JPH0620291B2 - 時間軸処理装置のクロツク信号発生回路 - Google Patents
時間軸処理装置のクロツク信号発生回路Info
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- JPH0620291B2 JPH0620291B2 JP60035926A JP3592685A JPH0620291B2 JP H0620291 B2 JPH0620291 B2 JP H0620291B2 JP 60035926 A JP60035926 A JP 60035926A JP 3592685 A JP3592685 A JP 3592685A JP H0620291 B2 JPH0620291 B2 JP H0620291B2
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- signal
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は時間軸処理装置のクロツク信号発生回路に関
し、特にビデオテープレコーダ(VTR)における時間
軸補正装置(TBC)や、フレームシンセイザ等に適用
し得るものである。
し、特にビデオテープレコーダ(VTR)における時間
軸補正装置(TBC)や、フレームシンセイザ等に適用
し得るものである。
B.発明の概要 本発明は入力クロツク信号をベロシテイエラーに応じて
位相変調して出力クロツク信号を発生する時間軸処理装
置のクロツク信号発生回路において、ベロシテイエラー
が検出できないため位相変調が実行されないビデオ信号
の垂直ブランキング期間で入力クロツク信号と出力クロ
ツク信号との位相差を検出し、この位相差によつて出力
クロツク信号の位相を補正することにより、周囲の温度
変動に対しても安定した出力クロツク信号を送出して温
度変動に伴なう出力ビデオ信号の色ずれ発生を防止する
ことができるようにしたものである。
位相変調して出力クロツク信号を発生する時間軸処理装
置のクロツク信号発生回路において、ベロシテイエラー
が検出できないため位相変調が実行されないビデオ信号
の垂直ブランキング期間で入力クロツク信号と出力クロ
ツク信号との位相差を検出し、この位相差によつて出力
クロツク信号の位相を補正することにより、周囲の温度
変動に対しても安定した出力クロツク信号を送出して温
度変動に伴なう出力ビデオ信号の色ずれ発生を防止する
ことができるようにしたものである。
C.従来の技術 例えば、VTRにおけるTBCにおいては、再生ビデオ
信号から分離した同期信号、バースト信号などに同期し
たクロツク信号を発生させ、このクロツク信号を用いて
再生ビデオ信号をアナログ−デイジタル変換し、かくし
て得られるデイジタル信号を変換に用いたクロツク信号
を書込クロツク信号とする主メモリに書込み、書込され
たデータを周期が安定した基準クロツク信号(読出クロ
ツク信号)によつて読出した後当該基準クロツク信号に
よつてデイジタル−アナログ変換して時間変動を除去し
た出力ビデオ信号を得る。
信号から分離した同期信号、バースト信号などに同期し
たクロツク信号を発生させ、このクロツク信号を用いて
再生ビデオ信号をアナログ−デイジタル変換し、かくし
て得られるデイジタル信号を変換に用いたクロツク信号
を書込クロツク信号とする主メモリに書込み、書込され
たデータを周期が安定した基準クロツク信号(読出クロ
ツク信号)によつて読出した後当該基準クロツク信号に
よつてデイジタル−アナログ変換して時間変動を除去し
た出力ビデオ信号を得る。
ところが、第4図(A)に示すように、再生ビデオ信号V
INの水平同期期間Hの間に、水平同期信号HSYNC
の周期に比べて速い速度変動がビデオ信号VINに発生
した場合、TBCにおいて書込クロツク信号WCK(第
4図(B))の位相が1Hごとに不連続となる現象が生ず
る。すなわち、時点t0においてバースト信号BSTの
0クロス点に同期させて書込クロツク信号WCKを発生
させると、このクロツク信号WCKは再生ビデオ信号V
INの速度変動に無関係にロツクされた一定周期で発生
し続ける。従つて、当該1Hの区間が終了し、時点t1
において新たなバースト信号BSTの0クロス点が生じ
て新たな書込クロツク信号WCKが発生し始めると、こ
の時点t1において期間t0〜t1に再生ビデオ信号V
INに生じた速度変動に相当する位相だけ書込クロツク
信号WCKの位相が不連続になる(この位相誤差はベロ
シテイエラーと呼ばれる)。
INの水平同期期間Hの間に、水平同期信号HSYNC
の周期に比べて速い速度変動がビデオ信号VINに発生
