JPH0620163B2 - ガラスアンテナ - Google Patents

ガラスアンテナ

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JPH0620163B2
JPH0620163B2 JP17136985A JP17136985A JPH0620163B2 JP H0620163 B2 JPH0620163 B2 JP H0620163B2 JP 17136985 A JP17136985 A JP 17136985A JP 17136985 A JP17136985 A JP 17136985A JP H0620163 B2 JPH0620163 B2 JP H0620163B2
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JP
Japan
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antenna
shield
glass
lead wire
pair
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JP17136985A
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晴彦 鳥山
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパーソナル無線や自動車電話など自動車等にお
けるUHF帯(300 〜3000MHz )送受信兼用アンテナな
どに用いられ、とくに、窓ガラスのようなガラス面上に
形成されるガラスアンテナに関する。
〔従来の技術〕
従来ガラス面を利用しVHF帯受信専用アンテナとして
実用化されているアンテナは、利得が低く、またVSW
Rが大きいため、単純にUHF帯でしかも送受信兼用ア
ンテナに適用することができなかった。
このため、自動車に搭載されるパーソナル無線(使用周
波数903 〜905 MHz)や自動車電話のアンテナは垂直ロ
ツドアンテナが採用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、自動車の外部に突出している垂直ロツドアン
テナは、洗車性・車庫入れ性が悪い、盗難・折損事故が
起きる。風切音・車両デザインへの悪影響があるなどの
問題を有している。
本発明は斯かる従来技術の欠点に鑑みなされたもので、
無突起でロツドアンテナと同程度の特性を持たすことが
でき、しかも製造容易なガラスアンテナを提供すること
をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るガラスアンテナは、ガラス面にパターン状
に形成したガラスアンテナであって、略直線状に設けら
れダイポールアンテナを形成する一対のアンテナ素子
と、前記一対のアンテナ素子の一方から略直角に延設さ
れ同軸給電線の芯線に接続される中心引出線と、前記中
心引出線を挟んで中心引出線と平行に一対設けられそれ
ぞれの一端が前記同軸電線のシールド線に接続されると
共に一方が前記一対のアンテナ素子の他方に接続された
シールド引出線と、前記シールド引出線のそれぞれに前
記中心引出線と反対側に隣接して設けられ前記アンテナ
素子の近傍からシールド引出線と平行に所定長さ延設さ
れ先端部がシールド引出線の中間部に接続された平衡・
不平衡変換素子と、を有している。
このため本発明のガラスアンテアは、中心引出線とシー
ルド引出線によって実質的に同軸給電線をガラス面に沿
って延長して一対のアンテナ素子へ接続した形状として
いる。また、平衡・不平衡変換素子によってアンテナ素
子と同軸給電線の整合を取りVSWRを小さくすること
ができるため、ロツドアンテナと略同等の特性を持たす
ことができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に従って説明する。第1図
は、本発明に斯かるガラスアンテナの基本的な構成を示
す図である。
ガラス10の表面にUHF帯送受信兼用のダイポールア
ンテナパターン12が設けられており、このダイポール
アンテナパターン12は同軸給電線14によって図示し
ない無線機と接続されている。ダイポールアンテナパタ
ーン12は、全体が貼付、蒸着、焼付等によりサブスト
レイトの機能を有するガラス10の上にパターン形成さ
れてなる。
このダイポールアンテナパターン12の各部は、直線状
に設けられた一対のダイポールアンテナ素子18,20
が垂直になるように配設されたアンテナ部16を有して
いる。このアンテナ部16が垂直に設けられることによ
り水平面内の指向性が均一となる。
アンテナ部16には、中央部から引出部22がアンテナ
部16に対し直角方向にガラス10の端部まで延設され
ている。この引出部22は、ダイポールアンテナ素子1
8,20の端部に接続された互いに平行な中心引出線2
4及びシールド引出線26とから成る。中心引出線24
は、同軸給電線14の中心線28に接続されるようにな
っており、シールド引出線24は、同軸給電線14のシ
ールド線30と接続されるようになっている。
中心引出線24に対しシールド引出線26と反対側に
は、シールド引出線26と共に中心引出線24を挟むよ
うにしてシールド用のシールド引出線32が備えられて
いる。このシールド引出線32はダイポールアンテナ素
子18の近傍からガラス10の端部まで中心引出線2
4,シールド引出線26と平行に延長されている。
このシールド引出線32は同軸給電線14のシールド線
30と接続されている。シールド引出線32,中心引出
線24,シールド引出線26は同軸給電線14を平面形
状化した構造となっている。シールド引出線32はシー
ルド引出線26とともに中心引出線24をシールドしS
N比などの向上を図るためのものである。
シールド引出線32とシールド引出線26の途中からは
各々上下に直角に枝分かれしたのち、L字状に曲折しシ
ールド引出線32,シールド引出線26と平行にダイポ
ールアンテナ素子18,20近くまで延設された平衡・
不平衡変換素子34,36が設けられている。
このように構成されたダイポールアンテナパターン12
に於いて、各部の寸法は次のように決める。
まず、アンテナ部16の長さl(半波長の長さ)は次
式で表される。
=(150 /f)・K……(1) ここで、 f:使用周波数 K:波長短縮率 ε:誘電体(ガラス)の比誘電率 ところが、(1)式は、アンテナ素子が比誘電体ε
