JPH06194454A - 人体検知シート - Google Patents

人体検知シート

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JPH06194454A
JPH06194454A JP34224292A JP34224292A JPH06194454A JP H06194454 A JPH06194454 A JP H06194454A JP 34224292 A JP34224292 A JP 34224292A JP 34224292 A JP34224292 A JP 34224292A JP H06194454 A JPH06194454 A JP H06194454A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
detection
human body
electrode
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP34224292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yanagi
康裕 柳
Yuji Nakagawa
裕司 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH06194454A publication Critical patent/JPH06194454A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的な可動部分がなくシート状本体が薄肉で
あっても違和感が生じない人体検知シートを提供する。 【構成】検知エレメント1は、一対の電極を略同一平面
上に近接させて配置した構成を有し、シーツ3の厚み範
囲内でシーツ3に埋設される。検知回路2では、検知エ
レメント1に人体4が接近すると両電極間の静電容量の
変化によって検知信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敷物、シーツのような
シート状本体に人体検知機能を持たせた人体検知シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、敷物のようなシート状本体に
機械的スイッチを納装した構成を有し、自動ドアの開閉
制御などを行うために人がシート状本体に載ったことを
検知するようにした人体検知シートが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の人体検知シー
トでは、機械的な可動部分があるから耐久性に乏しいと
いう問題がある。また、薄型化が困難であって、たとえ
ばシート状本体をシーツ様に薄型化すると機械的な可動
部分が目立つことになって違和感が生じるという問題が
ある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、機械的な可動部分を持たないことによって経
年変化が少なく、しかもシート状本体が薄肉であっても
違和感が生じないようにした人体検知シートを提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、一対の電極を略同一平面上に近接させ
て配置した検知エレメントと、検知エレメントの近傍付
近での物体の存在による両電極間の静電容量の変化によ
って検知信号を出力する検知回路とを備え、検知エレメ
ントはシート状本体に埋設されているのである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、平面状の検知エレメントを
シート状本体に埋設し、静電容量の変化に基づいて人体
の存否を検出するから、機械的な可動部分がなく経年変
化が少ないという利点がある。しかも、検知エレメント
が平面状であることによってシート状本体が薄肉であっ
てもその厚み内に収納することが可能であって、シート
状本体の外側からでは検知エレメントの存在がわからな
いようにすることができ、結果的に違和感が生じること
がないのである。さらに、シート状本体はその形態に応
じて所望の場所に設置することができるから、シート状
本体の近傍での人体の存否を検出することによって、防
犯に用いたり、安全の確保のために用いることができ
る。
【0007】
【実施例】本実施例で用いる検知エレメント1は、静電
容量の変化を利用して人体の存否を検出するものであ
る。すなわち、検知エレメント1は、図3に示すよう
に、内側電極11と、内側電極11の外周を全周に亙っ
て囲む外側電極12とを略同一平面上に配置したシート
状に形成されている。内側電極11と外側電極12とは
絶縁体のベース13に積層ないし埋設される。図4に示
すように、内側電極11は検出用のトランジスタQのベ
ースに接続され、外側電極12には矩形波状のパルス電
圧が駆動信号drv として印加される。すなわち、駆動信
号drv を外側電極12に印加すれば、内側電極11では
駆動信号drv の立ち上がりと立ち下がりとに対応した電
流が検出される。
【0008】検知エレメント1の周囲に物体が存在しな
いときには、図5(a)のように、内側電極11と外側
電極12との間にのみ電荷が分布している。一方、図5
(b)のように、検知エレメント1に対して大地間容量
の大きくなる物体10(図では指を示している)が接近
すると、外側電極12と物体との間にコンデンサが形成
されることになる。このコンデンサは大地へのバイパス
コンデンサとして機能するから、内側電極11と外側電
極12との間の静電容量は物体10が存在しないときよ
りも減少することになり、駆動信号drv の立ち上がり時
および立ち下がり時のトランジスタQのベースに流れる
電流が減少する。したがって、トランジスタQのコレク
タ出力である被判定信号sen には、物体の存否に応じて
図6(a)(b)に示すような波高値の変化が生じる。
【0009】被判定信号sen は検知回路に入力される。
検知回路では、電源投入時の被判定信号sen の波高値
(すなわち、検出電流の波高値)に基づいて求めた基準
値を記憶して、以後の被判定信号sen の波高値と基準値
とを逐次比較する。すなわち、被判定信号sen は一定周
期で取り出されて基準値と比較されるのである。また、
検知回路では被判定信号sen の波高値が基準値よりも小
さくなると物体が接近したものとして検知信号を発生す
る。この検知信号を用いてリレー等のスイッチ要素を制
御すれば、負荷をオン・オフすることができるのであ
る。
【0010】本実施例では、図1に示すように、上述し
た検知エレメント1をシート状本体であるシーツ3の中
に内蔵させている。検知エレメント1は最低1個あれば
よいが、複数個をマトリクス状に配列するのが望まし
い。また、検知エレメント1はシーツ3の厚みの範囲内
に収められており、しかも、非接触で人体の存否を検出
