JPH06200955A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
- Publication number
- JPH06200955A JPH06200955A JP35853492A JP35853492A JPH06200955A JP H06200955 A JPH06200955 A JP H06200955A JP 35853492 A JP35853492 A JP 35853492A JP 35853492 A JP35853492 A JP 35853492A JP H06200955 A JPH06200955 A JP H06200955A
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- JP
- Japan
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- rotational force
- driven shaft
- shaft side
- slide
- shaft end
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
スラスト移動に対し良好に対処でき、効率よく滑らかに
回転力を伝達でき、保守、補修及び組立てが簡単な軸継
手を提供する。 【構成】 原動軸側フランジ６と従動軸側フランジ８と
の間には回転力伝達手段１０が周方向に複数配列されて
いる。回転力伝達手段１０は、原動軸側フランジ６に着
脱可能に取付けられ互いに平行な対をなす原動軸側スラ
イド外面をもち従動側へと延出せる原動軸側ロッド部材
と、従動軸側フランジ８に着脱可能に取付けられ互いに
平行な対をなす従動軸側スライド外面をもち原動側へと
延出せる従動軸側ロッド部材と、原動軸側スライド外面
と摺動可能な対をなす第１のスライド内面及び従動軸側
スライド外面と摺動可能で且つ第１のスライド内面と非
平行な対をなす第２のスライド内面をもつ回転力伝達部
材とを有している。
スラスト移動に対し良好に対処でき、効率よく滑らかに
回転力を伝達でき、保守、補修及び組立てが簡単な軸継
手を提供する。 【構成】 原動軸側フランジ６と従動軸側フランジ８と
の間には回転力伝達手段１０が周方向に複数配列されて
いる。回転力伝達手段１０は、原動軸側フランジ６に着
脱可能に取付けられ互いに平行な対をなす原動軸側スラ
イド外面をもち従動側へと延出せる原動軸側ロッド部材
と、従動軸側フランジ８に着脱可能に取付けられ互いに
平行な対をなす従動軸側スライド外面をもち原動側へと
延出せる従動軸側ロッド部材と、原動軸側スライド外面
と摺動可能な対をなす第１のスライド内面及び従動軸側
スライド外面と摺動可能で且つ第１のスライド内面と非
平行な対をなす第２のスライド内面をもつ回転力伝達部
材とを有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軸継手に関するもので
あり、特に原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
軸方向移動に対し良好に対処でき、回転力伝達効率が高
く、補修及び組立てが簡単な軸継手に関する。
あり、特に原動軸側と従動軸側との間の偏心、偏角及び
軸方向移動に対し良好に対処でき、回転力伝達効率が高
く、補修及び組立てが簡単な軸継手に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種回
転力伝達機構において２つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。また、偏
心及び偏角に対処可能な継手としてオルダム継手が用い
られている。
転力伝達機構において２つの回転軸の端部どうしが継手
により接続される。例えば、モーターの出力回転軸とポ
ンプの入力回転軸とが継手により接続される。この場
合、モーターの出力回転軸とポンプの入力回転軸とが十
分に整列する様に注意深くモーター及びポンプの据え付
けを行うことはかなりの労力を要する。また、この様な
整列に十分気を配って据え付けを行っても、双方の回転
軸間には幾分かの偏心や偏角が残り、更にモーターやポ
ンプには作動時に振動が発生するので、これらを継手部
