JPH0619336U - 小型無線呼び出し機の振動発生装置 - Google Patents

小型無線呼び出し機の振動発生装置

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JPH0619336U
JPH0619336U JP045927U JP4592792U JPH0619336U JP H0619336 U JPH0619336 U JP H0619336U JP 045927 U JP045927 U JP 045927U JP 4592792 U JP4592792 U JP 4592792U JP H0619336 U JPH0619336 U JP H0619336U
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vibrator
rotary shaft
motor
vibration generator
mounting hole
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雄三 植村
幸栄 宮川
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型無線呼び出し機における振動子と回転軸
との接合強度を確保しつつ、その組み付け性を向上させ
ることを目的とする。 【構成】 モータと、該モータの回転軸に偏心固定され
た高比重金属製の振動子とを具備してなる小型無線呼び
出し機の振動発生装置において、前記振動子は、その偏
心位置に取付孔が形成され、この取付孔に前記モータの
回転軸が挿入されるとともに、前記回転軸の外周部で、
軸線をとおる平面に対して径方向にずれた2位置におい
て加締められることにより、前記回転軸に固定されてい
ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型無線呼び出し機の振動発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ページング方式の小型無線呼び出し機として、振動発生装置を内蔵し、 呼び出し音を発する代わりに振動を発生させることにより、呼び出しを知らせる 形式ものが普及しつつある。
【0003】 図3および図4は、この種の振動発生装置の一例を示すものである。図中符号 1は小型無線機の信号発生回路に接続される小型モータで、このモータ1の回転 軸2には、黄銅製ブッシュ3が圧入固定され、さらにこのブッシュ3の外周に扇 形板状の振動子4が偏心させられた状態で接着固定されている。 そして、この振動子4は、タングステン焼結合金等の比重の高い金属あるいは 合金によって形成されている。
【0004】 なお、前記の例において、回転軸2に振動子4を直接接着していないのは、振 動子4および回転軸2は接着剤に対する濡れ性が悪く、十分な接着強度が得られ ないとの理由によるものである。 このため、圧入固定が容易で、接着剤に対する濡れ性のよい黄銅製ブッシュ3 を介裝することにより、接合強度の向上を図っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述のような振動発生装置においては、振動子4を回転軸2に固定 するに際し、回転軸2にブッシュ3を圧入する工程と、前記ブッシュ3に接着剤 を塗布する工程、さらに、前記回転軸2に振動子4を取付ける工程との3工程を 要するために、生産性が低くコストが嵩むという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述した従来の問題点を有効に解決し得る、小型無線呼び出し機の 振動発生装置を提供せんとするもので、特に、モータと、該モータの回転軸に偏 心固定された高比重金属製の振動子とを具備してなる小型無線呼び出し機の振動 発生装置において、前記振動子は、その偏心位置に取付孔が形成され、この取付 孔に前記モータの回転軸が挿入されるとともに、前記回転軸の外周部で、軸線を とおる平面に対して径方向にずれた2位置において加締められることにより、前 記回転軸に固定されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案に係わる小型無線呼び出し機の振動発生装置は、振動子の回転軸の外周 部を、回転軸の軸線をとおる平面に対して径方向にずれた2位置において加締め ることにより、振動子が、前記回転軸の外周面に、軸線を挟んだ両側において少 なくとも3点において圧接させられ、これによって、振動子と回転軸とが強固に 結合される。
【0008】 また、回転軸と振動子との結合が、振動子と回転軸との嵌合工程ならびに振動 子の加締め工程という簡便な操作によって行われる。
【0009】 さらに、振動子と回転軸との接合面の汚れ等による接合強度への影響が抑制さ れ、これによって、接合不良の発生が抑制される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1および図2を参照して説明する。なお、以下の 説明中、図3および図4と共通する部分は同一符号を用いて説明を簡略化する。 図1中、符号10は振動子であり、この振動子10は、WーNiーFe系、W ーNiーCu系、あるいは、WーMoーNiーFe系等の、比重が17〜18. 5g/cm3程度の超重合金材料を用いて、粉末冶金法により成形したものであ る。
【0011】 ここで、前述の振動子10の成形方法の一具体例を示すと、W粉末;89重量 %〜97重量%、Ni粉末;1.5重量%〜6重量%、Fe粉末;0.5重量% 〜4重量%、および、Mo粉末;2重量%〜5重量%からなる組成の混合粉末を 1ton/cm2〜4ton/cm2で扇板状に圧粉成形し、この圧粉体を0℃〜 ー60℃の露点の水素気流中またはアンモニア分解ガス中で液相焼結する。
【0012】 さらに、真空、中性、還元性の何れかの雰囲気中において700℃〜1430 ±30℃に加熱後、少なくとも300℃まで40℃/minの冷却速度で冷却す る熱処理を施す。
【0013】 このような処理によれば、一般的な同種合金に比べて格段に高い展性を付与す ることができ、本願構成の振動子10に好適な特性が得られる。
【0014】 なお、前述の各成分の配合比が前記数値の範囲を外れると、振動子10の展性 が低下して脆くなり、加締める際に割れを生じるおそれがあるものである。
【0015】 一方、前記振動子10の扇形の中心部近傍には、モータ1の回転軸2の外径と 略等しい内径の取付孔11が厚さ方向に貫通して形成されている。
【0016】 そして、この振動子10は、取付孔11内に回転軸2を挿入したのちに、図1 に示すように、この回転軸2の外周部で、軸線Cをとおる平面に対して径方向に ずれた2位置(本実施例においては、図1にPで示すように、振動子10の重心 側に距離γだけずれた2位置で、図1のPを参照)において、ポンチ等によって 加締められることにより、前記回転軸2に固定されている。
