JPH0620022U - 樹脂成形用合わせ型 - Google Patents

樹脂成形用合わせ型

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JPH0620022U
JPH0620022U JP3345692U JP3345692U JPH0620022U JP H0620022 U JPH0620022 U JP H0620022U JP 3345692 U JP3345692 U JP 3345692U JP 3345692 U JP3345692 U JP 3345692U JP H0620022 U JPH0620022 U JP H0620022U
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JP3345692U
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浩二 瀬川
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ヤコー通信工業株式会社
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形品に気泡が含まれることはなく、か
つ一対の合わせ型の分割時にヘラ等による表面傷もない
良好な成形品を得ることを可能とする。 【構成】 互いに閉合開割自在とされた一対の合わせ型
部材20、21は、閉合により樹脂成形品22のパター
ン空間部23が形成されるパターン形成面24、25を
有すると共に、パターン空間部23と一体に連通し、か
つ一対の型部材20、21の合わせ面の一側を稜線とし
て突起状空間部27の形成面28、29を有し、溶融樹
脂注入孔31からパターン空間部23と突起状空間部2
7に溶融樹脂を注入してこれを硬化させると、硬化に伴
い樹脂中の気泡は突起状部に集まり空気抜き孔32を介
して真空排気され、気泡が含まれることがない良好な樹
脂成形品が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチック等の樹脂成形加工に用いられる合わせ型の構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、シリコン樹脂は、接着性が弱いために成形品の取り出しが容易 であり、また、耐熱性に優れているために、温度上昇による熱変形が少ない等の 利点から成形用型の材料として広く用いられている。
【0003】 ところで、従来のシリコン樹脂製の成形用合わせ型は、図7から図10に概略 的に示されているように、互いに閉合開割自在とされた一対の合わせ型部材1、 2に、両型部材1、2の閉合により成形品(例えば円柱体)3のパターン空間部 4が形成されるパターン形成面5、6が設けられると共に、型部材1にはパター ン空間部4と連通する溶融樹脂注入孔7と空気抜き孔8が設けられた構造のもの が一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、この従来の成形用合わせ型では、真空成形によるも成形品3に 気泡による欠陥ができるばかりか、成形品3を型より取り出す場合には、型部材 1、2の合わせ面9にヘラ等を入れて型部材1、2を開割させることになるが、 この場合において、ヘラ等を奥まで入れ過ぎて成形品3の表面部10にヘラ等に よる傷をつけてしまう等の問題点を有していた。
【0005】 本考案は、このような従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、その 目的とするところは、成形品に気泡が含まれることはなく、かつ型の分割時にヘ ラ等による表面傷もない良い成形品を得ることができる樹脂成形用合わせ型を提 供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
この目的のため、本考案は、互いに閉合開割自在とされた一対の合わせ型部材 を備え、これら一対の合わせ型部材は、閉合により樹脂成形品のパターン空間部 が形成されるパターン形成面を夫々有すると共に、前記パターン空間部と一体に 連通し、かつ一対の合わせ型部材の合わせ面の一側を稜線として非パターン空間 部としての突起状空間部が形成される形成面を夫々有し、更に前記パターン空間 部と連通する溶融樹脂注入孔と前記突起状空間部と連通する空気抜き孔を有する 構成を特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
実施例について図面を参照し、その作用と共に説明すると、図1は本考案に係 る合わせ型の一例での概略平面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3 は図1のB−B線に沿った断面図、図4は図1のC方向から見た端面図、図5は 図1のD方向から見た端面図で、これら図において、互いに閉合開割自在とされ た一対の合わせ型部材20、21は、好ましくは全体が弾力性を有するシリコン 樹脂材で一体成形され、該型部材20、21は、閉合により樹脂成形品22を得 るパターン空間部23が形成されるパターン形成面24、25を夫々有すると共 に、パターン空間部23と一体に連通し、かつ閉合による合わせ面の一側26を 稜線として該一側26の長手方向に非パターン空間部としての突起状空間部27 が形成される形成面28、29を夫々有し、更にパターン空間部23と連通する 溶融樹脂30の注入孔31と該注入孔31との対向側には、突起状空間部27と 連通する空気抜き孔32を有している。
【0008】 なお、一対の型部材20、21は完全分割構造としたが、これに限定されず、 一対の型部材20、21はその共通基部において一体に連設された分割構造とす ることも可能であり、また、いずれの構造においても、一対の型部材の相対面部 の適所に、型合わせ時における合わせ位置決めのため、そのいずれか一方に例え ば凹陥部を設け、いずれか他方に凹陥部に嵌り込む凸部を設けることも可能であ る。
【0009】 そして、一対の型部材20、21は、特に図示しないが、分割可能なアルミニ ューム製筺体内に、成形品22の一側長手方向に突起状部(突起状空間部27に 対応する部分)を一体に有する木型(母型)をその両端支持部で筐体の接合部に 支持して宙吊状に定置し、次いで、筐体を上下型締板と四隅におけるボルト、ナ ットで型締めした後に、筐体の注入孔より溶融シリコン樹脂を注入してこれを固 め、次いで、型締めを解除して筐体を取り外してシリコン樹脂体を取り出し、次 いで、シリコン樹脂体における木型(母型)の支持部両端から木型(母型)まで 水平に分断して一対の型部材20、21を得るものである。
【0010】 そして、一対の型部材20、21を合わせて型締した後、その注入孔31より 溶融樹脂30をパターン空間部23および突起状空間部27に注入して硬化させ ると共に、パターン空間部における溶融樹脂内の気泡は突起状空間部27内に注 入形成の突起状部33に集まるので、この気泡を空気抜き孔32より真空排気さ せ、型締め解除した後、型部材20、21の合わせ面の一側34にヘラ等を入れ て型部材20、21を分割させて成形品22を取り出し、不要の突起状部33等 を後加工により切除して製品を得る。このヘラ等を入れて型部材20、21を分 割させる場合において、従来においては、ヘラ等を奥まで入れ過ぎ誤って成形品 の表面にヘラ傷をつけてしまうということがあったが、本案型においては、ヘラ 等を奥まで入れ過ぎてもヘラ等は不要であり、後に切除加工がなされる成形品の 突起状部33に突き当たるに止まり、したがって、ヘラ等の差し込み過ぎによる ヘラ傷をつけることもなく、型部材20、21の分割を簡易、かつ速やかになし 得る。
【0011】
【考案の効果】
しかして、本考案によれば互いに閉合開割自在とされに一対の型部材20、2 1に、成形品のパターン空間部23を形成するパターン形成面24、25と、パ ターン空間部23と一体に連通する突起状空間部27の形成面28、29が設け られると共に、突起状空間部27と連通した空気抜き孔32が設けられているも のであるから、型部材内に注入された溶融樹脂中の気泡は硬化と共に次第に突起 状部33に集まって、空気抜き孔32より真空排気されるから、成形品22に気 泡が含まれることはなく、その上、ヘラ等の差し込みによる型部材20、21の 分割時において、ヘラ等を不用意に奥まで差し込んでも成形品表面を傷つけるこ とはなく、ただ後加工により切除される不要な突起状部33に突き当たるに止ま るものであるから、ヘラ傷のない良好な成形品を簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る合わせ型の一例での概略平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図4】図1のC方向から見た端面図である。
【図5】図1のD方向から見た端面図である。
【図6】溶融樹脂の注入状態を示す断面図である。
【図7】従来例を示す概略平面図である。
【図8】図7のF方向から見た端面図である。
【図9】図7のE−E線に沿った断面図である。
【図10】溶融樹脂の注入状態を示す断面図である。
【符号の説明】
20、21 一対の型部材 22 成形品 23 パターン空間部 24、25 パターン形成面 27 突起状空間部 28、29 形成面 31 溶融樹脂注入孔 32 空気抜き孔 34 一対の型部材の合わせ面一側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 83:00

