JPH0619842Y2 - ショックレス機能を備えたブレーキ回路 - Google Patents

ショックレス機能を備えたブレーキ回路

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JPH0619842Y2
JPH0619842Y2 JP9365185U JP9365185U JPH0619842Y2 JP H0619842 Y2 JPH0619842 Y2 JP H0619842Y2 JP 9365185 U JP9365185 U JP 9365185U JP 9365185 U JP9365185 U JP 9365185U JP H0619842 Y2 JPH0619842 Y2 JP H0619842Y2
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JP
Japan
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motor
shockless
main passage
cylinder
switching valve
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JP9365185U
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孝明 佐星
孝 大堀
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KYB Corp
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KYB Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建設車両等の慣性体を制御するショックレ
ス機能を備えたブレーキ回路に関する。
(従来の技術) 第3図に示した従来の装置は、モータmと切換弁Cとを
一対のメイン通路1、2を介して接続している。
例えば、上記切換弁cを図示の中立位置から左側位置に
切換えると、ポンプPからの吐出油が、一方のメイン通
路1を経由してモータmに流入するとともに、モータm
からの戻り油が、他方のメイン通路2を経由してタンク
Tに流れ、当該モータmを正転させる。
また、切換弁Cを図面右側位置に切換えると、ポンプP
の吐出油が、他方のメイン通路2を経由してモータmに
流入するとともに、モータmからの戻り油が、一方のメ
イン通路1を経由してタンクTに流れ、当該モータmを
上記とは反対方向に回転させる。
上記のようにした両メイン通路1、2には、一対のリリ
ーフ弁3、4の上流側の通路5、6を接続するととも
に、このリリーフ弁3、4の下流側の通路7、8を互い
に合流させている。
上記通路7、8には、ブーストポンプ9に通じるメイク
アップ流路10を接続しているが、このメイクアップ流路
10は、チェック弁11、12を介してメイン通路1、2に連
通させている。
さらに、この装置には、上記リリーフ弁3、4に対して
一対のショックレスシリンダ13、14がパラレルに接続さ
れており、この各ショックレスシリンダ13、14にはそれ
ぞれフリーピストン15、16が内装され、当該ショックレ
スシリンダ13、14内を吸収室17、18とバネ室19、20とにそ
れぞれ区画している。
そして、上記各吸収室17、18は、リリーフ弁3、4の上
流側に接続した通路5、6に連通させるとともに、上記
各バネ室19、20は、同じく下流側に接続した通路7、8
に連通させている。
なお、図中符号21はリリーフ弁で、モータmのポンプ作
用時に、タンク側戻り回路にわずかな背圧を与えること
によって、チェック弁11、12を介してメイン通路1、2
に不足油量を補給し、モータmの吸込側のキャビテーシ
ョンを防止するものである。
しかして、切換弁Cを図示の中立位置から、左右いずれ
かに切換えると、前記したようにモータmが正転あるい
は逆転するが、ここでは切換弁Cを図面左側位置に切換
えて当該モータmを正転させているときのことを説明す
る。
上記のようにモータmを正転させている状態で、切換弁
Cを中立位置に切換えると、この切換弁Cで両メイン通
路1、2が遮断される。しかも、モータmはその慣性に
よって回転し続けてポンプ作用をするので、他方のメイ
ン通路2側の圧力が上昇する。
このようにして圧力上昇した他方のメイン通路2内の圧
油は、オリフィス33を経由してショックレスシリンダ14
の吸収室18に流入し、フリーピストン16を移動させる。
このフリーピストン16の移動にともなって吸収室18の体
積が増大する。そして、吸収室18の体積の増加している
間は、二次圧室35内の圧力が低く維持されるので、当該
リリーフ弁4の設定圧は低圧に維持される。なお、この
低圧設定の時間は、吸収室18の体積増加とオリフィス33
の口径とによって決まるものである。
上記のようにモータmがポンプ作用し始めてから所定の
時間、リリーフ弁の低圧設定の時間が短く維持されるの
で、強い制動力が急激に作用するようなことがなくな
る。つまり、制動の初期においては、その制動力も弱い
ので、慣性体であるモータmにショックが発生したりし
ない。
上記の状態からフリーピストン16がストロークエンドに
達すると、それにともなってリリーフ弁4の二次圧室35
内の圧力が上昇するので、その分、当該リリーフ弁4が
高圧設定になる。したがって、モータmに対する制動力
も大きくなる。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のように従来の装置では、モータmを駆動させてい
るとき、例えば、切換弁Cを図面左側位置に切換えて、
モータmを正転させているとき、その戻り側となるメイ
ン通路2側の背圧が上昇すると、その圧力作用でフリー
ピストンが移動してしまう。
上記のようにモータmの戻り側の背圧によって、各フリ
ーピストン15、16が移動してしまうと、制動時には、そ
の移動分だけそれぞれのショックレスシリンダ13、14の
体積増加時間が短くなるので、ショックを確実に吸収で
きないという問題があった。
なお、上記以外の従来例として、特開昭54−8606
9号公報及び実開昭58−33834号公報に記載され
た考案が知られている。
しかし、これら従来から知られている考案も、モータの
戻り側の背圧で、フリーピストンが移動してしまうの
で、上記従来例と同様の問題を抱えている。
この考案の目的は、モータの駆動時の背圧の作用で、そ
れぞれのショックレスシリンダの各フリーピストンが移
動しないようにしたブレーキ回路を提供することであ
る。
(問題点を解決する手段) この考案は、モータに接続した一対のメイン通路を切換
弁に接続し、この切換弁をいずれかの位置に切換えるこ
とにより、ポンプからの作動油をモータに供給して当該
モータを駆動させ、切換弁を中立位置に戻したとき上記
モータにブレーキ作用を効かせるため、上記メイン通路
間に一対のリリーフ弁を接続し、さらにフリーピストン
を境にして吸収室とバネ室とを区画する一対のショック
レスシリンダを設け、このショックレスシリンダの吸収
室を、上記リリーフ弁の二次圧室と連通させ、かつ、オ
リフィスを介してメイン通路とに連通させてなるショッ
