JPH06204153A - 半導体ウエハ処理用のボート - Google Patents
半導体ウエハ処理用のボートInfo
- Publication number
- JPH06204153A JPH06204153A JP62593A JP62593A JPH06204153A JP H06204153 A JPH06204153 A JP H06204153A JP 62593 A JP62593 A JP 62593A JP 62593 A JP62593 A JP 62593A JP H06204153 A JPH06204153 A JP H06204153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boat
- semiconductor wafer
- wafer
- quartz
- processing semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ウエハ処理用ボートの耐用時間を延ばすことに
ある。 【構成】 均等な間隔で設けられた複数の溝1aを有す
る4本の柱1bを上部固定体1cと下部台座体1dの間
に設け、1枚のウエハを柱1bに各々設けられた溝1a
で支持し、縦方向にウエハを複数枚重ねて支持するよう
に構成された石英ボート1の全面にポリシリコン膜2を
設けたものである。
ある。 【構成】 均等な間隔で設けられた複数の溝1aを有す
る4本の柱1bを上部固定体1cと下部台座体1dの間
に設け、1枚のウエハを柱1bに各々設けられた溝1a
で支持し、縦方向にウエハを複数枚重ねて支持するよう
に構成された石英ボート1の全面にポリシリコン膜2を
設けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ処理用ボ
ートに関するものである。
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体ウエハに縦型LPCVD
(Low・Pressure・Chemical・Va
por・Deposition)装置等を用いて酸化膜
(SiO2)や窒化膜(Si3N4)を形成する場合、ウ
エハを指示するボートとして石英ボートやSiCボート
が用いられている。
(Low・Pressure・Chemical・Va
por・Deposition)装置等を用いて酸化膜
(SiO2)や窒化膜(Si3N4)を形成する場合、ウ
エハを指示するボートとして石英ボートやSiCボート
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなものでは、
LPCVD装置でSiO2膜やSi3N4膜を堆積させる
際に、ボートにもこれらの膜が堆積する。これを取除く
ため、フッ酸系溶液等により洗浄しこれらの堆積膜をエ
ッチングしている。石英ボートでは石英自体もフッ酸系
溶液等によりエッチングされ得るものであるため、ボー
ト自体に均一に堆積膜が堆積していないことや、エッチ
ング時の終点検出が難しいことから、堆積膜のみをエッ
チングすることが出来ずボート自体もエッチングされ
る。洗浄を重ねる毎にボートの初期精度が劣化する。こ
のため、LPCVD装置への据付けにガタを生じたり、
ウエハ移載にズレを生じるようになり、調節を必要とす
る。さらに使用を続け、20〜30回の洗浄を行なう頃
には調節不可能な状態となり、新しいものに交換せざる
を得ない。
LPCVD装置でSiO2膜やSi3N4膜を堆積させる
際に、ボートにもこれらの膜が堆積する。これを取除く
ため、フッ酸系溶液等により洗浄しこれらの堆積膜をエ
ッチングしている。石英ボートでは石英自体もフッ酸系
溶液等によりエッチングされ得るものであるため、ボー
ト自体に均一に堆積膜が堆積していないことや、エッチ
ング時の終点検出が難しいことから、堆積膜のみをエッ
チングすることが出来ずボート自体もエッチングされ
る。洗浄を重ねる毎にボートの初期精度が劣化する。こ
のため、LPCVD装置への据付けにガタを生じたり、
ウエハ移載にズレを生じるようになり、調節を必要とす
る。さらに使用を続け、20〜30回の洗浄を行なう頃
には調節不可能な状態となり、新しいものに交換せざる
を得ない。
【0004】また、SiCボートではボート自体がエッ
チングされることはないが、ボート自体が割高である。
チングされることはないが、ボート自体が割高である。
【0005】本発明は、ウエハ処理用ボートの耐用時間
を延ばすことにある。
を延ばすことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】半導体ウエハを保持する
石英ボートの全面にポリシリコン膜を形成することで上
記目的を達成する。
石英ボートの全面にポリシリコン膜を形成することで上
記目的を達成する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例の半導体ウエハ処理用のボ
ートを図を参照して説明する。
ートを図を参照して説明する。
【0008】図1は本例の構成を示す説明図であり、同
図において1は石英ボートとしてのボートである。この
ボート1は均等な間隔で設けられた複数の溝1aを有す
る4本の柱1bを上部固定体1cと下部台座体1dの間
に設け、1枚のウエハを柱1bに各々設けられた溝1a
で支持し、縦方向にウエハを複数枚重ねて支持するよう
に構成されている。すなわち、ボート1自体は従来のも
のと同様の構成である。このボート1の全面に、図1A
の要部拡大図である図1Bに示すように膜厚200〜5
