JPH05329908A - 射出成形機の射出工程制御方法 - Google Patents

射出成形機の射出工程制御方法

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JPH05329908A
JPH05329908A JP14394692A JP14394692A JPH05329908A JP H05329908 A JPH05329908 A JP H05329908A JP 14394692 A JP14394692 A JP 14394692A JP 14394692 A JP14394692 A JP 14394692A JP H05329908 A JPH05329908 A JP H05329908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
screw
resin
plunger
molding machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP14394692A
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English (en)
Inventor
Masashi Mochizuki
正志 望月
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KAWAGUCHI Ltd
Original Assignee
KAWAGUCHI Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05329908A publication Critical patent/JPH05329908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動特性に変化が生じても多段制御によらな
いで容易にバラツキのない成形品を得る。 【構成】 射出開始から終了まで又は射出工程の任意の
区間を振動又は間欠振動しながら射出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の射出工程
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機の射出工程の制御は、
射出開始から終了までの間、複数の時間又は位置センサ
により任意の時間又は位置の検出を行い、樹脂を射出す
るスクリュー又はプランジャがあらかじめ設定してある
時間又は位置において、あらかじめ設定した射出速度又
は射出圧力となるように多段制御を行っている。このよ
うな多段制御により、金型キャビティ内の形状の変化に
よる樹脂流動の変動又は樹脂粘度の変化に応じ、樹脂流
動の調整をして成形を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実際の成形においける
金型キャビティ内の樹脂流動は、金型温度、環境温度、
樹脂温度等の変化により、流動特性に変化が起こる。こ
の変化により金型キャビティ内の形状によっては、樹脂
流動又は樹脂圧力の伝達が充分に行われないで、ショー
トショット、ウエルドライン、ヒケ等の不良現象が、ま
た過大な場合は、ソリ、バリ等の不良現象が発生し、成
形品の良否にバラツキを生じさせている。これらの金
型、環境、樹脂等の温度、射出速度、射出圧力等の設定
管理を行った場合でも、安定した成形品を得ることは難
しく、多段制御だけでは問題解決は困難であった。
【0004】本発明は、流動特性に変化が生じても多段
制御によらないで容易にバラツキのない成形品が得られ
る射出成形機の射出工程制御方法を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、可
塑化樹脂をスクリュー先端部に供給し該供給圧力により
前記スクリューを後退させ必要な樹脂の量を計量したの
ち射出用油圧シリンダ又は電動モータにより前記スクリ
ューを前進させて計量した前記樹脂を射出するようにし
たスクリュー式射出成形機、材料供給装置により射出に
必要な樹脂をプランジャ先端部に供給したのち射出用油
圧シリンダ又は電動モータにより前記プランジャを前進
させると共に外部の熱により押し込められた前記樹脂を
徐々に可塑化しながら射出するようにしたプランジャ式
射出成形機、又は、予備可塑化装置により可塑化した樹
脂をスクリュー又はプランジャ先端部に計量して供給し
たのち前記スクリュー又はプランジャを前進させ計量し
た前記樹脂を射出するようにしたプリプラ式射出成形機
において、射出開始から終了まで又は射出工程の任意の
区間を振動又は間欠振動しながら射出することを特徴と
している。
【0006】上記の振動は、関数発生器、サーボアンプ
及び4ポート3位置電磁切換バルブのサーボバルブから
なる振動発生手段を用い、サーボバルブのクロス接続側
を例えば射出用油圧シリンダの前進側油室に接続するの
が好ましい。
【0007】
【作用】本発明によれば、関数発生器によりサーボアン
プを介してサーボバルブを励磁し、サーボバルブをクロ
ス接続と中立位置とに交互に切換え、射出用油圧シリン
ダを段階的に前進させ、又は、クロス接続とパラレル接
続とに交互に、かつ、クロス接続の時間の方を長く接続
し、射出用シリンダを前後進しながら前進させて樹脂を
射出する。この段階的な前進又は前後進しながらの前進
すなわち振動により、樹脂の流動特性が均等化されて好
適な射出が行われる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1には、本発明を実施する射出成形装置
の全体構成が示されている。
【0010】図1において、全体を符号1で示す公知の
スクリュー式射出成形機には、加熱筒2の内部に油圧モ
ータ15で駆動されるスクリュー3が設けられている。
そのスクリュー3の両側には、ブラケット4を介して1
対の射出用油圧シリンダ5、5が設けられ、また、ブラ
ケット4の一端には、位置検出部23の検出端23aが
設けられている。
【0011】他方、公知の斜板式油圧ポンプ10が設け
られ、その油圧回路L1は、切換バルブ11を介してサ
ーボバルブ12に接続されている。そのサーボバルブ1
1は、パラレル接続、クロス接続及び中立位置を備えた
4ポート3位置電磁切換バルブで構成され、油圧回路L
2、L3によりクロス接続側が射出用油圧シリンダ5の
