JP2022149742A - 水貯留排水装置 - Google Patents

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明久 三浦
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【課題】維持管理を容易且つ効率的に行うことができる水貯留排水装置を提供する。【解決手段】水貯留排水装置30は、対向配置される一対の固定枠31と、前記一対の固定枠31に取り付けられ、下方に水が通る通水口を備える第1仕切板33と、下部にオリフィス36が設けられる第2仕切板37と、前記オリフィス36を覆うように第2仕切板37に取り付けられる網34と、を備え、前記第2仕切板37は、前記一対の固定枠31に備えられたガイド枠35に沿って昇降する。【選択図】図3

Description

本発明は、水貯留排水装置に関する。
近年、気象状況の変化等によって、局地的な集中豪雨が頻繁に発生している。このような局地的な集中豪雨による浸水によって都市や地域の機能が麻痺してしまうのを防止する必要が生じている。そのために、道路下などに雨水貯留管を設置し、一時的に雨水を貯留させることで下水道管などが溢れてしまうことを防止させることなどが行われている。雨水貯留管では接続枡等の空間で下流側へ水を流量規制しながら放出するためにオリフィスが設けられており、オリフィスには混入した枯葉やゴミ等による付着物の閉栓を防ぐことを目的に、ゴミ避けの金網が設置されることがある。
特開2017-57633号公報 特開2017-179824号公報
オリフィスに設置されるゴミ避けの網は、枯葉やビニール袋等で過剰なゴミが付着すると網全体が閉塞する虞がある。網は壁の下(管底付近)にある。立坑の壁の高さは立坑の大きさにもよるが1mから2mほどある。水は濁っているので網に付着したゴミがよく見えない場合がある。満水時には、ゴミの撤去が困難である。
網の付着物を立坑上部から長尺の棒等を用いて除去する方法があるが、高所からの作業になるため危険である。水中に潜って網の付着物を除去する方法があるが、付着物の除去後に急に水の流出が強まる恐れがあるため危険である。
局地的大雨後、貯留管の維持管理を行う際、オリフィスの小さな開口部では水の流出量が少なく、夾雑物を放流することが困難である。水を一気に放流させる方法として、仕切板を1つ1つ除去する方法があるが、非常に手間である。
図9には、従来の水貯留排水装置の一例が示されている。従来の水貯留排水装置130は、一対の固定枠131に仕切板133が取り付けられ、仕切板133の下部にオリフィス136が設けられ、オリフィス136に網134が取り付けられている。このような従来の構成では、上述のように、網134に過剰なゴミが付着して網134全体が閉塞する可能性があり、ゴミの撤去が困難である。固定枠131上方から棒等を用いて網134に付着したゴミの除去を行うため高所からの作業であり、作業が困難である。また、ゴミの除去後に急に水の流出が強まる場合があり、予期せぬ事象が生じる可能性がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、維持管理を容易且つ効率的に行うことができる水貯留排水装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用する。
(1)本発明の一態様に係る水貯留排水装置は、
対向配置される一対の固定枠と、
前記一対の固定枠に取り付けられ、下方に水が通る通水口を備える第1仕切板と、
下部にオリフィスが設けられる第2仕切板と、
前記オリフィスを覆うように前記第2仕切板に取り付けられる網と、
を備え、
前記第2仕切板は、前記一対の固定枠に備えられたガイド枠に沿って昇降する。
(2)上記(1)に記載の態様において、
前記第2仕切板は、前記第1仕切板の上流側に間隔を空けて配置されてもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載の態様において、
前記第1仕切板の上端及び前記第2仕切板の上端の間に配設されたシール部材を備えてもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の態様において、
前記一対の固定枠の上方に設置される作業台を備えてもよい。
