JPH06197305A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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Publication number
JPH06197305A
JPH06197305A JP3334508A JP33450891A JPH06197305A JP H06197305 A JPH06197305 A JP H06197305A JP 3334508 A JP3334508 A JP 3334508A JP 33450891 A JP33450891 A JP 33450891A JP H06197305 A JPH06197305 A JP H06197305A
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JP
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signal
circuit
output
still camera
solid
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Application number
JP3334508A
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Inventor
Masa Ota
雅 太田
Toshihisa Kuroiwa
寿久 黒岩
Atsushi Kawahara
厚 河原
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型・低消費電力で、1コマ当りの記憶容量
も少なくて済み、連写にも好適な電子スチルカメラを提
供する。 【構成】 固体撮像素子18からの出力信号は、A/D
変換器27でA/D変換されて8bit のディジタル信号
となる。このディジタル信号はDPCM回路28,29
で色要素毎に符号化圧縮されて4bit の信号となり、圧
縮後の信号がRAMバッファーメモリ30,31に一旦
記憶される。バッファーメモリ30,31に記憶された
情報は、磁気バブルメモリM・Bに移されて記憶保存さ
れる。磁気バブルメモリM・Bには、符号化された信号
と共に、誤り検出のための信号として各走査線の最終予
測値が記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デイジタル記録方式の
電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】全固体化電子スチルカメラは、従来、技
術上の制約から単に検討の対象でしかなかったが、集積
回路の進歩等により実現の可能性が高まっている。以
下、この種の電子スチルカメラの概要を図面に基づいて
説明する。
【0003】図3は、従来試作された電子スチルカメラ
の一例を示すブロック図である。図中1はCCD固体撮
像素子、2はその駆動回路、3はCCD1の出力信号を
増幅するプリアンプであり、4はγ補正等を行うプロセ
ス増幅器である。但し、CCD固体撮像素子1が単板カ
ラー撮像素子の場合は、プロセス増幅器4には、単板カ
ラー撮像素子の各カラーフィルタに対応する出力を分離
する色分離回路及びNTSCカラーエンコーダ回路が含
まれる。このプロセス増幅器4の出力映像信号は、通常
8bit のA/D変換器5によりデイジタル化され、バッ
ファーメモリ6にテレビジョンの映像信号の1フィール
ド又は1フレーム分が記録される。
【0004】この場合、CCD固体撮像素子1を白黒撮
像素子とし、その水平方向画素数を仮に512画素とす
れば、バッファーメモリ6の記憶容量は、フィールドメ
モリの場合は1bit を、フレームメモリの場合は2Mbi
t を用意する必要がある。バッファーメモリ6に接続さ
れたD/A変換器7は、記憶した画像をディスプレイす
るために用いられる。
【0005】バッファーメモリ6に対しては、更にメモ
リインターフェイス8を介してマイクロコンピュータの
CPU9が接続され、このCPU9は、周辺装置として
プログラム等を格納するRAM・ROMメモリ10と、
画像データの記録・保存に用いられる磁気バブル素子1
1とに、マイコンバスを介して接続されている。12は
同期信号発生回路であり、上記の各回路にタイミングパ
ルスを送出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子スチルカメ
ラは、以上のような構成になっているため、次のような
欠点があった。その第1は、バッファーメモリ6が極め
て大容量となることである。現在のところ、画像信号の
CPUによる信号処理や磁気バブルなどの記録媒体への
記録速度は撮像素子の出力速度にリアルタイムに追従し
ないので、カメラ内に、撮像素子の出力を最低一画面分
記憶するバッファーメモリを備える必要があるが、一画
面分の画像信号を記憶するために必要な記憶容量は、フ
ィールド画像においてさえ膨大なものとなってしまう。
このような大容量メモリを小型のカメラ内に組込むこと
は、消費電力の点からも、体積の点からも非現実的であ
る。今後、撮像素子の画素数が増加するに伴ってこの問
題はますます重大となり、特に従来の構成では複数画面
分の情報を記憶することが必要な連写に対応することは
不可能である。
【0007】第2の欠点は、バッファーメモリ6の内容
を磁気バブル11等に移すに際してCPU9を介する点