【0017】 以上の構成からなる振動発生装置にあっては、振動子10をモータ1の回転軸 2に加締めることによって固定したので、組立作業が簡素化され、かつ、ブッシ ュや接着剤を使用しないことと相俟って、コストの低減が図られるとともに、自 動機への適用が容易になる。
【0018】 また、前述した加締めの際に振動子10は、図2にWで示すように、その取付 孔11の内面が、その半周以上に亙って前記回転軸2の表面に接触するように塑 性変形させられることとなり、振動子10と回転軸2との大きな接触面積が得ら れ、この結果、両者が強固に接合される。
【0019】 さらに、振動子10と回転軸2との接合強度が、接合界面の汚れの影響を殆ど 受けないので、前記効果と相俟って、接合不良の発生頻度が減少し、歩留まりが 向上する。
【0020】 さらにまた、本実施例においては、加締め位置を振動子10の重心側にずれた 位置に設定したことにより、取付孔11の内面が、振動子10の重心と反対側に おいて回転軸2と接触させられることとなり、この結果、振動子10によって回 転軸2に与えられる荷重の方向において隙間がなくなり、がた等に起因して生じ る耐久性の低下が防止される。
【0021】 なお、前述した構成は一実施例であって、設計要求等に基づき種々変更可能で ある。 例えば、前記実施例においては、加締め位置を回転軸2と振動子10の重心と を結ぶ線とほぼ直交する面で、かつ、回転軸2の軸心よりも振動子10の重心側 に位置する2位置で加締めを行った例について示したが、これに限定されるもの ではなく、前記重心と反対側にずれた位置であってもよく、一方の加締位置を重 心側に他方をその反対側に位置させるようにしてもよいものである。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本願考案に係わる小型無線呼び出し機の振動発生装置は 、モータと、該モータの回転軸に偏心固定された高比重金属製の振動子とを具備 してなる小型無線呼び出し機の振動発生装置において、前記振動子は、その偏心 位置に取付孔が形成され、この取付孔に前記モータの回転軸が挿入されるととも に、前記回転軸の外周部で、軸線をとおる平面に対して径方向にずれた2位置に おいて加締められることにより、前記回転軸に固定されていることを特徴とする もので、次のような優れた効果を奏する。
【0023】 振動子をモータの回転軸に加締めることによって固定したので、組立作業が簡 素化され、かつ、ブッシュや接着剤を使用しないことと相俟って、コストの低減 を図ることができる。
【0024】 また、振動子の加締めの際に、振動子の取付孔の内面を、その半周以上に亙っ て前記回転軸の表面に接触させ、振動子と回転軸との大きな接触面積を確保し、 両者を強固に接合することができる。
【0025】 さらに、振動子と回転軸との接合強度が、接合界面の汚れの影響を殆ど受けな いので、前記効果と相俟って、接合不良の発生頻度を減少させ、歩留まりを向上 させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す振動子と回転軸との正
面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す振動子と回転軸との接
合部分の拡大正面図である。
【図3】従来の小型無線呼び出し機の振動発生装置を示
す側面図である。
【図4】従来の小型無線呼び出し機の振動発生装置を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 回転軸 10 振動子 11 取付孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータの回転軸に偏心固定
    された高比重金属製の振動子とを具備してなる小型無線
    呼び出し機の振動発生装置において、前記振動子は、そ
    の偏心位置に取付孔が形成され、この取付孔に前記モー
    タの回転軸が挿入されるとともに、前記回転軸の外周部
    で、軸線をとおる平面に対して径方向にずれた2位置に
    おいて加締められることにより、前記回転軸に固定され
    ていることを特徴とする小型無線呼び出し機の振動発生
    装置。
JP1992045927U 1992-07-01 1992-07-01 小型無線呼び出し機の振動発生装置 Expired - Lifetime JPH0735500Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992045927U JPH0735500Y2 (ja) 1992-07-01 1992-07-01 小型無線呼び出し機の振動発生装置

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JP1992045927U JPH0735500Y2 (ja) 1992-07-01 1992-07-01 小型無線呼び出し機の振動発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0619336U true JPH0619336U (ja) 1994-03-11
JPH0735500Y2 JPH0735500Y2 (ja) 1995-08-09

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ID=12732896

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JP1992045927U Expired - Lifetime JPH0735500Y2 (ja) 1992-07-01 1992-07-01 小型無線呼び出し機の振動発生装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03146605A (ja) * 1990-08-02 1991-06-21 Higashifuji Seisakusho:Kk 小型振動発生装置用振動子およびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03146605A (ja) * 1990-08-02 1991-06-21 Higashifuji Seisakusho:Kk 小型振動発生装置用振動子およびその製造方法

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JPH0735500Y2 (ja) 1995-08-09

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