分で吸収するために、従来、バネやゴム等の可撓性部材
を用いたフレキシブル継手が用いられている。また、偏
心及び偏角に対処可能な継手としてオルダム継手が用い
られている。
【０００３】この様な軸継手は、原動軸端部と従動軸端
部とにそれぞれ適宜の取付け部材を取付け、これら原動
軸側取付け部材と従動軸側取付け部材とを適宜の機構で
結合したものが一般的である。
部とにそれぞれ適宜の取付け部材を取付け、これら原動
軸側取付け部材と従動軸側取付け部材とを適宜の機構で
結合したものが一般的である。
【０００４】本発明は、原動軸側と従動軸側との間の偏
心、偏角及び軸方向移動に対し良好に対処でき、補修及
び組立てが簡単な新規構造の軸継手を提供することを目
的とするものである。本発明の別の目的は、回転力を効
率よく伝達する軸継手を提供することにある。本発明の
その他の目的は、以上の様な新規構造を有し、回転力を
滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手を提供すること
にある。
心、偏角及び軸方向移動に対し良好に対処でき、補修及
び組立てが簡単な新規構造の軸継手を提供することを目
的とするものである。本発明の別の目的は、回転力を効
率よく伝達する軸継手を提供することにある。本発明の
その他の目的は、以上の様な新規構造を有し、回転力を
滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部及び従動軸端部に
はそれぞれフランジが付設されており、これら原動軸側
フランジと従動軸側フランジとの間には回転力伝達手段
が周方向に複数配列されており、上記回転力伝達手段
は、上記原動軸側フランジに着脱可能に取付けられ互い
に平行な対をなす原動軸側スライド外面をもち従動側へ
と延出せる原動軸側ロッド部材と、上記従動軸側フラン
ジに着脱可能に取付けられ互いに平行な対をなす従動軸
側スライド外面をもち原動側へと延出せる従動軸側ロッ
ド部材と、上記原動軸側スライド外面と摺動可能な対を
なす第１のスライド内面及び上記従動軸側スライド外面
と摺動可能で且つ上記第１のスライド内面と非平行な対
をなす第２のスライド内面をもつ回転力伝達部材とを有
している、ことを特徴とする、軸継手、が提供される。
的を達成するものとして、原動軸端部と従動軸端部とが
対向配置されており、上記原動軸端部及び従動軸端部に
はそれぞれフランジが付設されており、これら原動軸側
フランジと従動軸側フランジとの間には回転力伝達手段
が周方向に複数配列されており、上記回転力伝達手段
は、上記原動軸側フランジに着脱可能に取付けられ互い
に平行な対をなす原動軸側スライド外面をもち従動側へ
と延出せる原動軸側ロッド部材と、上記従動軸側フラン
ジに着脱可能に取付けられ互いに平行な対をなす従動軸
側スライド外面をもち原動側へと延出せる従動軸側ロッ
ド部材と、上記原動軸側スライド外面と摺動可能な対を
なす第１のスライド内面及び上記従動軸側スライド外面
と摺動可能で且つ上記第１のスライド内面と非平行な対
をなす第２のスライド内面をもつ回転力伝達部材とを有
している、ことを特徴とする、軸継手、が提供される。
【０００６】本発明の一態様においては、上記複数の回
転力伝達手段が周方向に均等に配列されている。
転力伝達手段が周方向に均等に配列されている。
【０００７】本発明の他の態様においては、上記回転力
伝達部材の第１スライド内面及び第２スライド内面が原
動軸回転中心または従動軸回転中心を通り且つ当該回転
力伝達部材を通る面に対しなす角度は、全回転力伝達部
材についてほぼ同一（特に４５度）に設定されている。
伝達部材の第１スライド内面及び第２スライド内面が原
動軸回転中心または従動軸回転中心を通り且つ当該回転
力伝達部材を通る面に対しなす角度は、全回転力伝達部
材についてほぼ同一（特に４５度）に設定されている。
【０００８】本発明の別の態様においては、上記回転力
伝達部材の第１スライド内面及び第２スライド内面がプ
ラスチックからなり、上記原動軸側ロッド部材の原動軸
側スライド外面及び上記従動軸側ロッド部材の従動軸側
スライド外面が金属からなる。
伝達部材の第１スライド内面及び第２スライド内面がプ
ラスチックからなり、上記原動軸側ロッド部材の原動軸
側スライド外面及び上記従動軸側ロッド部材の従動軸側
スライド外面が金属からなる。