00nmのポリシリコン膜2がCVD(Chemica
l・Vapor・Deposition)にて堆積形成
されている。
図において1は石英ボートとしてのボートである。この
ボート1は均等な間隔で設けられた複数の溝1aを有す
る4本の柱1bを上部固定体1cと下部台座体1dの間
に設け、1枚のウエハを柱1bに各々設けられた溝1a
で支持し、縦方向にウエハを複数枚重ねて支持するよう
に構成されている。すなわち、ボート1自体は従来のも
のと同様の構成である。このボート1の全面に、図1A
の要部拡大図である図1Bに示すように膜厚200〜5
00nmのポリシリコン膜2がCVD(Chemica
l・Vapor・Deposition)にて堆積形成
されている。
【0009】このようにポリシリコン膜1bを形成する
ことにより、洗浄時に長時間フッ酸溶液に浸しておいて
も、フッ酸溶液ではエッチングされないポリシリコン膜
1bに保護され石英自体はエッチングされず、LPCV
D装置でSiO2やSi3N4膜を堆積させる際に堆積し
たこれらの堆積膜のみがエッチングされ、ボートの初期
精度を回復する。以上のようにボートの耐用時間が延び
るとともに、初期精度を保持することが可能となり、ウ
エハ等の移載ズレがなくなり、安価な石英を用いたボー
トにて、高価なSiCを用いたボートと同等の耐用時間
が実現できる。
ことにより、洗浄時に長時間フッ酸溶液に浸しておいて
も、フッ酸溶液ではエッチングされないポリシリコン膜
1bに保護され石英自体はエッチングされず、LPCV
D装置でSiO2やSi3N4膜を堆積させる際に堆積し
たこれらの堆積膜のみがエッチングされ、ボートの初期
精度を回復する。以上のようにボートの耐用時間が延び
るとともに、初期精度を保持することが可能となり、ウ
エハ等の移載ズレがなくなり、安価な石英を用いたボー
トにて、高価なSiCを用いたボートと同等の耐用時間
が実現できる。
【0010】
【発明の効果】本発明では、石英のボートの全面にポリ
シリコン膜を形成することで、ウエハ処理用ボートの耐
用時間を延ばすことが可能となる。
シリコン膜を形成することで、ウエハ処理用ボートの耐
用時間を延ばすことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す説明図。
1 石英ボート 2 ポリシリコン膜
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体ウエハを保持する石英ボートの全
面にポリシリコン膜を形成したことを特徴とする半導体
ウエハ処理用のボート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62593A JPH06204153A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 半導体ウエハ処理用のボート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62593A JPH06204153A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 半導体ウエハ処理用のボート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06204153A true JPH06204153A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11478916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62593A Pending JPH06204153A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | 半導体ウエハ処理用のボート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06204153A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002503884A (ja) * | 1998-02-11 | 2002-02-05 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 熱処理チャンバ用基板支持体 |
JP2002068852A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Techno Quartz Kk | シリコン部材の接合方法およびその接合体 |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP62593A patent/JPH06204153A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002503884A (ja) * | 1998-02-11 | 2002-02-05 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 熱処理チャンバ用基板支持体 |
JP2002068852A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-08 | Techno Quartz Kk | シリコン部材の接合方法およびその接合体 |
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