した場合、TBCにおいて書込クロツク信号WCK(第
4図(B))の位相が1Hごとに不連続となる現象が生ず
る。すなわち、時点t0においてバースト信号BSTの
0クロス点に同期させて書込クロツク信号WCKを発生
させると、このクロツク信号WCKは再生ビデオ信号V
INの速度変動に無関係にロツクされた一定周期で発生
し続ける。従つて、当該1Hの区間が終了し、時点t1
において新たなバースト信号BSTの0クロス点が生じ
て新たな書込クロツク信号WCKが発生し始めると、こ
の時点t1において期間t0〜t1に再生ビデオ信号V
INに生じた速度変動に相当する位相だけ書込クロツク
信号WCKの位相が不連続になる(この位相誤差はベロ
シテイエラーと呼ばれる)。
従来のTBCにおいては、この1Hの区間に生じたベロ
シテイエラーを検出してベロシテイエラーメモリに一旦
格納しておき、当該1Hの区間のビデオデータを主メモ
リから読出す際にベロシテイエラーをなくすように、読
出クロツク信号を位相差変調することによつて補正をす
る方法が用いられている(例えば、特願昭52−63727
号)。
シテイエラーを検出してベロシテイエラーメモリに一旦
格納しておき、当該1Hの区間のビデオデータを主メモ
リから読出す際にベロシテイエラーをなくすように、読
出クロツク信号を位相差変調することによつて補正をす
る方法が用いられている(例えば、特願昭52−63727
号)。
D.発明が解決しようとする問題点 このようなベロシテイエラーに対する補正は、安定した
基準ビデオ信号から形成された基準サブキヤリア信号に
基づいて鋸歯状波発生回路においてその周波数を有する
鋸歯状波信号を発生し、発生された鋸歯状波信号を相変
調回路においてベロシテイエラーに応じた傾斜を有する
直線傾斜信号と比較して位相変調し、その高調波成分を
バンドパスフイルタによつて取出して読出クロツク信号
を得、この発生された読出クロツク信号に基づきビデオ
データを読出ことによつて行なわれていた。
基準ビデオ信号から形成された基準サブキヤリア信号に
基づいて鋸歯状波発生回路においてその周波数を有する
鋸歯状波信号を発生し、発生された鋸歯状波信号を相変
調回路においてベロシテイエラーに応じた傾斜を有する
直線傾斜信号と比較して位相変調し、その高調波成分を
バンドパスフイルタによつて取出して読出クロツク信号
を得、この発生された読出クロツク信号に基づきビデオ
データを読出ことによつて行なわれていた。
しかしながら、このように補正しようとしても、例えば
位相変調回路に含まれる比較回路や、バンドパスフイル
タは温度安定度が悪いため周囲の温度変動に対して特性
が変化し、ベロシテイエラーを補正してもまで位相誤差
が残るという場合が生じていた。このため、主メモリか
ら読出されたビデオ信号の位相が十分なものではなく、
色ずれを生じる場合があつた。
位相変調回路に含まれる比較回路や、バンドパスフイル
タは温度安定度が悪いため周囲の温度変動に対して特性
が変化し、ベロシテイエラーを補正してもまで位相誤差
が残るという場合が生じていた。このため、主メモリか
ら読出されたビデオ信号の位相が十分なものではなく、
色ずれを生じる場合があつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、周囲の温
度が変動した場合においても安定なクロツク信号を発生
することができ、色ずれのない画面を得ることのできる
時間軸処理装置のクロツク信号発生回路を提供しようと
するものである。
度が変動した場合においても安定なクロツク信号を発生
することができ、色ずれのない画面を得ることのできる
時間軸処理装置のクロツク信号発生回路を提供しようと
するものである。
E.問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため本発明は、入力クロツク信号
REFSCをベロシテイエラーVERRに応じて位相変
調して出力クロツク信号RCKを発生する時間軸処理装
置のクロツク信号発生回路1において、入力クロツク信
号REFSCと出力クロツク信号(実施例においては分
周した信号S25で位相比較している)との位相を比較す
る位相比較回路26と、この位相比較による位相差Δφを
ビデオ信号の垂直ブランキング期間内の所定期間でサン
プリングしてホールドするサンプルホールド回路27と、
ホールドされた位相差φCONに応じて出力クロツク信号
RCKの位相を補正する移相回路21とを設けるようにし
た。
REFSCをベロシテイエラーVERRに応じて位相変
調して出力クロツク信号RCKを発生する時間軸処理装