【０００９】本発明の更に他の態様においては、上記回
転力伝達部材が軸方向に複数に分割されたブロックから
なり、この場合上記回転力伝達部材の全ブロックをカバ
ーする軸方向に延在せる筒状カバー部材を付すのが好ま
しい。
転力伝達部材が軸方向に複数に分割されたブロックから
なり、この場合上記回転力伝達部材の全ブロックをカバ
ーする軸方向に延在せる筒状カバー部材を付すのが好ま
しい。
【００１０】本発明の更に別の態様においては、上記回
転力伝達部材の第１スライド内面と第２スライド内面と
が直交している。
転力伝達部材の第１スライド内面と第２スライド内面と
が直交している。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【００１２】図１は本発明による軸継手の第１の実施例
を示す一部分解斜視図であり、図２、図３、図４及び図
５はその構成部材を示す図であり、図２は原動軸端部及
び従動軸端部の斜視図であり、図３は回転力伝達手段の
分解斜視図であり、図４は回転力伝達部材ブロックの斜
視図であり、図５は回転力伝達手段の断面図である。図
１において、２は原動軸端部であり、２’は原動軸回転
中心である。また、４は従動軸端部であり、４’は従動
軸回転中心である。原動軸端部２と従動軸端部４とは互
いに対向し且つ回転中心２’，４’が合致する様に配置
されている。尚、原動軸端部２は、実際には、原動側機
器の出力回転軸の端部であってもよいし或は原動側機器
の出力回転軸に対し直接的または間接的に取付けられる
部材であってもよい。同様に、従動軸端部４は、実際に
は、従動側機器の入力回転軸の端部であってもよいし或
は従動側機器の入力回転軸に対し直接的または間接的に
取付けられる部材であってもよい。
を示す一部分解斜視図であり、図２、図３、図４及び図
５はその構成部材を示す図であり、図２は原動軸端部及
び従動軸端部の斜視図であり、図３は回転力伝達手段の
分解斜視図であり、図４は回転力伝達部材ブロックの斜
視図であり、図５は回転力伝達手段の断面図である。図
１において、２は原動軸端部であり、２’は原動軸回転
中心である。また、４は従動軸端部であり、４’は従動
軸回転中心である。原動軸端部２と従動軸端部４とは互
いに対向し且つ回転中心２’，４’が合致する様に配置
されている。尚、原動軸端部２は、実際には、原動側機
器の出力回転軸の端部であってもよいし或は原動側機器
の出力回転軸に対し直接的または間接的に取付けられる
部材であってもよい。同様に、従動軸端部４は、実際に
は、従動側機器の入力回転軸の端部であってもよいし或
は従動側機器の入力回転軸に対し直接的または間接的に
取付けられる部材であってもよい。
【００１３】原動軸端部２にはフランジ６が付設されて
おり、該フランジには複数の回転力伝達手段１０を取付
けるためのボルト挿通用貫通孔が形成されている。同様
に、従動軸端部４にはフランジ８が付設されており、該
フランジには複数の回転力伝達手段１０を取付けるため
のボルト挿通用貫通孔が形成されている。
おり、該フランジには複数の回転力伝達手段１０を取付
けるためのボルト挿通用貫通孔が形成されている。同様
に、従動軸端部４にはフランジ８が付設されており、該
フランジには複数の回転力伝達手段１０を取付けるため
のボルト挿通用貫通孔が形成されている。
【００１４】各回転力伝達手段１０は、図３に示されて
いる様に、原動軸側ロッド部材１２、従動軸側ロッド部
材１４、回転力伝達部材１６及びカバー部材１８からな
る。
いる様に、原動軸側ロッド部材１２、従動軸側ロッド部
材１４、回転力伝達部材１６及びカバー部材１８からな
る。
【００１５】原動軸側ロッド部材１２は、原動軸側フラ
ンジ６の従動側の面に取付けられる基部１２ａと、該基
部に固定され従動側へと延出せるロッド部１２ｂとから
なり、該ロッド部は互いに平行な対をなす原動軸側スラ
イド外面１２ｂ−１，１２ｂ−２（図には現れていな
い）をもっている。同様に、従動軸側ロッド部材１４
は、従動軸側フランジ８の原動側の面に取付けられる基
部１４ａと、該基部に固定され原動側へと延出せるロッ
ド部１４ｂとからなり、該ロッド部は互いに平行な対を
なす従動軸側スライド外面１４ｂ−１，１４ｂ−２（図
には現れていない）をもっている。これら原動軸側ロッ
ド部材１２及び従動軸側ロッド部材１４としては金属を
用いることができる。
