JPH06192959A - 柄合せ生地などシート状部材に対するマーカー補正システム - Google Patents
柄合せ生地などシート状部材に対するマーカー補正システムInfo
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- JPH06192959A JPH06192959A JP35969392A JP35969392A JPH06192959A JP H06192959 A JPH06192959 A JP H06192959A JP 35969392 A JP35969392 A JP 35969392A JP 35969392 A JP35969392 A JP 35969392A JP H06192959 A JPH06192959 A JP H06192959A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＣＡＤ技法の計算上により描かれた柄線を有
するマーカーに対して、その柄線を実際の生地上の柄線
に合致させてパターン図も再配置させマーカーデータを
補正する。 【構成】 ＣＡＤ装置の表示器画面上のマーカーを複数
のゾーンに分け、各ゾーン毎にその対応するシート状部
材をイメージセンサにより映し出して両者の柄線を合致
させる画面操作を行なわせてその相対位置を読みとり、
全ゾーンについてマーカーデータを補正する。
するマーカーに対して、その柄線を実際の生地上の柄線
に合致させてパターン図も再配置させマーカーデータを
補正する。 【構成】 ＣＡＤ装置の表示器画面上のマーカーを複数
のゾーンに分け、各ゾーン毎にその対応するシート状部
材をイメージセンサにより映し出して両者の柄線を合致
させる画面操作を行なわせてその相対位置を読みとり、
全ゾーンについてマーカーデータを補正する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は柄合せ生地などの自動裁
断を必要とするアパレルの分野及び他のシート部材を適
切に自動裁断する必要がある他の産業分野で利用され
る。
断を必要とするアパレルの分野及び他のシート部材を適
切に自動裁断する必要がある他の産業分野で利用され
る。
【０００２】本発明は柄合せ生地などシート状部材に対
するマーカー補正システムに関し、詳しくは柄合せ生地
などシート状部材の自動裁断装置と種々の必要なパター
ン図を配置させて作成するマーカーなどの作成、編集用
ＣＡＤ装置とからなるシステムに関し、とくに裁断ベッ
ド上に現に配置された柄合せ生地などシート状部材に対
する柄合せの改良されたマーカー補正システムに関す
る。
するマーカー補正システムに関し、詳しくは柄合せ生地
などシート状部材の自動裁断装置と種々の必要なパター
ン図を配置させて作成するマーカーなどの作成、編集用
ＣＡＤ装置とからなるシステムに関し、とくに裁断ベッ
ド上に現に配置された柄合せ生地などシート状部材に対
する柄合せの改良されたマーカー補正システムに関す
る。
【０００３】
【従来の技術】従来より生地などシート状部材の自動裁
断装置が知られており、この装置は矩形状の水平面を有
する裁断ベッド、その裁断ベッド上に積み重ねられてい
る生地などシート状部材を固定させる装置、その裁断ベ
ッド上をＸ方向またはＹ方向に移動可能でまた裁断ベッ
ドに対し垂直方向に撮像するイメージセンサを有する裁
断ヘッド、裁断ヘッドに設けられたカッター、及び記憶
部を有し、格納された裁断データを読み出してカッター
を制御駆動させる。
断装置が知られており、この装置は矩形状の水平面を有
する裁断ベッド、その裁断ベッド上に積み重ねられてい
る生地などシート状部材を固定させる装置、その裁断ベ
ッド上をＸ方向またはＹ方向に移動可能でまた裁断ベッ
ドに対し垂直方向に撮像するイメージセンサを有する裁
断ヘッド、裁断ヘッドに設けられたカッター、及び記憶
部を有し、格納された裁断データを読み出してカッター
を制御駆動させる。
