JPH0866951A - 射出成形機の制御方式 - Google Patents
射出成形機の制御方式Info
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- JPH0866951A JPH0866951A JP20631394A JP20631394A JPH0866951A JP H0866951 A JPH0866951 A JP H0866951A JP 20631394 A JP20631394 A JP 20631394A JP 20631394 A JP20631394 A JP 20631394A JP H0866951 A JPH0866951 A JP H0866951A
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- Japan
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- clamping force
- mold clamping
- platen
- distance
- injection molding
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形に際して金型内の空気や、ガスを効
率良く逃がしながら、バリ、ヒケ、ソリ等の不良発生を
防止することができることは勿論、その型締力の制御の
遅れを防止することができる射出成形機の制御方式を提
供する。 【構成】 制御部は、予め定められた最大型締力PM を
初期型締力として射出成形を行い、その射出成形中に検
出された最大プラテン間距離の予め設定された設定最大
プラテン間距離Lmax に対する超過量eが予め設定され
た許容超過量Eを越えるまでは初期型締力を所定量ΔP
ずつ減じながら初期型締力として射出成形を繰り返し、
超過量eが許容超過量Eを越えた場合にはその直前のシ
ョットにおける初期型締力を最適値として量産成形を行
う。
率良く逃がしながら、バリ、ヒケ、ソリ等の不良発生を
防止することができることは勿論、その型締力の制御の
遅れを防止することができる射出成形機の制御方式を提
供する。 【構成】 制御部は、予め定められた最大型締力PM を
初期型締力として射出成形を行い、その射出成形中に検
出された最大プラテン間距離の予め設定された設定最大
プラテン間距離Lmax に対する超過量eが予め設定され
た許容超過量Eを越えるまでは初期型締力を所定量ΔP
ずつ減じながら初期型締力として射出成形を繰り返し、
超過量eが許容超過量Eを越えた場合にはその直前のシ
ョットにおける初期型締力を最適値として量産成形を行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の制御方式
に関し、特に、バリ、ヒケ、ソリ等の不良発生防止効果
の優れた制御方式に関する。
に関し、特に、バリ、ヒケ、ソリ等の不良発生防止効果
の優れた制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂製品の射出成形は、樹脂の
可塑化工程、充填工程、保圧工程、および冷却工程を一
サイクルとして行われる。良品質の成形品を得るために
は、固定金型と可動金型とから成る金型の温度や金型内
樹脂温度、射出圧力等の制御に加えて、金型に対する型
締力の設定が重要である。
可塑化工程、充填工程、保圧工程、および冷却工程を一
サイクルとして行われる。良品質の成形品を得るために
は、固定金型と可動金型とから成る金型の温度や金型内
樹脂温度、射出圧力等の制御に加えて、金型に対する型
締力の設定が重要である。
【0003】型締力の制御について言えば、型締力の設
定値F(トン)は、F=(A・P)/1000という式
にもとづいて算出されるのが一般的である。尚、Aは成
形品受圧面積(cm2 )で、Pは金型の平均内圧(kg
/cm2 )である。
定値F(トン)は、F=(A・P)/1000という式
にもとづいて算出されるのが一般的である。尚、Aは成
形品受圧面積(cm2 )で、Pは金型の平均内圧(kg
/cm2 )である。
【0004】ところで、従来、充填工程と保圧工程とを
含む射出工程、ならびに冷却工程での型締力は、一定に
保たれている。ところが、このような制御方法において
型締力が高めに設定されていると、金型内に樹脂が充填
される時に金型内にある空気や溶融樹脂から発生するガ
スが射出工程末期に金型から排出されずに金型内で圧縮
されて残留することにより、ショートショットやウェル
ドあるいは焼け等の不良発生を引き起こす。この場合、
オペレータは、金型内の空気やガスを排出し易くするた
めに、型締力の設定値を下げるように操作するが、設定
値を下げ過ぎると今度はバリが発生し易くなるという問
題が生ずる。
含む射出工程、ならびに冷却工程での型締力は、一定に
保たれている。ところが、このような制御方法において
型締力が高めに設定されていると、金型内に樹脂が充填
される時に金型内にある空気や溶融樹脂から発生するガ
スが射出工程末期に金型から排出されずに金型内で圧縮
されて残留することにより、ショートショットやウェル
ドあるいは焼け等の不良発生を引き起こす。この場合、
オペレータは、金型内の空気やガスを排出し易くするた
めに、型締力の設定値を下げるように操作するが、設定
値を下げ過ぎると今度はバリが発生し易くなるという問
題が生ずる。
【0005】これに対し、金型のパーティング面にエア
ーベントと呼ばれる数μm〜十数μmの隙間を設けた
り、特にガスの発生し易い熱硬化樹脂の成形では、樹脂
が満杯になった直後に金型を微量だけ開かせたり、満杯
