JPH06207396A - 多孔材循環セクション化を用いて面積重量横プロフィールを均一化する方法及び製紙機械の面積重量横プロフィール制御装置 - Google Patents
多孔材循環セクション化を用いて面積重量横プロフィールを均一化する方法及び製紙機械の面積重量横プロフィール制御装置Info
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- JPH06207396A JPH06207396A JP5296785A JP29678593A JPH06207396A JP H06207396 A JPH06207396 A JP H06207396A JP 5296785 A JP5296785 A JP 5296785A JP 29678593 A JP29678593 A JP 29678593A JP H06207396 A JPH06207396 A JP H06207396A
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F1/00—Wet end of machines for making continuous webs of paper
- D21F1/06—Regulating pulp flow
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
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- D21F1/02—Head boxes of Fourdrinier machines
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- D21F1/08—Regulating consistency
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21F—PAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
- D21F7/00—Other details of machines for making continuous webs of paper
- D21F7/06—Indicating or regulating the thickness of the layer; Signal devices
Abstract
(57)【要約】
【目的】
【構成】 本発明は、製紙機械の面積重量横プロフィー
ルを制御する方法と装置に関する。本発明は、製紙機械
において生じる濾過水が機械幅にわたってセクション化
され、それぞれセクションに従って材料供給に再び供給
されることを特徴としている。
ルを制御する方法と装置に関する。本発明は、製紙機械
において生じる濾過水が機械幅にわたってセクション化
され、それぞれセクションに従って材料供給に再び供給
されることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は請求項１の上位概念に記
載の帯状紙を形成するための材料乗り上げ供給に関する
ものである。
載の帯状紙を形成するための材料乗り上げ供給に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の材料乗り上げ（供給）は紙材料
懸濁液の材料濃度および繊維方向づけ横プロフィールを
遅くとも乗り上げギャップの前で、帯状紙の面積重量お
よび繊維方向づけ横プロフィールが全幅にわたって所望
の要請に対応するように調節しなければならず、それは
通常は一定であることを意味する。
懸濁液の材料濃度および繊維方向づけ横プロフィールを
遅くとも乗り上げギャップの前で、帯状紙の面積重量お
よび繊維方向づけ横プロフィールが全幅にわたって所望
の要請に対応するように調節しなければならず、それは
通常は一定であることを意味する。
【０００３】製紙機械を駆動する際に、上述の２つの要
請に拮抗する多数の障害要因がある。この障害要因に属
するものは、たとえば温度変動、圧力変動および製造誤
差であり、また材料乗り上げに続く製造プロセスのため
の製紙機械の仕様あるいは調節の誤りである。
請に拮抗する多数の障害要因がある。この障害要因に属
するものは、たとえば温度変動、圧力変動および製造誤
差であり、また材料乗り上げに続く製造プロセスのため
の製紙機械の仕様あるいは調節の誤りである。
【０００４】帯状紙の横プロフィールを調節する次のよ
うな従来技術が知られている。
うな従来技術が知られている。
【０００５】ＤＥ３５１４５５４によれば、材料濃度を
場所によって変化させること、すなわちそれぞれ必要に
応じて所定の箇所で材料濃度を適合させることが提案さ
れている。しかしその場合に、どのような方法でこれを