【０００４】また前記裁断データを作成するものとして
マーカーなどの作成、編集用ＣＡＤ装置が知られてお
り、この装置は入力手段、表示器など出力手段、記憶装
置、及びデータ処理部を有し、また前記自動裁断装置の
裁断ヘッドを前記入力手段により移動制御しそのイメー
ジセンサによる撮像データを取り込むことができる。な
お、ＣＡＤ装置に対し、前記の自動裁断装置はＣＡＭの
分野に対応する。
マーカーなどの作成、編集用ＣＡＤ装置が知られてお
り、この装置は入力手段、表示器など出力手段、記憶装
置、及びデータ処理部を有し、また前記自動裁断装置の
裁断ヘッドを前記入力手段により移動制御しそのイメー
ジセンサによる撮像データを取り込むことができる。な
お、ＣＡＤ装置に対し、前記の自動裁断装置はＣＡＭの
分野に対応する。
【０００５】ＣＡＤ装置とＣＡＭ装置は一般に分離して
用いられるが、両者を接続して用いる例も特開平２−２
７７８７８号公報により知られており、そのハードウエ
アとしての概要は図３について説明される。自動裁断装
置の本体２００は、裁断ベッド１の両側に設けられたＸ
レール６上を、Ｘ軸駆動部４によってＹビーム８が矢印
Ｘ方向に駆動され、このＹビーム８に設けられたＹレー
ル７上を、Ｙ軸駆動部５によってＣＣＤなどイメージセ
ンサを備えた裁断ヘッド３が矢印Ｙ方向に駆動されるよ
うに構成されている。
用いられるが、両者を接続して用いる例も特開平２−２
７７８７８号公報により知られており、そのハードウエ
アとしての概要は図３について説明される。自動裁断装
置の本体２００は、裁断ベッド１の両側に設けられたＸ
レール６上を、Ｘ軸駆動部４によってＹビーム８が矢印
Ｘ方向に駆動され、このＹビーム８に設けられたＹレー
ル７上を、Ｙ軸駆動部５によってＣＣＤなどイメージセ
ンサを備えた裁断ヘッド３が矢印Ｙ方向に駆動されるよ
うに構成されている。
【０００６】裁断ベッド１上に被裁断の柄合せ生地など
シート状部材２が載置され、このシート状部材２を裁断
ベッド１上に固定するために、吸着装置９から連結され
た裁断ベッド表面に多数設けられた小穴（図示せず）に
よりシート状部材２を裁断ベッド１上に吸着固定する。
シート状部材２が載置され、このシート状部材２を裁断
ベッド１上に固定するために、吸着装置９から連結され
た裁断ベッド表面に多数設けられた小穴（図示せず）に
よりシート状部材２を裁断ベッド１上に吸着固定する。
【０００７】シート状部材２を種々の形状に裁断するに
当たっては、まずＣＡＤ（計算機利用設計）装置１００
を用いて各パーツないしパターン型片の裁断データを作
成するが、このデータ処理部１０３は同時に自動裁断装
置の制御部もうけもち、すなわちＣＡＤ側とＣＡＭ側の
両方を制御することになる。
当たっては、まずＣＡＤ（計算機利用設計）装置１００
を用いて各パーツないしパターン型片の裁断データを作
成するが、このデータ処理部１０３は同時に自動裁断装
置の制御部もうけもち、すなわちＣＡＤ側とＣＡＭ側の
両方を制御することになる。
【０００８】裁断データに従って裁断ヘッド３が裁断ベ
ッド１上を移動すると共に、裁断ヘッド３に設けられた
図示しないカッターが必要に応じて上下し、また裁断中
にカッターの方向が裁断方向に向けられることにより、
シート状部材２が裁断データに従って裁断される。
ッド１上を移動すると共に、裁断ヘッド３に設けられた
図示しないカッターが必要に応じて上下し、また裁断中
にカッターの方向が裁断方向に向けられることにより、
シート状部材２が裁断データに従って裁断される。
【０００９】ＣＡＤ装置１００はその制御卓上に裁断ヘ
ッド３を移動させるためなどに用いるコンソール１０１
と、ＭＴ装置又はＦＤ装置を備えた各種情報の記憶装置
１０４と、ＣＣＤカメラなどイメージセンサが撮像する
裁断ベッド１上面の画像を表示し、またマーカーなどが
表示されるディスプレイ（表示器）１０２とを具えてい
る。なお、タブレット１０５、スタイラスペン１０６が
他の入力手段として必要により用いられる。
