JPH0783404A - ボイラの給水流量調節弁制御方法 - Google Patents

ボイラの給水流量調節弁制御方法

Info

Publication number
JPH0783404A
JPH0783404A JP22440493A JP22440493A JPH0783404A JP H0783404 A JPH0783404 A JP H0783404A JP 22440493 A JP22440493 A JP 22440493A JP 22440493 A JP22440493 A JP 22440493A JP H0783404 A JPH0783404 A JP H0783404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
water supply
water
feed water
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22440493A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Hayashi
竜一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP22440493A priority Critical patent/JPH0783404A/ja
Publication of JPH0783404A publication Critical patent/JPH0783404A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 火力発電プラントにおけるドラムボイラの給
水量を制御するためのボイラの給水流量調節弁制御方法
に関するもので、バックアップ用給水ポンプ起動時の給
水過剰をなくする。 【構成】 タービンよりの蒸気30は復水器20で復水
され、復水ポンプ21、脱気器22を経由してNO.1
ポンプ23、NO.2ポンプ24より出口弁25,26
を介して給水流量調節弁1で流量が制限されボイラへ給
水される。ポンプ23,24のいずれか一方はバックア
ップ用であり、A点の圧力が低下すると起動するが、バ
ックアップ用ポンプが起動すると一時的に弁を絞り込
み、起動時直前の給水量を維持するようにし、この間は
コントローラにより制御出力をトラッキングしておく。
弁の絞りが一定時間後に自動復帰し、トラッキング状態
に続けて制御するのでこの間に発生していた過剰給水が
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火力発電プラントにおけ
るドラムボイラの給水量を制御するためのボイラの給水
流量調節弁制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は本発明が適用される一般的な火力
発電プラントの給水系統図であり、その概要は、タービ
ンからの蒸気30は、復水器20に入り、復水後の水は
復水ポンプ21で脱気器22へ入る。脱気器22からの
水はNO.1 給水ポンプ23、NO.2 給水ポンプ2
4、出口弁25,26を介して給水流量調節弁1により
流量が制御されて31で示すようにボイラへ給水され
る。給水ポンプ23,24はいずれか一方はバックアッ
プ用として利用される。
【0003】このような給水系統において、給水量を調
節弁1の制御により制御するが、従来のドラムボイラに
おける給水弁の制御方式ではバックアップの給水ポンプ
が自動起動した場合でも給水流量制御系は主蒸気流量と
給水流量の偏差またはドラムレベル偏差を見て水量が所
定の量となるように通常どうりの制御を行なうだけであ
る。このため、コントローラが動作して給水流量が適正
な値となるまで給水流量調節弁の開度を絞り込むのに時
間がかかり給水過剰となる。これにより、ドラムレベル
の異常上昇や脱気器レベル低下による給水ポンプのトリ
ップ、復水器水圧低下による復水ポンプのトリップなど
が発生する可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の給
水流量調節弁の制御は、バックアップ用の給水ポンプが
起動した場合に、タービンからの主蒸気流量と給水流量
の偏差を検知するか、又はドラムのレベル偏差を検知し
て水量が適正となるように給水流量調節弁の開度を絞り
込んでゆくもので、給水量が適正になるまでに時間がか
かり、その間に余分な水量が供給され、給水過剰となる
場合がある。給水が過剰となると、ドラムレベルの異常
な上昇や、過剰に水量が流出するために脱気器のレベル
低下が起り、給水ポンプがトリップしたり、又復水器の
水量が減少し、復水ポンプがトリップしたりして火力発
電プラントの運転に支障を来すことになる。
【0005】本発明はこのようなバックアップ用給水ポ
ンプが起動する際に過剰給水が起きないように給水流量
調節弁を制御し、スムーズに水量の調節を行いバックア
ップ用給水ポンプ起動の影響を抑えるようなボイラの給
水流量調節弁制御を行うことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、バックアップ用給水ポンプを有するボイ
ラの給水系統において、バックアップ用給水ポンプが自
動起動した時の給水流量の突変を防止するためバックア
ップ用給水ポンプの起動と同時に給水流量調節弁をバッ
クアップ起動前と同じ流量が流れる所定の開度まで強制
的に絞る。このとき、制御出力は実際の制御弁開度にト
ラッキングさせておき所定の開度到達後自動制御に復帰
させることにより、バックアップ用給水ポンプ自動起動
の影響を抑え、かつ自動制御を継続することが可能とな
るような方法を採用したものである。
【0007】即ち、本発明は、給水ポンプを複数台備え
た給水系統を有し、そのうち1台のポンプはバックアッ
プ用として給水圧力低下時に自動追加起動し、同バック
アップ用ポンプ起動時の前記給水系統の給水流量を適正
な流量となるように流量調節弁の開度を制御する火力発
電プラントにおけるボイラの給水流量調節弁制御方法に
おいて、給水流量の増加に伴ない、給水圧力が低下し、
前記バックアップ用給水ポンプが追加起動した際、前記
給水流量調節弁を一時的に絞り込むことにより前記バッ
クアップ用給水ポンプが起動時の給水量を一時的に維持
してその後、弁の開度を適正な水量となるように制御し
て給水の過剰投入を防止することを特徴とするボイラの
給水流量調節弁制御方法を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明はこのような方法により、給水圧力が低
下してくるとバックアップ用給水ポンプが起動する。バ
ックアップ用給水ポンプの起動と同時に給水流量調節弁
をバックアップ用給水ポンプ起動前と同じ流量となるよ
うに弁の開度を一時的に絞り込み、この時の制御出力は
実際に制御される状態に絶えずトラッキングしておき、
所定の開度に到達し、所定の時間経過後制御を自動復帰
させてトラッキングしていた状態を続けて制御するの
で、従来、この弁の開度を制御する間に発生した過剰な
給水が防止されることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明ボイラの給水流量調節
弁制御方法が適用される火力発電プラントの給水系統図
である。図1において、タービンより蒸気30が復水器
20に入り、復水器からの水は復水ポンプ21により脱
気器22へ供給される。脱気器22からの水は、NO.
