JPH06194294A - ダイカスト金型内の溶湯流れ調整装置 - Google Patents

ダイカスト金型内の溶湯流れ調整装置

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JPH06194294A
JPH06194294A JP34693692A JP34693692A JPH06194294A JP H06194294 A JPH06194294 A JP H06194294A JP 34693692 A JP34693692 A JP 34693692A JP 34693692 A JP34693692 A JP 34693692A JP H06194294 A JPH06194294 A JP H06194294A
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伸一 坂本
Mitsuo Masuda
光男 増田
Kunio Yagi
国雄 八木
Kimifumi Nonaka
公文 野中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダイカスト金型内の溶湯の流動状態を確実に視
認することができるとともに、前記溶湯の流れを容易に
調整することを可能にする。 【構成】内部の流体の流れを外部から視認可能な光透過
性、例えばアクリル樹脂製の金型模型12を備え、この
金型模型12は、湯口部28と、この湯口部28に堰部
30を介して連通するキャビテイ部32と、このキャビ
テイ部32に連通し余剰な流体を前記キャビテイ部32
から排出させるためのオーバフロー部34とを備える。
このオーバフロー部34は、ケーシング42とこのケー
シング42に着脱自在な複数のカートリッジ40a乃至
40iとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト金型内に導
入される溶湯の流れ状態を予め試験調整するためのダイ
カスト金型内の溶湯流れ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカスト金型で高品質な鋳造品を得る
ためには、湯口から供給される溶湯をこのダイカスト金
型内のキャビテイ全体に円滑かつ十分に流動させること
が必要である。このため、金型内における溶湯の流動状
態を検出することが望まれており、例えば特開昭63−
91535号公報に開示されているように、溶融温度が
鋳造溶湯のそれより低くかつ複数の色相を有する流動検
知材を使用した加圧鋳造における型内流動検知方法およ
びその装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では、色の配列で金型内の溶湯の流れ状態の良否が
検知されるだけである。従って、溶湯の流れ状態が不良
であると検知された際には、金型の修正作業がなされた
後、再度流動検知材を使用して該溶湯の流れ状態の良否
が検知され、良であると検知されるまで上記の作業が繰
り返し行われている。これにより、所望の金型が得られ
るまでに相当の手間と時間がかかってしまい、非効率的
かつ非経済的であるという問題が指摘されている。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、ダイカスト金型内の溶湯の流動状態を確実に視認
することができるとともに、前記溶湯の流れを容易に調
整することが可能なダイカスト金型内の溶湯流れ調整装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、被検査対象物であるダイカスト金型に
対応するとともに、内部の流体の流れを外部から視認可
能な光透過性の金型模型を備え、前記金型模型は、湯口
部と、前記湯口部に堰部を介して連通するキャビテイ部
と、前記キャビテイ部に連通し余剰な流体を該キャビテ
イ部から排出させるためのオーバフロー部と、を備える
とともに、前記オーバフロー部は、前記キャビテイ部か
ら排出される流体量を制御する着脱自在な複数の収容部
材を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の本発明に係るダイカスト金型内の溶湯流
れ調整装置では、ダイカスト金型に対応する金型模型の
湯口部に溶湯に対応して流体が供給されると、この流体
は、前記湯口部に連通するキャビテイ部内に充填され、
その余剰部分がオーバフロー部に排出される。その際、
金型模型が光透過性であるため、流体の流動状態を外部
から確実に視認することができる。
【0007】そして、キャビテイ部内で流体の流動不良
が発生した場合には、オーバフロー部に備えられている
所定の収容部材を交換することにより、各収容部材に流
入する流体量が制御され、前記キャビテイ部内での良好
な流体の流れが遂行されることになる。次いで、上記の
ように調整された金型模型に対応したダイカスト金型を
用いることにより、高品質な鋳造品を得ることが可能に
なる。
【0008】
【実施例】本発明に係るダイカスト金型内の溶湯流れ調