置のクロツク信号発生回路1において、入力クロツク信
号REFSCと出力クロツク信号(実施例においては分
周した信号S25で位相比較している)との位相を比較す
る位相比較回路26と、この位相比較による位相差Δφを
ビデオ信号の垂直ブランキング期間内の所定期間でサン
プリングしてホールドするサンプルホールド回路27と、
ホールドされた位相差φCONに応じて出力クロツク信号
RCKの位相を補正する移相回路21とを設けるようにし
た。
F.作用 出力クロツク信号RCKは入力クロツク信号REFSC
をベロシテイエラーVERRに応じて位相変調して発生
るため、ベロシテイエラーVERRに応じた位相を有す
る。しかしながら出力クロツク信号RCKの位相は単に
位相変調により変化するだけでなく温度変動によつても
変化する。
をベロシテイエラーVERRに応じて位相変調して発生
るため、ベロシテイエラーVERRに応じた位相を有す
る。しかしながら出力クロツク信号RCKの位相は単に
位相変調により変化するだけでなく温度変動によつても
変化する。
そこで、ベロシテイエラーVERRによる位相変調が実
行さない垂直ブランキング期間における入力クロツク信
号REFSCと出力クロツク信号(この場合には分周さ
れた信号S25)との位相差φCONを位相比較回路26、サ
ンプルホールド回路27により得て、移相回路21に与える
ことにより、出力クロツク信号RCKとして温度変動を
補償するようにした。
行さない垂直ブランキング期間における入力クロツク信
号REFSCと出力クロツク信号(この場合には分周さ
れた信号S25)との位相差φCONを位相比較回路26、サ
ンプルホールド回路27により得て、移相回路21に与える
ことにより、出力クロツク信号RCKとして温度変動を
補償するようにした。
G.実施例 以下、図面について本発明をTBCに適用した一実施例
を詳述する。第2図は主メモリからビデオデータを読出
ための読出系の一部を示し、読出クロツク信号発生回路
1には同期信号発生回路10から基準垂直駆動信号REF
VD及び基準サブキヤリア信号REFSCが与えられ、
また、ベロシテイエラーメモリ2からベロシテイエラー
信号VERRが与えられるようにされている。
を詳述する。第2図は主メモリからビデオデータを読出
ための読出系の一部を示し、読出クロツク信号発生回路
1には同期信号発生回路10から基準垂直駆動信号REF
VD及び基準サブキヤリア信号REFSCが与えられ、
また、ベロシテイエラーメモリ2からベロシテイエラー
信号VERRが与えられるようにされている。
ここで、同期信号発生回路10においては、同期、バース
ト分離回路11において外部から到来する基準ビデオ信号
REFVIDから同期信号SYNCが分離されて水平P
LL(Phase Locked Loop)回路12に与えられ、この
水平PLL回路12は同期信号SYNCの水平同期信号に
位相ロツク動作して基準ビデオ信号REFVIDの周波
数変動に追従した水平同期信号Hを発生し、この水平同
期信号Hを分周して各種信号V,HCRを形成してタイ
ミング発生回路13に与え、タイミング発生回路13におい
てサブキヤリア周波数fSCの4倍の周波数4fSCを
有する連続波信号S14に同期化されて基準同期信号RE
FSYNC、基準水平駆動信号REFHD、基準垂直駆
動信号REFVD等の各種の基準信号が発生されるよう
にされており、このうち基準垂直駆動信号REFVDが
読出クロツク信号発生回路1に与えられる。
ト分離回路11において外部から到来する基準ビデオ信号
REFVIDから同期信号SYNCが分離されて水平P
LL(Phase Locked Loop)回路12に与えられ、この
水平PLL回路12は同期信号SYNCの水平同期信号に
位相ロツク動作して基準ビデオ信号REFVIDの周波
数変動に追従した水平同期信号Hを発生し、この水平同
期信号Hを分周して各種信号V,HCRを形成してタイ
ミング発生回路13に与え、タイミング発生回路13におい
てサブキヤリア周波数fSCの4倍の周波数4fSCを
有する連続波信号S14に同期化されて基準同期信号RE
FSYNC、基準水平駆動信号REFHD、基準垂直駆
動信号REFVD等の各種の基準信号が発生されるよう
にされており、このうち基準垂直駆動信号REFVDが
読出クロツク信号発生回路1に与えられる。
また、同期信号発生回路10においては、同期、バースト
分離回路11において基準バースト信号REFBSTが分
離されてバーストPLL回路14に与えられ、このバース
トPL回路14においてサブキヤリア周波数fSCの4倍
の周波数をもつ連続波信号S14が形成され、この連続波