ッド３を移動させるためなどに用いるコンソール１０１
と、ＭＴ装置又はＦＤ装置を備えた各種情報の記憶装置
１０４と、ＣＣＤカメラなどイメージセンサが撮像する
裁断ベッド１上面の画像を表示し、またマーカーなどが
表示されるディスプレイ（表示器）１０２とを具えてい
る。なお、タブレット１０５、スタイラスペン１０６が
他の入力手段として必要により用いられる。
【００１０】柄合せ生地が有する柄模様をマーカー内に
描かせる手段はいろいろと知られている。その生地その
ものをスキャナーによりイメージ入力して編集しその対
応する柄線を画面表示させたり、あるいは柄線間のピッ
チ、相互に関連するパーツ（パターン）間の点指示、デ
ザイン上における特異点の指示、対称パーツに対する指
示などのパラメータを手入力してプログラム処理により
目的の柄線を描かせている。
描かせる手段はいろいろと知られている。その生地その
ものをスキャナーによりイメージ入力して編集しその対
応する柄線を画面表示させたり、あるいは柄線間のピッ
チ、相互に関連するパーツ（パターン）間の点指示、デ
ザイン上における特異点の指示、対称パーツに対する指
示などのパラメータを手入力してプログラム処理により
目的の柄線を描かせている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】このような公知のＣＡ
Ｄ技法の計算により柄線を表示したマーカーにおいて
も、その柄線と裁断ベッド上に現に配置された柄合せ生
地などシート状部材の柄線とはその位置において一致し
ていない場合が多く、実際に裁断が行われた場合には柄
模様を無視したパターン型片が生じ、商品価値を落して
いる。
Ｄ技法の計算により柄線を表示したマーカーにおいて
も、その柄線と裁断ベッド上に現に配置された柄合せ生
地などシート状部材の柄線とはその位置において一致し
ていない場合が多く、実際に裁断が行われた場合には柄
模様を無視したパターン型片が生じ、商品価値を落して
いる。
【００１２】本発明の目的は、柄模様を配慮したパター
ン型片が目的通り自動裁断装置により得られるように、
柄線が被裁断生地などシート状部材とほぼ一致して各パ
ターン図の配置位置が補正される、柄合せ生地などシー
ト状部材に対するマーカー補正システムを提供すること
である。
ン型片が目的通り自動裁断装置により得られるように、
柄線が被裁断生地などシート状部材とほぼ一致して各パ
ターン図の配置位置が補正される、柄合せ生地などシー
ト状部材に対するマーカー補正システムを提供すること
である。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記した目的は、矩形状
の水平面を有する裁断ベッド、その裁断ベッド上に積み
重ねられているシート状部材を固定させる装置、その裁
断ベッド上をＸ方向またはＹ方向に移動可能でまた裁断
ベッドに対し垂直方向に撮像するイメージセンサを有す
る裁断ヘッド、裁断ヘッドに設けられたカッター、及び
記憶部を有し格納された裁断データを読み出してカッタ
ーを制御駆動させるシート状部材自動裁断装置と、
の水平面を有する裁断ベッド、その裁断ベッド上に積み
重ねられているシート状部材を固定させる装置、その裁
断ベッド上をＸ方向またはＹ方向に移動可能でまた裁断
ベッドに対し垂直方向に撮像するイメージセンサを有す
る裁断ヘッド、裁断ヘッドに設けられたカッター、及び
記憶部を有し格納された裁断データを読み出してカッタ
ーを制御駆動させるシート状部材自動裁断装置と、
【００１４】入力手段、表示器など出力手段、記憶装
置、及びデータ処理部を有し、また前記裁断ヘッドを移
動制御しそのイメージセンサによる撮像データを取り込
むことができる、マーカーなどの作成、編集用ＣＡＤ装
置とを備え、このＣＡＤ装置が、
置、及びデータ処理部を有し、また前記裁断ヘッドを移
動制御しそのイメージセンサによる撮像データを取り込
むことができる、マーカーなどの作成、編集用ＣＡＤ装
置とを備え、このＣＡＤ装置が、
