JPH06198275A - 廃液処理方法及び装置 - Google Patents

廃液処理方法及び装置

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JPH06198275A
JPH06198275A JP4361215A JP36121592A JPH06198275A JP H06198275 A JPH06198275 A JP H06198275A JP 4361215 A JP4361215 A JP 4361215A JP 36121592 A JP36121592 A JP 36121592A JP H06198275 A JPH06198275 A JP H06198275A
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gas
evaporated
waste liquid
liquid
sulfur
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JP4361215A
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Takao Ogawa
尊夫 小川
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OGAWA KANKYO KENKYUSHO KK
Ogawa Kankyo Kenkyusho KK
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OGAWA KANKYO KENKYUSHO KK
Ogawa Kankyo Kenkyusho KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真処理廃液等の廃液を加熱蒸発する際に発
生するイオウ系のガスとアンモニアガス等の有害物を効
率よく簡便にかつ経済的に処理する方法及び装置を提供
する。 【構成】 廃液を加熱蒸発し、蒸発したガスを苛性ソー
ダ等のアルカリ液に接触させ該蒸発ガス中のイオウ系の
ガスを吸収除去した後、該蒸発ガスを酸化に必要な空気
とともに略600℃以上に加熱し蒸発ガス中のアンモニ
アガス等の有害物を酸化分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銀塩写真処理液等の廃液
を処理する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表1は代表的な写真処理薬品の成分を示
すものである。一般に写真の処理廃液は汚濁度が高く、
BOD(生物化学的酸素要求量)やCOD(化学的酸素
要求量)は数万PPMもある。またその成分も有機物
や、イオウ系の無機物等多種多様の成分を含むためこれ
を効率よく、また経済的に処理することは容易でなく、
いまだ決め手となる処理法は確立されていない。
【0003】高濃度の汚濁物を含む廃液を処理する場
合、一般には廃液を焼却する方法を用いることが多い
が、写真廃液の場合は成分のイオウ化合物により焼却す
ることでかえって亜硫酸ガス等の有害なガスを多量に発
生し、そのためにこの有害ガスの処理が設備的に複雑な
ものとなり、また運転経費も多大となり経済的に成り立
たない。このため写真廃液の場合、廃液を蒸発濃縮して
廃液の容量を減少し、濃縮液を別に処理したり、また非
鉄鉱山に運搬して銀回収と同時に無害化処理したりする
方法がとられる。しかしながら廃液を蒸発させる方法は
写真廃液中の薬液成分が蒸発したりまた薬液成分が熱に
より分解しガスとして蒸発し、蒸発ガス中に混入し、そ
れを凝縮した凝縮液(処理水)を汚染し、きれいな処理
水は得られない。このため廃液を蒸発させる際の圧力を
減圧にし、沸点を低くして薬液の分解をできるだけ抑制
して蒸発させる減圧蒸発方式がとられる。この方法は大
気圧下での蒸発よりかなり薬液の分解は抑制できるもの
の、得られる凝縮液(処理水)にはアンモニアが2,0
00ppm、CODも1,000ppm程度含まれ、凝
