JPH0619849U - 粉粒体散布ノズル - Google Patents

粉粒体散布ノズル

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JPH0619849U
JPH0619849U JP2617092U JP2617092U JPH0619849U JP H0619849 U JPH0619849 U JP H0619849U JP 2617092 U JP2617092 U JP 2617092U JP 2617092 U JP2617092 U JP 2617092U JP H0619849 U JPH0619849 U JP H0619849U
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JP
Japan
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pipe body
powder
fixed
nozzle
rotating
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JP2617092U
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Inventor
芳一 水戸
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒体の回転しながらの散布を円滑に行なう
ことができ、しかも経済性にも優れている粉粒体散布ノ
ズルを提供することである。 【構成】 ロータリージョイント1において回転パイプ
体2と共に回転する連結パイプ体12を複数個のベアリ
ングにより固定パイプ体11に支持した。また、回転パ
イプ体2の終端に噴出ノズル体3を着脱自在に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、気体により搬送されてきた粉粒体を回転しながら散布する粉粒体散 布ノズルに関するものであり、例えば、粉粒体状の人工配合飼料を養魚池に散布 するような場合に有効に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の粉粒体散布ノズルを示す縦断面図である。51は空気等の気体に より粉粒体を搬送するための粉粒体供給管であり、粉粒体散布ノズルは粉粒体供 給管51の終端に取付けられている。粉粒体散布ノズルは支持体52とパイプ体 53とからなっている。支持体52は粉粒体供給管51の終端に固着されており 、パイプ体53は、その上端部が1個のベアリング54を介して支持体52に支 持されて縦軸心(図中O−O線)回りに回転自在となっている。粉粒体供給管5 1とパイプ体53とは支持体52の孔55を介して連通している。パイプ体53 の下端部には縦軸心に対して湾曲した湾曲部53aが形成されており、湾曲部5 3aは縦軸心を中心とする円周方向に滑らかに偏位している。
【0003】 上記構成の粉粒体散布ノズルにおいて、気体と共に粉粒体供給管51内を搬送 されてきた粉粒体は、孔55を通ってパイプ体53内に流入し、パイプ体53の 終端の噴出口53bから気体と共に噴出される。このとき、パイプ体53はベア リング54により回転自在に支持されており、湾曲部53aが円周方向に滑らか に偏位しているので、気体と共に粉粒体を噴出することの反力により直管部の縦 軸心回りに自転する。この結果、粉粒体は広範囲に散布されることとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
上記構成の粉粒体散布ノズルでは、パイプ体53が片持ち支持であるのに加え 、1個のベアリング54で支持されているだけであるので、パイプ体53の回転 が滑らかに行なわれず、粉粒体の散布に支障を来たす恐れがあった。 また、粉粒体散布ノズルを各用途に合わせて用いるためには、異なる寸法形状 のパイプ体53を有する粉粒体散布ノズルを多種類用意しなければならず、不経 済であった。
【0005】 本考案は、粉粒体の回転しながらの散布を円滑に行なうことができ、しかも経 済性にも優れている粉粒体散布ノズルを提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、粉粒体供給管の終端に取付けられ、供給されてきた粉粒体を回転し ながら散布するノズルにおいて、上記終端に連結固定された固定パイプ体と、上 端部が固定パイプ体の下端部に嵌挿された連結パイプ体と、上端部が連結パイプ 体の下端部に嵌合固定された回転パイプ体と、回転パイプ体の終端に着脱自在に 取付けられた噴出ノズル体とからなり、固定パイプ体と連結パイプ体と回転パイ プ体と噴出ノズル体とは供給されてきた粉粒体を通すよう連通しており、連結パ イプ体は、その上記上端部が複数個のベアリングを介して固定パイプ体の上記下 端部に支持されて縦軸心回りに回転自在となっており、回転パイプ体は縦軸心方 向に対して湾曲して延びており、噴出ノズル体は縦軸心を中心とする円周方向に 湾曲して延びていることを特徴とする粉粒体散布ノズルである。
【0007】
【作用】
