JPH0620353A - 磁気テープ装置 - Google Patents
磁気テープ装置Info
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- JPH0620353A JPH0620353A JP4178568A JP17856892A JPH0620353A JP H0620353 A JPH0620353 A JP H0620353A JP 4178568 A JP4178568 A JP 4178568A JP 17856892 A JP17856892 A JP 17856892A JP H0620353 A JPH0620353 A JP H0620353A
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- Japan
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- slider
- closing lever
- slider opening
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 磁気テープを内蔵すると共に摺動して磁気テ
ープを露出させるスライダ8を備えるDカセット6を収
容する。Dカセット6の収容のための挿入動作に伴いス
ライダ開閉レバー13が回動しスライダ8を押圧して摺
動させる。カセットラベルを透視可能にする透明窓19
が形成される。スライダ開閉レバー13は、Dカセット
6の未挿入時には、透明窓19よりも外側の非透視位置
に配設される。Dカセット6の挿入動作に伴い、Dカセ
ット6に押圧されて挿入方向に移動することによりスラ
イダ開閉レバー13を押圧して回動させるカムレバー1
4が非透視位置に設けられている。 【効果】 透明窓19を小さくすることなく、Dカセッ
ト6の未挿入時にスライダ開閉レバー13が見えるのを
回避し、ひいてはテープレコーダの美感の向上を図るこ
とができる。
ープを露出させるスライダ8を備えるDカセット6を収
容する。Dカセット6の収容のための挿入動作に伴いス
ライダ開閉レバー13が回動しスライダ8を押圧して摺
動させる。カセットラベルを透視可能にする透明窓19
が形成される。スライダ開閉レバー13は、Dカセット
6の未挿入時には、透明窓19よりも外側の非透視位置
に配設される。Dカセット6の挿入動作に伴い、Dカセ
ット6に押圧されて挿入方向に移動することによりスラ
イダ開閉レバー13を押圧して回動させるカムレバー1
4が非透視位置に設けられている。 【効果】 透明窓19を小さくすることなく、Dカセッ
ト6の未挿入時にスライダ開閉レバー13が見えるのを
回避し、ひいてはテープレコーダの美感の向上を図るこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライダを備えるカセ
ットを収容し、かつ、カセットの収容のための挿入動作
に伴いスライダ開閉レバーが上記スライダを押圧して摺
動させる磁気テープ装置に関するものである。
ットを収容し、かつ、カセットの収容のための挿入動作
に伴いスライダ開閉レバーが上記スライダを押圧して摺
動させる磁気テープ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ディジタル信号にて記録再生され
るディジタルコンパクトカセットテープ(以下「Dカセ
ット」と称する)を取り扱うことのできるテープレコー
ダが市販されている。
るディジタルコンパクトカセットテープ(以下「Dカセ
ット」と称する)を取り扱うことのできるテープレコー
ダが市販されている。
【0003】このようなテープレコーダ50に使用され
るDカセット51には、図14及び図15に示すよう
に、前面部に矢印A−B方向に摺動するスライダ52が
設けられており、このスライダ52を矢印A方向に移動
させることにより、Dカセット51の前面部に図示しな
い開口部が現れ、磁気テープが露出して磁気ヘッドに摺
接可能となる。
るDカセット51には、図14及び図15に示すよう
に、前面部に矢印A−B方向に摺動するスライダ52が
設けられており、このスライダ52を矢印A方向に移動
させることにより、Dカセット51の前面部に図示しな
い開口部が現れ、磁気テープが露出して磁気ヘッドに摺
接可能となる。
【0004】上記スライダ52を矢印A方向に移動させ
るための装置として、カセットホルダー53に回動可能
に設けられたスライダ開閉レバー54が設けられてい
る。スライダ開閉レバー54の先端にはスライダ開閉レ
バーピン55が設けられている一方、スライダ開閉レバ
