JPH0620653B2 - 銅張積層板用自動座ぐり装置 - Google Patents

銅張積層板用自動座ぐり装置

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JPH0620653B2
JPH0620653B2 JP60178972A JP17897285A JPH0620653B2 JP H0620653 B2 JPH0620653 B2 JP H0620653B2 JP 60178972 A JP60178972 A JP 60178972A JP 17897285 A JP17897285 A JP 17897285A JP H0620653 B2 JPH0620653 B2 JP H0620653B2
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cutter
counterbore
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copper
copper clad
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道一 徳田
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Toshiba Chemical Products Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多層プリント配線板用銅張積層板などの導体
と絶縁体が交互に複数の層をなす積層板を表面から任意
の層まで座ぐるための自動座ぐり装置に関する。
[従来の技術] 多層プリント配線板の製造工程においては、例えば4層
の多層プリント配線板の場合、第5図(a)、(b)に
示すように、外層銅箔1a、1dとパターン状に形成さ
れた内層銅箔1b、1cとがそれぞれ絶縁基材2a、2
b、2cを介して積層された銅張積層板3に、穴あけ、
めっきおよび外層銅箔1a、1dへのパターン形成等の
処理が施される。この穴あけ、外層銅箔へのパターン形
成等の処理は、内層銅箔1b、1cのパターンに対して
正確に相対的位置関係を維持して行なわれる必要があ
り、そのためこれらの処理に先立って銅張積層板3に加
工基準穴を設けることが行なわれている。
加工基準穴の穿孔は、通常次に示す2回の工程で行なわ
れている。
(イ)加工基準穴より幾分大きい直径の座ぐり用カッタ
ーにより予め内層銅箔1bにつけられた、加工基準マー
ク位置に付近に、第6図(a)、(b)に示すように加
工基準マーク4が露出するまで座ぐり加工を施す。
(ロ)次に露出した加工基準マーク4を目視して第7図
(a)、(b)に示すように、全体を貫通して加工基準
穴5を穿孔する。
[発明が解決しようとする課題] ところでこの座ぐり工程においては、カッターが銅箔1
bに達したときカッターの下降を停止させる必要がある
が、一般に銅張積層板は加熱プレス成形により得られる
ので厚さにばらつきがあって、座ぐり深さが一定しない
ためこのようなカッターの上下動を自動化することが難
しく、従来はこの座ぐり作業は熟練者の手により目視作
業で行なわれており、作業性が低いという難点であっ
た。
すなわち、従来の技術は目視作業でカッターが銅箔1b
に達したことを確認して熟練者がカッターを停止して座
ぐり加工を施していた。
本発明は、このような従来の熟練者による目視作業のた
め作業性が低いという問題を解決するためになされたも
ので、銅張積層板の厚さにばらつきがあるため座ぐり深
さが一定しない場合においても自動的に座ぐり作業を行
なうことを可能とした銅張積層板用自動座ぐり装置を提
供することを目的とする。
[発明の構成] [課題を解決するための手段] すなわち本発明の銅張積層板用自動座ぐり装置は、周方
向に分割され電気的に絶縁された先端部および外周に絶
縁層を有する座ぐり用カッターと、この座ぐり用カッタ
ーを回転させるモータと、前記座ぐり用カッターを上下
に進退させる駆動装置と、銅張積層板の銅箔面に接触す
ることにより前記座ぐり用カッターの電気的に絶縁され
た先端部同士が導通する回数をカウントするカウンタ
と、このカウンタのカウント値と予め設定された設定値
とを比較する比較器と、この比較器の出力により前記駆
動装置による座ぐり用カッターの上下の進退を制御する
制御装置とを備えることにより、座ぐり用カッターが目
的とする層まで下降したとき、座ぐり用カッターの加工
動作を自動的に停止させることを可能としたものであ
る。
[作用] 本発明の座ぐり用カッターは、その先端が絶縁体により
電気的に周方向に分割絶縁されているため銅張積層板の
銅箔面に接触すると先端部同士が導通する。また、外周
に絶縁層を有するため多層の銅張積層板において、表面
の銅箔を切削後も次の銅箔表面に接するまで先端部同士
は導通しない。
このため、予め銅箔枚数に対応するカウント数だけカウ
