JP4465786B2 - し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置 - Google Patents

し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はし尿および/または浄化槽汚泥を濃縮して浄化する処理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
し尿は家庭、施設等からバキューム車で汲み取ってし尿処理場に集められ、集中的に処理されている。家庭、施設等にし尿の浄化槽が設置される場合は浄化槽汚泥をバキューム車で汲み取ってし尿処理場に集められ、し尿と混合して処理されている。このようなし尿処理場におけるし尿および/または浄化槽汚泥の処理方法は、嫌気性処理、好気性処理等の生物学的処理方法が一般的である。
【0003】
し尿は、糞由来の固形物を含む他、種々の有機物、アンモニア、リン酸やカルシウム、マグネシウム等が溶解しており、pHが7〜9、TOCが数千ppmが一般的である。このようなし尿を生物処理する場合、高濃度であるため、嫌気性処理では長期間の処理が必要であり、好気性処理では高希釈が必要であり、このため装置も大型化する。
【0004】
このようなし尿および/または浄化槽汚泥は燃焼するには有機物濃度が低いため、これを脱水して焼却する試みもあるが、脱水のためには多量の凝集剤を必要とし、また脱水液は生物処理等により別途処理する必要がある。
下水等に適用されている液中燃焼による有機物の分解方法等をし尿および/または浄化槽汚泥に適用する場合でも、し尿および/または浄化槽汚泥は有機物濃度が低いため、効率は低く実用的でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、簡単な装置と操作により短時間で、凝集剤を使用することなく少ないエネルギーでし尿および/または浄化槽汚泥を高分解率で処理して無害化することができ、発生汚泥量を少なくできるとともに、装置のスケール化を防止することができ、かつ処理水の再利用も可能なし尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置を提案することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は次のし尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置である。
(1) し尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物を、種晶を添加して蒸発濃縮させる濃縮工程と、
被処理物の濃縮物を浄化する浄化工程とを含む
し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法。
(2) 濃縮工程はpH6以下で蒸発濃縮を行う上記(1)記載の方法。
(3) 浄化工程は焼却工程である上記(1)または(2)記載の方法。
) し尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物を、種晶を添加して蒸発濃縮する濃縮装置と、
被処理物の濃縮物を浄化する浄化装置とを含む
し尿および/または浄化槽汚泥の処理装置。
) 濃縮装置は加熱した被処理物を熱交換器を通して循環し、発生蒸気を圧縮して熱交換器に供給して、循環する被処理物を加熱するものである上記()記載の装置。
) 浄化装置は焼却装置である上記()または()記載の装置。
【0007】
本発明において処理の対象となる被処理物はし尿および/または浄化槽汚泥である。し尿は家庭または施設等からバキューム車で汲み取られた生し尿またはその前処理物などがあげられる。浄化槽汚泥は家庭または施設等において、し尿処理用に設置される浄化槽に堆積する汚泥であって、し尿と同様にバキューム車で汲み取って集められる汚泥またはその前処理物などがあげられる。これらのし尿および浄化槽汚泥は両者を任意の割合で混合して被処理物としてもよく、また別々に被処理物としてもよい。また他の有機性排液やゴミ等を混合して被処理物としてもよい。
【0008】
本発明ではこのようなし尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物を濃縮工程において、種晶を添加して蒸発濃縮する。濃縮工程で使用する濃縮装置は被処理物を蒸発により濃縮できるものであれば制限なく、液膜式、浸管式、フラッシュ式など、任意の濃縮装置を用いることができるが、加熱した被処理物を熱交換部を通して循環し、発生蒸気を必要によりミストを除去して圧縮し、熱交換部に供給することにより、循環する被処理物を加熱する循環式のものが好ましい。このような循環式の濃縮装置は最初に加熱を行えば、その後は圧縮のためのエネルギーを加えるだけで蒸発濃縮を行うことができ好ましい。被処理物の加熱に必要な熱は濃縮装置および/または浄化装置から排出される処理物から回収して使用することができる。
