JPH06195139A - 熱延鋼板の巻取温度制御方法 - Google Patents

熱延鋼板の巻取温度制御方法

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JPH06195139A
JPH06195139A JP4357188A JP35718892A JPH06195139A JP H06195139 A JPH06195139 A JP H06195139A JP 4357188 A JP4357188 A JP 4357188A JP 35718892 A JP35718892 A JP 35718892A JP H06195139 A JPH06195139 A JP H06195139A
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JP
Japan
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hot
rolled steel
bank
steel sheet
strip
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Application number
JP4357188A
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English (en)
Inventor
Naoki Shimoda
直樹 下田
Makoto Tsuruta
鶴田  誠
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱延鋼板の巻取温度制御に関して、ホットラ
ンテーブル上で冷却中のストリップの通板速度の加減率
が変化する場合でも、目標の巻取温度に精度よく制御で
きるようにする。 【構成】 ストリップ10が仕上圧延機の最終スタンド
11を出た際に、搬送予測装置55でストリップ10の
ホットランテーブル上の搬送状況を、加減率の変化も考
慮にいれて予め予測し、それをもとにストリップ10の
目標の巻取温度にまで冷却されるのに最適なバンクパタ
ーンを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仕上最終スタンドを
通過した熱延鋼板が巻取機で巻取るまでに、所定の温度
まで冷却する熱延鋼板の巻取温度制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】仕上圧延機を出た熱延ストリップを、コ
イラー巻付時に所定のストリップ温度まで冷却する巻取
温度制御は、ストリップの強度や加工性などの品質を確
保するためにも不可欠である。このような理由から、圧
延ラインへの計算機の導入が図られ、計算機制御による
技術が進歩してきた。これに伴って、生産量の増大を目
標とした圧延速度の高速化と、冷却制御モデルの精度の
向上も行われてきた。
【0003】図6は、特公昭58−15202号公報に
記載された従来の巻取温度制御システムを示す回路ブロ
ック図である。図6において、1U、2U、・・・、N
Uはストリップ冷却装置のうちの、上部冷却装置の各冷
却バンクを、1L、2L、・・・、NLは下部冷却装置
の各冷却バンクをそれぞれ示している。10はストリッ
プ(熱延鋼板)、11は仕上圧延機の最終スタンド、2
1は各冷却バンクを制御するバルブ制御装置、12は圧
延後のストリップ10のコイラー、13は最終スタンド
11を駆動するためのモータである。巻取温度制御に必
要な測定センサー101〜104のうち、101はスト
リップ10の厚さを測定するための板厚測定器、102
はストリップ10の仕上出側温度を測定するための仕上
出側温度計、103はストリップ10の巻取部における
温度を測定するための巻取温度計、104は最終スタン
ド11の速度を測定するためにモータ13に接続された
ロール回転速度計を示す。51は計算制御装置、52は
初期データの入力装置を示し、入力装置52からのデー
タ52Aあるいは上記測定センサーのそれぞれからのデ
ータ101A〜104Aをもとに冷却制御パターンを計
算し、その出力信号をバルブ制御装置21のオン−オフ
制御に指令する。
【0004】次にこの従来例の制御動作について図6を
参照して説明する。巻取温度制御装置では、まず熱延さ
れたストリップ10のある点が最終スタンド11を出た
時に、その時点での加減速率のみを用いて巻取温度計1
03に達するまでの時間tを算出する。仕上出側温度計
102により測定された仕上出側温度、板厚測定器10
1により測定された板厚から、コイラー12に到達する
までの時間tの間に、目標の巻取温度にまで冷却できる