にある。CPU9を介してデータの処理、例えば符合化
による圧縮を行なうとすれば、それに要する時間は無視
できなくなり、その間バッファーメモリ6は動作し続け
ることになる。従って、消費電力が大きくなり、しかも
連続撮影の繰り返し周期が長くなってしまい、この点か
らも連写が困難となる。
【0008】本発明は、これらの欠点を解決し、小型・
低消費電力で、しかも1コマ当たりの記憶容量も少なく
て済み、連写にも好適な高性能の全固体化電子スチルカ
メラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子カメラ
は、上述の目的を達成するために、固体撮像素子と、該
固体撮像素子を駆動する駆動手段と、前記固体撮像素子
からの映像出力信号をデジタル信号に変換するA/D変
換手段と、該デジタル映像信号を符合化圧縮する符号化
圧縮手段と、該符合化圧縮手段の出力を一時的に記憶す
る一次記憶手段と、該一次記憶手段に対して着脱自在に
結合され、前記一次記憶手段の出力を記憶する二次記憶
手段とを備えたものである。
【0010】請求項2の電子スチルカメラは、前記駆動
手段による駆動周波数が、前記固体撮像素子内の信号電
荷が暗電流により劣化しない限界時間に応じて設定され
るように構成されたものである。
【0011】又、請求項3の電子スチルカメラは、前記
駆動周波数が、前記固体撮像素子からの1フィールド分
の映像信号の読み出し周期が1/60secよりも長く
なるように設定されたものである。
【0012】
【作用】本発明の電子スチルカメラは、上記のような構
成をなしており、圧縮後の画像信号がバッファーメモリ
に記憶されるので、必要な記憶容量は、従来のように圧
縮前の画像信号を記憶する場合の1/20〜1/30程
度と大幅に低減される。このため、汎用されているRA
Mを1〜数パッケージ用いることでバッファーメモリを
構成でき、装置の小型化、消費電力の低減が図られる。
又、バッファーメモリに複数画面分の情報を記憶するこ
とも可能となり、連写にも十分対応することができる。
【0013】ここで、本発明のように画像信号を圧縮し
てからバッファーメモリに記憶する場合には、圧縮処理
の速度はある程度高速でなければならないが、近年の技
術革新によって圧縮に要する時間は短縮されてきてい
る。これに対し、バッファーメモリの記憶内容を別の記
憶媒体に移して保存する際のアクセス時間は、今後メモ
リチップの電源電圧の低減に伴って逆に遅くなることも
予想される。従って、各構成要素の動作速度の動向から
いっても、撮像素子から画像信号を直接A/D変換して
順次符号化圧縮し、圧縮後の信号を一旦バッファーメモ
リに記憶した後、バッファーメモリの内容を別の記憶媒
体に移して保存するという本発明の構成は合理的であ
り、実用に適すると言える。
【0014】又、本発明では、固体撮像素子からの映像
信号の読み出し速度を、撮像素子内の信号が暗電流によ
って劣化しない範囲で、通常の読み出し速度よりも遅く
設定する構成をとっている。具体的には、NTSC方式
では映像信号の読み出し時間を例えば33msec(1
/30sec)としている。通常の1フィールド分の画
像周期は1/60secであるから、この場合1/2の
周波数で読み出すこととなる。このように、撮像素子か
らの読み出し速度を遅くすることは、次のような利点が
ある。即ち、今後、固体撮像素子が大容量化するにつれ
て、駆動周波数もますます高くなり、A/D変換や圧縮
用の高速ICが必要になる。このような高速動作のIC
は、今後開発されていくとしても、高価で、消費電力が
大きいと言う問題がある。又、低速ICを用いるとすれ
ば、回路の複雑化、大型化が免れず、カメラ内に内蔵す
ることが非常に難しくなる。そこで、本発明では、撮像
素子からの読み出し速度を従来よりも低速に設定する構
成をとることとしたのである。この構成は、デジタル映
像信号をバッファメモリに記憶することにより可能とな
ったものであり、アナログ映像信号を記憶する方式では
非常に困難である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2(a),(b),(c) は、従来単板カラー固体撮像素
子に用いられて来たカラーフィルターアレイの例を示し
ている。図2(a) は代表的なモザイクフィルタであるベ
イアー型のフィルタ、図2(b) はストライプフィルタ、
図2(c) は受光部が六角形格子を作る画素配置に対する
フィルタの一例である。ここでは、カラーフィルタに用
いられる色フィルタに原色であるR,G,Bを用い、且
つ、3色としているが、これはもちろん補色であるマゼ
ンタMg、黄Ye、シアンCy或いは全色透過フィルタ
Wの組合わせであっても良い。
【0016】以下の実施例では、上述のカラーフィルタ
をその受光部に重ね合わせた固体撮像素子を用いた場合
について説明する。図1は、本発明の一実施例に係る電
子スチルカメラのブロック図であり、この実施例におい
てカラーフィルタには図2(a) に示したベイアーアレイ
のフィルタを用いている。
【0017】同図において、13は絞りを有する撮影レ
ンズ14はクイックリターンミラー或いはハーフミラー
(プリズム)であり、15はペンタプリズムを含むファ
インダ光学系である。16は測光素子17の出力を受
け、シャッタタイムを演算する測光回路ある。また、1
8はシャッタ機能を持つ固体撮像素子であり、その受光
面には、図2(a) で示したカラーフィルタ19が重ね合
わされて貼着されている。20は固体撮像素子18の駆
動回路であり、測光回路16の出力に応じた信号電荷の
