JPH06197581A - スピンドルモ−タのサ−ボ制御装置 - Google Patents
スピンドルモ−タのサ−ボ制御装置Info
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- JPH06197581A JPH06197581A JP43A JP35652492A JPH06197581A JP H06197581 A JPH06197581 A JP H06197581A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35652492 A JP35652492 A JP 35652492A JP H06197581 A JPH06197581 A JP H06197581A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作負荷の原因に関係なく、負荷変動の広い
範囲において安定してサ−ボ制御することができるスピ
ンドルモ−タの制御装置を提案すること。 【構成】 スピンドルモ−タ10の負荷電流を検出する
電流検出回路21と、スピンドルモ−タ10に流れる負
荷電流の変動範囲を複数のレベル段24a、24b、2
4cに分け、かつ、各々のレベル段に応じた速度ゲイン
Kvと位相ゲインKpの補正信号を出力するゲイン選択
回路23と、このゲイン選択回路23が上記電流検出回
路21によって検出された負荷電流の大きさを判断し、
その大きさに相当するレベル段にしたがって出力した補
正信号によってサ−ボ制御信号を補正する増幅器15、
16とより構成してある。
範囲において安定してサ−ボ制御することができるスピ
ンドルモ−タの制御装置を提案すること。 【構成】 スピンドルモ−タ10の負荷電流を検出する
電流検出回路21と、スピンドルモ−タ10に流れる負
荷電流の変動範囲を複数のレベル段24a、24b、2
4cに分け、かつ、各々のレベル段に応じた速度ゲイン
Kvと位相ゲインKpの補正信号を出力するゲイン選択
回路23と、このゲイン選択回路23が上記電流検出回
路21によって検出された負荷電流の大きさを判断し、
その大きさに相当するレベル段にしたがって出力した補
正信号によってサ−ボ制御信号を補正する増幅器15、
16とより構成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、磁気ディス
ク、光ディスクなどの記録媒体に情報記録し、また、そ
の記録を再生する記録再生装置に備えるスピンドルモ−
タのサ−ボ制御装置に関する。
ク、光ディスクなどの記録媒体に情報記録し、また、そ
の記録を再生する記録再生装置に備えるスピンドルモ−
タのサ−ボ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置は広い分野で使用されてい
るが、その一例として電子スチルカメラに備えられた記
録再生装置について説明する。電子スチルカメラには画
像情報を磁気ディスクに記録し、また、この記録を再生
するためのビデオフロッピ−ディスクドライブ装置(以
下、VFDDという)を備えている。
るが、その一例として電子スチルカメラに備えられた記
録再生装置について説明する。電子スチルカメラには画
像情報を磁気ディスクに記録し、また、この記録を再生
するためのビデオフロッピ−ディスクドライブ装置(以
下、VFDDという)を備えている。
【0003】VFDDは、円盤形のフロッピ−ディスク
(磁気ディスク)をスピンドルモ−タによって高速回転
させると共に、磁気ヘッドを当接させながらフロッピ−
ディスクの半径方向に移動させて画像情報を記録し、ま
た再生する構成となっている。
(磁気ディスク)をスピンドルモ−タによって高速回転
させると共に、磁気ヘッドを当接させながらフロッピ−
ディスクの半径方向に移動させて画像情報を記録し、ま
た再生する構成となっている。
【0004】また、このVFDDは、スピンドルモ−タ
の回転からFG信号を取出し速度制御し、フロッピ−デ
ィスクの回転からPG信号を取出して位相制御するサ−
ボ制御装置を備えている。つまり、スピンドルモ−タに
設けられているFGコイルが発生したFG信号と基準信
号との誤差量とを計算し、その誤差信号をフィ−ドバッ
クする。
の回転からFG信号を取出し速度制御し、フロッピ−デ
ィスクの回転からPG信号を取出して位相制御するサ−
ボ制御装置を備えている。つまり、スピンドルモ−タに
設けられているFGコイルが発生したFG信号と基準信
号との誤差量とを計算し、その誤差信号をフィ−ドバッ
