JPH06200180A - 金属不含または金属含有のフタロシアニン反応性染料の製造法 - Google Patents

金属不含または金属含有のフタロシアニン反応性染料の製造法

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JPH06200180A
JPH06200180A JP5282362A JP28236293A JPH06200180A JP H06200180 A JPH06200180 A JP H06200180A JP 5282362 A JP5282362 A JP 5282362A JP 28236293 A JP28236293 A JP 28236293A JP H06200180 A JPH06200180 A JP H06200180A
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JP5282362A
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Juergen Dornhagen
ドルンハーゲン ユルゲン
Manfred Dr Patsch
パッチュ マンフレート
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/503Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
    • C09B62/517Porphines; Azaporphines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0001Post-treatment of organic pigments or dyes
    • C09B67/0014Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents
    • C09B67/0016Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents of phthalocyanines

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フタロシアニンスルホン酸塩化物と、反応基
を有するアミンとを有利な方法で反応させる、フタロシ
アニン反応性染料の製造法。 【構成】 フタロシアニンスルホン酸塩化物、β置換さ
れたエチルスルホニル基またはビニルスルホニル基を有
するアミン、および場合によっては他のアミンを、触媒
の存在下に反応させる。 【効果】 ヒドロキシ基または窒素原子を有する有機支
持体の染色または印刷に適当な目的生成物を、高い収量
および高純度で生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、β置換されたエチルス
ルホニル基またはビニルスルホニル基を有するフタロシ
アニン反応性染料を、フタロシアニンスルホン酸塩化物
と、β置換されたエチルスルホニル基またはビニルスル
ホニル基を有するアミン、および場合によっては他のア
ミンとを触媒の存在下に反応させることによって製造す
る新規の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フタロシアニンスルホン酸塩化物と、反
応基を有するアミンとを、触媒として特殊なピリジンカ
ルボン酸またはピリジンスルホン酸の存在下に反応させ
ることは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第28242
11号または同第2906442号明細書の記載から公
知である。更に欧州特許出願公開第231837号明細
書には、この目的のための触媒としてピリジンカルボン
アミドまたはピリジンスルホンアミドを使用することが
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、フタ
ロシアニンスルホン酸塩化物と、反応基を有するアミン
とを有利な方法で反応させる、フタロシアニン反応性染
料を製造する新規の方法を提供することであった。この
場合、この目的生成物は高い収量および純度で生じるは
ずである。
【0004】
【課題を解決するための手段】金属不含または金属含有
のフタロシアニンスルホン酸塩化物と、β位でアルカリ
性反応条件下に分離可能な基を置換基として有する1つ
または複数のエチルスルホニル基、またはビニルスルホ
ニル基を有する第一アミンまたは第二アミン、および場
合によっては他の脂肪族、芳香族または複素環の系列か
らの第一アミンまたは第二アミンとを触媒存在下に反応
させることによる、β位でアルカリ性反応条件下に分離