蓄積と読み出しとを制御する。カメラ全体の動作は、す
べて発振器を含む同期信号発生回路21の出力パルスに
同期して制御される。その場合、カメラ内で必要な各種
のタイミングパルスは、タイミングパルス発生回路22
が同期信号発生回路21の出力パルスを受け、且つ、そ
れと同時に撮影者の与えるレリーズスイッチ23のON
/OFF信号及び撮影条件設定回路24の出力を用いて
作り出される。
【0018】以下、撮影の手順を簡単に述べる。まず、
撮影者により撮影条件、例えば、連写か単写かの選択、
或いはマニュアルかオートかの選択、露出補正の有無等
が撮影条件設定回路24に設定された後、被写体をファ
インダ内に捉えて、レリーズスイッチ23をONし、こ
れを受けて、タイミングパルス発生回路22がカメラ全
体を初期状態にリセットする。リセットされた撮像素子
駆動回路20は、所要のシャッタタイムに基づいて撮像
素子18を駆動し、信号の蓄積と読出しを行なわせる。
その際、撮影範囲外の警告等は、警告回路25を用い
て、LED,LCD等の表示やブザーでもって報知され
る。
【0019】ここで、再び図1のブロック図の説明に戻
るに、同図中26は、撮像素子18の出力信号を増幅
し、後続するA/D変換器27の入力レンズに適合させ
るためのプリアンプである。A/D変換器27は、その
出力が8bit であることが望ましい。また、プリアンプ
26とA/D変換器27との間には、必要があれば白圧
縮回路を挿入することによりハイラチチュード化が実現
される。
【0020】カラーフィルター19を重ね合わせた単板
カラー固体撮像素子18の出力は、図2(a) に示したフ
ィルタを用いた場合には、各走査線毎にRとG、又はB
とGの2信号が交互に繰り返す出力波形となる。A/D
変換器27は、このような出力を各画素毎にA/D変換
していく。もちろん、この場合A/D変換器を2回路用
いて、変換周波数を半分に低下させることもできる。
【0021】A/D変換器27の出力である8ビットの
ディジタル信号は、本発明の符合化圧縮手段の実施例で
ある2つのDPCM(Differentiol PCM)符合化回路
28,29に印加される。このDPCM回路28,29
は、ともに完全にディジタル回路で構成されており、そ
の動作は、タイミングパルス発生回路22の出力パルス
により、互いに撮像素子の読出しクロック1周期分のず
れを持ち、且つ、前記読出しクロック周波数の半分の周
波数で動作する。このようにして、2つのDPCM回路
28,29は、例えばDPCM28がG信号のみを、D
PCM29が走査線毎にR又はB信号を符合化させるこ
とができ、それらの出力として圧縮された4bit のDP
CM符合化信号を出力する。ここで、タイミングパルス
発生回路22は、DPCM28,29に対してA/D変
換器27の出力をカラーフィルタの色要素毎に分離する
機能をもつものである。
【0022】これら2つのDPCM符合化回路28,2
9に接続されたRAMバッファーメモリ30,31は、
各々G信号とR又はB信号を1画面分蓄積するための記
憶回路である。
【0023】撮像素子18に蓄積した信号電荷をA/D
変換し、且つ、DPCM符合化した後バッファーメモリ
30,31に記憶するまでの時間は、撮像素子内の信号
電荷が暗電流により劣化しない程度の時間でなければな
らない。NTSC方式ではフィールド画像周期は1/6
0sec であるが、本実施例では、この時間を撮像素子内
の信号電荷が暗電流により劣化しない範囲で従来よりも
を長く、例えば33msec(1/30sec )としている。
撮像素子18の水平画素数を512画素とすれば、フィ
ールド画像(256走査線)として読出しクロック周波
数は約4MHzとなる。従って、この時のDPCM回路
28,29の動作クロック周波数は、2MHzで良いこ
とになる。更に、2つのバッファーメモリ30,31の
記憶容量は、各々256kbitとなり、先に述べた従来方
法に比べて大幅に所要の記憶容量を低下させることがで
きる。この256kbitは、市販の64KRAMを用いれ
ば4パッケージを備えればよい。また、市販の256K
RAMを用いれば1パッケージ備えればよく、装置は極
めて小型化される。
【0024】バッファーメモリ30,31に一旦記憶さ
れた1画面情報は、引続き直ちに所要の付加情報、即ち
誤り検出(訂正)符合、撮影条件データ(例えば撮影レ
ンズの種類、シャッタタイム、絞り値、日時)等ととも
に、磁気バブルメモリインターフェイス32を介して磁
気バブルカセット33に転送される。34は磁気バブル
駆動回路である。1ケの磁気バブルカセット33には、
4Mbit の磁気バブルメモリが例えば4ケ内蔵されてお
り、合計16Mbit の記憶容量となる。前述のように、
フィールド画像1枚の情報は512Kbit におさえられ
るため、1ケの磁気バブルカセット33には32枚の画
像が収納できる。
【0025】35は、レンズの種類及び撮影時の絞り値
を検出するデータ検出回路であり、レンズからこの種の
情報を検知する手段は公知の方法により可能である。本
実施例では、これをレンズマウント上に設けた複数接点
を介してレンズ側に電源供給を行ない、レンズ鏡筒に内
蔵されたROMからレンズの種類(開放F値、焦点距離
等)を、絞り環と連動するエンコーダから絞り値を、と
もにディジタル的に読み取るようにする。接点数を減少
させるために、情報の伝達はシリアルに行なうのが好適
である。そのためのデータ発生回路36は、IC化され
ROMと供にワンチップでパッケージされている。
【0026】また、本実施例の電子スチルカメラにおい