クする。
【0005】さらに、フロッピ−ディスクの回転を磁気
的に検出するPGコイルが発生したPG信号とカメラ回
路からの垂直同期信号との位相差と、この位相差と基準
信号との誤差量とを計算し、その誤差信号をフィ−ドバ
ックする。そして、各々の誤差量が所定の範囲に入るよ
うにスピンドルモ−タがコントロ−ルされたときサ−ボ
ロック状態となり、フロッピ−ディスクの記録が可能に
なる。
的に検出するPGコイルが発生したPG信号とカメラ回
路からの垂直同期信号との位相差と、この位相差と基準
信号との誤差量とを計算し、その誤差信号をフィ−ドバ
ックする。そして、各々の誤差量が所定の範囲に入るよ
うにスピンドルモ−タがコントロ−ルされたときサ−ボ
ロック状態となり、フロッピ−ディスクの記録が可能に
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したサ−ボ制御装
置は、実際には速度に関する誤差信号と位相に関する誤
差信号とを増幅器でゲイン倍した後に加算されてフィ−
ドバックされるので、ゲインのかけ方によって負荷変動
に強いサ−ボ制御と弱いサ−ボ制御となる。したがっ
て、ゲインを上げればサ−ボ制御が強くなるが、ゲイン
を最適な値にしないと、記録または再生画像に悪影響を
与えたり、不安定領域に入って発振することがある。
置は、実際には速度に関する誤差信号と位相に関する誤
差信号とを増幅器でゲイン倍した後に加算されてフィ−
ドバックされるので、ゲインのかけ方によって負荷変動
に強いサ−ボ制御と弱いサ−ボ制御となる。したがっ
て、ゲインを上げればサ−ボ制御が強くなるが、ゲイン
を最適な値にしないと、記録または再生画像に悪影響を
与えたり、不安定領域に入って発振することがある。
【0007】特に、電子スチルカメラは寒い地域や暑い
地域で使用されることを配慮しなければならないため、
周囲温度による負荷変動に充分に対応できることが必要
となる。ところが、周囲温度の変化によってモ−タ負荷
やフロッピ−ディスクの堅さ等が変わり、動作負荷が重
くなったり、軽くなったりする。
地域で使用されることを配慮しなければならないため、
周囲温度による負荷変動に充分に対応できることが必要
となる。ところが、周囲温度の変化によってモ−タ負荷
やフロッピ−ディスクの堅さ等が変わり、動作負荷が重
くなったり、軽くなったりする。
【0008】一方、フロッピ−ディスクはメ−カ−が異
なるごとに、或いはロッドごとに動作負荷が変わること
があり、また、一枚のフロッピ−ディスクでもトラック
の違いによって動作負荷が変わる。さらに、磁気ヘッド
がフロッピ−ディスクに充分安定して当接していないと
き負荷変動が生ずる。
なるごとに、或いはロッドごとに動作負荷が変わること
があり、また、一枚のフロッピ−ディスクでもトラック
の違いによって動作負荷が変わる。さらに、磁気ヘッド
がフロッピ−ディスクに充分安定して当接していないと
き負荷変動が生ずる。
【0009】上記したように動作負荷が変動すると、ス
ピンドルモ−タの速度に影響するため、サ−ボロックで
きる範囲外になってフロッピ−ディスクの記録と再生が
不可能になることがある。
ピンドルモ−タの速度に影響するため、サ−ボロックで
きる範囲外になってフロッピ−ディスクの記録と再生が
不可能になることがある。
【0010】例えば、電子スチルカメラの動作保証範囲
が−5℃〜45℃であったとすれば、この範囲では動作
負荷が極めて大きく変わるから、サ−ボロックできない
ことがあり、また、ゲインを上げて延いてサ−ボロック
するようにすれば記録画像に悪影響を与えることとな
る。
が−5℃〜45℃であったとすれば、この範囲では動作
負荷が極めて大きく変わるから、サ−ボロックできない
ことがあり、また、ゲインを上げて延いてサ−ボロック
するようにすれば記録画像に悪影響を与えることとな
る。
【0011】特に、動作負荷を変動させる上記したとこ
ろの諸々の条件が重なったときにサ−ボロックできない
ことがある。このことから、ゲインの調整は種々の条件
を考慮して固定するため極めて難しいという問題があっ
た。
ろの諸々の条件が重なったときにサ−ボロックできない
ことがある。このことから、ゲインの調整は種々の条件
を考慮して固定するため極めて難しいという問題があっ
た。
【0012】本発明は上記した実情にかんがみ、動作負
荷の原因に関係なく常にサ−ボロックに移行できるよう
にしたスピンドルモ−タの制御装置を開発することを目
的とする。
荷の原因に関係なく常にサ−ボロックに移行できるよう
