JPH0623683Y2 - 混焼ボイラを備えた発電プラントの制御装置 - Google Patents
混焼ボイラを備えた発電プラントの制御装置Info
- Publication number
- JPH0623683Y2 JPH0623683Y2 JP12167986U JP12167986U JPH0623683Y2 JP H0623683 Y2 JPH0623683 Y2 JP H0623683Y2 JP 12167986 U JP12167986 U JP 12167986U JP 12167986 U JP12167986 U JP 12167986U JP H0623683 Y2 JPH0623683 Y2 JP H0623683Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor valve
- control system
- boiler
- power plant
- deviation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Turbines (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は石炭焚、コークス焚、ボイラ等の混焼ボイラ
（複数燃料焚ボイラ）を備えた発電プラントの制御装置
に係り、特に混焼ボイラの主燃料トリップ時の負荷ラン
バック制御装置に関する。
（複数燃料焚ボイラ）を備えた発電プラントの制御装置
に係り、特に混焼ボイラの主燃料トリップ時の負荷ラン
バック制御装置に関する。
〔従来の技術〕 従来上記混焼ボイラに於いて主燃料トリップ時には全燃
料系統をトリップしてボイラを全停させていた。
料系統をトリップしてボイラを全停させていた。
このため、従来は燃料トリップ時にはボイラを停止させ
ており、トリップ要因をリセット後の、ボイラ再起動時
に手間を要していた。
ており、トリップ要因をリセット後の、ボイラ再起動時
に手間を要していた。
又、一般に混焼ボイラは産業用に活用されている為、ボ
イラ停止は即工場生産高に影響を与える。
イラ停止は即工場生産高に影響を与える。
そこで、本考案は混焼ボイラの主燃料トリップ時に混焼
ボイラを停止させることなく、運転を継続できる混焼ボ
イラを備えた発電プラントの制御装置を提供することを
目的とする。
ボイラを停止させることなく、運転を継続できる混焼ボ
イラを備えた発電プラントの制御装置を提供することを
目的とする。
本考案は上記目的を達成するため通常運転時は発電負荷
を調節する制御系統とガバナ弁とを接続し、主燃料トリ
ップ時は補助燃料流量相当までガバナ弁開度を絞り込む
制御系統と上記ガバナ弁とを接続し、主蒸気圧力を制御
する制御系統と上記ガバナ弁とを接続し、上記ガバナ弁
と上記各制御系統との間に各制御系統を切替る切替器を
設けたものである。
を調節する制御系統とガバナ弁とを接続し、主燃料トリ
ップ時は補助燃料流量相当までガバナ弁開度を絞り込む
制御系統と上記ガバナ弁とを接続し、主蒸気圧力を制御
する制御系統と上記ガバナ弁とを接続し、上記ガバナ弁
と上記各制御系統との間に各制御系統を切替る切替器を
設けたものである。
上記のように構成することにより、石炭、コークス等の
主燃料のみのトリップ時は混焼ボイラを停止させる事な
く、主燃料トリップ発生時点での補助燃料例えば重油量
相当迄ガバナ弁を絞り、タービン前圧制御へ移行するこ
とができる。
主燃料のみのトリップ時は混焼ボイラを停止させる事な
く、主燃料トリップ発生時点での補助燃料例えば重油量
相当迄ガバナ弁を絞り、タービン前圧制御へ移行するこ
とができる。
以下、本考案の一実施例について第１図を参照して説明
する。図において０１は主蒸気圧力を制御する制御系統
に設けられた演算器、０２は発電負荷を調節する制御系
統に設けられた演算器である。ΔH/L(1)は偏差モニター
であり、これは主蒸気圧力を制御する制御系統に設けら
れ、主蒸気実圧力と設定値（設定圧力）との偏差をモニ
ターし、その偏差が所定値をこえたとき主蒸気圧力偏差
大信号Ａを出力するものである。ΔH/L(2)は偏差モニタ
ーであり、これは補助燃料例えば重油の流量を制御する
制御系統に設けられ、補助燃料流量信号とガバナ弁開度
信号との偏差をモニターし、その偏差が０となったとき
負荷ランバック完了信号Ｂを出力するものである。RLMT
は変化率設定器であり、主燃料トリップ時補助燃料の流
量を設定した比率で徐々に下げるものであって、上記偏
差モニターΔH/L(1)から主蒸気偏差大信号Ａが入力され
たときガバナ開度信号Ｌをそのまま伝送するものであ
る。Ｔは切替器であり、これは入力端子a,b,cを備えて
おり通常運転時（負荷制御時）は入力端子ａに切替えら
れ、また負荷ランバック時は入力端子ｃに切替えられ、
さらに前圧制御時は入力端子ｂに切替えられるものであ
る。
する。図において０１は主蒸気圧力を制御する制御系統
に設けられた演算器、０２は発電負荷を調節する制御系
統に設けられた演算器である。ΔH/L(1)は偏差モニター
であり、これは主蒸気圧力を制御する制御系統に設けら
れ、主蒸気実圧力と設定値（設定圧力）との偏差をモニ
ターし、その偏差が所定値をこえたとき主蒸気圧力偏差
大信号Ａを出力するものである。ΔH/L(2)は偏差モニタ
ーであり、これは補助燃料例えば重油の流量を制御する
制御系統に設けられ、補助燃料流量信号とガバナ弁開度
信号との偏差をモニターし、その偏差が０となったとき
負荷ランバック完了信号Ｂを出力するものである。RLMT
は変化率設定器であり、主燃料トリップ時補助燃料の流
量を設定した比率で徐々に下げるものであって、上記偏
差モニターΔH/L(1)から主蒸気偏差大信号Ａが入力され
たときガバナ開度信号Ｌをそのまま伝送するものであ
る。Ｔは切替器であり、これは入力端子a,b,cを備えて
おり通常運転時（負荷制御時）は入力端子ａに切替えら
れ、また負荷ランバック時は入力端子ｃに切替えられ、
さらに前圧制御時は入力端子ｂに切替えられるものであ
る。