本発明によれば、維持管理を容易且つ効率的に行うことができる水貯留排水装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る水貯留排水装置を備える排水設備の一例を示す平面図である。 図1の断面図である。 同実施形態に係る水貯留排水装置の一例を上流側からみた概略斜視図である。 同実施形態に係る水貯留排水装置の一例を下流側からみた概略斜視図である。 同実施形態において、第2仕切板の昇降を説明するための概略斜視図であり、第2仕切板が昇降する前の状態を示す。 同実施形態において、第2仕切板の昇降を説明するための概略斜視図であり、第2仕切板が昇降した後の状態を示す。 同実施形態において、第2仕切板にシール部材を取り付けた一例を示す概略斜視図である。(a)はシール部材として平板シール部材を取り付けた場合、(b)はシール部材として弾性シール部材を取り付けた場合を示す。 同実施形態において、固定枠の上方に作業台を設置した場合の一例を示す概略図である。 従来の水貯留排水装置の一例を示す概略斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る水貯留排水装置について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、本実施形態において共通する構成要素には同一符号を付してそれらの重複説明を省略する場合がある。
図1から図8を参照して本実施形態に係る水貯留排水装置について説明する。
図1は本実施形態に係る水貯留排水装置を備える排水設備1の一例を示す平面図である。図2は図1の断面図である。例えば、幹線道路2などの地中3には、幹線道路2に沿って雨水17や汚水20などの下水が合流するようにした合流式の下水道管4が埋設されている。幹線道路2に接続される街路5などの地中3には、街路5に沿って雨水17用の排水管6や汚水20用の排水管6などが埋設されている。この排水管6は下水道管4へ合流される。下水道管4と排水管6との合流部や、排水管6どうしの合流部などには、人孔7,8(マンホール)などが設置される。
下水道管4や排水管6には、複数種類の規格寸法が存在しており、設置の際に地域の平均的な降雨状況などを考慮して最適な規格寸法のものが選定されている。下水道管4には、複数系統の排水管6が接続されるため、下水道管4は、排水管6よりも大径のものが使用される。
排水設備1では、排水管6と、排水管6よりも径の大きい雨水貯留管12とが使用される。地中3に埋設された縦坑13に対して排水管6と雨水貯留管12とが接続される。
排水管6は、地域の降雨状況などに応じた寸法のものが使用されている。雨水貯留管12は、局地的な集中豪雨による雨水17を貯留できて、且つ、各自治体で定める雨水流出抑制量を貯留できる貯水容量を想定した径寸法や長さを有するものとされる。この場合、雨水貯留管12は下水道管4よりも十分に大径の長尺物とされている。そして、この雨水貯留管12は、排水管6の下水道管4との合流部よりも上流側の部分に、排水管6に替えて適宜設けられる。
縦坑13の内部に本実施形態に係る水貯留排水装置30が設けられる。縦坑13の内部において、水貯留排水装置30から、雨水貯留管12側の空間14(貯留側空間)と排水管6側の空間15(排水側空間)とに仕切られる。
なお、雨水17及び汚水20は図中において矢印の方向に流れる。例えば、図2においては、雨水17は空間14側から空間15側に流れる。すなわち、空間14側が上流、空間15側が下流である。また、図2において幹線道路2が上側、地中3が下側である。
本実施形態に係る水貯留排水装置30について詳細を説明する。水貯留排水装置30は、対向配置される一対の固定枠31と、前記一対の固定枠31に取り付けられ、下方に水が通る通水口32を備える第1仕切板33と、下部にオリフィス36が設けられる第2仕切板37と、前記オリフィス36を覆うように前記第2仕切板37に取り付けられる網34と、を備える。前記第2仕切板37は、前記一対の固定枠31に備えられたガイド枠35に沿って昇降する。
図3は、水貯留排水装置30の一例を上流側からみた概略斜視図である。図4は水貯留排水装置30の一例を下流側からみた概略斜視図である。