直前の成形品の隅々まで樹脂が広がった時点で金型が微
量だけ開くように、いわゆる型開量を設定してガスを逃
がすようにしている。しかし、このような方法でも、ガ
スを逃がすのに必要な隙間や型開量をあらかじめ得よう
と金型を加工したり、設定したりしているにすぎないの
で、バリを完全に防止することは難しい。
ーベントと呼ばれる数μm〜十数μmの隙間を設けた
り、特にガスの発生し易い熱硬化樹脂の成形では、樹脂
が満杯になった直後に金型を微量だけ開かせたり、満杯
直前の成形品の隅々まで樹脂が広がった時点で金型が微
量だけ開くように、いわゆる型開量を設定してガスを逃
がすようにしている。しかし、このような方法でも、ガ
スを逃がすのに必要な隙間や型開量をあらかじめ得よう
と金型を加工したり、設定したりしているにすぎないの
で、バリを完全に防止することは難しい。
【0006】さらに、射出成形機に設けられた距離セン
サおよび圧力センサからの距離検出信号および圧力検出
信号に基づいて、型締力、あるいは型締力とプラテン間
距離とを制御する射出成形機の制御方式が提案されてい
る。この制御方式では、例えば、先ず初期型締力を設定
し、初期型締力で圧縮されたプラテン間距離を保つよう
にし、キャビティー等の樹脂からの反撥力が強くなるに
応じて型締力を増加させ、満ぱい時の最大プラテン間距
離を設定し、その設定値になる様型締力を制御してい
る。このような射出成形機の制御方式によれば、金型内
に閉じ込められやすい空気やガスの排出が効果的に行わ
れるので、前述の型開量等を調整または設定する方法よ
りも、成形品のバリ、ヒケ、ソリ、歪等の不良発生を防
止する効果は高い。
サおよび圧力センサからの距離検出信号および圧力検出
信号に基づいて、型締力、あるいは型締力とプラテン間
距離とを制御する射出成形機の制御方式が提案されてい
る。この制御方式では、例えば、先ず初期型締力を設定
し、初期型締力で圧縮されたプラテン間距離を保つよう
にし、キャビティー等の樹脂からの反撥力が強くなるに
応じて型締力を増加させ、満ぱい時の最大プラテン間距
離を設定し、その設定値になる様型締力を制御してい
る。このような射出成形機の制御方式によれば、金型内
に閉じ込められやすい空気やガスの排出が効果的に行わ
れるので、前述の型開量等を調整または設定する方法よ
りも、成形品のバリ、ヒケ、ソリ、歪等の不良発生を防
止する効果は高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の射出成形機の制御方式では、比較的速い射出速度で射
出成形を行ったり、広い投影面積の成形品の射出成形を
行うにあたり、所定のプラテン間距離とするための型締
力の追従速度が、樹脂圧力によって金型を開こうとする
力の増加速度よりも遅い場合がある。例えば、バリが発
生しない所定の最大のプラテン間距離(以後、最大プラ
テン間距離と呼ぶ)とするための型締力の上昇が間に合
わずに、最大プラテン間距離の設定値をオーバーしてし
まい、バリが発生するという問題点がある。
の射出成形機の制御方式では、比較的速い射出速度で射
出成形を行ったり、広い投影面積の成形品の射出成形を
行うにあたり、所定のプラテン間距離とするための型締
力の追従速度が、樹脂圧力によって金型を開こうとする
力の増加速度よりも遅い場合がある。例えば、バリが発
生しない所定の最大のプラテン間距離(以後、最大プラ
テン間距離と呼ぶ)とするための型締力の上昇が間に合
わずに、最大プラテン間距離の設定値をオーバーしてし
まい、バリが発生するという問題点がある。
【0008】型締力の上昇の遅れを補う方法として、予
め初期型締力を高目に設定しておくことが考えられる
が、初期型締力の設定値が高すぎると、充填中のガス逃
げが悪くなってしまう虞があり、あくまでも適正な初期
型締力に設定されるべきである。このため、従来の射出
成形に際しては、量産成形に入る前に射出成形の一回毎
にオペレータが成形品の不良箇所を点検し、点検結果に
応じて初期型締力を加減して再び射出成形を行い、最適
の初期型締力が得られるまでこれを繰り返す試行錯誤が
とられている。この作業は、手間と時間を要するため、
工業適量産性の点で好ましくない。
め初期型締力を高目に設定しておくことが考えられる
が、初期型締力の設定値が高すぎると、充填中のガス逃
げが悪くなってしまう虞があり、あくまでも適正な初期
型締力に設定されるべきである。このため、従来の射出
成形に際しては、量産成形に入る前に射出成形の一回毎
にオペレータが成形品の不良箇所を点検し、点検結果に
応じて初期型締力を加減して再び射出成形を行い、最適
の初期型締力が得られるまでこれを繰り返す試行錯誤が
とられている。この作業は、手間と時間を要するため、
工業適量産性の点で好ましくない。
【0009】本発明の課題は、射出成形に際して金型内
の空気や、ガスを効率良く逃がしながら、バリ、ヒケ、
ソリ等の不良発生を防止することができることは勿論、
その型締力の制御の遅れを防止する射出成形機の制御方
式を提供することである。
の空気や、ガスを効率良く逃がしながら、バリ、ヒケ、
ソリ等の不良発生を防止することができることは勿論、
その型締力の制御の遅れを防止する射出成形機の制御方
式を提供することである。
【0010】本発明の他の課題は、容易かつ短時間に型
締力の制御の遅れを防止でき、工業的量産性に好ましい
射出成形機の制御方式を提供することである。
締力の制御の遅れを防止でき、工業的量産性に好ましい
射出成形機の制御方式を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、固定プ
ラテンに取付けた固定金型と可動プラテンに取付けた可
動金型とから成る金型と、前記可動プラテンを駆動して
