JPH06206251A - ブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形方法

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JPH06206251A
JPH06206251A JP345693A JP345693A JPH06206251A JP H06206251 A JPH06206251 A JP H06206251A JP 345693 A JP345693 A JP 345693A JP 345693 A JP345693 A JP 345693A JP H06206251 A JPH06206251 A JP H06206251A
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back pressure
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pressure
resin
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Katsutoshi Fukano
克俊 深野
Yoshiaki Kano
好昭 加納
Takafumi Nishimura
隆文 西村
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量中アキュムレータへ供給する樹脂の粘度
を一定に保持し,均一肉厚のパリソンを形成し製品品質
を安定させるブロー成形方法に関するものである。 【構成】 押出機23吐出口近傍に圧力センサ30を備
え,プランジャ22を前進後退させる射出シリンダ16
の後退側背圧を調整する油圧ユニットを有するアキュム
レータ式ブロー成形機において,アキュムレータ計量時
の押出機23出口圧力が一定となるように射出シリンダ
16の後退側背圧を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパリソンから中空状の樹
脂製品を生産するブロー成形方法に係り,特にアキュム
レータ計量時の樹脂圧力を一定にコントロールするブロ
ー成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアキュムレータ式ブロー成形機,
とりわけダイ内アキュムレータ式ブロー成形機において
は,押出機からアキュムレータまでの距離が長いうえ
に,リングプランジャとマンドレル間の間隙が狭く,計
量時の初期においてはスクリュ背圧が高くなっている。
一方,計量時樹脂の充填が進むにつれてリングプランジ
ャは徐々に上昇する結果,前記のリングプランジャとマ
ンドレル間の狭い通路が短くなってスクリュ背圧は急激
に低下する。そのため,1サイクルの計量時におけるス
クリュ背圧の変化は非常に大きかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクリュ背圧が高いと
きには押出機の供給抵抗が増すのでスクリュ回転の際に
剪断熱を多く発生して高温となる結果,樹脂の粘度は低
下する。これに対して,スクリュ背圧が低いときには逆
に低温となり樹脂の粘度は高くなる。したがって,計量
時にスクリュ背圧に急激な変化があると,アキュムレー
タへ供給される樹脂の粘度は計量初期と計量終期で大き
く変化し,計量後のパリソン吐出時に吐出量が一定せず
そのため肉厚の変化を起こして均一な肉厚を有するパリ
ソンの生成を妨げるという難点があった。さらに,計量
された樹脂を吐出する際,ドローダウン量,スウエル比
等パリソンの性状が安定しないため,所望の肉厚分布,
繰返し性の良いパリソンが得られず,結果として成形品
のバラツキを助長する大きな原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のブロー成形方法
においては,押出機吐出口近傍に圧力センサを備え,溶
融樹脂アキュムレータのプランジャを前進後退させる射
出シリンダの後退側背圧を調整する油圧ユニットを有す
るアキュムレータ式ブロー成形機において,アキュムレ
ータ計量時の押出機出口圧力が一定になるように前記射
出シリンダの後退側背圧を制御することとした。
【0005】
【作用】本発明では,計量時に押出機吐出口近傍に設け
た圧力センサにより押出機出口圧力の変化を測定監視
し,その圧力変化に応じて射出シリンダの後退側背圧を
予め設定した制御装置に通じて油圧ユニットを介して変
化させ,押出機のスクリュ背圧を一定になるよう制御す
る。このようにすることによって,計量時は常に一定の
スクリュ背圧が保持され,押出機よりダイ内アキュムレ
ータへ供給される樹脂の粘度は一定となり,計量後のパ
リソン吐出に際して一定の吐出流量が確保され,肉厚の
均一な安定したパリソンが形成される。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例の詳細に
ついて説明する。図1〜図4は本発明の実施例に係り,
図1はブロー成形機の縦断面図,図2は図1のA−A視
の断面平面図,図3はB−B視の断面平面図,図4は計
量中におけるスクリュ背圧ならびに射出シリンダ背圧の
状態図である。図において,ダイスハウジング1は上部
ダイスハウジング1aと下部ダイスハウジング1bとで
構成され,着脱自在に締付ボルトにより結合されてい
る。このダイスハウジング1の中心には芯金7が配置さ
れ,その下に上マンドレル2が配設されパリコン用ロッ
ド4を介してパリコンシリンダ6に接続されている。上
マンドレル2の下端には下マンドレル5が固着されてお
り,下部ハウジング1bと下マンドレル5との間に長円
形状の下部スリット28を形成している。前記パリコン
用ロッド4の外周部には同心的に真円状の芯金7が配設
され真円状の樹脂通路である上部スリット26を形成し
ている。上部ハウジング1aの外周面の断面形状は図2
に示すように円形状に形成されており,下部ハウジング
1bの外周面の断面形状は,図3に示すように矩形とな
っている。上部スリット26と下部スリット28とを総
称してスリット8と呼ぶ。
【0007】このブロー成形機において,ダイス50内
は同心的に内側から外側に向けてパリコン用ロッド4,
芯金7,スリーブ31,プランジャ22および上部ダイ
