JPH0143350Y2 - - Google Patents
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- JPH0143350Y2 JPH0143350Y2 JP4678183U JP4678183U JPH0143350Y2 JP H0143350 Y2 JPH0143350 Y2 JP H0143350Y2 JP 4678183 U JP4678183 U JP 4678183U JP 4678183 U JP4678183 U JP 4678183U JP H0143350 Y2 JPH0143350 Y2 JP H0143350Y2
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- oil passage
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 74
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
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- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、2系統の油路に介装されて、油圧が
一方の油路から供給されると、各系統の油路が開
放されるパイロツトチエツク弁装置に関するもの
である。
一方の油路から供給されると、各系統の油路が開
放されるパイロツトチエツク弁装置に関するもの
である。
(従来の技術)
従来、前記のパイロツトチエツク弁装置として
第6図に示すものが公知である。このパイロツト
チエツク弁装置は、2つの油路にそれぞれ設けら
れる第1、第2の逆止弁01,02の受圧部を対
向配置するとともに、各逆止弁01,02の間に
リレー部材03を摺動自在に配置することによ
り、一方の逆止弁が油圧入力により開放されると
きには、リレー部材03が同油圧入力により一方
の逆止弁とは逆方向に摺動、変位し、摺動、変位
したリレー部材03により他方の逆止弁が開放さ
れるようになつている。
第6図に示すものが公知である。このパイロツト
チエツク弁装置は、2つの油路にそれぞれ設けら
れる第1、第2の逆止弁01,02の受圧部を対
向配置するとともに、各逆止弁01,02の間に
リレー部材03を摺動自在に配置することによ
り、一方の逆止弁が油圧入力により開放されると
きには、リレー部材03が同油圧入力により一方
の逆止弁とは逆方向に摺動、変位し、摺動、変位
したリレー部材03により他方の逆止弁が開放さ
れるようになつている。
そしてこのパイロツトチエツク弁は、油圧シリ
ンダのように対向する圧力室を有するアクチユエ
ータに適用した場合、2つの圧力室の圧力状態を
保持することができる一方、一方の圧力室に油圧
を供給する場合には、供給される油圧により一方
の逆止弁が開くとともに、リレー部材03の作用
により他方の逆止弁も開き、他方の圧力室から作
動油を排出することができる。
ンダのように対向する圧力室を有するアクチユエ
ータに適用した場合、2つの圧力室の圧力状態を
保持することができる一方、一方の圧力室に油圧
を供給する場合には、供給される油圧により一方
の逆止弁が開くとともに、リレー部材03の作用
により他方の逆止弁も開き、他方の圧力室から作
動油を排出することができる。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来のパイロツトチエツク
弁を使用した油圧装置では、アクチユエータを中
立位置に復帰させる場合にも、油圧をアクチユエ
ータへ積極的に供給する必要があるため、中立位
置への復帰時にアクチユエータ位置が中立位置か
らオーバシユートし易いという問題があつた。
弁を使用した油圧装置では、アクチユエータを中
立位置に復帰させる場合にも、油圧をアクチユエ
ータへ積極的に供給する必要があるため、中立位
置への復帰時にアクチユエータ位置が中立位置か
らオーバシユートし易いという問題があつた。
このような問題を解決するためには、変位追従
型の制御バルブを使用することが考えられるが、
この場合は、バルブが大型化する上に、構造が複
雑化して、コスト高になるという不都合がある。
このため、簡単な方法でアクチユエータの中立復
帰を確実に行う方法として、中立復帰機構を別途
設けることが考えられるが、中立復帰機構により
アクチユエータ位置を中立復帰させる場合には、
外部制御圧により開放されるパイロツトチエツク
弁或いは電磁弁を、前記従来のパイロツトチエツ
ク弁とは別に並列に設ける必要があつて、装置が
大型化する上に、コスト高になるという問題があ
つた。
型の制御バルブを使用することが考えられるが、
この場合は、バルブが大型化する上に、構造が複
雑化して、コスト高になるという不都合がある。
このため、簡単な方法でアクチユエータの中立復
帰を確実に行う方法として、中立復帰機構を別途
設けることが考えられるが、中立復帰機構により
アクチユエータ位置を中立復帰させる場合には、