前記金型の開閉を行うと共に、型締を行う駆動源と、前
記二つのプラテンにおけるプラテン間距離Lを検出する
ための距離センサと、前記駆動源による型締力を検出す
るための圧力センサと、前記距離センサからの距離検出
信号と前記圧力センサからの圧力検出信号とを用いて前
記駆動源を制御する制御部とを有する射出成形機の制御
方式において、前記制御部は、予め定められた最大型締
力を初期型締力として射出成形を行い、その射出成形中
に検出された最大プラテン間距離の予め設定された設定
最大プラテン間距離Lmax に対する超過量eが予め設定
された許容超過量Eを越えるまでは前記初期型締力を所
定量ΔPずつ減じながら初期型締力として射出成形を繰
り返し、前記超過量eが前記許容超過量Eを越えた場合
にはその直前のショットにおける初期型締力を最適値と
して量産成形を行うことを特徴とする射出成形機の制御
方式が得られる。
ラテンに取付けた固定金型と可動プラテンに取付けた可
動金型とから成る金型と、前記可動プラテンを駆動して
前記金型の開閉を行うと共に、型締を行う駆動源と、前
記二つのプラテンにおけるプラテン間距離Lを検出する
ための距離センサと、前記駆動源による型締力を検出す
るための圧力センサと、前記距離センサからの距離検出
信号と前記圧力センサからの圧力検出信号とを用いて前
記駆動源を制御する制御部とを有する射出成形機の制御
方式において、前記制御部は、予め定められた最大型締
力を初期型締力として射出成形を行い、その射出成形中
に検出された最大プラテン間距離の予め設定された設定
最大プラテン間距離Lmax に対する超過量eが予め設定
された許容超過量Eを越えるまでは前記初期型締力を所
定量ΔPずつ減じながら初期型締力として射出成形を繰
り返し、前記超過量eが前記許容超過量Eを越えた場合
にはその直前のショットにおける初期型締力を最適値と
して量産成形を行うことを特徴とする射出成形機の制御
方式が得られる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
よる射出成形機の制御方式を説明する。図1は、本発明
が適用された射出成形機のうち、射出装置および型締装
置の概略構成を示している。射出装置においては、ホッ
パ11より投入された樹脂を加熱シリンダ12内で溶融
しながらスクリュ13で混練、計量し、溶融樹脂をスク
リュ13の前方に貯留する。貯留された樹脂は、射出シ
リンダ14とピストン15より成る油圧シリンダ機構に
よりスクリュ13を前方、すなわち金型側へ移動させる
ことにより、ノズル16を通して固定金型17と可動金
型18とで形成されたキャビティ内に充填される。な
お、射出シリンダ14には充填、保圧工程に応じて流出
入部14−1を通して流量あるいは圧力を制御された駆
動油が出入りする。
よる射出成形機の制御方式を説明する。図1は、本発明
が適用された射出成形機のうち、射出装置および型締装
置の概略構成を示している。射出装置においては、ホッ
パ11より投入された樹脂を加熱シリンダ12内で溶融
しながらスクリュ13で混練、計量し、溶融樹脂をスク
リュ13の前方に貯留する。貯留された樹脂は、射出シ
リンダ14とピストン15より成る油圧シリンダ機構に
よりスクリュ13を前方、すなわち金型側へ移動させる
ことにより、ノズル16を通して固定金型17と可動金
型18とで形成されたキャビティ内に充填される。な
お、射出シリンダ14には充填、保圧工程に応じて流出
入部14−1を通して流量あるいは圧力を制御された駆
動油が出入りする。
【0013】一方、型締装置は、図示しないフレームに
固定され、固定金型17を有する固定プラテン21に対
してリアプラテン22が4本のタイバー23(図では2
本のみ図示)を介して固定支持されている。リアプラテ
ン22に固定された油圧シリンダ24中には油圧ピスト
ン25が配設され、この油圧ピストン25には可動金型
18を固定された可動プラテン26が連結されている。
可動プラテン26は油圧ピストン25の運動に伴ってタ
イバー23上をスライド可能に構成されている。すなわ
ち、可動プラテン26は、図示しない圧力制御弁を通し
て油圧シリンダ24の流出入部24−1から駆動油を注
入すると金型を閉じる方向に移動し、流出入部24−2
から駆動油を注入すると金型を開く方向に移動する。
固定され、固定金型17を有する固定プラテン21に対
してリアプラテン22が4本のタイバー23(図では2
本のみ図示)を介して固定支持されている。リアプラテ
ン22に固定された油圧シリンダ24中には油圧ピスト
ン25が配設され、この油圧ピストン25には可動金型
18を固定された可動プラテン26が連結されている。
可動プラテン26は油圧ピストン25の運動に伴ってタ
イバー23上をスライド可能に構成されている。すなわ
ち、可動プラテン26は、図示しない圧力制御弁を通し
て油圧シリンダ24の流出入部24−1から駆動油を注
入すると金型を閉じる方向に移動し、流出入部24−2
から駆動油を注入すると金型を開く方向に移動する。
【0014】油圧シリンダ24には油圧検出用の圧力セ
ンサ27が設けられており、金型を閉とした状態で流出
入部24−1側の油圧シリンダ内の油圧力を型締力とし
て検出するための圧力センサ27の検出値にもとづいて
調整することにより型締力を制御できる。また、固定プ
ラテン21と可動プラテン26、あるいは少なくとも一
方のプラテン(図示せず)には、プラテン間距離Lを検
出するための距離センサ28が設けられ、固定金型17
と可動金型18の各パーティング面間の微妙な開き量を
測定できるようにしている。なお、ここでいうプラテン
間距離とは、上記パーティング面間の距離、いわゆる型