ような各冷却バンク1U〜NU,1L〜NLの注水オン
−オフ制御の最適バンクパターンを決定し、この決定結
果をバルブ制御装置21に指令する。このバルブ制御装
置21は、そのバンクパターンに従って冷却バンク1U
〜NU,1L〜1Nを制御する。このように、最終スタ
ンド11からコイラー12までのホットランテーブル上
を冷却バンクの単位長と同じ長さごとに分割し、ストリ
ップがこの単位長さの分を移行するごとに、上記計算を
繰り返し、ストリップ10の各セクションのバンクパタ
ーンを決定していく。このようにして、ストリップ10
の各セクションごとのバンクパターンによる各冷却バン
クのオン、オフ制御で、ストリップ10が適切な注水を
受けることにより、巻取温度を目標に制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻取温度制御方
法は、ストリップ10の各セクションでの速度の加減率
を、最終スタンド11を出た時点での加減率のみで決定
し、この決定結果からストリップが冷却バンクを通過す
る時間を予測している。従って、そのストリップ10が
ホットランテーブル上を走行している間に加減率が変化
してしまった場合には、冷却バンクを通過する実際の時
間が前記の予測時間とずれ、それに伴う過不足冷却を引
き起こす可能性がある。また、実際にホットランテーブ
ル上を走行するストリップは、途中で加減率が変化する
速度パターンで制御されており、このような速度制御の
もとにストリップが走行する場合では過不足冷却の可能
性が問題となってくる。
【0006】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、上記のように加減率が変化す
るポイントをもつ速度パターンにおいて、過不足のない
冷却制御を行うことのできる熱延鋼板の巻取温度制御方
法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係る熱
延鋼板の巻取温度制御方法は、図1で示すように、熱延
鋼板が仕上圧延機の最終スタンド11を出てホットラン
テーブル上を一定距離走行するごとに、予め定められた
速度の加減率にもとづく速度制御パターンにより上記熱
延鋼板の搬送状況を予測し、この予測結果をもとに、熱
延鋼板を冷却するのに最も最適なバンクパターンを決定
し、このバックパターンで制御するようにした。この第
2の発明に係る熱延鋼板の巻取温度制御方法は、図4で
示すように、上記のバンクパターンによる冷却バンクの
制御に加えて、そのバンクパターンにより冷却された熱
延鋼板の実際の温度を測定し、バンクパターンによる冷
却の目標値と、実際の熱延鋼板による測定値とを比較し
て偏差56Aを求め、この偏差にもとづいて上記バンク
パターンによる制御を補正するようにした。この第3の
発明に係る熱延鋼板の巻取温度制御方法は、図5で示す
ように、速度の加減率にもとづく上記速度制御パターン
から、熱延鋼板を冷却するのに最も最適なバンクパター
ンを決定し、このバンクパターンを目標に熱延鋼板を冷
却制御するとともに、冷却された熱延鋼板の実際の温度
を測定し、この測定値と上記バンクパターンによる実績
値にもとづいて学習し、この学習結果57Aを上記冷却
バンクの制御に用いるようにした。
【0008】
【作用】この第1の発明による熱延鋼板の巻取温度制御
方法は以下のように温度制御する。まず、熱延鋼板が仕
上圧延機の最終スタンド11を出てホットランテーブル
上を走行する。そして、熱延鋼板が一定距離走行するご
とに、予め定められた速度制御パターンによる速度の加
減率をもとに計算し、その熱延鋼板の搬送状況を測定す
る。このとき、この搬送状況には、速度の加減率の変化
も加えられる。そして、熱延鋼板を冷却する冷却バンク
を制御するのに最も最適なバンクパターンが決定され、
このバンクパターンに従って熱延鋼板が冷却される。こ
の第2の発明による熱延鋼板の巻取温度制御方法は、バ
ンクパターンを決定して冷却するまでの制御は第1の発
明と同じである。この後、上記バンクパターンを目標値
として冷却された熱延鋼板の実際の温度を測定し、この
測定値と上記目標値との偏差56Aを求める。そして、
この偏差によって、上記バンクパターンによる冷却バン
クの制御を補正するようにする。この第3の発明による
熱延鋼板の温度制御方法は、バンクパターンを決定して
冷却するまでの制御は第1の発明と同じである。この
後、上記バンクパターンを目標値として冷却された熱延
鋼板の実際の温度を測定する。そして、この測定値と上
記バンクパターンの実績値とにもとづいて学習し、この
学習結果57Aを冷却バンクの制御に用いるようにす
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図にもとづいて説
