JPH0620756U - ボックスサポート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気の配線ボックスをコンクリート打設時に
動くことなく、確実に所定の位置に取り付けられる支持
具を提供する。 【構成】 丸い筒状のプラスチック製の固定具（１）、
（３）とビニールパイプ（２）を出し入れすることによ
り壁厚に対し寸法を調整し、型枠（１０）と配線ボック
ス（１１）を連結し固定する支持具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はコンクリート流し込み壁に電気配線器具のボックスを埋め込む時に ボックスをコンクリート流し込み時に、動かないように固定する支持具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、型枠に固定して配線ボックスを固定する支持具があった。

【０００３】

【考案の解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）ビニールパイプ（２）の代りにボルト（１８）で固定していたが、ボルト をペンチで切って寸法調整をするため微妙な寸法調整ができない。 （ロ）ボルトが１２ｍｍと細く、又固定具（２１）に浅く差込むだけなので不安 定なので補強金具（２２）が必要であった。 （ハ）ボルトの代金がかかる。 （ニ）固定具（１３）、切り欠きボルト（１５）の代りに切り欠き釘（２０）を 直接配線ボックス（１１）を通して型枠（１０）に打ち込んで固定しているため 、釘が型枠から外側に飛び出し危険であり、又型枠の厚さが薄いため安定しない 。

【０００４】

【課題を解決する手段】

固定具（１）、（３）の中にビニールパイプ（２）を出し入れし、ビス（６） （７）で止めるため微妙な寸法調整ができ、ビニールパイプは電気配管用の使用 できない切れ端の廃材が利用でき、径が１６ｍｍと太いのと固定具（１）、（３ ）に深く差し込みビス止めするので、コンクリート流し込み時に安定する。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ）ボックス（１１）に固定具（３）をビス（８）、（９）で止める。 （ロ）型枠（１０）に固定具（１）をビス（４）、（５）で止める。 （ハ）固定具（１）、（３）にビニールパイプ（２）を差し込み、壁厚に合うよ うに寸法調整をし、ビス（６）、（７）で止める。 （ニ）型枠（１０）に固定具（１３）をビス（１６）、（１７）で止める。 （ホ）配線ボックス（１１）を固定具（１３）に切り欠きボルト（１５）で止め る。

【０００６】

【考案の効果】

取り付けが簡単で、しっかり固定でき型枠に釘で打ち込まないため、型枠から 外側に釘が飛び出ないため従来のものより安全である。 また型枠への穴あけが不要でひとりで作業ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案を取り付けた図である

【図３】本考案を取り付け後コンクリートを打設し、型
枠を取り除いた後の断面図である。

【図４】本考案の斜視図である

【図５】本考案を取り付けた図である

【図６】本考案を取り付けた後コンクリートを打設し、
型枠を取り除いた後、切り欠きボルトをハンマーで折っ
た後の断面図である

【図７】従来の支持具の取り付け図である

【図８】従来の支持具の取り付け図である

【符号の説明】

１ 固定具 ２ ビニールパイプ ３ 固定具 ４ ビス ５ ビス ６ ビス ７ ビス ８ ビス ９ ビス １０ 型枠 １１ 配線ボックス １２ 型枠 １３ 固定具 １４ ワッシャー １５ 切り欠きボルト １６ ビス １７ ビス １８ ボルト １９ 釘 ２０ 切り欠き釘 ２１ 固定具 ２２ 補強
金具 ２３ 鉄筋

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンクリート型枠（１０）に固定具
   （１）を取りつけ、ビニールパイプ（２）、固定具
   （３）を連結し、電気配線ボックス（１１）を固定す
   る。
2. 【請求項２】 コンクリート型枠（１０）に固定具
   （４）を取りつけ、切り欠きボルト（５）によって、電
   気配線ボックス（１１）を固定する。