JPH06195010A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06195010A
JPH06195010A JP4357305A JP35730592A JPH06195010A JP H06195010 A JPH06195010 A JP H06195010A JP 4357305 A JP4357305 A JP 4357305A JP 35730592 A JP35730592 A JP 35730592A JP H06195010 A JPH06195010 A JP H06195010A
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JP
Japan
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image forming
blade
image
cleaning blade
cleaning
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Application number
JP4357305A
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English (en)
Inventor
Ikuo Kuribayashi
栗林  郁夫
Yoshihiro Takada
吉宏 高田
Rie Saitou
理絵 齋藤
Ryuichiro Maeyama
龍一郎 前山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 黒色画像形成部におけるクリーニングブレー
ドの長寿命化を実現した画像形成装置を提供すること。 【構成】 像担持体と、前記像担持体に作用して被記録
材に画像形成を行う複数の画像形成部を有する画像形成
装置において、前記各画像形成部は、像担持体に残留す
る現像剤を除去するクリーニングブレードを有し、黒色
の画像形成部内のクリーニングブレードは、他色の画像
形成部のクリーニングブレードより耐久性の高いブレー
ドを用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体と、前記像担持
体に作用して被記録材に画像形成を行う複数の画像形成
部を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体と、前記像担持体に作用
して被記録材に画像形成を行う複数の画像形成部を有す
る画像形成装置の一例として、4ドラム方式のカラー画
像形成装置を図3に示す。上記4ドラム方式のカラー画
像形成装置は、装置の高速化を図るため像担持体とその
周囲にプロセス手段を配置した画像形成部を4個設け、
該各画像形成部で形成された像担持体上の画像が、像担
持体に隣接して移動する搬送手段により担持・搬送され
る被記録材上に順次転写されるように構成されている。
【0003】図3において、画像形成装置は、フルカラ
ー画像を形成するために必要な画像形成部Pa ,Pb
c ,Pd ごとに像担持体である感光ドラム51a,51
b,51c,51dを有しており、その周囲に帯電手段であ
る帯電器52a,52b,52c,52d、光走査手段である走
査光学装置(図示せず)、現像手段である現像器53a,
53b,53c,53d、クリーニング手段であるクリーナー
54a,54b,54c,54d等のプロセス手段が配置されて
いる。また転写手段は、各画像形成部に共通の無端ベル
ト状の転写ベルト55、及び転写用帯電器56a,56b,56
c,56dを有しており、上記転写ベルト55上に担持・搬
送された転写材57に各画像形成部で感光ドラム51a,51
b,51c,51d上に形成された各色画像を転写するもの
である。上記転写材57は給送カセット58より供給され、
転写行程を経た後、転写ベルト55上より分離されて定着
器59によって転写画像が定着されて、排出トレイ60上に
排出される。
【0004】上記構成において、特に大量の処理を必要
とするオフィス等では、ランニングコストや文書作成上
の都合から、未だにカラー原稿より黒単色原稿の量が圧
倒的に多く、このため黒単色による画像形成動作が頻繁
に行われている。そして、図3に示す4ドラム方式の画
像形成装置にあっては、高速白黒複写機並みの高速連続
画像形成動作が可能であり、黒単色モードでの使用機会