物質に包まれた場合に成立するもので、第1図に示すよ
うにガラス10の表面にアンテナ部16を配置させた場
合には成立しない。
そこで本発明者が、第1図のlを変化させてアンテナ
利得Gが最大となるlの値から、逆に見かけ上の波長
短縮率K′、見かけ上の比誘電率ε′を求めたとこ
ろ、ガラス10の厚さt=4〜15mm、ε≒6のとき、
ε′≒0.5 ε、K′≒0.57であることがわかった。
(1)式を書き直すと、 となる。αは車両ガラスの場合約0.5 である。この
(2)式に従って、lの長さを設定すればよい。
次に、平衡・不平衡変換素子34,36の長さlは、
アンテナ全長の半分であり、(2)式で求めたlの1
/2とすればよい。
また、中心引出線24の線幅l、シールド引出線26
と32の間隔l、シールド引出線32の線幅lはV
SWRに関係する。lをパラメータとしてl/l
とVSWRの値の関係を求めるとガラス10の厚さt=
4〜15mm、ε≒6の場合第2図のようになる。
VSWRは小さい程アンテナ特性上好ましい。例えばl
≒5mmとしたときl/l≒5とすればVSWR≦
1.5となり送受信兼用アンテナとしての実用性を持
つ。直、平衡・不平衡変換素子34,36の線幅l
と同程度にしてある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ガラス面に沿っ
てダイポールアンテナを形成する一対のアンテナ素子
を、中心引出線とシールド引出線によって同軸給電線に
接続すると共に、中心引出線と一体のシールド引出線を
挟んで平衡・不平衡変換素子を一体に形成しているた
め、無突起でUHF帯送受信兼用アンテナとしての実用
性を備えたアンテナ特性を有するガラスアンテナを得る
ことができ、洗車性・車庫入れ操作性を改善し、盗難・
折損事故を防ぎ、風切音・車両デザインへの悪影響を無
くすことができる。
また、ダイポールアンテナ全体をガラス面上ににパター
ン化することで、製造が容易となり、とくに、デフォガ
パターンと同時に焼付加工することができ、ロツドアン
テナを使用する場合に較べて組立時間の短縮、コスト低
減を図ることができる。さらに、平衡・不平衡変換素子
をアンテナ素子とともにパターン化してガラス面へ設け
るようにしているので、別個に平衡・不平衡変換素子を
設ける必要がなく、コストを低減でき、取付が容易であ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るガラスアンテナの基本構成を示す
概略図、第2図はアンテナパターンの寸法とVSWRと
の関係を示す線図、第3図は本発明に係るガラスアンテ
ナを車両のリヤウインドに設けた一例を示す概略図であ
る。 10……ガラス、 16……アンテナ部、 22……引出部、 ……アース部、 34,36……平衡・不平衡変換素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス面にパターン状に形成したガラスア
    ンテナであって、 略直線状に設けられダイポールアンテナを形成する一対
    のアンテナ素子と、 前記一対のアンテナ素子の一方から略直角に延設され同
    軸給電線の芯線に接続される中心引出線と、 前記中心引出線を挟んで中心引出線と平行に一対設けら
    れそれぞれの一端が前記同軸給電線のシールド線に接続
    されると共に一方が前記一対のアンテナ素子の他方に接
    続されたシールド引出線と、 前記シールド引出線のそれぞれに前記中心引出線と反対
    側に隣接して設けられ前記アンテナ素子の近傍からシー
    ルド引出線と平行に所定長さ延設され先端部がシールド
    引出線の中間部に接続された平衡・不平衡変換素子と、 を有することを特徴とするガラスアンテナ。
JP17136985A 1985-07-31 1985-08-02 ガラスアンテナ Expired - Lifetime JPH0620163B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17136985A JPH0620163B2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02 ガラスアンテナ
US06/889,465 US4746925A (en) 1985-07-31 1986-07-25 Shielded dipole glass antenna with coaxial feed

Applications Claiming Priority (1)

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JP17136985A JPH0620163B2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02 ガラスアンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6231204A JPS6231204A (ja) 1987-02-10
JPH0620163B2 true JPH0620163B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=15921901

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JP17136985A Expired - Lifetime JPH0620163B2 (ja) 1985-07-31 1985-08-02 ガラスアンテナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3907493A1 (de) * 1989-03-08 1990-09-20 Lindenmeier Heinz Scheibenantenne mit antennenverstaerker
US5657029A (en) * 1993-02-09 1997-08-12 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Glass antenna device for automobile telephone

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JPS6231204A (ja) 1987-02-10

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