JPH06202684A - 発音記号作成装置 - Google Patents

発音記号作成装置

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JPH06202684A
JPH06202684A JP4360043A JP36004392A JPH06202684A JP H06202684 A JPH06202684 A JP H06202684A JP 4360043 A JP4360043 A JP 4360043A JP 36004392 A JP36004392 A JP 36004392A JP H06202684 A JPH06202684 A JP H06202684A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザの要求をきめ細かく反映しユーザの希
望に合った発音記号列をユーザに差程の負担をかけずに
作成することが可能である。 【構成】 ユーザインタフェース制御部5は、基本的
に、エディット画面10と、前編集部11と、後編集部
12とを有しており、エディット画面10からのユーザ
の指示内容に基づき、言語解析部1,言語解析結果記憶
バッファ2,発音記号生成部3,音声合成部4を制御す
る。これにより発音記号作成作業を積極的に支援するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テキスト音声合成シス
テムなどに利用され、漢字仮名混じり文を発音記号列に
変換する発音記号作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、漢字仮名混じりの日本語文章を言
語解析し、読み,アクセント情報を含む発音記号列に変
換した後に、音声合成器によって合成音声として出力す
るテキスト音声合成システムが開発されており、この種
のテキスト音声合成システムの用途としては、ワープロ
などで作成した文章の読み上げ校閲や、パソコンなどの
画面に表示された文字を音声に変換して出力するという
所謂オンライン的な用途と、音声マニュアルや合成音声
によるテレフォンサービスなど予め発音記号列を作成し
ておいて、それを使って同じ文章を繰り返し音声出力す
るという所謂オフライン的な用途とがある。
【0003】オンライン的な用途の場合には、文章の内
容が一通り音声で伝達できれば十分なので、読み方が多
少ユーザの希望に合わなくてもそれほど問題はないが、
オフライン的な用途のように、同じ文章が繰り返し聞か
れる場合は、読み誤りをなくし、ポーズ位置などの読み
方もユーザの希望に合うものにする必要がある。しかし
ながら、入力文書には、同形語(表記が同じで読みが異
なる単語),数字の読み方の違い(棒読み,桁読みな
ど)など種々の曖昧性があり、システムが自動的に作成
した発音記号列が必ずしもユーザの希望通りにならない
場合がある。
【0004】このようにユーザの希望通りにならない部
分を修正するため、従来では、特開平2−244095
号に開示されているように、入力となる漢字仮名混じり
文の中に予め発音記号列を挿入しておく方法や、あるい
は、最終的に作成された発音記号列を通常のテキストエ
ディタで修正する方法などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力と
なる漢字仮名混じり文の中に予め発音記号列を挿入して
おく方法では、漢字仮名混じり文からシステムが自動生
成した発音記号列と、予め挿入されていた発音記号列と
の整合性が取りにくい上、ユーザの要求を極めて細かく
反映することが困難であるという問題があった。また、
最終的に作成された発音記号列を通常のテキストエディ
タで修正する方法では、ユーザは希望通りの音声を出力
させるために、発音記号列の定義に習熟している必要が
あり、ユーザの負担が大きいという問題があった。
【0006】本発明は、ユーザの要求をきめ細かく反映
しユーザの希望に合った発音記号列をユーザに差程の負
担をかけずに作成することの可能な発音記号作成装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明は、ユーザからの指
示に応じて、言語解析手段,言語解析結果記憶手段,発
音記号生成手段,音声合成手段を制御するユーザインタ
フェース制御手段が設けられており、ユーザインタフェ
ース手段により発音記号作成作業を積極的に支援するこ
とができる。これにより、ユーザの要求を決め細かく反
