JPH06202631A - 音像定位制御装置 - Google Patents

音像定位制御装置

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JPH06202631A
JPH06202631A JP4349580A JP34958092A JPH06202631A JP H06202631 A JPH06202631 A JP H06202631A JP 4349580 A JP4349580 A JP 4349580A JP 34958092 A JP34958092 A JP 34958092A JP H06202631 A JPH06202631 A JP H06202631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound image
pitch
image localization
volume coefficient
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP4349580A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Daito
智 大東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4349580A priority Critical patent/JPH06202631A/ja
Publication of JPH06202631A publication Critical patent/JPH06202631A/ja
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  • Stereophonic System (AREA)
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  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音像定位の変化速度を、演奏される音高に応
じて変化させることを目的とする。 【構成】 演奏される音高に応じてCPUから転送され
るROM207の読み出し周期が、変換回路205で所
定値に変換され、比較回路203で基本クロック回路2
01で発生されたクロックをカウンタ202がカウント
した値と比較される。両者が一致する毎に比較回路20
3から“1”が出力され、アドレスカウンタ204がイ
ンクリメントされると共に、カウンタ202がリセット
される。そして、アドレスカウンタ204の出力毎に、
ROM207から連続して変化する音量係数が読み出さ
れ、その変化と逆の変化をする音量係数が係数変換回路
209で作成され、それぞれ音源信号に乗算される。そ
の乗算結果がLチャネルのアンプとRチャネルのアンプ
へ送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演奏される楽器の楽音
の音像定位を変化させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ピアノのような鍵盤楽器におい
ては、音高の低い低音鍵が押鍵されれば楽器の左側部分
から、また、高音鍵が押鍵されると楽器の右側部分から
楽音が発音され、それに応じた音像が定位される。
【0003】電子ピアノ等においても、ピアノの場合と
同じように、演奏操作される鍵の位置、即ち、音高に応
じて楽音の音像定位を制御することは、従来から行われ
ている。また、特殊な音楽的効果を得るために、音像定
位を自動的に移動させることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでは演
奏されている音楽と無関係に音像定位が移動するのみで
あった。
【0005】本発明の課題は、音像定位を移動させると
きの速度を、演奏される音高に応じて変化させることに
よって、従来にない新しい感覚の音像定位を可能とする
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子楽器から
の複数チャネルの楽音出力における音像の定位を制御す
る音像定位制御装置を前提とする。
【0007】そして、まず、各チャネルの楽音出力にお
ける音像の定位を、各チャネル間で所定の速度で移動さ
せる移動手段を有する。この手段は、例えば、インクリ
メントされるアドレスに応じて連続的に変化する音量係
数を記憶する音量係数記憶手段と、音量係数記憶手段か
ら音量係数を読み出す音量係数読み出し手段と、音量係
数読み出し手段により読み出された音量係数によって、
複数チャネルの各楽音出力の振幅を制御する楽音振幅制
御手段とから構成される。
【0008】次に、移動手段による音像定位の移動速度
を、電子楽器が演奏操作されるときの音高に関する情
報、例えば音高そのもの又は音高のオクターブなどに応
じて変更する移動速度変更手段を有する。この手段は、
例えば、前述した音量係数記憶手段から音量係数を読み
出すときの読み出しアドレスの変化速度を、上述の音高
に関する情報に応じて変更する読出し周期変更手段であ
る。
【0009】
【作用】移動手段により2チャネルの楽音出力間で音像
の定位が移動される速度が、移動速度変更手段により、
演奏時に指定される音高又は音高のオクターブに応じて
変更される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を電子鍵
盤楽器に適用した実施例につき詳細に説明する。
【0011】図1は本実施例の全体構成図である。CP
U101は、ROM102に記憶されている制御プログ
ラムに基づきRAM103をワークメモリとして使用し
ながら動作し、スイッチ群105及び鍵盤104を走査
して各スイッチや鍵の操作状態を取り込み、発音制御デ
ータを音源106に送ってその発音動作を制御するとと
もに、パンニング制御回路107へ、音像の定位が移動
する際のスピードを制御するための、いずれの鍵が演奏
操作されたかを示す音高情報を送る。
【0012】パンニング制御回路107は、CPU10
1からの上記音高情報に基づいて、音源106からL
(左)チャネル用アンプ108、及びR(右)チャネル
用アンプ110へ入力される楽音信号のゲインを制御す
るとともに、そのパンニングのスピードを制御する。
【0013】次に、図2は図1のパンニング制御回路1
07の構成図である。図2において、基本クロック発生
回路201から出力される一定の周波数を有する基本ク
ロックが、カウンタ202でカウントされ、そのカウン
ト値が比較回路203へ入力される。
【0014】一方、ROM207には、図3の実線に示
すように、アドレスが連続に変化したときに、L、R各
チャネルの音量を互いに反対方向に変化させるために、
楽音信号に乗算されるLチャネル用の音量係数が格納さ
れている。
【0015】CPU101は、この音量係数をROM2
07から読み出す周期を、演奏操作される鍵盤104の
鍵の音高に従って変化させるために、演奏操作された鍵
を示す音高情報を、変換回路205へ出力する。
【0016】そして、変換回路205で、図4に示すよ
うなテーブルに基づいて、上記演奏操作された鍵を示す
音高情報が、ROM207から音量係数を読み出す周期
に変換されて、レジスタ206に格納され、更に、比較
回路203でカウンタ202の出力と比較される。そし