連結パイプ体は、複数個のベアリングで支持されているので、片持ち支持では あっても安定して支持されており、回転も円滑に行なわれることとなる。また、 噴出ノズル体は着脱自在であるので、各種寸法形状の噴出ノズル体を用意すれば 、噴出ノズル体を取替えるだけで粉粒体散布ノズルを各用途に合わせて用いるこ とができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1は本考案の粉粒体散布ノズルを示す部分縦断面図である。この粉粒体散布 ノズルは、ロータリージョイント1、回転パイプ体2、噴出ノズル体3等からな っており、粉粒体供給管51の終端に取付けられている。ロータリージョイント 1は環状のコネクタ61により継手62に連結されており、継手62は粉粒体供 給管51の終端に連結されている。即ち、ロータリージョイント1はコネクタ6 1及び継手62を介して粉粒体供給管51の終端に取付けられている。継手62 は、粉粒体供給管51の終端に嵌挿される内管62aをナット62bで締付ける 構成となっている。
【0009】 図2はロータリージョイント1の縦断面図である。ロータリージョイント1は 、固定パイプ体11、連結パイプ体12、2個のベアリング13等からなってい る。連結パイプ体12の下端部には回転パイプ体2の上端部に連結したパイプ6 3が嵌合固定されている。固定パイプ体11は、小径部11aと大径部11bと からなる筒体である。小径部11aの先端部はコネクタ61により継手62の内 管62aの下端部に連結されて連通している。
【0010】 連結パイプ体12は、小径筒体12aと大径筒体12bとからなっている。小 径筒体12aは、その下端部にて、大径筒体12bを貫通した孔121に差込ま れるキー(図示せず)により大径筒体12bに固定されている。大径筒体12b から出ている小径筒体12aはその全部が大径部11bに嵌挿されており、2個 のベアリング13を介して大径部11bに支持されている。即ち、連結パイプ体 12は2個のベアリング13を介して固定パイプ体11に支持されている。これ により、連結パイプ体12は固定パイプ体11に対して縦軸心(図1及び図2中 のO−O線で示す)回りに回転自在となっている。
【0011】 大径筒体12bは、下端部の大開口122内に開放リング123、ガイドリン グ124、弾性体スリーブ125、ロック爪126を備えており、パイプ63は 、これらを通って大径筒体12bの下端部に嵌挿されており、ロック爪126が 周壁に食込むことにより固定されている。
【0012】 小径部11aと小径筒体12aとパイプ63とは連通しており、その連通の気 密性は偏平Oリング71、Oリング72等により確保されている。73は偏平O リング71の支持体である。また、74、75はベアリング13の止め輪である 。
【0013】 図1に示すように、パイプ63の下端部には回転パイプ体2の上端部が外嵌さ れて接着されている。回転パイプ体2は縦軸心に対して湾曲して縦軸心に対して 直角方向に所定寸法Xだけ延びている。
【0014】 回転パイプ体2の終端には筒状の噴出ノズル体3が着脱自在に取付けられてい る。64はパイプであり、噴出ノズル体3は、回転パイプ体2の終端部に外嵌さ れたパイプ64に基端部31を内嵌させて取付けられることにより、着脱自在と なっている。噴出ノズル体3は、図3に示すように、縦軸心に対して直角方向に 寸法Yを有し且つ90度に湾曲し即ち縦軸心を中心とする円周方向に湾曲して延 びた構造のものである。なお、噴出ノズル体3としては、各種寸法形状の複数の 噴出ノズル体から任意に選択されたものが用いられるが、噴出口は縦軸心を中心 とする円周方向に向いている必要がある。
【0015】 噴出ノズル体3の先端には、図4に示す口金40が取付けられている。口金4 0は、噴出ノズル体3に連通し且つ次第に細くなる孔41を有する筒体である。 41aは細くなった開口(噴出口)である。
【0016】 図1において、5はナイロン製の防水カバー、6はアクリル樹脂製の保護ケー スである。防水カバー5は、粉粒体供給管51の終端部からコネクタ61の上端 部までを覆っており、上縁にてインシュロック5aにより絞ることにより粉粒体 供給管51に固定されている。保護ケース6は、コネクタ61の下端部から連結 パイプ体12直下のパイプ63までを覆っている。防水カバー5及び保護ケース 6により覆われた部分の気密性は、保護ケース6の下開口6aの周縁と連結パイ プ体12の下面との間にグリースを塗布し、また、パッキン82、コーキング8 3を設けることにより、確保されている。図3において、7は口金40に外嵌し て設けられた筒状のカバーである。カバー7の先端面7aは下向きテーパ状とな っている。カバー7及び口金40と噴出ノズル体3との間の気密性はコーキング 84(図3)により、確保されている。回転パイプ体2と噴出ノズル体3との連 結部の気密性は、パイプ64の両端に設けたコーキング85(図1)により、確 保されている。
【0017】 次に動作について説明する。粉粒体供給管51内を空気等の気体により搬送さ れてきた粉粒体は、継手62の内管62a、コネクタ61、固定パイプ体11の 小径部11a、連結パイプ体12の小径筒体12a及び大径筒体12b、パイプ 63、回転パイプ体2、噴出ノズル体3、口金40の孔41、及びカバー7をこ の順に通って、カバー7の先端面7aの開口から気体と共に噴出される。この際 、噴出パイプ体3が図3に示すように湾曲しているので、気体と共に流れる粉粒 体の反力により、回転パイプ体2は縦軸心回りに回転する。従って、粉粒体は広 範囲に散布されることとなる。
