JPH06207408A - 可搬式ごみ除けスクリーン装置 - Google Patents

可搬式ごみ除けスクリーン装置

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JPH06207408A
JPH06207408A JP242693A JP242693A JPH06207408A JP H06207408 A JPH06207408 A JP H06207408A JP 242693 A JP242693 A JP 242693A JP 242693 A JP242693 A JP 242693A JP H06207408 A JPH06207408 A JP H06207408A
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screen device
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Masato Doi
正人 土居
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ごみ除けスクリーン装置を可搬式とし、必要
の所にポンプを簡便に設置することができるようにして
限られた数のポンプを有効活用するとともに、ごみ量の
多い洪水時にも頻繁にごみ除去を行わずに安定した排水
運転の継続を可能にする。 【構成】 ポンプPが配備される立体構造体1と、立体
構造体1の吸込開口3に配備されるスクリーン2と、立
体構造体1の吸込開口3よりも前方側に配備される前段
堰板4と、前段堰板4の後に配備される後段堰板5とを
備える。排水運転により水が矢符Xのように流れて排水
され、浮遊ごみDが前段堰板4によりせき止められ、沈
降ごみは矢符Yのようにスクリーン2よりも前で沈む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川などで用いられる
可搬式ごみ除けスクリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】河川の小規模排水機場に設けられる従来
のごみ除けスクリーン装置を図6と図7に示してある。
このものは、所定箇所に構築したコンクリート躯体10
0に河川に通じる水の吸込開口110を具備させ、この
吸込開口110にスクリーンS1を設けると共に、コン
クリート躯体100の内部スペース120にポンプPを
設置したものである。
【0003】上記のごみ除けスクリーン装置は固定設置
式であって、スクリーンS1はコンクリート躯体100
に一体に設置されることが多いため、スクリーンS1に
掛かった浮遊ごみは人手により熊手などの道具を使って
除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状は中小
河川では河川整備が不十分である。そのため、小規模排
水機場を設置して河川整備を行うには上述したような固
定設置式のごみ除けスクリーン装置を多数設置する必要
があり、そのようにすると、ポンプの必要数などが膨大
な数になる上、排水機場に常駐する作業者の必要数も増
大して不経済である。また、排水機場は雨中で運転する
ことが多いことや、洪水になればスクリーンに掛かるご
み量が多くなって運転を継続するには作業員が頻繁にご
み除去を行う必要があることなどにより、作業員にとっ
ては危険性がそれだけ増大する。
【0005】本発明は以上の事情のもとでなされたもの
であり、ごみ除けスクリーン装置を可搬式とし、必要の
所にポンプを簡便に設置することができるようにして限
られた数のポンプを有効活用することにより経済性を高
め得ると共に、スクリーンに掛かるごみ量が少なくなる
ように工夫することによって、洪水時のようなごみ量が
多いときでもごみ除去を頻繁に行わずに排水運転を継続
することを可能にし得る可搬式ごみ除けスクリーン装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の可搬式ごみ除け
スクリーン装置は、ポンプを配備可能な内部スペースを
具備しかつ前面開口が水の吸込開口となされた立体構造
体と、立体構造体の吸込開口に配備されるスクリーン
と、立体構造体の吸込開口よりも前方側で水中と水面上
方との間に亘って配備される前段堰板と、前段堰板とス