明する。図1はこの第1の発明の実施例(実施例1)を
説明するための巻取温度制御システムの回路ブロック図
である。図1において、1U,2U,3U,・・・,N
Uはストリップ冷却装置のうちの上部冷却装置の各冷却
バンクを、1L,2L,3L,・・・,NLはそのスト
リップ冷却装置のうちの下部冷却装置を示している。1
0はストリップ(熱延鋼板)、11は仕上圧延機の最終
スタンドであり、ここを出た熱延仕上ストリップ10は
冷却バンク1U〜NU,1L〜NLを通過する間に冷却
され、コイラー12に巻取られる。ストリップ10の状
態を測定するセンサー101〜104のうち、101は
板厚測定器、102は仕上出側温度計、103は巻取温
度計、104はロール回転速度計である。また、計算制
御部分については、53は温度計算装置、54はバンク
パターン決定装置、55は新たに設けられた搬送予測装
置である。
【0010】図2はこの実施例1の搬送予測装置に格納
されている速度制御パターンを示す図である。図1の搬
送予測装置55の中には図2で示すようなストリップの
速度制御パターンが予め入力されている。図3におい
て、速度Voで圧延されたストリップ10の先端部が最
終スタンド11から出てくる時間がt1であり、この
後、ストリップは第1の加速率αで加速される。また、
ストリップ先端部がコイラー12に巻取られ始める時間
がt2であり、この後ストリップ10は第2の加速率β
でさらに加速される。この後時間t3で最高速度Vmに
達すると、ストリップ10は時間t4まで速度Vmで等
速に保たれる。そして時間t4の後は減速率γで減速さ
れていき、ストリップ10はコイラー12に完全に巻き
付けられる。このように、ストリップは、このパターン
通りに速度を制御され、ホットランテーブル上を搬送さ
れていく。
【0011】次にこの実施例1の動作について図3のフ
ローチャートを参照しながら説明する。ストリップ10
の先端が最終スタンド11を出るときに、この制御装置
は作動し(時間t1)、ストリップ10が冷却バンク1
U〜NU,1L〜NLの単位長と同じ長さ(これを1セ
クションとする)を移行するごとに制御計算を行うため
に、測定時間ts=t1をセットする(ステップS
1)。
【0012】次に、板厚測定器101と仕上出側温度計
102のセンサーによりストリップ10のセクションの
板厚hと仕上出側温度TFを測定する(ステップS
2)。一方、搬送予測装置55では、入力されている時
間ts後の速度制御パターン(図2)にもとづき(ステ
ップS3)、このストリップ10のセックションのホッ
トランテーブル上における搬送状況を予測する(ステッ
プS4)。この時、途中で加減率(図2のα,β,γ)
が変化する場合があれば、その加減率の変化も考慮にい
れて、各バンクの通過時間、通板速度などを正確に予測
する。次に温度計算装置53では、上記の予測された搬
送状況と、板厚h、仕上出側温度TF等から、放射によ
るストリップ10の温度降下も考慮して、目標の巻取温
度までに必要な冷却温度降下量ΔTWを求める(ステッ
プS5)。
【0013】最後にバンクパターン決定装置54では、
予測した搬送状況と必要冷却温度降下量ΔTWとからこ
のストリップセクションに対する最適なバンクパターン
を決定、指令する(ステップS6)。このとき予測搬送
状況にてストリップが途中で加減率が変化することが予
測されている場合は、その変化の前後で、前に述べたよ
うな過不足冷却が起こらないようにバンクパターンを決
定する。この後、ストリップ10が冷却バンクを単位長
移動しているか否かを判断し(ステップS7)、移動し
ていれば(YES)、時間tsにその時の冷却バンクを
単位長移動するのに要した所要時間分を加え(ステップ
S8)、ステップS2の処理に戻り、移動していなけれ
ば(NO)、終了する。
【0014】以上のように、制御計算を各ストリップセ
クション毎に行う。即ちストリップがバンク単位長の長
さ分を移動して最終スタンド出側の次のストリップセク
ションに対して再び計算するときには、速度制御パター
ンの時間軸に対しては、前ストリップセクションがバン
ク単位長を移動する所要時間分をずらしながら次のスト
リップセックションの予測搬送状況を決めるようにす
る。また、決定されたバンクパターンは、バルブ制御装
置に指令される。このようにして、ホットランテーブル
を走行中に速度の加減率が変化しても、それに伴う過不
足冷却のないバンクパターンが決定でき、精度の高い巻
取温度制御が実現できる。
【0015】上記の第1の発明による実施例1では、搬
送予測装置を採りいれたフィードフォワード制御の巻取
温度制御装置について述べたが、この装置だけでなく、
フィードバック制御をする巻取温度制御装置にも適用で