可能な基を置換基として有する1つまたは複数のエチル
スルホニル基か、またはビニルスルホニル基を、反応性
基として有する金属不含または金属含有のフタロシアニ
ン反応性染料の製造は、触媒として、アルキル基がC1
〜C4アルコキシによって置換されているかまたは置換
されていない1−(C1〜C4アルキル)イミダゾール、
1−カルボキシメチルイミダゾール、1,2−ジメチル
イミダゾール、1−メチルイミダゾール−5−カルボン
酸、1−カルボキシ−メチル−1,3,4−トリアゾー
ル、4−(C1〜C4−ジアルキルアミノ)ピリジン、4
−(ピロリジン−1−イル)ピリジン、4−(ピペリジ
ン−1−イル)ピリジン、4−(モルホリン−4−イ
ル)ピリジン、4−(ピペレラジン−1−イル)ピリジ
ン、4−[4−(C1〜C4アルキル)ピペラジン−1−
イル]ピリジンおよびジメチルテトラゾールからなる種
類から選択された複素環の存在下に反応が実施される場
合に、有利に行なわれることが見いだされた。
【0005】更に、既に個々に記載された複素環以外に
適当な複素環は、例えば、1−メチルイミダゾール、1
−エチルイミダゾール、1−プロピルイミダゾール、1
−イソプロピルイミダゾール、1−ブチルイミダゾー
ル、1−イソブチルイミダゾール、1−s−ブチルイミ
ダゾール、1−(2−メトキシエチル)イミダゾール、
1−(2−エトキシエチル)イミダゾール、1−(2−
プロポキシエチル)イミダゾール、1−(2−イソプロ
ポキシエチル)イミダゾール、1−(2−ブトキシエチ
ル)イミダゾール、1−(2−メトキシプロピル)イミ
ダゾール、1−(3−メトキシプロピル)イミダゾー
ル、1−(2−エトキシプロピル)イミダゾール、1−
(3−エトキシプロピル)イミダゾール、1−(2−メ
トキシブチル)イミダゾール、1−(4−メトキシブチ
ル)イミダゾール、1−(2−エトキシブチル)イミダ
ゾール、1−(4−エトキシブチル)イミダゾール、4
−ジメチルアミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジ
ン、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン
または4−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジ
ンである。
【0006】有利に本発明による方法は1−(C1〜C4
−アルキル)イミダゾールの存在下に実施される。
【0007】本発明による方法の場合、フタロシアニン
反応性染料は、金属不含または金属含有のフタロシアニ
ンである。金属含有のフタロシアニンは殊に銅フタロシ
アニン、コバルトフタロシアニンまたはニッケルフタロ
シアニンである。銅フタロシアニン反応性染料の製造は
有利である。
【0008】更に、式I:
【0009】
【化1】
【0010】[式中、Pcは場合によっては塩素または
フェニルによって置換されている金属不含または金属含
有のフタロシアニン系の基を表わし、R1は水素または
1〜C6−アルキルを表わし、R2およびR3は互いに無
関係にそれぞれ水素、エーテル官能基中で酸素原子1個
または2個によって中断されているか、または中断され
ていないC1〜C6−アルキル、フェニル、または両化合
物を結合させる窒素原子と一緒になって、他のヘテロ原
子を有していてもよい5員または6員の飽和複素環の基
を表わし、Lは場合によってはエーテル官能基中で酸素
原子1個によって中断されているC2〜C4−アルキレ
ン、ナフチレンまたは式:
【0011】
【化2】
【0012】(但し、Uは水素、ヒドロキシスルホニル
メチルまたはヒドロキシスルホニルを表わし、nは1ま
たは2である)で示される基を表わし、Yはビニルまた
は式:C2 4 −Q(但し、Qはアルカリ性反応条件下
で分離可能な基を表わす)で示される基を表わし、M+
はカチオンの等量を表わし、mは0または1であり、p
は1〜3であり、qは0〜3であり、rは1〜3であ
り、およびtは0または1であり、但し、p、qおよび
rの合計は最大で4である]で示されるフタロシアニン
反応性染料を、式II:
【0013】
【化3】
【0014】[式中、PcおよびM+はそれぞれ前記の
意味を表わし、aは1〜4であり、かつbは0〜3であ
り、但しaとbとの合計は最大で4である]で示される
フタロシアニンスルホン酸塩化物、または水性媒体中で
の式IIのフタロシアニンスルホン酸塩化物の混合物
と、式III:
【0015】
【化4】
【0016】[式中、R1、L、Y、mおよびtはそれ
ぞれ前記の意味を表わす]で示されるアミン、および場
合によっては式IV:
【0017】
【化5】
【0018】[式中、R2およびR3はそれぞれ前記の意
味を表わす]で示されるアミンとを、但し、アミンII
IおよびIVとの反応の順序は任意でよいが、触媒とし
