JPH06207585A - 増圧機 - Google Patents

増圧機

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Publication number
JPH06207585A
JPH06207585A JP351793A JP351793A JPH06207585A JP H06207585 A JPH06207585 A JP H06207585A JP 351793 A JP351793 A JP 351793A JP 351793 A JP351793 A JP 351793A JP H06207585 A JPH06207585 A JP H06207585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder chamber
primary side
secondary side
pressure
chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP351793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Hatano
徹 秦野
Masayuki Yamamoto
昌幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP351793A priority Critical patent/JPH06207585A/ja
Publication of JPH06207585A publication Critical patent/JPH06207585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 増圧機における処理液の汚染防止システムの
提供。 【構成】 大径の一次側シリンダ室と小径の二次側シリ
ンダ室を有し、一次側シリンダ用の大径一次側ピストン
と二次側シリンダ用の小径二次側ピストンとを一体的に
形成し、一次側シリンダ室への圧力媒体の導入による一
次側ピストンの移動によって二次側ピストンを駆動せし
めて、二次側シリンダ室内に収納された液体に高圧を付
与するようにした増圧機において、前記一次側シリンダ
室と二次側シリンダ室の間に、二次側ピストンを導通
し、且つ、漏洩した一次側シリンダ室内の圧力媒体を収
容除去する洗浄室を形成した。一次側シリンダ室内から
漏洩した圧力媒体液は、洗浄室内に入り、ここで洗浄さ
れ系外に除去されるので、二次シリンダ室内に収容され
た処理液を汚染することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬液、半導体産業等
における洗浄液、純液等の高い清浄度を要求される液体
を加圧処理するに当たって、液体を汚染することなく高
圧化するための増圧機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平2−182156号公
報、特開平2−182157号公報には飲料水等を高圧
処理するための増圧機が記載されている。
【0003】この増圧機は、図2に示す基本構造を有
し、大径の一次側シリンダ室1内に圧力媒体油を一次側
内容液出入口2から導入して大径の一次側ピストン3を
作動し、これに連動する二次側ピストン4を作動して、
小径の二次側シリンダ室5内に収容された処理液を高圧
化して、二次側内容液出口6から送り出す基本構造を有
する。
【0004】かかる増圧機において、飲料水等を高圧化
するに当たっては、一次側シリンダ室1内に充満してい
る圧力媒体が二次側シリンダ室5内に漏洩して処理液が
汚染されるのを防止する必要がある。そのため、一次側
ピストン3には一次側パッキン7と、二次側ピストン4
には二次側パッキン8が設けられ、これらのパッキンに
よって漏洩を阻止し、さらに、二次側シリンダ室5の内
面に付着した一次側溶液はパッキン材に吸着されてその
漏洩を防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパッキンによる漏洩の防止だけでは、二次側シリン
ダ室5の内面に付着した圧力媒体油は完全にパッキンに
よって拭き取ることはできずに微量の油が残存すること
になり、また、パッキンに吸い取られた油がピストンの
作動時に滲み出して処理液である二次側シリンダ内収容
液への油の混入は避けることはできず、これが、高度の
清浄度を必要とする薬液、純液の場合には致命的な問題
となる恐れがある。
【0006】本発明の目的は、このような増圧機におい
て一次側シリンダ内の圧力媒体液の漏洩による二次側シ
リンダ収容液の汚染を防止するための手段を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、大径の一次側
シリンダ室と小径の二次側シリンダ室を有し、一次側シ
リンダ用の大径一次側ピストンと二次側シリンダ用の小
径二次側ピストンとを一体的に形成し、一次側シリンダ
室への圧力媒体の導入による一次側ピストンの移動によ
って二次側ピストンを駆動せしめて、二次側シリンダ室
内に収納された液体に高圧を付与するようにした増圧機
において、前記一次側シリンダ室と二次側シリンダ室の
間に、二次側ピストンを導通し、且つ、漏洩した一次側
シリンダ室内の圧力媒体を収容除去する洗浄室を形成し
たことを特徴とする。
【0008】この洗浄室には洗浄液を導入する手段を設
け、また、漏洩検知手段を併設することによって、この
漏洩検知手段からの信号によって外部から洗浄液を導入
して洗浄し、その洗浄処理液を室外に排出するようにす
ることもできる。
【0009】洗浄室に導入する洗浄液としては、清浄化
のレベルにもよるが、蒸留水あるいは油に対する吸収能
の大きい炭酸ガスを飽和させた水を使用することもでき
る。
【0010】さらには、この増圧機の二次側シリンダ室
と二次側ピストンをイオンの溶出が少ないチタンのよう
な無害材料で構成することによって、構成材料から来る
有害イオンの溶出を防止して、二次側シリンダ室内収容
液の汚染をさらに少なくすることができる。
【0011】
【作用】一次側シリンダ室内から漏洩した圧力媒体液
は、一次側シリンダ室と二次シリンダ室との中間に位置
する洗浄室内に入り、ここで系外に除去されるので、二