にしたスピンドルモ−タの制御装置を開発することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、第1発明として、サ−ボ制御によっ
てスピンドルモ−タを定速回転させるための制御装置に
おいて、スピンドルモ−タの負荷電流を検出する検出手
段と、スピンドルモ−タに流れる負荷電流の変動範囲を
予め複数のレベル段に分け、かつ、各々のレベル段に応
じた信号値の補正信号を出力する電流レベル判断手段
と、この電流レベル判断手段が上記検出手段により検出
された負荷電流の大きさを判断し、その大きさに相当す
るレベル段にしたがって出力した補正信号によってサ−
ボ制御信号を補正する補正手段とより構成したことを特
徴とするスピンドルモ−タのサ−ボ制御装置を提案す
る。
ため、本発明では、第1発明として、サ−ボ制御によっ
てスピンドルモ−タを定速回転させるための制御装置に
おいて、スピンドルモ−タの負荷電流を検出する検出手
段と、スピンドルモ−タに流れる負荷電流の変動範囲を
予め複数のレベル段に分け、かつ、各々のレベル段に応
じた信号値の補正信号を出力する電流レベル判断手段
と、この電流レベル判断手段が上記検出手段により検出
された負荷電流の大きさを判断し、その大きさに相当す
るレベル段にしたがって出力した補正信号によってサ−
ボ制御信号を補正する補正手段とより構成したことを特
徴とするスピンドルモ−タのサ−ボ制御装置を提案す
る。
【0014】第2発明として、サ−ボ制御によってスピ
ンドルモ−タを定速回転させるための制御装置におい
て、スピンドルモ−タまたはスピンドルモ−タを備える
機器に設置した温度センサと、スピンドルモ−タまたは
上記機器の温度変化範囲を予め複数の温度レベル段に分
け、かつ、各々の温度レベル段に応じた信号値の補正信
号を出力する温度レベル判断手段と、この温度レベル判
断手段が上記温度センサによって検出された温度を判断
し、その温度値に相当する温度レベル段にしたがって出
力した補正信号によってサ−ボ制御信号を補正する補正
手段とより構成したことを特徴とするスピンドルモ−タ
のサ−ボ制御装置を提案する。
ンドルモ−タを定速回転させるための制御装置におい
て、スピンドルモ−タまたはスピンドルモ−タを備える
機器に設置した温度センサと、スピンドルモ−タまたは
上記機器の温度変化範囲を予め複数の温度レベル段に分
け、かつ、各々の温度レベル段に応じた信号値の補正信
号を出力する温度レベル判断手段と、この温度レベル判
断手段が上記温度センサによって検出された温度を判断
し、その温度値に相当する温度レベル段にしたがって出
力した補正信号によってサ−ボ制御信号を補正する補正
手段とより構成したことを特徴とするスピンドルモ−タ
のサ−ボ制御装置を提案する。
【0015】
【作用】第1発明の制御装置では、スピンドルモ−タを
運転することにより、このモ−タに流れる負荷電流が検
出手段によって検出される。そして、電流レベル判断手
段において上記のように検出された負荷電流の大きさが
各々のレベル段のどのレベル段に相当するかが判断され
る。
運転することにより、このモ−タに流れる負荷電流が検
出手段によって検出される。そして、電流レベル判断手
段において上記のように検出された負荷電流の大きさが
各々のレベル段のどのレベル段に相当するかが判断され
る。
【0016】この判断によっていずれか一つのレベル段
が選び出され、そのレベル段に応じた補正信号が出力さ
れる。このように出力された補正信号は補正手段に送ら
れ、この補正手段がそのサ−ボ制御信号を補正する。し
たがって、スピンドルモ−タの負荷電流が補正されたサ
−ボ制御信号により制御される。
が選び出され、そのレベル段に応じた補正信号が出力さ
れる。このように出力された補正信号は補正手段に送ら
れ、この補正手段がそのサ−ボ制御信号を補正する。し
たがって、スピンドルモ−タの負荷電流が補正されたサ
−ボ制御信号により制御される。
【0017】スピンドルモ−タの負荷電流が変動すれ
ば、上記の動作が繰り返されるから、負荷の変化に関係
なくスピンドルモ−タが所定速度に保持される。
ば、上記の動作が繰り返されるから、負荷の変化に関係
なくスピンドルモ−タが所定速度に保持される。
【0018】第2発明の制御装置では、スピンドルモ−
タまたは機器の温度が温度センサによって検出される。
そして、温度レベル判断手段が検出された温度にしたが
って温度レベル段を選び出し、選び出した温度レベル段
に相応する補正信号を出力する。補正手段は、その補正
信号によってサ−ボ制御信号を補正する。
タまたは機器の温度が温度センサによって検出される。