きる。この第2の発明では、通板前にフィードフォワー
ド制御を行っても実際の巻取温度には偏差を生ずること
があるので、フィードバック制御によりこの偏差を補う
ようにした。図4はこの第2の発明の実施例(実施例
2)を説明するための巻取温度制御システムにおける回
路ブロック図である。図4において、5は補正用バッ
ク、22は補正用バルブ制御装置、56はフィードバッ
ク制御装置であり、他の構成は実施例1と同じである。
この実施例2では、実施例1の搬送予測装置を有する構
成に、巻取温度計103の直前に補正用バンク5を設
け、計算制御部にフィードバック制御装置56を設け
た。この構成において、フィードフォワード制御で冷却
されたストリップ10の巻取温度を巻取温度計103で
計測し、フィードバック制御装置56でその実測値と目
標値を比較して、その偏差56Aによって補正用冷却バ
ンク5でストリップ10の冷却する温度を調整するもの
である。これによって、さらに目標温度に近い精度の高
い巻取温度制御を実現できる。
【0016】上記の第2の発明では、フィードバック制
御により偏差を補正したが、この第3の発明では、学習
制御を巻取温度制御システムに適用した。すなわち、あ
るストリップの冷却制御の実績を利用して、次のストリ
ップのフィードバック制御をできる限り少なくなるよう
に、冷却モデルやバンクパターン決定方式などに修正を
加えた。図5はこの第3の発明の実施例(実施例3)を
説明するための巻取温度制御システムにおける回路ブロ
ック図である。図5において、57は学習制御装置であ
る。この実施例3では、実施例2の搬送予測システムの
計算制御部に学習制御装置57を設けた。あるストリッ
プ10のフィードフォワード制御とフィードバック制御
によるバンクパターン実績や、巻取温度計103のセン
サーによる実測値を、学習制御装置57に入力する。そ
して、フィードバックによる制御をできる限り少なくす
るように、学習制御装置57の学習結果57Aで温度計
算装置53とバンクパターン決定装置54に修正を加え
る。これにより、次のストリップに対するフィードフォ
ワード制御をさらに精度の高い計算制御にすることがで
き、フィードバック制御の少ない均一な巻取温度を得る
ことができる。
【0017】
【発明の効果】この第1の発明によれば、熱延鋼板がホ
ットラン上を走る速度の加減率にもとづいた速度制御パ
ターンを用いて、上記熱延鋼板の搬送状況を予測し、こ
の予測結果から冷却バンクを制御するのに最も最適なバ
ンクパターンを決定するようにしたので、精度の高い巻
取温度制御ができる効果がある。この第2の発明によれ
ば、熱延鋼板の実際の温度を測定し、この測定値とバッ
クパターンによる冷却の目標値との偏差を、冷却バンク
の制御に用いるようにしたので、第1の発明よりもさら
に目標温度に近い精度の高い巻取温度制御ができる効果
がある。この第3の発明によれば、熱延鋼板の温度の測
定値とバンクパターンの実績値とを学習し、この学習結
果を冷却バンクの制御に用いるようにしたので、第1,
第2の発明よりもさらに精度の高い巻取温度制御ができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この第1の発明の実施例を説明する巻取温度制
御システムの回路ブロック図である。
【図2】図1のシステムの搬送予測装置に格納されてい
る速度制御パターンを示す図である。
【図3】この第1の発明による制御動作を示す図であ
る。
【図4】この第2の発明の実施例を説明する巻取温度制
御システムの回路ブロック図である。
【図5】この第3の発明を説明する巻取温度制御システ
ムの回路ブロック図である。
【図6】従来の技術を説明するための巻取温度制御シス
テムを示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1U〜NU、1L〜NL 冷却バンク 5 補正用冷却バンク 10 ストリップ 11 最終スタンド 12 コイラー 13 モーター 21 バルブ制御装置 22 補正用バルブ制御装置 51 計算制御装置 52 入力装置 53 温度計算装置 54 バンクパターン決定装置 55 搬送予測装置 56 フィードバック制御装置 57 学習制御装置 101 板厚測定器 102 仕上出側温度計 103 巻取温度計
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 熱延鋼板の巻取温度制御方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仕上最終スタンドを
通過した熱延鋼板が巻取機で巻取られるまでに、所定の
