JPH06196168A - 密閉形鉛蓄電池用集電体の製造方法 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池用集電体の製造方法Info
- Publication number
- JPH06196168A JPH06196168A JP4298107A JP29810792A JPH06196168A JP H06196168 A JPH06196168 A JP H06196168A JP 4298107 A JP4298107 A JP 4298107A JP 29810792 A JP29810792 A JP 29810792A JP H06196168 A JPH06196168 A JP H06196168A
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- JP
- Japan
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- lead
- soap
- lead foil
- rollmilling
- foil
- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧延の際鉛箔表面に付着したせっけんを除去
し、極板の熟成工程で活物質との結合力を高めた密閉形
鉛蓄電池用集電体を提供する。 【構成】 石鹸を圧延剤として用い、鉛または鉛合金を
圧延加工して鉛箔を作製し、次いで、該鉛箔の表面を前
記鉛または鉛合金の融点未満の温度で熱処理することを
特徴とするものである。
し、極板の熟成工程で活物質との結合力を高めた密閉形
鉛蓄電池用集電体を提供する。 【構成】 石鹸を圧延剤として用い、鉛または鉛合金を
圧延加工して鉛箔を作製し、次いで、該鉛箔の表面を前
記鉛または鉛合金の融点未満の温度で熱処理することを
特徴とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄形密閉鉛蓄電池の集
電体の製造方法に関するものである。
電体の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】薄形密閉鉛蓄電池の集電体には、鉛また
は鉛合金を圧延加工した鉛箔が用いられることがある。
アルミ箔に代表される金属箔を圧延加工する際は圧延剤
としてオイルが用いられ、加工後オイルを金属箔表面か
ら除去するために、熱処理が行われているが、該方法が
鉛の融点３２７．４℃以上の温度で熱処理されるため、
前記鉛箔に適用できなかった。従って、従来、鉛箔を作
製するときは圧延剤としてオイルを用いず、石鹸が用い
られていた。
は鉛合金を圧延加工した鉛箔が用いられることがある。
アルミ箔に代表される金属箔を圧延加工する際は圧延剤
としてオイルが用いられ、加工後オイルを金属箔表面か
ら除去するために、熱処理が行われているが、該方法が
鉛の融点３２７．４℃以上の温度で熱処理されるため、
前記鉛箔に適用できなかった。従って、従来、鉛箔を作
製するときは圧延剤としてオイルを用いず、石鹸が用い
られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた、
圧延剤として石鹸を用いる方法においても、石鹸が鉛箔
表面に化学吸着し、鉛箔表面を酸化しにくい状態にして
しまい、熟成工程において鉛箔と活物質との結合力を弱
め、電池を早期に容量低下させるという問題点を解決で
きなかった。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、圧延の際に鉛箔
表面に付着した石鹸を除去し、熟成工程で活物質との結
合力を高めた集電体を提供することにある。
圧延剤として石鹸を用いる方法においても、石鹸が鉛箔
表面に化学吸着し、鉛箔表面を酸化しにくい状態にして
しまい、熟成工程において鉛箔と活物質との結合力を弱
め、電池を早期に容量低下させるという問題点を解決で
きなかった。本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、圧延の際に鉛箔
表面に付着した石鹸を除去し、熟成工程で活物質との結
合力を高めた集電体を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、鉛または鉛合金を圧延加工して鉛箔を作
製する際、圧延剤として石鹸を用い、次いで、該鉛箔表
面を鉛の融点未満の温度で熱処理することを特徴とする
ものである。
に、本発明は、鉛または鉛合金を圧延加工して鉛箔を作
製する際、圧延剤として石鹸を用い、次いで、該鉛箔表
面を鉛の融点未満の温度で熱処理することを特徴とする
ものである。
【０００５】
【作 用】石鹸の沸点が石鹸の種類によって異なるが、
鉛の融点３２７．４℃より低いため、鉛の融点未満の温
度で熱処理しても鉛箔表面に吸着したせっけんを除去で
きる。
鉛の融点３２７．４℃より低いため、鉛の融点未満の温
度で熱処理しても鉛箔表面に吸着したせっけんを除去で
きる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の詳細について、実施例により
説明する。圧延油として市販されている液状の石鹸を用
い、鉛塊を圧延加工して厚さμｍの鉛箔を作製した。該
鉛箔を７等分してそれぞれについて、表１の処理方法で
処理した後、温度５０℃、湿度９５％の恒温恒湿槽へ入
れ、３日間放置した。その後、鉛箔表面の酸化状態を観
察した。その結果を表１に示す。
説明する。圧延油として市販されている液状の石鹸を用
い、鉛塊を圧延加工して厚さμｍの鉛箔を作製した。該
鉛箔を７等分してそれぞれについて、表１の処理方法で
処理した後、温度５０℃、湿度９５％の恒温恒湿槽へ入
れ、３日間放置した。その後、鉛箔表面の酸化状態を観
察した。その結果を表１に示す。
【０００７】
【０００８】次に前記鉛箔のそれぞれの上に活物質を塗
布し、熟成した後、活物質と鉛箔のひっつき強さを調べ
た。その結果を表２に示す。
布し、熟成した後、活物質と鉛箔のひっつき強さを調べ
た。その結果を表２に示す。
【０００９】
【００１０】表１、表２の如く、鉛箔を酸化し易くして
活物質とひっつき易くするためには熱処理することが効
果がある。この熱処理した鉛箔と処理なしの鉛箔とを集
電体として用い、図１、表２のような構成の密閉形鉛蓄
電池Ｘ，Ｙをそれぞれ製作した。図において、１はプラ
スチックフィルム基板、２はＰｂ−Ｃａ−Ｓｎ系合金か
らなる鉛箔、３は活物質、４はセパレータ、５は弁であ
る。これら電池を電池緊圧２０ｋｇ／ｄｍ2 の条件下で
最大電流０．２ＣｍＡ、電圧２．５Ｖで６時間、定電流
定電圧充電を行い、その後０．４ＣｍＡで終止電圧が
