JPH0620463U - カードにおける落綿清掃装置 - Google Patents
カードにおける落綿清掃装置Info
- Publication number
- JPH0620463U JPH0620463U JP6206292U JP6206292U JPH0620463U JP H0620463 U JPH0620463 U JP H0620463U JP 6206292 U JP6206292 U JP 6206292U JP 6206292 U JP6206292 U JP 6206292U JP H0620463 U JPH0620463 U JP H0620463U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cotton
- blowing
- air
- air flow
- blown
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 吹出装置12の吹出口を左右方向で2分割
し、この左右の吹出口27,28には、モータで作動す
るリンク機構によって夫々吹出空気流の吹出方向を変更
させるように揺動する左右のフィン32,33を設け、
左右の吹出口27,28から吹出す空気流を重ねあわせ
集中し、この集中空気流で台したプレート7上に堆積す
る落綿を吹き飛ばす。 【効果】 各吹出口から吹出される空気量は少量であっ
ても十分な清掃効果を発揮する。
し、この左右の吹出口27,28には、モータで作動す
るリンク機構によって夫々吹出空気流の吹出方向を変更
させるように揺動する左右のフィン32,33を設け、
左右の吹出口27,28から吹出す空気流を重ねあわせ
集中し、この集中空気流で台したプレート7上に堆積す
る落綿を吹き飛ばす。 【効果】 各吹出口から吹出される空気量は少量であっ
ても十分な清掃効果を発揮する。
Description
【0001】
本考案は、機台下に落下した落綿を空気流で外部へ自動的に排出するカードに おける落綿清掃装置に関するものである。
【0002】
従来のカードにおける落綿清掃装置は、機台下においてドッファ下方に吹出装 置を、テーカイン下方に吸引装置を夫々設け、吹出装置よりまっすぐ吹き出され る空気流で落綿を吹き飛ばし吸引装置で回収するようにしたものである。
【0003】
前記従来の落綿清掃装置では、空気流は、吹出装置から吸引装置に向かって一 定方向にまっすぐ流れているので、比較的広い範囲の機台下の清掃区域を清掃す るには、大量の空気流が必要であり、これは装置の大型化及び消費電力の増大を 招く問題があった。また、一定の方向にまっすぐ流れる空気流では、清掃区域内 の側フレームに近い部分などに空気流が流れにくいため、この部分の落綿が清掃 されないといった問題があった。
【0004】
前記問題点を解決するために本考案では、カードの機台下の落綿を、ドッファ 下方の吹出装置から吹出す空気流によってテーカインローラ側へ吹飛ばし、テー カインローラ下方の吸引装置で回収するようにしたカードにおける落綿清掃装置 において、吹出装置の吹出口に空気流の吹出方向を自動的に変化させる吹出方向 変更装置を設けたことを特徴とする。
【0005】
吹出装置からの空気流の吹出方向を変更して吹出装置から吹出す比較的少量の 空気流を集中させ、この集中された空気流が機台下の清掃区域の任意の箇所を集 中して清掃していく。また、清掃時に吹出装置から吹出す空気流の吹出方向を、 機台長手方向に対してある程度の傾きの範囲内で変化させ、清掃区域をまんべん なく清掃していく。
【0006】
次に、図面においてカード1の実施例について説明する。2はテーカインロー ラ、3はシリンダ、4はドッファである。これらを挾むように配設された左右の 側フレーム5,6の下端には、落綿受け用の台下プレート7が取付けられている 。左右の側フレーム5,6は、夫々クレーム本体5a,6aの複数(図面上3つ )の操作窓8に蓋部材9が着脱自在に取付けられ、構成されている。図2,4に 示すようにフレーム本体5a,6aの内側面及び蓋部材9の内側面、即ち左右の 側フレーム5,6の内側面及び台下プレート7の上面には、貼紙防止用塗料11 が塗装されている。
【0007】 この貼紙防止用塗料11は、例えば特開昭60−106864号公報で開示さ れたものであり、常温乾燥形塗料(アクリルラッカー,アクリルマルジョン塗料 等)中の樹脂分100重量部に対し潤滑油であるシリコンオイルあるいはワック ス(流動パラフィン,ポリエチレンワックス等)を10〜70重量部添加して成 るものである。この貼紙防止用塗料11は、本来は、建造物に貼紙が貼付けられ ても容易に剥離でき、かつ貼紙の痕跡を残さないような塗料として開発されたも のであり、つまり、この塗料を塗装した塗装面は潤滑油の作用で物が付着しにく いといった特性がある。尚、貼紙防止用塗料11としては、前記のものに限定さ れることはなく、例えば特開昭54−112938号公報に開示されたもののよ うに、潤滑油を樹脂分100重量部に対し10〜80重量部含有する粘度塗料に 、ガラスビーズやプラスチックビーズ等を含有させたものであってもよく、この 塗料を使用した場合塗装面が凹凸状の塗膜に形成され、この凹凸状の塗膜及び潤 滑油の作用により物が付着しにくくなる。