が増加すると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来技術に示すカラー画像形成装置においては、例え
ば黒単色モードで画像形成を行う場合、黒色の画像形成
部のみ潜像形成,現像,転写,クリーニングといった一
連の画像形成がなされるため、この画像形成部のクリー
ニングブレードの表面が、他色の画像形成部のクリーニ
ングブレードよりも摩耗して寿命が短くなり、黒色の画
像形成部におけるクリーニングブレードの交換頻度が他
色の画像形成部におけるクリーニングブレードよりも増
加して、保守性の点で効率が悪く、部品交換に伴うコス
トが高くなるおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、黒色画像形成部におけるクリーニングブレードの
長寿命化を実現した画像形成装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、像担持体と、前記像担持体に作用して被記録材に画
像形成を行う複数の画像形成部を有する画像形成装置に
おいて、前記各画像形成部は、像担持体に残留する現像
剤を除去するクリーニングブレードを有し、黒色の画像
形成部内のクリーニングブレードは、他色の画像形成部
のクリーニングブレードより耐久性の高いブレードを用
いることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、複数の画像形成部のうち、
黒色の画像形成部内のクリーニングブレードは、他色の
画像形成部のクリーニングブレードより耐久性の高いブ
レードを用いることにより、該クリーニングブレードの
長寿命化を実現できる。
【0009】
【実施例】
〔第1実施例〕次に前記手段を適用した本発明の一実施
例に係る画像形成装置について説明する。本実施例は、
複数の像担持体を有し、複数の画像形成部を装備したカ
ラー電子写真複写装置を用いて説明する。図1は複写装
置の全体構成を示す断面説明図、図2はクリーニング装
置の拡大説明図である。
【0010】先ず図1を参照してカラー複写装置の概略
構成について説明すると、本実施例に示す4ドラム方式
のカラー複写装置は、装置の高速化を図るため像担持体
とその周囲にプロセス手段を配置した画像形成部を4個
設け、該各画像形成部で形成された像担持体上の画像
が、像担持体に隣接して移動する搬送手段により担持・
搬送される被記録材上に順次転写されるように構成され
ている。
【0011】具体的には装置本体1の内部には、プロセ
ス手段を内蔵する画像形成部Pa ,Pb ,Pc ,Pd
横方向に配置されており、各画像形成部Pa ,Pb ,P
c ,Pd の下部にはベルト駆動ローラ2a,2bに無端
状の転写ベルト3が掛けわたされている。上記転写ベル
ト3は、図示しない駆動モーターによりベルト駆動ロー
ラ2a,2bを矢印B方向に回転させることにより矢印
C方向に回転する。4はカセットであって、被記録材で
ある記録シート5を収納しており、上記カセット4内に
収納された記録シート5は、最上側よりピックアップロ
ーラ6によって給送される。そしてレジストローラ対7
によって斜行が補正されると共に、前記画像形成部
a ,Pb ,Pc ,Pd と同期どりを行って転写ベルト
3上に搬送する。8は上記記録シート5をレジストロー
ラ対7より転写ベルト3に導くための搬送ガイドであ
る。
【0012】次に上記画像形成部Pa ,Pb ,Pc ,P
d の構成を説明すると、像担持体である感光ドラム9
a,9b,9c,9dを有し、その周囲にプロセス手段
を構成する一次帯電器10a,10b,10c,10d、現像器
11a,11b,11c,11d、転写帯電器12a,12b,12
c,12d、クリーニング装置13a,13b,13c,13dが
夫々設けられている。また上記感光ドラム9a,9b,
9c,9dの上方には、露光手段であるレーザービーム
スキャナー(図示せず)が設けられている。
【0013】上記一次帯電器10a,10b,10c,10d
は、感光ドラム9a,9b,9c,9dを露光するに先
立って、ドラム表面を均一に帯電するものであり、現像
器11a,11b,11c,11dは、露光されてドラム表面に
形成された静電潜像にブラック,マゼンタ,イエロー,
シアンの各色トナーを付着させて可視像化するものであ
る。また転写帯電器12a,12b,12c,12dは、感光ド
ラム9a,9b,9c,9dに形成されたトナー像を記
録シート5に転写させるものであり、クリーニング装置
13a,13b,13c,13dは画像転写後にドラム面に付着