ー54の他端部はスプリング56によって引っ張り力を
受けている。したがって、スライダ開閉レバーピン55
は、常に矢印B方向側に付勢されると共に、Dカセット
51の未挿入時にはスライダ開閉レバー54がストッパ
57に当接して、矢印B方向への回動が規制されるよう
になっている。そして、Dカセット51の挿入動作に伴
うスライダ開閉レバー54への押圧によりスライダ開閉
レバー54が回動し、これによって、スライダ開閉レバ
ーピン55がスライダ52の端縁部に当接し、Dカセッ
ト51をさらに挿入することによってスライダ開閉レバ
ーピン55がスライダ52を押圧して矢印A方向に摺動
させるようになっている。
るための装置として、カセットホルダー53に回動可能
に設けられたスライダ開閉レバー54が設けられてい
る。スライダ開閉レバー54の先端にはスライダ開閉レ
バーピン55が設けられている一方、スライダ開閉レバ
ー54の他端部はスプリング56によって引っ張り力を
受けている。したがって、スライダ開閉レバーピン55
は、常に矢印B方向側に付勢されると共に、Dカセット
51の未挿入時にはスライダ開閉レバー54がストッパ
57に当接して、矢印B方向への回動が規制されるよう
になっている。そして、Dカセット51の挿入動作に伴
うスライダ開閉レバー54への押圧によりスライダ開閉
レバー54が回動し、これによって、スライダ開閉レバ
ーピン55がスライダ52の端縁部に当接し、Dカセッ
ト51をさらに挿入することによってスライダ開閉レバ
ーピン55がスライダ52を押圧して矢印A方向に摺動
させるようになっている。
【0005】また、テープレコーダ50におけるカセッ
トホルダー53には、Dカセット51の表面に貼付され
たラベルを透視することができるように、透明窓58が
形成されている。
トホルダー53には、Dカセット51の表面に貼付され
たラベルを透視することができるように、透明窓58が
形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテープレコーダ50は、Dカセット51の未挿入時
においては、図16及び図17に示すように、スライダ
開閉レバー54がストッパ57に当接するようになって
おり、このストッパ57への当接位置は、透明窓58か
ら透視し得る位置となっているので、見栄えがよくない
という問題点を有している。
来のテープレコーダ50は、Dカセット51の未挿入時
においては、図16及び図17に示すように、スライダ
開閉レバー54がストッパ57に当接するようになって
おり、このストッパ57への当接位置は、透明窓58か
ら透視し得る位置となっているので、見栄えがよくない
という問題点を有している。
【0007】また、これを防止するために、透明窓58
を図16のハッチング部分だけ小さくしたのでは、Dカ
セット51に貼付されたラベルの表示が見えないという
問題点を有している。
を図16のハッチング部分だけ小さくしたのでは、Dカ
セット51に貼付されたラベルの表示が見えないという
問題点を有している。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、透明窓を小さくすること
なく、カセットの未挿入時にスライダ開閉レバーが見え
るのを回避し、ひいては装置の美感の向上を図り得る磁
気テープ装置を提供することにある。
たものであって、その目的は、透明窓を小さくすること
なく、カセットの未挿入時にスライダ開閉レバーが見え
るのを回避し、ひいては装置の美感の向上を図り得る磁
気テープ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ装置
は、上記課題を解決するために、磁気テープを内蔵する
と共に摺動して磁気テープを露出させるスライダを備え
るカセットを収容し、かつ、カセットの収容のための挿
入動作に伴いスライダ開閉レバーが回動し上記スライダ
を押圧して摺動させる一方、カセットラベルを透視可能
にする透明部が形成された磁気テープ装置において、上
記スライダ開閉レバーは、カセットの未挿入時には、透
明部よりも外側の非透視位置に配設される一方、カセッ
トの挿入動作に伴い、カセットに押圧されて挿入方向に
移動することにより上記スライダ開閉レバーを押圧して
回動させるレバー押圧部材が上記非透視位置に設けられ
ていることを特徴としている。
は、上記課題を解決するために、磁気テープを内蔵する
と共に摺動して磁気テープを露出させるスライダを備え
るカセットを収容し、かつ、カセットの収容のための挿
入動作に伴いスライダ開閉レバーが回動し上記スライダ
を押圧して摺動させる一方、カセットラベルを透視可能
