JPH06198613A - コンクリート製化粧ブロックの製造方法 - Google Patents

コンクリート製化粧ブロックの製造方法

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JPH06198613A
JPH06198613A JP36009092A JP36009092A JPH06198613A JP H06198613 A JPH06198613 A JP H06198613A JP 36009092 A JP36009092 A JP 36009092A JP 36009092 A JP36009092 A JP 36009092A JP H06198613 A JPH06198613 A JP H06198613A
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Yukio Hanamoto
行雄 花本
Kiyoshi Kiyono
清 清野
Takumi Watabe
巧 渡部
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HANAMOTO KENSETSU KK
Maeta Concrete Industry Ltd
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HANAMOTO KENSETSU KK
Maeta Concrete Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 コンクリート製ブロックの表面に露出状態で
埋め込まれている天然石等が、ブロック表面からの突出
高さが不均一となって天然石ブロックのような外観を呈
するものを提供することにある。 〔構成〕 型枠の底部に天然石等11を配設しこの天然
石等11間に砂を入れる第1工程、上から水を散布して
前記天然石11の表面に付着した前記砂を洗い落とすと
ゝもに砂の締め固めを行って前記天然石等間に段差形成
用砂層を形成する第2工程、前記段差形成用砂層の上に
更に第2の天然石等13を配設しこの天然石等間に砂を
入れる第3工程、上から水を散布して前記砂の締め固め
を行い前記第2の天然石等13間に第2の段差形成用砂
層を形成する第4工程、前記型枠内にコンクリート15
を投入する第5工程、前記コンクリート硬化後に脱型し
水をかけて前記砂を除去する第6工程を順次経ることを
特徴とするコンクリート製化粧ブロックの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート製ブロッ
クの表面に多数の天然石等が凹凸状態で露出したコンク
リート製化粧ブロックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11に示すように、有底の
型枠1内に仕切壁2により複数個の小部屋3を形成する
とゝもに、該各小部屋3に自然石,陶土器,陶器等の石
材4を配置し、この配置状態を加熱による融解の出来る
パラフィン蝋,松ヤニ等の樹脂系及び或いは熱湯で溶解
できるカンテン等に石膏,炭酸カルシュウム等の無機充
填材にテレピン油,シリコン等を混合した仮結束剤5で
仮結束し、これをセメント等の凝結剤6で裏打ちした
後、前記仮結束剤5を除去してコンクリートブロック7
の表面に石材4を露出せしめた化粧板を得る製造方法が
ある(特公昭45−18159号公報)。
【0003】また、他の従来例として、図12及び図1
3に示すように、台1上に載置した型枠2内に石材3を
配置して該型枠2内に液状ろう剤4を所定の厚さに充填
するとゝもに、液状ろう剤4が硬化した後にコンクリー
ト5を充填する。そして、このコンクリート5が硬化し
た後に型枠2を外し、石材3間のろう剤4を加熱溶解し
て除去することにより、コンクリートブロック6の表面
に石材3を露出せしめた化粧板を得る製造方法がある
(特開昭54−57520号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、前記特公昭
45−18159号公報及び特開昭54−57520号
公報に開示された従来の発明は、そのいずれもが、型枠
1(2)内に、先ず石材4(3)を設置し、該石材4
(3)の間にパラフィン蝋,松ヤニ等の混合剤5或いは
液状ろう剤4を充填するものであるため、型枠1(2)
内に配置された石材4(3)の底部は型枠1(2)の底
面或いは台1の上面と当接した状態で配置されることに
なる。
【0005】その結果、完成品となった化粧板は、図1
1及び図13に示すように、コンクリートブロック7