ては、図1に示したように、2種類の電源37,38を
有している。その一方38は主電源であり、他方37は
バックアップ用電源である。通常は主電源38がONさ
れると同時に、大容量のコンデンサあるいは小型の2次
電池等に主電源から電流を供給しており、これをバブル
カセット33駆動時のバックアップ用電源37として用
いる構成となっている。その際バブルカセット33とそ
の他の回路の何れをこのバックアップ用電源37を用い
て駆動するかは、消費電力、電源変動に対するイノズマ
ージン等を考慮して最適な組合わせが決定される。
【0027】このようにバックアップ用電源37を備え
ていることにより、バブルカセット33を駆動する際大
電流を必要とするにもかかわらず、他の回路は殆ど電源
が変動することなく安定に動作することができ、また、
主電源38から一時に大電流を取り出すこともないの
で、内部抵抗にも制約されず、従って、主電源38の使
用可能な電池の範囲が広がることになる。
【0028】そして、本実施例においては、図1のよう
に、半導体RAM等で構成されたバッファーメモリ3
0,31に記憶された1画面情報を、磁気バブルカセッ
ト33に転送する際、磁気バブルに情報を転送開始し、
転送が終了するまでの短時間のみ磁気バブルカセット3
3に電源を供給するようにしている。このようにした結
果、従来、磁気バブルの駆動方法として知られている、
回転磁界でバブルを転送する磁界駆動方式或いは導体ル
ープに電流パルスを流して転送する駆動方式等の何れの
方式にしても、電池駆動を考えた時所要電流が大き過
ぎ、電池の内部抵抗のために出力電圧が低下し、磁気バ
ブルだけでなく、他の撮像、A/D変換、符合化、バッ
ファーメモリ等の回路に影響を与えてしまうという欠点
が解決されることとなった。
【0029】次に、前記付加情報について説明する。1
枚の画像に対しては、前述のように、垂直に256走査
線分を用意した。しかしながら、テレビ表示を考えた場
合、垂直方向の有効走査線は240本で十分であり、残
り16本分32kbit(DPCM1チャンネルでは16kb
it)には、画像以外の情報を格納することが可能とな
る。本実施例では、この領域に撮影条件やディジタルデ
ータを扱う場合に不可欠な誤り検出(訂正)符合を割り
当てている。この事情は、画像をフレーム画像としても
単に垂直方向に2倍となるのみで何ら変わりはない。
【0030】図4は、本発明の電子スチルカメラに用い
られる電子シャッタ機能を持つCCD固体撮像素子の一
例を示した平面図である。図中、破線で囲まれた41は
フォトダイオードを示しており、破線内のみが常に露光
状態におかれ、それ以外の領域は光遮蔽されている。4
2は、フォトダイオード41で生成した信号電荷を垂直
方向に転送するための垂直転送CCDであり、その下半
分は蛇行型構造となっており、所要チップサイズを減少
させている。垂直転送CCD42の上半分にフォトダイ
オード41から並列に転送された信号電荷は、転送後直
ちにスミア現象を避けるため、その下半分の蛇行部分に
転送される。その後は、水平転送CCD43と垂直転送
CCD42を連動させつつ、信号電荷は素子の出力増幅
器44より読出される。
【0031】このような素子構造では、フォトダイオー
ド41から垂直転送CCD42への引続く2度の転送の
時間間隔(これがシャッタータイムになる。)を制御
し、2度目の転送電荷を信号とすることで素子自体がシ
ャッター機能を持つことになる。
【0032】次に、図2(b) のストライプフィルタを用
いた実施例について簡単に説明する。この場合には、各
走査線毎に3信号が順に出力される。従って、この場合
には、DPCM回路は3組必要となる。図2(c) の六角
形格子の場合も同じである。その代り、これらの場合に
は、DPCM回路の動作周波数は読出しクロック周波数
の3分の1で良い。一般に、ディジタル回路、例えばC
MOS回路の消費電力は、動作周波数に比例すると考え
ても良いので、3回路になったことにより消費電力の増
加はないと考えて良い。これらの場合も一旦記録された
信号は、そのメモリ内アドレスが明らかであり、再生し
てテレビジョン或いはハードコピーに出力する際に所要
の処理が行なわれる。
【0033】図5は、本発明の電子スチルカメラに用い
られる符合化圧縮手段としてのDPCM回路の一例を示
すブロック図である。図中、特に破線で示した流れは復
調時に本回路を用いた時のデータの流れを示している。
【0034】図5において、データ入力端子51には、
図1の27で示したA/D変換器の8bit 出力信号が印
加される。このデータは、8bit ラッチ回路52にクロ
ックパルスCK1で読み取られ保持される。このときの
クロックパルスCK1は、撮像素子読出しクロックの半
分の周波数(ベイアー配置フィルタの時)である。ラッ
チ回路52の出力に接続された減算器53の他方の入力
には、予め前値より求められた予測値が別のラッチ回路
54の出力として符合bit を含む9bit のビット数で出
力される。符合化の際、これら2つのラッチ回路52と
54のクロックパルスCK1,CK2には同一のパルス
が与えられる。予測値と実際値の差は、2つのルックア
ップテーブル(ROMまたはゲート回路よりなる)5
5,56により、特定のコードが割り当てられ、ルック
アップテーブル55からは9bit のDPCM符合が、ル
ックアップテーブル56からはそれと1:1で対応する
4bit のDPCM符合が出力される。
【0035】ルックアップテーブル56の4bit の出力
は、更にラッチ回路50でクロックパルスCK1に同期