温度まで冷却する熱延鋼板の巻取温度制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】仕上圧延機を出た熱延ストリップを、コ
イラー巻付時に所定のストリップ温度まで冷却する巻取
温度制御は、ストリップの強度や加工性などの品質を確
保するためにも不可欠である。このような理由から、圧
延ラインへの計算機の導入が図られ、計算機制御による
技術が進歩してきた。これに伴って、生産量の増大を目
標とした圧延速度の高速化と、冷却制御モデルの精度の
向上も行われてきた。
【0003】図6は、特公昭58−15202号公報に
記載された従来の巻取温度制御システムを示す回路ブロ
ック図である。図6において、1U、2U、・・・、N
Uはストリップ冷却装置のうちの、上部冷却装置の各冷
却バンクを、1L、2L、・・・、NLは下部冷却装置
の各冷却バンクをそれぞれ示している。10はストリッ
プ(熱延鋼板)、11は仕上圧延機の最終スタンド、2
1は各冷却バンクを制御するバルブ制御装置、12は圧
延後のストリップ10のコイラー、13は最終スタンド
11を駆動するためのモータである。巻取温度制御に必
要な測定センサー101〜104のうち、101はスト
リップ10の厚さを測定するための板厚測定器、102
はストリップ10の仕上出側温度を測定するための仕上
出側温度計、103はストリップ10の巻取部における
温度を測定するための巻取温度計、104は最終スタン
ド11の速度を測定するためにモータ13に接続された
ロール回転速度計を示す。51は計算制御装置、52は
初期データの入力装置を示し、入力装置52からのデー
タ52Aあるいは上記測定センサーのそれぞれからのデ
ータ101A〜104Aをもとに冷却制御パターンを計
算し、その出力信号をバルブ制御装置21のオン−オフ
制御に指令する。
【0004】次にこの従来例の制御動作について図6を
参照して説明する。巻取温度制御装置では、まず熱延さ
れたストリップ10のある点が最終スタンド11を出た
時に、その時点での加減速率のみを用いて巻取温度計1
03に達するまでの時間tを算出する。仕上出側温度計
102により測定された仕上出側温度、板厚測定器10
1により測定された板厚から、コイラー12に到達する
までの時間tの間に、目標の巻取温度にまで冷却できる
ような各冷却バンク1U〜NU,1L〜NLの注水オン
−オフ制御の最適バンクパターンを決定し、この決定結
果をバルブ制御装置21に指令する。このバルブ制御装
置21は、そのバンクパターンに従って冷却バンク1U
〜NU,1L〜1Nを制御する。このように、最終スタ
ンド11からコイラー12までのホットランテーブル上
を冷却バンクの単位長と同じ長さごとに分割し、ストリ
ップがこの単位長さの分を移行するごとに、上記計算を
繰り返し、ストリップ10の各セクションのバンクパタ
ーンを決定していく。このようにして、ストリップ10
の各セクションごとのバンクパターンによる各冷却バン
クのオン、オフ制御で、ストリップ10が適切な注水を
受けることにより、巻取温度を目標に制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の巻取温度制御方
法は、ストリップ10の各セクションでの速度の加減率
を、最終スタンド11を出た時点での加減率のみで決定
し、この決定結果からストリップが冷却バンクを通過す
る時間を予測している。従って、そのストリップ10が
ホットランテーブル上を走行している間に加減率が変化
してしまった場合には、冷却バンクを通過する実際の時
間が前記の予測時間とずれ、それに伴う過不足冷却を引
き起こす可能性がある。また、実際にホットランテーブ
ル上を走行するストリップは、途中で加減率が変化する
速度パターンで制御されており、このような速度制御の
もとにストリップが走行する場合では過不足冷却の可能
性が問題となってくる。
【0006】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、上記のように加減率が変化す
るポイントをもつ速度パターンにおいて、過不足のない
冷却制御を行うことのできる熱延鋼板の巻取温度制御方
法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係る熱
延鋼板の巻取温度制御方法は、図1で示すように、熱延
鋼板が仕上圧延機の最終スタンド11を出てホットラン
テーブル上を一定距離走行するごとに、予め定められた
速度の加減率にもとづく速度制御パターンにより上記熱
延鋼板の搬送状況を予測し、この予測結果をもとに、熱
延鋼板を冷却するのに最も最適なバンクパターンを決定
し、このバンクパターンで制御するようにした。この第
2の発明に係る熱延鋼板の巻取温度制御方法は、図4で
示すように、上記のバンクパターンによる冷却バンクの