(6)の表面から露出した各石材4(3)のブロックの
表面から頂点までの高さTが全て同一高さとなり、いか
にも人工的,模造品的な外観を呈するといった問題点が
あるとゝもに、脱型後に各石材4(3)間に詰まった仮
結束剤5或いは液状ろう剤4を除去するには、熱風等の
溶解手段を用いなければならない。従って、設備投資の
点で問題があるとゝもに、仮結束剤5或いは液状ろう剤
4は粘性があるためこれを完全に除去することは困難で
あり、作業性及び品質の点においても問題点があった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記のよう
な従来の諸問題点を解決するために成されたもので、コ
ンクリートブロックの表面に露出状態で天然石が埋め込
まれており、しかもこの天然石等の表面からの突出高さ
が不均一となって、自然に岩石が堆積して形成された天
然石ブロックの如き外観を呈するものを、簡単な工程で
製造することが出来る方法を提供することを目的とした
ものであり、その要旨は、型枠の底部に天然石等を配設
しこの天然石等間に砂を入れる第1工程、上から水を散
布して前記天然石の表面に付着した前記砂を洗い落とす
とゝもに砂の締め固めを行って前記天然石等間に段差形
成用砂層を形成する第2工程、前記段差形成用砂層の上
に更に第2の天然石等を配設しこの天然石等間に砂を入
れる第3工程、上から水を散布して前記砂の締め固めを
行い前記第2の天然石等間に第2の段差形成用砂層を形
成する第4工程、前記型枠内にコンクリートを投入する
第5工程、前記コンクリート硬化後に脱型し水をかけて
前記砂を除去する第6工程を順次経ることを特徴とする
コンクリート製化粧ブロックの製造方法にある。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図9に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1乃至図7は本発明に係
るコンクリート製化粧ブロックの製造工程図で、図8は
完成したコンクリート製化粧ブロックの縦断面図、図9
は同化粧ブロックの一部を切断した斜視図である。
【0008】図において、10は平面視方形状をした有
底の型枠で、その底部10Aの四隅には水抜き穴10B
が形成されており、この型枠10の底部10A上に、図
1に示すように、玉石,割り石等の自然石、或いは人工
的な玉石,割り石等の石材11を、デザインを考慮しな
がら所望の間隔をおいて多数配設する。そして、図2に
示すように、前記石材11,11間に上から砂12を入
れる(第1工程)。
【0009】つぎに、図3に示すように、上から適当量
の水を散布する(第2工程)。この散水により、石材1
1の上部表面に付着した砂12が洗い落とされるとゝも
に、各石材11の回りの砂12が締め固められて体積が
減少し、石材11,11の回りに所望厚さの段差形成用
砂層12Aが形成される。この段差形成用砂層12Aの
厚さH1は、後述するコンクリート製化粧ブロックの表
面からの石材11の突出高さが決定されることになる。
【0010】そして、前記第2工程終了後に、図4に示
すように、前記段差形成用砂層12Aの上に前記石材1
1,11間において、玉石,割り石等の自然石、或いは
人工的な玉石,割り石等の第2の石材13を配設し、図
5に示すように、この第2の石材13,13間に砂14
を入れる(第3工程)。さらに、この第3工程が終了し
た後、図6に示すように、上から適当量の水を散布して
前記石材11及び第2の石材13の上部表面に付着した
砂14を洗い落とすとゝもに、該砂14の締め固めを行
い、前記第2の石材石13の回りに第2の段差形成用砂
層14Aを形成する(第4工程)。
【0011】次に、図7に示すように、前記型枠10内
にコンクリート15を投入する(第5工程)。そして、
図7に示す状態で養生し、前記コンクリート15が硬化
した後に脱型して半完成品16を取り出し、上下を裏返
しに(反転)する。この脱型時において、砂12,14
の大部分は半完成品16の表面から自然落下するが、石
材11,11間及び,13,13間、或いは石材11,
13の表面にはまだ砂12,14が付着しているので、
この表面に水をかけて砂12,14を洗い落とし(第6
工程)、図8及び図9に示すような完成品17を得る。
【0012】而して、完成品であるこのコンクリート製
化粧ブロック17には、その表面17Aに第1の石材1
1及び第2の石材13が露出状態で固着されており、然
も両石材11,13は、夫々ブロック17の表面17A
からその頂点までの突出高さ夫々が異なることになる。
すなわち、図8に示すように、石材11のブロック表面
