JP2571953Y2 - ユニット式ベルトコンベヤ搬送ベルト洗浄装置 - Google Patents

ユニット式ベルトコンベヤ搬送ベルト洗浄装置

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JP2571953Y2
JP2571953Y2 JP1990023569U JP2356990U JP2571953Y2 JP 2571953 Y2 JP2571953 Y2 JP 2571953Y2 JP 1990023569 U JP1990023569 U JP 1990023569U JP 2356990 U JP2356990 U JP 2356990U JP 2571953 Y2 JP2571953 Y2 JP 2571953Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、汚泥等の粘着性物質を搬送するベルトコン
ベヤに付設され、その搬送ベルトを洗浄するためのユニ
ット式ベルトコンベヤ搬送ベルト洗浄装置に関する。
「従来の技術と解決すべき課題」 汚泥処理工場などにおいて、汚泥等をベルトコンベヤ
で搬送する場合、汚泥の付着性が強いためにその一部が
搬送ベルトの表面に残留することが避けられない。
このため一般には、付着物をかき落とすスクレーパを
ベルトコンベヤに取り付けているが、除去効果が十分と
は言えず、搬送面に残留した汚泥が落ちてベルトコンベ
ヤの周囲床面を汚す等の問題があった。また、搬送ベル
トに付着した汚泥がさらにローラ類に付着することによ
りベルト蛇行を促進させると同時に、ローラ軸受部等に
付着した汚泥により回転不良が生じ、ベルトコンベヤの
使用寿命を縮める欠点も有していた。
本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、搬送ベルトの搬送面に特に強固に付着
していた付着物(汚泥等)や水を完全に除去できるとと
もに、前記搬送面から落下した付着物や水がベルトコン
ベアの各部(ローラ類やローラ軸受部)に付着すること
がなく、ベルトコンベアの寿命を延ばすことができるユ
ニット式ベルトコンベア搬送ベルト洗浄装置を提供する
ことを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するための本考案のユニット式ベルト
コンベア搬送ベルト洗浄装置は、走行される搬送ベルト
の下側復路が通過する開口部をそれぞれ前部および後部
に有するとともに、前記下側復路の一部を、上下方向、
前記下側復路の幅方向および進行方向の全ての方向にお
いて覆い、かつ下面には排水口が形成された洗浄装置本
体を備え、 この洗浄装置本体の内部には、前記搬送ベルトの下側
復路の進行方向に、前スクレーパ、前絞りローラ、水切
りローラ、中間スクレーパ、後絞りローラおよび後スク
レーパが順次配設されているとともに、前記前スクレー
パおよび前記前絞りローラ間の、前記搬送ベルトの搬送
面に、水を吹き付けるスプレーノズル、および、前記搬
送ベルトの下側復路を上方より押圧して前記後スクレー
パに押し当てるための押えローラを備えており、 前記前スクレーパは、前記搬送ベルトの搬送面に当接
して付着物をかき落とすものであり、 前記前絞りローラおよび前記後絞りローラはそれぞ
れ、前記搬送ベルトにおける前記搬送面に当接するもの
であり、 前記水切りローラは、前記搬送ベルトにおける前記搬
送面の反対側の面を押圧して、前記搬送ベルトを下方に
屈曲させることにより、その最下端部で搬送ベルトから
水滴を滴らせるとともに、搬送面にこびりついた残留付
着物を該搬送面から分離するものであり、 前記中間スクレーパは、前記水切りローラにより屈曲
された前記搬送ベルトの搬送面に当接して水切りを行う
ものであり、 前記後スクレーパは、前記搬送ベルトの搬送面に当接
して水分を拭い去るものであり、 前記押えローラは、上端部を支点として揺動自在な揺
動アームの下端部に回転自在に取り付けられており、こ
の前記押えローラの自重および前記揺動アームの自重に
より前記搬送ベルトを押圧するものである ことを特徴とするものである。
また、各スクレーパは、搬送ベルトの幅方向にそれぞ
れ延びる各スクレーパ軸に、弾性部材を介してそれぞれ
取り付けられている ことを特徴とするものである。
「作用」 このユニット式ベルトコンベヤ搬送ベルト洗浄装置に
よれば、搬送ベルトの回転につれ、まず前スクレーパで