スハウジング1aが配置されている。前記スリーブ31
の内周面には樹脂分配路51が刻設してあり,このダイ
スハウジング1の周壁に設けた押出機23と連結された
樹脂通路24からこの樹脂分配路51に供給される溶融
樹脂をまず2叉状に分散させ,平面でみてスリーブ31
の内周面に沿い時計方向,反時計方向へ回流させ,前記
樹脂通路24の位置と平面視においてほぼ180度位置
のずれている位置で2叉に分散された溶融樹脂流れを再
び合流後,プランジャ22と芯金7間の樹脂通路の上部
スリット26に流下滞留する溶融樹脂をプランジャ22
の下動に伴い,上部ダイスハウジング1aに保持した下
部ダイスハウジング1bとマンドレル2の下端に保持し
た下マンドレル5間で形成した樹脂の出口スリット8a
から吐出させパリソンPを形成する構造としてある。
【0008】前記上部ダイスハウジング1aの上部には
フレーム10が配設され,所定の間隔を保持可能に第1
プレート12と第2プレート14が設けられている。第
2プレート14上にはパリコンシリンダ6が中心部に固
着され,このパリコンシリンダ6に取付けられたパリコ
ン用ロッド4の両側の第1プレート12上には射出シリ
ンダ16が配設されている。射出シリンダ16には射出
シリンダ用ロッド18を介してパリソンPを射出するた
めのプランジャ22が固着されている。
【0009】押出機23内には遊嵌状態にて回転ならび
に前後進自在にスクリュ23aが設けられる。樹脂通路
24の押出機23に近接した1点には,外部に通じる透
孔24aが設けられ,圧力センサ30と連結される。圧
力センサ30からの圧力信号は電気信号に変換され,射
出シリンダ16に圧油を供給する図示しない油圧ユニッ
トの制御装置へ送信される。
【0010】以上のように構成されたブロー成形機にお
ける本発明のブロー成形方法の作動について説明する。
前ショットのパリソン射出の完了後,プランジャ22は
前進限まで下降しており,プランジャ22の前進限(下
降限)と後退限(上昇限)とで形成される円環状のアキ
ュムレータQは,プランジャ22により占有されてい
る。この状態で,押出機23に高温溶融樹脂Rを供給し
て押出機23のスクリュ23aを駆動すると,樹脂Rは
樹脂通路24,樹脂分配路51,上部スリット26およ
び下部スリット28へ順次充填されたあと,プランジャ
22を押し上げてアキュムレータQの空間にも充填され
る。このとき,射出シリンダ16の後退側背圧(以下射
出シリンダ背圧という)をフリーとしたときには,プラ
ンジャ22の内周面と芯金7外周面とで形成される狭く
細い通路がプランジャ22の上昇に伴い広い通路へと拡
大されるので樹脂の管路抵抗は急激に減少し,図4
(a)に示すようにスクリュ背圧は変化する。
【0011】そこで,本発明では射出シリンダ背圧をフ
リーにしないで,図4(a)に示すスクリュ背圧の圧力
低下に対抗してこれを補償するため図4(b)に示すよ
うに射出シリンダ背圧を増加せしめ,スクリュ背圧を図
4(c)に示すように計量開始から計量終了までの計量
中常に一定の圧力に保持する。この操作は,センサ30
で得られる圧力変化を監視してこの変化に対応して射出
シリンダ背圧を増加する操作をマニュアルでやっても良
いが,通常は射出シリンダ16の操作用油圧ユニットを
コントロールする制御装置へ圧力センサ30からの圧力
信号を入力し,スクリュ背圧を一定となるよう自動制御
する。
【0012】以上の操作を行なうことにより,スクリュ
背圧は常に一定圧力に保たれる結果,押出機23より吐
出される高温溶融樹脂の圧力,温度は一定値となりその
結果一定の粘度の樹脂がアキュムレータQ内に貯溜され
る。したがって,パリソンの吐出時には安定した吐出が
行なわれ,所望肉厚分布を持つパリソンが安定して形成
される。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように,本発明のブロー成形
方法では,計量中の押出機のスクリュ背圧が一定に保持
される結果,均一性状のパリソンが形成されるので,不
良品の少ない安定した成形が確保され,製品品質が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブロー成形機の縦断面図
である。
【図2】図1のA−A視の断面平面図である。
【図3】図1のB−B視の断面平面図である。
【図4】計量中におけるスクリュ背圧ならびに射出シリ
ンダ背圧の状態図である。
【符号の説明】
1 ダイスハウジング 1a 上部ダイスハウジング 1b 下部ダイスハウジング 2 上マンドレル 4 パリコン用ロッド 5 下マンドレル 6 パリコンシリンダ 7 芯金 8 スリット 8a 出口スリット 12 第1プレート 14 第2プレート 16 射出シリンダ 22 プランジャ 23 押出機 23a スクリュ 24 樹脂通路 24a 透孔 26 上部スリット 28 下部スリット 30 圧力センサ 31 スリーブ 50 ダイス 51 樹脂分配路 P パリソン Q アキュムレータ R 樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機吐出口近傍に圧力センサを備え,
    溶融樹脂アキュムレータのプランジャを前進後退させる
    射出シリンダの後退側背圧を調整する油圧ユニットを有
    するアキュムレータ式ブロー成形機において,アキュム
    レータ計量時の押出機出口圧力が一定になるように前記
    射出シリンダの後退側背圧を制御するブロー成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0681902A1 (en) * 1994-05-10 1995-11-15 The Clorox Company System controlling a blowmolding machine
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JP2012024936A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Japan Steel Works Ltd:The 中空成形機の制御方法及び装置

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