にする透明部が形成された磁気テープ装置において、上
記スライダ開閉レバーは、カセットの未挿入時には、透
明部よりも外側の非透視位置に配設される一方、カセッ
トの挿入動作に伴い、カセットに押圧されて挿入方向に
移動することにより上記スライダ開閉レバーを押圧して
回動させるレバー押圧部材が上記非透視位置に設けられ
ていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、スライダ開閉レバーは、
カセットの未挿入時には透明部よりも外側の非透視位置
に配設されるので、カセットの未挿入時に透明部を透視
しても、スライダ開閉レバーが目に映らない。また、レ
バー押圧部材が、カセットの挿入動作に伴い、カセット
に押圧されて挿入方向に移動することにより上記スライ
ダ開閉レバーを押圧してスライダ開閉レバーを回動させ
る。したがって、レバー押圧部材を介してスライダ開閉
レバーを回動させ、スライダを摺動させることができ
る。さらに、レバー押圧部材も非透視位置に設けられて
いるので目に映ることがない。
カセットの未挿入時には透明部よりも外側の非透視位置
に配設されるので、カセットの未挿入時に透明部を透視
しても、スライダ開閉レバーが目に映らない。また、レ
バー押圧部材が、カセットの挿入動作に伴い、カセット
に押圧されて挿入方向に移動することにより上記スライ
ダ開閉レバーを押圧してスライダ開閉レバーを回動させ
る。したがって、レバー押圧部材を介してスライダ開閉
レバーを回動させ、スライダを摺動させることができ
る。さらに、レバー押圧部材も非透視位置に設けられて
いるので目に映ることがない。
【0011】この結果、透明部を小さくすることなく、
カセットの未挿入時にスライダ開閉レバーが見えるのを
回避し、ひいては装置の美感の向上を図ることができ
る。
カセットの未挿入時にスライダ開閉レバーが見えるのを
回避し、ひいては装置の美感の向上を図ることができ
る。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図13に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。本実施例の磁気テ
ープ装置としてのカセットテープレコーダ(以下、「テ
ープレコーダ」と称する)は、アナログ信号にて記録再
生されるアナログコンパクトカセットテープ(以下「A
カセット」と称する)とディジタル信号にて記録再生さ
れるディジタルコンパクトカセットテープ(以下「Dカ
セット」と称する)との両方を取り扱うことができるよ
うになっている。
いて説明すれば、以下の通りである。本実施例の磁気テ
ープ装置としてのカセットテープレコーダ(以下、「テ
ープレコーダ」と称する)は、アナログ信号にて記録再
生されるアナログコンパクトカセットテープ(以下「A
カセット」と称する)とディジタル信号にて記録再生さ
れるディジタルコンパクトカセットテープ(以下「Dカ
セット」と称する)との両方を取り扱うことができるよ
うになっている。
【0013】上記のAカセットとDカセットのカセット
形状について以下に説明する。まず、Aカセット1は、
図3に示すように、磁気テープ2を露出すべくAカセッ
ト開口部3が設けられており、このAカセット開口部3
に図示しない磁気ヘッドが挿入可能になっている。また
Aカセット1における上下の平面部4・5の前部分は、
上下に突出して台形面に形成された凸面4・5となって
いる。
形状について以下に説明する。まず、Aカセット1は、
図3に示すように、磁気テープ2を露出すべくAカセッ
ト開口部3が設けられており、このAカセット開口部3
に図示しない磁気ヘッドが挿入可能になっている。また
Aカセット1における上下の平面部4・5の前部分は、
上下に突出して台形面に形成された凸面4・5となって
いる。
【0014】一方、Dカセット6は、図4に示すよう
に、幅及び奥行きについてはAカセット1と一致するよ
うになっている一方、厚さに関しては、Aカセット1の
平面部4・5の上下方向の厚さよりも厚く形成され、か
つ、Aカセット1の凸面4a・5aの上下方向の厚さよ
りも薄く形成されている。また、Dカセット6の表面に
は後方部に紙等のラベル7が貼付されている。
に、幅及び奥行きについてはAカセット1と一致するよ
うになっている一方、厚さに関しては、Aカセット1の
平面部4・5の上下方向の厚さよりも厚く形成され、か
つ、Aカセット1の凸面4a・5aの上下方向の厚さよ
りも薄く形成されている。また、Dカセット6の表面に
は後方部に紙等のラベル7が貼付されている。
【0015】さらに、Dカセット6には前面部6aにス