縮液をさらに処理しなければならないという問題は同じ
である。
【0004】表2にはチオ硫酸アンモニウムを含む写真
廃液を加熱蒸発していくと薬液成分の分解によりアンモ
ニアガスが発生し、それにともない液のpHか低下しや
がて液のpHが略4.6以下になると硫化水素や亜硫酸
ガスを発生する過程を示す。
【0005】このように写真処理廃液を蒸発濃縮する処
理法においては、蒸発時の圧力が減圧であろうと、大気
圧であろうと得られる凝縮水は処理としては不十分であ
り、さらに処理を必要とするものである。したがって写
真処理廃液の処理方式としての蒸発処理法はクリ−ンな
凝縮液を得るために蒸発プロセスに追加する二次処理プ
ロセスを加えた全体のプロセスで性能評価する必要があ
る。写真廃液を蒸発したときに発生する蒸発ガスに含ま
れる有害物は主としてチオ硫酸アンモニウムが分解して
発生するアンモニアガス、薬液成分から揮散するベンジ
ルアルコ−ル等の有機溶剤ガス、チオ硫酸アンモニウム
が分解してアンモニアガスが揮散した結果液のpHが低
下してさらに成分が分解して発生する硫化水素や亜硫酸
ガス等のイオウ系ガスが主たるものである。蒸発ガスを
凝縮して得られる凝縮液にも当然これらの有害物が含ま
れる。また減圧化で蒸発させる方法は沸騰温度を低くで
きるため、大気圧下でも沸騰よりもアンモニアやイオウ
系ガスの発生は少ないが、問題は同じである。
【0006】この二次処理方法として一旦蒸発ガスを凝
縮させ、凝縮液について処理する方法には、活性汚泥法
や活性炭とイオン交換樹脂で処理する方法、空気で曝気
するアンモニアストリッピングする方法がある。しかし
ながら活性汚泥で処理する方法はベンジルアルコ−ル等
の有機物は比較的効率よく処理出来るものの多量のアン
モニアを富栄養化対策として脱窒まで処理することは容
易でないことは周知である。また活性炭とイオン交換樹
脂で処理する方法は装置的には活性汚泥法より簡便であ
るが、活性炭の交換やイオン交換樹脂の再生や再生廃液
の処理等運転費がかかることで経済的に困難である。空
気によるアンモニアストリッピングはアンモニアは除去
できるものの液中の有機溶剤等のCOD成分の除去がで
きないためこれまた不十分である。
【0007】このため本発明者は一旦蒸発ガスを凝縮さ
せると効率的な処理法がとりえないと判断し、蒸発ガス
を凝縮させずに酸化に必要な少量の空気を混合しガスの
まま加熱しガス中のアンモニアガスや有機溶剤ガスを酸
化分解する方式に着目した。しかしながらこの方法にお
いてはガス中の硫化水素や亜硫酸ガスは処理できない。
ガスのまま高温に加熱して酸化分解したのちイオウ系の
ガスを除去するのは装置的にはガス燃焼炉のあと、熱交
換器や吸収塔や吸収液の中和装置等必要とし、したがっ
て運転管理もまた複雑となってしまう。このため、本発
明者は特開平3−47581号において蒸発中の廃液に
苛性ソ−ダ等のアルカリを添加しpHを略4.6以上に
保つことにより廃液からの硫化水素や亜硫酸ガスの発生
を抑制して蒸発をおこない発生する蒸発ガスをガス状態
のまま加熱酸化分解する方式を提案した。この方法によ
り蒸発装置とガス加熱分解炉(またはガス触媒接触分解
装置)という簡単な系で写真廃液を完全に処理できるよ
うになったが、この方法においてはイオウ系のガスの発
生抑制のためにアルカリをある程度多量に必要とするた
め薬剤コストと頻繁なアルカリの交換補充の煩わしさが
あり、この点を改良する簡便なプロセスが望まれてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】写真処理廃液等の廃液
を加熱蒸発する際に発生するイオウ系のガスとアンモニ
アガス等の有害物を効率よく簡便にかつ経済的に処理す
る方法及び装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】廃液を加熱蒸発し、蒸発
したガスを苛性ソ−ダ等のアルカリを含む吸収液に接触
させ該蒸発ガス中のイオウ系のガスを吸収除去した後、
該蒸発ガスを酸化に必要な量の空気とともに略600℃