ての前記の複素環の中の1つの存在下に反応させること
によって製造する方法は有利である。
【0019】更に、基R1、R2およびR3は、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、s−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペ
ンチル、t−ペンチル、ヘキシルまたは2−メチルペン
チルである。
【0020】更に、基R2およびR3は、例えば2−メト
キシエチル、2−エトキシエチル、2−プロポキシエチ
ル、2−イソプロポキシエチル、2−ブトキシエチル、
2−または3−メトキシプロピル、2−または3−エト
キシプロピル、2−または4−メトキシブチル、2−ま
たは4−エトキシブチル、3,6−ジオキサヘプチルま
たは3,6−ジオキサオクチルである。
【0021】基R2およびR3が双方を結合させる窒素原
子と一緒になって、更にヘテロ原子を有していてもよい
5員または6員の飽和複素環の基を表わす場合には、こ
れは、例えばピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニ
ル、ピペラジニルまたはN−(C1〜C4アルキル)ピペ
ラジニルが該当する。
【0022】基Lは、例えば(CH22、(CH23
(CH24、CH(CH3)CH2、CH(CH3)CH
(CH3)、(CH22O(CH22、フェニレン、ヒ
ドロキシスルホニルメチルフェニレン、ヒドロキシスル
ホニルフェニレン、ナフチレンまたはフェニレンメチレ
ンである。
【0023】M+はカチオンの等量を表わす。これは陽
子を表わすか、もしくは金属イオンまたはアンモニウム
イオンから派生する。金属イオンは殊に、リチウムイオ
ン、ナトリウムイオンまたはカリウムイオンである。本
発明の場合によるアンモニウムイオンは、置換されてい
ないか、または置換されたアンモニウムカチオンを表わ
す。置換されたアンモニウムカチオンは、例えばモノア
ルキルカチオン、ジアルキルカチオン、トリアルキルカ
チオン、テトラアルキルカチオンまたはベンジルトリア
ルキルアンモニウムカチオンまたは、窒素含有の5員環
または6員環飽和複素環から誘導されるようなカチオ
ン、例えばピロリジニウムカチオン、ピペリジニウムカ
チオン、モルホリニウムカチオン、ピペラジニウムカチ
オンまたはN−アルキルピペラジニウムカチオンまたは
それらのN−モノアルキル置換またはN,N−ジアルキ
ル置換生成物である。この場合、アルキルは一般に直鎖
または分子鎖状C1〜C20アルキルを表わし、この基は
ヒドロキシ基によって置換されているか、および/また
は酸素原子によってエーテル官能基中で中断されていて
よい。またアンモニウムイオンは首記した複素環から誘
導されていてもよい。
【0024】特にカチオンとして挙げられるのは、プロ
トンまたはリチウムイオン、ナトリウムイオンまたはカ
リウムイオンである。
【0025】基Qはアルカリ性反応条件下に分離可能な
基を表わす。このような基は、例えば塩素、臭素、C1
〜C4アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、OS
3H、SSO3H、OP(O)(OH)2、C1〜C4
ルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、
1〜C4アルカノイルオキシ、C1〜C4ジアルキルアミ
ノまたは式:
【0026】
【化6】
【0027】[式中、Z1、Z2およびZ3は同一か、ま
たは異なっており、および互いに無関係にそれぞれC1
〜C4アルキルまたはベンジルを表わし、およびAn~は
それぞれアニオンの等量を表わす]で示される基であ
る。この場合、アニオンとしては、例えばフッ化物、塩
化物、臭化物、ヨウ化物、モノ−、ジ−またはトリクロ
ルアセテート、メタンスルホネート、ベンゾールスルホ
ネートまたは2−または4−メチルベンゾールスルホネ
ートが該当する。
【0028】挙げられるべきであるのは、式Iのフタロ
シアニン反応性染料の製造であり、この場合、Pcはこ
れ以上置換されない銅フタロシアニン系の基を表わし、
1は水素またはC1〜C4アルキルを表わし、R2および
3は互いに無関係にそれぞれ水素または、場合によっ
ては酸素原子によってエーテル官能基中で中断されたC
1〜C4アルキルを表わし、LはC2〜C3アルキレン、フ
ェニレンまたはフェニレンメチレンを表わし、mおよび
tはそれぞれ0であり、およびY、M+、p、qおよび
rはそれぞれ前記の意味を表わす。
【0029】特に挙げられるべきであるのは、式中、m
が0であり、pが1.3〜2.5であり、qが0であ
る、式Iのフタロシアニン反応性染料の製造である。
【0030】更に、特に挙げられるべきであるのは、式