映しユーザの希望に合った発音記号列をユーザに差程の
負担をかけずに作成することができる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、言語解析を
行なう前に予め種々の区切り位置を指定する区切位置指
定手段が設けられている。これにより、言語解析時の曖
昧性を減らし、後編集作業を軽減できる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、言語解析を
行なう前に予め複数の言語解析方法が考えられている部
分について、どの言語解析方法をとるか指定する言語解
析方法指定手段が設けられている。これにより、言語解
析時の曖昧性を減らし、後編集作業を軽減できる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、言語解析を
行なう前に予め特定の単語の単語情報を指定する特定単
語情報指定手段が設けられている。これにより、言語解
析時の曖昧性を減らし、後編集作業を軽減できる。
【0011】また、請求項5記載の発明は、言語解析結
果記憶バッファの内容をユーザが指定した任意の位置か
ら、種々の発話区分で合成音声として出力する音声合成
手段が設けられている。これにより、ユーザにとって文
章中の修正箇所を容易に見出すことができる。
【0012】また、請求項6記載の発明は、入力文章の
一部を再度言語解析して、言語解析結果記憶バッファの
内容の一部を更新する再言語解析起動手段が設けられて
いる。これにより、発音記号の後編集作業におけるユー
ザの負担を軽減できる。
【0013】また、請求項7記載の発明は、言語解析結
果記憶バッファ中の単語情報を、単語の表記、品詞、読
みなどの単語情報の一部をキーにして検索する検索手段
が設けられている。これにより、ユーザにとって一度修
正した部分と同様の誤りが生じている部分を容易に見出
すことができる。
【0014】また、請求項8記載の発明は、言語解析結
果記憶バッファ中の指定の位置の単語情報を、指定の内
容に置換する置換手段が設けられている。これにより、
一度修正した部分と同様の誤りが生じている部分の修正
を容易に行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る発音記号作成装置の一実施
例を示すブロック図である。図1を参照すると、この発
音記号作成装置は、漢字仮名混じりの日本語文章を言語
解析し、読み,品詞,アクセント型,単語の区切り情報
などを含む単語情報の列に変換する言語解析部1と、言
語解析部1の解析結果を記憶する言語解析結果記憶バッ
ファ2と、言語解析結果記憶バッファ2の内容の一部ま
たは全部を入力としてアクセント結合処理などを行なっ
て、発音記号列に変換する発音記号生成部3と、発音記
号生成部3が生成する発音記号列に基づいて合成音声を
生成する音声合成部4と、ユーザからの指示に応じて、
言語解析部1,言語解析結果記憶バッファ2,発音記号
生成部3,音声合成部4を制御するユーザインタフェー
ス制御部5とを備えている。ここで、言語解析部1に
は、単語辞書やその他の文法規則が含まれているものと
する。
【0016】図2はユーザインタフェース制御部5の構
成例を示す図である。図2の構成例では、ユーザインタ
フェース制御部5は、基本的に、エディット画面10
と、前編集部11と、後編集部12とを有しており、エ
ディット画面10からのユーザの指示内容に基づき、言
語解析部1,言語解析結果記憶バッファ2,発音記号生
成部3,音声合成部4を制御するようになっている。図
3には、エディット画面10の構成例が示されている。
図3の例では、エディット画面は、ユーザに種々の指定
を行なわせるためのメニュー部MNと、ユーザに確認さ
せるための文章表示部CGとを有している。
【0017】また、前編集部11は、漢字仮名混じりの
日本語文章が言語解析部1において言語解析されるのに
先立って、言語解析部1に対して、区切り位置の指定,
言語解析の方法の指定,特定の単語の単語情報の指定が
可能に構成されている。すなわち、前編集部11は、言
語解析がなされるのに先立って、ポーズの位置やアクセ
ント句の切れ目の位置などの種々の区切り位置をユーザ
に設定させ、これらの情報を言語解析部1に与える区切
り位置指定部21と、文章の内容に応じて複数の言語解
析方法が考えられる数字や記号などの部分について、ど
の言語解析方法をとるかをユーザに指定させ、この情報