して読み取られ、図1のバッファーメモリ30或いは3
1に接続される。これに対してルックアップテーブル5
5の9bit の出力は、セレクタ57を経て加算器58の
入力端子の一方に印加され、他方の端子に印加された前
予測値であるラッチ回路54の8bit の出力と加算さ
れ、新しい予測値が作り出される。ここで、加算器58
の9bit 入力側データは正負の値をとりうるのに対し
て、8bit 入力側データは必ず正また零の値である。従
って、加算器58の出力も正か負かは定まらない。そこ
で、負クリップ回路59を設けてこれを必ず非負に変換
する。即ち、負クリップ回路59は、加算器58の符合
bit 出力60が負を示しているとき、その出力に零を与
え、正のときは入力の8bit をそのまま出力する。ラッ
チ回路54は、水平走査の始めに必ず一定の値、通常は
振幅の半値がプリセットされる。端子61がこのプリセ
ット入力である。以上の初期値設定と予測値の生成が各
走査線毎に繰り返されてDPCM符合化が行なわれる。
【0036】次に、DPCM復号化について説明する。
復号化の際は図5破線で示されたデータの流れとなり、
図の下半分は用いられない。復号の初期、即ち各水平走
査線の最初に、前述同様ラッチ回路54がプリセットさ
れる。それと同時にDPCM符合の4bit 入力端子62
より入力がなされ、ラッチ回路63にクロックパルスC
K3を用いて読み取られる。ラッチ回路63の出力は、
第3のルックアップテーブル64に入力され、入力の4
bit コードと1:1で対応した9bit データに変換され
る。ルックアップテーブル56と64は、丁度逆テーブ
ルの関係にある。ルックアップテーブル64の出力は、
更に復号時は上の入力を選択されたセレクタ57を通
り、加算器58で初期値と加算され負クリップ回路59
を通って新しい予測値を与える。続くクロックパルスC
K2CK3を連動させたクロックタイミングで、この新
しい予測値がラッチ回路54に、新しい入力DPCMコ
ードがラッチ回路63に入力される。以下これを繰り返
す。このDPCM回路の動作周波数は、図2(a) に対し
ては例えば2MHz、周期にして500nsecであり、C
MOSICによっても容易に実現される。復号化された
8bit データは、ラッチ回路54の出力として出力端子
65より出力される。
【0037】続いて、誤り検出(訂正)方法の一実施例
について述べる。本発明に係る電子スチルカメラでは、
撮像素子の出力信号は直ちにディジタルに変換され、以
後すべての処理がディジタル的に行なわれる。その場
合、もっとも配慮しなければならないのは、符合誤りの
検出と訂正方法にある。ここでは、これを図6の如き構
成で行なった。図6の28で示したのは、図5に示した
DPCM回路である。また、30で示したのは図1と同
じくバッファーメモリであり、ここでは、64K×4bi
t 構成のRAMとした。また、その入力にはセレクター
301を設け、RAM302の入力にDPCM回路28
とタイミングパルス発生回路22の双方からデータ入力
できるようになっている。
【0038】DPCM符合化方式の場合は、符合化或い
は復号化に当たっては前値を次々と使用している。従っ
て、その途中で何らかの誤りが発生すれば、以後のデー
タは全て誤りということになってしまう。
【0039】そこで、本実施例では、各走査線毎の符合
化した際の最終予測値を同時に符合化された画像データ
とともに記憶しておく方法を採用している。しかも、そ
の場合最終予測値自体の誤り検出訂正のために、最終予
測値としては、同一の情報を記憶媒体の3ケ所以上に記
憶させ、誤りが発生しても多数決で正しい予測値を決定
することにすれば良い。
【0040】最終予測値は8bit データであり、これを
仮に3ケ所に記憶し、且つ、240走査線の全てにわた
り、記憶したとすれば、所要記憶容量は、1つの色フィ
ルタ信号当り5.76Kbitとなり、先に用意した付加情
報用メモリ容量の16Kbitに十分おさめることが可能で
ある。そして、なおも余分な記憶容量として10Kbit以
上を余しており、ここにはシャッタースピード、絞り
値、レンズ種類、日付け等のデータを格納する。このた
め、レンズには、カメラ本体に対しその種類、絞り値の
伝達手段を設ける必要がある。
【0041】再生における復号の際に、ある走査線にお
いて復号の結果としての予測最終値が、撮影の際記憶し
ておいた予測最終値と異なる場合には、その走査線には
誤りが発生したとして隣接する走査線情報をもって補間
を行なう。この補間は、情報が完全にディジタル化され
ており、且つ、再生の際には撮影記録の時程時間的な制
約が厳しくないから、容易にこれを行なうことができ
る。なお、図6にはDPCM回路及びバッファー回路の
半分しか図示されていないが、残る1チャンネルについ
ても全く同様である。
【0042】続いて、図2(c) の六角形格子のフィルタ
アレイを用いた電子スチルカメラで撮像した画像の再生
について説明する。六角形格子の場合、中央画素を仮に
Rとした時、その周辺の6画素(6近傍画素)にはRは
含まれず、Gが3画素、Bが3画素となっている。これ
は、他のGまたはBを中央画素にとった時もまったく同
様である。
【0043】このようなカラーフィルタを用いた場合の
再生においては、ある画素に着目した時、そこに欠けて
おり、且つ、6近傍画素に各3画素づつ含まれている2
種の色信号よりその中央画素の値を補間により求める。
【0044】図7は、図2(c) のカラーフィルタアレイ
を用いて撮像した画像の再生装置の主要部ブロック図で