行うかについては明らかにされていない。
場所によって変化させること、すなわちそれぞれ必要に
応じて所定の箇所で材料濃度を適合させることが提案さ
れている。しかしその場合に、どのような方法でこれを
行うかについては明らかにされていない。
【０００６】ＤＥ４０１９５９３Ａ１では次のような方
法が推奨されている。すなわち、帯状材の幅の所定の箇
所で帯状紙の面積重量プロフィールが変位した場合に、
該当するセクション流と、それに伴って該当するミキサ
から出て来る流れの濃度ＣMが適当に変化される。これ
を行うために、ミキサへ供給される制御流の量の比ＱＨ
／ＱLが変化される。帯状紙のこの箇所に存在する面積
質量偏差の組成とは無関係に、補正のために常にそれぞ
れ一定の組成の制御流が使用される。その場合に、たと
えばＱLはいわゆる濾過水であって、帯状繊維の脱水の
際に発生して、案内システムを介して還流される。
法が推奨されている。すなわち、帯状材の幅の所定の箇
所で帯状紙の面積重量プロフィールが変位した場合に、
該当するセクション流と、それに伴って該当するミキサ
から出て来る流れの濃度ＣMが適当に変化される。これ
を行うために、ミキサへ供給される制御流の量の比ＱＨ
／ＱLが変化される。帯状紙のこの箇所に存在する面積
質量偏差の組成とは無関係に、補正のために常にそれぞ
れ一定の組成の制御流が使用される。その場合に、たと
えばＱLはいわゆる濾過水であって、帯状繊維の脱水の
際に発生して、案内システムを介して還流される。
【０００７】さらに、たとえばＤＥ−ＰＳ２９４２９６
６あるいはＤＥ−ＯＳ３５３５８４９からは、たとえば
オーバーリップを揺動または屈曲させるネジスピンドル
を用いて流出ギャップの幅を変化させることが知られて
いる。それによって懸濁液の流量を場所によって変化さ
せることができる。しかしまた同時に流れ方向も場所に
よって影響を受け、かつそれによって繊維の方向付けも
影響を受ける。すなわち場所によってギャップが狭くな
ることにより、狭い箇所において繊維に流出ギャップの
他の箇所とは異なる流れ方向が与えられる。このこと
は、面積重量はいわゆる排水制御によって材料乗り上げ
供給の幅にわたって均一にされるが、しかしそれ自体良
好な繊維方向付けは損なわれてしまうことを意味してい
る。
６あるいはＤＥ−ＯＳ３５３５８４９からは、たとえば
オーバーリップを揺動または屈曲させるネジスピンドル
を用いて流出ギャップの幅を変化させることが知られて
いる。それによって懸濁液の流量を場所によって変化さ
せることができる。しかしまた同時に流れ方向も場所に
よって影響を受け、かつそれによって繊維の方向付けも
影響を受ける。すなわち場所によってギャップが狭くな
ることにより、狭い箇所において繊維に流出ギャップの
他の箇所とは異なる流れ方向が与えられる。このこと
は、面積重量はいわゆる排水制御によって材料乗り上げ
供給の幅にわたって均一にされるが、しかしそれ自体良
好な繊維方向付けは損なわれてしまうことを意味してい
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、帯状
繊維の異なる脱水から生じる、組成横プロフィールの理
想的状態からの偏差を減少させることである。
繊維の異なる脱水から生じる、組成横プロフィールの理
想的状態からの偏差を減少させることである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題は、繊維懸濁液
が材料乗り上げ供給を用いて機械の幅にわたって均一に
多孔材上、ないしは多孔材間に分配され、多孔材上ない
しは多孔材間に堆積された繊維懸濁液から脱水ゾーンに
おいて水分の大部分が引き出され、材料懸濁液が機械幅
の少なくとも一部にわたって材料乗り上げ供給部にセク
ション的に供給される、処理ステップを用いて、機械、
特に製紙機械から生じるフリースの面積重量横プロフィ
ールを均一化する方法において、脱水領域において濾過
水が機械幅の少なくとも一部にわたってセクション的に
引き出され（セクション的濾過水）、セクション的濾過
水が材料供給手段の対応するセクションに再び供給され
ることを特徴とする多孔材循環セクション化を用いて面
積重量横プロフィールを均一化する方法によって解決さ
れる（例えば、長い繊維の添加によって端縁領域におい
てより大きい引き裂き強度が得られる）。
が材料乗り上げ供給を用いて機械の幅にわたって均一に
多孔材上、ないしは多孔材間に分配され、多孔材上ない
しは多孔材間に堆積された繊維懸濁液から脱水ゾーンに
おいて水分の大部分が引き出され、材料懸濁液が機械幅
の少なくとも一部にわたって材料乗り上げ供給部にセク
ション的に供給される、処理ステップを用いて、機械、
特に製紙機械から生じるフリースの面積重量横プロフィ
ールを均一化する方法において、脱水領域において濾過
水が機械幅の少なくとも一部にわたってセクション的に
