JPH0619596U - シート用リクライニング機構 - Google Patents

シート用リクライニング機構

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JPH0619596U
JPH0619596U JP5846392U JP5846392U JPH0619596U JP H0619596 U JPH0619596 U JP H0619596U JP 5846392 U JP5846392 U JP 5846392U JP 5846392 U JP5846392 U JP 5846392U JP H0619596 U JPH0619596 U JP H0619596U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無段階に微調整することができるシート用リク
ライニング機構を提供する。 【構成】円弧状歯部11bを有しロアアーム21に揺動
可能に組付けられたラチエット11、回転軸12cの外
周上に歯部を有しアッパアーム22のヒンジピン23か
ら所定量離れた位置に組付けられたスプリングカップラ
ー12、ヒンジピン23上にバネ付勢して回動可能に組
付けられてラチエット11と係合しその円弧状歯部11
bをスプリングカップラー12の歯部に噛合させるとと
もに回動操作により同歯部からラチエット11の円弧状
歯部11bを離間させるレリーズレバー13を備え、ラ
チエット11とカップラー12の噛合時に同カップラー
12の回転軸12cを回転操作することによりアッパア
ーム22を回動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシート用リクライニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
シート用リクライニング機構は、シ−トクッションに固定されるロアアームの 後端部にシ−トバックに固定されるアッパアームの下端部をヒンジピンを介して 前後方向へ回動可能に組付けて前記シ−トバックを前後方向へ回動可能に支持し てなるもので、当該リクライニング機構は一般に刊行物「自動車工学便覧第6編 、1−26頁(昭和58年9月30日自動車技術会発行)」に示されているよう に、円弧状歯部を有してアッパアームに組付けられたラチエットと、ラチエット の円弧状歯部に離脱可能に噛合する歯部を有しロアアームに揺動可能に組付けら れたポールと、ロアアームにバネ付勢して回動可能に組付けられてポールをラチ エットに噛合させるレリーズレバーを備えている。
【0003】 このような構成のリクライニング機構においては、ポールのラチエットに対す る噛合時にはアッパアームをロアアームに対してロック状態に保持し、またレリ ーズレバーの回動操作によりポールをラチエットから離脱させてアッパアームの ロアアームに対するロック状態を解除してシ−トバックを前後方向へ回動可能と し、シ−トバックの前後方向の傾斜角度を調整するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、当該リクライニング機構においては、ラチエットの円弧状歯部に対 するポールの歯部の噛合位置の変更によりシ−トバックの傾斜角度を変更するも のであることから、シ−トバックの傾斜角度を迅速に調整することはできるもの の、傾斜角度の調整は段階的にしか行うことができず、かつ調整角度の最小幅は 2〜4度という比較的大きな角度にならざるを得なかった。従って、本考案の目 的は、シ−トバックの傾斜角度を段階的かつ比較的大きな調整幅で迅速に行うこ とができるとともに、傾斜角度を無段階的に微調整することができるリクライニ ング機構を簡単な構成にて提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シ−トクッションに固定されるロアアームの後端部にシ−トバック に固定されるアッパアームの下端部をヒンジピンを介して前後方向へ回動可能に 組付けて前記シ−トバックを前後方向へ回動可能に支持してなるシート用リクラ イニング機構であり、当該リクライニング機構は、所定長さの円弧状歯部を有し 前記ロアアームに揺動可能に組付けられたラチエットと、回転軸の外周上に歯部 を有し前記アッパアームの前記ヒンジピンから所定量離れた位置に組付けられた スプリングカップラーと、前記ヒンジピン上にバネ付勢して回動可能に組付けら れて前記ラチエットと係合し同ラチエットの円弧状歯部を前記スプリングカップ ラーの前記歯部に噛合させるとともに回動操作により同歯部から前記ラチエット の円弧状歯部を離間させるレリーズレバーを備えていることを特徴とするもので ある。