クリーンとの間の水中において前段堰板に対し水平方向
でラップする高さ位置に配備されかつ前段堰板よりも下
方に延出される後段堰板と、を備えるものである。
【0007】ここで、「前段堰板とスクリーンとの間」
という文言で表される範囲は、水平方向での前段堰板の
配備箇所を含まないが、水平方向でのスクリーンの配備
箇所を含む範囲を意味している。
【0008】
【作用】この構成であると、排水運転を行いたい所に立
体構造体を設置し、その内部スペースにポンプを設置す
るだけで排水が可能になる。そして、排水運転時には、
前段堰板により水面の浮遊ごみがせき止められ、水中に
沈む泥砂などの固形物は前段堰板または後段堰板により
せき止められてスクリーンには近づきにくくなる。ま
た、水は前段堰板の下をくぐり抜けた後に後段堰板を溢
流してスクリーンを通過し、立体構造体の内部スペース
に入ってポンプにより排水される。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例による可搬式ごみ除け
スクリーン装置Aを示す概略斜視図であり、1は立体構
造体、2は立体構造体1の前面開口により形成された水
の吸込開口3に配備されたスクリーン、4は前段堰板、
5は後段堰板である。
【0010】立体構造体1は型鋼などの鋼材を用いて製
作された骨格11…とその補強材12とでなる直方体形
状の骨格構造を有しており、各骨格11により囲まれた
内部スペース13は後述するポンプPを配備可能な広さ
を有している。スクリーン2は、水平方向に多数の帯板
21…を並列させた帯板群でなる。前段堰板4は立体構
造体1の上記吸込開口3の少し前方側に配備されてお
り、この前段堰板4の横方向の両端部には側板41,4
1が具備され、これらの側板41の後端部に設けられた
取付板部42,42が立体構造体1の骨格11に固定さ
れている。また、図2の使用状態説明図で判るように、
後段堰板5は立体構造体1における吸込開口3の下縁か
ら立ち上げられている。そして、前段堰体4と後段堰板
5との関係では、後段堰板5が前段堰板4に対して水平
方向Hでラップする高さ位置に配備されていると共に、
両者は前後方向において所定の間隔を隔てて両者相互間
に水通路として役立つ空間6を確保しており、しかも後
段堰板5が前段堰板4よりも下方に延出されている。ま
た、後段堰板5と上記スクリーン2との関係では、後段
堰板5の上にスクリーン2が配備されている。
【0011】このような可搬式ごみ除けスクリーン装置
は、図2のように、スクリーン装置の設置設備として河
川にあらかじめ構築されたたとえばコンクリート製の躯
体7の所定箇所に搬入して設置される。そして、設置状
態では、前段堰板4が河川の水中と水面Wの上方に亘っ
て配備され、後段堰板5の全体が水中に配備される。ま
た、ポンプPが立体構造体1の上面開口14からその内
部スペース13に搬入設置され、そのポンプPの吐出管
P1が図示していない排水ラインに接続される。ここ
で、ポンプPによる揚水可能最低水位は後段堰板5の上
縁の高さに合わせておくことが望ましい。なお、立体構
造体1には操作盤や配管接続台などが設けられているも
のとする。
【0012】この状態でポンプPを始動して排水運転を
行うと、河川の水が矢符Xのように前段堰板4の下をく
ぐり抜けて空間6に入った後、後段堰板5を溢流してス
クリーン2を通過し、立体構造体1の内部スペース13
に入ってポンプPにより揚水されて排水される。そし
て、立体構造体1の吸込開口3側に引き寄せられた浮遊
ごみDは前段堰板4によりせき止められてその位置にと
どまり、また、水中に沈む泥砂などの固形物は矢符Yの
ように前段堰板4または後段堰板5によりせき止められ
て水中に沈む。したがって、水面Wの水位が高い間は勿
論、水位が低下しても浮遊ごみDや泥砂などの水に沈む
ごみがスクリーン2に近づきにくくなり、そのためにス
クリーン2が浮遊ごみDによって目詰まりをお越しにく
くなり、それだけ排水運転を継続し得る時間が長くな
る。なお、ポンプPは図3のように1つの立体構造体1
に2基を設置しても、1つの立体構造体1に1基を設置
しても、あるいは1つの立体構造体1に2基より多い数
基を設置してもよい。また、スクリーン装置の設置設備
として河川にあらかじめ構築されたコンクリート製の躯
体7の所定箇所に、前段堰板や後段堰板やスクリーンや
ポンプなどを個々に備えた複数の立体構造体を横に並べ