ンジ６の従動側の面に取付けられる基部１２ａと、該基
部に固定され従動側へと延出せるロッド部１２ｂとから
なり、該ロッド部は互いに平行な対をなす原動軸側スラ
イド外面１２ｂ−１，１２ｂ−２（図には現れていな
い）をもっている。同様に、従動軸側ロッド部材１４
は、従動軸側フランジ８の原動側の面に取付けられる基
部１４ａと、該基部に固定され原動側へと延出せるロッ
ド部１４ｂとからなり、該ロッド部は互いに平行な対を
なす従動軸側スライド外面１４ｂ−１，１４ｂ−２（図
には現れていない）をもっている。これら原動軸側ロッ
ド部材１２及び従動軸側ロッド部材１４としては金属を
用いることができる。
【００１６】回転力伝達部材１６は、本実施例では、軸
方向に複数（５個）の同一形状のブロック１６ａに分割
されている。各回転力伝達部材ブロック１６ａは、図４
にも示されている様に、略円板形状であり、原動軸側ス
ライド外面１２ｂ−１，１２ｂ−２とそれぞれ摺動可能
な対をなす第１のスライド内面１６ｂ−１（図には現れ
ていない），１６ｂ−２及び従動軸側スライド外面１４
ｂ−１，１４ｂ−２とそれぞれ摺動可能な対をなす第２
のスライド内面１６ｃ−１，１６ｃ−２をもっている。
ここで、第１のスライド内面１６ｂ−１，１２ｂ−２と
第２のスライド内面１６ｃ−１，１６ｃ−２とは互いに
直交している。回転力伝達部材ブロック１６ａとして
は、原動軸側ロッド部材１２及び従動軸側ロッド部材１
４の金属材料に対し適度の滑り性を有し、また適度の強
度を有するプラスチック材料例えばポリアセタール樹脂
やポリアミド樹脂を用いることができる。
方向に複数（５個）の同一形状のブロック１６ａに分割
されている。各回転力伝達部材ブロック１６ａは、図４
にも示されている様に、略円板形状であり、原動軸側ス
ライド外面１２ｂ−１，１２ｂ−２とそれぞれ摺動可能
な対をなす第１のスライド内面１６ｂ−１（図には現れ
ていない），１６ｂ−２及び従動軸側スライド外面１４
ｂ−１，１４ｂ−２とそれぞれ摺動可能な対をなす第２
のスライド内面１６ｃ−１，１６ｃ−２をもっている。
ここで、第１のスライド内面１６ｂ−１，１２ｂ−２と
第２のスライド内面１６ｃ−１，１６ｃ−２とは互いに
直交している。回転力伝達部材ブロック１６ａとして
は、原動軸側ロッド部材１２及び従動軸側ロッド部材１
４の金属材料に対し適度の滑り性を有し、また適度の強
度を有するプラスチック材料例えばポリアセタール樹脂
やポリアミド樹脂を用いることができる。
【００１７】カバー部材１８は、例えば金属からなる筒
状体であり、全ての回転力伝達部材ブロック１６ａ及び
更には原動軸側ロッド部材１２及び従動軸側ロッド部材
１４をもカバーする様に被せられている（図５参照）。
状体であり、全ての回転力伝達部材ブロック１６ａ及び
更には原動軸側ロッド部材１２及び従動軸側ロッド部材
１４をもカバーする様に被せられている（図５参照）。
【００１８】図３に示されている様に、原動軸側ロッド
部材基部１２ａ及び従動軸側ロッド部材基部１４ａに
は、それぞれ原動軸端部フランジ６及び従動軸端部フラ
ンジ８に回転力伝達手段１０を取付けるためのボルト挿
通用ネジ孔が形成されている。そして、図１に示されて
いる様にして、回転力伝達手段１０が原動軸端部フラン
ジ６及び従動軸端部フランジ８に取付けられている。
部材基部１２ａ及び従動軸側ロッド部材基部１４ａに
は、それぞれ原動軸端部フランジ６及び従動軸端部フラ
ンジ８に回転力伝達手段１０を取付けるためのボルト挿
通用ネジ孔が形成されている。そして、図１に示されて
いる様にして、回転力伝達手段１０が原動軸端部フラン
ジ６及び従動軸端部フランジ８に取付けられている。
【００１９】以上の様な回転力伝達部材１０は、原動軸
回転中心２’及び従動軸回転中心４’の周りに周方向に
均等に配列されている。そして、回転力伝達部材ブロッ
ク１６ａの第１スライド内面１６ｂ−１，１６ｂ−２及
び第２スライド内面１６ｃ−１，１６ｃ−２は、原動軸
回転中心２’または従動軸回転中心４’を通り且つ当該
回転力伝達部材１６を通る面に対しほぼ４５度の角度を
なしている。即ち、全回転力伝達部材１６は原動軸回転
中心２’または従動軸回転中心４’に対しほぼ同等の姿
勢をとっている。
回転中心２’及び従動軸回転中心４’の周りに周方向に
均等に配列されている。そして、回転力伝達部材ブロッ
ク１６ａの第１スライド内面１６ｂ−１，１６ｂ−２及
