JPH06202594A - 液晶駆動方法 - Google Patents
液晶駆動方法Info
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- JPH06202594A JPH06202594A JP36123892A JP36123892A JPH06202594A JP H06202594 A JPH06202594 A JP H06202594A JP 36123892 A JP36123892 A JP 36123892A JP 36123892 A JP36123892 A JP 36123892A JP H06202594 A JPH06202594 A JP H06202594A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、いわゆるひげの発生を軽減し、良質
な画面表示を得られる液晶駆動方法を提供する。 【構成】1走査期間内に画像データに対応したオフ電圧
期間とオン電圧期間を有するPWM信号を生成するとと
もに、このPWM信号の1走査期間内でのデータに対応
したオフ電圧期間とオン電圧期間の間の変化方向が一方
向のみ存在するようにタイミング信号CKFCと逆極性
のタイミング信号P/Nにより設定するようにしてい
る。
な画面表示を得られる液晶駆動方法を提供する。 【構成】1走査期間内に画像データに対応したオフ電圧
期間とオン電圧期間を有するPWM信号を生成するとと
もに、このPWM信号の1走査期間内でのデータに対応
したオフ電圧期間とオン電圧期間の間の変化方向が一方
向のみ存在するようにタイミング信号CKFCと逆極性
のタイミング信号P/Nにより設定するようにしてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最小階調から最大階調
まで複数の階調を表現するために必要な期間を1階調期
間としたとき、該1階調期間中のオン電圧とオフ電圧の
比により複数の階調を表現する液晶駆動方法に関する。
まで複数の階調を表現するために必要な期間を1階調期
間としたとき、該1階調期間中のオン電圧とオフ電圧の
比により複数の階調を表現する液晶駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶テレビやパーソナルコンピュ
ータなどに用いられる液晶表示パネルで中間調を表示す
るため、最小階調から最大階調までの複数の階調を表現
するために必要な期間を1階調期間としたときに、該1
階調期間中のオン電圧とオフ電圧の比により複数の階調
を表現する液晶駆動方法を採用している。この場合、1
階調期間は、1走査期間であることが一般的だが、パー
ソナルコンピュータのフレーム間引き表示方式のように
複数走査期間をかけて階調を決定するものもある。
ータなどに用いられる液晶表示パネルで中間調を表示す
るため、最小階調から最大階調までの複数の階調を表現
するために必要な期間を1階調期間としたときに、該1
階調期間中のオン電圧とオフ電圧の比により複数の階調
を表現する液晶駆動方法を採用している。この場合、1
階調期間は、1走査期間であることが一般的だが、パー
ソナルコンピュータのフレーム間引き表示方式のように
複数走査期間をかけて階調を決定するものもある。
【0003】図4は、画面全体に、ある中間調を表示す
る場合の一例を示すもので、走査電極駆動信号X1 、X
2 、X3 に対しオン電圧とオフ電圧の比を交互に反転す
る信号電極駆動信号Ynが与えられるようになってい
る。ところが、このような液晶駆動方法によると、いわ
ゆるひげ発生による表示むらが現れることがある。図5
は、8チップの信号電極駆動回路で駆動する場合に、暗
い背景に真っ白な円を表示する例を示している。この場
合、背景の黒の輝度が各信号電極駆動回路の受持つエリ
アによって異なるようになり、エリア6→エリア2、7
→エリア3→エリア1、4、5、8の順で輝度が変わ
り、正しいのは円がかかっていないエリア1、4、5、
8の輝度となる。
る場合の一例を示すもので、走査電極駆動信号X1 、X
2 、X3 に対しオン電圧とオフ電圧の比を交互に反転す
る信号電極駆動信号Ynが与えられるようになってい
る。ところが、このような液晶駆動方法によると、いわ
ゆるひげ発生による表示むらが現れることがある。図5
は、8チップの信号電極駆動回路で駆動する場合に、暗
い背景に真っ白な円を表示する例を示している。この場
合、背景の黒の輝度が各信号電極駆動回路の受持つエリ
アによって異なるようになり、エリア6→エリア2、7
→エリア3→エリア1、4、5、8の順で輝度が変わ
り、正しいのは円がかかっていないエリア1、4、5、
8の輝度となる。
【0004】しかして、液晶表示パネルを駆動するため