開量を含む全金型厚または部分的金型厚を意味するが、
その挙動は型開量の挙動とほぼ同じである。
ンサ27が設けられており、金型を閉とした状態で流出
入部24−1側の油圧シリンダ内の油圧力を型締力とし
て検出するための圧力センサ27の検出値にもとづいて
調整することにより型締力を制御できる。また、固定プ
ラテン21と可動プラテン26、あるいは少なくとも一
方のプラテン(図示せず)には、プラテン間距離Lを検
出するための距離センサ28が設けられ、固定金型17
と可動金型18の各パーティング面間の微妙な開き量を
測定できるようにしている。なお、ここでいうプラテン
間距離とは、上記パーティング面間の距離、いわゆる型
開量を含む全金型厚または部分的金型厚を意味するが、
その挙動は型開量の挙動とほぼ同じである。
【0015】尚、距離センサ28としては、例えば、レ
ーザ方式、あるいはうず電流方式の距離センサが適用さ
れる。これらの方式は、既知の技術であるので、詳述は
しない。いずれの方式にしても、固定プラテン21およ
び可動プラテン26のうちの少なくとも一方にセンサを
取り付けるように構成すれば、センサを金型に直接取り
付ける方式に比べて、金型をセンサ設置のために特別な
構造にする必要が無く、センサを取り付ける構造を持た
ない既存の金型でもそのまま使用できるので、金型交換
の作業性が向上し、金型のコストも安くできる。
ーザ方式、あるいはうず電流方式の距離センサが適用さ
れる。これらの方式は、既知の技術であるので、詳述は
しない。いずれの方式にしても、固定プラテン21およ
び可動プラテン26のうちの少なくとも一方にセンサを
取り付けるように構成すれば、センサを金型に直接取り
付ける方式に比べて、金型をセンサ設置のために特別な
構造にする必要が無く、センサを取り付ける構造を持た
ない既存の金型でもそのまま使用できるので、金型交換
の作業性が向上し、金型のコストも安くできる。
【0016】図2は、本発明による制御方式を実行する
ために必要な制御系の構成を示す。この制御系は、適正
な初期型締力を検出する試し成形モードと、検出した適
正な初期型締力を検出した後に適宜型締力およびプラテ
ン間距離を制御して射出成形動作を制御する量産成形モ
ードとの両方を行うものである。そして、プラテン間距
離、型締力等を入力するための設定器41からの設定信
号、圧力センサ27からの圧力検出信号、および距離セ
ンサ28からのプラテン間距離検出信号等に基づいて、
適正な初期型締力を検出する一方、従来例と同様に型締
力およびプラテン間距離の制御を油圧シリンダ24用の
圧力制御弁42へ指令することにより実行するマイクロ
プロセシングユニット(以後、MPUと示す)43と、
プラテン間距離、型締力等のデータを記憶するためのメ
モリ44とを有している。さらに、MPU43は、適正
な初期型締力の検出モードにおける試し成形の回数をカ
ウントするカウンタ431を備えている。
ために必要な制御系の構成を示す。この制御系は、適正
な初期型締力を検出する試し成形モードと、検出した適
正な初期型締力を検出した後に適宜型締力およびプラテ
ン間距離を制御して射出成形動作を制御する量産成形モ
ードとの両方を行うものである。そして、プラテン間距
離、型締力等を入力するための設定器41からの設定信
号、圧力センサ27からの圧力検出信号、および距離セ
ンサ28からのプラテン間距離検出信号等に基づいて、
適正な初期型締力を検出する一方、従来例と同様に型締
力およびプラテン間距離の制御を油圧シリンダ24用の
圧力制御弁42へ指令することにより実行するマイクロ
プロセシングユニット(以後、MPUと示す)43と、
プラテン間距離、型締力等のデータを記憶するためのメ
モリ44とを有している。さらに、MPU43は、適正
な初期型締力の検出モードにおける試し成形の回数をカ
ウントするカウンタ431を備えている。
【0017】図3は、図2に示した制御系で実行される
適正な初期型締力の検出モードにおける試し成形動作の
流れを示すフローチャート図であり、図4は、その間の
プラテン間距離L、および型締力Pの変化を示す図であ
る。
適正な初期型締力の検出モードにおける試し成形動作の
流れを示すフローチャート図であり、図4は、その間の
プラテン間距離L、および型締力Pの変化を示す図であ
る。
【0018】尚、試し成形動作に先立って、設定器41
からは、図4にLmax で示す設定最大プラテン間距離が
設定される。本実施例における適正な初期型締力の検出
モードは、この設定最大プラテン間距離Lmax にできる
だけ近い最大プラテン間距離の得られる初期型締力を検
出するために実行される。以下、図3および図4をも参
照して本実施例による射出成形機の型締力制御装置の適
正な初期型締力の検出モードを説明する。
からは、図4にLmax で示す設定最大プラテン間距離が
設定される。本実施例における適正な初期型締力の検出
モードは、この設定最大プラテン間距離Lmax にできる
だけ近い最大プラテン間距離の得られる初期型締力を検
出するために実行される。以下、図3および図4をも参
照して本実施例による射出成形機の型締力制御装置の適
正な初期型締力の検出モードを説明する。
【0019】ステップS11では、MPU43は、その
カウンタ431をリセットする(n(試し成形の回数)
=1とする)。
カウンタ431をリセットする(n(試し成形の回数)
=1とする)。
【0020】ステップS12では、n回目の初期型締力
P0(n)として、通常の射出成形動作時と同様に、試し成
形を開始する。尚、初期型締力P0(n)は、一回目の試し
成形時(n=1)には油圧ピストン25が発生可能な最
大型締力PM とし、以後、試し成形の回数に応じて最大