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに閉合開割自在とされた一対の合わ
    せ型部材を備え、これら一対の合わせ型部材は、閉合に
    より樹脂成形品のパターン空間部が形成されるパターン
    形成面を夫々有すると共に、前記パターン空間部と一体
    に連通し、かつ一対の合わせ型部材の合わせ面の一側を
    稜線として非パターン空間部としての突起状空間部が形
    成される形成面を夫々有し、更に前記パターン空間部と
    連通する溶融樹脂注入孔と、前記突起状空間部と連通す
    る空気抜き孔を有する構成を特徴とする樹脂成形用合わ
    せ型。
JP3345692U 1992-04-21 1992-04-21 合成樹脂成形用のシリコン樹脂製合わせ型 Expired - Lifetime JPH078173Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3345692U JPH078173Y2 (ja) 1992-04-21 1992-04-21 合成樹脂成形用のシリコン樹脂製合わせ型

Applications Claiming Priority (1)

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JP3345692U JPH078173Y2 (ja) 1992-04-21 1992-04-21 合成樹脂成形用のシリコン樹脂製合わせ型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0620022U true JPH0620022U (ja) 1994-03-15
JPH078173Y2 JPH078173Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=12387045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3345692U Expired - Lifetime JPH078173Y2 (ja) 1992-04-21 1992-04-21 合成樹脂成形用のシリコン樹脂製合わせ型

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JP (1) JPH078173Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013126732A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Panasonic Corp 樹脂成型品及び金型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013126732A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Panasonic Corp 樹脂成型品及び金型装置

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Publication number Publication date
JPH078173Y2 (ja) 1995-03-01

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