一対の固定枠31は、縦坑13内部の底面部及び縦坑13内部の側面に一体的に形成される。図3及び図4に示すように、一対の固定枠31は、ぞれぞれの側面が向き合うように対向配置される。固定枠31は、例えば、コンクリートでできている。お互い向かい合う固定枠31のそれぞれの側面には、後述する第1仕切板33を嵌め込むための縦溝47が設けられる。この縦溝47は、固定枠31の上側から見て、例えば凹形状である。縦溝47は固定枠31の最下部まで設けられていない。縦溝47を固定枠31の最下部まで設けてもよい。一対の固定枠31の上端と縦坑13内部の上面との間には空間がある。すなわち、一対の固定枠31の高さは、縦坑13内部の高さよりも低い。一対の固定枠31の間隔は、縦坑13の径にもよるが、例えば、80cmから2mである。
第1仕切板33は、図3及び図4に示すように、一対の固定枠31のそれぞれの側面の縦溝47に取り付けられる。第1仕切板33は、第1仕切板33の前面が鉛直方向となるように配置される。第1仕切板33の前面とは、上流側に向かう面である。
第1仕切板33は、下方に水(雨水17)が通る通水口32を備える。一対の固定枠31の縦溝47には、複数の第1仕切板33を上下方向に積み重ねるように嵌め込んでもよい。第1仕切板33を上下方向に積み重ねることにより、最大貯水量を調節することができる。第1仕切板33は一枚物でもよい。第1仕切板33の高さは、一対の固定枠31の高さと同等あるいはそれ以下である。第1仕切板33は、直方体状もしくは平板状で、例えば繊維強化樹脂でできている。第1仕切板33と一対の固定枠31とは一体化されてもよい。
縦溝47は固定枠31の最下部まで設けられていないので、第1仕切板33を嵌め込んだ場合、第1仕切板33の下方に隙間(通水口32)が形成される。雨水17は、第1仕切板33の上流からこの通水口32を通って下流に流れる。
通水口32は矩形である。通水口32の鉛直方向の長さ(高さ)は、排水量の設定にもよるが5cmから30cm程度が好ましい。このような高さの通水口32を設けることで、後述する第2仕切板37を上昇させて雨水17を一気に下流へ放流することができる。通水口32の横方向の長さ(幅)は一対の固定枠31の間隔である。通水口32の高さは、あまりにも一気に大量の雨水17を放流すると下流の空間15の貯留可能な許容量を超えてしまう可能性があるので、より好ましい上限は20cmである。
縦溝47が固定枠31の最下部まで設けられて、固定枠31の最下部まで第1仕切板33を嵌め込む場合には、第1仕切板33の下部に貫通孔を形成して、通水口32としてもよい。この場合の貫通孔(通水口32)は、例えば、矩形、円形状、楕円形状である。この場合、貫通孔の高さ及び幅は、上述の固定枠31の最下部まで第1仕切板33を嵌め込まない場合の通水口32の大きさと同程度が好ましい。
水貯留排水装置30は、第2仕切板37を備える。第2仕切板37は、第1仕切板33の上流側に配置される。第2仕切板37は、例えば、平板状で、繊維強化樹脂からできている。第2仕切板37の下端は縦坑13内部の底面部に接している。第2仕切板37は、上流から流れてくる雨水17に対して通水口32を塞ぐ位置に設置される。すなわち、第2仕切板37の上端(高さ)は、通水口32の上端よりも高い位置である。第2仕切板37は、高さ方向に対し第1仕切板33と一部重なるように設置される。
第2仕切板37の上端(高さ)は、第1仕切板33の上端(高さ)よりも低いことが好ましい。第2仕切板37の高さは、空間14の貯留可能な許容量を考慮して設定する。第2仕切板37の横方向の長さ(幅)は、後述する一対のガイド枠35に取付可能な長さである。なお、第2仕切板37の高さ及び幅は、第2仕切板37を平面視した場合のそれぞれ高さ及び幅である。
第2仕切板37は、図5及び図6に示すように、一対の固定枠31に備えられた一対のガイド枠35に設けられ、ガイド枠35に沿って昇降する。図5は第2仕切板37の昇降を説明するための概略斜視図であり、第2仕切板37が昇降する前の状態(第2仕切板37が接地している状態)を示し、図6は第2仕切板37が昇降した後の状態を示す。ガイド枠35は、一対の固定枠31の上流側に設けられる。
第2仕切板37は、仕切板昇降機40と接続され、仕切板昇降機40を操作することで第2仕切板37を昇降させることができる。仕切板昇降機40は、例えば上部に昇降ハンドル41と、昇降ハンドル41を支持する支持棒42と、を備える。昇降ハンドル41は、縦坑13が満水時においても水につかることなく作業ができるような高さに設定される。より容易に仕切板昇降機40を操作するために、昇降ハンドル41が地上に突出していることが好ましい。支持棒42は縦坑13の底面部に、回転可能に固定される。支持棒42の表面は、例えばねじ加工されたねじ部42Aを有する。第2仕切板37には、支持棒42のねじ部42Aと螺合可能に加工されたねじ部37Aを有する。