前進側に、パラレル接続側が後進側に選択的に接続され
るようになっている。
【0012】このサーボバルブ12のソレノイド12a
には、電気回路E1によりサーボアンプ21を介して関
数発生器20が接続されている。また、サーボアンプ2
1には、電気回路E2により変位計アンプ22を介して
位置検出器23の検出部23bが接続されている。
【0013】前記油圧回路L1は、切換バルブ13によ
りリリーフバルブ14をを備えた油圧回路L4又は油圧
回路L1から分岐された油圧回路L5に選択的に接続さ
れるようになっている。また、油圧モータ15は、油圧
回路L6により油圧回路L4又は油圧回路L5に接続さ
れるようになっている。そして、射出用油圧シリンダ5
の端部は、油圧回路L7により切換バルブ11を介して
油圧回路L4のタンク側に接続されるようになってい
る。
【0014】他方、油圧回路L1には、全体を符号16
で示す圧力制御回路が設けられている。この回路16に
は、圧力制御バルブ17、リリーフバルブ18、流量制
御バルブ19、バルブ駆動装置20a及び流量センサ2
1a、22aが設けられている。そして、バルブ駆動装
置20aは、流量センサ21a、22aからの信号に基
づき、流量制御バルブ19を作動し、圧力が変動した場
合は斜板式油圧ポンプ10の斜板10aの傾きを変え、
ポンプ10の吐出油圧を一定に制御するようになってい
る。
【0015】射出成形に際し、切換バルブ13をクロス
接続aに切換え、油圧モータ15を作動してスクリュー
3を回転してスクリュー3の先端部に樹脂Mを供給し、
その供給圧力によりスクリュー3を後退させて樹脂量を
計量したのち、加熱筒2により樹脂を加熱する。そこ
で、切換バルブ13を位置bに切換えると共に、関数発
生器20で関数信号を発生してサーボアンプ21で増幅
し、サーボバルブ12のソレノイド12aを励磁し、ク
ロス接続と中立位置とに交互に、又は、クロス接続とパ
ラレル接続とに、かつ、クロス接続時間の方が長くなる
ように交互に切換える。これにより射出用油圧シリンダ
5は、段階的に前進し、又は、前後進しながら前進すな
わち振動しながら前進する。これらのシリンダ5、5に
ブラケット4で連結されているスクリュー3は、振動的
に前進し、樹脂Mを射出する。この際、クスリュー3の
位置を位置検出器23で検出し、変位計アンプ22を介
してサーボアンプ21にフィードバックし、スクリュー
3の前進を制御する。この際、上記振動の振幅、周波数
は、金型キャビティの形状と樹脂特性とに対応して任意
に調整する。また、スクリュー3の振動は、射出開始か
ら終了まで又は射出工程の任意の区間を振動又は間欠振
動して行う。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように構成されているの
で、金型温度、樹脂温度等の変化を起こさせる外的要因
により流動特性に変化が生じても、射出工程中の振動に
より流動特性が均等化され、樹脂流動又は樹脂圧力の伝
達が、金型キャビティ内にほど良く行きわたり、従来よ
り簡単な制御と低い射出圧力とで充填が可能となり、良
品成形が安定化し、精度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する射出成形装置を示す全体構成
図。
【符号の説明】
M・・・樹脂 1・・・スクリュー式射出成形機 2・・・加熱筒 3・・・スクリュー 4・・・ブラケット 5・・・射出用油圧シリンダ 10・・・斜板式油圧ポンプ 11・・・切換バルブ 12・・・サーボバルブ 12a・・・ソレノイド 13・・・切換バルブ 14・・・リリーフバルブ 15・・・油圧モータ 16・・・油圧制御回路 17・・・圧力制御バルブ 18・・・リリーフバルブ 19・・・流量制御バルブ 20a・・・バルブ駆動装置 21a、22a・・・流量センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可塑化樹脂をスクリュー先端部に供給し
    該供給圧力により前記スクリューを後退させ必要な樹脂
    の量を計量したのち射出用油圧シリンダ又は電動モータ
    により前記スクリューを前進させて計量した前記樹脂を
    射出するようにしたスクリュー式射出成形機、材料供給
    装置により射出に必要な樹脂をプランジャ先端部に供給
    したのち射出用油圧シリンダ又は電動モータにより前記
    プランジャを前進させると共に外部の熱により押し込め
    られた前記樹脂を徐々に可塑化しながら射出するように
    したプランジャ式射出成形機、又は、予備可塑化装置に
    より可塑化した樹脂をスクリュー又はプランジャ先端部
    に計量して供給したのち前記スクリュー又はプランジャ
    を前進させ計量した前記樹脂を射出するようにしたプリ
    プラ式射出成形機において、射出開始から終了まで又は
    射出工程の任意の区間を振動又は間欠振動しながら射出
    することを特徴とする射出成形機の射出工程制御方法。
JP14394692A 1992-06-04 1992-06-04 射出成形機の射出工程制御方法 Pending JPH05329908A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5599486A (en) * 1992-10-09 1997-02-04 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Method for controlling an ejector and injection molding machine
CN1314527C (zh) * 2005-03-08 2007-05-09 华南理工大学 注射机螺杆轴向脉动位移方法及装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5599486A (en) * 1992-10-09 1997-02-04 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Method for controlling an ejector and injection molding machine
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