走査電極駆動回路で走査電極駆動信号を発生し、信号電
極駆動回路で信号電極駆動信号を発生する。図6は、従
来の信号電極駆動回路において、信号電極駆動信号Yn
としてV1 およびV3 を選択するための出力バッファを
示している。この場合、液晶表示パネルは、交流駆動さ
れるため、ある期間はV1 がオフ電圧、V2 がオン電圧
であり、別の期間ではV1 がオン電圧、V3 がオフ電圧
である。
走査電極駆動回路で走査電極駆動信号を発生し、信号電
極駆動回路で信号電極駆動信号を発生する。図6は、従
来の信号電極駆動回路において、信号電極駆動信号Yn
としてV1 およびV3 を選択するための出力バッファを
示している。この場合、液晶表示パネルは、交流駆動さ
れるため、ある期間はV1 がオフ電圧、V2 がオン電圧
であり、別の期間ではV1 がオン電圧、V3 がオフ電圧
である。
【0005】ところが、このようなものでは、例えば、
信号電極駆動信号Y1 、Y2 が図7のような場合、Y2
の立ち上がりでY1 に影響を及ぼし、ひげ(ア)を発生
し、Y1 の立ち下がりでY2 にひげ(イ)を発生してい
る。同じように、信号電極駆動信号Y1 、Y2 が図8の
ような場合、Y2 の立ち下がりでY1 にひげ(ウ)を発
生し、Y1 の立ち上がりでY2 にひげ(エ)を発生して
いる。そして、それぞれのひげの大きさは、立ち下がり
より、立ち上がにより影響を受けやすく、また、そのと
きの電圧は、V3 レベルよりV1 レベルの方が大きくな
っている。
信号電極駆動信号Y1 、Y2 が図7のような場合、Y2
の立ち上がりでY1 に影響を及ぼし、ひげ(ア)を発生
し、Y1 の立ち下がりでY2 にひげ(イ)を発生してい
る。同じように、信号電極駆動信号Y1 、Y2 が図8の
ような場合、Y2 の立ち下がりでY1 にひげ(ウ)を発
生し、Y1 の立ち上がりでY2 にひげ(エ)を発生して
いる。そして、それぞれのひげの大きさは、立ち下がり
より、立ち上がにより影響を受けやすく、また、そのと
きの電圧は、V3 レベルよりV1 レベルの方が大きくな
っている。
【0006】この原因を、以下に検討する。上述の図6
の出力バッファでは、N型のFET1,2とP型のFE
T3と、インバータ4、5により構成されている。ここ
でN型のFETとP型のFETは、図9に示すように対
称的な特性を持っている。しかして、いま、説明のため
図6の点線の左部分のみを考えると、つまり各FET
1、2、3の出力側をオープンとして考えると、信号電
極極駆動波形の立ち上がりで、図示a点がLレベルから
Hレベルになると、N型FET1はオープン状態からV
1 レベルになる。一方、図示b点がHレベルからLレベ
ルになると、P型FET3は、オープン状態からV1 レ
ベルになり、N型FET2は、V3 レベルからオープン
状態になる。
の出力バッファでは、N型のFET1,2とP型のFE
T3と、インバータ4、5により構成されている。ここ
でN型のFETとP型のFETは、図9に示すように対
称的な特性を持っている。しかして、いま、説明のため
図6の点線の左部分のみを考えると、つまり各FET
1、2、3の出力側をオープンとして考えると、信号電
極極駆動波形の立ち上がりで、図示a点がLレベルから
Hレベルになると、N型FET1はオープン状態からV
1 レベルになる。一方、図示b点がHレベルからLレベ
ルになると、P型FET3は、オープン状態からV1 レ
ベルになり、N型FET2は、V3 レベルからオープン
状態になる。
【0007】この場合、図示a点とb点は、これらの間
にインバータ5が接続されるため、各点a、bでのレベ
ル変化のタイミングに遅延が生じ、これによりP型FE
T3およびN型FET2での出力の変化のタイミングが
大きくずれるようになる。図10は、この状態を示した
もので、図からも明らかなように図示ア部分での信号電
極駆動波形の立ち上がりでは、V1 とV3 が同時にオン
になる期間が存在し、これが貫通状態となって、いわゆ
る「ひげ」を発生する原因になっている。しかし、図示
ウ部分での信号電極駆動波形の立ち下がりでは、V1 と
V3 が同時オンになる期間がなく、「ひげ」を発生する
ことがない。また、上述では、N型FET1とP型FE
T3およびN型FET2の関係について述べたが、P型
FET3とN型FET2についても図示イ、エの部分で
多少の貫通状態が生じるが、N型FET1とP型FET
3およびN型FET2の関係に比べれば、無視できる程
度である。
にインバータ5が接続されるため、各点a、bでのレベ
ル変化のタイミングに遅延が生じ、これによりP型FE
T3およびN型FET2での出力の変化のタイミングが
大きくずれるようになる。図10は、この状態を示した
もので、図からも明らかなように図示ア部分での信号電
極駆動波形の立ち上がりでは、V1 とV3 が同時にオン