搬送面から付着物を大まかにかき落とし、次いでスプレ
ーノズルから搬送面に放水して残留した付着物を洗い流
したうえ、前絞りローラで搬送面の水分を絞る。さらに
水切りローラにより搬送ベルトを下方に屈曲させて、そ
の最下端部で搬送ベルトから水滴を滴らせ、水切りを行
なうとともに、搬送面にこびりついた残留付着物を該搬
送面から分離、落下させることができる。次に、中間ス
クレーパでさらに水切りを行ない、後絞りローラで水分
を絞ったうえ、押えローラおよび後スプレーパにより水
切りおよび水分の拭い去りを効果的に行って、搬送面に
付着していた汚泥等の付着物および洗浄水をほぼ完全に
除去する。
これにより、搬送ベルトの搬送面の付着物をほぼ完全
に除去でき、除去した付着物を洗浄水とともにケーシン
グの排水口から排出し、搬送ベルトを十分に水切りした
状態で再び搬送に供することができる。
特に、本装置では、ローラの位置で、ベルト軌道が大
きく下方へ湾曲し、搬送面に付着した水は、ローラにお
いて下降する搬送ベルトの軌道に沿って引いた接線方向
に飛ばされて、該ローラから分離する。また、この場
合、搬送面は下方に凸な状態になるため、搬送面に付着
した水がそこに集まり、下方に落下し易くなる。さら
に、ローラの位置で搬送ベルトの搬送面が下方に突出す
るように伸張するため、該搬送面にこびりついた残留付
着物は該搬送面から分離し、落下する。
さらに、本装置において、スクレーパをローラの後方
でかつ該ローラにより屈曲された搬送ベルトの搬送面に
当接する位置に配設することにより、該スクレーパに対
する搬送面の当接角度が小さくなり、これにより、搬送
面に付着した水がかき落とされ易い。
「実施例」 第1図ないし第3図は、本考案に係わるユニット式ベ
ルトコンベヤ搬送ベルト洗浄装置の一実施例を示し、第
1図は平面図、第2図は正面図、第3図は右側面図であ
る。なお、以下の説明では便宜上、第1図左側を前側、
右側を後側とする。
図中符号Bは、一対の駆動ローラR間に巻回され水平
に張られた搬送ベルトであり、上側往路の上面(搬送
面)で第2図中右から左へ汚泥等を搬送し、左端の折返
点でこれを落下させる。
この搬送ベルトBの下側復路の一部を覆って、搬送ベ
ルトBに沿う細長い箱状のケーシング1が設置されてい
る。このケーシング1は、両側面および下面が解放され
たコ字状の前部1A、中部1B、後部1C、およびこれらの下
面を塞ぐ逆四角錘状の水受け1Dとから構成され、相互に
ネジ止めされて分解可能に組み立てられている。
水受け1Dの下端には排出口2が形成され、水受け1Dの
内壁面はいずれも排出口2に向けて下がる傾斜面となっ
ている。また、前部1Aの前端および後部1Cの後端の下部
には、ケーシング1からの洗浄水の飛散を防ぐ前板3お
よび後板4が固定され、これらの上の開口部を通して搬
送ベルトBがケーシング1内に通されている。前記ケー
シング1および水受け1Dにより洗浄装置本体が構成され
ている。
ケーシング前部1A内には、搬送ベルトBの下方におい
てスクレーパ軸5が水平に配置され、その両端はケーシ
ング前部1Aの両側面に固定された取付板6で支持されて
いる。これら取付板6は、第5図のように四隅に上下方
向に延びる長孔7が形成され、これら長孔7を通したネ
ジでケーシング前部1Aの両側面に固定され、上下に位置
調節可能となっている。
スクレーパ軸5には、第4図および第5図に示すよう
に複数のゴムクッション8が軸回り角度調節可能にネジ
で固定され、これらゴムクッション8の上部には弾性を
有する薄板8Aが固定されている。そして、各薄板8Aの上
端には、超硬合金、セラミックス、ステンレス等の耐磨
耗性に優れた材質からなる矩形薄板状の前スクレーパ9
がそれぞれネジ止めされている。上記ゴムクッション8
および薄板8Aにより弾性部材が構成されている。
これら前スクレーパ9の上端縁は水平方向一列に並
び、搬送ベルトBの搬送面の幅方向全長に亙って隙間な
く押し当てられている。各前スクレーパ9の搬送ベルト
Bへの当接圧力および当接角度は、付着物を十分にかき
落とせるように、かつ搬送ベルトBを傷めることがない
ように設定されている。
また、ケーシング前部1Aの両側面には、前スクレーパ
9と搬送ベルトBの当接位置と対向して開口部がそれぞ
れ形成され、この開口部に透明板10を着脱可能に固定し
て覗き窓11が形成されている。
一方、ケーシング前部1A内でスクレーパ軸5の後方に
は、ローラ軸12が水平に配置され、その両端がケーシン