信号S14を分周回路15において1/4に分周してその分周
信号を基準サブキヤリア信号REFSCとして読出クロ
ツク信号発生回路1に与えるようになされている。
分離回路11において基準バースト信号REFBSTが分
離されてバーストPLL回路14に与えられ、このバース
トPL回路14においてサブキヤリア周波数fSCの4倍
の周波数をもつ連続波信号S14が形成され、この連続波
信号S14を分周回路15において1/4に分周してその分周
信号を基準サブキヤリア信号REFSCとして読出クロ
ツク信号発生回路1に与えるようになされている。
読出クロツク信号発生回路1は第1図に示す構成を有す
る。基準サブキヤリア信号REFSCは移相回路21を介
して鋸歯状波発生回路22に与えられる。鋸歯状波発生回
路22はこの基準サブキヤリア信号REFSCに基づきサ
ブキヤリア周波数fSCを有する鋸歯状波信号SAWを
発生して位相変調回路23に与える。
る。基準サブキヤリア信号REFSCは移相回路21を介
して鋸歯状波発生回路22に与えられる。鋸歯状波発生回
路22はこの基準サブキヤリア信号REFSCに基づきサ
ブキヤリア周波数fSCを有する鋸歯状波信号SAWを
発生して位相変調回路23に与える。
位相変調回路23はベロシテイエラーメモリ2(第2図)
から与えられる例えば直線傾斜信号でなるベロシテイエ
ラー信号VERRと鋸歯状波信号SAWとを比較し、か
くして基準サブキヤリア信号REFSCをベロシテイエ
ラーに応じて位相変調した変調信号S23をバンドパスフ
イルタ24に与える。バンドパスフイルタ24は波中心周
波数がサブキヤリア周波数fSCの4倍4fSCに選定
されており、変調信号S23の4fSCの高調波成分を抜
取り、読出クロツク信号RCKとして出力する。
から与えられる例えば直線傾斜信号でなるベロシテイエ
ラー信号VERRと鋸歯状波信号SAWとを比較し、か
くして基準サブキヤリア信号REFSCをベロシテイエ
ラーに応じて位相変調した変調信号S23をバンドパスフ
イルタ24に与える。バンドパスフイルタ24は波中心周
波数がサブキヤリア周波数fSCの4倍4fSCに選定
されており、変調信号S23の4fSCの高調波成分を抜
取り、読出クロツク信号RCKとして出力する。
読出クロツク信号発生回路1は上述の構成に加えて温度
変動に対して補償するための構成を有する。
変動に対して補償するための構成を有する。
またバンドパスフイルタ24からの読出クロツク信号RC
Kは分周回路25に与えられ、分周回路25において1/4分
周された後、その分周信号S25が位相比較回路25に与え
られる。位相比較回路25にはまた基準サブキヤリア信号
REFSCが与えられ、位相比較回路25は分周信号S25
と基準サブキヤリア信号REFSCとの位相を比較し、
その位相差を表す位相差信号(電圧信号)Δφをサンプ
ルホールド回路27に与える。
Kは分周回路25に与えられ、分周回路25において1/4分
周された後、その分周信号S25が位相比較回路25に与え
られる。位相比較回路25にはまた基準サブキヤリア信号
REFSCが与えられ、位相比較回路25は分周信号S25
と基準サブキヤリア信号REFSCとの位相を比較し、
その位相差を表す位相差信号(電圧信号)Δφをサンプ
ルホールド回路27に与える。
サンプルホールド回路27はサンプルパルスとして同期信
号発生回路10から基準垂直駆動信号REFVD(第3図
(A))を受け、その立下り期間、すなわち基準ビデオ信
号REFVID(第3図(B))の垂直同期期間TVにお
いて位相差信号Δφの値をサンプリングし、この期間に
続く基準垂直駆動信号REFVDの立上り期間(すなわ
ち1垂直走査期間1V)の間その値をホールドするよう
になされており、このホールド値を位相制御信号φCO
Nとして移相回路21にフイードバツクするようにされて
いる。これにより移相回路21は基準サブキヤリア信号R
EFSCを1垂直走査期間1Vの間その位相制御信号φ
CONの値に応じて移相し、位相差信号の値が0を示す
ように制御する。
号発生回路10から基準垂直駆動信号REFVD(第3図
(A))を受け、その立下り期間、すなわち基準ビデオ信
号REFVID(第3図(B))の垂直同期期間TVにお
いて位相差信号Δφの値をサンプリングし、この期間に
続く基準垂直駆動信号REFVDの立上り期間(すなわ
ち1垂直走査期間1V)の間その値をホールドするよう
になされており、このホールド値を位相制御信号φCO
Nとして移相回路21にフイードバツクするようにされて
いる。これにより移相回路21は基準サブキヤリア信号R
EFSCを1垂直走査期間1Vの間その位相制御信号φ
