JPH06199094A - ピンチロールの組み付け構造 - Google Patents
ピンチロールの組み付け構造Info
- Publication number
- JPH06199094A JPH06199094A JP36012392A JP36012392A JPH06199094A JP H06199094 A JPH06199094 A JP H06199094A JP 36012392 A JP36012392 A JP 36012392A JP 36012392 A JP36012392 A JP 36012392A JP H06199094 A JPH06199094 A JP H06199094A
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- JP
- Japan
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- cam
- pinch roll
- support
- pinch
- roll
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- Pending
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- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ピンチロールを上下移動させるためのカムを
棒状のものでなく小片で構成することにより、部品点数
が少なく構造が簡単で、さらにコストが安価になるピン
チロールの組み付け構造を提供する。 【構成】 このピンチロールの組み付け構造では、カム
15を小片で構成し、このカム15の下面に、略半円状
の突起15bと、支持部13のカム受部16と係合可能
な係合部15dを形成している。そして、このカム15
を回動させることによりピンチロール12を支受する支
持部13を昇降させることができるようになっている。
棒状のものでなく小片で構成することにより、部品点数
が少なく構造が簡単で、さらにコストが安価になるピン
チロールの組み付け構造を提供する。 【構成】 このピンチロールの組み付け構造では、カム
15を小片で構成し、このカム15の下面に、略半円状
の突起15bと、支持部13のカム受部16と係合可能
な係合部15dを形成している。そして、このカム15
を回動させることによりピンチロール12を支受する支
持部13を昇降させることができるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、互いに付勢された状
態で上下に対設された駆動ロールとピンチロールで用紙
を挟み前後に移動させるようになったプロッタ等に使用
されるピンチロールの組み付け構造に関するものであ
る。
態で上下に対設された駆動ロールとピンチロールで用紙
を挟み前後に移動させるようになったプロッタ等に使用
されるピンチロールの組み付け構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ペーパームーブタイプのプロッ
タは、作図ベッドに設けられた駆動ロールの上側にピン
チロールを対設して構成されており、上記ピンチロール
を上方に上げた状態で、作図ベッド上に用紙を載置し、
ピンチロールを下方に移動させることにより、駆動ロー
ルとピンチロールとで用紙を挟持するようになってい
る。そして、その状態で駆動ロールを回転させることに
より、上記用紙を作図ベッド上で移動させるようになっ
ている。
タは、作図ベッドに設けられた駆動ロールの上側にピン
チロールを対設して構成されており、上記ピンチロール
を上方に上げた状態で、作図ベッド上に用紙を載置し、
ピンチロールを下方に移動させることにより、駆動ロー
ルとピンチロールとで用紙を挟持するようになってい
る。そして、その状態で駆動ロールを回転させることに
より、上記用紙を作図ベッド上で移動させるようになっ
ている。
【0003】この場合、ピンチロールの上下移動は、図
7および図8に示すようにして行われる。すなわち、駆
動ロール1の上側に位置するピンチロール2は、略中央
部が支軸3に支受され後部側がばね4によって上方に付
勢されたクランク状の支持部5の先端に軸支されてい
る。そして、支持部5の後端部上面にカム受部6が設け
られ、そのカム受部6の上方に、カム受部6の上面に対
して摺動する棒状のカム7が支軸8を中心に回動自在の
状態で設けられている。このカム7は、作図ベッド上の
他端側に配設されたもう一対の駆動ロールとピンチロー
ル(図示せず)の位置まで延びており、端部に固定され
たレバー9の上端側を回動操作することにより、支軸8
を中心に回動するようになっている。
7および図8に示すようにして行われる。すなわち、駆
動ロール1の上側に位置するピンチロール2は、略中央
部が支軸3に支受され後部側がばね4によって上方に付
勢されたクランク状の支持部5の先端に軸支されてい