している残留トナーを除去するものである。また上記レ
ーザービームスキャナーは半導体レーザー,ポリゴンミ
ラー,fθレンズ等を有し、電気デジタル画像信号の入
力を受けてその信号に対応して変調されたレーザービー
ムを感光ドラム9a,9b,9c,9dの母線方向に照
射して露光するものである。
【0014】14は、転写ベルト3上を搬送されてきた記
録シート5を分離するための分離帯電器であり、15は記
録シート5に転写された転写画像を定着させるための定
着器であって、内部にヒータ等の加熱手段を有する定着
ローラ15aとこれに圧接する加圧ローラ15bを有してい
る。16は装置外に排出された記録シート5を積載するた
めの排出トレイである。
【0015】次に画像形成動作について説明すると、画
像形成作業開始信号が装置本体1に入力されると、感光
ドラム9aは矢印A方向に回転し始め、一次帯電器10a
によって一様に帯電され、レーザービームスキャナー
(図示せず)によって原稿画像のブラック成分に対応す
る画像信号によって変調されたレーザー光がドラム面に
照射されて静電潜像が形成される(露光)。次に現像器
11aによってイエロー色のトナーが供給されて前記潜像
を可視像化したトナー像が形成される。
【0016】一方、カセット4に収納された記録シート
5は、ピックアップローラ6によって給送され、一時的
に停止しているレジストローラ対7によって斜行が補正
された後、前記感光ドラム9aに形成されたトナー像と
のタイミングをとって、転写ベルト3上に搬送される。
上記転写ベルト3に送り込まれた記録シート5は、画像
形成部Pa の転写部で転写帯電器12aによって転写帯電
が行われて、トナー像が記録シート5に転写される。上
記工程が画像形成部Pb ,Pc ,Pd においても同様に
行われ、マゼンタ色トナー像,シアン色トナー像,ブラ
ック色トナー像が順次記録シート5に転写される。
【0017】画像転写が終了した記録シート5は、転写
ベルト3の左端部で分離帯電器14によってAC除電を受
けながら転写ベルト3より分離され定着器15に搬送され
る。そして、上記定着器15によって画像定着が行われた
記録シート5は、装置外の排出トレイ16に排出される。
【0018】尚、上記転写ベルト3の一部にはベルトク
リーニング手段としてファーブラシ17が当接しており、
該ファーブラシ17を高速回転させることで、転写ベルト
3上に堆積したトナーをベルト上から除去するように構
成されている。
【0019】次に上記クリーニング装置13a,13b,13
c,13d(以下『クリーニング装置13』と略称する)の
構成を図2を参照して詳述する。上記クリーニング装置
13は、画像転写行程終了後に感光ドラム9a,9b,9
c,9d(以下『感光ドラム9』と略称する)に残像す
るトナーを除去するものであり、矢印Aに示すドラム回
転方向と逆方向からドラム表面に当接するクリーニング
ブレード18を有している。上記クリーニングブレード18
は、クリーニング容器19のドラム回転方向下流側に設け
たブレードホルダー20にネジ止め等によって固定されて
いる。上記クリーニング容器19のドラム回転方向下流側
には、上記クリーニングブレード18によって掻き落とさ
れたトナーを容器内に収納するためのスクイシート21が
設けられている。更に上記クリーニング容器19内には、
廃トナーを回収・搬送するための搬送スクリュー22が設
けられている。
【0020】画像転写行程終了後に感光ドラム9上に残
留したトナーはクリーニング装置13に至り、クリーニン
グブレード18によってドラム面よりスクイシート21上に
掻き落とされる。この方式ではトナー粒子の感光ドラム
9表面への静電的吸着力に内勝ってトナー粒子をドラム
面上から除去しなければならないので、クリーニングブ
レード18を大きな圧力でドラム面に押し付けなければな
らない。
【0021】また、従来よりクリーニングブレード18の
材質としては、耐薬品性,耐摩耗性,成形性,機械的強
度等の観点から、ウレタンゴムが主に用いられている。
このウレタンゴム製クリーニングブレードは、例えばポ
リカーボネイトのような高分子樹脂で構成されるOPC
感光ドラムとの間の摩擦係数が非常に高いことから、前
記感光ドラム9とクリーニングブレード18との間に大き
な摩擦力を生じ、クリーニングブレード18が感光ドラム
9の回転方向に沿って反転してしまい(ブレードめく
れ)、上記感光ドラム9が駆動しなかったり、クリーニ
ングが適正に行われなかったりする。