グ前部1Aの両側面に固定された取付板13で支持されてい
る。このローラ軸12には、スクレーパ9と上端高さが等
しい前絞りローラ14が回転自在に取り付けられ、搬送ベ
ルトBがその上を通されている。この前絞りローラ14
は、第7図に示すように金属製かつ中空のもので、その
外周面の全面に亙って各種ゴム製または塩化ビニル製等
のライニング14Aが貼られている。このライニング14Aは
前絞りローラ14の錆発生を防ぎ、錆による搬送ベルトB
の損傷を防ぐ効果を奏する。
ケーシング前部1Aの前端下部および中央下部には、そ
れぞれ漏水防止板15を介して、一端が封止された第1給
水パイプ16および第2給水パイプ17が水平に取り付けら
れ、これらの他端は図示しない給水源に接続されてい
る。そして第1給水パイプ16には、水受け1Dの前側傾斜
面に向けて一対の第1スプレーノズル18が固定されてい
る。
また、第2給水パイプ17には、前絞りローラ14と搬送
ベルトBとの当接箇所に向けて第6図に示すように3つ
のスプレーノズル19が固定され、搬送ベルトBの搬送面
の幅方向全長に亙って放水するようになっている。
ケーシング中部1Bの中央には、ローラ軸20が水平に配
置され、その両端がケーシング中部1Bの両側面に固定さ
れた取付板21により支持されている。このローラ軸20に
は大径の水切りローラ(水切り手段)22が回転自在に取
り付けられ、搬送ベルトBを押し下げている。この押し
下げられた箇所において、搬送ベルトBの傾斜角度αは
十分な水切り効果が得られるように設定すべきである。
なお、この水切りローラ22は第8図に示すように金属製
中空のもので、外周面には前記同様のライニング22Aが
固定されている。
ケーシング中部1B内には、水切りローラ22の後方にお
いてスクレーパ軸5が配置され、このスクレーパ軸5に
は前記同様に中間スクレーパ23がゴムクッションを介し
て取り付けられ、これら中間スクレーパ23の上端が搬送
ベルトBの搬送面に押し当てられている。また中間スク
レーパ23と搬送ベルトBの当接箇所の両側方には、前記
同様の覗き窓11が形成されている。
一方、ケーシング後部1C内には、前絞りローラ14と同
一高さにおいて同様に後絞りローラ24が水平に取り付け
られている。その後方には後スクレーパ25が、後絞りロ
ーラ24と上端高さを等しくして前記同様に取り付けられ
ている。
また、ケーシング後部1Cの上面には、第9図に示すよ
うに一対の軸受26を介して揺動軸27が水平に固定され、
この揺動軸27にはケーシング後部1Cの内側面に沿って一
対の揺動アーム28が直角に固定されている。これら揺動
アーム28の下端には押さえローラ29が水平かつ軸回り回
転自在に取り付けられ、この押さえローラ29は後スクレ
ーパ25の近傍で搬送ベルトBの上面を自重で押圧し、搬
送ベルトBを後スクレーパ25に押し当てて水切り効果を
高める構成となっている。
ケーシング後部1Cの後端下部には、第3給水パイプ30
が漏水防止板15を介して水平に固定され、図示しない給
水源に接続されている。そしてこの第3給水パイプ30に
は、水受け1Dの後側の傾斜面に向けて一対の第3スプレ
ーノズル31が取り付けられている。
上記構成からなるユニット式ベルトコンベヤ搬送ベル
ト洗浄装置によれば、搬送ベルトBの回転につれ、まず
前スクレーパ9で搬送面から付着物を大まかにかき落と
し、次いで第2スプレーノズル19から搬送面に放水して
残留した付着物を洗い流したうえ、前絞りローラ14で搬
送面の水分を絞る。さらに水切りローラ22により搬送ベ
ルトBを下方に屈曲させて、その最下端部で搬送ベルト
Bから水滴を滴らせ、水切りを行なう。また、水切りロ
ーラ22の位置で、搬送ベルトBの軌道を大きく下方へ湾
曲させることにより、搬送面に付着した水を、水切りロ
ーラ22において傾斜角αで下降する搬送ベルトBの軌道
に沿って引いた接線L方向に飛ばして、水切りローラ22
から分離させる。なお、この場合、水が飛ばされる方向
は、重力や搬送ベルトBの搬送速度の影響を受け、接線
Lから多少ずれることがあるのは、勿論である。さら
に、水切りローラ22の位置で搬送ベルトBの搬送面を下
方に突出するように伸張させることにより、該搬送面に
こびりついた残留付着物を該搬送面から分離、落下させ
る。
次に、中間スクレーパ23でさらに水切りを行ない、後
絞りローラ24で水分を絞ったうえ、後スクレータ25で水
分を拭い去って、搬送面に付着した汚泥および洗浄水を