１．７５Ｖになるまで定電流放電を行うのを１サイクル
として、初期容量の５０％に達するまでのサイクル寿命
試験を行った。その結果を表３に示す。
活物質とひっつき易くするためには熱処理することが効
果がある。この熱処理した鉛箔と処理なしの鉛箔とを集
電体として用い、図１、表２のような構成の密閉形鉛蓄
電池Ｘ，Ｙをそれぞれ製作した。図において、１はプラ
スチックフィルム基板、２はＰｂ−Ｃａ−Ｓｎ系合金か
らなる鉛箔、３は活物質、４はセパレータ、５は弁であ
る。これら電池を電池緊圧２０ｋｇ／ｄｍ2 の条件下で
最大電流０．２ＣｍＡ、電圧２．５Ｖで６時間、定電流
定電圧充電を行い、その後０．４ＣｍＡで終止電圧が
１．７５Ｖになるまで定電流放電を行うのを１サイクル
として、初期容量の５０％に達するまでのサイクル寿命
試験を行った。その結果を表３に示す。
【００１１】
【００１２】表３より、鉛箔を熱処理した電池Ｘは処理
をしない電池Ｙより２倍以上のサイクル寿命を示す。な
お、本実施例では１８０℃、５時間という条件で熱処理
を行っているが、電池の集電体の腐食を考慮した場合、
鉛の粒子結晶が小さい方が集電体の厚み方向への粒界腐
食を抑えることができるので、付着物である石鹸を取り
除ける範囲で、出来るだけ加熱温度を低く、加熱時間を
短くして、急速に冷却する方が好ましい。
をしない電池Ｙより２倍以上のサイクル寿命を示す。な
お、本実施例では１８０℃、５時間という条件で熱処理
を行っているが、電池の集電体の腐食を考慮した場合、
鉛の粒子結晶が小さい方が集電体の厚み方向への粒界腐
食を抑えることができるので、付着物である石鹸を取り
除ける範囲で、出来るだけ加熱温度を低く、加熱時間を
短くして、急速に冷却する方が好ましい。
【００１３】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば活物質と
の結合力を強めた鉛蓄電池用集電体を提供でき、この集
電体を用いた電池が長寿命となる。
の結合力を強めた鉛蓄電池用集電体を提供でき、この集
電体を用いた電池が長寿命となる。
【図１】本発明に係る薄形密閉鉛蓄電池の平面図であ
る。
る。
【図１】図１のＡ−Ａ’縦断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１２月１３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る薄形密閉鉛蓄電池の平面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡーＡ’縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 博人 大阪府高槻市城西町６番６号 株式会社ユ アサコーポレーション内
Claims (1)
- 【請求項１】 圧延剤に石鹸を用いて鉛または鉛合金を
圧延加工して鉛箔を作製し、 次いで、該鉛箔の表面を前記鉛または鉛合金の融点未満
の温度で熱処理することを特徴とする、 密閉形鉛蓄電池用集電体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298107A JPH06196168A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 密閉形鉛蓄電池用集電体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298107A JPH06196168A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 密閉形鉛蓄電池用集電体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06196168A true JPH06196168A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=17855255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4298107A Pending JPH06196168A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 密閉形鉛蓄電池用集電体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06196168A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19523578A1 (de) * | 1994-06-29 | 1996-01-04 | Toyota Motor Co Ltd | Kraftstoffeinspritzpumpe der Innennockenbauart mit einem Rotor mit ersten und zweiten Leitungen für einen Kraftstoffeinlaß und -auslaß |
| JP2005050679A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水溶媒系二次電池 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4298107A patent/JPH06196168A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19523578A1 (de) * | 1994-06-29 | 1996-01-04 | Toyota Motor Co Ltd | Kraftstoffeinspritzpumpe der Innennockenbauart mit einem Rotor mit ersten und zweiten Leitungen für einen Kraftstoffeinlaß und -auslaß |
| DE19523578C2 (de) * | 1994-06-29 | 1999-03-11 | Toyota Motor Co Ltd | Rotationsverteiler-Kraftstoffeinspritzpumpe |
| JP2005050679A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水溶媒系二次電池 |
| JP4646505B2 (ja) * | 2003-07-29 | 2011-03-09 | 三洋電機株式会社 | 非水溶媒系二次電池の製造方法 |
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