になる期間が存在し、これが貫通状態となって、いわゆ
る「ひげ」を発生する原因になっている。しかし、図示
ウ部分での信号電極駆動波形の立ち下がりでは、V1 と
V3 が同時オンになる期間がなく、「ひげ」を発生する
ことがない。また、上述では、N型FET1とP型FE
T3およびN型FET2の関係について述べたが、P型
FET3とN型FET2についても図示イ、エの部分で
多少の貫通状態が生じるが、N型FET1とP型FET
3およびN型FET2の関係に比べれば、無視できる程
度である。
【0008】このように、従来の信号電極駆動回路で
は、回路構成上の問題から、信号電極駆動波形の立ち上
がり動作で大きなひげが生じることがあり、このひげ
が、液晶表示パネルの画面上で輝度ムラの発生原因にな
って画質の低下を招くことがあった。
は、回路構成上の問題から、信号電極駆動波形の立ち上
がり動作で大きなひげが生じることがあり、このひげ
が、液晶表示パネルの画面上で輝度ムラの発生原因にな
って画質の低下を招くことがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のセグ
メント電極駆動部にあっては、信号電極駆動波形の立ち
上がり動作で大きなひげが生じ、このひげが原因により
液晶表示パネル上で輝度ムラを生じることがあり、液晶
表示パネル上の画質が著しく低下させる欠点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、いわゆる
ひげの発生を軽減でき、良質な画面表示を得られる液晶
駆動方法を提供することを目的とする。
メント電極駆動部にあっては、信号電極駆動波形の立ち
上がり動作で大きなひげが生じ、このひげが原因により
液晶表示パネル上で輝度ムラを生じることがあり、液晶
表示パネル上の画質が著しく低下させる欠点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、いわゆる
ひげの発生を軽減でき、良質な画面表示を得られる液晶
駆動方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、最小階調から
最大階調まで複数の階調を表現するために必要な期間を
1階調期間としたとき、該1階調期間中のオン電圧とオ
フ電圧の比により複数の階調を表現する液晶駆動方法に
おいて、上記1階調期間中の該期間の切替わりタイミン
グを除く途中のタイミングでは、オン電圧からオフ電圧
への変化若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方
のみが存在するようにしたことを特徴としている。
最大階調まで複数の階調を表現するために必要な期間を
1階調期間としたとき、該1階調期間中のオン電圧とオ
フ電圧の比により複数の階調を表現する液晶駆動方法に
おいて、上記1階調期間中の該期間の切替わりタイミン
グを除く途中のタイミングでは、オン電圧からオフ電圧
への変化若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方
のみが存在するようにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】この結果、本発明によれば、1階調期間内で画
像データに対応したオフ電圧期間とオン電圧期間の間の
変化若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方向の
み存在するように設定できるので、たとえ、信号電極駆
動波形の立ち上がりで大きなひげが生じる出力バッファ
が使用される場合も、1階調期間内の画像データに対応
したオフ電圧期間とオン電圧期間の間の変化方向を立ち
下がり若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方向
のみ存在するように設定することで、ひげの発生を軽減
できるようになり、ひげが原因する液晶表示パネルの画
質の低下を防止できる。
像データに対応したオフ電圧期間とオン電圧期間の間の
変化若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方向の
み存在するように設定できるので、たとえ、信号電極駆
動波形の立ち上がりで大きなひげが生じる出力バッファ
が使用される場合も、1階調期間内の画像データに対応
したオフ電圧期間とオン電圧期間の間の変化方向を立ち
下がり若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方向
のみ存在するように設定することで、ひげの発生を軽減
できるようになり、ひげが原因する液晶表示パネルの画