【0006】
【考案の作用・効果】
このように構成したリクライニング機構においては、スプリングカップラーの 歯部とラチエットの円弧状歯部との噛合によりアッパアームがロアアームに対し てロックしていて、シ−トバックが所定の傾斜角度で保持されている。この状態 でレリーズレバーを回動操作すると、同レバーに係合しているラチエットが回動 してスプリングカップラーの歯部から離脱する。このため、アッパアームのロア アームに対するロックが解除されてシ−トバックは前後方向へ回動可能となり、 シ−トバックを任意の傾斜角度に迅速に調整することができ、その後レリーズレ バーの回動操作を解除すればこれと係合しているラチエットが回動復帰し、スプ リングカップラーの歯部に噛合してアッパアームをロアアームにロックする。こ の結果、シ−トバックは調整された傾斜角度に保持される。
【0007】 一方、スプリングカップラーとラチエットとが噛合している状態、すなわちア ッパアームがロアアームにロックしていてシ−トバックが所定の傾斜角度に保持 されている場合にスプリングカップラーの回転軸を回転操作すると、回転軸はラ チエットの円弧状歯部に噛合しつつ同歯部上を移行する。このため、スプリング カップラーが組付けられているアッパアームはスプリングカップラーの回転軸の 移行にともなって同方向へ回動する。アッパアームの回動は低速でかつ無段階的 であり、これによりシ−トバックの傾斜角度は無段階に微調整される。
【0008】 このように、当該リクライニング機構においては、シ−トバックの傾斜角度を レリーズレバーの回動操作により迅速に調整することができるとともに、スプリ ングカップラーの回転操作により無段階に微調整することができるため、これら 両調整手段を組合わせて使用することによりシ−トバックの傾斜角度を任意の角 度に迅速に調整することが可能である。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、図1〜図3には本考案に 係るリクライニング機構が示されている。当該リクライニング機構10はラチエ ット11、スプリングカップラー12、レリーズレバー13、スパイラルスプリ ング14、テンションスプリング15および微調整ハンドル16を備えており、 ロアアーム21とその後端部に前後方向へ回動可能に組付けたアッパアーム22 との間に配設されている。なお、ロアアーム21とアッパアーム22とは両者の 第1貫通孔21a,22aを貫通するヒンジピン23を介して回動可能に組付け られており、ロアアーム21は図示しないシートを構成するシ−トクッション側 に固定されているとともにアッパアーム22はシ−トバック側に固定されていて 、シートをシートトラック上に支持している。
【0010】 ラチエット11は所定長さのアーム部11aの先端部の外周に円弧状歯部11 bを備え、支持ピン11cを介してロアアーム21に揺動可能に組付けられてい る。スプリングカップラー12はカップラー本体12aの中心から一方へ突出す る操作軸12bと、他方へ突出する回転軸12cを備えた公知のもので、操作軸 12b上には微調節ハンドル16が嵌着され、また回転軸12cの外周には歯部 が形成されている。かかるスプリングカップラー12は微調節ハンドル16の正 逆方向への各回転操作により回転軸12cが正逆回転するが、回転軸12c側に 回転力が作用しても回転軸12cおよび微調節ハンドル16は回転しない構成の ものであり、アッパアーム22の側面に固定されて回転軸12cが第2貫通孔2 2bを挿通されている。
【0011】 レリーズレバー13はレバー本体の中央部に設けた貫通孔13aにロアアーム 21に固着したヒンジピン23を挿通された状態でロアアーム21とアッパアー ム22間に位置していて、貫通孔13aの先端側の操作部13bを備えていると ともに、後端側にカム孔13cを備え、カム孔13cにはラチエット11に植設 したカムピン11dが係合している。レリーズレバー13とロアアーム21間に はテンションスプリング15が掛止されていて、レリーズレバー13を図1の図 示時計方向へ常時付勢している。これにより、レリーズレバー13の後端部は上 方に位置してラチエット11の後部を上動させて、ラチエット11の円弧状歯部 11bをスプリングカップラー12の回転軸12c上の歯部に噛合させている。
【0012】 スパイラルスプリング14はヒンジピン23とアッパアーム22の掛止部22 c間に掛止されていて、アッパアーム22を前方へ常時付勢している。この状態 で、アッパアーム22はラチエット11の円弧状歯部11bとスプリングカップ ラー12の回転軸12cの歯部との噛合により、ロアアーム21にロックされて 前方への回転を規制され、図示しないシ−トバックを所定の傾斜角度に保持して いる。