クレス機能を備えたブレーキ回路を前提にするものであ
る。
上記の回路を前提にしつつ、この考案は、上記各ショッ
クレスシリンダのバネ室を、各吸収室に連通させたメイ
ン通路とは反対側のメイン通路に接続した点に特徴を有
する。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、モータを駆動
しているときの一方のメイン通路の供給圧が、他方のメ
イン通路に吸収室を連通させたショックレスシリンダの
バネ室に作用するので、このショックレスシリンダのフ
リーピストンが、常に正規のスタート位置に保持され
る。
(本考案の効果) この考案の装置によれば、上記したようにフリーピスト
ンが第2室に介装したバネの作用でクッションシリンダ
の基端部に当接して常に正規のスタート位置に保たれる
ので、当該フリーピストンをフルストロークさせること
ができる。フリーピストンがフロストロークできるの
で、リリーフ弁を低圧に維持する時間を十分に維持で
き、それだけモータ等の慣性体のショックを確実に吸収
できる。
(本考案の実施例) 第1図はこの考案に実施例を示す回路図で、この第1図
からも明らかなように、それぞれのショックレスシリン
ダ13、14の各バネ室19、20に接続した戻り通路22、23を互
いにクロスさせて、反対側のメイン通路2、1に接続し
ている。
そして、回路的にとらえれば、上記以外の構成は、全て
従来と同様である。
また、この構成を具体的に示したのが、第2図の断面図
であるが、次にこの第2図に示した具体的な構成につい
て説明する。
弁本体24には、メイン通路1、2を形成するとともに、
このメイン通路1、2に接続したリリーフ弁3、4を設
けている。
そして、このリリーフ弁3、4の構成は実質的に同一な
ので、一方のリリーフ弁3側について説明する。ただ
し、第1図の回路図で表われる要素については、リリー
フ弁4側の構成要素についても、別な符号を付して説明
する。
上記リリーフ弁3は、メイン通路1側の圧力が作用する
ポペット25を設けるとともに、このポペット25に形成の
オリフィス26、26aを介して、上記メイン通路1と二次圧
室27、27aとを連通させている。
また、上記二次圧室27、27aの外周にはフリーピストン1
5、16を設けるとともに、上記二次圧室27、27aと吸収室1
7、18とを、通孔28を介して連通させている。
しかして、一方のメイン通路1をポンプPに連通させ、
他方のメイン通路2をタンクに連通させて、モータmを
正転させると、供給側になるメイン通路1の高圧油が、
ショックレスシリンダ14側のバネ室20に流入する。そし
て、このショックレスシリンダ14の吸収室18には、戻り
側になるメイン通路2の背圧が作用する。
したがって、上記吸収室18の圧力よりもバネ室20側の圧
力が方が高いので、フリーピストン16は吸収室18側に押
されて正規のスタート位置に保たれる。
メイン通路2側をポンプPに連通させ、メイン通路1を
タンクTに連通させて、当該モータmを逆転させる場合
も全く同様である。
したがって、ショックレスシリンダ13、14のフリーピス
トン15、16は、常に正規のスタート位置に保たれ、制動
時のショックを確実に吸収できる。
なお、この第2図においては、リリーフ弁3、4のホル
ダ30、31にフリーピストン15、16を内装して、ショックレ
スシリンダを構成している。
【図面の簡単な説明】
図面第1、2図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は回路図、第2図は要部の断面図、第3図は従来の回
路図である。 m……モータ、C……切換弁、P……ポンプ、T……タ
ンク、1、2……メイン通路、3、4……リリーフ弁、
10……メイクアップ流路、11、12……チェック弁、13、14
……ショックレスシリンダ、15、16……フリーピスト
ン、22、23……戻り通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭49−15304(JP,Y1) 実公 昭57−27921(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータに接続した一対のメイン通路を切換
    弁に接続し、この切換弁をいずれかの位置に切換えるこ
    とにより、ポンプからの作動油をモータに供給して当該
    モータを駆動させ、切換弁を中立位置に戻したとき上記
    モータにブレーキ作用を効かせるため、上記メイン通路
    間に一対のリリーフ弁を接続し、さらにフリーピストン
    を境にして吸収室とバネ室とを区画する一対のショック
    レスシリンダを設け、このショックレスシリンダの吸収
    室を、上記リリーフ弁の二次圧室と連通させ、かつ、オ
    リフィスを介してメイン通路とに連通させてなるショッ
    クレス機能を備えたブレーキ回路において、上記各ショ
    ックレスシリンダのバネ室を、各吸収室に連通させたメ
    イン通路とは反対側のメイン通路に接続してなるショッ
    クレス機能を備えたブレーキ回路。
JP9365185U 1985-06-20 1985-06-20 ショックレス機能を備えたブレーキ回路 Expired - Lifetime JPH0619842Y2 (ja)

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JP9365185U JPH0619842Y2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 ショックレス機能を備えたブレーキ回路

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JP9365185U JPH0619842Y2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 ショックレス機能を備えたブレーキ回路

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JPS622804U JPS622804U (ja) 1987-01-09
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ID=30651522

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JP9365185U Expired - Lifetime JPH0619842Y2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 ショックレス機能を備えたブレーキ回路

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JP2571928B2 (ja) * 1987-04-01 1997-01-16 東芝機械株式会社 油圧モ−タのリリ−フ弁

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JPS622804U (ja) 1987-01-09

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