1給水ポンプ23、NO.2給水ポンプ24、出口弁2
5,26を介して給水流量調節弁1で水量が制御され、
31で示すようにボイラへ給水される。
【0010】給水ポンプは23,24の2台が有り常時
は1台運転、もう1台はバックアップ用である。バック
アップ用の給水ポンプは給水圧力(A点の圧力)が設定
値よりも低くなると自動起動する。また、ポンプ出口弁
25,26は、どちらも常時全開にて運用される。本発
明が適用される給水流量調節弁制御装置は、この給水流
量調節弁1の制御に関するものである。
【0011】図2は本発明の一実施例に係るボイラの給
水流量調節弁制御方法を適用する制御回路図である。5
はコントローラでドラムレベル11の信号より切替器1
0(T1)の作動を制御するもの、6もコントローラで給
水流量12、ドラムレベル11及び主蒸気流量13を加
算器4で加算した信号を入力し、切替器10(T1)の作
動を制御するものである。2は切替器(T2)で給水弁開
度を設定するもの、4はハイリミットで弁開度を制限す
るものである。
【0012】1は図1に示す給水流量調節弁で自動/手
動切替15を介してハイリミット4により制御される。
3はAND回路で、NO.1,NO.2給水ポンプの運
転、両ポンプの出口弁全開の状態の信号を入力し、ワン
ショットタイマー7、オンタイマー9の信号と共にAN
D回路16にその信号が入力される。オンタイマー9は
給水流量8の流量の時間を設定するものである。
【0013】このような構成の制御回路において、通常
は給水流量調節弁1は切替器10(T1)によって選択さ
れたコントローラ5の出力によって動作する。何らかの
理由で弁開度が大きくなり給水流量が増加するとそれに
伴ない給水ポンプの吐出圧力も低下する。このため図1
に示すA点の圧力も低下し、これがバックアップ用給水
ポンプ起動の設定値を下回ると、給水ポンプは2台運転
となる。本発明による制御回路では、給水ポンプ2台共
運転し、かつ、給水ポンプ出口弁25,26の両系全開
により、3で示す条件、即ち、NO.1,NO.2給水
ポンプが共に運転し、それらの給水ポンプ出口弁が共に
全開であり、かつ、ワンショットタイマー7、オンタイ
マー9が共にオンであるとの条件が成立すると、切替器
2(T2)の出力はα%となる。このため、ハイリミット
4により弁開度はα%まで急速に絞り込まれる。αの値
としてはバックアップの給水ポンプが起動する直前の給
水を流すのに必要な給水ポンプ2台運転時の弁開度を設
定することによりバックアップ用給水ポンプ起動前後で
の給水流量の変化を無くすことができる。
【0014】ハイリミット4により弁開度制限が行なわ
れている間、ドラムレベル11、主蒸気流量13、給水
量12より定まる適正なコントローラ5,6の出力を実
開度にトラッキングさせて切替器10を制御しいるため
ワンショットタイマー7がタイムアップ後に給水弁開度
制限が除外された時点でα%開度よりコントローラ5,
6の制御による通常の給水流量制御を継続することがで
きる。
【0015】なお、ワンショットタイマー7は弁開度を
α%まで絞り込むのに必要最低限の時間を設定し、この
タイマー作動時にはバックアップ用給水ポンプが起動す
る直前の給水量としており、できるだけ早く自動復帰で
きるようにする。8で示す給水流量x(T/H)以上の
条件はxとして給水系正常時に、バックアップ用給水ポ
ンプを起動させずに流すことのできる最大の給水流量か
らある程度の余裕を引いた値としオンタイマー9の設定
としてワンショットタイマー7の設定+数秒としてい
る。これにより、元々起動していた給水ポンプが異常で
正常時よりも少ない流量であるにも関わらず吐出圧力が
低下し、バックアップが起動したような場合には本回路
は動作しなくしている。
【0016】これは、このような場合弁開度をα%まで
絞ると給水流量は少なくなり過ぎるが、開度をいくらに
すれば給水流量の変化を無くすことができるかどうかは
状況により異なり特定できない為である。
【0017】なお、この制御回路は自動/手動切替15
により手動に切替えて給水流量調節弁1を制御できるも
ので回路、等の故障、等により自動制御系に異常を来す
ような場合に手動操作も可能となるものである。
【0018】以上説明の実施例では、バックアップ用給
水ポンプが自動起動した際に、この起動と同時に給水流
量調節弁1をバックアップ用給水ポンプが起動する前の
給水流量となるように所定の開度α%まで切替器2、ハ
イリミット4により絞り込む。これと同時にコントロー
ラ5,6が実際の制御弁開度にトラッキングしているの
で、所定の開度到達後にコントローラ出力による自動制
御に復帰させるので、バックアップ用給水ポンプ起動時
に起る過剰給水を抑えることが可能となるものである。
【0019】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
の方法においては、流量調節弁をバックアップ用給水ポ
ンプ起動時と同時に同ポンプの起動前の流量と同じに一
時的に絞り込み、この間の制御出力は実際に制御される
状態にトラッキングし、所定の時間経過後、この絞り込
みを解除し、制御を自動復帰させるようにしたので、従
来この弁開度を制御する間に発生していたバックアップ
用給水ポンプが自動追加起動した際に給水流量の突変を
防止できるようになったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方法が適用される火力発電プラン
トの給水系統図である。
【図2】本発明の一実施例に係るボイラの給水流量調節
弁制御方法を適用する回路図である。