以上加熱しまたは該蒸発ガスを酸化に必要な量の空気と
ともに略200℃以上に加熱し触媒と接触させることに
より蒸発ガス中のアンモニアガス等の有害物を酸化分解
する。また蒸発したガスの一部を凝縮させた凝縮液に苛
性ソ−ダ等のアルカリを添加した液を吸収液として還流
させ上記イオウ系のガスとアンモニアガス等の有害物を
処理している。
【0010】
【作用および実施例】本発明の実施例を以下に示しなが
ら説明する。図1は写真処理廃液を処理する装置で、該
装置は原液(G)、同ポンプ(1)、蒸発室(2)、ボ
イラ−(3)、廃液加熱熱交換器(4)、吸収塔
(5)、吸収液予熱器(6)、吸収液容器(7)、吸収
液供給ポンプ(8)、ブロア−(9)、熱分解炉(1
0)、煙突(11)を備えている。
【0011】原液(G)はポンプ(1)により一定量づ
つ連続的に蒸発室に送られる。蒸発室(2)の圧力はほ
ぼ大気圧であり、ボイラ−(3)からの蒸気で熱交換器
(4)て間接的に加熱され、廃液は約100℃で沸騰蒸
発する。この蒸発ガスには薬液中の成分の有機溶剤ガス
や廃液中のチオ硫酸アンモニウムが分解して発生する多
量のアンモニアやチオ硫酸アンモニウムが分解して液の
pHが低下することで発生する硫化水素や亜硫酸ガスが
含まれる。
【0012】蒸発ガスは蒸発室上部に設置された吸収塔
(5)に入いる。吸収塔にはラッシリング等気液接触効
率をあげるための吸収材(30)が充填され、蒸発ガス
は吸収塔を上昇しつつ吸収塔の上から吸収材(30)を
濡らしながら下降する苛性ソ−ダ等のアルカリを含む吸
収液と向流操作で気液接触しながら、蒸発ガス中のイオ
ウ系のガスを吸収除去し吸収塔上部から排出される。苛
性ソ−ダ等のアルカリを含む吸収液は吸収液容器(7)
から吸収液供給ポンプ(8)に途中吸収液予熱器(6)
により沸点近くまで昇温され吸収塔上部に供給される。
イオウ系のガスはいずれも酸性のガスのため、吸収塔内
では硫化ソ−ダや亜硫酸ナトリウム等の塩を生じる反応
吸収となり、極めて効率よく吸収が行なわれ、吸収塔を
でる蒸発ガスにはほとんどイオウ系のガスは含まれず、
蒸発ガス中の有害物はアンモニアガスや有機溶剤ガスと
なる。
【0013】吸収後の蒸発ガスはブロア−(9)から送
られる有害ガスを酸化分解するに必要な酸素を供給する
ため少量の空気と混合され、熱分解炉(10)に送られ
る。熱分解炉ではポンプ(21)で送られる灯油等の燃
料(22)によって略600℃以上に加熱されこれらの
ガスは加熱分解により窒素ガスや炭酸ガスや水となり、
無害化され煙突(11)から排出される。
【0014】図2には熱分解炉の替わりに触媒酸化装置
(12)を設置する場合を示す。この場合はブロア−
(9)で空気と混合後、触媒酸化装置内のガス予熱部
(13)で加熱装置(図示では電気ヒ−タ(14))に
より略200℃以上に加熱され触媒反応部(15)に送
られる。触媒反応部(15)では加熱されたガスが白金
等の触媒(16)と接触し、ガス中のアンモニアガスや
有機溶剤ガスを酸化分解し、無害化して排出口(17)
より排出する。図2は説明のために一般的な触媒酸化装
置を示すが、写真廃液をー蒸発させると多量のアンモニ
アガスが発生し触媒反応部での温度がアンモニアガスの
燃焼熱のため上昇するため実際の装置には触媒反応部で
の温度を制御する手段が必要であり、このための触媒反
応装置としては特願平4ー151186号に示す装置が
適用できる。
【0015】図3は吸収液として蒸発ガスの一部を凝縮
した凝縮液に苛性ソ−ダ等のアルカリを添加した液を還
流する場合の装置を示す。蒸発ガスは上記実施例と同じ
く吸収塔を上昇しイオウ系ガスを除去された吸収塔を排
出した後、一部がコンデンサ−(18)で凝縮される凝
縮液に苛性ソ−ダ容器(19)から苛性ソ−ダポンプ
(20)により供給される苛性ソ−ダを添加し、吸収液
として還流する。
【0016】本具体例では省略しているが、無害化され
たガスは多量のエネルギ−をもっているため、ヒ−トポ
ンプを設置して熱回収し、ガス中の水蒸気を凝縮して凝
縮液として取り出すこともできる。本方式で使用できる