を言語解析部1に与える言語解析方法指定部22と、同
形語が予測される単語や固有名詞などの特定の単語の単
語情報をユーザに指定させ、この情報を言語解析部1に
与える特定単語情報指定部23とを有している。
【0018】なお、ユーザインタフェース制御部5の前
編集部11により上記のような指定情報が与えられたと
きに、言語解析部1は、前編集部11で指定された部分
についてはその指定に従って言語解析を行ない、前編集
部11で特に指定されなかった部分については通常通り
の言語解析を行なって、単語の表記ポインタ,表記の長
さ,読み,アクセント型,品詞,単語の区切り情報から
なる単語情報の列を作成し、言語解析結果記憶バッファ
2に蓄えるようになっている。
【0019】また、ユーザインタフェース制御部5の後
編集部12は、言語解析結果記憶バッファ2に蓄えられ
た内容をユーザが指定した任意の位置から種々の発話区
分で合成音声として出力する合成音声出力部25と、言
語解析結果記憶バッファ2に蓄えられている内容のう
ち、修正すべき部分範囲がユーザにより指定されたとき
に、この部分範囲に対応した入力文章の範囲を言語解析
部1に再度言語解析させ、言語解析結果記憶バッファ2
の内容を更新させる再言語解析起動部26と、言語解析
結果記憶バッファ2中の単語情報を表記,品詞,読みな
どの単語情報の一部をキーにして検索する検索部27
と、言語解析結果記憶バッファ2中の指定の位置の単語
情報を指定の内容に置換する置換部28とを有してい
る。
【0020】次に、このような構成の発音記号作成装置
の処理動作について説明する。本実施例の発音記号作成
装置は、基本的には、前編集,言語解析,後編集の順に
発音記号作成作業がなされることを前提としている。ユ
ーザは、漢字仮名混じりの日本語文章を言語解析部1に
より言語解析させるに先立って、先ず、図2に示すよう
なエディット画面を用いて、ユーザインタフェース制御
部5の前編集部11により、言語解析部1に対し、区切
り位置の指定,言語解析方法の指定,特定の単語の単語
情報の指定を行なうことができる。具体的には、区切り
位置の指定は、エディット画面の文字表示部CGに表示
されている文章の希望の位置にカーソルを移動して、メ
ニュー部MNの「ポーズ」メニューまたは「アクセント
句」メニューを選択することによってなされ、この場
合、区切り位置指定部21は、カーソルの位置をポー
ズ、またはアクセント句の切れ目として認識し、この認
識結果を区切り位置情報として言語解析部1に与える。
【0021】また、言語解析方法の指定は、エディット
画面のメニュー部MNの「言語解析指定」メニューを選
択することにより行なうことができる。いま、数字につ
いては“棒読み”または“桁読み”、記号については
“読まない”または“記号として読み上げる”のそれぞ
れ2種類の解析方法があるとするとき、「言語解析指
定」メニューが選択されると、言語解析方法指定部22
は、文章中で現在のカーソル位置より後ろに数字または
記号部分を自動的に検索し、その部分をどのように解析
をするかをユーザに問い合わせる。このときに、ユーザ
は自分の希望に合った解析方法を選択すれば良い。例え
ば、数字の解析法についてユーザが特に指定しなければ
デフォールトで桁読み、また、記号の解析法についてユ
ーザが特に指定しなければ、“読まない”が選択され
る。このようにして指定され選択された言語解析方法
は、言語解析指定部22から言語解析部1に与えられ
る。
【0022】また、特定単語の指定は、ユーザが単語の
範囲を指定して、エディット画面のメニュー部MNの
「単語指定」メニューを先ず選択することによって行な
われる。なお、この指定は、同形語が予想される単語や
固有名詞など、予め単語情報を指定しておいた方が後編
集作業が軽減されると思われる単語について単語情報を
予め限定しておくのが良い場合になされる。ユーザが単
語の範囲を指定して、「単語指定」メニューを選択する
と、特定単語情報指定部23は、その範囲の表記に対応
する単語候補を辞書(図示せず)から検索して、エディ
ット画面の文字表示部CGに単語候補表示ウィンドウを
表示する。図4は単語表記として、“一月”を指定した
場合の単語候補表示ウィンドウの一例を示す図であり、
この例では、単語表記“一月”がユーザにより指定され
たときに、特定単語情報指定部23は、この表記に対応
する単語候補として、読みが“いちがつ”の第1候補と
読みが“ひとつき”の第2候補とをウィンドウに表示す
る。ユーザはこの中に希望のものがあれば、その候補を