CONの値に応じて移相し、位相差信号の値が0を示す
ように制御する。
ここにおいて、ビデオ信号の垂直同期期間TV(第3図
(B))にはバースト信号が挿入されていないので、記録
側でベロシテイエラーが検出できず、従つて、この期間
TVにおいて位相変調回路23は位相変調を行なわない。
そのため、この期間TVにおける基準サブキヤリア信号
REFSCと分周信号S25との位相差Δφはベロシテイ
エラーを補償するために生じたものではなく、位相比較
回路23やバンドフイルタ24等の回路特性の変化、主とし
て温度変動による変化及び各回路での処理に要する遅延
によつて生じたものと考えられる。このうち、各回路の
処理に要する遅延はほぼ一定値と考えることができ、垂
直同期期間間における位相差信号Δφの変化分は温度変
動に伴なう変化分と考えることができる。従つて、移相
回路21で位相制御信号φCONに基づき基準サブキヤリ
ア信号REFSCを移相することは温度変化に対して補
償していることを表している。
(B))にはバースト信号が挿入されていないので、記録
側でベロシテイエラーが検出できず、従つて、この期間
TVにおいて位相変調回路23は位相変調を行なわない。
そのため、この期間TVにおける基準サブキヤリア信号
REFSCと分周信号S25との位相差Δφはベロシテイ
エラーを補償するために生じたものではなく、位相比較
回路23やバンドフイルタ24等の回路特性の変化、主とし
て温度変動による変化及び各回路での処理に要する遅延
によつて生じたものと考えられる。このうち、各回路の
処理に要する遅延はほぼ一定値と考えることができ、垂
直同期期間間における位相差信号Δφの変化分は温度変
動に伴なう変化分と考えることができる。従つて、移相
回路21で位相制御信号φCONに基づき基準サブキヤリ
ア信号REFSCを移相することは温度変化に対して補
償していることを表している。
この第1図の構成において、同期信号発生回路10から基
準サブキヤリア信号REFSCが与えられると、それに
基づき鋸歯状波発生回路22において鋸歯状波信号SAW
が形成されて位相変調回路23に与えられ、そこで、ベロ
シテイエラー信号VERR(直線傾斜信号)と比較され
てベロシテイエラーを補償するように位相変調された出
力信号S23が送出される。この出力信号S23はバンドパ
スフイルタ24を介してサブキヤリア周波数fSCの4倍
の周波数成分が波され、それが読出クロツク信号RC
Kとしてビデオデータを格納する主メモリに与えられ
る。
準サブキヤリア信号REFSCが与えられると、それに
基づき鋸歯状波発生回路22において鋸歯状波信号SAW
が形成されて位相変調回路23に与えられ、そこで、ベロ
シテイエラー信号VERR(直線傾斜信号)と比較され
てベロシテイエラーを補償するように位相変調された出
力信号S23が送出される。この出力信号S23はバンドパ
スフイルタ24を介してサブキヤリア周波数fSCの4倍
の周波数成分が波され、それが読出クロツク信号RC
Kとしてビデオデータを格納する主メモリに与えられ
る。
また、読出クロツク信号RCKは分周回路25を介して1/
4に分周されて位相比較回路26に与えられ、そこで、基
準サブキヤリア信号REFSCと位相比較され、位相差
信号Δφがサンプルホールド回路27に与えられる。サン
プルホールド回路27においてはこの位相差信号Δφのレ
ベルが基準垂直駆動信号VDに基づき垂直同期期間TV
の間でサンプリングされ、その後1垂直走査期間1Vの
間ホールドされて、そのホールドされた信号が位相制御
信号φCONとして移相回路21に与えられる。
4に分周されて位相比較回路26に与えられ、そこで、基
準サブキヤリア信号REFSCと位相比較され、位相差
信号Δφがサンプルホールド回路27に与えられる。サン
プルホールド回路27においてはこの位相差信号Δφのレ
ベルが基準垂直駆動信号VDに基づき垂直同期期間TV
の間でサンプリングされ、その後1垂直走査期間1Vの
間ホールドされて、そのホールドされた信号が位相制御
信号φCONとして移相回路21に与えられる。
仮りに、サンプルホールド回路27に対する当該サンプリ
ング時点と直前のサンプリング時点との間において温度
変動がない場合には位相制御信号φCONの値は同一値
となり、移相回路21は移相量を変化させることなく、基
準サブキヤリア信号REFSCを前と同一の移相量だけ
移相させて鋸歯状波発生回路22に与える。
ング時点と直前のサンプリング時点との間において温度
変動がない場合には位相制御信号φCONの値は同一値
となり、移相回路21は移相量を変化させることなく、基