ある。図7の71はカメラ本体より取りはずされ再生装
置にセットされた磁気バブルカセットである。磁気バブ
ルメモリ701は、再生装置側に用意された駆動回路7
2及びメモリインターフェイス回路73に接続され、磁
気バブルメモリに記録された画像データと付加情報デー
タが取り出される。この内、図中では74で示したDP
CM符合データ4bit と75で示した最終予測値出力8
bit とが示されている。
【0045】76はDPCM復号回路であり、復号デー
タ77と最終予測値78とが出力されている。79〜8
2は、各々1走査線の画像データを記憶し読み出すこと
のできる1Hメモリであり、1Hメモリ79には、復号
された画像データが磁気バブルメモリからのデータ読み
取りと同期して格納されていく。
【0046】1走査線分の復号データが、1Hメモリ7
9に書き込れた後、磁気バブルメモリ701からは最終
予測値が3組次々と出力75に読み出され、且つ、DP
CM復号回路76の最終予測値78と比較回路83で比
較される。もしも、前記3組の最終予測値のうち2組以
上と、DPCM復号回路76の出力78とが一致すれ
ば、比較回路83の出力には論理0が出力される。ま
た、もし2組以上が一致しない場合には、何らかの誤り
が発生したものとみなし、比較回路83は論理1を出力
する。比較回路83の出力にはリセット端子を持つ2つ
のDフリップフロップ回路84,85がシフトレジスタ
接続されており、これらが、各々1Hメモリ79,80
のデータに誤りが存在するか否かのフラグとなってい
る。
【0047】86は、これら3つのフラグとなっている
フリップフロップ回路の出力を受け、誤りが存在する時
それを訂正するための指令を出力する誤り検出回路であ
る。87は、上記誤り検出回路86の訂正指令を受け、
誤った走査線情報を隣接する走査線情報で補間(もしく
は置換)するための補間回路である。88はセレクタで
あり、通常のデータ入力(A) と補間データ入力(B) とを
適宜選択する。このような構成とすることにより、本実
施例では、1Hメモリ80の内容を前後する1Hメモリ
79と80とで、補間または置換が可能となっている。
【0048】ここで、誤りの出現する態様について考え
てみる。まず、初期状態、即ち第1走査線から既に誤り
が発生した場合には、それ以後のデータで訂正する以外
に方法は無い。従って、この第1走査線のデータを1H
メモリ79より1Hメモリ80に写すと同時に、1Hメ
モリ79には次の走査線データを入れ、これが正しい場
合にはそれを回路86で検出し、更に、80の内容を7
9の内容で書きかえてしまう。もしも、正しくない場合
には、そのままとする。このようにすると、最初の何走
査線かで誤りが連続してない限り、いずれは正しい値を
1Hメモリ80に得られる。しかも、第1走査線を含む
画面情報はブランキング期間に含まれるので、ここでの
誤りは、実用上の大きな障害を持たらさない。
【0049】次に、画面中央部での誤りについて述べ
る。画面中央部では、1Hメモリ81と82は、既に誤
りがあったとしても、それを補間または置換されたデー
タが記憶されている。そして、誤りを伴なうデータが1
Hメモリ80に移され、且つ、フラグフリップフロップ
回路85に1が立っているとき、次の走査線データのと
りうる状態は、それが正しいか誤っているかのいずれか
しかない。もしも、1Hメモリ79の内容が誤っていれ
ば、フラグフリップフロップ回路84には1が立ち、正
しければ0となっている。
【0050】1Hメモリ80の内容が誤りで、1Hメモ
リ79の内容が正しければ、直ちに、それが検出され、
1Hメモリ80の内容は、1Hメモリ79と81の両者
より補間回路87で算出された補間値でもって置き換え
られる。また、1Hメモリ80の内容が誤りで、且つ、
1Hメモリ79の内容も誤りである場合には、1Hメモ
リ80の内容は、1走査前のデータである1Hメモリ8
1の内容で置換される。このような訂正動作の後、訂正
された1Hメモリ80に関連するフラグフリップフロッ
プ回路はリセットされる。また、この結果、1Hメモリ
80〜82には、誤ったデータは含まれなくなる。
【0051】以上の説明は、カラーフィルタの1色につ
いてなされたものである。3色のフィルタを有する図2
(c) の場合にはこの他に2チャンネル同様の回路を用い
る。これらは、図7の89に示した色信号合成補間回路
に入力され、まず、合成回路90で単板カラー撮像素子
の出力と同一の色シーケンス信号を作製する。合成回路
90の出力には、隣接する3本の走査線の近傍7画素が
同時並列に得られるようシフトレジスタからなる窓領域
切出し回路91が接続されており、画面全体にわたる局
所並列演算を可能にしている。この窓切出し回路におい
ては、中央画素の1色と各々互いに120°の角度をな
して配置された3画素からなる2色の情報が並列に出力
されているので、周辺2色の信号より中央の値を補間に
より求める。例えば、中央が図の如くG信号である時、
周辺にはR,B信号が図の様に出力される。これら近傍
画素の出力信号を色毎に分離し、2つの補間演算回路9
2及び93で演算すれば、中央画素に対する3色の信号
が与えられることになる。もちろん、中央画素の色も近
傍画素の色も走査の進行とともに、R,G,B3種の組
合わせを巡回するので、データセレクタ94を用いて常
に同一ラインから同一色信号が出力されるようにする必
要がある。
【0052】以上により得られた再生色信号は、バッフ
ァーメモリ(図示せず)を介してディスプレイされ、或
いは、ハードコピーに用いられる。以上の説明では、簡
