JPH0619501A - ボイラ自動制御装置の制限動作制御方式 - Google Patents

ボイラ自動制御装置の制限動作制御方式

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JPH0619501A
JPH0619501A JP17522692A JP17522692A JPH0619501A JP H0619501 A JPH0619501 A JP H0619501A JP 17522692 A JP17522692 A JP 17522692A JP 17522692 A JP17522692 A JP 17522692A JP H0619501 A JPH0619501 A JP H0619501A
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JP
Japan
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limiting
signal
limit
proportional
integrator
Prior art date
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Pending
Application number
JP17522692A
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English (en)
Inventor
Takashi Sasaki
孝 佐々木
Atsushi Esashi
厚 江刺
Hiroshi Oikawa
浩志 及川
Yataro Suzuki
弥太郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】火力プラント制御の制限回路において制限監視
信号が制限値を超えた時点から操作端への制御指令信号
を制限動作遅れが無く制限しプラントの安定運用に寄与
することを目的とする。 【構成】制限回路において通常の制限動作の働いていな
い時には制限用比例・積分器108を主制御比例・積分
器104の出力信号に強制的にトラッキングさせておき
制限値を超えると同時に制限用比例・積分器を自動モー
ドとし動作させることにより、操作端110への制御指
令信号を制限動作遅れがなく制限させる機能を有する。 【効果】制限動作と同時に操作端への制御指令信号を制
限しプラントの安定運用に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電プラントの安
定性向上を図るのに最適なボイラ自動制御装置の制限動
作制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図3にボイラ制御系統の概略図を示す。
【0003】給電指令301により発電機出力302を
要求値に見合う様にタービンガバナ303を操作する。
【0004】給水流量要求値304により給水流量30
5を要求値に見合う様に給水流量調節弁306を操作す
る。
【0005】空気流量要求値308により空気流量30
9を要求値に見合う様にFDF入口ベーン310を操作
する。
【0006】燃料流量要求値307により燃料油流量1
02を要求値に見合う様に燃料流量調節弁110を操作
する。
【0007】ここで燃料流量制御において燃料流量調節
弁110がプラント運転中に規定開度以下になるとボイ
ラ内に供給されている燃料油の圧力105が低下しその
結果バーナが失火する事も考えられる。このため、最低
限の燃料油圧力を確保するために最低燃料油圧力制限回
路311を備え燃料油流量調節弁110への制御信号を
制限している。
【0008】この様なボイラ本体の制限により制御動作
を制限する従来の技術では、制限動作の時間的な遅れが
生じる問題があった。
【0009】ボイラの制限回路について図4に従来方式
による制限回路を、図5に従来方式による制限動作を示
す。
【0010】図4では、発信器102の信号は関数発生
器101にてプログラムされた設定値と偏差演算器10
3にて付きあわされ、比例・積分器104にて操作端1
10への制御指令を作成する。
【0011】一方制限信号側は、発信器105の信号と
上限設定信号発生器106にて設定された信号は偏差演
算器107にて付きあわされ比例・積分器108にて制
限信号が作成される。
【0012】本回路は制御信号の上限側を制限する回路
であり、制限動作,不動作にかかわらず比例・積分器の
自動演算指令信号111が与えられる。
【0013】通常のプラント運転中は制限動作は不動作
でありこの時比例・積分器108の上限制限信号は主制
御比例・積分器104の出力信号+α%バイアスを加算
器109にて演算し本信号にて演算器108の上限制限
値の設定を制限し、比例・積分器108の信号振り切れ
防止を図っている。
【0014】一方制限動作開始と同時に、上限偏差演算
器107の出力は正の信号から負の信号となり、比例・
積分器108の出力信号は減少しはじめ主制御比例・積
分器104の上限値(HL)の設定値を制限する。
【0015】操作端への制御指令信号は減方向に制限さ
れる。
【0016】図5にて従来方式での制限動作を説明す
る。
【0017】上限設定信号206に対し制限監視発信器
信号205が上限値を超える時刻201をT0とし制限
開始時刻とする。また上限値以下となる時刻202をT
1とし制限終了時刻とする。
【0018】上限制限偏差演算器の出力を203に示
す。T0〜T1に偏差203は負の信号となり主制御信号
207に+α%のバイパスを加算した信号206が制御
信号となる。時刻T0 で制御信号206は減少するが、
主制御信号を減少させるまでの時間208T0 が制限動
作の遅れとなる。
【0019】従来方式の例として「ボイラの自動制御」
(オーム社)252〜254頁の4・3燃焼制御系統
〔3〕バーナ圧力下限制御器に示されているように例え
ば重油圧力が下限圧力以下に低下すると燃焼不良となる
ため重油流量指令を制限している。本図のような空気式
制御装置でも重油圧力からの積分時間を短くして、バー
ナ圧力低下防止を行なってはいるが、重油圧力が下限以
下に下がってから重油圧力からの積分信号が出力される
ため制限前の重油流量指令相当の空気圧まで下がる時
間、つまり動作遅れが必ず発生しボイラの不安定な状態
が継続していた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】制限監視信号が制限値
を超えた時刻から操作端への制御指令信号である主制御
信号によって制限する必要がある。
【0021】しかしながら、実際に主制御信号が制限を
受けるまでに動作遅れ時間が発生する。
【0022】これは、制限信号が制限動作前までに強制
的に主制御信号の+α%バイアス信号が加算された信号
に追従しているため+α%信号分減少させるに必要な時
間が動作遅れとなる欠点があったり制限動作回路の欠点
であった。
【0023】本発明の目的は、上記問題を解決し、制限
監視信号が制限値を超えると同時に動作遅れが無く、主