る。そして、支持部5の後端部上面にカム受部6が設け
られ、そのカム受部6の上方に、カム受部6の上面に対
して摺動する棒状のカム7が支軸8を中心に回動自在の
状態で設けられている。このカム7は、作図ベッド上の
他端側に配設されたもう一対の駆動ロールとピンチロー
ル(図示せず)の位置まで延びており、端部に固定され
たレバー9の上端側を回動操作することにより、支軸8
を中心に回動するようになっている。
【0004】上記レバー9の上端部を、図7の矢印a方
向に移動させると、支持部5のカム受部6がカム7の押
圧から解放され、ばね4の弾性によって、ピンチロール
2は駆動ロール1側に付勢される。これによって、駆動
ロール1とピンチロール2とで用紙10を挟持するよう
になる。また、レバー9の上端部を、図8の矢印b方向
に移動させると、カム7がカム受部6の上面に乗り上が
るようにして支持部5の後端側を下方に押圧する。これ
によって、ピンチロール2が上方に移動し用紙10を解
放するようになる。
向に移動させると、支持部5のカム受部6がカム7の押
圧から解放され、ばね4の弾性によって、ピンチロール
2は駆動ロール1側に付勢される。これによって、駆動
ロール1とピンチロール2とで用紙10を挟持するよう
になる。また、レバー9の上端部を、図8の矢印b方向
に移動させると、カム7がカム受部6の上面に乗り上が
るようにして支持部5の後端側を下方に押圧する。これ
によって、ピンチロール2が上方に移動し用紙10を解
放するようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなピンチロールの組み付け構造では、作図ベッドの
両端側に配設された2個のピンチロールを1個のカム7
で昇降させるようになっているため、長い棒状のカム7
が必要になるという問題が生じている。特に、大きなサ
イズの用紙に作図を行う場合には、さらにこの問題が大
きくなる。また、カム7を昇降させるために、カム受部
6やレバー9を別途取り付けなければならない外、レバ
ー9を手で操作するための把持部(図示せず)を取り付
ける必要もあり、部品点数が多くなり、構造が複雑にな
るとともに、コストも高くなるという問題も生じてい
る。
ようなピンチロールの組み付け構造では、作図ベッドの
両端側に配設された2個のピンチロールを1個のカム7
で昇降させるようになっているため、長い棒状のカム7
が必要になるという問題が生じている。特に、大きなサ
イズの用紙に作図を行う場合には、さらにこの問題が大
きくなる。また、カム7を昇降させるために、カム受部
6やレバー9を別途取り付けなければならない外、レバ
ー9を手で操作するための把持部(図示せず)を取り付
ける必要もあり、部品点数が多くなり、構造が複雑にな
るとともに、コストも高くなるという問題も生じてい
る。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、棒状の長いカムが必要でなくなり、かつ部品
点数が少なく構造が簡単で、さらにコストが安価になる
ピンチロールの組み付け構造の提供をその目的とする。
たもので、棒状の長いカムが必要でなくなり、かつ部品
点数が少なく構造が簡単で、さらにコストが安価になる
ピンチロールの組み付け構造の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めこの発明は、先端にピンチロールが軸支され後端側が
上り傾斜部と水平部からなるカム受部に形成された支持
部を、少なくとも上記ピンチロールが突出するようにし
て、両側面部と上面部を備えた枠体内に配設し、上記支
持部の先端側を水平支軸によって、上記枠体に回動自在
に支受させるとともに、上記支持部の略中央部をばね体
によって、上記枠体の上面部側に付勢し、小片からなる
カムの先端部を、上記枠体の上部側に支軸によって回動
自在に取付け、上記カムの下面に略半円状の突起を形成
するとともに、その突起の後部側に上記カム受部と係合
可能な係合部を形成し、上記カムの突起が上記カム受部
の水平部に当接している際には、ばね体の弾性によって
上記支持部の後端側が上方に引き上げられて上記ピンチ
ロールが下方に付勢され、その状態から上記カムの後端
部を下方に押圧すると、上記突起が上記支持部を下方に
押し下げながら回転して上記カムの係合部が上記カム受
部と係合し、上記ピンチロールが上方位置で停止するよ
うにしたという構成をとる。
めこの発明は、先端にピンチロールが軸支され後端側が
上り傾斜部と水平部からなるカム受部に形成された支持
部を、少なくとも上記ピンチロールが突出するようにし
て、両側面部と上面部を備えた枠体内に配設し、上記支
持部の先端側を水平支軸によって、上記枠体に回動自在
に支受させるとともに、上記支持部の略中央部をばね体
によって、上記枠体の上面部側に付勢し、小片からなる
カムの先端部を、上記枠体の上部側に支軸によって回動
自在に取付け、上記カムの下面に略半円状の突起を形成
するとともに、その突起の後部側に上記カム受部と係合