外部制御圧により開放されるパイロツトチエツク
弁或いは電磁弁を、前記従来のパイロツトチエツ
ク弁とは別に並列に設ける必要があつて、装置が
大型化する上に、コスト高になるという問題があ
つた。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであ
り、その目的とする処は、一系統の油路から油圧
を供給する場合に2つの系統の油路を開放させる
ことができるとともに、第3の油圧入力(制御
圧)を油圧室に導入することにより上記2つの系
統の何れの油路にも高圧油を供給することなく2
つの逆止弁を強制的に開放させることができる。
また構造が簡単な上に、コンパクトで、製作コス
トを低減できるパイロツトチエツク弁装置を提供
しようとする点にある。
り、その目的とする処は、一系統の油路から油圧
を供給する場合に2つの系統の油路を開放させる
ことができるとともに、第3の油圧入力(制御
圧)を油圧室に導入することにより上記2つの系
統の何れの油路にも高圧油を供給することなく2
つの逆止弁を強制的に開放させることができる。
また構造が簡単な上に、コンパクトで、製作コス
トを低減できるパイロツトチエツク弁装置を提供
しようとする点にある。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するために、本考案のパイロ
ツトチエツク弁装置は、ケーシング内に摺動自在
に配置されて油路を遮断する方向に付勢されると
ともに同油路の入力側から入力される油圧を受け
て同油路を開放するように設けられた逆止弁と、
一端部を上記逆止弁の受圧部に対向して上記ケー
シング内に摺動自在に配置され上記油路の入力側
から入力される油圧を受けて上記逆止弁とは逆方
向に摺動、変位する作動部材とを有し、上記逆止
弁と上記作動部材とがケーシング内に設けられた
2つの油路にそれぞれ設けられ、上記各作動部材
は、同一軸線上に配置されるとともに、一方の作
動部材の上記油圧入力による変位が他方の作動部
材を介して他方の逆止弁を開放させるように両他
端部を相互に当接して配置され、各作動部材の他
端部と上記ケーシングとの間には第3の油圧入力
により各作動部材を相互に離隔させる油圧室が形
成されている。
ツトチエツク弁装置は、ケーシング内に摺動自在
に配置されて油路を遮断する方向に付勢されると
ともに同油路の入力側から入力される油圧を受け
て同油路を開放するように設けられた逆止弁と、
一端部を上記逆止弁の受圧部に対向して上記ケー
シング内に摺動自在に配置され上記油路の入力側
から入力される油圧を受けて上記逆止弁とは逆方
向に摺動、変位する作動部材とを有し、上記逆止
弁と上記作動部材とがケーシング内に設けられた
2つの油路にそれぞれ設けられ、上記各作動部材
は、同一軸線上に配置されるとともに、一方の作
動部材の上記油圧入力による変位が他方の作動部
材を介して他方の逆止弁を開放させるように両他
端部を相互に当接して配置され、各作動部材の他
端部と上記ケーシングとの間には第3の油圧入力
により各作動部材を相互に離隔させる油圧室が形
成されている。
(作用)
本考案のパイロツトチエツク弁装置は前記のよ
うに構成されており、2つの作動部材の他端部を
当接させるとともに、2つの作動部材の他端部と
ケーシングとの間に油圧室を形成したため、一系
統の油路から油圧が供給される場合に2つの系統
の油路が開放されるとともに、第3の油圧入力
(制御圧)が油圧室に導入されることにより上記
2つの系統の何れの油路にも高圧油を供給するこ
となく2つの逆止弁が強制的に開放される。
うに構成されており、2つの作動部材の他端部を
当接させるとともに、2つの作動部材の他端部と
ケーシングとの間に油圧室を形成したため、一系
統の油路から油圧が供給される場合に2つの系統
の油路が開放されるとともに、第3の油圧入力
(制御圧)が油圧室に導入されることにより上記
2つの系統の何れの油路にも高圧油を供給するこ
となく2つの逆止弁が強制的に開放される。
(実施例)
次に本考案のパイロツトチエツク弁装置を自動
車の後輪操舵装置に適用した第1図乃至第4図に
示す一実施例により説明すると、第1,2,3図
の1がエンジン、2a,2bが同エンジン1によ
り駆動される油圧ポンプ、3がリザーバ、4が上
記油圧ポンプ2a,2bのうち、一方の油圧ポン
プ2aから前輪操舵用ギヤボツクス5側へ延びた
油路、6が他方の油圧ポンプ2bから延びた高圧
油路、第2,3図の12が同高圧油路6に設けた
逆止弁、6′が同逆止弁12の上流側の高圧油路
6と上記リザーバ3とを接続する油路、11が同
油路6′に設けたリリーフ弁、13がアキユムレ
ータで、リリーフ弁11は、上記逆止弁12の下
流側の圧力が逆止弁12上流側の圧力よりも高け
れば、油圧ポンプ2bからの圧油が第3図の矢印
a→b→c→油圧ポンプ2bに循環するようにな
つている。また第1,2,3図の14が制御弁
で、同制御弁14は、第2,3図に示すように第
1の電磁切換弁15と第2の電磁切換片16とパ
イロツトチエツク弁とにより構成され、このパイ
ロツトチエツク弁は、第1の逆止弁17と第2の
逆止弁18とを有している。そして上記高圧油路