選択し確定し、希望のものがなければ、単語候補表示ウ
ィンドウのユーザ入力フィールドに単語の読み,アクセ
ント,品詞を入力し、特定単語の指定を行なうことがで
きる。このようにして指定,選択された特定単語は、特
定単語情報指定部23から言語解析部1に与えられる。
以上のように前編集を行なうことによって、言語解析時
の曖昧性が減少し、後編集作業の負荷を軽減することが
できる。
【0023】前編集作業が行なわれた後、ユーザは「言
語解析」メニューを選択することで、言語解析部1を起
動することができる。言語解析部1では、前編集で指定
された部分については、その指定に従って言語解析を行
ない、前編集で特に指定されなかった部分については、
通常通りの言語解析を行なって、単語の表記ポインタ,
表記の長さ,読み,アクセント型,品詞,単語の区切り
情報からなる単語情報の列を作成し、言語解析結果記憶
バッファ2に蓄える。なお、ここで、表記ポインタと
は、この単語情報が文章中のどの表記部分に対応するか
を表わすポインタであり、また、単語の区切り情報と
は、この単語が文節の切れ目になるか、アクセント句の
切れ目になるか、ポーズ位置になるかなどの情報をい
う。
【0024】入力文章に対して上述のように言語解析が
なされ、その結果が言語解析結果記憶バッファ2に蓄え
られた後、ユーザは、この結果に基づいて後編集を行な
うことができる。後編集では、ユーザは、合成音声出力
部25を起動させ、言語解析結果記憶バッファ2の内容
を合成音声に変換して耳で聞きながら、修正が必要な部
分を探すことができる。その際、読み上げはユーザが指
定した任意の位置から開始させ、また、任意の位置で停
止させることができる。具体的には、ユーザは、文字表
示部CGに表示させている文章の希望の位置にカーソル
を移動させることにより、読み上げ開始位置を指定する
ことができる。ユーザが読み上げ開始位置を指定し、
「音声出力」メニューを選択すると、合成音声出力部2
5は、指定された読み上げ開始位置から、指定の発話区
分で読み上げを開始する。なお、読み上げる際の発話区
分には、発音記号通りのポーズで区切る,アクセント区
単位で区切る,文節単位で区切る,単語単位で区切るの
4種類があり、これらのいずれのものにするかは、「発
話区分変更」メニューで選択することができる。また、
「フォワード」メニュー,「バックワード」メニューに
よって、読み上げ開始位置を発話区分単位に前後させる
こともできる。ユーザは、先ず発音記号通りの発話区分
で音声を聞きながら、修正が必要な部分の大体の位置を
見つけた後に、その近辺で発話区分を細かくして、聞き
直すことによって、修正すべき部分を容易に見出すこと
ができる。
【0025】修正すべき部分範囲が確定し、ユーザが
「言語解析」メニューを選択すると、再言語解析起動部
26は、言語解析部1を再び起動し、修正すべき部分範
囲を言語解析部1に再解析させて次候補を選択すること
ができる。この際、再言語解析起動部26は、再解析範
囲を始めは文節として解析させて、前述したと同様にし
て単語候補表示ウィンドウに解析結果の候補を表示させ
るが、それでも希望の結果が得られない場合は、範囲を
さらに狭めて単語の範囲を指定して解析させることもで
きる。指定の範囲の表記を持つ単語が辞書に存在しない
場合は、ユーザにその単語の読み、アクセント型、品詞
を入力するように要求する。このときには、ユーザは、
所定のフィールドにこれらの情報を入力すれば良い。ま
た、この際に、同時に、辞書にこの単語を追加登録する
ことも可能である。言語解析部1において、言語解析結
果が確定すると、言語解析結果が言語解析バッファ2に
送られ、言語解析結果記憶バッファ2の内容が更新され
る。
【0026】このように、修正すべき部分がなくなるま
で修正作業を繰り返し行なうことができるが、その際、
同一の文章には同一の単語や文節が複数箇所で用いられ
ることがしばしばある。本実施例の発音記号作成装置で
は、さらに、検索部27を用いて、言語解析結果記憶バ
ッファ2中の単語情報を、単語の表記,品詞,読みなど
の単語情報の一部をキーにして検索することができ、ま
た、置換部28を用いて、検索された部分の単語情報ま
たは単語情報の列を指定の単語情報または単語情報の列
に置換することができる。これにより、同一の文章にお
いて同一の単語や文節が複数箇所で用いられているとき
に、この部分の修正作業をより容易に行なうことができ
る。すなわち、「検索」メニューを選択すると、検索部