ライダ8が設けられている。スライダ8は、矢印A方向
に摺動することにより、図5に示すように、開口部9が
現れ、磁気テープ10が露出されるようになっている。
そして、この開口部9とスライダ8に形成されたスライ
ダ開口部11とを対向させることにより、図示しない磁
気ヘッドが挿入可能となっている。
ライダ8が設けられている。スライダ8は、矢印A方向
に摺動することにより、図5に示すように、開口部9が
現れ、磁気テープ10が露出されるようになっている。
そして、この開口部9とスライダ8に形成されたスライ
ダ開口部11とを対向させることにより、図示しない磁
気ヘッドが挿入可能となっている。
【0016】上記スライダ8を矢印A方向に摺動させる
ためのスライダ開閉装置について説明する。スライダ開
閉装置は、図1に示すように、テープレコーダのカセッ
トホルダ17の内部に設けられており、スライダ開閉レ
バー13とレバー押圧部材としてのカムレバー14とを
有している。
ためのスライダ開閉装置について説明する。スライダ開
閉装置は、図1に示すように、テープレコーダのカセッ
トホルダ17の内部に設けられており、スライダ開閉レ
バー13とレバー押圧部材としてのカムレバー14とを
有している。
【0017】上記スライダ開閉レバー13は略くの字状
に形成されており、端部側に設けられた支点15を中心
として回動可能になっている。
に形成されており、端部側に設けられた支点15を中心
として回動可能になっている。
【0018】また、スライダ開閉レバー13の先端部に
は、図2に示すように、スライダ開閉レバーピン16が
設けられており、後述するように、このスライダ開閉レ
バーピン16がDカセット6におけるスライダ8の端縁
部に当接して押圧することにより、スライダ8が摺動し
得るようになっている。
は、図2に示すように、スライダ開閉レバーピン16が
設けられており、後述するように、このスライダ開閉レ
バーピン16がDカセット6におけるスライダ8の端縁
部に当接して押圧することにより、スライダ8が摺動し
得るようになっている。
【0019】上記スライダ開閉レバー13におけるスラ
イダ開閉レバーピン16とは反対側の端部にはスプリン
グ20が取り付けられており、このスプリング20によ
って取り付け部分が引っ張り力を受けるので、スライダ
開閉レバーピン16側のスライダ開閉レバー13がカセ
ットホルダ17の外側(図1において矢印E方向)に向
かって付勢されるようになっている。
イダ開閉レバーピン16とは反対側の端部にはスプリン
グ20が取り付けられており、このスプリング20によ
って取り付け部分が引っ張り力を受けるので、スライダ
開閉レバーピン16側のスライダ開閉レバー13がカセ
ットホルダ17の外側(図1において矢印E方向)に向
かって付勢されるようになっている。
【0020】また、支点15からスライダ開閉レバーピ
ン16側のスライダ開閉レバー13は、くの字状に形成
されていると共に、スライダ開閉レバーピン16側の外
縁には回動用傾斜面13aが長く形成される一方、支点
15側の外縁には傾斜面13bが短く形成されている。
ン16側のスライダ開閉レバー13は、くの字状に形成
されていると共に、スライダ開閉レバーピン16側の外
縁には回動用傾斜面13aが長く形成される一方、支点
15側の外縁には傾斜面13bが短く形成されている。
【0021】上記Dカセット6の未挿入時におけるスラ
イダ開閉レバー13は、カセットホルダ17の上面に形
成された透明部としての透明窓19の外側の非透視領域
に位置するようになっているので、スライダ開閉レバー
13は外部から透視されないようになっている。
イダ開閉レバー13は、カセットホルダ17の上面に形
成された透明部としての透明窓19の外側の非透視領域
に位置するようになっているので、スライダ開閉レバー
13は外部から透視されないようになっている。
【0022】一方、上記カムレバー14はDカセット6
を挿入したときの右側縁部よりも外側に位置するように
設けられている。上記カムレバー14の外側には前後に
突出ピン14a・14bが設けられており、これら突出
ピン14a・14bが、カセットホルダ17に設けられ
たカムレバー案内溝18に嵌挿されることにより、カム
レバー14がカムレバー案内溝18に案内されて前後方
向、つまりDカセット6の挿入方向に移動可能になって
いる。また、カムレバー14には、内側に突出するカセ
ット受け部14cが形成されており、Dカセット6を挿
入移動する際に、Dカセット6の前端部がカセット受け
部14cに当接して押圧し得るようになっている。そし
て、上記カムレバー14の前端部は、スライダ開閉レバ