6は、同第1、第2の電磁切換弁15,16のP
ポートに接続している。また10が上記リザーバ
3へ延びた低圧油路で、同低圧油路10は、上記
第1、第2の電磁切換弁15,16のRポートに
接続している。また7a,7bが上記第2の電磁
切換弁16側の油路で、同油路7a,7bに上記
第1、第2の逆止弁17,18が介装されてい
る。また8,9が上記第1の電磁切換弁15側の
油路、第1,2,3図の24が後輪操舵用油圧シ
リンダ(アクチユエータ)で、同後輪操舵用油圧
シリンダ24は、第2,3図に示すようにシリン
ダ25とピストンロツド26とにより構成され、
同シリンダ25の両端には、端板25a,25d
があり、中間左側には、同シリンダ25内を左側
の部分と右側の部分とに仕切る環状仕切壁25b
があり、中間右側には、同シリンダ25内へ突出
した環状突出部25cがある。また同シリンダ2
5を貫通して両端が同シリンダ25外へ突出した
上記ピストンロツド26の左側には、上記環状仕
切壁25bよりも左側のシリンダ25内をf,g
の両室に仕切るピストン26aがあり、同ピスト
ン26の右側には、大径部26bがあり、さらに
同大径部26bには、環状溝26cが設けられて
いる。また27が上記仕切壁25bと上記大径部
26bとの間のピストンロツド26に軸方向の移
動を可能に嵌挿した摺動リンク、28が上記大径
部26bと上記端板25dとの間にピストンロツ
ド26に軸方向の移動を可能に嵌挿した摺動リン
グ、29が上記環状突出部25c部分のシリンダ
25に設けた筒体、30が同筒体29内に摺動自
在に嵌挿したロツク片で、同ロツク片30の先端
は、シリンダ25壁を貫通して、シリンダ25内
に出没可能である。また31が同ロツク片30と
上記筒体29の底部との間に介装したばねで、同
ばね31は、同ロツク片30をピストンロツド2
6の方向に常時付勢している。また前記第1の逆
止弁17の下流側の油路7aは前記シリンダ25
の室fに、前記第2の逆止弁18の下流側の油路
7bは前記シリンダ25の室gに、前記第1の電
磁切換弁15の下流側の油路8は前記シリンダ2
5の室h,iに、前記第1の電磁切換弁15の下
流側の油路9は前記筒体29内に、前記低圧油路
10は前記摺動リング27,28の間のシリンダ
25内に、それぞれ接続している。また前記制御
弁14の具体例を示したのが第4図で、同第4図
から明らかなように第1の電磁切換弁15と第
1、第2の逆止弁17,18を有するパイロツト
チエツク弁と第2の電磁切換弁16とが下から上
へその順に組み込まれている。なお14aは同制
御弁14のケーシング、14a〜14gはその端
板である。また19,20が上記第1、第2の逆
止弁17,18の間に介装した第1、第2のピス
トン(第1、第2の逆止弁用作動部材)で、これ
らの部品17,18,19,20は同一軸線上に
配設されている。また第1、第2のピストン1
9,20がそれぞれの一端部を第1、第2の逆止
弁17,18の受圧部に当接し、他端部を相互に
当接して、ケーシング14a内に摺動自在に配置
されている。また第1の逆止弁17と端板14f
との間にはばね17aが、第2の逆止弁18と端
板14cとの間にはばね18aが、第1のピスト
ン19とケーシング14a側の部材との間にはば
ね19aが、第2のピストン20とケーシング1
4a側の部材との間にはばね20aが、それぞれ
介装されて、常時は第4図の状態にある。そして
これらの部品17,18,19,20,17a,
18a,19a,20aにより本実施例のパイロ
ツトチエツク弁が構成されている。また第2、第
3図では、作動を理解し易くするため、前記第1
の逆止弁17の上流側の油路7aから前記第2の
逆止弁18の背後へ延びた油路21と、前記第2
の逆止弁18の上流側の油路7bから前記第1の
逆止弁17の背後へ延びた油路22とを示した
が、第4図に示すようにこのような油路21,2
2は実際には存在しない。即ち、第1の逆止弁1
7の上流側から高圧油が供給されると、第1の逆
止弁17が第4図の左方へ摺動、変位して、開放
されると同時に第1、第2のピストン19,20
が第2,3図に示した油路21に相当する作用を
行うことになり、第2のピストン20の一端によ
り第2の逆止弁18が押圧されて開放される。ま
た第2の逆止弁18の上流側から高圧油が供給さ
れる場合は、第2の逆止弁18がこの油圧により
開放されると同時に第1のピストン19の一端部
により第1の逆止弁17が押圧されて開放され、
この場合は、ピストン19,20が第2,3図に
示した油路22に相当する作用を行う。また第
2,3,4図の23が第1の電磁切換弁15の下
流側の油路8から第1、第2ピストン19,20
の当接部へ延びた油路で、同各ピストン19,2
0の当接部周辺とケーシング14aとの間に油圧
室40が形成されており、この油圧室40に高圧
油(第3の油圧入力)が導入されると、同各ピス
トン19,20が相互に離隔する。なお第4図の
15a,15bが第1の電磁切換弁15のばね、
16a,16bが第2の電磁切換弁16のばね、
第1図の32,33が後輪操舵用油圧シリンダ2