制御信号を制限しはじめる制御方式を実現することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の手段を採用した。
【0025】1.制限監視信号が制限値以内の場合、制
限値以内である事を検出し、制限信号比例・積分器をタ
イバックモードとし主制御信号に追従させる機能を持
つ。
【0026】2.制限監視信号が制限値を超えた場合、
制限値を超えた事を検出し制限信号比例・積分器を自動
モードとし主制御信号を制限する機能を持つ。
【0027】3.主制御用比例・積分器の下流側に別置
で高又は低側信号選択器を設置し、主制御用比例・積分
器の制限を受けない信号を制限用比例・積分器のタイバ
ック信号として取出し可能な回路構成とした。
【0028】4.制限動作中に主制御用比例・積分器の
出力信号を強制的に制限用比例・積分分器信号にトラッ
キングさせる機能を持つ。
【0029】
【作用】上記解決手段により次のように作用する。
【0030】制限監視信号が制限値以内の時には制御信
号比例・積分器は主制限信号そのものに追従しているた
め 制限値を超えると同時に主制御信号に制限がかか
り、制限動作遅れが無くなる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1,図2を用いて
説明する。
【0032】まず図1は本発明による制限回路である。
【0033】本図において、破線で囲んだ部分が本発明
によるものであり、それ以外は、従来から用いている制
限回路である。
【0034】制限監視信号が上限制限値を超えたか否か
を偏差演算器107の出力を信号モニタリレー150で
検出する。
【0035】制限値以内であれば信号モニタリレー15
0の出力は0、論理積152の出力も0となり制限信号
比例・積分器はタイバックモードとなり、主制御信号1
04の出力信号に追従する。
【0036】制限値を超えた場合には、信号モニタリレ
ー150の出力は1、論理積152の出力も1となり制
限信号比例・積分器は自動モードとなり、主制御信号1
04の出力信号に追従していたその値から制限動作を開
始し低信号選択器153にて主制御信号と制限信号が比
較され低信号側つまり制限信号が動作時間の遅れが無く
選択され、操作端110を制御する。
【0037】また、制限値を超え制限動作が働いている
場合には主制御比例・積分器はタイバックモードとなり
制限信号108の出力信号に追従する。
【0038】図2は本発明による上・下限制限動作を示
す。
【0039】本図も図1と同様に上限制限回路の動作を
示す。
【0040】制限監視信号が制限値以内の領域201よ
り前の時点では、制限信号206は主制御信号207に
タイバックしており制限信号=主制御信号となる。
【0041】次に制限値を超えた時間201〜202の
領域で、制限信号比例・積分器は自動モードとなり、主
制限信号比例・積分器はタイバックモードとなり制限信
号に追従する。
【0042】制限値以内では制限信号は主制御信号に追
従しているため、制限値を超えた時点から主制御信号を
制限し、動作遅れがなく操作端を制御することが可能と
なる。
【0043】再度制限値以内に戻った場合には主制御比
例・積分器が自動モード、制限信号比例・積分器はトラ
ッキングモードとなり主制御信号に追従する。この場合
制限動作回復の遅れ時間は従来技術と同じ時間を必要と
する。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以下に記載したような効果が
得られる。
【0045】制限監視信号が制限値を超えた時点から制
限動作遅れ時間がなく速やかに操作端への制御指令信号
を制限するため、火力発電プラントの安定運用が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ制限回路図である。
【図2】本発明を組み込んだ制限動作説明図である。
【図3】ボイラ制御概略図である。
【図4】従来方式による制限回路図である。
【図5】従来方式による制限動作説明図である。
【符号の説明】
150〜153…本発明を組み込んだ制限回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及川 浩志 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 弥太郎 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火力発電プラント本体の制限(プロセスの
    制限)によりボイラ制御動作を制限する動作において制
    限動作の時間的な遅れを無くすことを特徴とするボイラ
    自動制御装置の制限動作制御方式。
  2. 【請求項2】火力発電プラントの制限回路において、制
    限回路の比例積分器を制限動作時のみ比例・積分演算を
    実行させ、制限動作以外の時に主制御信号に強制的にト
    ラッキングさせる回路を有する事を特徴とするボイラ自
    動制御装置の制限動作制御方式。
  3. 【請求項3】請求項2の制限値を超えると同時に、それ
    までトラッキングしていた主制御信号レベルから動作遅
    れなく制御指令信号を制限する機能を有する事を特徴と
    するボイラ自動制御装置の制限動作制御方式。
  4. 【請求項4】請求項2の制限動作以外の時に、制限信号
    演算比例・積分器を制限信号の制限を受けていない主制
    御信号そのものにトラッキングさせる事を特徴とするボ
    イラ自動制御装置の制限動作制御方式。
  5. 【請求項5】制限動作が動作中には、主制御信号演算比
    例・積分器を制限信号に強制的にトラッキングさせる回
    路を有する事を特徴とするボイラ自動制御装置の制限動
    作制御方式。
JP17522692A 1992-07-02 1992-07-02 ボイラ自動制御装置の制限動作制御方式 Pending JPH0619501A (ja)

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JP17522692A Pending JPH0619501A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 ボイラ自動制御装置の制限動作制御方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100981152B1 (ko) * 2008-10-31 2010-09-10 한국전력공사 화력발전 제어 알고리즘 표준화 방법 및 상기 방법에 의한 제어 로직

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100981152B1 (ko) * 2008-10-31 2010-09-10 한국전력공사 화력발전 제어 알고리즘 표준화 방법 및 상기 방법에 의한 제어 로직

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