【００１５】一定面積枠縁内に柄線が描かれ種々の必要
なパターン図を配置させて作成、表示された表示器画面
上のマーカーに、複数のゾーンを設定し、またこのマー
カ各ゾーン毎にそのゾーン内に１点又は２点を基準点と
して設定し、その座標位置を記憶する手段と、
なパターン図を配置させて作成、表示された表示器画面
上のマーカーに、複数のゾーンを設定し、またこのマー
カ各ゾーン毎にそのゾーン内に１点又は２点を基準点と
して設定し、その座標位置を記憶する手段と、
【００１６】各ゾーン毎に記憶された前記座標位置と対
応する裁断ベッド上に現に積み重ねられた柄合わせ生地
などシート状部材の各点に、前記裁断ヘッドのイメージ
センサを移動させて、その各点付近を表示させ、次ぎに
該各点付近の１つの柄線の１点へ該イメージセンサを移
動、表示してその位置を読みとり、該イメージセンサを
さらに移動してマーカーの同一ゾーン内の柄線に合致さ
せて表示しその移動位置を読みとる手段と、
応する裁断ベッド上に現に積み重ねられた柄合わせ生地
などシート状部材の各点に、前記裁断ヘッドのイメージ
センサを移動させて、その各点付近を表示させ、次ぎに
該各点付近の１つの柄線の１点へ該イメージセンサを移
動、表示してその位置を読みとり、該イメージセンサを
さらに移動してマーカーの同一ゾーン内の柄線に合致さ
せて表示しその移動位置を読みとる手段と、
【００１７】各ゾーン毎に読みとられた前記位置データ
に基づいてそのゾーン内のパターン図の配置位置を補正
し、全ゾーンについてマーカーデータを補正する手段と
を具備することにより、達成される。
に基づいてそのゾーン内のパターン図の配置位置を補正
し、全ゾーンについてマーカーデータを補正する手段と
を具備することにより、達成される。
【００１８】
【作用】裁断ベッド上の柄合せ生地などシート状部材全
体とＣＡＤ装置により生成、表示されたマーカー全体と
の対比において柄線が均一に偏位しているのではなく、
部分的に両者の柄線が偏位している場合が多い。そこ
で、マーカーの面積領域を複数のゾーンに分けて、まづ
各ゾーン内にシート状部材との１つまたは２つの対応点
を設定しておいて、そのマーカの各ゾーンに重ねるよ
う、シート状部材の対応点にイメージセンサを移動させ
てその付近を画面に映し出し、次ぎに該付近の１つの柄
線の１点へ該イメージセンサを移動、表示してその位置
を読みとり、該イメージセンサをさらに移動してマーカ
ーの同一ゾーン内の対応する柄線に合致させて表示しそ
の移動位置を読みとり、各ゾーン毎に読みとられた前記
位置データに基づいてそのゾーン内のパターン図の配置
位置を補正し、全ゾーンについてマーカーデータを補正
する。
体とＣＡＤ装置により生成、表示されたマーカー全体と
の対比において柄線が均一に偏位しているのではなく、
部分的に両者の柄線が偏位している場合が多い。そこ
で、マーカーの面積領域を複数のゾーンに分けて、まづ
各ゾーン内にシート状部材との１つまたは２つの対応点
を設定しておいて、そのマーカの各ゾーンに重ねるよ
う、シート状部材の対応点にイメージセンサを移動させ
てその付近を画面に映し出し、次ぎに該付近の１つの柄
線の１点へ該イメージセンサを移動、表示してその位置
を読みとり、該イメージセンサをさらに移動してマーカ
ーの同一ゾーン内の対応する柄線に合致させて表示しそ
の移動位置を読みとり、各ゾーン毎に読みとられた前記
位置データに基づいてそのゾーン内のパターン図の配置
位置を補正し、全ゾーンについてマーカーデータを補正
する。
【００１９】
【実施例】本発明の好適な実施例は図１と図２とについ
て説明される。４０は本発明によるＣＡＤ装置表示器１
０２の画面を例示しており、その下部領域にマーカー４
４がＣＡＤ上の一定の操作により作成されたものとして
表示されている。マーカーは一定面積の領域を有し、こ
の領域は自動裁断装置の裁断ベッド１上にまたはそのベ
ッドの有効領域内に現に配置されている柄合せ生地など
シート状部材２の面積に対応している。このマーカー４