整装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照して以
下に説明する。
【0009】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る溶湯流れ調整装置を示す。この溶湯流れ調整装置
10は、被検査対象物であるダイカスト金型(図示せ
ず)に対応するとともに、内部の流体の流れを外部から
視認可能な光透過性、例えばアクリル樹脂製の金型模型
12を備え、この金型模型12は、第1型14と第2型
16とを有する。金型模型12は、基台18上に載置さ
れており、この基台18上には、第1型14に連結され
た流体供給シリンダ20が配置される。基台18の側方
には、金型模型12の内部を撮影するためのカメラ22
が配設され、このカメラ22により撮影された画像を再
生するためのモニタ24と、前記金型模型12内に溶湯
に対応する流体を供給するための流体供給源26とが互
いに近接して配置されている。
【0010】図2に示すように、金型模型12は、湯口
部28と、この湯口部28に堰部30を介して連通する
キャビテイ部32と、このキャビテイ部32に連通し余
剰な流体を前記キャビテイ部32から排出させるための
オーバフロー部34とを備える。図3に示すように、第
1型14には、湯口プレート36が固着され、この湯口
プレート36と第2型16との間に湯道部38が形成さ
れるとともに、該湯口プレート36の端部を切り欠いて
複数の堰部30が設けられる。第1型14と第2型16
との間に形成されるキャビテイ部32は、鋳造品である
シリンダブロックの形状に対応しており、このキャビテ
イ部32の一端側が堰部30および湯道部38を介して
固定型の湯口部28に連通する一方、前記キャビテイ部
32の他端側がオーバフロー部34に連通する(図2参
照)。
【0011】オーバフロー部34は、キャビテイ部32
から排出される流体量を制御する着脱自在な複数のカー
トリッジ(収容部材)40a乃至40iと、このカート
リッジ40a乃至40iが装着されるケーシング42と
を備える(図4参照)。このケーシング42は、矩形状
を有しており、第2型16に形成された開口部44に離
脱可能に挿入される。ケーシング42の一面側からカー
トリッジ装填部46が開口されており、このカートリッ
ジ装填部46の内方底部がカートリッジ40a乃至40
iの下部形状(後述する)に対応して深くなるととも
に、各カートリッジ40a乃至40iに対応する複数の
孔部48を介して外部に連通している。
【0012】ケーシング42の上部には、カートリッジ
装填部46に連通する複数のねじ孔50が設けられてお
り、前記カートリッジ装填部46に所定のカートリッジ
40a乃至40iが装填されて各カートリッジ40a乃
至40iの上面に押さえ板52が一体的に配置された状
態で、該ねじ孔50にねじ54が螺合されることによ
り、前記カートリッジ40a乃至40iが保持される。
【0013】カートリッジ40a乃至40iは、矩形状
を有しており、その下部にカートリッジ装填部46の内
方底部に挿入される突起部41a乃至41iが形成され
る。カートリッジ40a乃至40iは、キャビテイ部3
2から排出される流体量を制御するためにそれぞれの内
部形状が設定されており、例えばカートリッジ40a、
40cおよび40iにオーバフロー用開口部56a乃至
56cが設けられ、さらにカートリッジ40dにガスベ
ント58が設けられる一方、カートリッジ40gにはオ
ーバフロー用開口部が設けられていない。このカートリ
ッジ40a乃至40iの他に、それぞれ異なる内部形状
に設定された複数のカートリッジ(図示せず)が用意さ
れており、必要に応じて各カートリッジ40a乃至40
iと変換自在である。
【0014】次に、このように構成される溶湯流れ調整
装置10の動作について説明する。
【0015】まず、オーバフロー部34を構成するケー
シング42に所定のカートリッジ40a乃至40iが配
設された後、金型模型12が可動型盤と固定型盤とで挟
み込まれてタイバーとナットとで型締めされ、これによ
り第1型14と第2型16とが型締めされる。そして、
流体供給源26から流体供給シリンダ20を介して第2
型16の湯口部28に検査用流体が導入されると、この
流体は、湯道部38から堰部30を通ってキャビテイ部
32に充填され、余剰な流体がこのキャビテイ部32か
らオーバフロー部34側に排出される。
【0016】この場合、本実施例では、金型模型12を
構成する第1型14および第2型16がアクリル樹脂等
の光透過性材料で形成されている。このため、金型模型
12内のキャビテイ部32に供給される流体の流れを外
部から容易に視認することができ、このキャビテイ部3
2における流体の流動状態を確実に検出することが可能
になるという効果が得られる。特に、流体の流れが速い
時には、カメラ22で高速度撮影を行った後にモニタ2
4で低速再生することにより、この流体の流れを確実に
検出することができる。
【0017】さらに、上記の流れ検出作業の結果、例え
ば、図5に示すように、キャビテイ部32の右上部側に
乱流Lが発生した場合、オーバフロー部34中の流れの