中、mが0であり、R1が水素を表わし、Lがフェニレ
ンを表わす、式Iのフタロシアニン反応性染料の製造で
ある。
【0031】更に、特に挙げられるべきであるのは、式
中、qが0である、式Iのフタロシアニン反応性染料の
製造である。
【0032】更に、特にあげられるべきであるのは、式
中、Yがビニル、2−スルフェートエチルまたは2−チ
オスルフェートエチルを表わす、式Iのフタロシアニン
反応性染料の製造である。
【0033】本発明により製造可能なフタロシアニン反
応性染料、例えば式Iの染料は、一般に単一化合物、例
えば式Iの単一化合物の混合物の形で得られ、この場
合、単一化合物は互いにフタロシアニン基のヒドロキシ
スルホニル基およびスルホアミド基の置換度によって区
別され、式Iの例では指数p、qおよびrで示される基
の置換度によって相互に区別される。従って、式Iの例
では得られたフタロシアニン反応性染料の式の表示の場
合、指数p、qおよびrは一般に分数である。
【0034】本発明による方法は、有利に媒体溶液中
で、3.5〜8.5、有利に4〜8、殊に5〜7のpH
値で、酸結合剤の添加下に実施される。
【0035】本発明による方法は、有利に0〜60℃の
温度で実施されることができる。有利に反応は10〜3
5℃の温度で行なわれる。
【0036】本発明による方法の場合に使用される酸結
合剤は、例えば水酸化物、炭酸塩または炭酸水素塩、第
2または第3リン酸塩、周期律表の第1ないし第3族ま
での金属のホウ酸塩または酢酸塩、有利にナトリウム化
合物、カリウム化合物ならびにカルシウム化合物であ
る。
【0037】水性反応媒体中の出発生成物または最終生
成物の溶解性を改善するため、場合によっては有機溶
剤、有利に脂肪族カルボン酸のアミド、例えばN,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリジノンまたは1,3−ジメチルテ
トラヒドロピリミド−2−オンが添加されてよい。
【0038】フタロシアニンスルホン酸塩化物1モルに
対して、一般に反応性アンカーを有するアミン1〜8モ
ル、有利に1.5〜4モル、ならびに”非反応性アミ
ン”0〜4モル、有利に0〜2モルが使用される。
【0039】触媒として作用する複素環はそれぞれフタ
ロシアニンスルホン酸塩化物の重量に対して0.1〜1
モル%、有利に0.1〜0.5モル%の量で使用され
る。
【0040】本発明による方法は有利に、フタロシアニ
ンスルホン酸塩化物が、場合によっては助剤、例えば分
散剤または消泡剤の存在下に、水中で懸濁され、かつ前
記の反応条件下に、触媒である反応性アンカーを有する
アミン、および場合によっては”非反応性”アミンの添
加を開始するように実施される。一般に6〜8時間かか
る反応の終了後、反応性染料は残留する反応溶液から、
例えば噴霧乾燥または、例えば塩化ナトリウムまたは塩
化カリウムを用いた塩析によって、単離されることがで
きる。
【0041】しかしまた、生じる染料溶液が、相応する
標準化および場合によっては更に緩衝物質の添加後、生
じた染料を単離することなくそのまま染色または繊維材
料の印刷の液体調節として使用されることも可能であ
る。
【0042】本発明による方法は、本来の縮合反応の
前、縮合反応中または後に、例えば式IIのフタロシア
ニンスルホン酸塩化物のスルホン酸塩化物基の一部が加
水分解によってヒドロキシスルホニル基に移行されると
いう方法で、変性されてよい。縮合は例えば、アミン、
例えばIIIおよび/またはIVのアミンの変換と同時
に、スルホン酸塩化物基の一部が加水分解されるように
実施されることができる。また、まず全部のスルホン酸
塩化物基を完全に反応させるのに十分でない量のアミ
ン、例えば式IIIおよび/またはIVのアミンが反応
し、引続き、残りのスルホン酸塩化物基が特別な反応工
程によって、酸性から弱アルカリ性までの環境中、例え
ばpH値1〜8で、場合によっては加温して、例えば2
0〜60℃の温度で加水分解されるように処理されるこ
ともできる。
【0043】この新規の方法は、目的生成物を高い収量
および純度で提供する。
【0044】本発明方法により製造可能なフタロシアニ
ン反応性染料は、ヒドロキシ基または窒素原子を有する
有機支持体の染色または印刷に適当である。このような
支持体は、例えば皮革または、主に天然または合成ポリ
アミドまたは天然または再生セルロースを含有する繊維
材料である。有利にこれらは綿毛または殊に木綿を基礎
とする繊維材料の染色および印刷に適当である。青緑色
の色調の染色が得られる。 次の例につき本発明を詳説
する。
【0045】
【実施例】
例1 水1000ml中で銅フタロシアニンスルホン酸塩化物
(スルホン酸塩化物基約3.8を有する)0.4モルを
湿ったプレスケーキとして、分散剤の存在下に懸濁させ
た。4−(2−スルフェートエチルスルホニル)アニリ