支持棒42のねじ部42Aと第2仕切板37のねじ部37Aとが螺合した状態において、仕切板昇降機40の昇降ハンドル41を操作(回転)させることで、第2仕切板37を昇降させることができる。貯留管の維持管理を行う際、第2仕切板37を上昇させることができるので、雨水17やゴミ等の夾雑物を一気に下流へ放流することができる。また、放流後、水位の減少した安全な縦坑13内で後述する網の清掃等の作業を行うことができる。
本実施形態に係る仕切板昇降機40は、例えば図5及び図6に示すように、第2仕切板37の幅方向の両端側に接続するように2つ設置されているが、仕切板昇降機40が第2仕切板37に設置される数は2に限らない。
第2仕切板37の下部にオリフィス36が設けられる。オリフィス36は第2仕切板37を貫通している。オリフィス36は第1仕切板33下方の通水口32に対向する。オリフィス36は第1仕切板33下方の通水口32に相当する高さに設けられる。オリフィス36は、例えば円形状である。オリフィス36の形状は、円形状に限られるものではなく、例えば楕円形、矩形でもよい。
オリフィス36には、図3に示すように、第2仕切板37の上流側にオリフィス36を覆うように網34が取り付けられる。網34は、オリフィス36の開口部の大きさよりも大きい。網34は雨水17に混入するゴミ等の夾雑物による詰まりを防止する。網34は、例えば平板形状、籠状である。網34のメッシュの大きさは、オリフィス36の開口部よりも十分小さい。網34は例えば金属でできている。
本実施形態によれば、オリフィス36を覆うように網34が取り付けられているので、上流側から流れてくる夾雑物を網34で受け止めることができ、目詰まりを防止することができる。また、第2仕切板37を上昇させることにより、雨水17や夾雑物を一気に下流へ放流することができ、また放流後、網34の清掃等の作業を容易に行うことができる。網34の清掃等行った後、第2仕切板37を下降させて元の状態とすることができる。
このように、本実施形態に係る水貯留排水装置30によれば、維持管理を容易且つ効率的に行うことができる。
また、第2仕切板37は、第1仕切板33の上流側に第1仕切板33と間隔を空けて配置されてもよい。第1仕切板33と第2仕切板37との間隔は、例えば、10cmから100cmである。第1仕切板33と第2仕切板37とが接する(第1仕切板33と第2仕切板37との間隔が0)場合には、第2仕切板37が昇降する際に、第1仕切板33及び第2仕切板37の接する面に疵が発生してしまうので、第1仕切板33と第2仕切板37との間隔は20cm以上が好ましい。第1仕切板33と第2仕切板37との間隔を広げすぎると、水貯留排水装置30の設置面積を拡大してしまうので、第1仕切板33と第2仕切板37との間隔は60cm以下が好ましい。
このように、第2仕切板37が第1仕切板33の上流側に第1仕切板33と間隔を空けて配置されるので、第2仕切板37が昇降する際に、第1仕切板33及び第2仕切板37の接する面に疵が発生することを防ぐことができる。
図7に示すように、第1仕切板33の上端及び第2仕切板37の上端との間には、シール部材45を配設してもよい。シール部材45は、第2仕切板37と第1仕切板33とが高さ方向に対し一部重なる位置に配設される。縦坑13内の雨水17の貯留量が増大した場合、雨水17が第2仕切板37の上端を超えて第1仕切板33側へ浸入しないように、このシール部材45により第1仕切板33の上端及び第2仕切板37の上端との隙間を塞ぐ。
シール部材45は、例えば第2仕切板37の上端部(第2仕切板37と第1仕切板33とが高さ方向に対し一部重なる位置)に取り付ける。シール部材45は、第2仕切板37と一体としてもよい。シール部材45は、第1仕切板33の上端部に取り付けてもよいが、第2仕切板37に取り付けた場合には第2仕切板37を上昇させた際にシール部材45の清掃等を行うことができるので、シール部材45は第2仕切板37に取り付けることが好ましい。