以下、上記のように構成された制御装置の動作について
説明する。
説明する。
定常運転時（負荷制御時）、切替器Ｔはａ→ｄ方向へ信
号を伝送し、負荷制御を行なう。この状態で主燃料トリ
ップ状態が発生すると、切替器Ｔは自動的にｃ→ｄ方向
へ切替えられ重油流量相当のガバナ弁開度迄、変化率設
定器RLMTを通して徐徐にガバナ弁が絞り込れる。この
時、ガバナ弁を絞りすぎると主蒸気圧力が高くなる為、
設定値と主蒸気圧の偏差を偏差モニターΔH/L(1)でモニ
ターされる。この場合、ガバナ弁が絞り込まれすぎて主
蒸気圧と設定値との偏差が所定値より大きくなると、主
蒸気圧力偏差大信号Ａが出力され、ガバナ弁を現状開度
に維持するために、変化率設定器RLMTはガバナ開度のト
ラッキング信号Ｌが伝送される。ガバナ弁開度が重油流
量相当迄絞られる（ガバナ弁開度信号と重油流量の偏差
モニターΔH/Lは、その偏差零で負荷ランバック完了信
号Ｂが出力される）と、切替器Ｔはｂ→ｄ方向に切替ら
れ前圧制御が行われる。
号を伝送し、負荷制御を行なう。この状態で主燃料トリ
ップ状態が発生すると、切替器Ｔは自動的にｃ→ｄ方向
へ切替えられ重油流量相当のガバナ弁開度迄、変化率設
定器RLMTを通して徐徐にガバナ弁が絞り込れる。この
時、ガバナ弁を絞りすぎると主蒸気圧力が高くなる為、
設定値と主蒸気圧の偏差を偏差モニターΔH/L(1)でモニ
ターされる。この場合、ガバナ弁が絞り込まれすぎて主
蒸気圧と設定値との偏差が所定値より大きくなると、主
蒸気圧力偏差大信号Ａが出力され、ガバナ弁を現状開度
に維持するために、変化率設定器RLMTはガバナ開度のト
ラッキング信号Ｌが伝送される。ガバナ弁開度が重油流
量相当迄絞られる（ガバナ弁開度信号と重油流量の偏差
モニターΔH/Lは、その偏差零で負荷ランバック完了信
号Ｂが出力される）と、切替器Ｔはｂ→ｄ方向に切替ら
れ前圧制御が行われる。
以上述べた実施例によれば主燃料トリップ時に混焼ボイ
ラを停止させることなく、通常運転員のみで運転を継続
できる。
ラを停止させることなく、通常運転員のみで運転を継続
できる。
以上述べた本考案によれば、通常運転時は発電負荷を調
節する制御系統とガバナ弁とを接続し、主燃料トリップ
時は補助燃料流量相当までガバナ弁開度を絞り込む制御
系統と上記ガバナ弁とを接続し、主蒸気圧力を制御する
制御系統を上記ガバナ弁とを接続し、上記ガバナ弁と上
記各制御系統との間に各制御系統を切替る切替器を設け
たので、混焼ボイラの主燃料トリップ時にボイラを停止
させることなく運転を継続できる混焼ボイラを備えた発
電プラントの制御装置を提供できる。
節する制御系統とガバナ弁とを接続し、主燃料トリップ
時は補助燃料流量相当までガバナ弁開度を絞り込む制御
系統と上記ガバナ弁とを接続し、主蒸気圧力を制御する
制御系統を上記ガバナ弁とを接続し、上記ガバナ弁と上
記各制御系統との間に各制御系統を切替る切替器を設け
たので、混焼ボイラの主燃料トリップ時にボイラを停止
させることなく運転を継続できる混焼ボイラを備えた発
電プラントの制御装置を提供できる。
第１図は本考案の一実施例を示す制御系統図である。 ０１，０２…演算器、Ｔ…切替器、RLMT…変化率設定
器、ΔH/L(1)，ΔH/L(2)…偏差モニター。
器、ΔH/L(1)，ΔH/L(2)…偏差モニター。
Claims (1)
- 【請求項１】通常運転時は発電負荷を調節する制御系統
とガバナ弁とを接続し、主燃料トリップ時は補助燃料流
量相当までガバナ弁開度を絞り込む制御系統と上記ガバ
ナ弁とを接続し、主蒸気圧力を制御する制御系統と上記
ガバナ弁とを接続し、上記ガバナ弁と上記各制御系統と
の間に各制御系統を切替る切替器を設けたことを特徴と
する混焼ボイラを備えた発電プラントの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12167986U JPH0623683Y2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 混焼ボイラを備えた発電プラントの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12167986U JPH0623683Y2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 混焼ボイラを備えた発電プラントの制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6328801U JPS6328801U (ja) | 1988-02-25 |
| JPH0623683Y2 true JPH0623683Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31011175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12167986U Expired - Lifetime JPH0623683Y2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 混焼ボイラを備えた発電プラントの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623683Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0631285Y2 (ja) * | 1988-02-23 | 1994-08-22 | 株式会社島津製作所 | 燃焼制御装置 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP12167986U patent/JPH0623683Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6328801U (ja) | 1988-02-25 |
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