【0009】
被処理物は粉砕装置により粉砕して均質化し、蒸発濃縮を行うのが好ましい。粉砕手段としてはポンプや粉砕機が使用できる。通常1mm程度に粉砕することにより伝熱管の閉塞を防止できる。このような被処理物を塩酸、硫酸等の酸や酸性塩の添加によりpH6以下、好ましくは5以下に調整して蒸発濃縮を行うと、アンモニアの蒸発を防止するとともに、発泡を防止して消泡剤の使用量を少なくすることができる。pHの下限はないが、腐食防止および薬剤使用量の点からpH4以上が好ましく、pH5付近で濃縮を行うのが最も好ましい。
【0010】
濃縮工程において種晶を添加して蒸発濃縮を行うと、被処理物中のリン酸、カルシウム、マグネシウム等が種晶上に析出するため、濃縮装置および浄化装置のスケール化を防止することができる。種晶としては特に制限はなく、硫酸カルシウム、リン酸カルシウムなどが使用できる。このような種晶その他の固形物は濃縮工程後に除去してもよく、また除去することなく浄化工程を行い、その後除去してもよい。
【0011】
濃縮工程における濃縮倍率は任意であるが、浄化工程において、含まれる有機物の燃焼により燃焼を維持できる程度、または補助燃料を制限できる程度の濃度まで濃縮するのが好ましく、これにより処理コストを低減することができる。濃縮倍率を高めすぎると濃縮物の流動性が低下する場合があるので、この場合は濃縮倍率を低くし、補助燃料を増加することができる。
【0012】
上記により生成する濃縮物は浄化工程に送られる。蒸発した蒸気の凝縮水にも有機物、アンモニア、固形物等の不純物が移行しているので、逆浸透膜を用いる膜分離等により有機物その他の不純物を濃縮し、その濃縮液を上記被処理物の濃縮物と合せて浄化工程へ送るのが好ましい。膜分離による分離液は活性炭処理等により有機物その他の不純物を除去することにより回収、使用することができる。
【0013】
濃縮工程においてpH6以下で蒸発濃縮を行うことにより、アンモニアの蒸発は抑制されるが、それでも一部のアンモニアは蒸発し、その一部は凝縮水に移行し、一部は非凝縮ガスとともに排気される。この場合蒸発したアンモニアの分解装置を設けることにより、後処理が容易になる。アンモニア分解工程としては触媒分解装置が好ましく、蒸気または凝縮水の状態で酸化剤の存在下に触媒層を通すことにより、アンモニアを分解することができる。触媒としては貴金属類を担持させた触媒、好ましくは白金担持アルミナ触媒が望ましく、蒸気の状態で分解する場合は300〜400℃、凝させてから分解するためには150〜200℃が好適である。アンモニアの分解と同時に有機物等も分解されるので、凝縮水はそのまま洗浄水等として再利用が可能である。
【0014】
浄化工程では濃縮工程で得られる被処理物の濃縮物を浄化装置に導入して燃焼等により有機物の分解を行う。このとき前述のように凝縮液の膜分離による濃縮液を合せて浄化工程により分解することができる。
浄化工程は濃縮物に含まれる有機物を分解して浄化する工程であり、焼却、液中燃焼等で有機物を酸化分解することにより浄化する方法を採用すると蒸発による濃縮の効果を発揮できるので好ましい。焼却は濃縮物をそのまま焼却炉に導入し、必要により補助燃料を加えて燃焼させて有機物を分解する。液中燃焼の場合も燃焼ガス等の加熱手段により加熱を行い、液相で有機物を燃焼させて浄化する。
【0015】
上記の処理では予め濃縮工程において被処理物であるし尿および/または浄化槽汚泥を濃縮することにより、高濃度の濃縮物を浄化工程に導入して酸化分解等により浄化を行うことができる。酸化分解の場合被反応物の熱量により有機物とともにアンモニアも分解することができ、外部から加える熱量を少なくして高分解率で有機物およびアンモニアを分解することが可能になる。この場合蒸発による濃縮は凝集剤等を使用することなく高濃縮できるので、熱量の高い状態での酸化による浄化が可能である。
【0016】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、し尿および/または浄化槽汚泥を濃縮工程で、種晶を添加して蒸発濃縮させて濃縮後、濃縮物を浄化工程において浄化するようにしたので、簡単な装置と操作により短時間で、凝集剤を使用することなく少ないエネルギーでし尿および/または浄化槽汚泥を高分解率で処理して無害化することができ、発生汚泥量を少なくできるとともに、装置のスケール化を防止することができ、生成する水の再利用も可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1、図2は別の実施形態の処理装置のフロー図である。
【0018】
図1において、1は被処理物槽、2は濃縮装置、3は濃縮物槽、4は焼却炉、5は排煙処理装置である。被処理物槽1にはし尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物10を粉砕して供給するための粉砕機6を有する被処理物供給路7とともに、pH調整剤供給路8および種晶供給路9が連絡している。また被処理物槽1から系路11が熱交換器12を介して濃縮装置2の下部に連絡している。