型締力PM から所定の減少値ΔPずつ減少させていく。
即ち、n回目の初期型締力P0(n)は、P0(n)=PM −
(ΔP・(n−1))で表される。
P0(n)として、通常の射出成形動作時と同様に、試し成
形を開始する。尚、初期型締力P0(n)は、一回目の試し
成形時(n=1)には油圧ピストン25が発生可能な最
大型締力PM とし、以後、試し成形の回数に応じて最大
型締力PM から所定の減少値ΔPずつ減少させていく。
即ち、n回目の初期型締力P0(n)は、P0(n)=PM −
(ΔP・(n−1))で表される。
【0021】ステップS13では、図示しない表示器に
よって、「調整中」と表示し、オペレータに対して、最
適な初期型締力を検出するための試し成形中であること
を知らせる。
よって、「調整中」と表示し、オペレータに対して、最
適な初期型締力を検出するための試し成形中であること
を知らせる。
【0022】試し成形が開始され、樹脂の充填が始まる
(図4中、時点A)と、MPU43は、初期型締力P
0(n)を維持するように、圧力制御弁42を制御する。M
PU43は、初期型締力一定の制御の間にプラテン間距
離Lが設定最大プラテン間距離Lmax に達すると、型締
力一定の制御からプラテン間距離Lを設定最大プラテン
間距離Lmax に維持するための制御に切り換わる。MP
U43はまた、試し成形の回数毎の最大プラテン間距離
LS(n)を検出してメモリ44に記憶する(ステップS1
4)。
(図4中、時点A)と、MPU43は、初期型締力P
0(n)を維持するように、圧力制御弁42を制御する。M
PU43は、初期型締力一定の制御の間にプラテン間距
離Lが設定最大プラテン間距離Lmax に達すると、型締
力一定の制御からプラテン間距離Lを設定最大プラテン
間距離Lmax に維持するための制御に切り換わる。MP
U43はまた、試し成形の回数毎の最大プラテン間距離
LS(n)を検出してメモリ44に記憶する(ステップS1
4)。
【0023】MPU43はさらに、検出した最大プラテ
ン間距離LS(n)の設定最大プラテン間距離Lmax に対す
る超過量e(n) が予め設定されている許容超過量Eを越
えるかどうかの判定((LS(n)−Lmax )>E)を行う
(ステップS15)。
ン間距離LS(n)の設定最大プラテン間距離Lmax に対す
る超過量e(n) が予め設定されている許容超過量Eを越
えるかどうかの判定((LS(n)−Lmax )>E)を行う
(ステップS15)。
【0024】超過量e(n) が許容超過量Eを越えてなけ
れば、カウンタ431をカウントアップするステップS
16を経てステップS12に戻り、型締力をΔPだけ減
じてステップS13〜S15を実行する。この動作は、
超過量eが許容超過量Eを越えるまで繰り返される。n
回目で超過量e(n) が許容超過量Eを越えるとステップ
S17へ移行する。
れば、カウンタ431をカウントアップするステップS
16を経てステップS12に戻り、型締力をΔPだけ減
じてステップS13〜S15を実行する。この動作は、
超過量eが許容超過量Eを越えるまで繰り返される。n
回目で超過量e(n) が許容超過量Eを越えるとステップ
S17へ移行する。
【0025】ステップS17では、許容超過量Eを越え
る直前の初期型締力P0(n-1)を、最適の初期型締力とし
て決定し、メモリ44にその初期型締力P0(n-1)を記憶
する。
る直前の初期型締力P0(n-1)を、最適の初期型締力とし
て決定し、メモリ44にその初期型締力P0(n-1)を記憶
する。
【0026】ステップS18では、表示器の「調整中」
との表示を止め、「調整完了」と表示し、オペレータに
対して、最適な初期型締力を検出し、試し成形を終了し
たことを知らせる。
との表示を止め、「調整完了」と表示し、オペレータに
対して、最適な初期型締力を検出し、試し成形を終了し
たことを知らせる。
【0027】以上のようにして、本実施例による射出成
形機の型締力制御装置による適正な初期型締力の検出モ
ードが終了した。
形機の型締力制御装置による適正な初期型締力の検出モ
ードが終了した。
【0028】次に、適正な初期型締力の検出モードを、
より具体的に説明する。図4にで示す初期型締力P
0(1)=PM とした一回目(n=1)の試し成形では、プ
ラテン間距離Lの挙動もで示すようになる。この場
合、最大プラテン間距離LS(1)の設定最大プラテン間距
離Lmax に対する超過量は、−e(1) である。即ち、設
定最大プラテン間距離Lmax よりもe(1) だけ小さい。
勿論、超過量−e(1) は、許容超過量Eよりも小さい。
これは、初期型締力P0(1)=PM が大き過ぎるからであ
る。このように、最大プラテン間距離が設定最大プラテ
ン間距離Lmax よりも小さい場合には、成形品にバリか
ら発生する心配は無いものの、型締力が大き過ぎるので
ガス逃げが悪く、また、その後の圧縮工程での圧縮代が
少ない。よって、ひけや焼け等の不良品ができやすい好
ましくない状態である。
より具体的に説明する。図4にで示す初期型締力P
0(1)=PM とした一回目(n=1)の試し成形では、プ
ラテン間距離Lの挙動もで示すようになる。この場
合、最大プラテン間距離LS(1)の設定最大プラテン間距
離Lmax に対する超過量は、−e(1) である。即ち、設
定最大プラテン間距離Lmax よりもe(1) だけ小さい。
勿論、超過量−e(1) は、許容超過量Eよりも小さい。
これは、初期型締力P0(1)=PM が大き過ぎるからであ
る。このように、最大プラテン間距離が設定最大プラテ
ン間距離Lmax よりも小さい場合には、成形品にバリか
ら発生する心配は無いものの、型締力が大き過ぎるので