制御に加えて、そのバンクパターンにより冷却された熱
延鋼板の実際の温度を測定し、バンクパターンによる冷
却の目標値と、実際の熱延鋼板による測定値とを比較し
て偏差56Aを求め、この偏差にもとづいて上記バンク
パターンによる制御を補正するようにした。この第3の
発明に係る熱延鋼板の巻取温度制御方法は、図5で示す
ように、速度の加減率にもとづく上記速度制御パターン
から、熱延鋼板を冷却するのに最も最適なバンクパター
ンを決定し、このバンクパターンを目標に熱延鋼板を冷
却制御するとともに、冷却された熱延鋼板の実際の温度
を測定し、この測定値と上記バンクパターンによる実績
値にもとづいて学習し、この学習結果57Aを上記冷却
バンクの制御に用いるようにした。
【0008】
【作用】この第1の発明による熱延鋼板の巻取温度制御
方法は以下のように温度制御する。まず、熱延鋼板が仕
上圧延機の最終スタンド11を出てホットランテーブル
上を走行する。そして、熱延鋼板が一定距離走行するご
とに、予め定められた速度制御パターンによる速度の加
減率をもとに計算し、その熱延鋼板のその後の正確な搬
送状況を予測する。このとき、この搬送状況には、速度
の加減率の変化も加えられる。そして、熱延鋼板を冷却
する冷却バンクを制御するのに最も最適なバンクパター
ンが決定され、このバンクパターンに従って熱延鋼板が
冷却される。この第2の発明による熱延鋼板の巻取温度
制御方法は、バンクパターンを決定して冷却するまでの
制御は第1の発明と同じである。この後、上記バンクパ
ターンを目標値として冷却された熱延鋼板の実際の温度
を測定し、この測定値と上記目標値との偏差56Aを求
める。そして、この偏差によって、上記バンクパターン
による冷却バンクの制御を補正するようにする。この第
3の発明による熱延鋼板の温度制御方法は、バンクパタ
ーンを決定して冷却するまでの制御は第1の発明と同じ
である。この後、上記バンクパターンを目標値として冷
却された熱延鋼板の実際の温度を測定する。そして、こ
の測定値と上記バンクパターンの実績値とにもとづいて
学習し、この学習結果57Aを冷却バンクの制御に用い
るようにする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図にもとづいて説
明する。図1はこの第1の発明の実施例(実施例1)を
説明するための巻取温度制御システムの回路ブロック図
である。図1において、1U,2U,3U,・・・,N
Uはストリップ冷却装置のうちの上部冷却装置の各冷却
バンクを、1L,2L,3L,・・・,NLはそのスト
リップ冷却装置のうちの下部冷却装置を示している。2
1はこの各冷却バンクを制御するバルブ制御装置であ
る。10はストリップ(熱延鋼板)、11は仕上圧延機
の最終スタンドであり、ここを出た熱延仕上ストリップ
10は冷却バンク1U〜NU,1L〜NLを通過する間
に冷却され、コイラー12に巻取られる。ストリップ1
0の状態を測定するセンサー101〜104のうち、1
01は板厚測定器、102は仕上出側温度計、103は
巻取温度計、104はロール回転速度計である。また、
計算制御部分については、53は温度計算装置、54は
バンクパターン決定装置、55は新たに設けられた搬送
予測装置である。
【0010】図2はこの実施例1の搬送予測装置に格納
されている速度制御パターンを示す図である。図1の搬
送予測装置55の中には図2で示すようなストリップの
速度制御パターンが予め入力されている。図2におい
て、速度Voで圧延されたストリップ10の先端部が最
終スタンド11から出てくる時間がt1であり、この
後、ストリップ10は第1の加速率αで加速される。ま
た、ストリップ先端部がコイラー12に巻取られ始める
時間がt2であり、この後ストリップ10は第2の加速
率βでさらに加速される。この後時間t3で最高速度V
mに達すると、ストリップ10は時間t4まで速度Vm
で等速に保たれる。そして時間t4の後は減速率γで減
速されていき、ストリップ10はコイラー12に完全に
巻き付けられる。このように、ストリップ10は、この
パターン通りに速度を制御され、ホットランテーブル上
を搬送されていく。
【0011】次にこの実施例1の動作について図3のフ
ローチャートを参照しながら説明する。ストリップ10
の先端が最終スタンド11を出るときに、この制御装置
は作動し(時間t1)、ストリップ10が冷却バンク1
U〜NU,1L〜NLの単位長と同じ長さ(これを1セ
クションとする)を移行するごとに制御計算を行うため
に、測定時間ts=t1をセットする(ステップS
1)。
【0012】次に、板厚測定器101と仕上出側温度計
102のセンサーによりストリップ10のセクションの