可能な係合部を形成し、上記カムの突起が上記カム受部
の水平部に当接している際には、ばね体の弾性によって
上記支持部の後端側が上方に引き上げられて上記ピンチ
ロールが下方に付勢され、その状態から上記カムの後端
部を下方に押圧すると、上記突起が上記支持部を下方に
押し下げながら回転して上記カムの係合部が上記カム受
部と係合し、上記ピンチロールが上方位置で停止するよ
うにしたという構成をとる。
【0008】
【作用】すなわち、この発明によるピンチロールの組み
付け構造では、カムとして略半円状の突起および係合部
を有するものをそれぞれ組み込んでいる。そして、この
カムの突起が支持部のカム受部の水平部に当接している
際には、ばね体の弾性によって支持部の後端側が上方に
引き上げられてピンチロールが下方に付勢され、駆動ロ
ールとで用紙を挟持するようになっている。また、その
状態からカムの後端部を下方に押圧すると、カムの突起
が支持部の後端側を下方に押しながら回転してカムの係
合部が支持部のカム受部と係合し、これによって、ピン
チロールがばね体の弾性に抗して上方に持ち上げられ用
紙の挟持を解除するようになっている。
付け構造では、カムとして略半円状の突起および係合部
を有するものをそれぞれ組み込んでいる。そして、この
カムの突起が支持部のカム受部の水平部に当接している
際には、ばね体の弾性によって支持部の後端側が上方に
引き上げられてピンチロールが下方に付勢され、駆動ロ
ールとで用紙を挟持するようになっている。また、その
状態からカムの後端部を下方に押圧すると、カムの突起
が支持部の後端側を下方に押しながら回転してカムの係
合部が支持部のカム受部と係合し、これによって、ピン
チロールがばね体の弾性に抗して上方に持ち上げられ用
紙の挟持を解除するようになっている。
【0009】この発明による上記カムは、従来例のカム
のように一対のピンチロール組付体に架け渡されるもの
でなく、それぞれのピンチロール組付体に組み付けられ
るため、小片で構成することができ、この小片からなる
カムの後端部を上下に移動操作することでピンチロール
を昇降させるようになっている。したがって、この発明
のピンチロール組み付け構造を、従来例のような長い棒
状のカムを組み込んだピンチロール組み付け構造と比較
すると、部品点数が少なく、構造が簡単で、さらにコス
トが安価である。つぎに、実施例にもとづいて、この発
明によるピンチロール組み付け構造を詳しく説明する。
のように一対のピンチロール組付体に架け渡されるもの
でなく、それぞれのピンチロール組付体に組み付けられ
るため、小片で構成することができ、この小片からなる
カムの後端部を上下に移動操作することでピンチロール
を昇降させるようになっている。したがって、この発明
のピンチロール組み付け構造を、従来例のような長い棒
状のカムを組み込んだピンチロール組み付け構造と比較
すると、部品点数が少なく、構造が簡単で、さらにコス
トが安価である。つぎに、実施例にもとづいて、この発
明によるピンチロール組み付け構造を詳しく説明する。
【0010】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例によ
るピンチロールの組み付け構造を示している。図におい
て、11は枠体であり、略L字状の側面部11a,11
bが、段違いで上下に設けられた上面部11c,11d
に連結されて一体的に形成されている。この枠体11内
には、先端にピンチロール12が軸支された支持部13
が支軸14を中心に回動自在に取り付けられており、支
持部13の後端側上方に配設されたカム15の後端部を
上下移動させることにより、ピンチロール12の停止位
置を上下に変えることができるようになっている。
るピンチロールの組み付け構造を示している。図におい
て、11は枠体であり、略L字状の側面部11a,11
bが、段違いで上下に設けられた上面部11c,11d
に連結されて一体的に形成されている。この枠体11内
には、先端にピンチロール12が軸支された支持部13
が支軸14を中心に回動自在に取り付けられており、支
持部13の後端側上方に配設されたカム15の後端部を
上下移動させることにより、ピンチロール12の停止位
置を上下に変えることができるようになっている。
【0011】これをより詳しく説明すると、上記支持部
13は、図3に示すように、後部側が、徐々に上方に向
かう傾斜部16aとその傾斜部16aの頂上から水平に
延びる水平部16bとからなるカム受部16に形成され
たクランク状の板状体で構成されており、カム受部16
の下端縁部を挟んで前後一対の穴部17が左右にそれぞ
れ設けられている。そして、前後の穴部17の間の部分
が、それぞればね体18a,18bの下端部を係止する
ための係止部17a,17bになっている。
13は、図3に示すように、後部側が、徐々に上方に向
かう傾斜部16aとその傾斜部16aの頂上から水平に
延びる水平部16bとからなるカム受部16に形成され
たクランク状の板状体で構成されており、カム受部16