【0019】
濃縮装置2は循環式の蒸発濃縮装置であり、被処理物13と蒸気14を収容する本体15の上部に、複数の熱交換管16を垂直方向に配置した熱交換部17、およびさらにその上に分配部18を有し、本体15の下部から系路19を通してポンプ21により被処理物13を分配部18に送り、分配器22により被処理物を熱交換管16の内壁に沿って膜状に流下させて循環するように構成されている。また本体15の上部と熱交換部17間に設けられたミスト除去部材23を通して、本体15上部から蒸気を系路24に吸引し、コンプレッサ25で圧縮して熱交換部17の熱交換管16の外側に供給するように構成されている。系路19から分岐する系路26が濃縮物槽3に連絡している。
【0020】
濃縮装置2の熱交換部17から系路27が熱交換器12を介して膜分離装置28の濃縮室29に連絡している。膜分離装置28は内部に設けられた逆浸透膜31により濃縮室29と透過室32に区画されている。濃縮室29から系路33が濃縮物槽3に連絡している。また透過室32から系路34が活性炭35を充填した吸着槽36を介して系外に連絡している。
【0021】
濃縮物槽3から濃縮物30を供給するポンプ37を有する系路38が焼却炉4に設けられた供給装置41に連絡している。供給装置41には空気供給路42および燃料供給路43が連絡している。この供給装置41は濃縮物と空気および補助燃料の混合流を焼却炉4に供給して燃焼させるように焼却炉4に取付けられている。
【0022】
焼却炉4から煙道44が排煙処理装置5に連絡している。排煙処理装置5はスクラバからなり、洗煙水路51、排ガス路52および洗煙排水路53が連絡している。なお上記の装置においてポンプ、弁等が必要であるが、省略して図示されている。
【0023】
上記の装置における処理は以下のように行われる。まずし尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物を被処理物供給路7から供給し、粉砕機6で粉砕して被処理物槽1に導入する。被処理物槽1にはpH調整剤供給路8からpH調整剤を供給してpH6以下に調整し、また種晶供給路9から種晶を供給して被処理物10と混合する。
【0024】
被処理物槽1内の被処理物10は系路11から熱交換器12を通して加熱し、濃縮装置2の本体15に導入する。濃縮装置2ではポンプ21を駆動することにより系路19を通して被処理物13を分配部18に送り、分配器22により熱交換管16の内壁に膜状に分配して流下させることにより水分を蒸発させ、蒸気および濃縮物を本体15に循環させる。
【0025】
一方、蒸気14はミスト除去部材23を通してミストを除去し、コンプレッサ25により圧縮して系路24から熱交換部17に供給する。圧縮により温度上昇した蒸気は熱交換管16の外側に至り、熱交換管16の内壁を膜状に流下する被処理物を加熱して蒸発させ、自身は凝縮して凝縮水となり、系路27から熱交換器12に入って新しい被処理物と熱交換して膜分離装置28に入る。
【0026】
上記の濃縮工程では、運転開始時に熱交換器12に蒸気等の熱源を供給して被処理物を加熱して蒸発を開始すれば、その後はコンプレッサ25の圧縮によって温度上昇させて蒸発を行い、被処理物を効率よく濃縮することができる。濃縮物は系路26から濃縮物槽3に送られる。ミスト除去部材23で除去されたミストはそのまま本体15に戻り、凝縮水の汚染を防止する。
【0027】
濃縮工程においてpH6以下の条件で被処理物から水を蒸発させることによりアンモニアの気化を防止することができるが、一部のアンモニアは気化するので、ミスト除去部材23を通過する固形物、有機物等の不純物とともに膜分離装置28で膜分離を行う。膜分離装置28では凝縮液を系路27から濃縮室29に高圧で供給し、逆浸透膜31を通して水を透過室32に透過させ、濃縮液は系路33から濃縮物槽3に送り、濃縮物30と混合する。透過液は吸着槽36に供給し、活性炭35により有機物その他の不純物を除去し、系路34から排出し、必要により回収水として使用される。
【0028】
濃縮物槽3の濃縮物30はポンプ37により系路38から供給装置41に送り、ここで空気供給路42から送られる空気および必要により燃料供給路43から送られる補助燃料と混合し、混合流を焼却炉4に供給して燃焼を行う。
供給装置41から供給される混合流は高温の焼却炉内で着火して燃焼する。これにより濃縮物中の有機物、アンモニアその他の可燃物は焼却される。この焼却工程では前の濃縮工程で濃縮されて熱量の高くなった濃縮物が燃焼するため、濃縮物の持つ熱量だけ燃焼可能なときは補助燃料を使うことなく燃焼を行い、有機物とともにアンモニアも分解することができる。
燃焼炉の燃焼ガスは煙道44から排煙処理装置5に入り、ここで洗煙水路51から入る洗煙水と接触して洗煙され、有害物を除去された排ガスは排ガス路52から排出され、洗煙排水は洗煙排水路53から排出され、別途処理される。
【0029】