【0022】そこで、クリーニングブレード表面にコー
ティング剤を塗布することによってクリーニングブレー
ド18と感光ドラム9間の摩擦力を低減し、ブレードめく
れやクリーニング不良を防止することができる。本実施
例で用いるコーティング剤は以下に述べる性質を満たさ
なければならない。 (1)通常のブレード材質より、像担持体との間の摩擦
係数が小さいこと。 (2)クリーニングブレードの弾性変形の妨げず、像担
持体の表面形状に追従して圧接すること。 (3)耐久性が高いこと。
【0023】更に、上記コーティング剤に溶剤として滑
性粒子を均一に分散させたものを用いることにより感光
ドラム9とクリーニングブレード18間の摩擦力を一層低
減させ、ブレードめくれをより効果的に防止することが
できる。上記滑性粒子は、不定形状を有する粒子を用い
ることにより、被膜層のバインダー樹脂に対しアンカー
効果による機械的固着力も加わって固着された状態で被
膜層を形成するので、上記滑性粒子は被膜層からさらに
離脱しずらくなり、クリーニングブレード18はより一層
摩擦係数を安定して低く維持することができる。
【0024】本発明者らの実験によれば、特に表面層が
ポリカーボネイトのような高分子樹脂で構成されるOP
C感光ドラムに対して、ポリウレタンゴム製のクリーニ
ングブレードを当接させてクリーニングを行った場合、
クリーニングブレードの感光ドラムとの当接部における
コーティング層としては、フッ化黒鉛粉末をナイロン等
の高分子樹脂溶剤に分散させて、クリーニングブレード
にディッピイング塗布した後、乾燥,加熱,硬化させた
樹脂層からなるコーティング剤を塗布したところ、非常
に効果的にブレードめくれを防止することができること
が判明した。
【0025】ここで、上記フッ化黒鉛として使用できる
ものは、例えば(C2F)n型であるセフボンDM(セ
ントラル硝子社製)、(CF)n型であるセフボンCM
A、セフボンCMF(セントラル硝子社製)、フッカ炭
素♯2065、♯1030、♯1000(旭硝子社
製)、CF−100(日本カーボン)、また(CF)n
型でフッ素化率を変えたフッ化炭素♯2028、♯20
10(旭硝子社製)、更には上記フッ化黒鉛をアミン等
の塩基で処理し表面のフッ素を除去したもの等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。またフッ化
黒鉛の平均粒子径はトナーのクリーニング性能を損なわ
ないために20μ素以下、特に1μm〜8μmの範囲が好
ましい。
【0026】ところで図1に示す4ドラム方式カラー複
写機は高速動作が可能であり、クリーニングブレードに
も高耐久性が要求される。特に黒色の画像形成部のクリ
ーニングブレードは、黒単色モード等で酷使されること
が予想される。従って、黒色の画像形成部のクリーニン
グブレードは他色の画像形成部のクリーニングブレード
に比べてかなりの高耐久性を有していないと、黒色のク
リーニングブレードのみ摩耗してしまい、保守等の点で
非常に効率が悪くなってしまう。
【0027】ところが、前述したコーティング剤を塗布
したクリーニングブレードは、耐久することによってコ
ーティング剤の一部がブレードから剥がれやすいとうい
う欠点がある。特に小粒径粒子をバインダーに分散させ
て塗布するタイプのコーティング剤の場合、粒子をバイ
ンダー内に均一に分散させることは非常に難しく、粒子
が一部凝集したりしてしまい、その部位からコーティン
グ剤の剥がれが発生し易くなるため、ブレードの耐久性
が低下してしまう問題が発生していた。特に黒色のトナ
ーの中には、磁性体を含有しているものもあり、このよ
うなトナーを用いた場合、クリーニングブレード表面に
塗布したコーティング剤は非常に剥がれ易くなってしま
う。
【0028】一方、黒色の画像形成部のクリーニングブ
レードは、他色の画像形成部のクリーニングブレードに
比べて、ブレードめくれが発生し難くなっている。これ
は、黒以外のトナーでは色味が変わってしまったりする
可能性があるので、ブレードとドラム間の摩擦係数を低
減させるための潤滑剤等をトナー中に自由に外添できな
いが、黒色トナーの場合には他色トナーより比較的自由
に潤滑剤を外添することができるためである。
【0029】そこで、本実施例では、図1に示すカラー
複写装置において、黒色以外の画像形成部Pa ,Pb
c の各クリーニングブレード18a,18b,18cには、
ブレードめくれを防止するために潤滑剤としてフッ化カ
ーボンを分散させたナイロンコートブレードを用い、特