て、両方の値が一致する毎に、カウンタ202がリセッ
トされて、再び同じカウント値が繰り返し出力されると
ともに、アドレスカウンタ204がインクリメントされ
る。
【0017】このようにして、ROM207から音量係
数を順次読み出すためのアドレスカウンタ204のカウ
ント出力の周期は、変換回路205へ入力される押鍵時
の音高に応じて変化する。
【0018】この場合、押鍵された鍵の音高が高い程、
アドレスカウンタ204の出力パルスの周波数が高くな
るため、ROM207から音量係数の読み出し周期が短
くなり、パンニングのスピードが早くなる。
【0019】次に、読み出し制御回路208は、Lチャ
ネルアンプ108に対して、ROM207から読み出し
た音量係数を乗算器211で音源106からの楽音信号
に対しての乗算させて、その乗算結果を送り、Rチャネ
ルアンプ110に対して、ROM207から読み出した
音量係数を、係数変換回路209で図3の破線のように
変換してから乗算器210で、音源106からの楽音信
号に対して乗算させて、その乗算結果を送る。
【0020】このようにして、図3に示すように、RO
M207の順次インクリメントされるアドレスに従っ
て、互いに反対方向に変化する音量係数が、Lチャネル
アンプ108とRチャネルアンプ110に乗算されるこ
とによって、左右チャネルの音量のバランスが変えら
れ、音像の定位が左、または右に移動される。
【0021】また、押鍵された鍵の音高に対応したスピ
ード、即ち、音高が高くなる程速いスピードで、左右に
音像がパンニングされる。尚、音高が低くなる程速くす
るようにしてもよい。他の実施例 上述の実施例では、押鍵された鍵のそれぞれの音高に応
じて、楽音信号が左右に移動されたが、本発明は、図5
のように、図2のROM207からの音量係数の読み出
し周期を、押鍵された鍵のオクターブ毎に区分された音
高に対応させてもよい。この場合は、図4の場合に比較
して、読み出し周期を格納するためのROM207の必
要とする記憶容量は小さくなる。
【0022】なお、本実施例では電子鍵盤楽器を用いて
説明したが、本発明は電子鍵盤楽器に限定されず、電子
管楽器、または電子弦楽器等、演奏された楽音の音高を
CPUが検出する機能を有する電子楽器なら、すべて本
発明を適用することができる。
【0023】又、出力チャネル数は2チャネルに限ら
ず、例えば4チャネル等でもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、複数チャネルの楽音出
力間で音像の定位を繰り返し移動させる際の速度を、演
奏される楽音の音高又は音高のオクターブなどに応じて
変化させることによって、演奏される楽曲の内容を反映
した速度で音像定位が移動し、従来にない新しい感覚の
音楽的効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成図である。
【図2】パンニング制御回路の構成図である。
【図3】ROM207に格納されているLチャネル用音
量係数と係数変換回路209で作成されたRチャネル用
音量係数を示す図である。
【図4】押鍵された鍵の音高と、それに対応する音量係
数の読み出し周期を示す図である。
【図5】押鍵された鍵の音高をオクターブ毎に区分けし
たときの、それに対応する音量係数の読み出し周期を示
す図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 鍵盤 105 スイッチ群 106 音源 107 パンニング制御回路 108、110 増幅器 109、111 スピーカ 201 基本クロック発生回路 202 カウンタ 203 比較回路 204 アドレスカウンタ 205 変換回路 206 レジスタ 207 ROM 208 読み出し制御回路 209 係数変換回路 210、211 乗算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子楽器からの複数チャネルの楽音出力
    における音像の定位を制御する音像定位制御装置におい
    て、 前記各チャネルの楽音出力における音像の定位を、前記
    各チャネル間で所定の速度で移動させる移動手段と、 該移動手段による前記音像定位の移動速度を、前記電子
    楽器が演奏操作されるときの音高に関する情報に応じて
    変更する移動速度変更手段と、 を有することを特徴とする音像定位制御装置。
  2. 【請求項2】 前記音高に関する情報は、前記電子楽器
    が演奏操作されるときに指定される音高である、 ことを特徴とする請求項1に記載の音像定位制御装置。
  3. 【請求項3】 前記音高に関する情報は、前記電子楽器
    が演奏操作されるときに指定される音高のオクターブで
    ある、 ことを特徴とする請求項1に記載の音像定位制御装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、インクリメントされる
    アドレスに応じて連続的に変化する音量係数を記憶する
    音量係数記憶手段と、該音量係数記憶手段から前記音量
    係数を読み出す音量係数読み出し手段と、該音量係数読
    み出し手段により読み出された前記音量係数によって、
    前記複数チャネルの各楽音出力の振幅を制御する楽音振
    幅制御手段とを有し、 前記移動速度変更手段は、前記音量係数記憶手段から前
    記音量係数を読み出すときの読み出しアドレスの変化速
    度を、前記音高に関する情報に応じて変更する手段であ
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の
    音像定位制御装置。
JP4349580A 1992-12-28 1992-12-28 音像定位制御装置 Pending JPH06202631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3373288A1 (en) * 2017-03-08 2018-09-12 Casio Computer Co., Ltd. Electronic musical instrument, sound production control method, and storage medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3373288A1 (en) * 2017-03-08 2018-09-12 Casio Computer Co., Ltd. Electronic musical instrument, sound production control method, and storage medium
CN108573690A (zh) * 2017-03-08 2018-09-25 卡西欧计算机株式会社 电子乐器、发音控制方法以及记录介质
US10304432B2 (en) 2017-03-08 2019-05-28 Casio Computer Co., Ltd. Electronic musical instrument, sound production control method, and storage medium

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Effective date: 20020702