４は前記面積領域内に種々の必要なパターン図４４Ｐを
効率的に配置させてなる。
て説明される。４０は本発明によるＣＡＤ装置表示器１
０２の画面を例示しており、その下部領域にマーカー４
４がＣＡＤ上の一定の操作により作成されたものとして
表示されている。マーカーは一定面積の領域を有し、こ
の領域は自動裁断装置の裁断ベッド１上にまたはそのベ
ッドの有効領域内に現に配置されている柄合せ生地など
シート状部材２の面積に対応している。このマーカー４
４は前記面積領域内に種々の必要なパターン図４４Ｐを
効率的に配置させてなる。
【００２０】４４Ｓはたてまたは横の柄線を示してお
り、これらの柄線はあくまで前記説明したようなＣＡＤ
技法の計算上により表示されたものであり、裁断ベッド
１上に現に配置された柄合せ生地などシート状部材の柄
線と一致しているという保障はない。
り、これらの柄線はあくまで前記説明したようなＣＡＤ
技法の計算上により表示されたものであり、裁断ベッド
１上に現に配置された柄合せ生地などシート状部材の柄
線と一致しているという保障はない。
【００２１】本発明によれば、このようなマーカーに対
し、たて方向に或いは横方向にまたはたて横両方向に仮
想上の区切り線を介して複数のゾーンが設定され、また
マーカ各ゾーン毎にそのゾーン内の１点または２点が基
準点として設定されるが、その設定はあらかじめプログ
ラム上の処理により自動的に与えてもよい、またはカー
ソルなどの入力手段を用いて与えるようにしてもよい
が、後者の場合にはその座標位置はＶＲＡＭにより読み
とられるが、いずれにしても基準点の座標位置は容易に
読みとられ記憶される。なお、本実施例では、マーカー
４４は１点鎖線４４Ｚにより２つのゾーンに分れてお
り、各基準点はｘとして表示されている。
し、たて方向に或いは横方向にまたはたて横両方向に仮
想上の区切り線を介して複数のゾーンが設定され、また
マーカ各ゾーン毎にそのゾーン内の１点または２点が基
準点として設定されるが、その設定はあらかじめプログ
ラム上の処理により自動的に与えてもよい、またはカー
ソルなどの入力手段を用いて与えるようにしてもよい
が、後者の場合にはその座標位置はＶＲＡＭにより読み
とられるが、いずれにしても基準点の座標位置は容易に
読みとられ記憶される。なお、本実施例では、マーカー
４４は１点鎖線４４Ｚにより２つのゾーンに分れてお
り、各基準点はｘとして表示されている。
【００２２】図示実施例によれば、各ゾーン毎に記憶さ
れた前記座標位置と対応する裁断ベッド１上に現に積み
重ねられた柄合わせ生地などシート状部材２の１点に、
前記裁断ヘッドのイメージセンサを移動させて、その点
付近を表示させる。本実施例ではその表示部４２を画面
４０の上部左側に設けている。またマーカー４４内の囲
線４４Ｌの拡大部を１例として表示部４２に表わしてい
る。
れた前記座標位置と対応する裁断ベッド１上に現に積み
重ねられた柄合わせ生地などシート状部材２の１点に、
前記裁断ヘッドのイメージセンサを移動させて、その点
付近を表示させる。本実施例ではその表示部４２を画面
４０の上部左側に設けている。またマーカー４４内の囲
線４４Ｌの拡大部を１例として表示部４２に表わしてい
る。
【００２３】拡大表示部４２内では、マーカーのゾーン
についてその全域が表示されるのではなく、基準点ｘに
ついてその対応するマーカーの一部とシート状部材の対
応する一部が表示されている。しかしゾーン全域を表示
してもよいが、イメージセンサのスキャン範囲が拡がる
とその表示に時間がかかることは当然である。
についてその全域が表示されるのではなく、基準点ｘに
ついてその対応するマーカーの一部とシート状部材の対
応する一部が表示されている。しかしゾーン全域を表示
してもよいが、イメージセンサのスキャン範囲が拡がる
とその表示に時間がかかることは当然である。
【００２４】図示実施例では拡大表示部４２内の細線が
マーカーの柄線を、また点線がシート状部材の柄線を示