に耐久性の要求される黒色の画像形成部Pd のクリーニ
ングブレード18dには上記コーティングを施さないウレ
タンブレードを用いた。
【0030】上記構成によれば、黒色以外の画像形成部
a ,Pb ,Pc で発生し易いブレードめくれを効果的
に防止しつつ、黒色の画像形成部Pd におけるクリーニ
ングブレード18dの耐久性を向上させることが可能とな
った。
【0031】〔第2実施例〕次に前記第1実施例に示す
画像形成装置の他例について説明する。尚、複写装置の
概略構成は前記第1実施例と同様であるので、同一部材
には同一番号を付して説明を省略する。
【0032】前記第1実施例に示したフッ化カーボンを
分散させたナイロンブレードは、分散させたフッ化カー
ボンの量が多い時はブレードとドラム間の摩擦係数が小
さくなり、ブレードめくれを発生し難くすることができ
るが、フッ化カーボンをナイロン中に均一に分散させる
ことが難しく、一部フッ化カーボンが凝集し易くなり、
そこからコーティング剤の剥がれや欠けが発生し易くな
る。
【0033】一方、ナイロンに分散されているフッ化カ
ーボンの量が少ないときは、フッ化カーボンを均一に分
散させ易く、コーティング剤のクリーニングブレードへ
の接着強度が強くなるが、フッ化カーボンによる潤滑作
用が弱まるので、ブレードとドラム間の摩擦力が大きく
なり、ブレードめくれが発生し易くなる。
【0034】そこで本実施例では、図1に示す4ドラム
方式の複写装置において、黒色の画像形成部Pd はブレ
ードめくれが発生し難いがブレードに高耐久性が要求さ
れるので、フッ化カーボンの分散率の少ないナイロンコ
ートブレードを用い、黒色以外の画像形成部Pa
b ,Pc ではブレードの耐久性はそれ程厳しく要求さ
れないが、ブレードめくれをが発生し易いため、フッ化
カーボンの分散率の高いナイロンコートブレードを用い
る。
【0035】また本実施例では、一成分磁性トナーのよ
うに特に黒色トナーがブレードを削り易くコーティング
剤の欠けや剥がれを引き起こし易い場合でブレードの強
度が必要なときにも有効であり、本実施例を用いること
によって、黒色以外の画像形成部Pa ,Pb ,Pc で生
じ易いブレードめくれを効果的に防止し、黒色の画像形
成部Pd のブレードの強度を向上させることが可能とな
る。
【0036】〔第3実施例〕次に前記第1実施例に示す
画像形成装置の他例について説明する。尚、複写装置の
概略構成は前記第1実施例と同様であるので、同一部材
には同一番号を付して説明を省略する。
【0037】本実施例は、図1に示す4ドラム方式のカ
ラー複写装置において、黒色の画像形成部Pd のみクリ
ーニングブレードのコーティング層を厚くすることによ
って黒単色モード等で酷使されることが予想される黒色
の画像形成部Pd のブレードの耐久性を向上させたもの
である。
【0038】即ち、一成分磁性トナーのように黒色トナ
ーが特にブレードを削り易く、コーティング剤を欠けや
剥がれが発生し易い場合、本実施例よりもブレードの強
度を増す方式である前記第1,第2実施例は効果的であ
るが、黒色トナーによるブレード摩擦の程度が他色トナ
ーとほぼ同等である場合に本実施例は効果的である。そ
して黒色の画像形成部Pd のブレード18dに対して、コ
ーティング剤を他色の画像形成部Pa ,Pb ,Pc と同
様にフッ化カーボンの含有率を多くしたものを用い、更
に該コーティング層を他のブレード18a,18b,18cよ
り厚くすることによって、黒色の画像形成部Pd におけ
るブレードめくれを防止しつつ、耐久性を向上させるこ
とができる。
【0039】また前記第2実施例に示すように、黒色の
画像形成部Pd のクリーニングブレード18dのみ、ナイ
ロイン中のフッ化カーボンの分散率を小さくする場合、
クリーニングブレードとの接着強度が増すので、ブレー
ドの欠けや剥がれの防止に効果があるが、ナイロンコー
トブレードを製造する場合、フッ化カーボンの分散率が
異なるコーティング剤を2種類用意しなければならない
が、本実施例の場合コーティング剤は1種類で済むの
で、生産コストを低減することも可能である。
【0040】〔第4実施例〕次に前記第1実施例に示す
画像形成装置の他例について説明する。尚、複写装置の
概略構成は前記第1実施例と同様であるので、同一部材
には同一番号を付して説明を省略する。
【0041】前述した各実施例の他に、黒色以外の画像
形成部Pa ,Pb ,Pc のクリーニングブレード18a,
18b,18cにフッ化カーボンを分散したナイロンをコー