引き出され（セクション的濾過水）、セクション的濾過
水が材料供給手段の対応するセクションに再び供給され
ることを特徴とする多孔材循環セクション化を用いて面
積重量横プロフィールを均一化する方法によって解決さ
れる（例えば、長い繊維の添加によって端縁領域におい
てより大きい引き裂き強度が得られる）。
【００１０】また、材料懸濁液をセクション的に供給す
る、機械幅にわたって延びる材料乗り上げ供給手段が設
けられ、帯状紙の脱水を行うために、少なくとも１つの
多孔材が設けられており、濾過水を引き出すために脱水
区間が設けられている、フリースを形成する機械、特に
製紙機械の面積重量横プロフィール制御において、脱水
領域において濾過水を機械幅にわたってセクション化し
て捕捉する捕捉装置が設けられており、捕捉装置のセク
ションと材料供給の対応するセクション間で濾過水を移
送する連通および移送部材が設けられており、個々のセ
クションの循環する濾過水を新しく供給される材料懸濁
液とセクション的に混合する領域が設けられていること
を特徴とするフリースを形成する製紙機械の面積重量横
プロフィール制御装置によって解決される。
る、機械幅にわたって延びる材料乗り上げ供給手段が設
けられ、帯状紙の脱水を行うために、少なくとも１つの
多孔材が設けられており、濾過水を引き出すために脱水
区間が設けられている、フリースを形成する機械、特に
製紙機械の面積重量横プロフィール制御において、脱水
領域において濾過水を機械幅にわたってセクション化し
て捕捉する捕捉装置が設けられており、捕捉装置のセク
ションと材料供給の対応するセクション間で濾過水を移
送する連通および移送部材が設けられており、個々のセ
クションの循環する濾過水を新しく供給される材料懸濁
液とセクション的に混合する領域が設けられていること
を特徴とするフリースを形成する製紙機械の面積重量横
プロフィール制御装置によって解決される。
【００１１】
【作用】本発明者は、面積重量横プロフィールの理想的
なプロフィールからの偏差の主な部分は帯状繊維の不均
一な脱水によってもたらされることを認識した。この不
均一な脱水は、たとえば濾過部分の多孔材（ふるい）の
透過が機械幅にわたって不均一であることに原因があ
る。不均一な透過によって、帯状繊維からセクション的
に異なる量の繊維と充填材料が引き出される。しかしこ
のことは、繊維と充填材料の絶対的な量にだけ関係する
のではなく、異なる長さの繊維と充填材料の相対的な割
合にも関係する。
なプロフィールからの偏差の主な部分は帯状繊維の不均
一な脱水によってもたらされることを認識した。この不
均一な脱水は、たとえば濾過部分の多孔材（ふるい）の
透過が機械幅にわたって不均一であることに原因があ
る。不均一な透過によって、帯状繊維からセクション的
に異なる量の繊維と充填材料が引き出される。しかしこ
のことは、繊維と充填材料の絶対的な量にだけ関係する
のではなく、異なる長さの繊維と充填材料の相対的な割
合にも関係する。
【００１２】その理由は、帯状紙を脱水する際に多孔材
を通過する異なる長さの繊維と充填材料の量は、多数の
要因に関係し、その要因は機械幅にわたって異なる場合
がある。このことは特に、帯状繊維が２つの多孔材間で
脱水されるダブルケージフォーマに該当する。すなわ
ち、たとえばシートを形成する際に多孔材を通過して落
ちる長い繊維の割合が場所によって平均よりも高いパー
センテージになることが観察される。
を通過する異なる長さの繊維と充填材料の量は、多数の
要因に関係し、その要因は機械幅にわたって異なる場合
がある。このことは特に、帯状繊維が２つの多孔材間で
脱水されるダブルケージフォーマに該当する。すなわ
ち、たとえばシートを形成する際に多孔材を通過して落
ちる長い繊維の割合が場所によって平均よりも高いパー
センテージになることが観察される。
【００１３】多孔材の脱水特性は非定常的になる場合が
あるので、面積重量と組成の横プロフィールが幅にわた
って一定でなく、かつ時間的に変化する帯状繊維が生じ
る。
あるので、面積重量と組成の横プロフィールが幅にわた
って一定でなく、かつ時間的に変化する帯状繊維が生じ
る。
【００１４】上述したように、材料の乗り上げ供給をセ
クション的に幾何学配置を変化させ、ないしは材料濃度
を変化させることによって、効果的な面積重量横プロフ
ィール補正を行うことができる。しかし公知の方法のい
ずれを用いても幅にわたる帯状繊維の組成を統一するこ
とはできない。
クション的に幾何学配置を変化させ、ないしは材料濃度
を変化させることによって、効果的な面積重量横プロフ
ィール補正を行うことができる。しかし公知の方法のい
ずれを用いても幅にわたる帯状繊維の組成を統一するこ
とはできない。
【００１５】従来技術に相当する製紙機械においては、
機械幅全体の濾過水は濾過部分の異なる箇所でそれぞれ
共通の容器に収容され、続いて再びシステムに供給され
