JPH06199186A - 表示装置の表示部起き上げ機構 - Google Patents

表示装置の表示部起き上げ機構

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JPH06199186A
JPH06199186A JP34919592A JP34919592A JPH06199186A JP H06199186 A JPH06199186 A JP H06199186A JP 34919592 A JP34919592 A JP 34919592A JP 34919592 A JP34919592 A JP 34919592A JP H06199186 A JPH06199186 A JP H06199186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display unit
motor
display part
rotary shaft
state
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34919592A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Oyama
岩男 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP34919592A priority Critical patent/JPH06199186A/ja
Publication of JPH06199186A publication Critical patent/JPH06199186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られたスペース内で、しかも表示部の重量
に左右されずに、低トルクのモータで表示部を安定して
回動させることのできる車載用映像表示装置の表示部起
き上げ機構の提供を目的としている。 【構成】 チルトモータ16の力によって回転される、
表示部(回転体)14を支持する回転軸13に、チルト
モータ16による回転力を加勢するためのねじりコイル
バネ24を取り付ける。ねじりコイルバネ24によって
働く回転力は、表示部14が転倒状態から起立状態にあ
る間で、表示部14の自重により回転軸13に対して働
く回転力とほぼ釣り合うものとなっている。よって、表
示部14を起こす際、チルトモータ16から小さな回転
力を回転軸13に加えるだけで済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体に対して回動自在
な表示部を有する表示装置の表示部起き上げ機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用の映像表示装置としては図
5に示すようなものがある。同図において、1は液晶デ
ィスプレイなどの表示部を示している。この表示部1
は、モータ駆動により筐体2に対して出し入れ自在つま
り矢印R方向に移動自在な基台3上の一端部に回転軸を
介して矢印Q方向に回動自在に支持されている。そして
表示部1は、その表示面を上方に向けて基台3上で伏せ
た状態で筐体2内に収納される。また表示映像を観賞す
るときは、例えば所定のスイッチを押すことなどによっ
て、モータ駆動により表示部1は基台3と共に筐体2内
から引き出される。そして表示部1の回動可能な位置ま
で基台3が排出されたところでモータ駆動が停止され、
代わって開閉動作用のチルトモータが起動される。これ
により表示部1は基台3に対して起き上がる方向に回動
し、所定の角度まで起き上がったところで停止する。
【0003】ところで、このような車載映像表示装置は
その車内設置スペースの制約から装置全体のサイズが限
定される。よって、限られた筐体内の収納スペースをい
かに有効に利用するかが開発において重要な点となって
くる。
【0004】しかしながら、このような車載映像表示装
置では、表示部を回動、特に表示部を転倒状態から起立
状態に起すのに十分なトルクを得るため、それなりに大
型のチルトモータが必要となり、その収納に大きなスペ
ースをとっていることが現状と言える。また大型のチル
トモータを用いることで、映像表示装置全体の重量も増
し、コストアップにもなると言う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の車
載用映像表示装置などの表示部起き上げ機構では、表示
部を転倒状態から起立状態に起すのに高いトルクが必要
となり、この高いトルクを得るために大型のモータを使
用しなければならなかった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するための
もので、限られたスペース内で、しかも表示部の重量に
左右されずに、低トルクのモータで表示部を安定して転
倒状態から起立状態に起すことのできる表示装置の表示
部起き上げ機構の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置の表示
部起き上げ機構は上記した目的を達成するために、基台
に対し、回転軸を介してこの回転軸と共に回動可能に支
持された表示部を、前記基台に対する転倒状態から起立
状態に起き上げる表示装置の表示部起き上げ機構におい
て、前記表示部を前記回転軸と共に回動する動力源とな
るモータと、前記モータの動力を前記回転軸に伝達する
伝達部材と、前記表示部を転倒状態から起立状態に起き
上げる際、前記モータの動力によって前記回転軸に働く
回転力を加勢すべく前記回転軸に取り付けられたバネ部
材とを具備している。
【0008】
【作用】すなわち本発明では、回転軸に取り付けられた
ねじりコイルバネのようなバネ部材の力で、表示部を転
倒状態から起立状態に起こす際に、モータの動力によっ
て回転軸に働く回転力を同じ方向に加勢するので、表示
部の重量に左右されずに、低トルクのモータで表示部を
安定して転倒状態から起立状態に起すことができ、しか
も、バネ部材をひとつ追加しただけの構造であるため、
表示装置内の収納スペースを僅かに取るだけで済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0010】図1は本発明に係る一実施例の車載用映像
表示装置の表示部起き上げ機構の構成を説明するための
平面図である。
【0011】同図において、11は基台を示している。
この基台11上には複数の軸支持部12が立設されてい
る。そしてこれら軸支持部12の各軸穴に一本の回転軸
13が回転自在な状態で挿通されている。この回転軸1
3には、例えば液晶ディスプレイなどの表示部14を支
持するフレーム15が固定されている。また基台11上
には、表示部14を回転軸13と共に回動する動力源と
なるチルトモータ16が支持されている。このチルトモ
ータ16のモータ軸にはギア17が固定されており、こ
のギア17から各伝達部材18、19、20、21、2
2、並びに回転軸13に固定された最終ギア23を通じ
て、チルトモータ16の動力が回転軸13に伝達される