悪い部分に対応した、例えばカートリッジ40iをゲー
ト部分が広く設定された他のカートリッジと交換する。
具体的には、まずケーシング42が第2型16の開口部
44から取り出され、このケーシング42のねじ孔50
に螺合されているねじ54が弛緩されて押さえ板52が
取り出された後、カートリッジ40iがカートリッジ装
填部46から離脱される。次いで、新たなカートリッジ
がその突起部をカートリッジ装填部46の内方底部に挿
入するようにしてこのカートリッジ装填部46に配設さ
れ、押さえ板52が配置された状態でねじ54が螺回さ
れることにより、カートリッジ交換作業が終了する。
【0018】そこで、上記カートリッジ交換が終了した
オーバフロー部34が第2型16の開口部44に装填さ
れた後、新たな流れ検出作業が行われ、キャビテイ部3
2内で乱流が発生した時には、その乱流発生部分に対応
してカートリッジ交換作業が行われる。この作業は、キ
ャビテイ部32内で円滑かつ良好な流体の流れが得られ
るまで継続される。
【0019】従って、このように流れ調整された金型模
型12に対応したダイカスト金型を用意すれば、実際に
溶湯を注入して鋳造作業を行う際に、流れ不良を惹起す
ることなく高精度な鋳造品を確実に得ることができると
いう利点が得られる。これによって、本実施例では、従
来のように流れ検査を行う度に金型自体を修正するもの
に比べ、短時間かつ容易に所望の流れ状態を有するダイ
カスト金型を得ることが可能になる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るダイカスト金型内の溶湯流
れ調整装置によれば、以下の効果が得られる。
【0021】ダイカスト金型に対応する金型模型が光透
過性材料で形成されるため、その湯口部に供給された流
体が前記湯口部からキャビテイ部内に充填される状態
を、外部から確実に視認することができる。しかも、キ
ャビテイ部内で流体の流動不良が発生した場合には、オ
ーバフロー部に備えられている所定の収容部材を交換す
ることにより、各収容部材に流入する流体量が制御さ
れ、前記キャビテイ部内での良好な流体の流れが遂行さ
れることになる。従って、上記のように調整された金型
模型に対応したダイカスト金型を用いることにより、高
品質な鋳造品を容易かつ確実に得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダイカスト金型内の溶湯
流れ調整装置の概略斜視説明図である。
【図2】前記溶湯流れ調整装置を構成する金型模型の縦
断説明図である。
【図3】前記金型模型を構成する第2型の一部分解斜視
図である。
【図4】前記金型模型を構成する第1型の一部分解斜視
図である。
【図5】前記金型模型内に供給される流体の流れ状態の
説明図である。
【符号の説明】
10…溶湯流れ調整装置 12…金型模型 14…第1型 16…第2型 22…カメラ 24…モニタ 26…流体供給源 30…堰部 32…キャビテイ部 34…オーバフロー部 38…湯道部 40a〜40i…カートリッジ 42…ケーシング 46…カートリッジ装填部 52…押さえ板 56a〜56c…開口部 58…ガスベント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野中 公文 埼玉県和光市本町8−1 本田技研工業株 式会社埼玉製作所和光工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査対象物であるダイカスト金型に対応
    するとともに、内部の流体の流れを外部から視認可能な
    光透過性の金型模型を備え、 前記金型模型は、湯口部と、 前記湯口部に堰部を介して連通するキャビテイ部と、 前記キャビテイ部に連通し余剰な流体を該キャビテイ部
    から排出させるためのオーバフロー部と、 を備えるとともに、 前記オーバフロー部は、前記キャビテイ部から排出され
    る流体量を制御する着脱自在な複数の収容部材を有する
    ことを特徴とするダイカスト金型内の溶湯流れ調整装
    置。
JP4346936A 1992-12-25 1992-12-25 ダイカスト金型内の溶湯流れ調整装置 Expired - Lifetime JP2522747B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100786708B1 (ko) * 2006-12-20 2007-12-18 한국생산기술연구원 다이캐스팅법에서의 게이트 위치 및 크기에 관한 최적화방법
WO2022033064A1 (zh) * 2020-08-13 2022-02-17 东莞宜安科技股份有限公司 一种用于高压铸造的模具浇道

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100786708B1 (ko) * 2006-12-20 2007-12-18 한국생산기술연구원 다이캐스팅법에서의 게이트 위치 및 크기에 관한 최적화방법
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