ー13の回動用傾斜面13aに当接するようになってい
る。
を挿入したときの右側縁部よりも外側に位置するように
設けられている。上記カムレバー14の外側には前後に
突出ピン14a・14bが設けられており、これら突出
ピン14a・14bが、カセットホルダ17に設けられ
たカムレバー案内溝18に嵌挿されることにより、カム
レバー14がカムレバー案内溝18に案内されて前後方
向、つまりDカセット6の挿入方向に移動可能になって
いる。また、カムレバー14には、内側に突出するカセ
ット受け部14cが形成されており、Dカセット6を挿
入移動する際に、Dカセット6の前端部がカセット受け
部14cに当接して押圧し得るようになっている。そし
て、上記カムレバー14の前端部は、スライダ開閉レバ
ー13の回動用傾斜面13aに当接するようになってい
る。
【0023】上記の構成を有するスライダ開閉装置のス
ライダ開閉動作をDカセット6及びAカセット1のそれ
ぞれの場合について説明する。
ライダ開閉動作をDカセット6及びAカセット1のそれ
ぞれの場合について説明する。
【0024】まず、Dカセット6の場合において、Dカ
セット6の未挿入時の状態、及び図1に示すように、D
カセット6をカセットホルダ17に矢印C方向に挿入し
始め、Dカセット6の前端部がカムレバー14のカセッ
ト受け部14cに接触した状態においては、スライダ開
閉レバー13は、スプリング20に引っ張られることに
よって透明窓19よりも外側に位置していると共に、こ
の位置でスライダ開閉レバー13の回動用傾斜面13a
がカムレバー14に当接し、これによって、スライダ開
閉レバー13の矢印E方向への付勢力が規制され、スラ
イダ開閉レバー13が矢印E方向への回動を停止した状
態となっている。
セット6の未挿入時の状態、及び図1に示すように、D
カセット6をカセットホルダ17に矢印C方向に挿入し
始め、Dカセット6の前端部がカムレバー14のカセッ
ト受け部14cに接触した状態においては、スライダ開
閉レバー13は、スプリング20に引っ張られることに
よって透明窓19よりも外側に位置していると共に、こ
の位置でスライダ開閉レバー13の回動用傾斜面13a
がカムレバー14に当接し、これによって、スライダ開
閉レバー13の矢印E方向への付勢力が規制され、スラ
イダ開閉レバー13が矢印E方向への回動を停止した状
態となっている。
【0025】次いで、Dカセット6をさらに挿入移動さ
せると、Dカセット6の前端部が、カムレバー14のカ
セット受け部14cを押圧することにより、カムレバー
14がカムレバー案内溝18に案内されて矢印C方向に
移動する。これによって、カムレバー14の前端部がス
ライダ開閉レバー13の回動用傾斜面13aを押圧して
スライダ開閉レバー13を矢印D方向に回動させる。
せると、Dカセット6の前端部が、カムレバー14のカ
セット受け部14cを押圧することにより、カムレバー
14がカムレバー案内溝18に案内されて矢印C方向に
移動する。これによって、カムレバー14の前端部がス
ライダ開閉レバー13の回動用傾斜面13aを押圧して
スライダ開閉レバー13を矢印D方向に回動させる。
【0026】次いで、図6及び図7に示すように、Dカ
セット6をさらに挿入移動させることにより、カムレバ
ー14の前端部におけるスライダ開閉レバー13との接
触部が回動用傾斜面13aを過ぎて傾斜面13bとな
る。このときスライダ開閉レバー13のスライダ開閉レ
バーピン16がDカセット6の前面部6aに当接しスラ
イダ開閉レバーピン16をDカセット6の挿入方向に押
圧するので、これによってスライダ開閉レバー13が矢
印D方向に回動し、やがて、スライダ開閉レバーピン1
6がDカセット6のスライダ8の側縁部に接触する。
セット6をさらに挿入移動させることにより、カムレバ
ー14の前端部におけるスライダ開閉レバー13との接
触部が回動用傾斜面13aを過ぎて傾斜面13bとな
る。このときスライダ開閉レバー13のスライダ開閉レ
バーピン16がDカセット6の前面部6aに当接しスラ
イダ開閉レバーピン16をDカセット6の挿入方向に押
圧するので、これによってスライダ開閉レバー13が矢
印D方向に回動し、やがて、スライダ開閉レバーピン1
6がDカセット6のスライダ8の側縁部に接触する。
【0027】次いで、図8に示すように、Dカセット6
をさらに挿入移動させ、Dカセット6を完全にカセット
ホルダ17に収容したときには、スライダ開閉レバーピ
ン16の押圧によってスライダ8は左側に移動し、図示
しない開口部9は全開状態となっている。
をさらに挿入移動させ、Dカセット6を完全にカセット
ホルダ17に収容したときには、スライダ開閉レバーピ