することができるから、完全に防水した形でシーツ3に
埋設される。すなわち、汗などによって導電部が腐食す
るなどの経年変化を防止することができる。
【0011】各検知エレメント1は、図2に示すよう
に、検知回路2に接続されている。検知回路2は、外側
電極12に駆動信号drv を印加するマイクロコンピュー
タよりなる信号処理部21を備える。駆動信号drv は2
0m秒の周期を有した矩形波状のパルス信号である。各
検知エレメント1a,1bの内側電極11にはそれぞれ
トランジスタQのベースが接続されて、トランジスタQ
のコレクタから被判定信号sen が出力され、各トランジ
スタQから出力される被判定信号sen はマルチプレクサ
22を介して順次取り込まれるようになっている。マル
チプレクサ22を通して取り込まれた被判定信号sen
は、直流成分除去回路23に入力されて直流成分が除去
された後、増幅回路24により増幅される。被判定信号
sen は、駆動信号drv の立ち上がりおよび立ち下がりに
対応して発生する微分波形の信号であるから、増幅回路
24の出力はピークホールド回路25に入力されて微分
波形の波高値が検出される。信号処理部21には電源投
入時における被判定信号sen の波高値に基づいて設定し
た基準値が記憶されており、この基準値はディジタル−
アナログ変換器27を通してコンパレータ26に入力さ
れる。コンパレータ26では、ピークホールド回路25
の出力である被判定信号sen の波高値をディジタル−ア
ナログ変換器27の出力である基準値と比較し、被判定
信号sen の波高値が基準値よりも小さくなると検知信号
を発生して信号処理部21に入力するのである。
【0012】信号処理部21では、マルチプレクサ22
への選択信号sel によってどの検知エレメント1につい
て検知信号が発生したかを知ることができる。そこで、
複数個の検知エレメント1のうちの少なくとも1個にお
いて人体4が検出されると信号処理部21から検知信号
を出力する。検知回路2から出力されるこの検知信号に
基づいて各種機器を制御することができる。たとえば、
シーツ3の上の人体4が検出されると就寝時であると判
断して、照明の照度を次第に落としたり、睡眠状態に導
く装置を作動させたり、戸締りの状態を確認する装置を
作動させたりするのである。また、乳児用のベッドに上
記シーツ3を用いれば、乳児がベッドから離れたときに
ブザーなどを鳴動させて報知することが可能となり、乳
児の事故を未然に防止することができる。
【0013】上記実施例ではシート状本体としてシーツ
3を例示しているが、シート状本体としては敷物や壁掛
などであってもよく、窓の周辺にシート状本体を敷いた
り壁に掛けたりし、窓付近の人の存在を検知してブザー
等の報知装置を作動させることによって防犯に用いた
り、オフィス内においてシート状本体を敷いた場所に対
応する部位の照明のみを点灯させるように用いたりする
ことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、一対の電極を略
同一平面上に近接させて配置した検知エレメントと、検
知エレメントの近傍付近での物体の存在による両電極間
の静電容量の変化によって検知信号を出力する検知回路
とを備え、検知エレメントはシート状本体に埋設されて
いるものであり、平面状の検知エレメントをシート状本
体に埋設し、静電容量の変化に基づいて人体の存否を検
出するから、機械的な可動部分がなく経年変化が少ない
という利点がある。しかも、検知エレメントが平面状で
あることによってシート状本体が薄肉であってもその厚
み内に収納することが可能であって、シート状本体の外
側からでは検知エレメントの存在がわからないようにす
ることができ、結果的に違和感が生じることがないとい
う効果がある。さらに、シート状本体はその形態に応じ
て所望の場所に設置することができるから、シート状本
体の近傍での人体の存否を検出することによって、防犯
に用いたり、安全の確保のために用いることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示し、(a)は平面図、(b)は概略
構成図である。
【図2】実施例を示すブロック回路図である。
【図3】実施例に用いる検知エレメントの平面図であ
る。
【図4】実施例の要部回路図である。
【図5】実施例の要部の原理説明図である。
【図6】実施例の要部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 検知エレメント 2 検知回路 3 シーツ 4 人体 21 信号処理部 22 マルチプレクサ 23 直流成分除去回路 24 増幅回路 25 ピークホールド回路 26 コンパレータ 27 ディジタル−アナログ変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極を略同一平面上に近接させて
    配置した検知エレメントと、検知エレメントの近傍付近
    での物体の存在による両電極間の静電容量の変化によっ
    て検知信号を出力する検知回路とを備え、検知エレメン
    トはシート状本体に埋設されて成ることを特徴とする人
    体検知シート。
JP34224292A 1992-12-22 1992-12-22 人体検知シート Pending JPH06194454A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34224292A JPH06194454A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 人体検知シート

Applications Claiming Priority (1)

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JP34224292A JPH06194454A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 人体検知シート

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JPH06194454A true JPH06194454A (ja) 1994-07-15

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ID=18352212

Family Applications (1)

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JP34224292A Pending JPH06194454A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 人体検知シート

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970408