JPH068280Y2 - ガスタービンの蒸気噴射量制御装置 - Google Patents
ガスタービンの蒸気噴射量制御装置Info
- Publication number
- JPH068280Y2 JPH068280Y2 JP10999388U JP10999388U JPH068280Y2 JP H068280 Y2 JPH068280 Y2 JP H068280Y2 JP 10999388 U JP10999388 U JP 10999388U JP 10999388 U JP10999388 U JP 10999388U JP H068280 Y2 JPH068280 Y2 JP H068280Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas turbine
- steam injection
- amount
- output
- injection amount
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、出力増大のためにガスタービン燃焼器内へ噴
射される蒸気量の自動制御装置に関する。
射される蒸気量の自動制御装置に関する。
従来の技術 ガスタービンプラントでは、ガスタービンの出力増大の
ために燃焼器内へ蒸気が噴射される。
ために燃焼器内へ蒸気が噴射される。
この蒸気はタービン内部で仕事をすると共にタービン入
口ガス温度を低下させ、この温度をガスタービンの許容
温度まで上昇させる分だけ燃料量を増大させる相乗効果
によって、ガスタービン出力を増大させる。
口ガス温度を低下させ、この温度をガスタービンの許容
温度まで上昇させる分だけ燃料量を増大させる相乗効果
によって、ガスタービン出力を増大させる。
なお、ガスタービンへの蒸気噴射には、燃焼温度を下げ
て大気汚染公害となるNOx（窒素酸化物）を低減させる
ためのものと、前記出力の増大を計るためのものとの２
通りがあるが、本考案は出力の増大に係るものである。
て大気汚染公害となるNOx（窒素酸化物）を低減させる
ためのものと、前記出力の増大を計るためのものとの２
通りがあるが、本考案は出力の増大に係るものである。
考案が解決しようとする課題 NOx低減のための蒸気噴射量制御は通常自動化されてい
るが、出力増大のために蒸気噴射量制御は専ら手動に頼
っているのが現状である。
るが、出力増大のために蒸気噴射量制御は専ら手動に頼
っているのが現状である。
これは、ガスタービンの出力が大気温度に左右されて変
わること、過大な蒸気噴射が圧縮機サージング及びター
ビン入口ガス温度不均一の原因となること、ガスタービ
ンロータの強度及び発電機の容量制限があること、部分
負荷を含めたガスタービンの運転状態等複雑な要素が絡
んで自動化が困難であるためであり、このため各種保安
装置の監視下で専ら手動制御が行なわれているのであ
る。
わること、過大な蒸気噴射が圧縮機サージング及びター
ビン入口ガス温度不均一の原因となること、ガスタービ
ンロータの強度及び発電機の容量制限があること、部分
負荷を含めたガスタービンの運転状態等複雑な要素が絡
んで自動化が困難であるためであり、このため各種保安
装置の監視下で専ら手動制御が行なわれているのであ
る。
本考案は、上記事情にかんがみてなされたもので、ガス
タービン出力増大のための噴射蒸気量の制御を自動化す
ることを目的とする。
タービン出力増大のための噴射蒸気量の制御を自動化す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案によれば、大気温度に対するガスタービン許容最
大出力を発信する関数発生器と、ガスタービン設定負荷
から前記ガスタービン許容最大出力を差引く減算器と、
該減算器の出力信号を制限する上下限リミッタと、該上
下限リミッタを通った前記出力信号に対する蒸気噴射量
を発信する関数発生器と、前記蒸気噴射量を大気温度に
対する許容蒸気噴射量の範囲内に制限する上限リミッタ
とによって構成されるガスタービンの蒸気噴射量制御装
置が提供される。
大出力を発信する関数発生器と、ガスタービン設定負荷
から前記ガスタービン許容最大出力を差引く減算器と、
該減算器の出力信号を制限する上下限リミッタと、該上
下限リミッタを通った前記出力信号に対する蒸気噴射量
を発信する関数発生器と、前記蒸気噴射量を大気温度に
対する許容蒸気噴射量の範囲内に制限する上限リミッタ
とによって構成されるガスタービンの蒸気噴射量制御装
置が提供される。
作用 本考案では、大気温度と蒸気噴射時のガスタービン許容
最大出力との関係、出力増加量と噴射蒸気量との関係、
大気温度と許容噴射蒸気量との関係をそれぞれ関数発生
器に記憶させ、これらによって構成される演算回路に、
設定負荷とその時の大気温度における許容最大出力との
減算器、該減算器出力の上下限リミッタ、該減算器出力
に見合った噴射蒸気量に対する許容噴射蒸気量による上
限リミッタをそれぞれ配設することによって、設定負荷
に対して最適の噴射蒸気量を演算させ、この演算値に基
づく電気指令よって、電気式または電気流体圧式噴射蒸
気制御弁の開度を自動制御させる。
最大出力との関係、出力増加量と噴射蒸気量との関係、
大気温度と許容噴射蒸気量との関係をそれぞれ関数発生
器に記憶させ、これらによって構成される演算回路に、
設定負荷とその時の大気温度における許容最大出力との
減算器、該減算器出力の上下限リミッタ、該減算器出力
に見合った噴射蒸気量に対する許容噴射蒸気量による上
限リミッタをそれぞれ配設することによって、設定負荷
に対して最適の噴射蒸気量を演算させ、この演算値に基
づく電気指令よって、電気式または電気流体圧式噴射蒸
気制御弁の開度を自動制御させる。
実施例 本考案の一実施例を第１，２，３，及び４図に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第１図中、参照符号１は大気温度・蒸気噴射量の関数発
生器、２は大気温度に対するガスタービン出力の関数発
生器、３は減算器、４は上下限リミッタ、５は出力信号
に対する蒸気噴射量の関数発生器、６は上限リミッタを
それぞれ示す。
生器、２は大気温度に対するガスタービン出力の関数発
生器、３は減算器、４は上下限リミッタ、５は出力信号
に対する蒸気噴射量の関数発生器、６は上限リミッタを