び第２スライド内面１６ｃ−１，１６ｃ−２は、原動軸
回転中心２’または従動軸回転中心４’を通り且つ当該
回転力伝達部材１６を通る面に対しほぼ４５度の角度を
なしている。即ち、全回転力伝達部材１６は原動軸回転
中心２’または従動軸回転中心４’に対しほぼ同等の姿
勢をとっている。
【００２０】本実施例において、各回転力伝達部材１６
は、原動軸側ロッド部材１２に対しその摺接面内での相
対移動（スライド移動及び回動）が可能であり、従動軸
側ロッド部材１４に対しその摺接面内での相対移動（ス
ライド移動及び回動）が可能である。もちろん、本実施
例では、以上の様な相対移動が適度のストロークにわた
って可能な様に、各部の寸法が設定されている。
は、原動軸側ロッド部材１２に対しその摺接面内での相
対移動（スライド移動及び回動）が可能であり、従動軸
側ロッド部材１４に対しその摺接面内での相対移動（ス
ライド移動及び回動）が可能である。もちろん、本実施
例では、以上の様な相対移動が適度のストロークにわた
って可能な様に、各部の寸法が設定されている。
【００２１】本実施例において、原動軸端部２が回転す
ると、その回転力は原動軸端部フランジ６から各回転力
伝達手段１０を介して従動軸端部フランジ８へと伝達さ
れ、従動軸端部４が回転せしめられる。その際、各回転
力伝達手段１０では、回転力が、原動軸側ロッド部材ロ
ッド部１２ｂから、回転力伝達部材１６を介して従動軸
側ロッド部材ロッド部１４ｂへと伝達される。原動軸端
部２と従動軸端部４とに偏心、偏角または軸方向移動が
生じた場合には、上記の様な各回転力伝達手段１０内で
の原動軸側ロッド部材１２と回転力伝達部材１６との相
対移動及び該回転力伝達部材と上記従動軸側ロッド部材
１４との間の相対移動により、良好に対処できる。尚、
原動軸端部２と従動軸端部４との間隔は、予想されるス
ラスト移動分を見込んで、該移動を可能となす様に設定
されている。特に、本実施例では、全回転力伝達部材１
６が原動軸回転中心２’または従動軸回転中心４’に対
し同等の姿勢をとり、しかもこれら回転中心と各回転力
伝達部材１６とを通る面に対しスライド面が全て４５度
傾いているのであるから、特定の回転力伝達部材１６に
負荷が集中することなく全回転力伝達部材１６により均
等且つ滑らかに回転力が伝達され、伝達効率が良い。
ると、その回転力は原動軸端部フランジ６から各回転力
伝達手段１０を介して従動軸端部フランジ８へと伝達さ
れ、従動軸端部４が回転せしめられる。その際、各回転
力伝達手段１０では、回転力が、原動軸側ロッド部材ロ
ッド部１２ｂから、回転力伝達部材１６を介して従動軸
側ロッド部材ロッド部１４ｂへと伝達される。原動軸端
部２と従動軸端部４とに偏心、偏角または軸方向移動が
生じた場合には、上記の様な各回転力伝達手段１０内で
の原動軸側ロッド部材１２と回転力伝達部材１６との相
対移動及び該回転力伝達部材と上記従動軸側ロッド部材
１４との間の相対移動により、良好に対処できる。尚、
原動軸端部２と従動軸端部４との間隔は、予想されるス
ラスト移動分を見込んで、該移動を可能となす様に設定
されている。特に、本実施例では、全回転力伝達部材１
６が原動軸回転中心２’または従動軸回転中心４’に対
し同等の姿勢をとり、しかもこれら回転中心と各回転力
伝達部材１６とを通る面に対しスライド面が全て４５度
傾いているのであるから、特定の回転力伝達部材１６に
負荷が集中することなく全回転力伝達部材１６により均
等且つ滑らかに回転力が伝達され、伝達効率が良い。
【００２２】以上の様な本実施例の軸継手は、図１に示
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。また、回転力伝達手段１０の取外しは、ボルトを
取外した後に径方向に外方へと移動させることで、簡単
に行うことができる。従って、これら各回転力伝達手段
１０を個別に容易に交換補修することができる。
される様な構成部材を組立てることにより容易に製造さ
れる。また、回転力伝達手段１０の取外しは、ボルトを
取外した後に径方向に外方へと移動させることで、簡単
に行うことができる。従って、これら各回転力伝達手段
１０を個別に容易に交換補修することができる。
【００２３】また、本実施例で、回転力伝達部材１６と
してプラスチック材料からなるものを用いる場合には、