27は、文字表示部CGに検索ウィンドウを先ず表示す
る。図5はこの検索ウィンドウの一例を示す図である。
この検索ウィンドウには、検索キーとして表記,読み,
品詞を入力するフィールドが設けられており、ユーザが
これらのキーのいずれかの組み合わせを入力してリター
ンを押すと、検索部27は、現在のカーソル位置よりも
後方にある、検索キーに一致する単語の先頭にカーソル
を移動させる。このとき、ユーザが「置換」メニューを
選択すると、置換部28は、例えば、どのように置換す
るかをユーザに対し問い合わせ、この問い合わせに対
し、ユーザが置換後の例になる範囲(以前に修正した範
囲)を指定すると、現在のカーソル位置にある単語情報
または単語情報の列を指定の単語情報または単語情報の
列に置換する。但し、置換が行なわれるのは、置換され
る箇所の表記と置換後の例になる範囲の表記とが完全に
一致している場合に限られる。このような検索,置換処
理がなされることによって、一度修正した部分と同様の
誤りが生じている部分の修正を容易に行なうことができ
る。
【0027】このようにして、最終的に合成音声出力部
25からユーザの希望に合った合成音声が得られるよう
になったときに、ユーザは、「保管」メニューを選択す
ることによって、言語解析結果記憶バッファ2の内容を
ファイルに保管することができる。また、「発音記号出
力」メニューを選択することによって、発声記号生成部
3を起動し、言語解析結果記憶バッファ2の内容を発音
記号列に変換させ、その結果をファイルに出力すること
ができる。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、ユーザからの指示に応じて、言語解析手
段,言語解析結果記憶手段,発音記号生成手段,音声合
成手段を制御するユーザインタフェース制御手段が設け
られており、ユーザインタフェース手段により発音記号
作成作業を積極的に支援することができるので、ユーザ
の要求をきめ細かく反映しユーザの希望に合った発音記
号列をユーザに差程の負担をかけずに作成することがで
きる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、言語
解析を行なう前に予め種々の区切り位置を指定する区切
位置指定手段が設けられているので、言語解析時の曖昧
性を減らし、後編集作業を軽減できる。
【0030】また、請求項3記載の発明によれば、言語
解析を行なう前に予め複数の言語解析方法が考えられて
いる部分について、どの言語解析方法をとるか指定する
言語解析方法指定手段が設けられているので、言語解析
時の曖昧性を減らし、後編集作業を軽減できる。
【0031】また、請求項4記載の発明によれば、言語
解析を行なう前に予め特定の単語の単語情報を指定する
特定単語情報指定手段が設けられているので、言語解析
時の曖昧性を減らし、後編集作業を軽減できる。
【0032】また、請求項5記載の発明によれば、言語
解析結果記憶バッファの内容をユーザが指定した任意の
位置から、種々の発話区分で合成音声として出力する音
声合成手段が設けられているので、ユーザにとって文章
中の修正箇所を容易に見出すことができる。
【0033】また、請求項6記載の発明によれば、入力
文章の一部を再度言語解析して、言語解析結果記憶バッ
ファの内容の一部を更新する再言語解析起動手段が設け
られているので、発音記号の後編集作業におけるユーザ
の負担を軽減できる。
【0034】また、請求項7記載の発明によれば、言語
解析結果記憶バッファ中の単語情報を、単語の表記、品
詞、読みなどの単語情報の一部をキーにして検索する検
索手段が設けられているので、ユーザにとって一度修正
した部分と同様の誤りが生じている部分を容易に見出す
ことができる。
【0035】また、請求項8記載の発明によれば、言語
解析結果記憶バッファ中の指定の位置の単語情報を、指
定の内容に置換する置換手段が設けられているので、一
度修正した部分と同様の誤りが生じている部分の修正を
容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発音記号作成装置の一実施例のブ
ロック図である。
【図2】ユーザインタフェース制御部の構成例を示す図
である。
【図3】エディット画面の構成例を示す図である。
【図4】単語候補表示ウィンドウの一例を示す図であ
る。