単のためにコントロール信号は省略した。こうして従来
のアナログ信号処理では、2走査線の相関をもってしか
なされていなかったものを、3走査線の間で処理するこ
とも可能となった。
【0053】このように、本実施例では、複雑な処理も
再生装置に負担させることができる点で、カメラ本体の
小型軽量化、低消費電力化を容易にはかれるという利点
を有している。また、図7の回路を図2(a) の如きベイ
アー型カラーフィルタに適用しようとするときは、ベイ
アー型フィルターがRとBが線順次であることを考慮し
て補間を行ない、且つ、局所並列領域を図7の窓領域切
出し回路91の如きものから、中央画素の周囲に8つの
近傍画素を持つものに変更すれば、容易にこれを実現で
きる。
【0054】図8は、画像再生装置の他の実施例に係る
主要部のブロック図である。図中、71の磁気バブルカ
セット、701の磁気バブルメモリ、72のメモリ駆動
回路、73のメモリインターフェイス回路、76のDP
CM復号回路、83の誤り検出回路及び84のフラグフ
リップフロップ回路の動作は、図7とまったく同様であ
る。異なっているのは、DPCM復号回路76が単に誤
り検出にのみ用いられてるい点であり、1Hメモリ10
0及び101は、この場合、4bit のDPCM符合デー
タをそのまま記憶する。そして、もしも新しい走査線に
誤りがあり、フリップフロップ回路84に1が立てばセ
レクタ102は1Hメモリ101を選択し、これを1画
面分のバッファーメモリ103のに記憶させる。バッフ
アメモリ103の内容出力には高速のDPCM復号回路
104が接続されており、リアルタイムでバッファーメ
モリ103の内容を復号化しつつ、これをD/A変換器
105でアナログに変換し、ディスプレイ装置106に
ディスプレイする。
【0055】このような構成にすれば、バッファーメモ
リ容量を半減させることができるという利点を持つ。も
ちろん、DPCM復号回路104と76とを共通に用い
て1回路だけとすることも可能であり、高速のDPCM
回路は、パイプライン処理の手法を用いて実現可能であ
る。また、本実施例において、色信号の1チャンネルで
の処理のみを図示した点は図7に同様である。
【0056】なお、上記の実施例では、カラーフィルタ
を備えた撮像素子を有する電子スチルカメラについて説
明したが、本発明は白黒撮影用の電子スチルカメラにも
適用されることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電子スチル
カメラは、固体撮像素子からの撮像信号をディジタル信
号に変換した後、その出力信号を符合化圧縮手段により
符合化し、この圧縮された信号をバッファーメモリに直
接記憶させるように構成されているので、バッファーメ
モリの1コマ当たりの記憶容量が小さくて済み、このた
め、カメラ本体の小型・軽量化はもちろん、複数コマ分
の情報をバッファーメモリに記憶することもでき、連写
にも十分対応できる。
【0058】また、バッファーメモリの情報を別の記憶
媒体に移して記憶保存する際には、CPUによる信号処
理を施して記憶するのではなく、圧縮済の信号をそのま
ま記憶するように構成されているので、CPUでの処理
時間に相当する時間を必要とせず、このため、回路構成
も簡単で、消費電力も少なく、連続撮影の繰り返し周期
も短くなり、連写にも好適である。
【0059】さらに、画像信号の各走査線毎の最終予測
値を記憶媒体に記憶しておき、複号の際に複号結果とし
ての最終予測値と比較することで、符号化における誤り
を確実に検出することができる。又、従来メモ等に記入
してきた撮影条件等の情報を、画像データと共に自動的
に記録するようにすることもできるので、再生時にその
編集を行なうのに便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子スチルカメラのブ
ロック図である。
【図2】(a),(b),(c) は本発明実施例において用いられ
るカラーフィルタアレイの例を示す説明図である。
【図3】従来の電子スチルカメラの一例を示すブロック
図である。
【図4】本発明において用いられるイメージセンサの一
例を示すブロック図である。
【図5】DPCM回路の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】誤り検出訂正用データ、撮影条件等の付加情報
を画像データに追加記録するための回路のブロック図で
ある。
【図7】本発明の電子スチルカメラで撮像された画像を
再生する再生装置の一実施例を示すブロック図である。
【図8】再生装置の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…CCD固体撮像素子、2…駆動回路、3…プリアン
プ、4…プロセス増幅器、5…A/D変換器、6…バッ
ファーメモリ、7…D/A変換器、8…メモリインター
フェイス、9…CPU、10…RAM・ROMメモリ、
11…磁気バブル素子、12…同期信号発生回路、13
…撮影レンズ、14…クイックリターンミラー、15…
ファインダ光学系、16…測光回路、17…測光素子、
18…固体撮像素子、19…カラーフィルタ、20…駆
動回路、21…同期信号発生回路、22…タイミングパ
ルス発生回路、23…レリーズスイッチ、24…撮影条
件設定回路、25…警告回路、26…プリアンプ、27
…A/D変換器、28,29…DPCM回路、30,3
1…RAMバッファーメモリ、32…磁気バブルメモリ
インターフェイス、33…磁気バブルカセット、34…