【0013】 このように構成したリクライニング機構10においては、スプリングカップラ ー12の回転軸12cの歯部とラチエット11の円弧状歯部11bとの噛合によ りアッパアーム22がロアアーム21に対してロックされていて、シ−トバック が所定の傾斜角度で保持されている。この状態でレリーズレバー13を回動操作 すると、レリーズレバー13の回動時同レバー13のカム孔13cとこれに係合 するラチエット11のカムピン11cの作用によりラチエット11が回動してス プリングカップラー12の回転軸12cの歯部から離脱する。このため、アッパ アーム22のロアアーム21に対するロックが解除されてシ−トバックは前後方 向へ回動可能となり、シ−トバックを任意の傾斜角度に迅速に調整することがで きる。その後、レリーズレバー13の回動操作を解除すれば、これと係合してい るラチエット11が回動復帰し、スプリングカップラー12の回転軸12cの歯 部に噛合してアッパアーム22をロアアーム21にロックする。この結果、シ− トバックは調整された傾斜角度に保持される。
【0014】 一方、スプリングカップラー12とラチエット11とが噛合している状態、す なわちアッパアーム22がロアアーム21にロックしていてシ−トバックが所定 の傾斜角度に保持されている場合に、スプリングカップラー12に設けた微調整 ハンドル16を回転操作すると、スプリングカップラー12の回転軸12cはラ チエット11の円弧状歯部11cに噛合しつつ同歯部11c上を移行する。この ため、スプリングカップラー12が組付けられているアッパアーム22はスプリ ングカップラー12の回転軸12cの移行にともなって同方向へ回動する。この 場合のアッパアーム22の回動は低速でかつ無段階的であり、これによりシ−ト バックの傾斜角度は無段階に微調整される。
【0015】 このように、当該リクライニング機構10においては、シ−トバックの傾斜角 度をレリーズレバー13の回動操作により迅速に調整することができるとともに 、微調整ハンドル16の回転操作により無段階に微調整することができるため、 これら両調整手段を組合わせて使用することによりシ−トバックの傾斜角度を任 意の角度に迅速に調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るリクライニング機構の
側面図である。
【図2】同リクライニング機構における図1の矢印2−
2線切断面図である。
【図3】同リクライニング機構の各構成部材を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
10…リクライニング機構、11…ラチエット、11b
…円弧状歯部、12…スプリングカップラー、12c…
回転軸、13…レリーズレバー、13c…カム孔、14
…スパイラルスプリング、15…テンションスプリン
グ、16…微調整ハンドル、21…ロアアーム、22…
アッパアーム、23…ヒンジピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シ−トクッションに固定されるロアアーム
    の後端部にシ−トバックに固定されるアッパアームの下
    端部をヒンジピンを介して前後方向へ回動可能に組付け
    て前記シ−トバックを前後方向へ回動可能に支持してな
    るシート用リクライニング機構であり、当該リクライニ
    ング機構は、所定長さの円弧状歯部を有し前記ロアアー
    ムに揺動可能に組付けられたラチエットと、回転軸の外
    周上に歯部を有し前記アッパアームの前記ヒンジピンか
    ら所定量離れた位置に組付けられたスプリングカップラ
    ーと、前記ヒンジピン上にバネ付勢して回動可能に組付
    けられて前記ラチエットと係合し同ラチエットの円弧状
    歯部を前記スプリングカップラーの前記歯部に噛合させ
    るとともに回動操作により同歯部から前記ラチエットの
    円弧状歯部を離間させるレリーズレバーを備えているこ
    とを特徴とするシート用リクライニング機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000024833A (ja) * 1998-07-15 2000-01-25 Makita Corp 切断工具

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JP2000024833A (ja) * 1998-07-15 2000-01-25 Makita Corp 切断工具

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