質の低下を防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明の駆動方法を採用した液晶表示装置の
概略構成を示すブロック図である。図において、複合ビ
デオ信号は、同期分離回路12で垂直および水平同期信
号φv 、φH とビデオ信号Vに分離された後、ビデオ信
号VはA/D変換器13で所定ビット、例えば4ビット
にデジタル化された画像データD1 〜D4 に変換され
る。このデジタル化された画像データD1 〜D4 は信号
電極駆動回路14に入力される。信号電極駆動回路14
には、電圧V1 、V3 が供給されており、画像データD
1 〜D4 に応じてこの電圧V1 、V3 を選択して信号電
極駆動信号Yn を発生し、液晶パネル15の信号電極に
印加する。
る。図1は本発明の駆動方法を採用した液晶表示装置の
概略構成を示すブロック図である。図において、複合ビ
デオ信号は、同期分離回路12で垂直および水平同期信
号φv 、φH とビデオ信号Vに分離された後、ビデオ信
号VはA/D変換器13で所定ビット、例えば4ビット
にデジタル化された画像データD1 〜D4 に変換され
る。このデジタル化された画像データD1 〜D4 は信号
電極駆動回路14に入力される。信号電極駆動回路14
には、電圧V1 、V3 が供給されており、画像データD
1 〜D4 に応じてこの電圧V1 、V3 を選択して信号電
極駆動信号Yn を発生し、液晶パネル15の信号電極に
印加する。
【0013】16は走査電極駆動回路で、電圧V0 、V
2 、V4が供給されており、適宜これらの電圧を選択し
て走査電極駆動信号Xn を発生して液晶パネル15の走
査電極を駆動する。11は全体のタイミングをコントロ
ールするコントローラであり、上記同期分離回路11か
ら垂直および水平同期信号φv 、φH が供給され、これ
ら同期信号φv 、φH に同期してA/D変換器13にサ
ンプリングクロックφs を、信号電極駆動回路14にタ
イミング信号CKFS、P/N、φc を、そして、走査
電極駆動回路16にタイミング信号CKFCをそれぞれ
供給する。タイミング信号CKFSは、液晶表示パネル
を交流駆動するための信号で、1走査期間ごとに反転す
る。タイミング信号P/Nは、タイミング信号CKFC
の位相が反転した信号である。また、タイミング信号C
KFSは、常時“H”の信号である。タイミング信号φ
c は、PMW波形を作るための信号で、1走査期間中に
15発発生する。なお、コントローラ11はその他の図
示しない各種タイミング信号を発生し、各回路をコント
ロールしている。
2 、V4が供給されており、適宜これらの電圧を選択し
て走査電極駆動信号Xn を発生して液晶パネル15の走
査電極を駆動する。11は全体のタイミングをコントロ
ールするコントローラであり、上記同期分離回路11か
ら垂直および水平同期信号φv 、φH が供給され、これ
ら同期信号φv 、φH に同期してA/D変換器13にサ
ンプリングクロックφs を、信号電極駆動回路14にタ
イミング信号CKFS、P/N、φc を、そして、走査
電極駆動回路16にタイミング信号CKFCをそれぞれ
供給する。タイミング信号CKFSは、液晶表示パネル
を交流駆動するための信号で、1走査期間ごとに反転す
る。タイミング信号P/Nは、タイミング信号CKFC
の位相が反転した信号である。また、タイミング信号C
KFSは、常時“H”の信号である。タイミング信号φ
c は、PMW波形を作るための信号で、1走査期間中に
15発発生する。なお、コントローラ11はその他の図
示しない各種タイミング信号を発生し、各回路をコント
ロールしている。
【0014】図2は信号電極駆動回路14の要部を示す
回路図である。A/D変換器13でデジタル化された4
ビットの画像データは、エクスクルーシブオア回路(以
下、単にEXオア回路と称する。)141〜144の一
方の入力端子に入力され、これらEXオア回路141〜
144の他端には、タイミング信号P/Nが入力されて
いる。
回路図である。A/D変換器13でデジタル化された4
ビットの画像データは、エクスクルーシブオア回路(以
下、単にEXオア回路と称する。)141〜144の一
方の入力端子に入力され、これらEXオア回路141〜
144の他端には、タイミング信号P/Nが入力されて
いる。
【0015】そして、これらEXオア回路141〜14
4の出力は、PWM回路145に与えられる。PWM回
路145は、タイミング信号φc を基に、EXオア回路
141〜144を介して与えられる4ビットの画像デー
タに応じたパルス幅のPWM信号を発生するもので、例
えば、入力データが“0001”ならば、タイミング信
号φc を1発カウントする期間、“0002”ならば、
タイミング信号φc を2発カウントする期間、それぞれ
パルス幅が“H”のPWM信号を発生する。入力データ