図2は他の実施形態の処理装置を示すフロー図である。この実施形態では基本的な構成は図1とほぼ同様となっており、相違点は濃縮装置2から凝縮水を取り出す系路27に熱交換器56、57および触媒反応槽58が設けられていることと、図1における膜分離装置28、吸着槽36および系路33、34が省略されていることである。
【0030】
図2の装置による処理方法は、図1の場合とほぼ同様に行われるが、濃縮装置2から取り出される凝縮水は熱交換器56で加熱した後、熱交換器57において蒸気供給路60から供給する蒸気により加熱して触媒反応槽58において触媒層59を通過させることにより、アンモニアおよび有機物が分解し、熱交換器56、12を通して系路39から凝縮水を排出する点が相違している。これにより膜分離の操作は省略される。
【0031】
上記の実施形態において、濃縮装置2として循環式の蒸発濃縮装置を示したが液膜式、浸管式、フラッシュ式など他の蒸発形式の蒸発濃縮装置を用いてもよい。また濃縮装置から得られる凝縮水の処理には、図1および図2に示される膜分離、触媒酸化のほかに、イオン交換、凝縮、生物処理など他の処理手段が採用できる。また焼却炉4に代えて液中燃焼法その他の浄化装置が使用できる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0033】
実施例1
し尿処理場から採取した生し尿と浄化槽汚泥の混合物(表1に性状を示す)のpHを調整して1literのフラスコにとり、マントルヒーターで加熱して沸騰させ濃縮した。蒸気は水を流した冷却器で冷却し、凝縮水を回収し分析した。濃縮試験結果を表2に示す。
【0034】
表2に示すように、生し尿および浄化槽汚泥の混合物をそのまま蒸発処理すると(Run−1)、沸騰直前から発泡が始まった。沸騰開始とともに著しく発泡し、混合物はフラスコから冷却管側にまで移行し、濃縮作業を続けることはできなかった。これに対して、消泡剤としてクリレス710(栗田工業(株)製、商標)を200mg/l添加して蒸発を行った場合(Run−2)は、発泡せず、通常の沸騰状態を示した。
【0035】
また塩酸でpH6.0〜4.5(Run−3、4、6)、硫酸でpH5.0(Run−5)とした場合には発泡せず、通常の沸騰状態を示した。本実施例では7倍濃縮としたが、濃縮倍数をさらに高くすることも可能であった。凝縮水中のアンモニア濃度を比較すると、pHが低いほど低くなっているが、pH5.0以下で特に低くなり、アンモニアの蒸発抑制ができていることがわかる。Run−5では、フラスコと冷却器の間にガラス製でらせん状の充填物を含む分留管を設置した。凝縮水中のTOCが低減できていることがわかる。
【0036】
【表1】
Figure 0004465786
【0037】
【表2】
Figure 0004465786
【0038】
実施例2
実施例1のRun−5で得られた濃縮物(TOC:26600mg/l、NH4 +:12700mg/l)について、流動床式焼却炉を用いて焼却試験を行ったところ、有機物、アンモニア等の可燃物を焼却することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の処理装置のフロー図である。
【図2】他の実施形態の処理装置のフロー図である。
【符号の説明】
1 被処理物槽
2 濃縮装置
3 濃縮物槽
4 焼却炉
5 排煙処理装置
6 粉砕機
7 被処理物供給路
8 pH調整剤供給路
9 種晶供給路
10、13 被処理物
12、56、57 熱交換器
14 蒸気
15 本体
16 熱交換管
17 熱交換部
18 分配部
21、37、42 ポンプ
22 分配器
23 ミスト除去部材
25 コンプレッサ
28 膜分離装置
29 濃縮室
30 濃縮物
31 逆浸透膜
32 透過室
35 活性炭
36 吸着槽
41 供給装置
42 空気供給路
43 燃料供給路
44 煙道
51 洗煙水路
52 排ガス路
53 洗煙排水路
58 触媒反応槽
59 触媒層

Claims (6)

  1. し尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物を、種晶を添加して蒸発濃縮させる濃縮工程と、
    被処理物の濃縮物を浄化する浄化工程とを含む
    し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法。
  2. 濃縮工程はpH6以下で蒸発濃縮を行う請求項1記載の方法。
  3. 浄化工程は焼却工程である請求項1または2記載の方法。
  4. し尿および/または浄化槽汚泥からなる被処理物を、種晶を添加して蒸発濃縮する濃縮装置と、
    被処理物の濃縮物を浄化する浄化装置とを含む
    し尿および/または浄化槽汚泥の処理装置。
  5. 濃縮装置は加熱した被処理物を熱交換器を通して循環し、発生蒸気を圧縮して熱交換器に供給して、循環する被処理物を加熱するものである請求項記載の装置。
  6. 浄化装置は焼却装置である請求項または記載の装置。
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