4のピストンロツド26に連結した後輪側の平行
リンク、34,35が後輪側のサスペンシヨン、
36が前輪操舵センサ、37が制御装置で、上記
前輪操舵センサ36は、前輪の操舵角を検出し
て、そのとき得られる前輪操舵信号を上記制御装
置37へ送るように、また同制御装置37は、前
輪が中立位置から操舵されて、その操舵角が最大
操舵角よりも小さい設定操舵角になつたときに、
後輪操舵信号を前記制御弁(第1、第の電磁切換
弁15,16)へ送り、また前輪が中立位置の方
向に操舵されて、前輪の操舵角が前記設定操舵角
よりも小さくなつたときに、中立位置への復帰信
号を前記制御弁14(第1、第の電磁切換弁1
5,16)へ送るようになつている。
車の後輪操舵装置に適用した第1図乃至第4図に
示す一実施例により説明すると、第1,2,3図
の1がエンジン、2a,2bが同エンジン1によ
り駆動される油圧ポンプ、3がリザーバ、4が上
記油圧ポンプ2a,2bのうち、一方の油圧ポン
プ2aから前輪操舵用ギヤボツクス5側へ延びた
油路、6が他方の油圧ポンプ2bから延びた高圧
油路、第2,3図の12が同高圧油路6に設けた
逆止弁、6′が同逆止弁12の上流側の高圧油路
6と上記リザーバ3とを接続する油路、11が同
油路6′に設けたリリーフ弁、13がアキユムレ
ータで、リリーフ弁11は、上記逆止弁12の下
流側の圧力が逆止弁12上流側の圧力よりも高け
れば、油圧ポンプ2bからの圧油が第3図の矢印
a→b→c→油圧ポンプ2bに循環するようにな
つている。また第1,2,3図の14が制御弁
で、同制御弁14は、第2,3図に示すように第
1の電磁切換弁15と第2の電磁切換片16とパ
イロツトチエツク弁とにより構成され、このパイ
ロツトチエツク弁は、第1の逆止弁17と第2の
逆止弁18とを有している。そして上記高圧油路
6は、同第1、第2の電磁切換弁15,16のP
ポートに接続している。また10が上記リザーバ
3へ延びた低圧油路で、同低圧油路10は、上記
第1、第2の電磁切換弁15,16のRポートに
接続している。また7a,7bが上記第2の電磁
切換弁16側の油路で、同油路7a,7bに上記
第1、第2の逆止弁17,18が介装されてい
る。また8,9が上記第1の電磁切換弁15側の
油路、第1,2,3図の24が後輪操舵用油圧シ
リンダ(アクチユエータ)で、同後輪操舵用油圧
シリンダ24は、第2,3図に示すようにシリン
ダ25とピストンロツド26とにより構成され、
同シリンダ25の両端には、端板25a,25d
があり、中間左側には、同シリンダ25内を左側
の部分と右側の部分とに仕切る環状仕切壁25b
があり、中間右側には、同シリンダ25内へ突出
した環状突出部25cがある。また同シリンダ2
5を貫通して両端が同シリンダ25外へ突出した
上記ピストンロツド26の左側には、上記環状仕
切壁25bよりも左側のシリンダ25内をf,g
の両室に仕切るピストン26aがあり、同ピスト
ン26の右側には、大径部26bがあり、さらに
同大径部26bには、環状溝26cが設けられて
いる。また27が上記仕切壁25bと上記大径部
26bとの間のピストンロツド26に軸方向の移
動を可能に嵌挿した摺動リンク、28が上記大径
部26bと上記端板25dとの間にピストンロツ
ド26に軸方向の移動を可能に嵌挿した摺動リン
グ、29が上記環状突出部25c部分のシリンダ
25に設けた筒体、30が同筒体29内に摺動自
在に嵌挿したロツク片で、同ロツク片30の先端
は、シリンダ25壁を貫通して、シリンダ25内
に出没可能である。また31が同ロツク片30と
上記筒体29の底部との間に介装したばねで、同
ばね31は、同ロツク片30をピストンロツド2
6の方向に常時付勢している。また前記第1の逆
止弁17の下流側の油路7aは前記シリンダ25
の室fに、前記第2の逆止弁18の下流側の油路
7bは前記シリンダ25の室gに、前記第1の電
磁切換弁15の下流側の油路8は前記シリンダ2
5の室h,iに、前記第1の電磁切換弁15の下
流側の油路9は前記筒体29内に、前記低圧油路
10は前記摺動リング27,28の間のシリンダ
25内に、それぞれ接続している。また前記制御
弁14の具体例を示したのが第4図で、同第4図
から明らかなように第1の電磁切換弁15と第
1、第2の逆止弁17,18を有するパイロツト
チエツク弁と第2の電磁切換弁16とが下から上
へその順に組み込まれている。なお14aは同制
御弁14のケーシング、14a〜14gはその端
板である。また19,20が上記第1、第2の逆
止弁17,18の間に介装した第1、第2のピス
トン(第1、第2の逆止弁用作動部材)で、これ
らの部品17,18,19,20は同一軸線上に
配設されている。また第1、第2のピストン1
9,20がそれぞれの一端部を第1、第2の逆止
弁17,18の受圧部に当接し、他端部を相互に
当接して、ケーシング14a内に摺動自在に配置
されている。また第1の逆止弁17と端板14f
との間にはばね17aが、第2の逆止弁18と端
板14cとの間にはばね18aが、第1のピスト
ン19とケーシング14a側の部材との間にはば
ね19aが、第2のピストン20とケーシング1