磁気バブル駆動回路、35…データ検出回路、36…レ
ンズデータ発生回路、37,38…電源、41…フォト
ダイオード、42…垂直転送CCD、43…水平転送C
CD、44…出力増幅器、51…データ入力端子、52
…ラッチ回路、53…減算器、54…ラッチ回路、5
5,56…ルックアップテーブル、57…セレクタ、5
8…加算器、59…負クリップ回路、60…符合bit 出
力、61…端子、62…端子、63…ラッチ回路、64
…ルックアップテーブル、65…端子、301…セレク
タ、302…RAM。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
請求項4前記駆動周波数は、前記固体撮像素子か
らの1フィールド分の映像信号の読み出し時間が1/6
0secよりも長くなるように設定されることを特徴と
する特許請求の範囲第3項に記載の電子スチルカメラ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本発明の電子スチルカメラは、上述の目
的を達成するために、固体撮像素子と、該固体撮像素子
を駆動する駆動手段と、前記固体撮像素子からの映像出
力信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、該
デジタル映像信号を符合化圧縮する符号化圧縮手段と、
該符合化圧縮手段の出力を一時的に記憶する一次記憶手
であって、少なくとも圧縮後の前記映像信号出力一画
面分の容量を有する一次記憶手段と、該一次記憶手段に
対して着脱自在に結合され、前記一次記憶手段の出力を
記憶する二次記憶手段とを備えたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 本発明の一実施態様に係る電子スチルカ
メラは、前記一次記憶手段の記憶容量が、前記映像出力
信号の非圧縮時における一画面分の容量より少ないもの
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 本発明の別の実施態様に係る電子スチル
カメラは、前記駆動手段による駆動周波数が、前記固体
撮像素子内の信号電荷が暗電流により劣化しない範囲内
で、前記A/D変換手段及び前記符号化圧縮手段の動作
速度に応じて設定されるものである。又、本発明の更に
別の実施態様に係る電子スチルカメラは、前記駆動周波
数が、前記固体撮像素子からの1フィールド分の映像信
号の読み出し時間が1/60secよりも長くなるよう
に設定されるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 又、本発明では、固体撮像素子からの映
像信号の読み出し速度を、撮像素子内の信号が暗電流に
よって劣化しない範囲で、通常の読み出し速度よりも遅
く設定する構成をとっている。具体的には、1フィール
ド分の映像信号の読み出し時間を例えば33msec
(1/30sec)としている。NTSC方式の1フィ
ールド分の画像周期は1/60secであるから、この
場合1/2の周波数で読み出すこととなる。このよう
に、撮像素子からの読み出し速度を遅くすることは、次
のような利点がある。即ち、今後、固体撮像素子が大容
量化するにつれて、駆動周波数もますます高くなり、A
/D変換や圧縮用の高速ICが必要になる。このような
高速動作のICは、今後開発されていくとしても、高価
で、消費電力が大きいと言う問題がある。又、低速IC
を用いるとすれば、回路の複雑化、大型化が免れず、カ
メラ内に内蔵することが非常に難しくなる。そこで、本
発明では、撮像素子からの読み出し速度を従来よりも低
速に設定する構成をとることとしたのである。この構成
は、デジタル映像信号をバッファメモリに記憶すること
により可能となったものであり、アナログ映像信号を記
憶する方式では非常に困難である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 これら2つのDPCM符合化回路28,
29に接続されたRAMバッファーメモリ30,31
は、各々G信号とR又はB信号を圧縮された状態で1画
面分蓄積するための記憶回路である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動
    する駆動手段と、前記固体撮像素子からの映像出力信号
    をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、該デジタ
    ル映像信号を符合化圧縮する符号化圧縮手段と、該符合
    化圧縮手段の出力を一時的に記憶する一次記憶手段と、
    該一次記憶手段に対して着脱自在に結合され、前記一次
    記憶手段の出力を記憶する二次記憶手段とを備えたこと
    を特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段による駆動周波数は、前記
    固体撮像素子内の信号電荷が暗電流により劣化しない限
    界時間に応じて設定されることを特徴とする請求項1の
    電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記駆動周波数は、前記固体撮像素子か
    らの1フィールド分の映像信号の読み出し周期が1/6
    0secよりも長くなるように設定されることを特徴と
    する請求項2の電子スチルカメラ。
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