て設置してもよい。
【0013】上記した可搬式ごみ除けスクリーン装置A
は、トラックの荷台などに搭載して設置箇所まで運搬さ
れるのであるが、トラックの積荷に関する制限によって
全体を一台のトラックで運搬することができないときに
は、たとえば、立体構造体1、スクリーン2、後段堰板
5および前段堰板4のうちの1つまたは2つ以上を分離
して別々のトラックで運搬し、スクリーン装置Aの設置
箇所でそれらを組み立てるようにしてもよい。また、立
体構造体1自体を2つまたはそれ以上に分割してその分
割部材を相互に組付け可能としておき、分割部材ごとに
運搬を行うようにしてもよい。
【0014】図4は使用状態を斜視図で表したものであ
る。図4のものはコラム形水中ポンプを使用した事例で
ある。10は操作盤、Lは排水ラインを示している。ま
た、図5は他の使用状態を示している。図5のものはポ
ンプPを電動機駆動式としたものであり、その電力には
運搬に用いたトラックのエンジンを利用することができ
るようにしてある。
【0015】なお、立体構造体1の上に除塵機を設置す
ることができるようにしておいてもよい。
【0016】実施例においては、後段堰板5が水平方向
でのスクリーン2の配備箇所と同じ箇所に配備されてい
るが、この後段堰板5はスクリーン2よりも前で前段堰
板4よりも後に配備されていてもよい。また、ポンプP
としては立軸ポンプやコラム形水中ポンプのほか、他の
各種のポンプを使用することが可能であり、さらに、ポ
ンプの駆動源には電動機や油圧モータを使用することが
可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、ごみ除けスクリーン装
置を可搬式にしたことにより、限られた数のポンプを排
水を行いたい所に簡便に設置して有効活用することがで
きるので経済性が向上するという効果がある。また、前
段堰板や後段堰板によって浮遊ごみや水に沈む固形物が
スクリーンに到達しにくくなるので、スクリーンに掛か
るごみ量が少なくなり、そのため、ごみ量の多い洪水時
の排水運転に際しても、安定した運転の継続のために頻
繁にごみ除去を行わう必要がなくなって作業員の危険や
負担がそれだけ少なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による可搬式ごみ除けスクリー
ン装置の概略斜視図である。
【図2】上記スクリーン装置の使用状態説明図である。
【図3】上記スクリーン装置の概略平面図である。
【図4】上記スクリーン装置の使用状態を斜視図で表し
た説明図である。
【図5】上記スクリーン装置の他の使用状態を斜視図で
表した説明図である。
【図6】従来例を垂直断面で示した説明図である。
【図7】従来例を概略平面で示した説明図である。
【符号の説明】
A 可搬式ごみ除けスクリーン装置 1 立体構造体 2 スクリーン 3 吸込開口 4 前段堰板 5 後段堰板 13 内部スペース P ポンプ W 水面 H 水平方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプを配備可能な内部スペースを具備
    しかつ前面開口が水の吸込開口となされた立体構造体
    と、 立体構造体の吸込開口に配備されるスクリーンと、 立体構造体の吸込開口よりも前方側で水中と水面上方と
    の間に亘って配備される前段堰板と、 前段堰板とスクリーンとの間の水中において前段堰板に
    対し水平方向でラップする高さ位置に配備されかつ前段
    堰板よりも下方に延出される後段堰板と、 を備えることを特徴とする可搬式ごみ除けスクリーン装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774381B1 (ko) * 2006-11-02 2007-11-12 한상관 산불진압용 저장수 확보와 홍수시 발생되는 부산물 걸름기능을 갖는 사방댐의 구성방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774381B1 (ko) * 2006-11-02 2007-11-12 한상관 산불진압용 저장수 확보와 홍수시 발생되는 부산물 걸름기능을 갖는 사방댐의 구성방법

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