ティングし、黒色の画像形成部Pd のクリーニングブレ
ード18dには耐摩耗性を向上させるためにナイロンのみ
をコーティングしてもよい。また上記黒色の画像形成部
d のクリーニングブレード18dのみテフロン等他のブ
レードとは別の摩擦力低減化のためのコーティング剤を
塗布することにより、クリーニングブレード18dの耐久
性を向上させることも可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明は前述したように、複数の画像形
成部のうち、黒色の画像形成部内のクリーニングブレー
ドは、他色の画像形成部のクリーニングブレードより耐
久性の高いブレードを用いることにより、該クリーニン
グブレードの長寿命化を実現でき、保守性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写装置の全体構成を示す断面説明図である。
【図2】クリーニング装置の拡大説明図である。
【図3】従来の複写装置の説明図である。
【符号の説明】
a ,Pb ,Pc ,Pd …画像形成部 1…装置本体 2a,2b…ベルト駆動ローラ 3…転写ベルト 4…カセット 5…記録シート 6…ピックアップローラ 7…レジストローラ対 8…搬送ガイド 9a,9b,9c,9d…感光ドラム 10a,10b,10c,10d…一次帯電器 11a,11b,11c,11d…現像器 12a,12b,12c,12d…転写帯電器 13a,13b,13c,13d…クリーニング装置 14…分離帯電器 15 …定着器 15a…定着ローラ 15b…加圧ローラ 16…排出トレイ 17…ファーブラシ 18a,18b,18c,18d…クリーニングブレード 19…クリーニング容器 20…ブレードホルダー 21…スクイシート 22…搬送スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前山 龍一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に作用して被
    記録材に画像形成を行う複数の画像形成部を有する画像
    形成装置において、 前記各画像形成部は、像担持体に残留する現像剤を除去
    するクリーニングブレードを有し、黒色の画像形成部内
    のクリーニングブレードは、他色の画像形成部のクリー
    ニングブレードより耐久性の高いブレードを用いること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記耐久性の高いクリーニングブレード
    は、他のクリーニングブレードより摩耗し難いブレード
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記各クリーニングブレードとしては、
    ウレタンゴムブレードを用い、前記他色の画像形成部の
    クリーニングブレードは、ウレタンゴムブレードに、潤
    滑剤として微粒子を分散した有機材料をコーティングし
    たブレードを用い、前記黒色の画像形成部は前記有機材
    料をコーティングしないウレタンゴムブレードを用いた
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記他色の画像形成部のクリーニングブ
    レードは、ウレタンゴムブレードに、潤滑剤として微粒
    子を分散させた有機材料をコーティングしたブレードを
    用い、前記黒色の画像形成部は潤滑剤として微粒子の分
    散率が少ない有機材料をコーティングしたウレタンゴム
    ブレードを用いたことを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記各画像形成部のクリーニングブレー
    ドは、ウレタンゴムブレードに潤滑剤として微粒子を分
    散した有機材料をコーティングしたブレードを用い、黒
    色の画像形成部のクリーニングブレードは他色の画像形
    成部のものよりコーティング層が厚いことを特徴とする
    請求項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記微粒子を分散した有機材料は、フッ
    化カーボンを分散させたナイロンであることを特徴とす
    る請求項3若しくは請求項4若しくは請求項5記載の画
    像形成装置。
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