そして、温度レベル判断手段が検出された温度にしたが
って温度レベル段を選び出し、選び出した温度レベル段
に相応する補正信号を出力する。補正手段は、その補正
信号によってサ−ボ制御信号を補正する。
【0019】
【実施例】次に、本発明を電子スチルカメラに備えたV
FDDに実施した一例について図面に沿って説明する。
図1はVFDDの回路部分を示すブロック図で、10は
スピンドルモ−タ、11はスピンドルモ−タ10によっ
て回転されるフロッピ−ディスク、12はCPU(中央
処理装置)を示す。
FDDに実施した一例について図面に沿って説明する。
図1はVFDDの回路部分を示すブロック図で、10は
スピンドルモ−タ、11はスピンドルモ−タ10によっ
て回転されるフロッピ−ディスク、12はCPU(中央
処理装置)を示す。
【0020】また、CPU12は、速度誤差量の検出回
路13と位相誤差量の検出回路14を含み、これらによ
って検出された速度誤差信号と位相誤差信号とを各々の
増幅器15、16で増幅した後、これら信号を合成器1
7で加算する。そして、このように加算した信号をパル
ス幅変調回路18でパルス幅変調して出力する。
路13と位相誤差量の検出回路14を含み、これらによ
って検出された速度誤差信号と位相誤差信号とを各々の
増幅器15、16で増幅した後、これら信号を合成器1
7で加算する。そして、このように加算した信号をパル
ス幅変調回路18でパルス幅変調して出力する。
【0021】モ−タ駆動回路19は上記したパルス幅変
調回路18から出力するPWM信号を入力し、このPW
M信号に応じてスピンドルモ−タ10を給電制御する。
調回路18から出力するPWM信号を入力し、このPW
M信号に応じてスピンドルモ−タ10を給電制御する。
【0022】また、スピンドルモ−タ10が備えるFG
コイルに発生したFG信号が上記した検出回路13に入
力する。この検出回路13は、FG信号と基準信号との
誤差量を計算し、その誤差信号を増幅器15に送る。
コイルに発生したFG信号が上記した検出回路13に入
力する。この検出回路13は、FG信号と基準信号との
誤差量を計算し、その誤差信号を増幅器15に送る。
【0023】さらに、フロッピ−ディスク11の回転を
磁気的に検出するPGコイル20に発生したPG信号が
上記した検出回路14に入力する。この検出回路14
は、PG信号とカメラ回路からの垂直同期信号との位相
差を計算し、また、この位相差信号と基準信号との誤差
を計算し、その誤差信号を増幅器16にお送る。
磁気的に検出するPGコイル20に発生したPG信号が
上記した検出回路14に入力する。この検出回路14
は、PG信号とカメラ回路からの垂直同期信号との位相
差を計算し、また、この位相差信号と基準信号との誤差
を計算し、その誤差信号を増幅器16にお送る。
【0024】一方、スピンドルモ−タ10の負荷電流
(消費電流)が電流検出回路21により検出され、ま
た、検出された負荷電流が電圧変換回路22によって電
圧変換される。そして、このように電圧変換された負荷
電流のデ−タ信号VoがCPU12に設けたゲイン選択
回路(電流レベル判断手段)23に入力する。なお、C
PU12はアナログ入力ポ−トを備えており、この入力
ポ−トを使ってゲイン選択回路23に入力する。
(消費電流)が電流検出回路21により検出され、ま
た、検出された負荷電流が電圧変換回路22によって電
圧変換される。そして、このように電圧変換された負荷
電流のデ−タ信号VoがCPU12に設けたゲイン選択
回路(電流レベル判断手段)23に入力する。なお、C
PU12はアナログ入力ポ−トを備えており、この入力
ポ−トを使ってゲイン選択回路23に入力する。
【0025】ゲイン選択回路23は図2に示すように構
成されている。すなわち、スピンドルモ−タ10の負荷
電流が変動する範囲を複数のレベル段に分けた照合電流
値が定めてある。例えば、この実施例では、50mA、
70mA、90mAに分け、これら照合電流値を電圧換
算したV1、V2、V3の電圧デ−タが各レベル段24
a、24b、24cに設定してある。
成されている。すなわち、スピンドルモ−タ10の負荷
電流が変動する範囲を複数のレベル段に分けた照合電流
値が定めてある。例えば、この実施例では、50mA、
70mA、90mAに分け、これら照合電流値を電圧換
算したV1、V2、V3の電圧デ−タが各レベル段24
a、24b、24cに設定してある。
【0026】そして、レベル段24a、24b、24c
は選択することで照合電流値に相応する速度ゲインKv
と位相ゲインKpとを補正信号として出力する構成とな