次シリンダ室内に収容された処理液を汚染することはな
い。
【0012】
【実施例】図1は、上記図2に示すタイプの増圧機に本
発明を適用した実施例を示す。
【0013】図1においては、先の図2と同一部分は同
一符号で示している。
【0014】同図において、9は、一次側シリンダ室1
とチタン材から形成された二次側シリンダ室5との間に
設けられた洗浄室を示す。この洗浄室9は、一次側シリ
ンダ室1とは隔壁に設けたパッキン10によって、ま
た、二次側シリンダ室5とは二次側ピストン4に設けら
れたパッキン8によって分離されている。11は二次側
シリンダ室5内に充填されている圧力媒体油の漏洩を検
知するための漏洩検知器を示し、洗浄室9への導入口1
2から導入され、排出口13から排出される洗浄液の循
環量を調整する制御弁14へ制御信号を送るようになっ
ている。
【0015】上記構造を有する本発明の増圧機における
清浄室9は以下のとおり機能する。
【0016】一次側内容液出入口2からの圧力媒体油の
一次側シリンダ室1への導入によって一次側ピストン3
が作動し、それによる二次側ピストン4の作動によって
二次側シリンダ室5内の収容液を高圧化して、出口6か
ら図示しない処理槽に送り出す過程において、一次側シ
リンダ室1内の圧力媒体油の漏洩が生じたとき、洗浄室
9内の漏洩検知器11がこれを検知して、これを制御弁
14が受けて開になる。この制御弁14の作動によっ
て、ポンプ15が作動して、タンク16内の洗浄液を導
入口12から洗浄室9に送り込み、排出口13から排出
して配管17を経て回収タンク18に回収する。この過
程で、洗浄室9内に漏洩した油は、洗浄室9において除
去される。洗浄終了後、漏洩検知器11が異物を検知し
なくなれば、制御弁14は閉となり、洗浄液の導入循環
は停止する。
【0017】これによって、一次シリンダ室1内の圧力
媒体が漏洩しても、洗浄室9で除去され、二次側シリン
ダ室5内の処理液は、これによって汚染されることはな
く、高圧化が可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0019】(1) 高圧化処理液は処理液を何等汚染
することなく、高度の清浄度を維持された状態で所定の
圧力に増圧できる。
【0020】(2) 処理液を汚染することがないの
で、一次側シリンダ室の油を高粘度とすることができ、
潤滑性能を増大できる。
【0021】(3) 同様に若干の漏洩が発生しても、
洗浄機能を有するので、パッキンの取替え期間を長くで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す。
【図2】 従来の増圧機を示す。
【符号の説明】
1 一次側シリンダ室 2 一次側内容
液出入口 3 一次側ピストン 4 二次側ピス
トン 5 二次側シリンダ室 6 二次側内容
液出口 7 一次側パッキン 8 二次側パッ
キン 9 洗浄室 10 洗浄室パ
ッキン 11 漏洩検知器 12 洗浄液導
入口 13 洗浄液排出口 14 制御弁 15 ポンプ 16 洗浄液タ
ンク 17 配管 18 回収タン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径の一次側シリンダ室と小径の二次側
    シリンダ室を有し、一次側シリンダ用の大径一次側ピス
    トンと二次側シリンダ用の小径二次側ピストンとを一体
    的に形成し、一次側シリンダ室への圧力媒体の導入によ
    る一次側ピストンの移動によって二次側ピストンを駆動
    せしめて、二次側シリンダ室内に収納された液体に高圧
    を付与するようにした増圧機において、前記一次側シリ
    ンダ室と二次側シリンダ室の間に二次側ピストンを導通
    し、且つ、漏洩した一次側シリンダ室内の圧力媒体を収
    容除去する洗浄室を形成した増圧機。
JP351793A 1993-01-12 1993-01-12 増圧機 Withdrawn JPH06207585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP351793A JPH06207585A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 増圧機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP351793A JPH06207585A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 増圧機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06207585A true JPH06207585A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11559564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP351793A Withdrawn JPH06207585A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 増圧機

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JP (1) JPH06207585A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037759A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Tatsuno Corp 圧縮装置
CN104329237A (zh) * 2014-11-04 2015-02-04 贾久胜 大型储能高真空维持泵

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JP2006037759A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Tatsuno Corp 圧縮装置
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Effective date: 20000404