る。それによって濾過水の材料濃度と組成は、脱水の際
に機械幅にわたって生じるセクション的に異なる濾過水
の平均値に相当する。従って材料乗り上げ供給の各セク
ションには、脱水プロセスの際に対応するセクションに
おいて多孔材を通過した組成と異なる組成の濾過水が供
給される。従って所定の箇所における繊維フリースの組
成は、必ずしもシステム全体に供給される新しい材料懸
濁液の組成には相当しない。
機械幅全体の濾過水は濾過部分の異なる箇所でそれぞれ
共通の容器に収容され、続いて再びシステムに供給され
る。それによって濾過水の材料濃度と組成は、脱水の際
に機械幅にわたって生じるセクション的に異なる濾過水
の平均値に相当する。従って材料乗り上げ供給の各セク
ションには、脱水プロセスの際に対応するセクションに
おいて多孔材を通過した組成と異なる組成の濾過水が供
給される。従って所定の箇所における繊維フリースの組
成は、必ずしもシステム全体に供給される新しい材料懸
濁液の組成には相当しない。
【００１６】脱水の際に多孔材を通過する濾過水ＱLiを
機械幅にわたってセクション的に捕捉し、次に材料供給
において同一のセクションに一定の組成の材料流と量Ｑ
Hiを供給する場合には、最終的な過渡時間の後に濾過水
ＱLiがサイクルに供給され、従ってそのセクションにお
ける帯状繊維の特性には影響は与えられない。帯状繊維
の組成と面積重量はＱHiに相当し、かつ前提に従って絶
対的に一定である。
機械幅にわたってセクション的に捕捉し、次に材料供給
において同一のセクションに一定の組成の材料流と量Ｑ
Hiを供給する場合には、最終的な過渡時間の後に濾過水
ＱLiがサイクルに供給され、従ってそのセクションにお
ける帯状繊維の特性には影響は与えられない。帯状繊維
の組成と面積重量はＱHiに相当し、かつ前提に従って絶
対的に一定である。
【００１７】繊維の方向付けの変化は、たとえば材料乗
り上げ供給のマスクを用いて、あるいは合計体積流ＱHi
＋ＱLiをセクション的に変化させることによって行うこ
とができる。
り上げ供給のマスクを用いて、あるいは合計体積流ＱHi
＋ＱLiをセクション的に変化させることによって行うこ
とができる。
【００１８】機能方法の一例を以下で説明する。各セク
ションに統一的に供給された体積流ＱHiから帯状紙の脱
水の際にあるセクションにおいて不釣合いに多くの短い
繊維が多孔材を通過した場合には、一定の特性を有する
帯状紙を得るためには、このセクションの体積流ＱHiに
材料供給において特に多くの短い繊維を混合しなければ
ならない。これは、該当するセクションの濾過水流が材
料供給の同一セクションに供給されることによって行わ
れる。すなわち、あるセクションにおいて多孔材を通し
てより多く落下した材料成分は、材料供給／濾過部分の
循環流内で増大した濃度でこのセクションに使用され
る。そしてそれに伴ってあるセクションでより多く多孔
材によって引き留められた材料成分は、このセクション
の循環においてはより少ない範囲で存在する。
ションに統一的に供給された体積流ＱHiから帯状紙の脱
水の際にあるセクションにおいて不釣合いに多くの短い
繊維が多孔材を通過した場合には、一定の特性を有する
帯状紙を得るためには、このセクションの体積流ＱHiに
材料供給において特に多くの短い繊維を混合しなければ
ならない。これは、該当するセクションの濾過水流が材
料供給の同一セクションに供給されることによって行わ
れる。すなわち、あるセクションにおいて多孔材を通し
てより多く落下した材料成分は、材料供給／濾過部分の
循環流内で増大した濃度でこのセクションに使用され
る。そしてそれに伴ってあるセクションでより多く多孔
材によって引き留められた材料成分は、このセクション
の循環においてはより少ない範囲で存在する。
【００１９】本発明の理念は次のような利点を有する。
【００２０】・帯状材の各箇所において帯状紙の組成が
等しい、 ・面積重量横プロフィールが一定、 ・材料濃度の少ない材料流を調節する必要はなく、ある
いは現在よりもずっと少ない範囲で調節すればよい、 ・面積重量調節による繊維方向付けの調節は不要であ
る。
等しい、 ・面積重量横プロフィールが一定、 ・材料濃度の少ない材料流を調節する必要はなく、ある
いは現在よりもずっと少ない範囲で調節すればよい、 ・面積重量調節による繊維方向付けの調節は不要であ
る。
【００２１】本発明の方法と装置は全ての材料供給タイ
プ（たとえば１層材料供給、多重あるいは多層材料供
給、ギャップフォーマ用の材料供給、ロングケージ用の
材料供給など）に使用することができる。
プ（たとえば１層材料供給、多重あるいは多層材料供
給、ギャップフォーマ用の材料供給、ロングケージ用の
材料供給など）に使用することができる。
【００２２】