17Aからの突出高さH1は第2の石材13の同突出高
さH2より大きい。したがって、ブロック17の表面1
7Aには、突出高さが2種類の凹凸を有する石材11,
13が形成されることになり、自然石の如き外観を呈す
るコンクリート製化粧ブロックを得ることが出来る。
【0013】なお、以上の実施例は、段差形成用砂層を
二層(12A,14A)とした場合であるが、石材1
1,13の大きさを選ぶことにより、三層或いは四層と
することも可能であり、この場合には、ブロック17の
表面17Aには突出高さが3種類の凹凸を有する石材が
装着されることになり、よりいっそう自然石の如き外観
を呈するコンクリート製化粧ブロックを得る事が出来
る。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るコンクリート製化粧ブロッ
クの製造方法は、上記のように、型枠の底部に天然石等
を配設しこの天然石等間に砂を入れる第1工程、上から
水を散布して前記天然石の表面に付着した前記砂を洗い
落とすとゝもに砂の締め固めを行って前記天然石等間に
段差形成用砂層を形成する第2工程、前記段差形成用砂
層の上に更に第2の天然石等を配設しこの天然石等間に
砂を入れる第3工程、上から水を散布して前記砂の締め
固めを行い前記第2の天然石等間に第2の段差形成用砂
層を形成する第4工程、前記型枠内にコンクリートを投
入する第5工程、前記コンクリート硬化後に脱型し水を
かけて前記砂を除去する第6工程を順次経ることを特徴
とするものであるから、ブロックの表面に自然石等が露
出した状態で配設されているとゝもに、この自然石等の
ブロック表面からの突出高さが夫々不均一状態で固着さ
れているため、自然石と同じ外観を呈するコンクリート
製ブロックを得ることが出来るとゝもに、設備も又製造
工程も簡単であり、廉価に提供することが出来るといっ
た諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による化粧ブロックの第1製造工程
図である。
【図2】本発明方法による化粧ブロックの第1製造工程
図である。
【図3】同第2製造工程図である。
【図4】同第3製造工程図である。
【図5】同第3製造工程図である。
【図6】同第4製造工程図である。
【図7】同第5製造工程図である。
【図8】完成した化粧ブロックの縦断面図である。
【図9】同化粧ブロックの一部を切断した斜視図であ
る。
【図10】従来の化粧板製造法による製造工程の縦断面
図である。
【図11】完成した同化粧板の縦断面図である。
【図12】他の従来例による製造工程の縦断面図であ
る。
【図13】完成した同化粧板の縦断面図である。
【符号の説明】
10 型枠 10A 底部 10B 水抜き穴 11 石材 12 砂 12A 段差形成用砂層 13 第2の石材 14 砂 14A 第2の段差形成用砂層 15 コンクリート 16 半完成品 17 完成品 17A 同表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 巧 山形県酒田市上本町6番7号 前田製管株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠の底部に天然石等を配設しこの天然
    石等間に砂を入れる第1工程、上から水を散布して前記
    天然石の表面に付着した前記砂を洗い落とすとゝもに砂
    の締め固めを行って前記天然石等間に段差形成用砂層を
    形成する第2工程、前記段差形成用砂層の上に更に第2
    の天然石等を配設しこの天然石等間に砂を入れる第3工
    程、上から水を散布して前記砂の締め固めを行い前記第
    2の天然石等間に第2の段差形成用砂層を形成する第4
    工程、前記型枠内にコンクリートを投入する第5工程、
    前記コンクリート硬化後に脱型し水をかけて前記砂を除
    去する第6工程を順次経ることを特徴とするコンクリー
    ト製化粧ブロックの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100653880B1 (ko) * 2004-12-17 2006-12-06 간쿄 고가쿠 가부시키가이샤 토목구축물용 블록의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100653880B1 (ko) * 2004-12-17 2006-12-06 간쿄 고가쿠 가부시키가이샤 토목구축물용 블록의 제조방법

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