アルカリは廃液の沸点において硫化水素や亜硫酸ガスと
安定した化合物をつくるものが適用でき、代表的なアル
カリとして苛性ソ−ダがある。
【0017】表3に本方式の特徴である、苛性ソ−ダを
含む吸収液で蒸発ガス中のイオウ系ガスの除去性能を示
す。表に示すように充填式の吸収塔で概ね吸収液と蒸発
ガス量の比L/Gが0.3程度、苛性ソ−ダ量は廃液蒸
発量の約0.2%程度で十分イオウ系ガスを除去できる
ことが判る。なおL/Gの値は吸収塔の型式、性能によ
り変わることはいうまでもない。
【0018】表4はコンデンサ−を用いて凝縮液を還流
した場合の除去性能を示す。L/Gが表3と同じ程度に
還流比を0.3にするとL/Gが表3と同じ条件となり
除去性能も同等となる。
【0019】表5は熱分解炉における有害物に酸化分解
の程度を示すものである。表に示すごとく炉内温度が6
00℃以上であればアンモニアガスや有機溶剤ガスが除
去できることが判る。炉内温度は確実に分解し、かつ窒
素酸化物の生成を抑制する観点から700℃から800
℃で操作することが好ましい。
【0020】表6は触媒酸化装置における有害物の酸化
分解の程度を示すものである。一般にアンモニアガスを
触媒で酸化分解する場合一部が窒素酸化物に転化する可
能性があるが適正な触媒の選定と反応温度条件を適正に
えらべば無害に処理できることが判る。適用できる触媒
は一般的に市販されている白金触媒や堺化学(株)製の
酸化チタン系のS145Pなどの触媒がある。
【0021】本方式の特徴はまず第1に使用する苛性ソ
−ダの量は直接蒸発中の廃液に添加する特開平3−47
581号の場合は廃液量の約2%必要であったのが本方
式の場合約0.2%と約1/10程度ですむ大きな利点
がある。直接廃液に添加すると苛性ソ−ダの大部分はチ
オ硫酸アンモニウムのアンモニウムと置換する反応に消
費されてしまうが、本方式は廃液のpHが低下した結果
発生する硫化水素や亜硫酸ガスを吸収するに必要なだけ
の量で済むためである。
【0022】第2は蒸発ガスを燃焼炉で加熱酸化分解す
る前に、イオウ系のガスを除去することである。このこ
とにより燃焼炉へはアンモニアガスや有機溶剤ガスのみ
となり、加熱酸化分解だけで無害化でき、廃ガス処理が
不要となる。もし普通に燃焼炉で加熱酸化分解したあと
でイオウ系のガスを吸収処理しようとすると最も単純化
した除去プロセスでも図4のごとく加熱分解燃焼炉(1
0)のあと吸収塔(23)、白煙防止昇温炉(27)、
吸収廃液のCOD処理装置(29)や誘引ガスブロア−
(26)、アルカリ吸収液タンク(24)、同ポンプ
(25)、煙突(28)などが必要となり、また吸収塔
の装置の大きさも表7に示すごとく熱による水蒸気の蒸
発によりガス量が増加するため本発明の吸収塔よりも約
2.0倍の大きさとなり、また白煙防止の灯油使用が増
えることから本発明より使用エネルギーが約27%増加
するなど本方式の優位は明らかである。また本方式で燃
焼炉を触媒による接触酸化分解方式でおこなう場合で
は、燃焼炉に入る前に往々にして触媒毒ともなるイオウ
系のガスを除去してしまうため、適用できる触媒の制約
が少なくなる利点があり、実施例のごとくもっとも一般
的な白金系の触媒も使用できる利点がある。このことに
より特願平4ー147940号に示す方法と本発明を組
合せて廃液を減圧下で蒸発し、蒸発したガスを本発明の
ごとく吸収塔でイオウ系のガスを除去した後有害物を触
媒で酸化分解後、廃液蒸発のための熱源として熱回収す
るという省エネルギーの廃液処理装置を特殊な触媒を用
いることなく実現できる。
【0023】上記蒸発ガスの一部を凝縮し、凝縮液とし
て還流して蒸発ガスを吸収することの特徴は、還流しな
いで外部から沸点のアルカリ液を吸収塔上部より供給し
てイオウ系のガスを除去する場合と比較し、さらに装置
規模や運転コストを小さくできることである。還流しな
い場合の吸収液は吸収塔をでた後、蒸発器で蒸発しなけ
ればならないため、コンデンサ−で還流する方式に比較
し、燃焼炉で処理するガス量は吸収液の量だけ増えてし
まう。コンデンサ−で還流する場合は燃焼炉で処理する