4a側の部材との間にはばね20aが、それぞれ
介装されて、常時は第4図の状態にある。そして
これらの部品17,18,19,20,17a,
18a,19a,20aにより本実施例のパイロ
ツトチエツク弁が構成されている。また第2、第
3図では、作動を理解し易くするため、前記第1
の逆止弁17の上流側の油路7aから前記第2の
逆止弁18の背後へ延びた油路21と、前記第2
の逆止弁18の上流側の油路7bから前記第1の
逆止弁17の背後へ延びた油路22とを示した
が、第4図に示すようにこのような油路21,2
2は実際には存在しない。即ち、第1の逆止弁1
7の上流側から高圧油が供給されると、第1の逆
止弁17が第4図の左方へ摺動、変位して、開放
されると同時に第1、第2のピストン19,20
が第2,3図に示した油路21に相当する作用を
行うことになり、第2のピストン20の一端によ
り第2の逆止弁18が押圧されて開放される。ま
た第2の逆止弁18の上流側から高圧油が供給さ
れる場合は、第2の逆止弁18がこの油圧により
開放されると同時に第1のピストン19の一端部
により第1の逆止弁17が押圧されて開放され、
この場合は、ピストン19,20が第2,3図に
示した油路22に相当する作用を行う。また第
2,3,4図の23が第1の電磁切換弁15の下
流側の油路8から第1、第2ピストン19,20
の当接部へ延びた油路で、同各ピストン19,2
0の当接部周辺とケーシング14aとの間に油圧
室40が形成されており、この油圧室40に高圧
油(第3の油圧入力)が導入されると、同各ピス
トン19,20が相互に離隔する。なお第4図の
15a,15bが第1の電磁切換弁15のばね、
16a,16bが第2の電磁切換弁16のばね、
第1図の32,33が後輪操舵用油圧シリンダ2
4のピストンロツド26に連結した後輪側の平行
リンク、34,35が後輪側のサスペンシヨン、
36が前輪操舵センサ、37が制御装置で、上記
前輪操舵センサ36は、前輪の操舵角を検出し
て、そのとき得られる前輪操舵信号を上記制御装
置37へ送るように、また同制御装置37は、前
輪が中立位置から操舵されて、その操舵角が最大
操舵角よりも小さい設定操舵角になつたときに、
後輪操舵信号を前記制御弁(第1、第の電磁切換
弁15,16)へ送り、また前輪が中立位置の方
向に操舵されて、前輪の操舵角が前記設定操舵角
よりも小さくなつたときに、中立位置への復帰信
号を前記制御弁14(第1、第の電磁切換弁1
5,16)へ送るようになつている。
次に前記パイロツトチエツク弁装置を使用した
自動車の後輪操舵装置の作用を具体的に説明す
る。自動車が走行しているとき、前輪の操舵角は
前輪操舵角センサ36により検出されて、そのと
き得られる前輪操舵角信号が制御装置37へ送ら
れる。また同制御装置37は、前輪が中立位置か
ら操舵されて、その操舵角が最大操舵角よりも小
さい設定操舵角になつたときには、後輪操舵信号
を制御弁14へ送つて、第1、第2の電磁切換弁
15,16を作動させる。このとき、第2の電磁
切換弁16には、前輪の操舵方向に応じた制御信
号が出力されるが、第1の電磁切換弁15には、
第3,4図に示した矢印d方向に電磁切換弁15
を作動させる制御信号が出力される。このため、
第1の電磁切換弁15が第2図の中立位置から第
3,4図の矢印d方向に作動し、油圧ポンプ2b
またはアキユームレータ13の圧油が高圧油路6
→第1の電磁切換弁15のPポート→Dポート→
油路9を経て筒体29内へ送られ、ロツク片30
がばね31に抗し後退し、同ロツク片30の先端
が後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツド
26の環状溝26cから抜け出て、同ピストンロ
ツド26が自由になる。またこのときの前輪の操
舵方向が次の方向であつたとすると、即ち、第2
の電磁切換弁16を第2図の中立位置から第3、
第4図の矢印d方向に作動させる方向であつたと
すると、油圧ポンプ2bの圧油が高圧油路6→第
2の電磁切換弁16のPポート→油路7b→第2
の逆止弁18→油路7bを経て後輪操舵用油圧シ
リンダ25の室gへ送られる。一方、逆止弁18
の上流側の油路7bを流れる圧油により第2のピ
ストン20が第4図の左方へ摺動し、変位し、第
2のピストン20により押圧されて左方へ摺動、
変位する第1のピストン19によつて第1の逆止
弁17が第4図の左方へ押され、同第1の逆止弁
17の下流側の油路7a及び上流側の油路7aが
連通し、さらに同油路7a,7aが第2の電磁切
換弁16のRポート→低圧油路10を介してリザ
ーバ3に連通する。このため、室f内の油がリザ
ーバ3へ戻されながら室gに供給される油圧によ
り後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツド
26が矢印e方向へ移動し、後輪側の平行リンク
32,33を介して後輪が操舵され、ピストンロ
ツド26がストロークエンドに達したときには、
後輪が所定の操舵角に保持される。一方、前輪は
それからも最大操舵角の方向に操舵される。
自動車の後輪操舵装置の作用を具体的に説明す