ガス逃げが悪く、また、その後の圧縮工程での圧縮代が
少ない。よって、ひけや焼け等の不良品ができやすい好
ましくない状態である。
【0029】以後、(i−1)回の試し成形が繰り返さ
れて、図4にで示す初期型締力P0(i)=PM −(ΔP
・(i−1))としたi回目(n=i)の試し成形で
は、最大プラテン間距離LS(i)の設定最大プラテン間距
離Lmax に対する超過量は、e(i) である。超過量e
(i) は、設定最大プラテン間距離Lmax からの許容超過
量Eよりも小さい。このように、最大プラテン間距離の
設定最大プラテン間距離Lmax に対する超過量が正の値
で許容超過量Eよりも小さい場合には、バリ、ヒケ、焼
け等のない良品が得られる状態である。このときの初期
型締力が適正な初期型締力と考えられるが、さらに好ま
しい初期型締力が存在する可能性があるため、次の試し
成形を行う。
れて、図4にで示す初期型締力P0(i)=PM −(ΔP
・(i−1))としたi回目(n=i)の試し成形で
は、最大プラテン間距離LS(i)の設定最大プラテン間距
離Lmax に対する超過量は、e(i) である。超過量e
(i) は、設定最大プラテン間距離Lmax からの許容超過
量Eよりも小さい。このように、最大プラテン間距離の
設定最大プラテン間距離Lmax に対する超過量が正の値
で許容超過量Eよりも小さい場合には、バリ、ヒケ、焼
け等のない良品が得られる状態である。このときの初期
型締力が適正な初期型締力と考えられるが、さらに好ま
しい初期型締力が存在する可能性があるため、次の試し
成形を行う。
【0030】図4にで示す初期型締力P0(i+1)=PM
−(ΔP・i)としたi+1回目(n=(i+1))の
試し成形では、最大プラテン間距離LS(i+1)の設定最大
プラテン間距離Lmax に対する超過量は、e(i+1) であ
る。超過量e(i+1) は、設定最大プラテン間距離Lmax
からの許容超過量Eよりも大きく、バリが発生する好ま
しくない状態である。このことから、最大プラテン間距
離の設定最大プラテン間距離Lmax に対する超過量が許
容超過量Eよりも大きくなった時点で、その直前の初期
型締力(P0(i))を適正な初期型締力として検出し、適
正な初期型締力の検出モードを終了する。
−(ΔP・i)としたi+1回目(n=(i+1))の
試し成形では、最大プラテン間距離LS(i+1)の設定最大
プラテン間距離Lmax に対する超過量は、e(i+1) であ
る。超過量e(i+1) は、設定最大プラテン間距離Lmax
からの許容超過量Eよりも大きく、バリが発生する好ま
しくない状態である。このことから、最大プラテン間距
離の設定最大プラテン間距離Lmax に対する超過量が許
容超過量Eよりも大きくなった時点で、その直前の初期
型締力(P0(i))を適正な初期型締力として検出し、適
正な初期型締力の検出モードを終了する。
【0031】図5は、図2に示した制御系で実行される
量産成形モードの流れを示すフローチャート図である。
以下、図5を参照して、量産成形モードを説明する。
量産成形モードの流れを示すフローチャート図である。
以下、図5を参照して、量産成形モードを説明する。
【0032】ステップS21では、量産成形を開始す
る。MPU43は、前述の試し成形モードで検出した
(前述のステップS17にてメモリ44に記憶した)最
適の初期型締力を発生させ、型締力一定の制御と設定最
大プラテン間距離Lmax を維持するための型締力制御を
実行して量産の射出成形を行う。
る。MPU43は、前述の試し成形モードで検出した
(前述のステップS17にてメモリ44に記憶した)最
適の初期型締力を発生させ、型締力一定の制御と設定最
大プラテン間距離Lmax を維持するための型締力制御を
実行して量産の射出成形を行う。
【0033】ステップS22では、MPU43は、監視
している量産時のプラテン間距離Lの設定最大プラテン
間距離Lmax に対する超過量を演算する。さらに、この
超過量と許容超過量Eとの大小を判定する。即ち、(L
−Lmax )>Eであるか否かを判定する。判定の結果、
(L−Lmax )>EであればステップS23へ移行する
一方、(L−Lmax )≦EであればステップS24へ移
行する。
している量産時のプラテン間距離Lの設定最大プラテン
間距離Lmax に対する超過量を演算する。さらに、この
超過量と許容超過量Eとの大小を判定する。即ち、(L
−Lmax )>Eであるか否かを判定する。判定の結果、
(L−Lmax )>EであればステップS23へ移行する
一方、(L−Lmax )≦EであればステップS24へ移
行する。
【0034】ステップS23では、最適の初期型締力か
ら始めたにもかかわらず量産時のプラテン間距離Lが許
容超過量Eを超過した異常状態であるから、「異常あ
り」のアラーム表示を表示器等によって行い、オペレー
タに対して知らせる。
ら始めたにもかかわらず量産時のプラテン間距離Lが許
容超過量Eを超過した異常状態であるから、「異常あ
り」のアラーム表示を表示器等によって行い、オペレー
タに対して知らせる。
【0035】ステップS24では、MPU43は、量産
成形が所定量達成したか否かを判別する。判別の結果、
達成していなければステップS21へ移行して量産設計
を続行する一方、達成していれば量産成形モードを終了
する。
成形が所定量達成したか否かを判別する。判別の結果、
達成していなければステップS21へ移行して量産設計
を続行する一方、達成していれば量産成形モードを終了
する。
【0036】こうして、成形品に対する最適な初期型締
力が自動的に決定される為、オペレータはわずらわしい
条件出しをする必要が無く、作業時間が短縮できる。ま