ン450g(1.6モル)および1−メチルイミダゾー
ル3.3g(0.04モル)を加えた。固形の炭酸水素
ナトリウムを添加することによって、pH値を6.2〜
6.5に保持した(温度約25℃)。7時間後、反応が
終了した。澄んだ青い溶液から、染料を塩化カリウムを
用いた脱塩によって単離した。(遊離酸の形の)組成
は、例えば例2以下の場合も同様に、米国特許第457
6755号明細書の例1に記載の方法により測定し、概
ね次のようであることが判明した:
【0046】
【化7】
【0047】例2 水1000ml中で銅フタロシアニンスルホン酸塩化物
(スルホン酸塩化物基約3.8を有する)0.1モルを
湿ったプレスケーキとして、分散剤の存在下に懸濁させ
た。4−(2−スルフェートエチルスルホニル)アニリ
ン112g(0.4モル)および1−メチルイミダゾー
ル4.1g(0.05モル)を加えた。固形の炭酸水素
ナトリウムを添加することによって、pH値を6.2〜
6.5に維持した(温度約25℃)。7時間後、反応が
終了した。澄んだ青い溶液から、染料を噴霧乾燥によっ
て単離した。(遊離酸の形の)組成は、概ね次のようで
あることが判明した:
【0048】
【化8】
【0049】例3 水500ml中で銅フタロシアニンスルホン酸塩化物
(スルホン酸塩化物基約3.8を有する)0.2モルを
湿ったプレスケーキとして、分散剤の存在下に懸濁させ
た。4−(2−スルフェートエチルスルホニル)アニリ
ン169g(0.6モル)および1−メチルイミダゾー
ル1.6g(0.02モル)を加えた。固形の炭酸水素
ナトリウムを添加することによって、pH値を6.2〜
6.5に維持した(温度約25℃)。7時間後、反応が
終了した。澄んだ青い溶液から、染料を塩化カリウムを
用いた脱塩によって単離した。(遊離酸の形の)組成
は、概ね次のようであることが判明した:
【0050】
【化9】
【0051】例4 例2と同様に処理したが、しかし触媒として4−ジメチ
ルアミノピリジン1.2g(0.01モル)を使用し
た。(遊離酸の形の)組成は概ね次のようであることが
判明した:
【0052】
【化10】
【0053】例5 a) 例2と同様に処理したが、しかし触媒としてジメ
チルテトラゾール1g(0.01モル)を使用した。反
応時間8時間後の(遊離酸の形の)組成は概ね次のよう
であることが判明した:
【0054】
【化11】
【0055】b) 合計22時間の反応時間後、組成は
概ね次のようであることが判明した:
【0056】
【化12】
【0057】例6 水220ml中で分散剤の存在下に銅フタロシアニンス
ルホン酸塩化物(スルホン酸塩化物基約3.8を有す
る)0.1モルを湿したプレスケーキとして、懸濁さ
せ、3−(2−スルフェートエチル)アニリン87.3
g(0.3モル)および1−メチルイミダゾール0.8
g(0.01モル)を添加し、かつ固形の炭酸水素ナト
リウムを添加することによって6.2〜6.5のpH値
を保持した。約8時間後、反応が終了した。(遊離酸の
形の)組成は、概ね次のようであることが判明した:
【0058】
【化13】
【0059】例7 水220ml中で分散剤の存在下に銅フタロシアニンス
ルホン酸塩化物(スルホン酸塩化物基約3.8を有す
る)0.1モルを湿したプレスケーキとして懸濁させ、
3−(2−スルフェートエチル)アニリン56.5g
(0.2モル)、4−(2−スルフェートエチル)アニ
リン56.5g(0.2モル)および1−メチルイミダ
ゾール0.8g(0.01モル)を添加し、かつ固形の
炭酸水素ナトリウムを添加することによって、6.2〜
6.5のpH値を保持した。約8時間後、反応が終了し
た。
【0060】(遊離酸の形の)組成は、概ね次のようで
あることが判明した:
【0061】
【化14】
【0062】例8 水500ml中で分散剤および消泡剤の存在下に、4−
(2−スルフェートエチル)アニリン450g(1.6
モル)を添加し、かつ固形の炭酸水素ナトリウムを添加
することによって、6.0〜6.5のpH値に調節し
た。更に、銅フタロシアニンスルホン酸塩化物(スルホ
ン酸塩化物基約3.8を有する)0.4モルを湿したプ
レスケーキとして添加し、次に1−メチルイミダゾール
0.1モルを添加した。次に固形の炭酸水素ナトリウム
を添加し、pH値を6.2〜6.5に保持した。反応
は、8時間後に終了した。染料を溶液から噴霧乾燥によ
って単離した。この化合物の組成は、概ね次のようであ
ることが判明した:
【0063】
【化15】
【0064】例9 a)水200ml中で分散剤の存在下に銅フタロシアニ
ンスルホン酸塩化物(スルホン酸塩化物基約3.8を有
する)0.1モルを湿ったプレスケーキとして、懸濁さ
せ、3−(2−スルフェートエチル)アニリン42.1
g(0.15モル)および1−メチルイミダゾール0.