【0008】 次に、前記台下プレート7上に配設された吹出装置12及び吸引装置13より 成る落綿清掃装置について説明する。図1に示すように台下プレート7の長手方 向の両端には、テーカインローラ2と対応する一端に吸引装置13が、またドッ ファ4と対応する他端に吹出装置2が夫々配設されている。まず、吸引装置13 について説明すると、後面を吸引口15として開講した断面略コ状の吸引箱16 が左右の側フレーム5,6間に嵌まり込んでいる。この吸引箱16は、右側フレ ーム6を介して吸引ブロア(図示せず)に連結される連結パイプ17が接続され ている。
【0009】 次に、図2,3,4において吹出装置12について説明すると、この吹出装置 12は、機巾方向で左右に2分割されている。つまり左右の吹出箱21,22を 連結したものが左右の側フレーム5,6間に嵌まり込んでいる。この左右の吹出 箱21,22の後部は、左右の側フレーム5,6を介して吹出ブロア(図示せず )と接続した連結パイプ23,23が接続される空気室24に形成されている。 また、この空気室24に連続する吹出箱21,22の前部は左右のフィン室25 に形成されている。また左右の吹出箱21,22の前面には、前記吸引装置13 の吸引口15と対向する左右の吹出口27,28が形成されている。
【0010】 次に、吹出装置12に設けられた吹出方向変更装置31について説明する。前 記左右の吹出箱21,22のフィン室25を形成する上下壁25a,25b間に は、夫々複数(図面上4つ)の左右のフィン32,33の後部に取付けた支持ピ ン34が揺動自在に支持されている。これら4つづつの左右のフィン32,33 は、フィン室25,26の高さと略同じ巾をもつ板状のもので、フィン室25, 26を複数に分割するように等ピッチ間隔に設けられている。この支持ピン34 の上端は、前記上壁25aより突出して夫々揺動リンク35の後端に固定されて いる。右側の吹出箱22と対応する複数(図面上4つ)の揺動リンク35の前端 は、上壁25a上方で左右の側フレーム5,6間隔の略半分の長さを有する右支 持リンク36に回動自在にピン連結され、左側の吹出箱21と対応する複数(図 面上4つ)の揺動リンク35の前端は、上壁25a上方で前記右支持リンク36 と同じ長さの左支持リンク37に回動自在にピン連結されている。
【0011】 右支持リンク36と左支持リンク37は、連結リンク38により連結され、図 2に点線で示すように右フィン33が垂直状態のとき、左のフィン32が垂直線 に対して角度Sだけ右側に傾いた状態となっている。従って、後述の作用で説明 するように、左右の吹出箱21,22から夫々吹出される空気流は左右のフィン 32,33により重ね合わされ集中するようになっている。また、右支持リンク の右端には、伝動リンク39の一端が回動自在に支持され、この伝動リンク39 の他端は、一定の比較的定速回転で回転するように制御されるモータM(図4に 示す)の出力軸に取付けた回転円板41の外周部に回動自在にピン連結されてい る。従ってモータMの回転により回転円板41及び各リンク35〜39が作用し て右のフィン33は図2中仮想線で示す左端位置Aと右端位置Bとの間で支持ピ ン34を中心として角度θの揺動を行ない、また、左のフィン32は、右フィン 33に対して角度S傾斜した状態を保って左端位置Cと右端位置Dとの間で支持 ピン34を中心として角度θのの揺動を行なうようになっている。
【0012】 尚、左フィン33の右フィン32に対する傾斜角Sは、連結リンク38の長さ によって決定されるものであり、連結リンク38の長さを変更すれば傾斜角Sは 任意の値に設定可能である。また、左右のフィン32,33の揺動角θは各リン ク35〜39の長さ及び回転円板41の大きさ等によって決定されるものであり 、これらを変更すれば揺動角θは任意の値に設定可能である。
【0013】 次に、以上のように構成された本実施例のカード1の作用について説明する。 カード1を起動させると夾雑物等を含んだ落綿が台下プレート7上に落下する。 しかし台下プレート7及び左右の側フレーム5,6には物が付着しにくい特性を もった貼紙防止用塗料11が塗装してあるので、これらの塗装面に、落綿が付着 する割合は少なく、仮に付着してもその付着力は弱いため後のブラッシング作業 で容易に付着綿を清掃できる。