準サブキヤリア信号REFSCを前と同一の移相量だけ
移相させて鋸歯状波発生回路22に与える。
これに対して、サンプルホールド回路27に対する当該サ
ンプリング時点と直前のサンプリング時点との間におい
て温度変動が生じると、両時点における位相制御信号φ
CONとの間に差を生じ、移相回路21はこの差に対応す
る分移相量を変化させる。
ンプリング時点と直前のサンプリング時点との間におい
て温度変動が生じると、両時点における位相制御信号φ
CONとの間に差を生じ、移相回路21はこの差に対応す
る分移相量を変化させる。
このようにすることにより温度変動に対する読出クロツ
ク信号RCKの位相変化が1垂直走査期間ごとに補正さ
れ、しかもベロシテイエラー信号VERRに応じるよう
に位相変調された読出クロツク信号RCKが出力され
る。
ク信号RCKの位相変化が1垂直走査期間ごとに補正さ
れ、しかもベロシテイエラー信号VERRに応じるよう
に位相変調された読出クロツク信号RCKが出力され
る。
このように、第1図の回路によれば、ベロシテイエラー
信号VERRによる位相変調が行なわれない区間におけ
る読出クロツク信号RCKと基準サブキヤリア信号RE
FSCとに基づき読出クロツク信号RCKに対する温度
変動による位相変化を検出して補正するようにしたの
で、温度変動に対する補償がなされた読出クロツク信号
RCKが得られ、従つてこの読出クロツク信号RCKに
より主メモリからビデオデータを読出した場合に再生画
像に色ずれを生ずることをなくすことができる。
信号VERRによる位相変調が行なわれない区間におけ
る読出クロツク信号RCKと基準サブキヤリア信号RE
FSCとに基づき読出クロツク信号RCKに対する温度
変動による位相変化を検出して補正するようにしたの
で、温度変動に対する補償がなされた読出クロツク信号
RCKが得られ、従つてこの読出クロツク信号RCKに
より主メモリからビデオデータを読出した場合に再生画
像に色ずれを生ずることをなくすことができる。
因に、温度変動は長時間の間で緩やかに変動するので、
温度変動を補償するための位相変化を検出する周期とし
て上述のような1垂直走査期間1V(1/30〔S〕)に
選定しても十分に色ずれをなくすことができる。
温度変動を補償するための位相変化を検出する周期とし
て上述のような1垂直走査期間1V(1/30〔S〕)に
選定しても十分に色ずれをなくすことができる。
なお、上述の実施例においてはベロシテイエラーを読出
クロツク信号を位相変調することで補正する場合につい
て示したが、ベロシテイエラーを書込クロツク信号を位
相変調することで補正する装置に対しても適用すること
ができ、このようにしても上述の場合と同様の効果を得
ることができる。
クロツク信号を位相変調することで補正する場合につい
て示したが、ベロシテイエラーを書込クロツク信号を位
相変調することで補正する装置に対しても適用すること
ができ、このようにしても上述の場合と同様の効果を得
ることができる。
また、上述の実施例においては本発明をTBCのクロツ
ク信号発生回路に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限らず、入力ビデオ信号の時間的ゆらぎを
補正する他の時間軸処理装置(例えばフレームシンセイ
ザ)のクロツク信号発生回路に適用することができ、こ
のようにしても上述の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
ク信号発生回路に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限らず、入力ビデオ信号の時間的ゆらぎを
補正する他の時間軸処理装置(例えばフレームシンセイ
ザ)のクロツク信号発生回路に適用することができ、こ
のようにしても上述の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
さらにまた、上述の実施例においては温度変動による位
相変化をビデオ信号の垂直同期期間TVにおいて検出す
るものを示したが、等化期間TEQにおいて検出しても
良く、要はバースト信号が挿入れていないためにベロシ
テイエラーが検出できない期間であつてベロシテイエラ
ー信号VERRによる位相変調が行なわれない期間T
1、すなわち垂直ブランキング期間VBLKの当初9H
のうちの所定期間であれば良い。
相変化をビデオ信号の垂直同期期間TVにおいて検出す
るものを示したが、等化期間TEQにおいて検出しても
良く、要はバースト信号が挿入れていないためにベロシ
テイエラーが検出できない期間であつてベロシテイエラ