ン16の押圧によってスライダ8は左側に移動し、図示
しない開口部9は全開状態となっている。
【0028】その後、図9に示すように、カセットホル
ダ17を矢印F方向に移動させることにより、Dカセッ
ト6がテープレコーダ12内で記録再生可能な位置に保
持される。
ダ17を矢印F方向に移動させることにより、Dカセッ
ト6がテープレコーダ12内で記録再生可能な位置に保
持される。
【0029】一方、Aカセット1の場合においては、図
10及び図11に示すように、前述のDカセット6の場
合と同様に、Aカセット1の未挿入時の状態、及びAカ
セット1をカセットホルダ17に挿入し始めた状態にお
いては、スライダ開閉レバー13は透明窓19よりも外
側に位置している。
10及び図11に示すように、前述のDカセット6の場
合と同様に、Aカセット1の未挿入時の状態、及びAカ
セット1をカセットホルダ17に挿入し始めた状態にお
いては、スライダ開閉レバー13は透明窓19よりも外
側に位置している。
【0030】Aカセット1をさらに挿入移動させると、
Dカセット6の場合と同様に、Aカセット1の前端部
が、カムレバー14のカセット受け部14cを押圧する
ことにより、カムレバー14の前端部がスライダ開閉レ
バー13の回動用傾斜面13aを押圧してスライダ開閉
レバー13を矢印D方向に回動させる。その後、スライ
ダ開閉レバーピン16がAカセット1のAカセット前面
部1aに当接し、次いで、図12に示すように、スライ
ダ開閉レバーピン16がAカセット前面部1aを摺動す
るのに伴って、スライダ開閉レバー13が矢印D方向に
回動し、やがてAカセット1が収容状態となる。
Dカセット6の場合と同様に、Aカセット1の前端部
が、カムレバー14のカセット受け部14cを押圧する
ことにより、カムレバー14の前端部がスライダ開閉レ
バー13の回動用傾斜面13aを押圧してスライダ開閉
レバー13を矢印D方向に回動させる。その後、スライ
ダ開閉レバーピン16がAカセット1のAカセット前面
部1aに当接し、次いで、図12に示すように、スライ
ダ開閉レバーピン16がAカセット前面部1aを摺動す
るのに伴って、スライダ開閉レバー13が矢印D方向に
回動し、やがてAカセット1が収容状態となる。
【0031】その後、図13に示すように、カセットホ
ルダ17を矢印F方向に移動させることにより、Aカセ
ット1がテープレコーダ12内で記録再生可能な位置に
保持される。このように、スライダ開閉レバー13及び
カムレバー14等のスライダ開閉装置は、Aカセット1
においても問題なく機能することができる。
ルダ17を矢印F方向に移動させることにより、Aカセ
ット1がテープレコーダ12内で記録再生可能な位置に
保持される。このように、スライダ開閉レバー13及び
カムレバー14等のスライダ開閉装置は、Aカセット1
においても問題なく機能することができる。
【0032】上述したように、本実施例のテープレコー
ダ12は、スライダ開閉レバー13は、Dカセット6及
びAカセット1の未挿入時には透明窓19よりも外側の
非透視位置に配設されるので、Dカセット6及びAカセ
ット1の未挿入時に透明窓19を透視しても、スライダ
開閉レバー13が目に映らない。また、カムレバー14
が、Dカセット6及びAカセット1の挿入動作に伴い、
Dカセット6及びAカセット1に押圧されて挿入方向に
移動することによりスライダ開閉レバー13を押圧して
スライダ開閉レバー13を回動させる。したがって、カ
ムレバー14を介してスライダ開閉レバー13を回動さ
せ、Dカセット6のスライダ8を摺動させることができ
る。さらに、カムレバー14も非透視位置に設けられて
いるので目に映ることがない。
ダ12は、スライダ開閉レバー13は、Dカセット6及
びAカセット1の未挿入時には透明窓19よりも外側の
非透視位置に配設されるので、Dカセット6及びAカセ
ット1の未挿入時に透明窓19を透視しても、スライダ
開閉レバー13が目に映らない。また、カムレバー14
が、Dカセット6及びAカセット1の挿入動作に伴い、
Dカセット6及びAカセット1に押圧されて挿入方向に
移動することによりスライダ開閉レバー13を押圧して
スライダ開閉レバー13を回動させる。したがって、カ
ムレバー14を介してスライダ開閉レバー13を回動さ
せ、Dカセット6のスライダ8を摺動させることができ
る。さらに、カムレバー14も非透視位置に設けられて
いるので目に映ることがない。
【0033】この結果、透明窓19を小さくすることな
く、Dカセット6及びAカセット1の未挿入時にスライ
ダ開閉レバー13が見えるのを回避し、ひいてはテープ
レコーダ12の美感の向上を図ることができる。