【符号の説明】
1 給水流量調節弁 2 切替器 4 ハイリミット 5 コントローラ 6 コントローラ 11 ドラムレベル 12 給水流量 13 主蒸気流量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水ポンプを複数台備えた給水系統を有
    し、そのうち1台のポンプはバックアップ用として給水
    圧力低下時に自動追加起動し、同バックアップ用ポンプ
    起動時の前記給水系統の給水流量を適正な流量となるよ
    うに流量調節弁の開度を制御する火力発電プラントにお
    けるボイラの給水流量調節弁制御方法において、給水流
    量の増加に伴ない、給水圧力が低下し、前記バックアッ
    プ用給水ポンプが追加起動した際、前記給水流量調節弁
    を一時的に絞り込むことにより前記バックアップ用給水
    ポンプが起動時の給水量を一時的に維持してその後、弁
    の開度を適正な水量となるように制御して給水の過剰投
    入を防止することを特徴とするボイラの給水流量調節弁
    制御方法。
JP22440493A 1993-09-09 1993-09-09 ボイラの給水流量調節弁制御方法 Withdrawn JPH0783404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22440493A JPH0783404A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 ボイラの給水流量調節弁制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22440493A JPH0783404A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 ボイラの給水流量調節弁制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0783404A true JPH0783404A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16813233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22440493A Withdrawn JPH0783404A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 ボイラの給水流量調節弁制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0783404A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113464924A (zh) * 2021-07-27 2021-10-01 山西沃能化工科技有限公司 一种提升锅炉给水稳定性的方法
CN114543073A (zh) * 2022-02-10 2022-05-27 广州中电荔新热电有限公司 一种火力发电机组无电泵启动方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113464924A (zh) * 2021-07-27 2021-10-01 山西沃能化工科技有限公司 一种提升锅炉给水稳定性的方法
CN114543073A (zh) * 2022-02-10 2022-05-27 广州中电荔新热电有限公司 一种火力发电机组无电泵启动方法
CN114543073B (zh) * 2022-02-10 2024-05-14 广州中电荔新热电有限公司 一种火力发电机组无电泵启动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0783404A (ja) ボイラの給水流量調節弁制御方法
JPS6239655B2 (ja)
JPS6239653B2 (ja)
JP2001323805A (ja) 蒸気タービンシステム、及びボイラー給水ポンプタービンの真空上昇方法
JP2539514B2 (ja) ボイラ給水制御装置
JPH0122521B2 (ja)
JP2519282B2 (ja) 脱気器水位制御システム
JPS63278101A (ja) プロセス制御装置
JP2539403B2 (ja) プロセス制御装置
JP2000265968A (ja) 流体供給ポンプ再循環制御装置
JPH07158812A (ja) ボイラの制御方法および制御装置
JPH0758121B2 (ja) 節炭器再循環制御装置
JPH08200608A (ja) 火力発電プラントの給水流量制御方法
JP2509631B2 (ja) ポンプ制御装置
JPS6239654B2 (ja)
JPH03267605A (ja) ドレンタンク水位制御装置
JP2670059B2 (ja) 廃熱回収ボイラのドラムレベル制御装置
JPH04259609A (ja) コンバインドサイクル制御装置
JPS63121901A (ja) プロセス制御装置
JPH0261402A (ja) 脱気器水位制御装置
JPH01244205A (ja) 変圧貫流ボイラ
JPH0989209A (ja) ボイラの蒸気温度制御装置
JPS5911121B2 (ja) プロセス制御方法
JPH0468523B2 (ja)
JPH07190305A (ja) 脱気器水位制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128