た、設定ミスによるバリの発生で金型を破損することも
無い。
力が自動的に決定される為、オペレータはわずらわしい
条件出しをする必要が無く、作業時間が短縮できる。ま
た、設定ミスによるバリの発生で金型を破損することも
無い。
【0037】尚、本実施例は、油圧式成形機に適用した
例であるが、本発明はディスク成形機や電動式成形機に
も応用可能であり、電動式の場合には制御すべき因子
を、圧力だけでなく、圧力を電流やトルクに対応させる
ことで制御可能であることはいうまでもない。
例であるが、本発明はディスク成形機や電動式成形機に
も応用可能であり、電動式の場合には制御すべき因子
を、圧力だけでなく、圧力を電流やトルクに対応させる
ことで制御可能であることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】本発明による射出成形機の制御方式は、
制御部が、予め定められた最大型締力を初期型締力とし
て射出成形を行い、その射出成形中に検出された最大プ
ラテン間距離の予め設定された設定最大プラテン間距離
Lmax に対する超過量eが予め設定された許容超過量E
を越えるまでは前記初期型締力を所定量ΔPずつ減じな
がら初期型締力として射出成形を繰り返し、超過量eが
許容超過量Eを越えた場合にはその直前のショットにお
ける初期型締力を最適値として量産成形を行うため、射
出成形に際して金型内の空気や、ガスを効率良く逃がし
ながら、バリ、ヒケ、ソリ等の不良発生を防止すること
ができることは勿論、その型締力の制御の遅れを防止す
ることができる。
制御部が、予め定められた最大型締力を初期型締力とし
て射出成形を行い、その射出成形中に検出された最大プ
ラテン間距離の予め設定された設定最大プラテン間距離
Lmax に対する超過量eが予め設定された許容超過量E
を越えるまでは前記初期型締力を所定量ΔPずつ減じな
がら初期型締力として射出成形を繰り返し、超過量eが
許容超過量Eを越えた場合にはその直前のショットにお
ける初期型締力を最適値として量産成形を行うため、射
出成形に際して金型内の空気や、ガスを効率良く逃がし
ながら、バリ、ヒケ、ソリ等の不良発生を防止すること
ができることは勿論、その型締力の制御の遅れを防止す
ることができる。
【0039】また、いわば自動的に最適な初期型締力を
検出して、これに基づいて量産成形を行うため、容易か
つ短時間に型締力の制御の遅れを防止でき、工業的量産
性の点で好ましい。
検出して、これに基づいて量産成形を行うため、容易か
つ短時間に型締力の制御の遅れを防止でき、工業的量産
性の点で好ましい。
【図1】本発明が適用された射出成形機のうち射出装
置、型締装置の概略構成を示した図である。
置、型締装置の概略構成を示した図である。
【図2】本発明による制御系の概略構成を示したブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明による制御動作の試し成形モードを説明
するためのフローチャート図である。
するためのフローチャート図である。
【図4】本発明による制御動作の過程におけるプラテン
間距離および型締力の変化を示した図である。
間距離および型締力の変化を示した図である。
【図5】本発明による制御動作の量産成形モードを説明
するためのフローチャート図である。
するためのフローチャート図である。
11 ホッパ 12 加熱シリンダ 13 スクリュ 14 射出シリンダ 15 ピストン 16 ノズル 17 固定金型 18 可動金型 21 固定プラテン 22 リアプラテン 23 タイバー 24 油圧シリンダ 25 油圧ピストン 26 可動プラテン 27 圧力センサ 28 距離センサ 41 設定器 42 圧力制御弁 43 マイクロプロセシングユニット 44 メモリ 431 カウンタ
Claims (1)
- 【請求項1】 固定プラテンに取付けた固定金型と可動
プラテンに取付けた可動金型とから成る金型と、前記可
動プラテンを駆動して前記金型の開閉を行うと共に、型
締を行う駆動源と、前記二つのプラテンにおけるプラテ
ン間距離Lを検出するための距離センサと、前記駆動源
による型締力を検出するための圧力センサと、前記距離
センサからの距離検出信号と前記圧力センサからの圧力
検出信号とを用いて前記駆動源を制御する制御部とを有
する射出成形機の制御方式において、前記制御部は、予
め定められた最大型締力を初期型締力として射出成形を
行い、その射出成形中に検出された最大プラテン間距離
の予め設定された設定最大プラテン間距離Lmax に対す
る超過量eが予め設定された許容超過量Eを越えるまで
は前記初期型締力を所定量ΔPずつ減じながら初期型締
力として射出成形を繰り返し、前記超過量eが前記許容
超過量Eを越えた場合にはその直前のショットにおける
初期型締力を最適値として量産成形を行うことを特徴と