ンタのカウント値を設定して置くことにより、所定の内
層銅箔表面まで自動的に座ぐり作業を行なうことができ
る。
[発明の実施例] 次に本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の自動座ぐり装置の一実施例を概略的に
示す図、第2図はこの自動座ぐり装置に使用する座ぐり
用カッターを示す斜視図である。なお第1図ないし第4
図において、第5図ないし第7図と同一部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
この実施例の自動座ぐり装置は、座ぐり用カッター7
と、この座ぐり用カッター7を回転させ、かつ下降、上
昇させる駆動部Dと、座ぐり用カッター7の位置を検出
する位置検出部Sと、この位置検出部Sの検出結果に基
いて座ぐり用カッター7の下降、上昇動作を制御する制
御部Cとから構成されている。
座ぐり用カッター7は、例えば第2図に示すように、半
円状の電気的に2分割された部分7a、7bを絶縁層7
cを介して接合させた先端平坦な構造とされている。
また第3図にも示すように、表面の銅箔1aを切削後座
ぐり用カッター7の側面と銅箔1aが接触して電気的に
2分割された部分7a、7bが導通しないように、外周
に電気絶縁性のセラミックによる溶射被膜7iが形成さ
れている。
この座ぐり用カッター7は、絶縁体8を介してチャック
9により把持されてスピンドル10の下端に固定されて
いる。このスピンドル10の上端にはベルト車11が固
着され、このベルト車11は伝達ベルト12を介してス
ピンドル駆動用モータ13に軸着されたベルト車14と
連結されており、スピンドル駆動用モータ13を回転さ
せることにより座ぐり用カッター7が回転するようにな
っている。またスピンドル10には円筒状のラック15
が上下方向の相対移動を拘束された状態で遊嵌されてい
る。このクラック15は正逆回転可能なモータ16に軸
着された小歯車17と係合されてモータ16を駆動させ
ることによりスピンドル10が昇降するようになってい
る。
また座ぐり用カッター7の絶縁層7cにより電気的に2
分割された部分7a、7bには、チャック9の絶縁体8
の内面から露出した接触電極18a、18bが接触する
ようにされており、これらの接触電極18a、18bは
リード線19a、19bによりスピンドル10に嵌着さ
れたスリップリング20a、20bに接続されている。
そしてこれらのスリップリング20a、20bにはブラ
シコンタクト21a、21bが摺接され、これらブラシ
コンタクトの一方には図示を省略した電源から所定の電
圧が印加されている。また、ブラシコンタクト21a、
21bの他方は積分回路22へ接続され、シュミット回
路23を経てカウンタ一回路24で座ぐり用カッター7
の電気的に2分割された部分7a、7bの短絡した回数
がカウントされるようになっている。
そしてカウンター回路24の出力端は、一致回路25の
一方の入力端に接続され、また層設定スイッチ26の出
力端が一致回路25の他方の入力端に接続されて、層設
定スイッチ26により設定された層数とカウンター回路
24のカウント出力とが一致したとき一致信号がコント
ロール回路27へ出力されるようになっている。
コントロール回路27はスタートスイッチ28を押すこ
とによりモータ正逆駆動回路29を介してモータ16を
正逆転させ、これによってスピンドル10を昇降させる
ように構成されている。またモータ16が正転状態(下
降)において一致回路25から一致信号が入力するとモ
ータ16を逆転させ(上昇)、ラック15の下縁が静止
位置検知用リミットスイッチ30に接触して停止信号が
入力されるとモータ16を停止させるように構成されて
いる。
次にこの装置を使用して第1図に示すような外層銅箔1
a、1dとパターンの入った内層銅箔1b、1cとがそ
れぞれ絶縁基材2a、2b、2cを介して積層された銅
張積層板3を内層銅箔1bまで座ぐる方法について、第
1図と第4図を用いて説明する。なお第1図では、座ぐ
り用カッター7は静止位置検出用スイッチ30がオンの
位置で銅張積層板3と非接触状態とされており、カウン
ター回路24は零復帰された状態となっている。
まずスピンドル回転駆動用モータ13を作動させてスピ
ンドル10、座ぐり用カッター7を回転させる。また層
設定スイッチ26を目的とする導体層数(この場合2)
に設定する。次にスタートスイッチ28を押すと、(信
号S)、コントロール回路27によりモータ正逆駆動
回路29に正転駆動信号が送られ、このモータ正逆駆動
回路29からのモータ駆動信号Sにより、モータ16
が正転し、スピンドル10およびこれに固着された座ぐ
り用カッター7が下降する。座ぐり用カッター7が銅張
積層板3の外層銅箔1aに接触するとカッター7の電気
的に2分割された部分7a、7b間が導通し、この導通
信号Sは積分回路22によりチャッターリングが吸収
されたのち、シュミット回路23により波形整形され