ようになっている。そして回転軸13にはねじりコイル
バネ24が回転軸13とはフリーな状態で外嵌保持され
ている。このねじりコイルバネ24の両端部はそれぞれ
垂直に折り曲げられており、その一端の折曲部24aは
基台11の面に当接して支持され、他端の折曲部24b
は表示部14を支持するフレーム15に挿通して支持さ
れている。
【0012】次に本実施例の車載用映像表示装置の表示
部起き上げ機構の作用について図2乃至図4を用いて説
明する。なお、図2および図3において、表示部14と
フレーム15は一体の物体(回転体14)として簡略化
してある。
【0013】いま図2に示すように、ねじりコイルバネ
24が回転軸13に取り付けられていない場合を考え
る。ここで回転体14の質量をm、重力加速度をg、回
転体14の転倒状態からの回転角度をθ、回転軸13の
中心から回転体14の重心xまでの距離をL1とする
と、回転体14の質量mによってこの回転軸13に働く
回転力T1は、T1=mg cosθ・L1となる。
【0014】したがって、チルトモータ16の動力によ
って回転軸13に対して働く逆方向の回転力T2はT1
以上であることが要求される。ここで回転力T2は、チ
ルトモータ16の動力によって最終ギア23に働く接線
方向の力の成分をF1、この力の作用点から回転軸13
の中心までの距離をL2とすると、T2=F1・L2で
表される。よって、この構造において回転力T2を高め
るためには、チルトモータ16の回転力を大きくしてF
1を大きくするか、L2を大きくするしかない。 そこ
で本実施例では、図3に示すように、チルトモータ16
の動力によって回転軸13に働く回転力T2を加勢する
ためのねじりコイルバネ24を回転軸13に取り付け
た。このねじりコイルバネ24によって回転軸13に加
えるべき回転力T2′の絶対値は回転体14の回転角度
θが0度のときmg・L1と等しく、かつ回転体14の
回転角度θが90度のとき0となるよう設定することが好
ましい。しかしながら一般的にはバネ定数が一定である
から回転角度θが0度から90度までのすべて間において
T1=T2′とはならない。この関係を図4に示す。
【0015】同図において、縦軸が回転力(絶対値)、
横軸が回転体14の回転角度θである。なおこの例で
は、回転角度θが0度から(90-A-B) 度までの期間はT
2′がT1を若干うわまっており回転体14を起そうと
する力がはじめから加わっているが、例えばチルトモー
タ16が始動されるまでは図示しないストッパーなどに
よって回転体14の起き上がりを規制する手段を設ける
ことにより、回転角度θが0度の状態を確保することが
できる。その他、ギア(特にウェームギア)の抵抗など
によって、回転体14が回転角度0度の状態から起き上
がらないようにすることも可能である。そしてこの例で
は、チルトモータ16よりT2以上の回転力を回転軸1
3に加えることで、回転体14を転倒状態から起立状態
まで起き上げることができる。
【0016】要するに、ねじりコイルバネ24は、回転
体14を転倒状態から起立状態に起す間、回転体14の
自重により回転軸13に働く回転力T1とほぼ釣り合う
ような逆方向の回転力T2′を回転軸13に付与するも
のであればよい。
【0017】かくして本実施例によれば、低トルクのチ
ルトモータ15とねじりコイルバネ24とを併用するこ
とで、限られたスペース内で、高トルクおよび高速回転
性能を有する車載用映像表示装置の表示部起き上げ機構
を実現できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表示装置の
表示部起き上げ機構によれば、モータとバネ部材とを併
用することで、限られたスペース内で、しかも表示部の
重量に左右されずに、低トルクのモータで表示部を安定
して回動させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の車載用映像表示装置の
表示部起き上げ機構の構成を説明するための平面図であ
る。
【図2】従来の表示部起き上げ機構を示す側面図であ
る。
【図3】図1の表示部起き上げ機構を示す側面図であ
る。
【図4】図1の表示部起き上げ機構におけるねじりコイ
ルバネによる回転力と表示部の自重による回転力との関
係を示す図である。
【図5】表示部起き上げ機構を有する車載映像表示装置
の外観を示す側面図である。
【符号の説明】
11…基台、12…軸支持部、13…回転軸、14…表
示部(回転体)、15…フレーム、16…チルトモー
タ、17〜23…ギア群、24…ねじりコイルバネ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に対し、回転軸を介してこの回転軸
    と共に回動可能に支持された表示部を、前記基台に対す
    る転倒状態から起立状態に起き上げる表示装置の表示部
    起き上げ機構において、 前記表示部を前記回転軸と共に回動する動力源となるモ
    ータと、 前記モータの動力を前記回転軸に伝達する伝達部材と、 前記表示部を転倒状態から起立状態に起き上げる際、前
    記モータの動力によって前記回転軸に働く回転力を加勢
    すべく前記回転軸に取り付けられたバネ部材とを具備す
    ることを特徴とする表示装置の表示部起き上げ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示装置の表示部起き上
    げ機構において、 前記バネ部材は、前記表示部を転倒状態から起立状態に
    起き上げる間、前記表示部の自重により前記回転軸に対
    して働く回転力とほぼ等しくかつ逆方向の回転力を前記
    回転軸に付与するものであることを特徴とする表示装置
    の表示部起き上げ機構。
JP34919592A 1992-12-28 1992-12-28 表示装置の表示部起き上げ機構 Withdrawn JPH06199186A (ja)

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JP34919592A JPH06199186A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 表示装置の表示部起き上げ機構

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JPH06199186A true JPH06199186A (ja) 1994-07-19

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ID=18402116

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34919592A Withdrawn JPH06199186A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 表示装置の表示部起き上げ機構

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