直方向に相対的に離隔せしめ、かくして該移送手段の該
    受容空間内に収容されていた溶融合成樹脂を該雄型部に
    付着せしめること、 溶融合成樹脂が付着せしめられている該雄型部と該雌型
    部とを鉛直方向に相対的に接近せしめて型閉状態にせし
    め、溶融合成樹脂を所要形状に圧縮成形すること、 を含むことを特徴とする圧縮成形方法。
  2. 【請求項2】該移送手段の該受容空間を規定している表
    面の少なくとも一部は、該雄型部の表面に比べて中心線
    平均粗さRが大きい、請求項1記載の圧縮成形方法。
  3. 【請求項3】該移送手段の該受容空間を規定している該
    表面の少なくとも一部には、ブラスト加工が施されてい
    る、請求項2記載の圧縮成形方法。
  4. 【請求項4】該移送手段の該受容空間を規定している該
    表面の少なくとも一部は、中心線平均粗さRが0.5
    乃至3.5である、請求項3記載の圧縮成形方法。
  5. 【請求項5】該移送手段の該受容空間を規定している表
    面は、該圧縮成形型の該雌型部における成形空洞規定表
    面と少なくとも部分的に合致した形状である、請求項1
    から4までのいずれかに記載の圧縮成形方法。
  6. 【請求項6】該移送手段の該受容空間を規定している表
    面は、10乃至50℃に温度制御される、請求項1から
    5までのいずれかに記載の圧縮成形方法。
  7. 【請求項7】該移送手段の該受容空間に溶融合成樹脂を
    供給する際には、該押出口から押出された溶融合成樹脂
    の下端が該受容空間を規定している表面に接触した後
    に、該押出口から該溶融合成樹脂を切り離す、請求項1
    から6までのいずれかに記載の圧縮成形方法。
  8. 【請求項8】該押出口から溶融合成樹脂を押出して該移
    送手段の該受容空間に供給する際には、該押出口に対し
    て該移送手段を鉛直方向に相対的に移動せしめる、請求
    項1から7までのいずれかに記載の圧縮成形方法。
  9. 【請求項9】該押出口から押出される溶融合成樹脂は、
    内側合成樹脂層とこの内側合成樹脂層の少なくとも側面
    を囲繞している外側合成樹脂層とを含んでいる、請求項
    1から8までのいずれかに記載の圧縮成形方法。
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