の下端縁部を挟んで前後一対の穴部17が左右にそれぞ
れ設けられている。そして、前後の穴部17の間の部分
が、それぞればね体18a,18bの下端部を係止する
ための係止部17a,17bになっている。
【0012】19は、ばね体18a,18bの上端部を
係止するための軸であり、両端をそれぞれ枠体11にお
ける側面部11a,11bの上部側に貫通させて固定さ
れ、ばね体18a,18bの上端部を支受している。こ
のため、支持部13は穴部20を挿通する支軸14を支
点として、後部側がばね体18a,18bの弾性によっ
て上方に付勢され、前部側が下方に付勢されるようにな
っている。
係止するための軸であり、両端をそれぞれ枠体11にお
ける側面部11a,11bの上部側に貫通させて固定さ
れ、ばね体18a,18bの上端部を支受している。こ
のため、支持部13は穴部20を挿通する支軸14を支
点として、後部側がばね体18a,18bの弾性によっ
て上方に付勢され、前部側が下方に付勢されるようにな
っている。
【0013】支持部13を上下移動させるカム15は、
略三角形の板状小片からなり、先端側に穴部15aが穿
設され、下側中央部に半円状の突起15bが突設されて
いる。そして、後端部が手で操作するための把持部15
cに形成され、この把持部15cと突起15bとの間に
小突起からなる係合部15dが突設されている。このカ
ム15は、穴部15aに軸19を挿通させ回動自在の状
態で、ばね体18a,18bの間に配設され、突起15
b,係合部15dを支持部13のカム受部16に対峙さ
せている。
略三角形の板状小片からなり、先端側に穴部15aが穿
設され、下側中央部に半円状の突起15bが突設されて
いる。そして、後端部が手で操作するための把持部15
cに形成され、この把持部15cと突起15bとの間に
小突起からなる係合部15dが突設されている。このカ
ム15は、穴部15aに軸19を挿通させ回動自在の状
態で、ばね体18a,18bの間に配設され、突起15
b,係合部15dを支持部13のカム受部16に対峙さ
せている。
【0014】21は、ピンチロール12を支受する軸で
あり、両端を支持部13の先端側に穿設された軸穴22
a,22bに固定し、ピンチロール12を支持部13の
切欠き部23に位置決めするようになっている。24は
その切り欠き部23の後端上部側に設けられた位置検出
用のマグネットである。また、図1および図2におい
て、25は枠体11の両側に上下に対峙して設けられた
スライド溝であり、プロッタ(図示せず)に設けられた
レール部に係合し、そのレールに沿って、上記ピンチロ
ールの組付け体を摺動させるようになっている。
あり、両端を支持部13の先端側に穿設された軸穴22
a,22bに固定し、ピンチロール12を支持部13の
切欠き部23に位置決めするようになっている。24は
その切り欠き部23の後端上部側に設けられた位置検出
用のマグネットである。また、図1および図2におい
て、25は枠体11の両側に上下に対峙して設けられた
スライド溝であり、プロッタ(図示せず)に設けられた
レール部に係合し、そのレールに沿って、上記ピンチロ
ールの組付け体を摺動させるようになっている。
【0015】この構成において、上記ピンチロールの組
付体は、プロッタの作図ベッド両側に配設された駆動ロ
ールの上方に、ピンチロール12を下方に位置させた際
に、ピンチロール12が駆動ロールに圧接するようにし
て2個取り付けられる。そして、使用に際しては、ま
ず、カム15の把持部15cを下方に押圧してカム15
を回転させ、図4に示すように、ピンチロール12を上
方に位置させる。この場合、ばね体18a,18bの弾
性によって支持部13の後部側が上方に付勢されるとと
もに、カム15の突起15bと係合部15dの間に形成
されている凹部と、支持部13のカム受部16とが係合
するためピンチロール12は一定位置で停止する。
付体は、プロッタの作図ベッド両側に配設された駆動ロ
ールの上方に、ピンチロール12を下方に位置させた際
に、ピンチロール12が駆動ロールに圧接するようにし
て2個取り付けられる。そして、使用に際しては、ま
ず、カム15の把持部15cを下方に押圧してカム15
を回転させ、図4に示すように、ピンチロール12を上
方に位置させる。この場合、ばね体18a,18bの弾
性によって支持部13の後部側が上方に付勢されるとと
もに、カム15の突起15bと係合部15dの間に形成
されている凹部と、支持部13のカム受部16とが係合
するためピンチロール12は一定位置で停止する。
【0016】その状態で、作図ベッドの上面に作図用紙
を載置する。ついで、カム15の把持部15cを上方に
持ち上げてカム15を回転させ、図5および図6に示す
ように、ピンチロール12を下方に移動させ、駆動ロー
ルとで作図用紙を挟持させる。この際、カム15の突起
15bは回転するようにしてカム受部16の傾斜部16
aを上っていき水平部16bに到達した所(図6)で停
止する。この場合、ピンチロール12は、ばね体18
a,18bの弾性によって、作図用紙を介して駆動ロー