板厚hと仕上出側温度TFを測定する(ステップS
2)。一方、搬送予測装置55では、入力されている時
間ts後の速度制御パターン(図2)にもとづき(ステ
ップS3)、このストリップ10のセクションのホット
ランテーブル上における搬送状況を予測する(ステップ
S4)。この時、途中で加減率(図2のα,β,γ)が
変化する場合があれば、その加減率の変化も考慮にいれ
て、各バンクの通過時間、通板速度などを正確に予測す
る。次に温度計算装置53では、上記の予測された搬送
状況と、板厚h、仕上出側温度TF等から、放射による
ストリップ10の温度降下も考慮して、目標の巻取温度
までに必要な冷却温度降下量ΔTWを求める(ステップ
S5)。
【0013】最後にバンクパターン決定装置54では、
予測した搬送状況と必要冷却温度降下量ΔTWとからこ
のストリップセクションに対する最適なバンクパターン
を決定、指令する(ステップS6)。このとき予測搬送
状況にてストリップが途中で加減率が変化することが予
測されている場合は、その変化の前後で、前に述べたよ
うな過不足冷却が起こらないようにバンクパターンを決
定する。この後、ストリップ10が冷却バンクを単位長
移動しているか否かを判断し(ステップS7)、移動す
れば(YES)、時間tsにその時の冷却バンクを単位
長移動するのに要した所要時間分を加え(ステップS
8)、ステップS2の処理に戻り、ストリップ10が終
了すれば(NO)、終了する。
【0014】以上のように、制御計算を各ストリップセ
クション毎に行う。即ちストリップがバンク単位長の長
さ分を移動して最終スタンド出側の次のストリップセク
ションに対して再び計算するときには、速度制御パター
ンの時間軸に対しては、前ストリップセクションがバン
ク単位長を移動する所要時間分をずらしながら次のスト
リップセックションの予測搬送状況を決めるようにす
る。また、決定されたバンクパターンは、バルブ制御装
置に指令される。このようにして、ホットランテーブル
を走行中に速度の加減率が変化しても、それに伴う過不
足冷却のないバンクパターンが決定でき、精度の高い巻
取温度制御が実現できる。
【0015】上記の第1の発明による実施例1では、搬
送予測装置を採りいれたフィードフォワード制御の巻取
温度制御装置について述べたが、この装置だけでなく、
フィードバック制御をする巻取温度制御装置にも適用で
きる。この第2の発明では、通板前にフィードフォワー
ド制御を行っても実際の巻取温度には偏差を生ずること
があるので、フィードバック制御によりこの偏差を補う
ようにした。図4はこの第2の発明の実施例(実施例
2)を説明するための巻取温度制御システムにおける回
路ブロック図である。図4において、5は補正用バン
ク、22は補正用バルブ制御装置、56はフィードバッ
ク制御装置であり、他の構成は実施例1と同じである。
この実施例2では、実施例1の搬送予測装置を有する構
成に、巻取温度計103の直前に補正用バンク5を設
け、計算制御部にフィードバック制御装置56を設け
た。この構成において、フィードフォワード制御で冷却
されたストリップ10の巻取温度を巻取温度計103で
計測し、フィードバック制御装置56でその実測値と目
標値を比較して、その偏差56Aによって補正用冷却バ
ンク5でストリップ10の冷却する温度を調整するもの
である。これによって、さらに目標温度に近い精度の高
い巻取温度制御を実現できる。
【0016】上記の第2の発明では、フィードバック制
御により偏差を補正したが、この第3の発明では、学習
制御を巻取温度制御システムに適用した。すなわち、あ
るストリップの冷却制御の実績を利用して、次のストリ
ップのフィードバック制御をできる限り少なくなるよう
に、冷却モデルやバンクパターン決定方式などに修正を
加えた。図5はこの第3の発明の実施例(実施例3)を
説明するための巻取温度制御システムにおける回路ブロ
ック図である。図5において、57は学習制御装置であ
る。この実施例3では、実施例2の搬送予測システムの
計算制御部に学習制御装置57を設けた。あるストリッ
プ10のフィードフォワード制御とフィードバック制御
によるバンクパターン実績や、巻取温度計103のセン
サーによる実測値などを習制御装置57に入力する。そ
して、フィードバックによる制御をできる限り少なくす
るように、学習制御装置57の学習結果57Aで温度計
算装置53とバンクパターン決定装置54に修正を加え
る。これにより、次のストリップに対するフィードフォ
ワード制御をさらに精度の高い計算制御にすることがで
き、フィードバック制御の少ない均一な巻取温度を得る
ことができる。
【0017】
【発明の効果】この第1の発明によれば、熱延鋼板がホ
ットランテーブル上を走る途中に変化する速度の加減率