【実施例】次に、図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。図には次のようなことが図示されている。
る。図には次のようなことが図示されている。
【００２３】図１は、セクション化された循環における
濾過部分を有する材料供給の固体質量バランスシートを
概略図示するものである。矢印１は流入する固体質量流
ｍ’ ai（ｍに付した’は図中のｍの上の点に相当する）
を示すものであって、この固体質量流は材料供給の前段
に接続されたミキサ内に流入する。このミキサは、たと
えば濾過水容器であり、あるいはＤＥ４０１９５９３Ａ
１に記載されたミキシングユニットである。矢印２は、
材料供給ＳＴＡから流出する質量流ｍ’bi＝ｍ’ai＋
ｍ’C1iを示し、この固体質量流は濾過部分ＳＰ内に流
入する。矢印３は質量流ｍ’diを示し、この質量流は濾
過部分から流出し、従って同時に紙を形成する帯状材を
示す。さらに濾過部分ＳＰから材料供給ＳＴＡへの質量
流ｍ’Riが示されており（矢印４）、これはセクション
ｉにおける停留の関数を示す（ｍ’ Ri＝ｆ（Ｒｅ
ｔ））。
濾過部分を有する材料供給の固体質量バランスシートを
概略図示するものである。矢印１は流入する固体質量流
ｍ’ ai（ｍに付した’は図中のｍの上の点に相当する）
を示すものであって、この固体質量流は材料供給の前段
に接続されたミキサ内に流入する。このミキサは、たと
えば濾過水容器であり、あるいはＤＥ４０１９５９３Ａ
１に記載されたミキシングユニットである。矢印２は、
材料供給ＳＴＡから流出する質量流ｍ’bi＝ｍ’ai＋
ｍ’C1iを示し、この固体質量流は濾過部分ＳＰ内に流
入する。矢印３は質量流ｍ’diを示し、この質量流は濾
過部分から流出し、従って同時に紙を形成する帯状材を
示す。さらに濾過部分ＳＰから材料供給ＳＴＡへの質量
流ｍ’Riが示されており（矢印４）、これはセクション
ｉにおける停留の関数を示す（ｍ’ Ri＝ｆ（Ｒｅ
ｔ））。
【００２４】濾過部分から同様に流出する固体質量流
（矢印５）ｍ’C2iがｍ’C1iよりずっと少ない場合に
は、濾過部分から流出する質量流に関してｍ’di＝ｍ’
aiが成立する。その場合には帯状紙の組成は、固体質量
流ｍ’aiの組成に等しく、従って製紙機械の幅にわたっ
て一定であり、かつ濾過部分における外乱量には無関係
である。
（矢印５）ｍ’C2iがｍ’C1iよりずっと少ない場合に
は、濾過部分から流出する質量流に関してｍ’di＝ｍ’
aiが成立する。その場合には帯状紙の組成は、固体質量
流ｍ’aiの組成に等しく、従って製紙機械の幅にわたっ
て一定であり、かつ濾過部分における外乱量には無関係
である。
【００２５】ｍ’C2iがｍ’C1iよりずっと小さいという
仮定は、大抵はみたされる。すなわち、対応する材料水
量ＱC2iは常にＱC1iより小さく、かつ材料濃度Ｃ1iは通
常材料濃度Ｃ2iより大きいからである。
仮定は、大抵はみたされる。すなわち、対応する材料水
量ＱC2iは常にＱC1iより小さく、かつ材料濃度Ｃ1iは通
常材料濃度Ｃ2iより大きいからである。
【００２６】図２は、図１の原理の更に詳細な図示を示
す。それは中央に材料の供給部を断面Ｓ，Ｔ，Ａで示さ
れている。最初の断面Ｓは、ここでは実施例として機械
に向かって横に壁Ｗｉによってセクションに区分されで
いる。それでも壁Ｗｉは全く材料供給部の絶対に必要な
要素ではない。このセクションの断面Ｓの後には渦巻装
入部Ｔが続いているが、それはここでは実施例として個
々の導管の形で表されている。それは断面Ａを後に続け
ていて、その断面は材料供給部の供給ノズルを表してい
る。次に材料供給部の後に、胸壁がそこを通過するフィ
ルターＳｃを付けて図示されている。フィルターＳｃは
最初の排水の領域でセクションの区分されて、そのセク
ションは材料供給部のセクションに対応する。
す。それは中央に材料の供給部を断面Ｓ，Ｔ，Ａで示さ
れている。最初の断面Ｓは、ここでは実施例として機械
に向かって横に壁Ｗｉによってセクションに区分されで
いる。それでも壁Ｗｉは全く材料供給部の絶対に必要な
要素ではない。このセクションの断面Ｓの後には渦巻装
入部Ｔが続いているが、それはここでは実施例として個
々の導管の形で表されている。それは断面Ａを後に続け
ていて、その断面は材料供給部の供給ノズルを表してい
る。次に材料供給部の後に、胸壁がそこを通過するフィ
ルターＳｃを付けて図示されている。フィルターＳｃは
最初の排水の領域でセクションの区分されて、そのセク
ションは材料供給部のセクションに対応する。
【００２７】フイルターを通って排水された濾過水ｍ’
Riはセクションに従って多数の混合機Ｍｉの導管を通っ
て流される。同様に、新しい材料の懸濁液ｍ’aiは混合
機に流されて、そしてその液は材料の懸濁液ｍ’biの流
れに合流して、最初のセクションの断面Ｓの材料供給部
の個々のセクションに流される。図示された制御弁によ