る。自動車が走行しているとき、前輪の操舵角は
前輪操舵角センサ36により検出されて、そのと
き得られる前輪操舵角信号が制御装置37へ送ら
れる。また同制御装置37は、前輪が中立位置か
ら操舵されて、その操舵角が最大操舵角よりも小
さい設定操舵角になつたときには、後輪操舵信号
を制御弁14へ送つて、第1、第2の電磁切換弁
15,16を作動させる。このとき、第2の電磁
切換弁16には、前輪の操舵方向に応じた制御信
号が出力されるが、第1の電磁切換弁15には、
第3,4図に示した矢印d方向に電磁切換弁15
を作動させる制御信号が出力される。このため、
第1の電磁切換弁15が第2図の中立位置から第
3,4図の矢印d方向に作動し、油圧ポンプ2b
またはアキユームレータ13の圧油が高圧油路6
→第1の電磁切換弁15のPポート→Dポート→
油路9を経て筒体29内へ送られ、ロツク片30
がばね31に抗し後退し、同ロツク片30の先端
が後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツド
26の環状溝26cから抜け出て、同ピストンロ
ツド26が自由になる。またこのときの前輪の操
舵方向が次の方向であつたとすると、即ち、第2
の電磁切換弁16を第2図の中立位置から第3、
第4図の矢印d方向に作動させる方向であつたと
すると、油圧ポンプ2bの圧油が高圧油路6→第
2の電磁切換弁16のPポート→油路7b→第2
の逆止弁18→油路7bを経て後輪操舵用油圧シ
リンダ25の室gへ送られる。一方、逆止弁18
の上流側の油路7bを流れる圧油により第2のピ
ストン20が第4図の左方へ摺動し、変位し、第
2のピストン20により押圧されて左方へ摺動、
変位する第1のピストン19によつて第1の逆止
弁17が第4図の左方へ押され、同第1の逆止弁
17の下流側の油路7a及び上流側の油路7aが
連通し、さらに同油路7a,7aが第2の電磁切
換弁16のRポート→低圧油路10を介してリザ
ーバ3に連通する。このため、室f内の油がリザ
ーバ3へ戻されながら室gに供給される油圧によ
り後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツド
26が矢印e方向へ移動し、後輪側の平行リンク
32,33を介して後輪が操舵され、ピストンロ
ツド26がストロークエンドに達したときには、
後輪が所定の操舵角に保持される。一方、前輪は
それからも最大操舵角の方向に操舵される。
また制御装置37は、前輪がある操舵角位置か
ら中立位置の方向に操舵されて、その操舵角が前
記設定操舵角になつたときには、後輪操舵信号を
制御弁14へ送り、第1の電磁切換弁15を前記
と反対の方向へ作動させるとともに、第2の電磁
切換弁16を第2図の中立位置へ戻す。このと
き、筒体29内が路路9→第1の電磁切換弁15
のDポート→Rポート→低圧油路10を介してリ
ザーバ3に連通し、ロツク片30がばね31によ
り押されて、筒体29内の油がリザーバ3へ戻さ
れながら同ロツク片30がシリンダ25内へ突出
する。このとき、ピストンロツド26は前述のよ
うに矢印e方向に移動しているので、ロツク片3
0の先端は、ピストンロツド26の大径部26b
に当接する。またこのとき、第2の電磁切換弁1
6は中立位置にあるので、室f,gには、高圧油
路が供給されない。また油圧ポンプ2bの圧油が
高圧油路6→第1の電磁切換弁15のPポート→
Cポート→油路23→第1、第2ピストン19,
20の当接部に形成された油圧室40へ送られ、
第1、第2のピストン19,20が相互に離隔す
る方向に摺動、変位し、第1のピストン19に押
されて第1の逆止弁17が第4図の左方へ変位し
て開放されるとともに、第2のピストン20に押
されて第2の逆止弁18が第4図の右方へ変位し
て開放される。このため、上記シリンダ25の室
f,gは、油路7a,7b及び第2の電磁切換弁
16を介して相互に連通されるとともに、第2の
電磁切換弁16のRポート→低圧油路10を介し
リザーバ3に連通して、室f,gの油圧が等圧状
態になる。このため、第1、第2の逆止弁17,
18は、後述する中立復帰を何ら妨げない。ここ
で中立復帰の作動を説明すると、第1の電磁切換
弁15を経て油路8に流れる圧油がシリンダ25
の室h,iへ送られて、摺動リング27が右方
へ、摺動リング28が左方へ、それぞれ移動する
が、ピストンロツド26の大径部26bは環状突
出部25cに対し未だ左方にあるので、一方の摺
動リング28は環状突出部25cに当接して停止
する。ところが他方の摺動リング27はピストン
ロツド26の大径部26bに当接して、ピストン
ロツド26を押圧しながら右方へ移動し、ピスト
ンロツド26を中立方向に復帰させる。そしてこ
の摺動リング27は環状突出部25cに当接した
ときに停止する。この状態になると、ピストンロ
ツド26のピストン26aは、端板25aと環状
仕切壁25bとの中間の中立位置まで戻つてお
り、そこで停止する。一方、ピストンロツド26
が上記方向に戻る間、ピストンロツド26の大径
部26bに対して摺動していたロツク片30は、
ピストンロツド26(大径部26b)が上記のよ