ルに圧接する。
を載置する。ついで、カム15の把持部15cを上方に
持ち上げてカム15を回転させ、図5および図6に示す
ように、ピンチロール12を下方に移動させ、駆動ロー
ルとで作図用紙を挟持させる。この際、カム15の突起
15bは回転するようにしてカム受部16の傾斜部16
aを上っていき水平部16bに到達した所(図6)で停
止する。この場合、ピンチロール12は、ばね体18
a,18bの弾性によって、作図用紙を介して駆動ロー
ルに圧接する。
【0017】つぎに、その状態で、駆動ロールを回動さ
せ、作図用紙を移動させながら作図用紙の移動方向と直
交する方向にペンを移動させることにより、上記作図用
紙に作図を行う。作図後は、駆動ロールを停止させ、カ
ム15を下方に押し下げて図4のようなピンチロール1
2が上方に位置した状態にし、作図用紙を取り出す。な
お、マグネット24の上にはペンキャリッジが通過でき
るようになっており、このペンキャリッジに取付られた
センサによるマグネット24の検知により、2個のピン
チロール12間の距離(作図用紙の幅)を検知すること
ができるようになっている。また、上記ピンチロール組
付体をプロッタから取り外した状態で、ピンチロール1
2を下方に移動させた場合、カム15の上面が枠体11
の上面部11c下面に当接し、カム15がそれ以上回転
することを防止される。
せ、作図用紙を移動させながら作図用紙の移動方向と直
交する方向にペンを移動させることにより、上記作図用
紙に作図を行う。作図後は、駆動ロールを停止させ、カ
ム15を下方に押し下げて図4のようなピンチロール1
2が上方に位置した状態にし、作図用紙を取り出す。な
お、マグネット24の上にはペンキャリッジが通過でき
るようになっており、このペンキャリッジに取付られた
センサによるマグネット24の検知により、2個のピン
チロール12間の距離(作図用紙の幅)を検知すること
ができるようになっている。また、上記ピンチロール組
付体をプロッタから取り外した状態で、ピンチロール1
2を下方に移動させた場合、カム15の上面が枠体11
の上面部11c下面に当接し、カム15がそれ以上回転
することを防止される。
【0018】このように、このピンチロールの組み付け
構造によれば、ピンチロール12を上下移動させるため
のカム15がそれぞれのピンチロール組付体に取り付け
られるため、小片からなる小さなものですみ、従来のよ
うな棒状の長いカムが不要になる。また、カムを操作す
るためのレバーや把持部が不要になる外、カム受部とし
て支持部13の後部側をそのまま使用できるため、従来
のような別の部材を使用する必要がなくなる。その結
果、部品点数が少なくなり、構造が極めて簡単になると
ともに、コストが安価になる。
構造によれば、ピンチロール12を上下移動させるため
のカム15がそれぞれのピンチロール組付体に取り付け
られるため、小片からなる小さなものですみ、従来のよ
うな棒状の長いカムが不要になる。また、カムを操作す
るためのレバーや把持部が不要になる外、カム受部とし
て支持部13の後部側をそのまま使用できるため、従来
のような別の部材を使用する必要がなくなる。その結
果、部品点数が少なくなり、構造が極めて簡単になると
ともに、コストが安価になる。
【0019】さらに、支軸14が支持部13の先端側に
設けられているため、ばね体18a,18bに小さなも
のを使用しても充分なペン圧を付加することができるよ
うになる。その結果、小さな力でカム15の操作ができ
るようになり、ピンチロール12の昇降操作が、容易に
なる。さらに、ピンチロール12の上下操作自体も、カ
ム15の把持部15cを上下移動させるだけであるた
め、従来例のようにレバー9を回転する操作に比べて容
易である。なお、上記実施例ではペンを使用したプロッ
タについて記載しているが、カッターを使用するカッテ
ィングプロッタにも使用できることは言うまでもない。
設けられているため、ばね体18a,18bに小さなも
のを使用しても充分なペン圧を付加することができるよ
うになる。その結果、小さな力でカム15の操作ができ
るようになり、ピンチロール12の昇降操作が、容易に
なる。さらに、ピンチロール12の上下操作自体も、カ
ム15の把持部15cを上下移動させるだけであるた
め、従来例のようにレバー9を回転する操作に比べて容
易である。なお、上記実施例ではペンを使用したプロッ
タについて記載しているが、カッターを使用するカッテ
ィングプロッタにも使用できることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によるピンチロ
ールの組み付け構造は構成されているため、棒状の長い
カムが必要でなくなり、かつ部品点数が少なく構造が簡
単で、さらにコストが安価になるという利点を有する。
また、ピンチロールの昇降操作も容易になり、実用的効
果が大である。
ールの組み付け構造は構成されているため、棒状の長い
カムが必要でなくなり、かつ部品点数が少なく構造が簡