これが適度の減衰性を有するので、原動軸側と従動軸側
との間の振動伝達を抑制でき、更に原動軸側ロッド部材
ロッド部１２ｂや従動軸側ロッド部材ロッド部１４ｂと
の摺動接触において自己潤滑性を発揮するので、潤滑油
を使用する必要がなく、保守が簡単である。
してプラスチック材料からなるものを用いる場合には、
これが適度の減衰性を有するので、原動軸側と従動軸側
との間の振動伝達を抑制でき、更に原動軸側ロッド部材
ロッド部１２ｂや従動軸側ロッド部材ロッド部１４ｂと
の摺動接触において自己潤滑性を発揮するので、潤滑油
を使用する必要がなく、保守が簡単である。
【００２４】また、本実施例では、回転力伝達部材１６
としてブロック１６ａを複数用いているので、使用にと
もない損傷が発生した場合には、回転力伝達部材１６全
体を交換する必要はなく、損傷したブロックのみを交換
すればよく、ムダがない。更に、この様に比較的薄いブ
ロック１６ａを複数用いることにより、プラスチック成
形が容易になり、特に第１のスライド内面１６ｂ−１，
１６ｂ−２及び第２のスライド内面１６ｃ−１，１６ｃ
−２の形状精度を良好にすることができる。
としてブロック１６ａを複数用いているので、使用にと
もない損傷が発生した場合には、回転力伝達部材１６全
体を交換する必要はなく、損傷したブロックのみを交換
すればよく、ムダがない。更に、この様に比較的薄いブ
ロック１６ａを複数用いることにより、プラスチック成
形が容易になり、特に第１のスライド内面１６ｂ−１，
１６ｂ−２及び第２のスライド内面１６ｃ−１，１６ｃ
−２の形状精度を良好にすることができる。
【００２５】図６は本発明による軸継手の第２の実施例
を示す一部分解斜視図であり、図７、図８及び図９はそ
の構成部材または組立て状態を示す図であり、図７は回
転力伝達手段の分解斜視図であり、図８は組立て状態を
示す断面図であり、図９は従動軸側の部材を除去した状
態の正面図である。これらの図において、上記図１〜図
５におけると同様の機能を有する部材または部分には同
一の符号が付されている。本実施例においては、回転力
伝達手段１０の形状が上記第１の実施例と異なるが、上
記第１の実施例と同様な作用効果が得られる。
を示す一部分解斜視図であり、図７、図８及び図９はそ
の構成部材または組立て状態を示す図であり、図７は回
転力伝達手段の分解斜視図であり、図８は組立て状態を
示す断面図であり、図９は従動軸側の部材を除去した状
態の正面図である。これらの図において、上記図１〜図
５におけると同様の機能を有する部材または部分には同
一の符号が付されている。本実施例においては、回転力
伝達手段１０の形状が上記第１の実施例と異なるが、上
記第１の実施例と同様な作用効果が得られる。
【００２６】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、原動軸側
と従動軸側との間の偏心、偏角及び軸方向移動に対し良
好に対処でき、補修及び組立てが簡単な新規構造の軸継
手が提供される。また、本発明によれば、高い効率で回
転力を滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手が提供さ
れる。
と従動軸側との間の偏心、偏角及び軸方向移動に対し良
好に対処でき、補修及び組立てが簡単な新規構造の軸継
手が提供される。また、本発明によれば、高い効率で回
転力を滑らかに伝達でき、保守が容易な軸継手が提供さ
れる。
【図１】本発明による軸継手の第１の実施例を示す一部
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図２】図１の軸継手の原動軸端部及び従動軸端部の斜
視図である。
視図である。
【図３】図１の軸継手の回転力伝達手段の分解斜視図で
ある。
ある。
【図４】図１の軸継手の回転力伝達部材ブロックの斜視
図である。
図である。
【図５】図１の軸継手の回転力伝達手段の断面図であ
る。
る。
【図６】本発明による軸継手の第２の実施例を示す一部
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図７】図６の軸継手の回転力伝達手段の分解斜視図で
ある。
ある。
【図８】図６の軸継手の組立て状態を示す断面図であ
る。
る。
【図９】図６の軸継手の従動軸側の部材を除去した状態
の正面図である。
の正面図である。