っている。つまり、選択されるレベル段に応じて速度ゲ
インKvが、a、c、e、gのように、位相ゲインKp
が、b、d、f、hのように変化する。
は選択することで照合電流値に相応する速度ゲインKv
と位相ゲインKpとを補正信号として出力する構成とな
っている。つまり、選択されるレベル段に応じて速度ゲ
インKvが、a、c、e、gのように、位相ゲインKp
が、b、d、f、hのように変化する。
【0027】上記したゲイン選択回路23に負荷電流の
デ−タ信号Voが入力すると、このデ−タ信号Voがど
のレベル段に属するかが判断され、デ−タ信号Voが属
するレベル段が選び出され、そのレベル段に応じた速度
ゲインKvと位相ゲインKpが出力する。そして、この
出力された速度ゲインKvによって増幅器15のゲイン
が設定され、また、位相ゲインKpによって増幅器16
のゲインが設定される。つまり、これら増幅器15、1
6がサ−ボ制御信号を補正する補正手段として働く。
デ−タ信号Voが入力すると、このデ−タ信号Voがど
のレベル段に属するかが判断され、デ−タ信号Voが属
するレベル段が選び出され、そのレベル段に応じた速度
ゲインKvと位相ゲインKpが出力する。そして、この
出力された速度ゲインKvによって増幅器15のゲイン
が設定され、また、位相ゲインKpによって増幅器16
のゲインが設定される。つまり、これら増幅器15、1
6がサ−ボ制御信号を補正する補正手段として働く。
【0028】例えば、スピンドルモ−タ10の負荷電流
が60mAであったとすれば、この電流のデ−タ信号V
oは、V1<Vo<V2となるから、レベル段24bが選
び出され、速度ゲインKv=cと位相ゲインKp=dに
よって増幅器15、16のゲインが定まる。
が60mAであったとすれば、この電流のデ−タ信号V
oは、V1<Vo<V2となるから、レベル段24bが選
び出され、速度ゲインKv=cと位相ゲインKp=dに
よって増幅器15、16のゲインが定まる。
【0029】上記のように構成したスピンドルモ−タの
制御装置は、スピンドルモ−タ10が回転駆動されるこ
とにより、フロッピ−ディスク11が回転し、これによ
りFG信号とPG信号が検出回路13、14に入力す
る。また、スピンドルモ−タ10に流れる負荷電流にし
たがってデ−タ信号Voがゲイン選択回路23に入力す
る。
制御装置は、スピンドルモ−タ10が回転駆動されるこ
とにより、フロッピ−ディスク11が回転し、これによ
りFG信号とPG信号が検出回路13、14に入力す
る。また、スピンドルモ−タ10に流れる負荷電流にし
たがってデ−タ信号Voがゲイン選択回路23に入力す
る。
【0030】これより、検出回路13から出力した速度
誤差信号が増幅器15に、検出回路14から出力した位
相誤差信号が増幅器16に各々入力する。また、増幅器
15、16は負荷電流の大きさに応じたゲインKv、K
pに設定されるため、各誤差信号がこれらの増幅器1
5、16によってゲイン倍されて出力される。
誤差信号が増幅器15に、検出回路14から出力した位
相誤差信号が増幅器16に各々入力する。また、増幅器
15、16は負荷電流の大きさに応じたゲインKv、K
pに設定されるため、各誤差信号がこれらの増幅器1
5、16によってゲイン倍されて出力される。
【0031】つまり、速度誤差信号をEvとすれば、増
幅器15がKv・Evの信号を出力し、位相誤差信号E
pとすれば、増幅器16がKp・Epの信号を出力す
る。このように出力された各信号が合成器17により加
算され、この加算信号Eが 、 E=Kv・Ev+Kp・Ep となってパルス幅変調回路18に入力する。
幅器15がKv・Evの信号を出力し、位相誤差信号E
pとすれば、増幅器16がKp・Epの信号を出力す
る。このように出力された各信号が合成器17により加
算され、この加算信号Eが 、 E=Kv・Ev+Kp・Ep となってパルス幅変調回路18に入力する。
【0032】パルス幅変調回路18は、加算信号Eをパ
ック幅変調してPWM信号を出力し、このPWM信号に
よってモ−タ駆動回路19を給電制御する。この結果、
FG信号、PG信号及び負荷電流のデ−タ信号Voにも
とづいてスピンドルモ−タ10が制御される。その制御
によりサ−ボロック状態となったときフロッピ−ディス
ク11の記録動作に移行する。
ック幅変調してPWM信号を出力し、このPWM信号に
よってモ−タ駆動回路19を給電制御する。この結果、
FG信号、PG信号及び負荷電流のデ−タ信号Voにも
とづいてスピンドルモ−タ10が制御される。その制御