が“0000”の時は、パルス幅がオール“L”、“1
111”の時は、パルス幅がオール“H”とされる。
4の出力は、PWM回路145に与えられる。PWM回
路145は、タイミング信号φc を基に、EXオア回路
141〜144を介して与えられる4ビットの画像デー
タに応じたパルス幅のPWM信号を発生するもので、例
えば、入力データが“0001”ならば、タイミング信
号φc を1発カウントする期間、“0002”ならば、
タイミング信号φc を2発カウントする期間、それぞれ
パルス幅が“H”のPWM信号を発生する。入力データ
が“0000”の時は、パルス幅がオール“L”、“1
111”の時は、パルス幅がオール“H”とされる。
【0016】このPWM回路145の出力は、EXオア
回路146の一方の入力端子に供給され、そのEXオア
回路146の他端には、タイミング信号CKFSが与え
られている。このEXオア回路146の出力が、図6に
示した構成の出力バッファ47に供給され、電圧V1 ま
たはV3 を選択して、信号電極駆動信号Yn として液晶
表示パネル15の信号電極に供給される。
回路146の一方の入力端子に供給され、そのEXオア
回路146の他端には、タイミング信号CKFSが与え
られている。このEXオア回路146の出力が、図6に
示した構成の出力バッファ47に供給され、電圧V1 ま
たはV3 を選択して、信号電極駆動信号Yn として液晶
表示パネル15の信号電極に供給される。
【0017】次に、以上のように構成された実施例の動
作を説明する。同期分離回路12を介して取り出された
ビデオ信号Vは、A/D変換器13によりサンプリング
クロックφs でサンプリングされて4ビットの画像デー
タD1〜D4 に変換され、さらに信号電極駆動回路14
で信号電極駆動信号Yn に変換されて液晶表示パネル1
5に供給される。
作を説明する。同期分離回路12を介して取り出された
ビデオ信号Vは、A/D変換器13によりサンプリング
クロックφs でサンプリングされて4ビットの画像デー
タD1〜D4 に変換され、さらに信号電極駆動回路14
で信号電極駆動信号Yn に変換されて液晶表示パネル1
5に供給される。
【0018】一方、走査電極駆動回路16は走査電極駆
動信号Xn を発生し、液晶表示パネル15に供給して走
査電極の走査を行う。この走査電極駆動信号Xn は非選
択電圧がV2 であり、選択電圧は、1走査期間ごとに反
転するタイミング信号CKFCに同期してV0 とV4 が
切替わるものである。しかして、信号電極駆動回路14
において、画像データD1 〜D4 はタイミング信号P/
Nが入力されているEXオア回路141〜144を介し
てPWM回路145に入力される。タイミング信号P/
Nは図3(1)(2)に示すように1走査期間ごとに反
転するタイミング信号CKFCと位相が反転している信
号であり、画像データD1 〜D4 はこのタイミング信号
P/Nに同期して“1”“0”を反転する。
動信号Xn を発生し、液晶表示パネル15に供給して走
査電極の走査を行う。この走査電極駆動信号Xn は非選
択電圧がV2 であり、選択電圧は、1走査期間ごとに反
転するタイミング信号CKFCに同期してV0 とV4 が
切替わるものである。しかして、信号電極駆動回路14
において、画像データD1 〜D4 はタイミング信号P/
Nが入力されているEXオア回路141〜144を介し
てPWM回路145に入力される。タイミング信号P/
Nは図3(1)(2)に示すように1走査期間ごとに反
転するタイミング信号CKFCと位相が反転している信
号であり、画像データD1 〜D4 はこのタイミング信号
P/Nに同期して“1”“0”を反転する。
【0019】これにより、EXオア回路141〜144
では、タイミング信号P/NがHレベルの時は、A/D
変換器13からの画像データは反転されPWM回路14
5に与えられ、一方、Lレベルの時は、A/D変換器1
3からの画像データは、そのままの極性でPWM回路1
45に与えるようになる。
では、タイミング信号P/NがHレベルの時は、A/D
変換器13からの画像データは反転されPWM回路14
5に与えられ、一方、Lレベルの時は、A/D変換器1
3からの画像データは、そのままの極性でPWM回路1
45に与えるようになる。
【0020】すると、PWM回路145では、タイミン
グ信号CKFCがLレベルでP/N信号がHレベル期間
は、A/D変換器13からの画像データを反転したデー
タより1走査期間内にデータに対応したオフ電圧期間と
オン電圧期間を有するPWM信号を生成し、また、タイ
ミング信号CKFCがHレベルでP/N信号がLレベル
期間は、1走査期間内にA/D変換器13からの画像デ
ータに対応したオフ電圧期間とオン電圧期間を有するP
WM信号を出力するようになる。この場合、1コモン選