8g(0.01モル)を添加し、かつ固形の炭酸水素ナ
トリウムを添加することによって6.2〜6.5のpH
値を保持した。反応時間8時間後、組成は、概ね次のよ
うであることが判明した:
【0065】
【化16】
【0066】b)反応時間22時間後、組成は概ね次の
ようであることが判明した:
【0067】
【化17】
【0068】例10 水500ml中で分散剤および消泡剤の存在下に、4−
(2−スルフェートエチル)アニリン340g(1.2
モル)を添加し、かつ固形の炭酸水素ナトリウムを添加
することによって、6.0〜6.5のpH値に調節し
た。更に、銅フタロシアニンスルホン酸塩化物(スルホ
ン酸塩化物基約3.8を有する)0.4モルを湿ったプ
レスケーキとして添加し、次に1−メチルイミダゾール
0.1モルを添加した。次に固形の炭酸水素ナトリウム
を添加し、pH値を6.2〜6.5に保持した。反応
は、8時間後に終了した。染料を溶液から噴霧乾燥によ
って単離した。この化合物の組成は、概ね次のようであ
ることが判明した:
【0069】
【化18】
【0070】例11 水230ml中に4−(2−スルフェートエチルスルホ
ニル)アニリン87.3g(0.3モル)を、分散剤お
よび消泡剤の存在下に、固形の炭酸水素ナトリウムの添
加のよって6.0〜6.5のpH値で溶解した。更に、
銅フタロシアニンスルホン酸塩化物(スルホン酸塩化物
基約3.8を有する)0.1モルを湿したプレスケーキ
として添加し、次に1−メチルイミダゾール4g(0.
05モル)を添加した。固形の炭酸水素ナトリウムを添
加することによって、6.2〜6.6のpH値を保持し
た。反応は7時間後に終了した。染料を溶液から噴霧乾
燥によって単離した。この化合物の組成は、概ね次のよ
うであることが判明した:
【0071】
【化19】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属不含または金属含有のフタロシアニ
    ンスルホン酸塩化物と、β位でアルカリ性反応条件下に
    分離可能な基を置換基として有する1つまたは複数のエ
    チルスルホニル基、またはビニルスルホニル基を有する
    第一アミンまたは第二アミン、および場合によっては脂
    肪族、芳香族または複素環の系列からの他の第一アミン
    または第二アミンとを、触媒存在下に反応させることに
    よって、β位でアルカリ性反応条件下に分離可能な基を
    置換基として有する1つまたは複数のエチルスルホニル
    基か、またはビニルスルホニル基を反応基として有する
    金属不含または金属含有のフタロシアニン反応性染料を
    製造する方法において、触媒として、アルキル基がC1
    〜C4アルコキシによって置換されているかまたは置換
    されていない1−(C1〜C4アルキル)イミダゾール、1
    −カルボキシメチルイミダゾール、1,2−ジメチルイ
    ミダゾール、1−メチルイミダゾール−5−カルボン
    酸、1−カルボキシ−メチル−1,3,4−トリアゾー
    ル、4−(C1〜C4ジアルキルアミノ)ピリジン、4−
    (ピロリジン−1−イル)ピリジン、4−(ピペリジン
    −1−イル)ピリジン、4−(モルホリン−4−イル)
    ピリジン、4−(ピペラジン−1−イル)ピリジン、4
    −[4−(C1〜C4アルキル)ピペラジン−1−イル]
    ピリジンおよびジメチルテトラゾールからなる種類から
    選択された複素環の存在下に反応を実施することを特徴
    とする、金属不含または金属含有のフタロシアニン反応
    性染料の製造法。
JP5282362A 1992-11-11 1993-11-11 金属不含または金属含有のフタロシアニン反応性染料の製造法 Withdrawn JPH06200180A (ja)

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KR940011591A (ko) 1994-06-21
EP0597411B1 (de) 1999-04-28
DE4238047A1 (de) 1994-05-19
US5444163A (en) 1995-08-22
DE59309540D1 (de) 1999-06-02
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