によりサ−ボロック状態となったときフロッピ−ディス
ク11の記録動作に移行する。
【0033】次に、図3及び図4は周囲温度の変化に応
じて増幅器15、16ののゲインを設定するようにした
他の実施例を示す。この実施例では図3に示した如く、
VFDD25内に温度センサ26を設け、この温度セン
サ26が出力した電圧デ−タVooをCPU12のゲイ
ン選択回路23に入力するように構成してある。なお、
温度センサ26はVFDD25の装置固定部やスピンド
ルモ−タ10に設置する。
じて増幅器15、16ののゲインを設定するようにした
他の実施例を示す。この実施例では図3に示した如く、
VFDD25内に温度センサ26を設け、この温度セン
サ26が出力した電圧デ−タVooをCPU12のゲイ
ン選択回路23に入力するように構成してある。なお、
温度センサ26はVFDD25の装置固定部やスピンド
ルモ−タ10に設置する。
【0034】また、本実施例の場合、ゲイン選択回路2
3は図4に示したように定める。つまり、周囲温度が変
化する範囲を複数の温度レベル段に分け、各レベル段で
照合温度デ−タを設定する。この実施例では、−5℃、
10℃、30℃を電圧換算したV11、V22、V33を温度
レベル段27a、27b、27cに設定してあり、ま
た、これら温度レベル段27a、27b、27cの各々
が選び出されたとき、上記実施例同様に速度ゲインKv
と位相ゲインKpの補正信号が出力するようになってい
る。その他は上記実施例と同様の構成となっている。
3は図4に示したように定める。つまり、周囲温度が変
化する範囲を複数の温度レベル段に分け、各レベル段で
照合温度デ−タを設定する。この実施例では、−5℃、
10℃、30℃を電圧換算したV11、V22、V33を温度
レベル段27a、27b、27cに設定してあり、ま
た、これら温度レベル段27a、27b、27cの各々
が選び出されたとき、上記実施例同様に速度ゲインKv
と位相ゲインKpの補正信号が出力するようになってい
る。その他は上記実施例と同様の構成となっている。
【0035】本実施例では、FG信号及びPG信号と共
に温度センサ26が出力する温度デ−タVooがCPU
12に入力し、この温度デ−タVooにしたがってゲイ
ン選択回路23の温度レベル段が選択される。したがっ
て、選択された温度レベル段の速度ゲインKv、位相ゲ
インKpによって増幅器15、16がゲイン設定され
る。
に温度センサ26が出力する温度デ−タVooがCPU
12に入力し、この温度デ−タVooにしたがってゲイ
ン選択回路23の温度レベル段が選択される。したがっ
て、選択された温度レベル段の速度ゲインKv、位相ゲ
インKpによって増幅器15、16がゲイン設定され
る。
【0036】その他の動作は上記した実施例と同様とな
り、速度誤差信号と位相誤差信号が上記のようにゲイン
設定された増幅器15、16により増幅された後、加算
とパルス幅変調されてモ−タ駆動回路19を制御する。
この結果、低温度から高温度まで広い範囲でスピンドル
モ−タ10の安定した制御ができる。
り、速度誤差信号と位相誤差信号が上記のようにゲイン
設定された増幅器15、16により増幅された後、加算
とパルス幅変調されてモ−タ駆動回路19を制御する。
この結果、低温度から高温度まで広い範囲でスピンドル
モ−タ10の安定した制御ができる。
【0037】以上、電子スチルカメラのVFDDに実施
した例について説明したが、光ディスクの記録再生装置
やその他の機器に備えられたスピンドルモ−タのサ−ボ
制御装置として実施することができる。
した例について説明したが、光ディスクの記録再生装置
やその他の機器に備えられたスピンドルモ−タのサ−ボ
制御装置として実施することができる。
【0038】
【発明の効果】上記した通り、本発明によれば、負荷電
流に応じた補正信号によってサ−ボ制御信号を補正する
ため、スピンドルモ−タの負荷変動の原因に関係なく、
負荷変動の広範囲において安定してサ−ボ制御するスピ
ンドルモ−タのサ−ボ制御装置となる。
流に応じた補正信号によってサ−ボ制御信号を補正する
ため、スピンドルモ−タの負荷変動の原因に関係なく、
負荷変動の広範囲において安定してサ−ボ制御するスピ
ンドルモ−タのサ−ボ制御装置となる。
【0039】また、スピンドルモ−タまたは機器の温度
にしたがった補正信号によってサ−ボ制御信号を補正す
るため、低温から高温まで広い範囲において安定してサ
−ボ制御するスピンドルモ−タのフィ−ドバック制御装
置となる。
にしたがった補正信号によってサ−ボ制御信号を補正す
るため、低温から高温まで広い範囲において安定してサ