シール部材45は雨水17が第2仕切板37の上端を超えて第1仕切板33側へ浸入しないようにするため、シール部材45の形状は第1仕切板33の上端及び第2仕切板37の上端との隙間を塞ぐことが可能な形状である。例えば、シール部材45の幅は、第1仕切板33と第2仕切板37との距離とほぼ同等である。シール部材45の長さ(第2仕切板37の幅方向の長さ)は一対の固定枠31間もしくは一対のガイド枠35間の長さとほぼ同等である。シール部材45の厚さ(鉛直方向の長さ)は、第2仕切板37の上端を超えて浸入してきた雨水17の重みに耐えることが可能な強度を有する厚さである。
シール部材45は、例えば平板部材、ゴム等の弾性部材である。図7は第2仕切板37の上端にシール部材45を取り付けた一例を示す概略斜視図であり、図7の(a)はシール部材45として平板シール部材45aを取り付けた場合、図7の(b)はシール部材45として弾性シール部材45bを取り付けた場合を示す。
平板シール部材45aは、例えばウレタンなどの合成樹脂からでできている。中実の板材でもよいが、発泡体が好ましい。平板シール部材45aの厚さは、例えば2cmから5cmである。
弾性シール部材45bは、ゴム(合成、天然)等の弾性力を持つ部材で、例えばEPDMである。弾性シール部材45bの形状は、平板シール部材45aの形状と同じでもよい。ただし、弾性シール部材45bは弾性があるため、弾性シール部材45bの厚さ(鉛直方向の長さ)は、平板シール部材45aよりも分厚くなる場合がある。弾性シール部材45bの厚さは、例えば2cmから10cmである。
第1仕切板33の上端及び第2仕切板37の上端との間にはシール部材45が配設されているので、雨水17が第2仕切板37の上端を超えて第1仕切板33側へ浸入することを抑制することができる。これにより、第1仕切板33と第2仕切板37との間の清掃等の作業を容易に行うことができる。
一対の固定枠31の上方に作業台50を設置してもよい。図8は、一対の固定枠31の上方に作業台50を設置した場合の一例を示す概略図である。作業台50は、柵51及び足場52を有する。作業性の観点より、作業台50は地上に設置することが好ましい。また、図8に示すように、仕切板昇降機40の昇降ハンドル41を足場52から突出させることで、作業台50において第2仕切板37を昇降する作業を行うことができる。このため、維持管理を容易且つ効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲が上記実施形態のみに限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、「ほぼ」、「同等」、「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる程度や精度のものを含むという意味で用いられる。
30 水貯留排水装置
31 固定枠
32 通水口
33 第1仕切板
34 網
35 ガイド枠
36 オリフィス
37 第2仕切板
40 仕切板昇降機
45 シール部材
50 作業台

Claims (4)

  1. 対向配置される一対の固定枠と、
    前記一対の固定枠に取り付けられ、下方に水が通る通水口を備える第1仕切板と、
    下部にオリフィスが設けられる第2仕切板と、
    前記オリフィスを覆うように前記第2仕切板に取り付けられる網と、
    を備え、
    前記第2仕切板は、前記一対の固定枠に備えられたガイド枠に沿って昇降する
    ことを特徴とする水貯留排水装置。
  2. 前記第2仕切板は、前記第1仕切板の上流側に間隔を空けて配置されることを特徴とする請求項1に記載の水貯留排水装置。
  3. 前記第1仕切板の上端及び前記第2仕切板の上端の間に配設されたシール部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水貯留排水装置。
  4. 前記一対の固定枠の上方に設置される作業台を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の水貯留排水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023054665A1 (ja) 2021-09-30 2023-04-06 三菱ケミカル株式会社 熱可塑性樹脂組成物、通信機器部材、並びにマイクロ波及び/又はミリ波用通信機器

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