にもとづいた速度制御パターンを用いて、上記熱延鋼板
の搬送状況を正確に予測し、この予測結果から冷却バン
クを制御するのに最も最適なバンクパターンを決定する
ようにしたので、精度の高い巻取温度制御ができる効果
がある。この第2の発明によれば、熱延鋼板の実際の温
度を測定し、この測定値とバンクパターンによる冷却の
目標値との偏差を、冷却バンクの制御に用いるようにし
たので、第1の発明よりもさらに目標温度に近い精度の
高い巻取温度制御ができる効果がある。この第3の発明
によれば、熱延鋼板の温度の測定値とバンクパターンの
実績値とを学習し、この学習結果を冷却バンクの制御に
用いるようにしたので、第1,第2の発明よりもさらに
精度の高い巻取温度制御ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この第1の発明の実施例を説明する巻取温度制
御システムの回路ブロック図である。
【図2】図1のシステムの搬送予測装置に格納されてい
る速度制御パターンを示す図である。
【図3】この第1の発明による制御動作を示す図であ
る。
【図4】この第2の発明の実施例を説明する巻取温度制
御システムの回路ブロック図である。
【図5】この第3の発明を説明する巻取温度制御システ
ムの回路ブロック図である。
【図6】従来の技術を説明するための巻取温度制御シス
テムを示す回路ブロック図である。
【符号の説明】 1U〜NU、1L〜NL 冷却バンク 5 補正用冷却バンク 10 ストリップ 11 最終スタンド 12 コイラー 13 モーター 21 バルブ制御装置 22 補正用バルブ制御装置 51 計算制御装置 52 入力装置 53 温度計算装置 54 バンクパターン決定装置 55 搬送予測装置 56 フィードバック制御装置 57 学習制御装置 101 板厚測定器 102 仕上出側温度計 103 巻取温度計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱延鋼板が仕上圧延機の最終スタンドを
    出て、ホットランテーブルを経てから巻取機に巻取られ
    るまでに、この熱延鋼板を冷却バンクによって所定の温
    度になるよう制御する巻取温度制御装置において、上記
    最終スタンドを出た熱延鋼板がホットランテーブル上を
    一定距離走行するごとに、予め定められた速度の加減率
    にもとづく速度制御パターンにより上記熱延鋼板の搬送
    状況を予測し、この予測結果をもとに、上記冷却バンク
    を制御するのに最も最適なバンクパターンを決定し、こ
    のバンクパターンで制御するようにしたことを特徴とす
    る熱延鋼板の巻取温度制御方法。
  2. 【請求項2】 熱延鋼板が仕上圧延機の最終スタンドを
    出て、ホットランテーブルを経てから巻取機に巻取られ
    るまでに、この熱延鋼板を冷却バンクによって所定の温
    度になるよう制御する巻取温度制御装置において、上記
    最終スタンドを出た熱延鋼板がホットランテーブル上を
    一定距離走行するごとに、予め定められた速度の加減率
    にもとづく速度制御パターンにより上記熱延鋼板の搬送
    状況を予測し、この予測結果をもとに、上記冷却バンク
    を制御するのに最も最適なバンクパターンを決定し、こ
    のバンクパターンで制御するとともに、上記バンクパタ
    ーンを目標に冷却された熱延鋼板の実際の温度を計測
    し、この計測値と上記目標値との偏差により上記バンク
    パターンによる上記制御を補正するようにしたことを特
    徴とする熱延鋼板の巻取温度制御方法。
  3. 【請求項3】 熱延鋼板が仕上圧延機の最終スタンドを
    出て、ホットランテーブルを経てから巻取機に巻取られ
    るまでに、この熱延鋼板を冷却バンクによって所定の温
    度になるよう制御する巻取温度制御装置において、上記
    最終スタンドを出た熱延鋼板がホットランテーブル上を
    一定距離走行するごとに、予め定められた速度の加減率
    にもとづく速度制御パターンにより上記熱延鋼板の搬送
    状況を予測し、この予測結果をもとに、上記冷却バンク
    を制御するのに最も最適なバンクパターンを決定し、こ
    のバンクパターンで制御するとともに、このバンクパタ
    ーンを目標に冷却された実際の熱延鋼板の温度を計測
    し、この計測値と上記バンクパターンによる実績値にも
    とづいて学習し、この学習結果を上記冷却バンクの制御
    に用いるようにしたことを特徴とする熱延鋼板の巻取温
    度制御方法。
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