って、流される材料の量は個々に各セクションに合わせ
て調節される。
Riはセクションに従って多数の混合機Ｍｉの導管を通っ
て流される。同様に、新しい材料の懸濁液ｍ’aiは混合
機に流されて、そしてその液は材料の懸濁液ｍ’biの流
れに合流して、最初のセクションの断面Ｓの材料供給部
の個々のセクションに流される。図示された制御弁によ
って、流される材料の量は個々に各セクションに合わせ
て調節される。
【００２８】本発明に従って、また混合機と材料供給部
との間に備えられた弁を混合機への材料の懸濁液導通管
の中に取り付けることも同じく可能である。同じく、場
合によっては循環における振動を補正するために、個々
の還流するセクションの流れの中に対応する数の中間の
貯水部を備えることが発明にしたがって効果的になるこ
ともあり得る。
との間に備えられた弁を混合機への材料の懸濁液導通管
の中に取り付けることも同じく可能である。同じく、場
合によっては循環における振動を補正するために、個々
の還流するセクションの流れの中に対応する数の中間の
貯水部を備えることが発明にしたがって効果的になるこ
ともあり得る。
【００２９】図２には、唯一目で判る理由から唯１個の
フィルターが示されているが、それでも記述された方法
を二重フィルター機に適用することが可能であり、その
機械では上部のフィルターからもまた下部のフィルター
からも同様に集められた濾過水はセクションに従って流
され、材料供給部の対応するセクションに再び還流され
る。弁調節の変更によって、又は例えば渦巻装入部の水
管の断面積の変更によって、材料の供給部の水圧抵抗に
影響を与え、またこの様に繊維の方向付けを調節するこ
とが可能になる。
フィルターが示されているが、それでも記述された方法
を二重フィルター機に適用することが可能であり、その
機械では上部のフィルターからもまた下部のフィルター
からも同様に集められた濾過水はセクションに従って流
され、材料供給部の対応するセクションに再び還流され
る。弁調節の変更によって、又は例えば渦巻装入部の水
管の断面積の変更によって、材料の供給部の水圧抵抗に
影響を与え、またこの様に繊維の方向付けを調節するこ
とが可能になる。
【００３０】図１において３と５で示された質量の流れ
は、３は固有の紙の通路の質量を表し、また５は流れ去
った濾過水の紙の通路の質量の流れを表して、それらは
循環においては取り扱わないので、記述された装置には
絶対必要なものでない。
は、３は固有の紙の通路の質量を表し、また５は流れ去
った濾過水の紙の通路の質量の流れを表して、それらは
循環においては取り扱わないので、記述された装置には
絶対必要なものでない。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次のような利点を有する。
は次のような利点を有する。
【００３２】・帯状材の各箇所において帯状紙の組成が
等しい、 ・面積重量横プロフィールが一定、 ・材料濃度の少ない材料流を調節する必要はなく、ある
いは現在よりもずっと少ない範囲で調節すればよい、 ・面積重量調節による繊維方向付けの調節は不要であ
る。
等しい、 ・面積重量横プロフィールが一定、 ・材料濃度の少ない材料流を調節する必要はなく、ある
いは現在よりもずっと少ない範囲で調節すればよい、 ・面積重量調節による繊維方向付けの調節は不要であ
る。
【００３３】本発明の方法と装置は全ての材料供給タイ
プ（たとえば１層材料供給、多重あるいは多層材料供
給、ギャップフォーマ用の材料供給、ロングケージ用の
材料供給など）に使用することができる。
プ（たとえば１層材料供給、多重あるいは多層材料供
給、ギャップフォーマ用の材料供給、ロングケージ用の
材料供給など）に使用することができる。
【図１】セクション化された循環における濾過部分を有
する材料供給の固体質量バランスシートを概略図示する
ものである。
する材料供給の固体質量バランスシートを概略図示する
ものである。
【図２】図１の原理の更に詳細な図示を示す。
Ｃ 材料濃度、 ｍ’ 固体質量流、 Ｍｉ ミキサー、 Ｑ 材料水量、 Ｓ，Ｔ，Ａ 材料供給部、 Ｓｃ フィルター、 ＳＰ 濾過部分、 Ｖ 制御弁、 Ｗ 壁。
Claims (15)
- 【請求項１】１．１ 繊維懸濁液が材料乗り上げ供給を
用いて機械の幅にわたって均一に多孔材上、ないしは多
孔材間に分配され、 １．２ 多孔材上ないしは多孔材間に堆積された繊維懸
濁液から脱水ゾーンにおいて水分の大部分が引き出さ
れ、 １．３ 材料懸濁液が機械幅の少なくとも一部にわたっ
て材料乗り上げ供給部にセクション的に供給される、処
理ステップを用いて、機械、特に製紙機械から生じるフ
リースの面積重量横プロフィールを均一化する方法にお
いて、 １．４ 脱水領域において濾過水が機械幅の少なくとも
一部にわたってセクション的に引き出され（セクション