【図5】検索ウィンドウの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 言語解析部 2 言語解析結果記憶バッファ 3 発音記号生成部 4 音声合成部 5 ユーザインタフェース制御部 10 エディット画面 11 前編集部 12 後編集部 21 区切り位置指定部 22 言語解析方法指定部 23 特定単語情報指定部 25 合成音声出力部 26 再言語解析起動部 27 検索部 28 置換部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漢字仮名混じりの日本語文章を言語解析
    し、読み,品詞,アクセント型,単語の区切り情報など
    を含む単語情報の列に変換する言語解析手段と、前記言
    語解析手段の解析結果を記憶する言語解析結果記憶手段
    と、前記言語解析結果記憶手段の内容の一部または全部
    を入力としてアクセント結合処理などを行なって、発音
    記号列に変換する発音記号生成手段と、前記発音記号生
    成手段により生成された発音記号列に基づいて合成音声
    を生成する音声合成手段と、ユーザからの指示に応じ
    て、言語解析手段,言語解析結果記憶手段,発音記号生
    成手段,音声合成手段を制御するユーザインターフェイ
    ス制御手段とを備えていることを特徴とする発音記号作
    成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発音記号作成装置におい
    て、前記ユーザインターフェイス制御手段は、言語解析
    手段において言語解析が行なわれるに先立って、予め種
    々の区切り位置をユーザに指定させ、前記言語解析手段
    に与える区切り位置指定手段を有していることを特徴と
    する発音記号作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発音記号作成装置におい
    て、前記ユーザインターフェイス制御手段は、言語解析
    手段において言語解析が行なわれるに先立って、予め複
    数の言語解析方法が考えられている部分についてどの言
    語解析方法をとるかをユーザに指定させ、前記言語解析
    手段に与える言語解析方法指定手段を有していることを
    特徴とする発音記号作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発音記号作成装置におい
    て、前記ユーザインターフェイス制御手段は、言語解析
    手段において言語解析が行なわれるに先立って、予め特
    定の単語の単語情報をユーザに指定させ、前記言語解析
    手段に与える特定単語情報指定手段を有していることを
    特徴とする発音記号作成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の発音記号作成装置におい
    て、前記ユーザインターフェイス制御手段は、前記言語
    解析結果記憶手段の内容をユーザが指定した任意の位置
    から、種々の発話区分で合成音声として出力する音声合
    成手段を有していることを特徴とする発音記号作成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の発音記号作成装置におい
    て、前記ユーザインターフェイス制御手段は、前記言語
    解析手段に対し入力文章の一部を再度言語解析させて、
    前記言語解析結果記憶手段の内容の一部を更新させる再
    言語解析起動手段を有していることを特徴とする発音記
    号作成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の音声検索装置において、
    前記ユーザインターフェイス制御手段は、前記言語解析
    結果記憶手段中の単語情報を、単語の表記,品詞,読み
    などの単語情報の一部をキーにして検索する検索手段を
    有していることを特徴とする発音記号作成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の発音記号作成装置におい
    て、前記ユーザインターフェイス制御手段は、前記言語
    解析結果記憶手段中の指定の位置の単語情報を、指定の
    内容に置換する置換手段を有していることを特徴とする
    発音記号作成装置。
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