ほぼ完全に除去する。ここで、中間スクレーパ23を、水
切りローラ22の後方でかつ該水切りローラ22により屈曲
された搬送ベルトBの搬送面に当接する位置に配設する
ことにより、該中間スクレーパ23に対する搬送面の当接
角度を小さく形成し(傾斜角αにほぼ等しくなる)、こ
れにより、搬送面に付着した水をかき落とし易くする。
こうして除去された汚泥および洗浄水は、水受け1Dに落
下し、第1および第3スプレーノズル18,31からの噴水
流とともに排水口2から排出され、ケーシング1の外に
飛散したり、付着物がケーシング1内に滞留したりする
ことはない。
このように、このユニット式ベルトコンベヤ搬送ベル
ト洗浄装置によれば、搬送ベルトBから略完全に付着物
を除去することができ、搬送ベルトBの周囲に付着物が
落下して汚れることが防止できる。
また、搬送ベルトBに付着した汚泥により、ベルト駆
動ローラRの磨耗や搬送ベルトBのローラ穴の傷みを招
くことが少なく、ベルトコンベヤの使用寿命を延長する
ことが可能である。
さらに、電力等の駆動力が不必要なので、ランニング
コストが安く済むうえ、ケーシング1がユニット式ベル
トコンで簡単に分解でき、各スクレーパ5,23,25の作用
を確認する覗き窓11を設けているため、保守点検も容易
である。
なお、洗浄後の搬送ベルトBを乾燥する必要があれ
ば、搬送ベルトBの導出側に温風ドライヤ等の加熱手段
を設けてもよい。また、スクレーパや水切りローラ、ス
プレーノズル等の個数は、対象となる付着物の付着性や
要求される洗浄効果の程度に応じて適宜変更してよい
し、搬送面を磨擦するブラシ等を設けてもよい。
さらに、上記実施例では、揺動アーム28の下端に取り
付けられた押さえローラ29の自重で搬送ベルトBを押圧
していたが、その代わりに押さえローラをスプリング等
の付勢手段で押し当てる構成も可能である。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案に係わるユニット式ベル
トコンベヤ搬送ベルト洗浄装置によれば、搬送ベルトの
回転につれ、まず前スクレーパで搬送面から付着物を大
まかにかき落とし、次いでスプレーノズルから搬送面に
放水して残留した付着物を洗い流したうえ、前絞りロー
ラで搬送面の水分を絞る。さらに水切りローラにより搬
送ベルトを下方に屈曲させて、その最下端部で搬送ベル
トから水滴を滴らせ、水切りを行なうことができる。次
に、中間スクレーパでさらに水切りを行ない、後絞りロ
ーラで水分を絞ったうえ、押えローラおよび後スクレー
パにより水切りおよび水分の拭い去りを効果的に行っ
て、搬送面に付着していた汚泥等の付着物および洗浄水
をほぼ完全に除去する。ここで、押えローラは、上端部
を支点として揺動自在な揺動アームの下端部に回転自在
に取り付けられており、この前記押えローラの自重およ
び前記揺動アームの自重により前記搬送ベルトを押圧す
るので、万が一、搬送ベルトに硬い異物が付いている場
合、押えローラは容易に上方へ退避するので、搬送ベル
トに傷等の損傷が及ぼされることはない。これにより、
搬送ベルトの搬送面に残留した付着物および洗浄水をほ
ぼ完全に除去することができ、搬送ベルトから付着物が
落下して室内を汚すことが防止できる。特に、本装置で
は、ローラの位置で、ベルト軌道を大きく下方へ湾曲さ
せるため、搬送面に付着した水を、ローラにおいて下降
する搬送ベルトの軌道に沿って引いた接線方向に飛ばし
て、該ローラから分離させることができる。また、この
場合、搬送面を下方に凸な状態にさせるため、搬送面に
付着した水をそこに集め、下方に落下させ易くすること
ができる。さらに、水切りローラの位置で搬送ベルトの
搬送面を下方に突出するように伸張させることで、該搬
送面にこびりついた残留付着物を該搬送面から分離、落
下させることができる。またさらに、本装置において、
スクレーパをローラの後方でかつ該ローラにより屈曲さ
れた搬送ベルトの搬送面に当接する位置に配設すること
により、該スクレーパに対する搬送面の当接角度を小さ
くさせ、これにより、搬送面に付着した水をかき落とし
易くすることができる。
また、搬送ベルトに付着した汚泥により、ベルト駆動
ローラの磨耗や搬送ベルトのローラ穴の傷みを招くこと
が少なく、ベルトコンベヤの使用寿命を延長することが
可能である。各スクレーパを、各スクレーパ軸にそれぞ
れ弾性部材を介して取付けることにより、万一搬送ベル
トからスクレーパに大きな力が作用した場合、弾性部材
