JPH0620288U

JPH0620288U - ちり紙入り箱のスタンド

Info

Publication number: JPH0620288U
Application number: JP3133392U
Authority: JP
Inventors: 勇次杉山
Original assignee: 勇次杉山
Priority date: 1992-04-13
Filing date: 1992-04-13
Publication date: 1994-03-15

Abstract

(57)【要約】［目的］平板状のベースに起立支持した可橈性の支柱
の上端部でちり紙入り箱を保持することにより、ちり紙
の取り出しを容易にするとともに、ちり紙入り箱による
食卓の載置スペースの低減を防止する。［構成］平板状のベースに可橈性の支柱を起立支持
し、該支柱の上端部にホルダーを設け、該ホルダーは、
直方体状に形成されたちり紙入り箱の底面を支持する底
辺と、該底辺の両端部から上方に起立して前記ちり紙入
り箱の両側を挾持する挾持辺とを有する断面コ字状に形
成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ちり紙が収容された箱を任意の方向に向けて着脱可能に支持するちり紙入り箱のスタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ちり紙の取出しを簡便に行なうために、直方体状の箱内に多数のちり紙を互いに絡ませて収容し、箱の上部に形成した取り出し口から上部のちり紙を取り出した際に、次のちり紙の一部が上記取り出し口から外部に露出するようにしたちり紙入り箱がある。ところで、従来は、上記ちり紙入り箱を支持するスタンドがなく、これを直接食卓（テーブル）等に載置していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来のものは、ちり紙入り箱の載置によって食卓の載置スペースが少なくなるとともに、ちり紙を取る際に箱が不用意に動いて他の載置物を転倒させる等の欠点があった。本考案は上記欠点を解消した新規なちり紙入り箱のスタンドを得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するために、平板状のベースに可橈性の支柱を起立支持し、該支柱の上端部にホルダーを設け、該ホルダーは、直方体状に形成されたちり紙入り箱の底面を支持する底辺と、該底辺の両端部から上方に起立して前記ちり紙入り箱の両側を挾持する挾持辺とを有する断面コ字状に形成する構成にしたものである。

【０００５】

【作用】

本考案は上記構成にしたものであるから、ホルダーはベースから上方に離間してその底辺および挾持辺により、ちり紙入り箱をその底面および両側の三面にて保持する。そして、支柱を曲げることによって上記ホルダーに保持されたちり紙入り箱が任意の方向に向くことになる。また、ベースは平板状となっているので。該ベースの上面は小物の載置面となる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図１に基いて説明する。図面において、図１は本考案の実施例を示す斜視図である。図１において、Ａはスタンドであり、ベース１、支柱４およびホルダー５を主要部品としてなる。即ち、ベース１は質量のある金属材により浅い容器状に形成し、円形の底板２の周縁部に上方に突出するリング状の堤３を一体に有する。上記底板２の中心部に可橈性の支柱４を起立固定する。この支柱４は軟質性の細長い金属板を螺旋状に巻いて筒状に形成し、無方向に屈曲可能となっている。上記支柱４の上端に硬質プラスチック製のホルダー５を取り付ける。

【０００７】上記ホルダー５は、長方形状の底辺５ａとその左右両端から上方に起立する一対の挟持辺５ｂ，５ｂとを一体に有する角溝状に形成するとともに、各挟持辺５ｂ，５ｂの間隔、即ちホルダー５の溝幅Ｗ１は、直方体状に形成されたちり紙入り箱６の短軸側の幅Ｗ２よりも若干広幅に形成する。さらに上記挟持辺５ｂ，５ｂの対面側の前後方向両端部に対面方向に突出する楔形の係止爪５ｃを上下にかつ互いに対向させて形成する。この係止爪５ｃはホルダー５内に嵌合させたちり紙入り箱６の短軸側の両側に圧接係合させるためのものである。

【０００８】次に上記実施例の使用態様について説明する。まずスタンドＡを例えば食卓の所定箇所に載置し、ホルダー５にちり紙入り箱６を嵌合させ、またベース１の底板２に爪楊枝収容ケース、スプーン立て、あるいは灰皿等の小物７を載置する。そして支柱４を曲げて上記ホルダー５を介してちり紙入り箱６を所定の方向に向ける。これにより、上記ちり紙入り箱６は食卓の載置面から上方に離間してホルダー５に係止されるとともに、支柱４を曲げることによってちり紙入り箱６の取り出し口を任意の方向に向けることができ、ちり紙の取り出しが容易になる。また、ベース１は小物の載置面として有効に活用されるとともに、その底板２に載置された小物７は堤３により不用意な脱落が阻止される。

【０００９】

【考案の効果】

以上の説明から明らかな如く、本考案によれば、平板状のベースに起立支持した可橈性の支柱の上端部でちり紙入り箱を保持するようにしたので、ちり紙の取り出しが容易になるとともに、ベースは小物の載置面として有効に活用され、ちり紙入り箱による食卓の載置スペースの低減を防止することができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

Ａスタンド１ベース２底板３堤４支柱５ホルダー５ａ底辺５ｂ挾持辺５ｃ係止爪６ちり紙入り箱７爪楊枝収容ケース８スプーン立て

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】平板状のベースに可橈性の支柱を起立支
持し、該支柱の上端部にホルダーを設け、該ホルダー
は、直方体状に形成されたちり紙入り箱の底面を支持す
る底辺と、該底辺の両端部から上方に起立して前記ちり
紙入り箱の両側を挾持する挾持辺とを有する断面コ字状
に形成したことを特徴とするちり紙入り箱のスタンド。