２ 原動軸端部 ２’ 原動軸回転中心 ４ 従動軸端部 ４’ 従動軸回転中心 ６ 原動軸端部フランジ ８ 従動軸端部フランジ １０ 回転力伝達手段 １２ 原動軸側ロッド部材 １２ｂ−１，１２ｂ−２ 原動軸側スライド外面 １４ 従動軸側ロッド部材 １４ｂ−１，１４ｂ−２ 従動軸側スライド外面 １６ 回転力伝達部材 １６ａ 回転力伝達部材ブロック １６ｂ−１，１６ｂ−２ 第１スライド内面 １６ｃ−１，１６ｃ−２ 第２スライド内面
Claims (8)
- 【請求項１】 原動軸端部と従動軸端部とが対向配置さ
れており、 上記原動軸端部及び従動軸端部にはそれぞれフランジが
付設されており、これら原動軸側フランジと従動軸側フ
ランジとの間には回転力伝達手段が周方向に複数配列さ
れており、 上記回転力伝達手段は、上記原動軸側フランジに着脱可
能に取付けられ互いに平行な対をなす原動軸側スライド
外面をもち従動側へと延出せる原動軸側ロッド部材と、
上記従動軸側フランジに着脱可能に取付けられ互いに平
行な対をなす従動軸側スライド外面をもち原動側へと延
出せる従動軸側ロッド部材と、上記原動軸側スライド外
面と摺動可能な対をなす第１のスライド内面及び上記従
動軸側スライド外面と摺動可能で且つ上記第１のスライ
ド内面と非平行な対をなす第２のスライド内面をもつ回
転力伝達部材とを有している、ことを特徴とする、軸継
手。 - 【請求項２】 上記複数の回転力伝達手段が周方向に均
等に配列されている、請求項１に記載の軸継手。 - 【請求項３】 上記回転力伝達部材の第１スライド内面
及び第２スライド内面が原動軸回転中心または従動軸回
転中心を通り且つ当該回転力伝達部材を通る面に対しな
す角度は、全回転力伝達部材についてほぼ同一に設定さ
れている、請求項１に記載の軸継手。 - 【請求項４】 上記回転力伝達部材の第１スライド内面
及び第２スライド内面が原動軸回転中心または従動軸回
転中心を通り且つ当該回転力伝達部材を通る面に対しな
す角度は、全回転力伝達部材についてほぼ４５度に設定
されている、請求項３に記載の軸継手。 - 【請求項５】 上記回転力伝達部材の第１スライド内面
及び第２スライド内面がプラスチックからなり、上記原
動軸側ロッド部材の原動軸側スライド外面及び上記従動
軸側ロッド部材の従動軸側スライド外面が金属からな
る、請求項１に記載の軸継手。 - 【請求項６】 上記回転力伝達部材が軸方向に複数に分
割されたブロックからなる、請求項１に記載の軸継手。 - 【請求項７】 上記回転力伝達部材の全ブロックをカバ
ーする軸方向に延在せる筒状カバー部材が付されてい
る、請求項６に記載の軸継手。 - 【請求項８】 上記回転力伝達部材の第１スライド内面
と第２スライド内面とが直交している、請求項１に記載
の軸継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35853492A JPH06200955A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35853492A JPH06200955A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 軸継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200955A true JPH06200955A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18459824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35853492A Pending JPH06200955A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 軸継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06200955A (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP35853492A patent/JPH06200955A/ja active Pending
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