く、Dカセット6及びAカセット1の未挿入時にスライ
ダ開閉レバー13が見えるのを回避し、ひいてはテープ
レコーダ12の美感の向上を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の磁気テープ装置は、以上のよう
に、スライダ開閉レバーは、カセットの未挿入時には、
透明部よりも外側の非透視位置に配設される一方、カセ
ットの挿入動作に伴い、カセットに押圧されて挿入方向
に移動することにより上記スライダ開閉レバーを押圧し
て回動させるレバー押圧部材が上記非透視位置に設けら
れている構成である。
に、スライダ開閉レバーは、カセットの未挿入時には、
透明部よりも外側の非透視位置に配設される一方、カセ
ットの挿入動作に伴い、カセットに押圧されて挿入方向
に移動することにより上記スライダ開閉レバーを押圧し
て回動させるレバー押圧部材が上記非透視位置に設けら
れている構成である。
【0035】これにより、スライダ開閉レバーは、カセ
ットの未挿入時には透明部よりも外側の非透視位置に配
設されるので、カセットの未挿入時に透明部を透視して
も、スライダ開閉レバーが目に映らない。また、レバー
押圧部材を介してスライダ開閉レバーを回動させ、スラ
イダを摺動させることができる。
ットの未挿入時には透明部よりも外側の非透視位置に配
設されるので、カセットの未挿入時に透明部を透視して
も、スライダ開閉レバーが目に映らない。また、レバー
押圧部材を介してスライダ開閉レバーを回動させ、スラ
イダを摺動させることができる。
【0036】この結果、透明部を小さくすることなく、
カセットの未挿入時にスライダ開閉レバーが見えるのを
回避し、ひいては装置の美感の向上を図ることができる
という効果を奏する。
カセットの未挿入時にスライダ開閉レバーが見えるのを
回避し、ひいては装置の美感の向上を図ることができる
という効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例のテープレコーダにおけるス
ライダ開閉装置を示す平面図である。
ライダ開閉装置を示す平面図である。
【図2】上記スライダ開閉装置の一部断面側面図であ
る。
る。
【図3】上記テープレコーダに収容されるAカセットを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】上記テープレコーダに収容されるDカセットに
おけるスライダの閉じた状態を示す斜視図である。
おけるスライダの閉じた状態を示す斜視図である。
【図5】上記テープレコーダに収容されるDカセットに
おけるスライダの開いた状態を示す斜視図である。
おけるスライダの開いた状態を示す斜視図である。
【図6】上記スライダ開閉装置おいて、Dカセットの挿
入によってスライダ開閉レバーがスライダの端縁部に接
触した状態を示す平面図である。
入によってスライダ開閉レバーがスライダの端縁部に接
触した状態を示す平面図である。
【図7】上記スライダ開閉装置おいて、Dカセットの挿
入によってスライダ開閉レバーがスライダの端縁部に接
触した状態を示す一部断面側面図である。
入によってスライダ開閉レバーがスライダの端縁部に接
触した状態を示す一部断面側面図である。
【図8】Dカセットがカセットホルダに収容された状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図9】Dカセットを収容したカセットホルダがテープ
レコーダに録音再生可能状態に保持された状態を示す一
部断面側面図である。
レコーダに録音再生可能状態に保持された状態を示す一
部断面側面図である。
【図10】上記スライダ開閉装置において、Aカセット
が挿入されカムレバーのカセット受け部と接触した状態
を示す平面図である。
が挿入されカムレバーのカセット受け部と接触した状態
を示す平面図である。
【図11】上記スライダ開閉装置において、Aカセット
が挿入されカムレバーのカセット受け部と接触した状態
を示す一部断面側面図である。
が挿入されカムレバーのカセット受け部と接触した状態
を示す一部断面側面図である。
【図12】Aカセットがカセットホルダに収容された状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図13】Aカセットを収容したカセットホルダがテー
プレコーダに録音再生可能状態に保持された状態を示す
一部断面側面図である。
プレコーダに録音再生可能状態に保持された状態を示す
一部断面側面図である。
【図14】従来例のスライダ開閉装置を示す平面図であ
る。
る。
【図15】上記スライダ開閉装置を示す一部断面側面図
である。
である。