している。４２Ｌは楕円形により囲んだ部分を示しその
拡大部は図２に示されており、その説明は次の通りであ
る。
マーカーの柄線を、また点線がシート状部材の柄線を示
している。４２Ｌは楕円形により囲んだ部分を示しその
拡大部は図２に示されており、その説明は次の通りであ
る。
【００２５】シート状部材の基準点付近が画面表示さ
れ、表示されたいくつかの柄線から１つの柄線を選択
し、その１点へ該イメージセンサを移動させるためにス
タイラスペン１０６など入力手段を用い、またそのキー
スイッチにより、そのポイントａが表示されその位置が
読みとられ、該イメージセンサをさらに同様の手段によ
り移動してマーカーの同一ゾーン内の柄線に合致させる
ためにその１点のポイントｂがキースイッチにより表示
され、その移動位置が読みとられる。
れ、表示されたいくつかの柄線から１つの柄線を選択
し、その１点へ該イメージセンサを移動させるためにス
タイラスペン１０６など入力手段を用い、またそのキー
スイッチにより、そのポイントａが表示されその位置が
読みとられ、該イメージセンサをさらに同様の手段によ
り移動してマーカーの同一ゾーン内の柄線に合致させる
ためにその１点のポイントｂがキースイッチにより表示
され、その移動位置が読みとられる。
【００２６】このように各ゾーン毎に読みとられた前記
位置データに基づいてそのゾーン内のパターン図の配置
位置を補正し、全ゾーンについてマーカーデータを補正
することはＣＡＤ技法により可能であり、知られている
のでそれを具体的に示す必要はない。
位置データに基づいてそのゾーン内のパターン図の配置
位置を補正し、全ゾーンについてマーカーデータを補正
することはＣＡＤ技法により可能であり、知られている
のでそれを具体的に示す必要はない。
【００２７】なお、裁断ベッド１上に現に積み重ねられ
た柄合せ生地２の柄線が１部において垂線または水平線
でなく斜めに折れた線として作られている場合があり、
この場合に対応するマーカーゾーンについては２つの基
準点を設定する必要がある。
た柄合せ生地２の柄線が１部において垂線または水平線
でなく斜めに折れた線として作られている場合があり、
この場合に対応するマーカーゾーンについては２つの基
準点を設定する必要がある。
【００２８】
【効果】ＣＡＤ技法の計算上により描かれた柄線のデー
タが、生地などの実際の柄線を映し出して補正され、そ
れに基づいてパターン図も補正されるので、その補正さ
れたマーカーデータないし裁断データを使うことによ
り、柄模様を配慮したパターン型片が目的通り自動裁断
装置により得られる。
タが、生地などの実際の柄線を映し出して補正され、そ
れに基づいてパターン図も補正されるので、その補正さ
れたマーカーデータないし裁断データを使うことによ
り、柄模様を配慮したパターン型片が目的通り自動裁断
装置により得られる。
【００２９】
【図１】本発明によるＣＡＤ装置表示器画面の例示図。
【図２】図１における楕円形により囲んだ部分の拡大
部。
部。
【図３】本発明に用いられる自動裁断装置及びＣＡＤ装
置の見取図。
置の見取図。
１ 裁断ベッド ２ 柄合せ生地などシート状部材 ３ 裁断ヘッド ４０ ＣＡＤ表示器画面 ４２ マーカー及びシート状部材の各部分の拡大表示
部。 ４４ マーカー １００ ＣＡＤ装置 １０３ データ処理部 ２００ 自動裁断装置本体
部。 ４４ マーカー １００ ＣＡＤ装置 １０３ データ処理部 ２００ 自動裁断装置本体
フロントページの続き (72)発明者 増田 道夫 東京都杉並区高円寺北２−14−26
Claims (1)
- 【請求項１】矩形状の水平面を有する裁断ベッド、その
裁断ベッド上に積み重ねられているシート状部材を固定
させる装置、その裁断ベッド上をＸ方向またはＹ方向に
移動可能でまた裁断ベッドに対し垂直方向に撮像するイ
メージセンサを有する裁断ヘッド、裁断ヘッドに設けら
れたカッター、及び記憶部を有し格納された裁断データ
を読み出してカッターを制御駆動させるシート状部材自