うに中立位置に戻ると、ばね31によりさらに押
されて突出し、大径部26bの環状溝26cに係
合して、ピストンロツド26をロツクする。この
状態は後輪も中立位置に戻つた状態であり、後輪
はそれ以後、中立位置に保持される。一方、前輪
はそれからも中立位置の方向に操舵される。
ら中立位置の方向に操舵されて、その操舵角が前
記設定操舵角になつたときには、後輪操舵信号を
制御弁14へ送り、第1の電磁切換弁15を前記
と反対の方向へ作動させるとともに、第2の電磁
切換弁16を第2図の中立位置へ戻す。このと
き、筒体29内が路路9→第1の電磁切換弁15
のDポート→Rポート→低圧油路10を介してリ
ザーバ3に連通し、ロツク片30がばね31によ
り押されて、筒体29内の油がリザーバ3へ戻さ
れながら同ロツク片30がシリンダ25内へ突出
する。このとき、ピストンロツド26は前述のよ
うに矢印e方向に移動しているので、ロツク片3
0の先端は、ピストンロツド26の大径部26b
に当接する。またこのとき、第2の電磁切換弁1
6は中立位置にあるので、室f,gには、高圧油
路が供給されない。また油圧ポンプ2bの圧油が
高圧油路6→第1の電磁切換弁15のPポート→
Cポート→油路23→第1、第2ピストン19,
20の当接部に形成された油圧室40へ送られ、
第1、第2のピストン19,20が相互に離隔す
る方向に摺動、変位し、第1のピストン19に押
されて第1の逆止弁17が第4図の左方へ変位し
て開放されるとともに、第2のピストン20に押
されて第2の逆止弁18が第4図の右方へ変位し
て開放される。このため、上記シリンダ25の室
f,gは、油路7a,7b及び第2の電磁切換弁
16を介して相互に連通されるとともに、第2の
電磁切換弁16のRポート→低圧油路10を介し
リザーバ3に連通して、室f,gの油圧が等圧状
態になる。このため、第1、第2の逆止弁17,
18は、後述する中立復帰を何ら妨げない。ここ
で中立復帰の作動を説明すると、第1の電磁切換
弁15を経て油路8に流れる圧油がシリンダ25
の室h,iへ送られて、摺動リング27が右方
へ、摺動リング28が左方へ、それぞれ移動する
が、ピストンロツド26の大径部26bは環状突
出部25cに対し未だ左方にあるので、一方の摺
動リング28は環状突出部25cに当接して停止
する。ところが他方の摺動リング27はピストン
ロツド26の大径部26bに当接して、ピストン
ロツド26を押圧しながら右方へ移動し、ピスト
ンロツド26を中立方向に復帰させる。そしてこ
の摺動リング27は環状突出部25cに当接した
ときに停止する。この状態になると、ピストンロ
ツド26のピストン26aは、端板25aと環状
仕切壁25bとの中間の中立位置まで戻つてお
り、そこで停止する。一方、ピストンロツド26
が上記方向に戻る間、ピストンロツド26の大径
部26bに対して摺動していたロツク片30は、
ピストンロツド26(大径部26b)が上記のよ
うに中立位置に戻ると、ばね31によりさらに押
されて突出し、大径部26bの環状溝26cに係
合して、ピストンロツド26をロツクする。この
状態は後輪も中立位置に戻つた状態であり、後輪
はそれ以後、中立位置に保持される。一方、前輪
はそれからも中立位置の方向に操舵される。
以上の作用は、前輪が一方向(左右何れか)に
操舵されて、後輪が一方向(左右何れか)に操舵
される場合であるが、前輪が他方向に操舵される
場合には、制御弁14(第2の電磁切換弁16)
が第2図の中立位置から矢印dと反対の方向に作
動し、後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロ
ツド26が第2図の中立位置から右方(第3図の
矢印eと反対の方向)に移動して、後輪の他方向
への操舵を行う。
操舵されて、後輪が一方向(左右何れか)に操舵
される場合であるが、前輪が他方向に操舵される
場合には、制御弁14(第2の電磁切換弁16)
が第2図の中立位置から矢印dと反対の方向に作
動し、後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロ
ツド26が第2図の中立位置から右方(第3図の
矢印eと反対の方向)に移動して、後輪の他方向
への操舵を行う。
第5図は、以上の作用を要約した説明図(なお
同第5図の例では、前輪の設定操舵角が20゜、後
輪の操舵角が5゜)で、旋回の増加経路と減少経路
とにヒステリシスが生じることになる。
同第5図の例では、前輪の設定操舵角が20゜、後
輪の操舵角が5゜)で、旋回の増加経路と減少経路
とにヒステリシスが生じることになる。
(考案の効果)
本考案のパイロツトチエツク弁装置は前記のよ
うに2つの作動部材の他端部を当接させるととも
に、2つの作動部材の他端部とケーシングとの間
に油圧室を形成したため、一系統の油路から油圧
を供給する場合に2つの系統の油路を開放させる
ことができるとともに、第3の油圧入力(制御
圧)を油圧室に導入することにより上記2つの系
統の何れの油路にも高圧油を供給することなく2
つの逆止弁を強制的に開放させることができる。
また構造が簡単な上に、コンパクトで、製作コス