する射出成形機の制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20631394A JPH0866951A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 射出成形機の制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20631394A JPH0866951A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 射出成形機の制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866951A true JPH0866951A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16521238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20631394A Pending JPH0866951A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 射出成形機の制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866951A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008006651A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 型締力設定方法 |
JP2010111006A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Nissei Plastics Ind Co | 射出成形機の型締力設定方法 |
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JP2011005796A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Ube Machinery Corporation Ltd | トグル式型締装置におけるトグル機構の劣化診断方法および装置 |
WO2011161899A1 (ja) * | 2010-06-25 | 2011-12-29 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の成形方法 |
DE102012209066A1 (de) | 2011-05-31 | 2012-12-06 | Toshiba Kikai K.K. | Gießmaschine und Spritzgießsteuerverfahren |
JP2013075382A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Fanuc Ltd | 射出成形機の型締力設定方法および型締力設定装置 |
CN104786423A (zh) * | 2014-01-21 | 2015-07-22 | 住友重机械工业株式会社 | 注射成型机 |
CN114007836A (zh) * | 2019-07-04 | 2022-02-01 | 芝浦机械株式会社 | 注射成型机及其控制方法 |
CN114919146A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-08-19 | 宁波顺兴机械制造有限公司 | 一种合模机构的锁模力输出自动调整方法 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20631394A patent/JPH0866951A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9296144B2 (en) | 2010-06-25 | 2016-03-29 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Molding method of injection molding machine |
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JP5645822B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-12-24 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の成形方法 |
DE102012209066A1 (de) | 2011-05-31 | 2012-12-06 | Toshiba Kikai K.K. | Gießmaschine und Spritzgießsteuerverfahren |
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DE102012018749B4 (de) * | 2011-09-29 | 2015-10-22 | Fanuc Corporation | Verfahren zum Vorgeben der Zuhaltekraft einer Spritzgussform und Vorrichtung zum Vorgeben der Zuhaltekraft einer Spritzgussform für eine Spritzgießmaschine |
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CN114007836A (zh) * | 2019-07-04 | 2022-02-01 | 芝浦机械株式会社 | 注射成型机及其控制方法 |
CN114919146A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-08-19 | 宁波顺兴机械制造有限公司 | 一种合模机构的锁模力输出自动调整方法 |
CN114919146B (zh) * | 2022-04-19 | 2024-02-23 | 宁波顺兴机械制造有限公司 | 一种合模机构的锁模力输出自动调整方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000308 |