それぞれ示す。
第１図において、検出された大気温度はそれぞれ大気温
度・蒸気噴射量の関数発生器１及び大気温度に対するガ
スタービン出力の関数発生器２に入力される。関数発生
器２では、その時の大気温度での蒸気無噴射時のガスタ
ービン許容最大出力（第２図にその一例を示す）に相当
する電気信号が発信される。減算器３では、設定負荷に
相当する電気信号からこの値が不足分として差引かれ
る。この不足電力量に相当する電気信号は、前述の蒸気
噴射に係る複雑な要素に絡んで設定された上下限リミッ
タ４を経て関数発生器５に入力される。関数発生器５で
は、増加させるべき出力量に見合った蒸気噴射量（第３
図にその一例を示す）に相当する電気信号が発信され
る。
度・蒸気噴射量の関数発生器１及び大気温度に対するガ
スタービン出力の関数発生器２に入力される。関数発生
器２では、その時の大気温度での蒸気無噴射時のガスタ
ービン許容最大出力（第２図にその一例を示す）に相当
する電気信号が発信される。減算器３では、設定負荷に
相当する電気信号からこの値が不足分として差引かれ
る。この不足電力量に相当する電気信号は、前述の蒸気
噴射に係る複雑な要素に絡んで設定された上下限リミッ
タ４を経て関数発生器５に入力される。関数発生器５で
は、増加させるべき出力量に見合った蒸気噴射量（第３
図にその一例を示す）に相当する電気信号が発信され
る。
この信号は上限リミッタ６において、その時の大気温度
での許容蒸気噴射量（第４図にその一例を示す）に見合
った電気信号の制限値以下の範囲で、必要蒸気噴射量に
相当する電気信号が発信され、この電気指令によって、
図に示されていない電気式または電気流体式噴射蒸気制
御弁の開度が自動制御される。
での許容蒸気噴射量（第４図にその一例を示す）に見合
った電気信号の制限値以下の範囲で、必要蒸気噴射量に
相当する電気信号が発信され、この電気指令によって、
図に示されていない電気式または電気流体式噴射蒸気制
御弁の開度が自動制御される。
なお、NOx低減用蒸気量は燃料噴射量に対応して一義的
に自動制御されるが、この場合は当該噴射量が前記出力
増加用噴射量から差引かれる。
に自動制御されるが、この場合は当該噴射量が前記出力
増加用噴射量から差引かれる。
考案の効果 本考案によれば、以下の効果を奏することができる。
（）従来手動に頼っていたガスタービン出力増加用蒸
気噴射量が自動化され、運転操作が容易となる。
気噴射量が自動化され、運転操作が容易となる。
（）ガスタービンを最高効率で運用する最適噴射が行
われ、プラント利用率が向上する。
われ、プラント利用率が向上する。
（）稀にあった操作ミスによるプラントトリップ事故
が皆無となり、プラント信頼性が向上する。
が皆無となり、プラント信頼性が向上する。
第１図は本考案によるガスタービンの蒸気噴射量制御装
置の構成を示すブロック図、第２図は大気温度に対する
ガスタービン出力変化の一例を示す関係図、第３図は蒸
気噴射量と出力増加量との関係を例示した図、第４図は
大気温度に対する許容蒸気噴射量の変化の一例を示す関
係図である。 １…大気温度・蒸気噴射量の関数発生器、２…大気温度
に対するガスタービン出力の関数発生器、３…減算器、
４…上下限リミッタ、５…出力信号に対する蒸気噴射量
の関数発生器、６…上限リミッタ。
置の構成を示すブロック図、第２図は大気温度に対する
ガスタービン出力変化の一例を示す関係図、第３図は蒸
気噴射量と出力増加量との関係を例示した図、第４図は
大気温度に対する許容蒸気噴射量の変化の一例を示す関
係図である。 １…大気温度・蒸気噴射量の関数発生器、２…大気温度
に対するガスタービン出力の関数発生器、３…減算器、
４…上下限リミッタ、５…出力信号に対する蒸気噴射量
の関数発生器、６…上限リミッタ。
Claims (1)
- 【請求項１】大気温度に対するガスタービン許容最大出
力を発信する関数発生器と、ガスタービン設定負荷から
前記ガスタービン許容最大出力を差引く減算器と、該減
算器の出力信号を制限する上下限リミッタと、該上下限
リミッタを通った前記出力信号に対する蒸気噴射量を発
信する関数発生器と、前記蒸気噴射量を大気温度に対す
る許容蒸気噴射量の範囲内に制限する上限リミッタとに
よって構成されるガスタービンの蒸気噴射量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10999388U JPH068280Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | ガスタービンの蒸気噴射量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10999388U JPH068280Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | ガスタービンの蒸気噴射量制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0231353U JPH0231353U (ja) | 1990-02-27 |
| JPH068280Y2 true JPH068280Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31346747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10999388U Expired - Lifetime JPH068280Y2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | ガスタービンの蒸気噴射量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068280Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP10999388U patent/JPH068280Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0231353U (ja) | 1990-02-27 |
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