トを低減できる効果がある。
うに2つの作動部材の他端部を当接させるととも
に、2つの作動部材の他端部とケーシングとの間
に油圧室を形成したため、一系統の油路から油圧
を供給する場合に2つの系統の油路を開放させる
ことができるとともに、第3の油圧入力(制御
圧)を油圧室に導入することにより上記2つの系
統の何れの油路にも高圧油を供給することなく2
つの逆止弁を強制的に開放させることができる。
また構造が簡単な上に、コンパクトで、製作コス
トを低減できる効果がある。
第1図は本考案に係わるパイロツトチエツク弁
装置を自動車の後輪操舵装置に適用した一実施例
を示す斜視図、第2図はその中立時の状態を示す
油圧回路図、第3図はその操舵時の状態を示す油
圧回路図、第4図はパイロツトチエツク弁装置を
内蔵する制御弁の具体例を示す縦断側面図、第5
図は旋回特性を示す説明図、第6図は従来例の概
略構成図である。 4a……ケーシング、17,18……逆止弁、
19,20……作動部材、40……油圧室。
装置を自動車の後輪操舵装置に適用した一実施例
を示す斜視図、第2図はその中立時の状態を示す
油圧回路図、第3図はその操舵時の状態を示す油
圧回路図、第4図はパイロツトチエツク弁装置を
内蔵する制御弁の具体例を示す縦断側面図、第5
図は旋回特性を示す説明図、第6図は従来例の概
略構成図である。 4a……ケーシング、17,18……逆止弁、
19,20……作動部材、40……油圧室。
Claims (1)
- ケーシング内に摺動自在に配置されて油路を遮
断する方向に付勢されるとともに同油路の入力側
から入力される油圧を受けて同油路を開放するよ
うに設けられた逆止弁と、一端部を上記逆止弁の
受圧部に対向して上記ケーシング内に摺動自在に
配置され上記油路の入力側から入力される油圧を
受けて上記逆止弁とは逆方向に摺動、変位する作
動部材とを有し、上記逆止弁と上記作動部材とが
ケーシング内に設けられた2つの油路にそれぞれ
設けられ、上記各作動部材は、同一軸線上に配置
されるとともに、一方の作動部材の上記油圧入力
による変位が他方の作動部材を介して他方の逆止
弁を開放させるように両他端部を相互に当接して
配置され、各作動部材の他端部と上記ケーシング
との間には第3の油圧入力により各作動部材を相
互に離隔させる油圧室が形成されていることを特
徴としたパイロツトチエツク弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4678183U JPS59154456U (ja) | 1983-04-01 | 1983-04-01 | パイロットチェック弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4678183U JPS59154456U (ja) | 1983-04-01 | 1983-04-01 | パイロットチェック弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59154456U JPS59154456U (ja) | 1984-10-17 |
JPH0143350Y2 true JPH0143350Y2 (ja) | 1989-12-15 |
Family
ID=30177328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4678183U Granted JPS59154456U (ja) | 1983-04-01 | 1983-04-01 | パイロットチェック弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59154456U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007016081A2 (en) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Graco Minnesota Inc. | Reciprocating pump with electronically monitored air valve and piston |
BR112016020595B1 (pt) * | 2014-03-06 | 2023-04-04 | White Drive Motors And Steering Gmbh | Sistema de direção para um veículo e arranjo de válvula de comutação de reação de carga para um circuito de direção hidrostático |
-
1983
- 1983-04-01 JP JP4678183U patent/JPS59154456U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59154456U (ja) | 1984-10-17 |
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