が弾性変形することにより、スクレーパは破損しないと
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案に係わるユニット式ベル
トコンベヤ搬送ベルト洗浄装置の一実施例を示し、第1
図は平面図、第2図は正面図、第3図は右側面図であ
る。また、第4図ないし第9図は同装置の要部を示し、
第4図および第5図はスクレーパの側面図および正面
図、第6図はスプレーノズルの側面図、第7図は絞りロ
ーラの側面図、第8図は水切りローラの側面図、第9図
は押さえローラの側面図である。 B…搬送ベルト、R…ベルト駆動ローラ、1…ケーシン
グ、1D…水受け、9…前スクレーパ、11…覗き窓、14…
前絞りローラ、16…第1給水パイプ、17…第2給水パイ
プ、18…第1スプレーノズル、19…第2スプレーノズ
ル、22…水切りローラ(水切り手段)、23…中間スクレ
ーパ、24…後絞りローラ、25…後スクレーパ、28…揺動
アーム、29…押さえローラ、30…第3給水パイプ、31…
第3スプレーノズル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−574(JP,A) 特開 昭63−108742(JP,A) 特開 平2−33025(JP,A) 実開 昭63−130422(JP,U) 実開 昭59−159627(JP,U) 実開 昭64−28991(JP,U) 実開 昭49−7677(JP,U) 実開 昭50−152387(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行される搬送ベルトの下側復路が通過す
    る開口部をそれぞれ前部および後部に有するとともに、
    前記下側復路の一部を、上下方向、前記下側復路の幅方
    向および進行方向の全ての方向において覆い、かつ下面
    には排水口が形成された洗浄装置本体を備え、 この洗浄装置本体の内部には、前記搬送ベルトの下側復
    路の進行方向に、前スクレーパ、前絞りローラ、水切り
    ローラ、中間スクレーパ、後絞りローラおよび後スクレ
    ーパが順次配設されているとともに、前記前スクレーパ
    および前記前絞りローラ間の、前記搬送ベルトの搬送面
    に、水を吹き付けるスプレーノズル、および、前記搬送
    ベルトの下側復路を上方より押圧して前記後スクレーパ
    に押し当てるための押えローラを備えており、 前記前スクレーパは、前記搬送ベルトの搬送面に当接し
    て付着物をかき落とすものであり、 前記前絞りローラおよび前記後絞りローラはそれぞれ、
    前記搬送ベルトにおける前記搬送面に当接するものであ
    り、 前記水切りローラは、前記搬送ベルトにおける前記搬送
    面の反対側の面を押圧して、前記搬送ベルトを下方に屈
    曲させることにより、その最下端部で搬送ベルトから水
    滴を滴らせるとともに、搬送面にこびりついた残留付着
    物を該搬送面から分離するものであり、 前記中間スクレーパは、前記水切りローラにより屈曲さ
    れた前記搬送ベルトの搬送面に当接して水切りを行うも
    のであり、 前記後スクレーパは、前記搬送ベルトの搬送面に当接し
    て水分を拭い去るものであり、 前記押えローラは、上端部を支点として揺動自在な揺動
    アームの下端部に回転自在に取り付けられており、この
    前記押えローラの自重および前記揺動アームの自重によ
    り前記搬送ベルトを押圧するものである ことを特徴とするユニット式ベルトコンベア搬送ベルト
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のユニット式ベルトコンベア
    搬送ベルト洗浄装置において、各スクレーパは、搬送ベ
    ルトの幅方向にそれぞれ延びる各スクレーパ軸に、弾性
    部材を介してそれぞれ取り付けられている ことを特徴とするユニット式ベルトコンベア搬送ベルト
    洗浄装置。
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KR200447592Y1 (ko) * 2008-02-27 2010-02-11 한국중부발전(주) 세척물 자동 배출장비를 구비한 컨베이어 벨트 세척장치

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