的濾過水）、 １．５ セクション的濾過水が材料供給手段の対応する
セクションに再び供給されることを特徴とする多孔材循
環セクション化を用いて面積重量横プロフィールを均一
化する方法。 - 【請求項２】 該当するセクションに保持剤などの化学
薬品および／または異なる組成の材料懸濁液が供給され
ることによって、紙の質がセクション的に調節されるこ
とを特徴とする請求項１に記載の多孔材循環セクション
化を用いて面積重量横プロフィールを均一化する方法。 - 【請求項３】 濾過水が該当するセクションに完全に戻
されることを特徴とする請求項１または２に記載の多孔
材循環セクション化を用いて面積重量横プロフィールを
均一化する方法。 - 【請求項４】 濾過水が該当するセクションに一部だけ
戻されることを特徴とする請求項１または２に記載の多
孔材循環セクション化を用いて面積重量横プロフィール
を均一化する方法。 - 【請求項５】 濾過水に、帯状紙を調節する添加材料が
場合によってはセクション的に異なるように供給される
ことを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１項に記
載の多孔材循環セクション化を用いて面積重量横プロフ
ィールを均一化する方法。 - 【請求項６】 新しく供給される材料の量あるいは材料
濃度が場合によってはセクション的に異なるように調節
可能であることを特徴とする請求項１ないし５のいずれ
か１項に記載の多孔材循環セクション化を用いて面積重
量横プロフィールを均一化する方法。 - 【請求項７】 １つのセクションの全体積流の量が調節
可能であることを特徴とする請求項１ないし６のいずれ
か１項に記載の多孔材循環セクション化を用いて面積重
量横プロフィールを均一化する方法。 - 【請求項８】 繊維の方向付け、面積重量および紙の組
成のプロフィールを調節するために閉ループ制御が行わ
れることを特徴とする請求項１ないし７のいずれか１項
に記載の多孔材循環セクション化を用いて面積重量横プ
ロフィールを均一化する方法。 - 【請求項９】 材料流が多孔材を通過した後に残留して
いる材料流の運動エネルギおよび／またはポテンシャル
エネルギの少なくとも一部が、セクション化された濾過
水流を材料供給部に再び供給するために利用されること
を特徴とする請求項１ないし８のいずれか１項に記載の
多孔材循環セクション化を用いて面積重量横プロフィー
ルを均一化する方法。 - 【請求項１０】１０．１ 材料懸濁液をセクション的に
供給する、機械幅にわたって延びる材料乗り上げ供給手
段が設けられ、 １０．２ 帯状紙の脱水を行うために、少なくとも１つ
の多孔材が設けられており、 １０．３ 濾過水を引き出すために脱水区間が設けられ
ている、フリースを形成する機械、特に製紙機械の面積
重量横プロフィール制御において、 １０．４ 脱水領域において濾過水を機械幅にわたって
セクション化して捕捉する捕捉装置が設けられており、 １０．５ 捕捉装置のセクションと材料供給の対応する
セクション間で濾過水を移送する連通および移送部材が
設けられており、 １０．６ 個々のセクションの循環する濾過水を新しく
供給される材料懸濁液とセクション的に混合する領域が
設けられていることを特徴とするフリースを形成する製
紙機械の面積重量横プロフィール制御装置。 - 【請求項１１】 繊維方向付け横プロフィールと面積重
量横プロフィールを調節するために、流出ギャップに調
節可能なマスクを有する材料乗り上げ供給が設けられて
いることを特徴とする請求項１０に記載の製紙機械の面
積重量横プロフィール制御装置。 - 【請求項１２】 繊維方向付け横プロフィールと面積重
量横プロフィールを調節するために、材料乗り上げ供給
の適当な箇所に、液体を混合するために供給部が設けら
れていることを特徴とする請求項１０または１１に記載
の製紙機械の面積重量横プロフィール制御装置。 - 【請求項１３】 個々のセクションの流体抵抗係数を変
化させる手段が設けられていることを特徴とする請求項
１０ないし１２のいずれか１項に記載の製紙機械の面積
重量横プロフィール制御装置。 - 【請求項１４】 部分材料供給部の少なくとも１つに請
求項１０ないし１３のいずれか１項に記載の製紙機械の
面積重量横プロフィール制御装置が用いられていること
を特徴とする多層材料供給部。 - 【請求項１５】 帯状繊維の脱水領域に２つの多孔材が
設けられており、かつ上方と下方の多孔材のセクション
化された濾過水が別々に処理されることを特徴とする請
求項１４に記載の多層材料供給部。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4239647A DE4239647C2 (de) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | Verfahren und Vorrichtung zur Vergleichmäßigung des Flächengewichtsquerprofils mittels Siebkreislaufsektionierung |