単で、さらにコストが安価になるという利点を有する。
また、ピンチロールの昇降操作も容易になり、実用的効
果が大である。
【図1】この発明の一実施例におけるピンチロールを上
方に位置させた状態を示す斜視図である。
方に位置させた状態を示す斜視図である。
【図2】ピンチロールを下方に位置させた状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】図1の状態を示す側面図である。
【図5】ピンチロールを移動させる状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図6】図2の状態を示す側面図である。
【図7】従来例における作図の状態を示す説明図であ
る。
る。
【図8】従来例におけるピンチロールを上方に位置させ
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
11 枠体 11a,11b 側面部 11c 上面部 12 ピンチロール 13 支持部 14 支軸 15 カム 15b 突起 15c 把持部 15d 係合部 16 カム受部 16a 傾斜部 16b 水平部 18a,18b ばね体 19 軸
Claims (2)
- 【請求項1】 先端にピンチロールが軸支され後端側が
上り傾斜部と水平部からなるカム受部に形成された支持
部を、少なくとも上記ピンチロールが突出するようにし
て、両側面部と上面部を備えた枠体内に配設し、上記支
持部の先端側を水平支軸によって、上記枠体に回動自在
に支受させるとともに、上記支持部の略中央部をばね体
によって、上記枠体の上面部側に付勢し、小片からなる
カムの先端部を、上記枠体の上部側に支軸によって回動
自在に取付け、上記カムの下面に略半円状の突起を形成
するとともに、その突起の後部側に上記カム受部と係合
可能な係合部を形成し、上記カムの突起が上記カム受部
の水平部に当接している際には、ばね体の弾性によって
上記支持部の後端側が上方に引き上げられて上記ピンチ
ロールが下方に付勢され、その状態から上記カムの後端
部を下方に押圧すると、上記突起が上記支持部を下方に
押し下げながら回転して上記カムの係合部が上記カム受
部と係合し、上記ピンチロールが上方位置で停止するよ
うにしたことを特徴とするピンチロールの組み付け構
造。 - 【請求項2】 カムの突起がカム受部に当接しピンチロ
ールが下方に付勢されている際に、カムの上面が枠体の
上面部に当接して上記カムが回り止めされ、上記ピンチ
ロールが所定位置で停止するようにした請求項1に記載
のピンチロールの組み付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36012392A JPH06199094A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | ピンチロールの組み付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36012392A JPH06199094A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | ピンチロールの組み付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199094A true JPH06199094A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18468005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36012392A Pending JPH06199094A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | ピンチロールの組み付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06199094A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238671A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Mimaki Engineering Co Ltd | プリンタ/プロッタ装置 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP36012392A patent/JPH06199094A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238671A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Mimaki Engineering Co Ltd | プリンタ/プロッタ装置 |
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