【図16】上記スライダ開閉装置におけるDカセットの
未挿入状態を示す平面図である。
未挿入状態を示す平面図である。
【図17】上記スライダ開閉装置におけるDカセットの
未挿入状態を示す一部断面側面図である。
未挿入状態を示す一部断面側面図である。
1 アナログ用コンパクトカセット〔Aカセット〕 6 ディジタル用コンパクトカセット〔Dカセット〕
(カセット) 8 スライダ 10 磁気テープ 13 スライダ開閉レバー 13a 回動用傾斜面 13b 傾斜面 14 カムレバー(レバー押圧部材) 14c カセット受け部 15 支点 16 スライダ開閉レバーピン 17 カセットホルダ 18 カムレバー案内溝 19 透明窓(透明部) 20 スプリング
(カセット) 8 スライダ 10 磁気テープ 13 スライダ開閉レバー 13a 回動用傾斜面 13b 傾斜面 14 カムレバー(レバー押圧部材) 14c カセット受け部 15 支点 16 スライダ開閉レバーピン 17 カセットホルダ 18 カムレバー案内溝 19 透明窓(透明部) 20 スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】磁気テープを内蔵すると共に摺動して磁気
テープを露出させるスライダを備えるカセットを収容
し、かつ、カセットの収容のための挿入動作に伴いスラ
イダ開閉レバーが回動し上記スライダを押圧して摺動さ
せる一方、カセットラベルを透視可能にする透明部が形
成された磁気テープ装置において、 上記スライダ開閉レバーは、カセットの未挿入時には、
透明部よりも外側の非透視位置に配設される一方、カセ
ットの挿入動作に伴い、カセットに押圧されて挿入方向
に移動することにより上記スライダ開閉レバーを押圧し
て回動させるレバー押圧部材が上記非透視位置に設けら
れていることを特徴とする磁気テープ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4178568A JPH0620353A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 磁気テープ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4178568A JPH0620353A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 磁気テープ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620353A true JPH0620353A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16050760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4178568A Pending JPH0620353A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 磁気テープ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620353A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5724206A (en) * | 1995-09-14 | 1998-03-03 | Industrial Technology Research Institute | Protective cover opening mechanism for a cassett loading and unloading apparatus for cassette recorders |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4178568A patent/JPH0620353A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5724206A (en) * | 1995-09-14 | 1998-03-03 | Industrial Technology Research Institute | Protective cover opening mechanism for a cassett loading and unloading apparatus for cassette recorders |
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