【0018】 上記構成の粉粒体散布ノズルでは、連結パイプ体12の小径筒体12aが2個 のベアリング13を介して固定パイプ体11に支持されているので、連結パイプ 体12は片持ち支持ではあっても安定して支持されており、連結パイプ体12自 体の回転も円滑に行なわれる。従って、たとえ気体の風量が少なくても、回転パ イプ体2の回転は円滑に行なわれ、粉粒体の散布に支障を来たすことはない。
【0019】 また、噴出ノズル体3を取外して他の寸法形状の噴出パイプ体を取付けて用い れば、粉粒体の散布面積や散布角度等を容易に変えることができ、各用途に応じ て適切な散布状態を得ることができる。例えば、長さ(図1の寸法Yに対応)や 湾曲角度等が種々異なる噴出ノズル体を用意すればよい。
【0020】 更に、防水カバー5、保護ケース6、及びカバー7を設けているので、これら で覆われている部分に結露が生じることはない。従って、例えば噴出ノズル体3 の開口3aにて粉粒体が水分により凝集して固まってしまうのを防止でき、濡れ 易い場所、例えば養魚池等に有効に用いることができる。
【0021】 なお、ベアリング13は2個に限らず、複数個であればよい。
【0022】
【考案の効果】
以上のように本考案の粉粒体散布ノズルによれば、ロータリージョイント1に おいて回転パイプ体2と共に回転する連結パイプ体12を複数個のベアリング1 3により固定パイプ体11に支持したので、支持の安定性を向上できるとともに 回転の円滑性も向上できる。従って、たとえ気体の風量が少なくても、粉粒体の 散布に支障を来たすことはない。
【0023】 また、回転パイプ体2の終端に噴出ノズル体3を着脱自在に設けたので、各種 寸法形状の噴出ノズル体を用意して取替えて用いることにより、各用途に応じた 適切な散布状態を得ることができ、経済性にも優れている。
【提出日】平成4年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、気体により搬送されてきた粉粒体を回転しながら散布する粉粒体散 布ノズルに関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 更に、防水カバー5、保護ケース6、及びカバー7を設けているので、これら で覆われている部分に結露が生じることはない。従って、例えば噴出ノズル体3 の開口3aにて粉粒体が水分により凝集して固まってしまうのを防止でき、濡れ 易い場所でも有効に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の粉粒体散布ノズルを示す部分縦断面
図である。
【図2】 ロータリージョイントの縦断面図である。
【図3】 図1のIII 矢視部分図である。
【図4】 口金を示す断面図である。
【図5】 従来の粉粒体散布ノズルを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2 回転パイプ体 3 噴出ノズル体 11 固定パイプ体 12 連結パイプ体 13 ベアリング 51 粉粒体供給管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体供給管の終端に取付けられ、供給
    されてきた粉粒体を回転しながら散布するノズルにおい
    て、上記終端に連結固定された固定パイプ体と、上端部
    が固定パイプ体の下端部に嵌挿された連結パイプ体と、
    上端部が連結パイプ体の下端部に嵌合固定された回転パ
    イプ体と、回転パイプ体の終端に着脱自在に取付けられ
    た噴出ノズル体とからなり、固定パイプ体と連結パイプ
    体と回転パイプ体と噴出ノズル体とは供給されてきた粉
    粒体を通すよう連通しており、連結パイプ体は、その上
    記上端部が複数個のベアリングを介して固定パイプ体の
    上記下端部に支持されて縦軸心回りに回転自在となって
    おり、回転パイプ体は縦軸心方向に対して湾曲して延び
    ており、噴出ノズル体は縦軸心を中心とする円周方向に
    湾曲して延びていることを特徴とする粉粒体散布ノズ
    ル。
JP2617092U 1992-04-22 1992-04-22 粉粒体散布ノズル Pending JPH0619849U (ja)

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JP2617092U JPH0619849U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 粉粒体散布ノズル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018176140A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 春日電機株式会社 除水又は除塵用スピンノズル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913626A (ja) * 1982-07-13 1984-01-24 Nissha Printing Co Ltd 金属酸化物皮膜を有する基板の製造方法
JPS6142392A (ja) * 1984-08-07 1986-02-28 Agency Of Ind Science & Technol 海水中の有用成分の吸着ユニツト

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