ガス量は増加しないため、燃焼炉の装置規模や運転コス
トを小さくできる。前記実施例の場合のL/G=0.3
の場合では燃焼炉の装置規模や燃焼炉でのエネルギ−消
費量を約23%小さくできる。また付属の苛性ソ−ダ容
器、添加ポンプも小さくできる利点がある。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のごとく簡便な方法及び装
置で効率よくかつ経済的に写真廃液等の廃液を処理する
ことができる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】
【表7】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】他の実施例を示す概略図である。
【図3】還流を用いた他の実施例を示す概略図である。
【図4】本装置との比較例を示す概略図である。
【符号の説明】
2 蒸発室 5 吸収塔 7 吸収液容器 10
熱分解炉 16触媒充填層 18 コンデンサ−
19 苛性ソ−ダ容器 30 吸収材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 5/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真処理廃液等の廃液を加熱蒸発し、蒸
    発したガスを苛性ソ−ダ等のアルカリを含む吸収液と接
    触させ該蒸発ガス中のイオウ系のガスを吸収したのち該
    蒸発ガスを酸化に必要な量の空気とともに略600℃以
    上に加熱して該蒸発ガス中のアンモニアガス等の有害物
    を酸化分解することを特徴とする廃液処理方法。
  2. 【請求項2】 写真処理廃液等の廃液を加熱蒸発し、蒸
    発したガスを苛性ソ−ダ等のアルカリを含む吸収液と接
    触させ該蒸発ガス中のイオウ系のガスを吸収したのち該
    蒸発ガスを酸化に必要な量の空気とともに略200℃以
    上に加熱して触媒に接触させることにより該蒸発ガス中
    のアンモニアガス等の有害物を酸化分解することを特徴
    とする廃液処理方法。
  3. 【請求項3】 上記蒸発したガスの一部を凝縮して得ら
    れる凝縮液に苛性ソ−ダ等のアルカリを加え該凝縮液を
    還流させて該蒸発ガスと接触させる請求項1または2に
    記載の廃液処理方法。
  4. 【請求項4】 写真処理廃液等の廃液を加熱蒸発させる
    蒸発室と、該蒸発室から発生する蒸発ガスを苛性ソ−ダ
    等のアルカリを含む吸収液で蒸発ガス中のイオウ系のガ
    スを吸収除去する吸収装置と、吸収後の該蒸発ガスを加
    熱により該蒸発ガス中よりアンモニアガス等の有害物を
    酸化分解する熱分解装置を具備する廃液処理装置。
  5. 【請求項5】 上記イオウ系のガスを吸収除去した後の
    蒸発ガスの一部を凝縮するコンデンサーと、凝縮した液
    に苛性ソーダ等のアルカリを添加する手段と、該凝縮液
    を吸収装置の吸収液として吸収装置に還流する手段を設
    けた請求項4に記載の廃液処理装置。
JP4361215A 1992-12-28 1992-12-28 廃液処理方法及び装置 Pending JPH06198275A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109264805A (zh) * 2018-11-19 2019-01-25 金川集团股份有限公司 一种高效处理含羰废水的设备及其处理方法

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JPS56150762A (en) * 1980-04-24 1981-11-21 Copyer Co Ltd Control method for surface potential of photoreceptor of electrophotographic copier
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