−ボ制御するスピンドルモ−タのフィ−ドバック制御装
置となる。
【図1】本発明を電子スチルカメラのVFDDに実施し
た一例を示す回路ブロック図である。
た一例を示す回路ブロック図である。
【図2】上記実施例に備えたゲイン選択回路の説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明を電子スチルカメラのVFDDに実施し
た他の例を示す簡略的な機構図である。
た他の例を示す簡略的な機構図である。
【図4】図3に示す実施例に備えたゲイン選択回路の説
明図である。
明図である。
10 スピンドルモ−タ 11 フロッピ−ディスク 12 CPU 13、14 検出回路 15、16 増幅器 17 合成器 18 パルス幅変調回路 19 モ−タ駆動回路 21 電流検出回路 22 電圧変換回路 23 ゲイン選択回路 24a、24b、24c レベル段 25 VFDD 26 温度センサ 27a、27b、27c 温度レベル段
Claims (2)
- 【請求項1】 サ−ボ制御によってスピンドルモ−タを
定速回転させるための制御装置において、スピンドルモ
−タの負荷電流を検出する検出手段と、スピンドルモ−
タに流れる負荷電流の変動範囲を予め複数のレベル段に
分け、かつ、各々のレベル段に応じた信号値の補正信号
を出力する電流レベル判断手段と、この電流レベル判断
手段が上記検出手段により検出された負荷電流の大きさ
を判断し、その大きさに相当するレベル段にしたがって
出力した補正信号によってサ−ボ制御信号を補正する補
正手段とより構成したことを特徴とするスピンドルモ−
タのサ−ボ制御装置。 - 【請求項2】 サ−ボ制御によってスピンドルモ−タを
定速回転させるための制御装置において、スピンドルモ
−タまたはスピンドルモ−タを備える機器に設置した温
度センサと、スピンドルモ−タまたは上記機器の温度変
化範囲を予め複数の温度レベル段に分け、かつ、各々の
温度レベル段に応じた信号値の補正信号を出力する温度
レベル判断手段と、この温度レベル判断手段が上記温度
センサによって検出された温度を判断し、その温度値に
相当する温度レベル段にしたがって出力した補正信号に
よってサ−ボ制御信号を補正する補正手段とより構成し
たことを特徴とするスピンドルモ−タのサ−ボ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06197581A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スピンドルモ−タのサ−ボ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP43A JPH06197581A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スピンドルモ−タのサ−ボ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06197581A true JPH06197581A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18449458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP43A Pending JPH06197581A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スピンドルモ−タのサ−ボ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06197581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08237981A (ja) * | 1994-12-02 | 1996-09-13 | Lg Electron Inc | モータの速度及び位相制御装置 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP43A patent/JPH06197581A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08237981A (ja) * | 1994-12-02 | 1996-09-13 | Lg Electron Inc | モータの速度及び位相制御装置 |
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