動裁断装置と、 入力手段、表示器など出力手段、記憶装置、及びデータ
処理部を有し、また前記裁断ヘッドを移動制御しそのイ
メージセンサによる撮像データを取り込むことができ
る、マーカーなどの作成、編集用ＣＡＤ装置とからな
り、このＣＡＤ装置が、 一定面積枠縁内に柄線が描かれ種々の必要なパターン図
を配置させて作成、表示された表示器画面上のマーカー
に、複数のゾーンを設定し、またこのマーカ各ゾーン毎
にそのゾーン内に１点又は２点を基準点として設定し、
その座標位置を記憶する手段と、 各ゾーン毎に記憶された前記座標位置と対応する裁断ベ
ッド上に現に積み重ねられた柄合わせ生地などシート状
部材の各点に、前記裁断ヘッドのイメージセンサを移動
させて、その各点付近を表示させ、次ぎに該各点付近の
１つの柄線の１点へ該イメージセンサを移動、表示して
その位置を読みとり、該イメージセンサをさらに移動し
てマーカーの同一ゾーン内の柄線に合致させて表示しそ
の移動位置を読みとる手段と、 各ゾーン毎に読みとられた前記位置データに基づいてそ
のゾーン内のパターン図の配置位置を補正し、全ゾーン
についてマーカーデータを補正する手段とを具備してい
ることを特徴とする、柄合せ生地などシート状部材に対
するマーカー補正システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35969392A JP2961341B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 柄合せ生地などシート状部材に対するマーカー補正システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35969392A JP2961341B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 柄合せ生地などシート状部材に対するマーカー補正システム及び方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192959A true JPH06192959A (ja) | 1994-07-12 |
| JP2961341B2 JP2961341B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=18465814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35969392A Expired - Fee Related JP2961341B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 柄合せ生地などシート状部材に対するマーカー補正システム及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2961341B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08506436A (ja) * | 1992-11-12 | 1996-07-09 | マークェット・エレクトロニクス・インコーポレーテッド | ウィンドウ表示機能を有するコンピュータ・ディスプレイのための制御装置 |
| JP2006089860A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Yuka & Alpha:Kk | 自動柄合わせ装置および自動柄合わせ用プログラム |
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-
1992
- 1992-12-25 JP JP35969392A patent/JP2961341B2/ja not_active Expired - Fee Related
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