択期間内での画像データに対応したオフ電圧期間とオン
電圧期間の間の変化方向は、立ち上がりのみが存在する
ようにになる。
グ信号CKFCがLレベルでP/N信号がHレベル期間
は、A/D変換器13からの画像データを反転したデー
タより1走査期間内にデータに対応したオフ電圧期間と
オン電圧期間を有するPWM信号を生成し、また、タイ
ミング信号CKFCがHレベルでP/N信号がLレベル
期間は、1走査期間内にA/D変換器13からの画像デ
ータに対応したオフ電圧期間とオン電圧期間を有するP
WM信号を出力するようになる。この場合、1コモン選
択期間内での画像データに対応したオフ電圧期間とオン
電圧期間の間の変化方向は、立ち上がりのみが存在する
ようにになる。
【0021】ここで、全画面の画像データD1 〜D4 が
例えば、“0100”であったとすると、PWM回路1
45の出力は、図3(3)に示すように画像データの値
“2”に応じた期間だけ“H”のパルスが得られ、この
パルスがタイミング信号P/Nに応じて1走査期間ごと
に反転している。この図3(3)に示したPWM回路1
45の出力がEXオア回路146を介して出力バッファ
に供給されるが、EXオア回路146には常時“H”の
タイミング信号CKFSが入力されているので、EXオ
ア回路146は、インバータとして働き、図3(4)
(5)に示すようにPWM回路145の出力が反転す
る。
例えば、“0100”であったとすると、PWM回路1
45の出力は、図3(3)に示すように画像データの値
“2”に応じた期間だけ“H”のパルスが得られ、この
パルスがタイミング信号P/Nに応じて1走査期間ごと
に反転している。この図3(3)に示したPWM回路1
45の出力がEXオア回路146を介して出力バッファ
に供給されるが、EXオア回路146には常時“H”の
タイミング信号CKFSが入力されているので、EXオ
ア回路146は、インバータとして働き、図3(4)
(5)に示すようにPWM回路145の出力が反転す
る。
【0022】従って、同図から明らかなように従来例の
図4に示した波形図とは異なり、信号電極駆動信号Yn
は1階調期間中の該期間の切替わりタイミングを除く途
中のタイミングでは、立ち下がり、すなわちオン電圧か
らオフ電圧への変化のみが現れることになる。従って、
上述した図6に示すような信号電極駆動波形の立ち上が
りで大きなひげが生じるような出力バッファを使用して
も、大きなひげが生じることがなくなり、このひげが原
因する液晶表示パネルの画面上での輝度ムラの発生を防
止することができ、液晶表示パネル上に良質な画面表示
が得られることになる。
図4に示した波形図とは異なり、信号電極駆動信号Yn
は1階調期間中の該期間の切替わりタイミングを除く途
中のタイミングでは、立ち下がり、すなわちオン電圧か
らオフ電圧への変化のみが現れることになる。従って、
上述した図6に示すような信号電極駆動波形の立ち上が
りで大きなひげが生じるような出力バッファを使用して
も、大きなひげが生じることがなくなり、このひげが原
因する液晶表示パネルの画面上での輝度ムラの発生を防
止することができ、液晶表示パネル上に良質な画面表示
が得られることになる。
【0023】なお、本発明は上記実施例にのみ限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、上述の実施例では、1走査期間内の画像データ
に対応したオフ電圧期間とオン電圧期間の間で立ち下が
り部分のみが存在するものにした例をのべたが、出力バ
ッファの特性によって立ち上がり部分のみが存在するも
のにしたい場合は、EXオア回路146の他方の入力端
子に与えられるセグメント電極駆動信号CKFSをLレ
ベルに固定するようにすればよい。また、本発明は、A
/D変換器を持たずに、もともとデジタルのデータを表
示するようにしてもよい。さらに、本発明は、液晶テレ
ビを始めとして、パーソナルコンピュータなどにも適用
できる。
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、上述の実施例では、1走査期間内の画像データ
に対応したオフ電圧期間とオン電圧期間の間で立ち下が
り部分のみが存在するものにした例をのべたが、出力バ
ッファの特性によって立ち上がり部分のみが存在するも
のにしたい場合は、EXオア回路146の他方の入力端
子に与えられるセグメント電極駆動信号CKFSをLレ
ベルに固定するようにすればよい。また、本発明は、A
/D変換器を持たずに、もともとデジタルのデータを表
示するようにしてもよい。さらに、本発明は、液晶テレ
ビを始めとして、パーソナルコンピュータなどにも適用
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、1走査期間内で画像デ