ー信号VERRによる位相変調が行なわれない期間T
1、すなわち垂直ブランキング期間VBLKの当初9H
のうちの所定期間であれば良い。
H.発明の効果 以上のように本発明によれば、クロツク信号の位相変化
をベロシテイエラーによる位相変調が行なわれていない
期間において検出し、その検出値に応じてクロツク信号
を移相するようにしたので、周囲の温度変動に対しても
安定な位相関係を維持できて色ずれのない画面を得るこ
とのできる時間軸処理装置のクロツク信号発生回路を得
ることができる。
をベロシテイエラーによる位相変調が行なわれていない
期間において検出し、その検出値に応じてクロツク信号
を移相するようにしたので、周囲の温度変動に対しても
安定な位相関係を維持できて色ずれのない画面を得るこ
とのできる時間軸処理装置のクロツク信号発生回路を得
ることができる。
第1図はTBCに適用した本発明によるクロツク信号発
生回路の一実施例を示すブロツク図、第2図は第1図回
路を含むTBCの読出系の一部を示すブロツク図、第3
図はサンプルホールド回路27のサンプル期間及びホール
ド期間の説明に供する略線図、第4図はベロシテイエラ
ーの説明に供する波形図である。 1……読出クロツク信号発生回路、21……移相回路、22
……鋸歯状波発生回路、23……位相変調回路、24……バ
ンドパスフイルタ、25……分周回路、26……位相比較回
路、27……サンプルホールド回路。
生回路の一実施例を示すブロツク図、第2図は第1図回
路を含むTBCの読出系の一部を示すブロツク図、第3
図はサンプルホールド回路27のサンプル期間及びホール
ド期間の説明に供する略線図、第4図はベロシテイエラ
ーの説明に供する波形図である。 1……読出クロツク信号発生回路、21……移相回路、22
……鋸歯状波発生回路、23……位相変調回路、24……バ
ンドパスフイルタ、25……分周回路、26……位相比較回
路、27……サンプルホールド回路。
Claims (1)
- 【請求項1】入力クロツク信号をベロシテイエラーに応
じて位相変調して出力クロツク信号を発生する時間軸処
理装置のクロツク信号発生回路において、 上記入力クロツク信号と上記出力クロツク信号との位相
を比較する位相比較回路と、 当該位相比較による位相差をビデオ信号の垂直ブランキ
ング期間内の所定期間でサンプリングしてホールドする
サンプルホールド回路と、 ホールドされた上記位相差に応じて上記出力クロツク信
号の位相を補正する移相回路と を具えたことを特徴とする時間軸処理装置のクロツク信
号発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60035926A JPH0620291B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 時間軸処理装置のクロツク信号発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60035926A JPH0620291B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 時間軸処理装置のクロツク信号発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61195091A JPS61195091A (ja) | 1986-08-29 |
JPH0620291B2 true JPH0620291B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=12455638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60035926A Expired - Fee Related JPH0620291B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 時間軸処理装置のクロツク信号発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620291B2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP60035926A patent/JPH0620291B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61195091A (ja) | 1986-08-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |