JPH0619465Y2 - 物体の二段積重ね置台 - Google Patents

物体の二段積重ね置台

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JPH0619465Y2
JPH0619465Y2 JP7022589U JP7022589U JPH0619465Y2 JP H0619465 Y2 JPH0619465 Y2 JP H0619465Y2 JP 7022589 U JP7022589 U JP 7022589U JP 7022589 U JP7022589 U JP 7022589U JP H0619465 Y2 JPH0619465 Y2 JP H0619465Y2
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JP
Japan
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movable arm
stand
roll
arm
mounted object
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Expired - Lifetime
Application number
JP7022589U
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JPH0311633U (ja
Inventor
寛 村上
光功 沖本
慶次 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は鋼材の圧延用ロール、鋼管、棒材製品等を保管
する置場に用いる二段積重ね置台に関するものである。
[従来の技術] 例えば、鋼材圧延工場では製品の種類・サイズに応じて
多種の圧延ロールを必要とし、その圧延ロールを限られ
たスペース内でいかに効率よく保管・管理するかは重要
な問題である。従来は第3図に示す圧延ロールの二段積
重ね置台が周知であり、受け台1aの左右に支柱2a,2bを
立設してU字状に形成し、一方の支柱2bの上端近傍に設
けた支軸3に水平方向に回動自在なアーム4を軸支した
U字形フレーム置台であって、このU字形フレーム置台
を作業床5上に2基を1組として対向させたものであ
る。前記受け台1aにはアーム4を開放した状態でクレー
ンを使用して1本目のロール6aを搬入し、ロールの左右
ネック部を受け台1aで2点支持する。次に、アーム4を
閉じた後に同様にしてアーム4上に2本目のロール6bが
載置される。この従来の置台の難点は各ロールの載置・
取り出しに際し、アーム4をその都度入力によって開閉
しなければならず、クレーン下回り作業者1〜2名を必
要とすること、アーム4の開度が不十分な場合にはロー
ル6bがアーム4に接触してアームまたは支軸3を破損さ
せる恐れがあること、さらには、この作業は重量物のロ
ールを対象とするため安全上の問題もあった。一方、ア
ーム4の開閉を流体圧シリンダーを使用して遠隔操作す
る手段も提案されたが、設備費用が嵩むので実用化に至
っていないのが実情である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上述のような従来の二段積重ね置台の問題点即
ち、アームの開閉に入力を必要とすること及び、入力に
よるアーム開閉の信頼性と安全性の問題を解消し、特別
な装置を付加することなく自動的に物体の出し入れが可
能な二段積重ね置台を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上述の課題を有利に解決したものであり、その
要旨は受け台の両側に支柱を立設してU字状に形成した
U字形フレーム置台を作業床上に対向して設け、前記の
両受け台で被載置物体を2点支持する物体の置台におい
て、前記の対向する片側の各支柱の上部に設けた支軸に
前記被載置物体の軸線方向と直交する方向に揺動自在に
軸支され且つ遊動端が相隣合う他方の支柱に係止・離脱
自在に嵌合する可動アームと、前記可動アームの前面に
被載置物体の吊り上げ・下げ作動時に該被載置物体の周
面と摺動する傾斜面を備えた大小2個の係合突起を形成
するとともに可動アームの背面に受け台を設けたことを
特徴とする物体の二段積重ね置台である。
[作用・実施例] 以下本考案を図面に示す実施例二段積重ね置台により詳
細に示す。
第1図は本校案実施例置台の構成を示す斜視図であり、
前記従来の二段積重ね置台と同一の部材には同一符号を
付している。図において置台Aと置台Bは同一構造の本
考案置台を作業床5上に並設した状態であって、置台A
は既にロール6a,6bを二段に積重ねた状態、置台Bはロ
ールを未収納の状態である。左右に立設された支柱2a,2
bのうちの一方の支柱2bには支軸7が設けられ、この支
軸7には可動アーム8がロールの軸線方向Xと直交する
方向に揺動自在に軸支されている。そして、この可動ア
ーム8の遊動端8aは相隣合う他方の支柱2aの上部に固着
された係止金具10に係止・離脱自在に嵌合するように、
そのアーム長さLが予め設定させている。更にこの可動
アーム8のロールに対向する方向には可動アーム8の軸
線方向Yと一定の傾斜角度α、βを設定して傾斜面を形
成した高さS1,S2の異なる2個の大小の係合突起11a,11b
を有する。以下の説明では可動アーム8の遊動端8aに近
い側の突起を小係合突起11a、他方の支軸7に近い方の
突起を大係合突起11bと言う。前記係合突起11a,11bを形
成した可動アーム8の反対側(背面)には受け台1bが固
着されている。なお、置台Bにおいてロールを収納する
前の可動アーム8の待機姿勢は該アームに軸線Yが鉛直
方向に対してやや時計回り方向に傾いた状態で待機させ
るため、支柱2bには可動アーム背面を支える受具12が設
けられている。
第2図(イ)〜(ホ)は本考案置台の作動順序を説明する工程
図であり、(イ)図は前記第1図の置台Bと同じくロール
を未収納の状態である。(ロ)図はロール6aを図示を省略
したクレーン他の運搬装置によって巻き下げている状態
であり、ロールのネック部61aの外周面は可動アーム8
の大係合突起11bと接触を開始し、ロールの下降につれ
てロールネック周面と大係合突起11bの傾斜面とは摺動
しつつ可動アーム8は反時計方向に傾動する。この作動
工程中において可動アーム8が一定の傾動角度を超える
とロールネック部61aの周面は可動アーム8の前面81、
即ち、小係合突起11aと大係合突起11bとで形成される凹
形溝の底面を支えることになり、ロールの下降につれて
可動アーム8の傾動は更に進行する。
(ハ)図はロール6aの載置が終了した状態を示し、可動ア
ーム8の遊動端8aは係止金具10で支承され、可動アーム
8の背面の受け台1bは2本目のロールを載置できる状態
となる。
(ニ)図は2本目のロール6bを受け台1bに載置した状態で
ある。
(ホ)図はロール6bを搬出した後、始めに載置した1本面
のロール6aを取り出している状態を示し、ロール6aが一
定の高さに上昇すると、まずロールネック部61aの周面
は前記可動アーム8の前面81で受け、続いてロール周面
は小係合突起11aに接触し、この小係合突起11aの傾斜面
とロールネック部61aの摺動が進行して、可動アーム8
は時計回り方向に傾動し、小係合突起11aからロールネ
ック部61aが離脱すると可動アーム8は前述の(イ)図の状
態に復帰する。以上の工程を繰り返すことによって2本
のロールを搬入・保管・搬出することができる。
上記の説明では被載置物体が圧延ロールの例について述
べたが、本考案の対象とする被載置物体は圧延ロール以
外の例えば鋼管、棒状材製品等の断面が円形もしくは正
多角形の物体であれば適用できる。
[考案の効果] 本考案の二段積重ね置台は、既存のクレーン等の搬送設
備による吊り上げ、吊り下げ作動を利用して被載置物体
の搬入・搬出を行うので、置台に対しては入手を一切必
要とせず省力効果は大きい。また入手が介入しないため
安全が確保される。更に、本考案置台の構造は極めて簡
単であるので既存の置台に新たに可動アーム部を付加す
る改良で実施できるので設備費が嵩むこともなく、経済
的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例置台の斜視図、第2図(イ)〜(ホ)は
本考案置台の作動工程順を示す側面略図、第3図は従来
の二段置台の斜視図である。 1a,1b……受け台、2a,2b……支柱 5……作業床、6a,6b……ロール 7……支軸、8……可動アーム 10……係止金具、11a,11b……係合突起 12……受具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け台の両側に支柱を立設してU字状に形
    成したU字形フレーム置台を作業床上に対向して設け、
    前記の両受け台で被載置物体を2点支持する物体の置台
    において、前記の対向する片側の各支柱の上部に設けた
    支軸に前記被載置物体の軸線方向と直交する方向に揺動
    自在に軸支され且つ遊動端が相隣合う他方の支柱に係止
    ・離脱自在に嵌合する可動アームと、前記可動アームの
    前面に被載置物体の吊り上げ・下げ作動時に該被載置物
    体の周面と摺動する傾斜面を備えた大小2個の係合突起
    を形成するとともに可動アームの背面に受け台を設けた
    ことを特徴とする物体の二段積重ね置台。
JP7022589U 1989-06-15 1989-06-15 物体の二段積重ね置台 Expired - Lifetime JPH0619465Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7022589U JPH0619465Y2 (ja) 1989-06-15 1989-06-15 物体の二段積重ね置台

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Publication Number Publication Date
JPH0311633U JPH0311633U (ja) 1991-02-05
JPH0619465Y2 true JPH0619465Y2 (ja) 1994-05-25

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