(信号S)、カウンター回路24で1とカウントされ
る(信号S)。この段階では層設定スイッチ26で設
定された数と一致しないので一致回路から一致信号は出
力されない。座ぐり用カッター7がさらに下降を続け、
外層銅箔1aを切削し、次の絶縁基板2aに達すると座
ぐり用カッター7の電気的に2分割された部分7a、7
bの導通はなくなり、カウンター回路24への入力信号
はなくなるが、座ぐり用カッター7は下降を続け
る。次に座ぐり用カッター7が銅箔1bに達すると座ぐ
り用カッター7の電気的に2分割された部分7a、7b
は再び導通し、カウンタ一回路24は再びカウントして
2に相当する信号(信号S)を出力する。カウンター
回路24の出力Sが2になると層設定スイッチ26の
出力Sの2と一致するので一致回路25から一致信号
が出力される。コントロール回路27はこの一致信
号Sを受け、モータ正逆駆動回路29の正転駆動信号
を停止し、逆転駆動信号を送出する。これによりモータ
16は逆転し、スピンドル10および座ぐり用カッター
7は上昇を開始する。その後静止位置検出用リミットス
イッチ30がオンするまでスピンドル10は上昇し続
け、この静止位置検出用リミットスイッチ30がオンす
ると(信号S)、モータ正逆駆動回路への駆動信号を
停止し、カインター回路24のカウンターが信号S
より零復帰し、座ぐり作業が終了する。
なお積分回路22とシュミット回路23は座ぐり用カッ
ター7の導電層接触時における接触の不安定によるチャ
ッタリングを吸収するためのものであり、他の手段で置
き代えることも可能である。さらにカウンター回路24
を、入力信号の前端でなく後端(導通が終了した時点)
でカウントアップするように構成すれば最終導電層まで
を座ぐることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明装置によれば、座ぐり用カッ
ターの先端が電気的に周方向に分割絶縁されているた
め、その先端部同士の導通により銅張積層板の銅箔面を
容易に検出することができる。
さらに、座ぐり用カッターの外周に絶縁層を有するた
め、表面の銅箔を切削後も次の銅箔表面に接するまで先
端部同士は導通しないことにより、多層銅張積層板の座
ぐり作業を効率的に行うことができる。
したがって、本発明装置によれば多層プリント配線板用
の銅張積層板等の積層板を任意の層まで自動的に容易に
座ぐることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を概略的に示す図、第2
図は座ぐり用カッターの斜視図、第3図は座ぐり用カッ
ターの部分断面図、第4図は本発明装置の信号タイミン
グチャート、第5図(a)、(b)〜第7図(a)、
(b)は銅張積層板に加工基準穴を穿孔する工程を示す
斜視図と断面図である。 1a、1d……外層銅箔 1b、1c……内層銅箔 2a、2b、2c……絶縁基材 3……銅張積層板 4……加工基準マーク 5……加工基準穴 7……座ぐり用カッター 9……チャック 10……スピンドル 15……ラック 16……モータ 18a、18b……接触電極 20a、20b……スリップリング 21a、21b……ブラシコンタクト 22……積分回路 23……シュミット回路 24……カウンター回路 25……一致回路 26……層設定用スイッチ 27……コントロール回路 28……スタートスイッチ 29……モータ正逆駆動回路 30……静止位置検知用スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に分割され電気的に絶縁された先端
    部および外周に絶縁層を有する座ぐり用カッターと、こ
    の座ぐり用カッターを回転させるモータと、前記座ぐり
    用カッターを上下に進退させる駆動装置と、銅張積層板
    の銅箔面に接触することにより前記座ぐり用カッターの
    電気的に絶縁された先端部同士が導通する回数をカウン
    トするカウンタと、このカウンタのカウント値と予め設
    定された設定値とを比較する比較器と、この比較器の出
    力により前記駆動装置による座ぐり用カッターの上下の
    進退を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする銅
    張積層板用自動座ぐり装置。
JP60178972A 1985-08-14 1985-08-14 銅張積層板用自動座ぐり装置 Expired - Lifetime JPH0620653B2 (ja)

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JPH06320314A (ja) * 1993-03-15 1994-11-22 Matsushita Electric Works Ltd 穴加工方法
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