JPH0619493Y2 - インナーシール材 - Google Patents

インナーシール材

Info

Publication number
JPH0619493Y2
JPH0619493Y2 JP1987169336U JP16933687U JPH0619493Y2 JP H0619493 Y2 JPH0619493 Y2 JP H0619493Y2 JP 1987169336 U JP1987169336 U JP 1987169336U JP 16933687 U JP16933687 U JP 16933687U JP H0619493 Y2 JPH0619493 Y2 JP H0619493Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner seal
seal material
layer
sheet
foamed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987169336U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0173162U (ja
Inventor
弘志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP1987169336U priority Critical patent/JPH0619493Y2/ja
Publication of JPH0173162U publication Critical patent/JPH0173162U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0619493Y2 publication Critical patent/JPH0619493Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はインナーシール材に関し、特に再封層中に発泡
シートを有するインナーシール材に関する。
<従来の技術> 再封層中に発泡シートを有するインナーシール材は、例
えば特開昭58-64955号、実公昭58-36685号、実公昭50-3
2540号等に良く知られている。
この発泡シートは、キャップ中に挿入されたインナーシ
ール材をビン口に接着する際、あるいは一旦開封した後
再封する際、ビン口にインナーシール材や再封層を押圧
して十分に密着する役割を有するもので、重要である。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、上記特開昭58-64955号、実公昭58-36685号、
実公昭50-32540号等の従来のインナーシール材に使用さ
れるような発泡シートは、プラスチック材料中に発泡剤
を混合し、押出機中の加圧状態で溶融して、垂直方向に
押し出し成膜すると同時に発泡させて製造するのが通常
である。従って発泡の際には樹脂が溶融状態にあり、し
かも重力が下方(シート面に平行な方向)に働いている
結果、発泡による気泡は球形とならず、シート面に平行
な方向に長軸を有する楕円状になり、しかもその気泡と
厚みのコントロールは極めて困難である。
インナーシール材の層中に発泡シートが用いられる際に
は、その押圧は発泡シート面に垂直な方向に行なわれる
から、このような楕円状の気泡を有する発泡シートでは
その押圧力に限界があり、しかも気泡と厚みのムラの結
果その押圧力にムラが生じて、均一な製品を得難いとい
う問題点があった。
<問題点を解決するための手段> この問題点を解決するため、本考案は、層構成中に発泡
シートを有する再封層(A)と、最下層がグラシン紙か
らなるメンブレン層(B)とを剥離容易に積層してなる
インナーシール材において、前記発泡シートが、予め架
橋されたプラスチックシートを水平状態で発泡させるこ
とによりほぼ球形の気泡を生じさせたシートであること
を特とするインナーシール材を提供する。
<作用> 本考案に係る発泡シートは、予め架橋されていることか
ら、発泡時に軟化はするが溶融せず、従って重力の作用
によるムラが生じない。また、水平状態で発泡させるか
ら、気泡は球形に近いものが得られるのである。
<実施例の説明> 本考案に係る発泡シートは、以下の如く製造することが
できる。すなわち、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−アルキルアクリレート、エチレンホモポリマー
等のポリエチレン系プラスチック又はポリエステル等の
プラスチックに、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート等の放射
線架橋剤、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン等の発泡剤を加え、プラスチックの溶
融温度以上、発泡剤の発泡温度以下で抽出し成膜し、次
いでγ線、電子線等の放射線を照射して架橋させる。架
橋したプラスチックシートを、加熱したソルト浴又はシ
リコン浴上に水平に浮かべ、必要に応じて赤外線で加熱
して発泡させる。発泡させる温度は通常220〜250℃であ
る。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図面
の第1図は本考案のインナーシール材の断面図、第2図
はインナーシール材をビン口に接着する際、第3図は開
封時をそれぞれ示す断面図である。
第1図において、(11)は板紙、(13)は発泡シートで、こ
の両者はワックス層(12)により接着されている。(14)は
延伸ポリエチレン等の水蒸気バリヤー性の高いフィルム
であり、(15)はポリエチレンのコート層である。再封層
(A)は以上の5層より成る。
また、メンブレン層(B)はアルミニウム箔(21)、ポリ
エチレン(22)、グラシン紙(23)とから成り、メンブレン
層(B)のアルミニウム箔(21)と再封層(A)のポリエ
チレン(15)とが剥離容易に積層されている。
このインナーシール材は以下の如く製造できる。
アルミニウム箔(21)にポリエチレン(22)を溶融状態で押
出してコーティングすると共に、グラシン紙(23)を積層
する。次いで、そのアルミニウム(21)面にポリエチレン
(15)を同様に押出しコーティングして、延伸ポリエチレ
ン(14)を積層し、発泡シート(13)を熱融着した後、ワッ
クス(12)により板紙(11)を積層する。
このインナーシール材は第2図に示す如くビン口に装着
する。すなわち、ビン(4)口にエマルジョン系接着剤を
塗布した後、キャップ(3)内面に、メンブレン層(B)
がビン(4)口に対向するように挿入し、このキャップ(3)
をビン(4)に装着することにより、発泡シート(13)の弾
力でビン(4)口にグラシン紙(23)を押圧して接着する。
開封時には、第3図に示すように、ポリエチレン層(15)
とアルミニウム箔(21)の間で剥離して、メンブレン層
(B)はビン(4)口を密封したまま残り、再封層(A)
がキャップ(3)に内蔵されてキャップ(3)と共に取りはず
される。
メンブレン層(A)を破って開口して後も、キャップを
装着すれば、発泡シート(13)の弾力によってビン(4)口
は密封され、内容物が洩れる等の事故が生じない。
なお、水平状態で発泡させた0.6mmの発泡シートの厚み
のばらつき(標準偏差)は0.04mmであるのに対し、垂直
状態で発泡させたシートの厚みのばらつきは0.06mmであ
った。また、0.75mmの発泡シートの厚みのばらつきも、
水平状態で発泡させたシートは0.04mm、垂直状態で発泡
させたものは0.06mmであった。
<効果> 以上のように、本考案によれば、押圧力が大きく、均一
なインナーシール材が得られ、工業生産上極めて有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はインナーシール
材の断面図、第2図はインナーシール材をビン口に接着
する際、第3図は開封時をそれぞれ示す断面図である。 (11)……板紙、(12)……ワックス層 (13)……発泡シート、(14)……延伸ポリエチレン (15)……ポリエチレン、(21)……アルミニウム箔 (22)……ポリエチレン、(23)……グラシン紙 (A)……再封層、(B)……メンブレン層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】層構成中に発泡シートを有する再封層
    (A)と、最下層がグラシン紙からなるメンブレン層
    (B)とを剥離容易に積層してなるインナーシール材に
    おいて、前記発泡シートが、予め架橋されたプラスチッ
    クシートを水平状態で発泡させることによりほぼ球形の
    気泡を生じさせたシートであることを特徴とするインナ
    ーシール材。
JP1987169336U 1987-11-05 1987-11-05 インナーシール材 Expired - Lifetime JPH0619493Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987169336U JPH0619493Y2 (ja) 1987-11-05 1987-11-05 インナーシール材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987169336U JPH0619493Y2 (ja) 1987-11-05 1987-11-05 インナーシール材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0173162U JPH0173162U (ja) 1989-05-17
JPH0619493Y2 true JPH0619493Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=31459298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987169336U Expired - Lifetime JPH0619493Y2 (ja) 1987-11-05 1987-11-05 インナーシール材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619493Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2480464B1 (de) * 2009-09-23 2015-08-05 Boehringer Ingelheim International GmbH Induktionssiegelscheibe
JP2014037277A (ja) * 2013-11-19 2014-02-27 Toppan Printing Co Ltd インナーシール材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0173162U (ja) 1989-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9815589B2 (en) Tabbed sealing member with improved heat distribution for a container
US3671383A (en) Laminated biaxially oriented isotactic polypropylene and uniaxially oriented ethylene-propylene-films
EP2620387B1 (en) Pull-tab sealing member with improved heat distribution for a container
US7217454B2 (en) Polymer lined sealing member for a container
EP0341044B1 (en) Plastic container and method for manufacturing the same
JPH0328298B2 (ja)
US4933124A (en) Process of applying a silicone release coating to an oriented polymer film
US4839123A (en) Process of applying a silicone release coating to an oriented polymer film
JPH0619493Y2 (ja) インナーシール材
US3597298A (en) Thermoformed plastic closure and method of making same
US3874984A (en) Pressure-sensitive transfer elements
JPS5836685Y2 (ja) 容器口部密封用インナ−シ−ル材
JPS61181885A (ja) 発泡性熱接着シ−ト
JPS5830955A (ja) シ−ル蓋付容器
JPH0217866Y2 (ja)
JPS6140252B2 (ja)
JPH0329151Y2 (ja)
US3220907A (en) Method of making a bottle closure
JPH04279315A (ja) ラベル付き容器の製造方法
JPS6346382Y2 (ja)
JPH0420786Y2 (ja)
JPH10315408A (ja) ブリスター底材
JPH0133332Y2 (ja)
JP3527790B2 (ja) 樹脂製チューブ容器
JP2001171619A (ja) Ptp包装体、シール方法及びシール装置