ータに対応して生成されるオフ電圧期間とオン電圧期間
の間の変化方向を一方向のみ存在するように設定できる
ので、たとえ、信号電極駆動波形の立ち上がりで大きな
ひげが生じる出力バッファが使用される場合も、1走査
期間内の画像データに対応したオフ電圧期間とオン電圧
期間の間の変化方向を立ち下がりのみ存在するように設
定することで、ひげの発生を大幅に軽減できるようにな
り、このひげが原因する液晶表示パネル上での輝度ムラ
を防止でき、良質な画面表示が得られるようになる。
ータに対応して生成されるオフ電圧期間とオン電圧期間
の間の変化方向を一方向のみ存在するように設定できる
ので、たとえ、信号電極駆動波形の立ち上がりで大きな
ひげが生じる出力バッファが使用される場合も、1走査
期間内の画像データに対応したオフ電圧期間とオン電圧
期間の間の変化方向を立ち下がりのみ存在するように設
定することで、ひげの発生を大幅に軽減できるようにな
り、このひげが原因する液晶表示パネル上での輝度ムラ
を防止でき、良質な画面表示が得られるようになる。
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】実施例に用いられる信号電極駆動回路の概略構
成を示す図。
成を示す図。
【図3】実施例の動作を説明するための波形図。
【図4】従来の信号電極駆動回路での動作を説明するた
めの図。
めの図。
【図5】従来の信号電極駆動回路を用いた場合の液晶表
示パネルでの表示例を示す図。
示パネルでの表示例を示す図。
【図6】従来の信号電極駆動回路に用いられる入力バッ
ファの概略構成を示す図。
ファの概略構成を示す図。
【図7】従来の信号電極駆動回路による信号電極駆動波
形を説明するための図。
形を説明するための図。
【図8】従来の信号電極駆動回路による信号電極駆動波
形を説明するための図。
形を説明するための図。
【図9】図6の入力バッファを説明するための図。
【図10】図6の入力バッファを説明するためのタイム
チャート。
チャート。
11…コントローラ、12…同期分離回路、13…A/
D変換器、14…信号電極駆動回路、141〜144…
EXオア回路、145…PWM回路、146…EOR、
147…出力バッファ、15…液晶表示パネル、16…
走査電極駆動回路。
D変換器、14…信号電極駆動回路、141〜144…
EXオア回路、145…PWM回路、146…EOR、
147…出力バッファ、15…液晶表示パネル、16…
走査電極駆動回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 最小階調から最大階調まで複数の階調を
表現するために必要な期間を1階調期間としたとき、該
1階調期間中のオン電圧とオフ電圧の比により複数の階
調を表現する液晶駆動方法において、 上記1階調期間中の該期間の切替わりタイミングを除く
途中のタイミングでは、オン電圧からオフ電圧への変化
若しくはオフ電圧からオン電圧への変化の一方のみが存
在するようにしたことを特徴とする液晶駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36123892A JPH06202594A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 液晶駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36123892A JPH06202594A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 液晶駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06202594A true JPH06202594A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=18472764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36123892A Pending JPH06202594A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 液晶駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06202594A (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP36123892A patent/JPH06202594A/ja active Pending
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