| DE4239647-6 | 1992-11-26 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207396A true JPH06207396A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=6473631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5296785A Pending JPH06207396A (ja) | 1992-11-26 | 1993-11-26 | 多孔材循環セクション化を用いて面積重量横プロフィールを均一化する方法及び製紙機械の面積重量横プロフィール制御装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5573642A (ja) |
| JP (1) | JPH06207396A (ja) |
| CA (1) | CA2109911A1 (ja) |
| DE (1) | DE4239647C2 (ja) |
| FI (1) | FI114721B (ja) |
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| DE19509522C2 (de) * | 1995-03-20 | 1999-03-11 | Voith Sulzer Papiermasch Gmbh | Naßpartie einer Papiermaschine |
| DE19634996C2 (de) | 1996-08-30 | 2000-05-25 | Voith Sulzer Papiermasch Gmbh | Stoffdichtegeregelter Stoffauflauf mit Papierstoffkonsistenzregelung |
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| US8871059B2 (en) * | 2012-02-16 | 2014-10-28 | International Paper Company | Methods and apparatus for forming fluff pulp sheets |
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|---|---|---|---|---|
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| DE2942966C2 (de) * | 1979-10-24 | 1984-04-26 | J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim | Stoffauflaufdüse |
| DE3514554C3 (de) * | 1984-09-19 | 1998-01-08 | Escher Wyss Gmbh | Stoffauflauf-Vorrichtung für eine Papiermaschine und Verfahren zu deren Betrieb |
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| DE4019593C2 (de) * | 1990-06-20 | 1994-01-20 | Voith Gmbh J M | Stoffauflauf für Papiermaschinen |
-
1992
- 1992-11-26 DE DE4239647A patent/DE4239647C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-11-24 US US08/157,891 patent/US5573642A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-24 CA CA002109911A patent/CA2109911A1/en not_active Abandoned
- 1993-11-25 FI FI935252A patent/FI114721B/fi not_active IP Right Cessation
- 1993-11-26 JP JP5296785A patent/JPH06207396A/ja active Pending
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