【0014】 また、機台の起動とともに、図示しない吸引ブロア及び左右の吹出ブロアが作 用し、吸引装置13の吸引口15では吸引気流が、また吹出装置12の左右の吹 出口27,28では吹出空気流が発生する。また、モータMの駆動により回転円 板41及び各リンク35〜38が作動し、右フィン33は左端位置Aと右端位置 Bとの間を、左フィン33は右フィン32に対して角度Sだけ傾斜した状態を保 って左端位置Cと右端位置Dとの間を夫々ゆっくりと揺動を行なう。すると、吹 出装置12の左右の吹出口27,28より吹き出す比較的少量の吹出空気流は重 なりあい集中される。そしてこの集中された吹出空気流はその重なり状態を保っ たまま吹出方向を左右方向(機巾方向)に変えていき、台下プレート7上面を左 端から右端までまんべんなく吹き出し、台下プレート7上に堆積する落綿を吸引 装置13側まで吹き飛ばす。その吹き飛ばされた落綿は吸引装置13の吸引空気 流により吸引箱16中に回収され連結パイプ17を介して機台外部に排出される 。
【0015】 以上のように本実施例のカード1では、吹出装置12の吹出口27,28を機 巾方向で左右に分割し、一方の吹出口から吹出す空気流と他方の吹出口から吹出 す空気流を集中させ、この集中した空気流で台下プレート7上面を清掃するよう にしたので、左右の吹出口27,28より吹出される空気流は比較的少量でも十 分な清掃効果がある。また、集中した空気流は、その集中状態を保ったまま吹出 方向を左右方向(機巾方向)に変えて台下プレート7上をまんべんなく清掃して いくので、落綿清掃を確実に行ない得る。
【0016】 尚、前記実施例では、左右のフィン32,33は一定の定速回転するモータM の作用で機台起動時に常時ゆっくりと揺動するようにしたが、モータMにタイマ ー機能を内蔵した制御装置を連結し、この制御装置でモータMを間欠駆動させ、 左右のフィン32,33を定期的に揺動するように構成してもよい。また、モー タM及び伝動リンク39を止め、左支持リンク37の左端に、そのシリンダ本体 を左側フレーム5に回動自在に支持した突出シリンダのピストンロッド先端をピ ン支持して、突出シリンダの作用で左右のフィン32,33を揺動するようにし てもよい。
【0017】
以上のように本願では、吹出装置の吹出口に空気流の吹出方向を自動的に変化 させる吹出方向変更装置を設けたので、空気流の吹出方向を変更して比較的少量 の空気流を集中させ、この集中空気流で清掃区域の任意の箇所を集中して清掃す ることができ、従来のように一定の吹出方向に吹出す大量の空気流で清掃区域全 体の清掃を行なうものに比べ装置の小型化及び消費電力の減少を図ることができ る。また、吹出装置からの空気流の吹出方向を機巾方向に変更することにより清 掃区域全体をまんべんなく清掃でき、確実に落綿清掃を行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカードの縦断面側面図である。
【図2】図1のII視拡大図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面拡大図である。
1 カード、 2 テーカインローラ、 4 ドッフ
ァ、 12 吹出装置、13 吸引装置、 31 吹出
方向変更装置
ァ、 12 吹出装置、13 吸引装置、 31 吹出
方向変更装置
Claims (1)
- 【請求項1】 カードの機台下の落綿を、ドッファ下方
の吹出装置から吹出す空気流によってテーカインローラ
側へ吹飛ばし、テーカインローラ下方の吸引装置で回収
するようにしたカードにおける落綿清掃装置において、
吹出装置の吹出口に空気流の吹出方向を自動的に変化さ
せる吹出方向変更装置を設けたことを特徴とするカード
における落綿清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206292U JPH0620463U (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | カードにおける落綿清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206292U JPH0620463U (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | カードにおける落綿清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620463U true JPH0620463U (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=13189263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6206292U Pending JPH0620463U (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | カードにおける落綿清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620463U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117448991A (zh) * | 2023-12-21 | 2024-01-26 | 卓郎(常州)纺织机械有限公司 | 一种单向脉冲吹移与同向负压吸移尘杂复合移除装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117627A (en) * | 1980-11-27 | 1982-07-22 | Crosrol Ltd | Apparatus for removing waste material |
JPH041094A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-06 | Hitachi Maxell Ltd | Icカード |
JPH0414459U (ja) * | 1990-05-25 | 1992-02-05 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP6206292U patent/JPH0620463U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117627A (en) * | 1980-11-27 | 1982-07-22 | Crosrol Ltd | Apparatus for removing waste material |
JPH041094A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-06 | Hitachi Maxell Ltd | Icカード |
JPH0414459U (ja) * | 1990-05-25 | 1992-02-05 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117448991A (zh) * | 2023-12-21 | 2024-01-26 | 卓郎(常州)纺织机械有限公司 | 一种单向脉冲吹移与同向负压吸移尘杂复合移除装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3554904B2 (ja) | エア吸引形のワークの除塵方法および除塵装置 | |
KR970064237A (ko) | 기류를 이용한 카메라 하우징의 먼지 제거장치 | |
JPH0620463U (ja) | カードにおける落綿清掃装置 | |
JP2017203588A (ja) | 空気調和機 | |
JPH0620464U (ja) | カード | |
JP2008116143A (ja) | 空気調和機 | |
JP4995855B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN216988339U (zh) | 一种用于生产高硅氧模压制品的浸胶装置 | |
CN209718346U (zh) | 一种塑料颗粒处理装置 | |
JP2724664B2 (ja) | 自動洗浄換気ファン | |
JPS5853927B2 (ja) | クウキジヨジンソウチ | |
JP2571953Y2 (ja) | ユニット式ベルトコンベヤ搬送ベルト洗浄装置 | |
JPH102604A (ja) | ノーメンテナンスフィルタを有する空調機 | |
JP2008032249A (ja) | フィルタ用清掃装置 | |
JP6754945B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN115709561A (zh) | 一种用于纸板加工的纸板覆膜装置 | |
JPH04313631A (ja) | 空気強制循環機の風道用可変整流装置 | |
KR20200099009A (ko) | 이물질의 제거가 용이한 공기청정기 | |
KR970054608A (ko) | 건전지용 크리닝장치의 결합구조 | |
JPS635824Y2 (ja) | ||
JPH0346917A (ja) | コンベア装置 | |
CN214217523U (zh) | 一种自动下料除尘装置 | |
KR20010036893A (ko) | 방진망 청소기가 부착된 공조기 | |
JPS5932613Y2 (ja) | トツプクリヤラ−の清掃装置 | |
WO2021053985A1 (ja) | フィルタ清掃装置を備える空気調和機及び空気調和機のフィルタ清掃方法 |