JPH06192865A - 洗浄乾燥装置 - Google Patents

洗浄乾燥装置

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JPH06192865A
JPH06192865A JP5932492A JP5932492A JPH06192865A JP H06192865 A JPH06192865 A JP H06192865A JP 5932492 A JP5932492 A JP 5932492A JP 5932492 A JP5932492 A JP 5932492A JP H06192865 A JPH06192865 A JP H06192865A
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JP
Japan
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washing
upstream
cleaning
cleaning tank
pure water
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JP5932492A
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English (en)
Inventor
Takashi Kanehiro
貴 金広
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KANEHIRO METALIZING YK
KANEHIRO METARAIJINGU KK
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KANEHIRO METALIZING YK
KANEHIRO METARAIJINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メッキ処理後のワークを、シミやシワ等を何等
発生させることなく、確実に洗浄乾燥することができ、
また良好なイオン交換機能を維持し、かつ槽内への有機
物発生を防止すると共に、廃水処理が不要で、さらにラ
ンニングコストの低減を図ると共に、ワークの自動搬送
により大幅な省力化を図ることができ、しかも大気汚染
の影響がない洗浄乾燥装置の提供を目的とする。 【構成】列状に配設され、オーバフロー構造に形成され
た複数の洗浄槽3〜7と、下流側の洗浄槽3または5と
上流の洗浄槽7とを結ぶ送液ライン10と、送液ライン
10に介設されたイオン交換樹脂塔11と、イオン交換
樹脂塔11の純水出口ライン18に接続された塩素含有
水供給ライン25と、上流の洗浄槽7上方に配設された
エアナイフと、メッキ処理後のワークを上記下流側の洗
浄槽から上流の洗浄槽へ順次搬送する搬送手段とを備
え、上流の洗浄槽7における純水温度を45℃未満に設
定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、メッキ処理
後のワークを洗浄乾燥するようなメッキ後処理用の洗浄
乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、合成樹脂表面および金属
表面に無電解メッキ処理および電気メッキ処理を施した
ワークを、水洗、湯洗後に熱風乾燥すると、水洗および
湯洗に用いられる洗浄水(一般に水道水)の影響により
製品表面に水垢によるシミや湯皺が発生する問題点があ
った。
【0003】このような問題点を解決するために、フロ
ン溶剤(例えばR113)を用いて上述のワークを洗浄
した後に、溶剤蒸気洗浄を行なうと、シミや湯皺の発生
を抑制することができる利点がある反面、大気汚染を招
く問題点があった。一方、超音波洗浄装置を用いた場合
には、装置全体が極めて高価となる問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、メッキ処
理後のワーク(全ての被メッキ体)を、シミやシワ等を
何等発生させることなく、確実に洗浄乾燥することがで
き、また良好なイオン交換機能を維持し、かつ槽内への
有機物発生を防止すると共に、廃水処理が不要で、さら
にランニングコストの低減を図ると共に、ワークの自動
搬送により大幅な省力化を図ることができ、しかも大気
汚染の影響がない洗浄乾燥装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、列状に配設
され、オーバフロー構造に形成された複数の洗浄槽と、
下流側の洗浄槽と上流の洗浄槽とを結ぶ送液ラインと、
上記送液ラインに介設されたイオン交換樹脂塔と、上記
イオン交換樹脂塔の純水出口ラインに接続された塩素含
有水供給ラインと、上記上流の洗浄槽上方に配設された
エアナイフと、メッキ処理後のワークを上記下流側の洗
浄槽から上流の洗浄槽へ順次搬送する搬送手段とを備
え、上流の洗浄槽における純水温度を45℃未満に設定
した洗浄乾燥装置であることを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】この発明によれば、上述のイオン交換樹
脂塔によりアニオン(anion 、陰イオン)とカチオン
(cation、陽イオン)とが除去された純水(脱イオン
水、イオン交換水)を用いて、45℃未満の低温での洗
浄を行なうので、メッキ処理後のワークを、シミやシワ
等を何等発生させることなく、確実に洗浄し、かつ洗浄
後のワークに対してエアナイフによりエアを吹き付け
て、ワーク表面に付着した水粒子を確実に除去し、乾燥
することができる効果がある。
【0007】しかも、上流の洗浄槽における純水温度4
5℃未満に設定したので、良好なイオン交換機能を維持
することができる効果がある。
【0008】また上述の複数の洗浄槽をオーバフロー構
造に形成したので、ワーク洗浄後の廃水を上流側から下
流側へ自然流下させ、廃水処理が不要になると共に、イ
オン交換樹脂塔の純粋出口ラインには塩素含有水供給ラ
インを接続し、洗浄槽内へ所定量の塩素含有水を供給す
べく構成したので、洗浄槽内に藻などの有機物が発生す
るのを塩素により防止することができる効果がある。
【0009】さらに、従来の各種溶剤を用いる装置と比
較して、ランニングコストの低減を図ることができるう
え、大気汚染の懸念もなく、加えて、上述の搬送手段で
メッキ処理後のワークを下流側の洗浄槽から上流の洗浄
槽に向流方向へ順次搬送するので、ワークの自動搬送に
より大幅な省力化を図ることができる効果がある。
【0010】さらにまた、従来の超音波洗浄装置と比較
して、装置全体の低コスト化を図ることができる効果が
あるうえ、下流側の廃水と云えども純度が高いので、他
の洗浄に有効利用することが可能である。
【0011】加えて、上述のエアナイフを上流の洗浄槽
上方に配設したので、装置スペースの狭小化と、エアに
より除去された水粒子の回収性能の向上を図ることがで
きる効果がある。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は洗浄乾燥装置を示し、図1、図2におい
て、基台としてのベース1上には所定形状に枠組みされ
た架構2を立設固定すると共に、ベース1の長手方向中
央部にはオーバフロー構造に形成された合計5槽の洗浄
タンク3,4,5,6,7を列状に配設し、これら各洗
浄タンク3〜7の延長線上におけるベース1中央には2
台の真空乾燥装置8,9を配置している。
【0013】一方、図2に示すように最下流の洗浄タン
ク3と最上流の洗浄タンク7とを結ぶ送液ライン10を
設け、この送液ライン10の中途部にイオン交換樹脂塔
11を介設している。このイオン交換樹脂塔11は原水
として使用する水道水の水中に含まれる塩類や遊離した
酸、塩基などをイオン交換反応を応用して除去し、純水
を得る装置である。また、このイオン交換樹脂塔11は
洗浄された洗浄水中の不純物をも除去する。
【0014】ここで、上述の送液ライン10は最下流の
洗浄タンク3と電磁三方切換弁により構成された第1バ
ルブ12の一方のインレットポートとを結ぶリターンラ
イン13と、このリターンライン13に介設したフィル
タ14と、上述の第1バルブ12のアウトレットポート
と流体ポンプ15とを結ぶサクションライン16と、流
体ポンプ15の吐出側とイオン交換樹脂塔11とを結ぶ
吐出ライン17と、このイオン交換樹脂塔11の純水出
口と最上流の洗浄タンク7とを結ぶ純水出口ライン18
と、上述のサクションライン16に介設し、電磁三方切
換弁により構成された第2バルブ19と、中央の洗浄タ
ンク5と上述の第2バルブ19の一方のインレットポー
トとを結ぶバイパスライン20と、このバイパスライン
20に介設したフィルタ21とを備えている。
【0015】また上述の第1バルブ12における他方の
インレットポートには各洗浄タンク3〜7に純水を充満
させる運転初期時にのみ使用する原水供給ライン22を
接続し、この原水供給ライン22には例えば電磁開閉弁
等により構成された第3バルブ23を介設している。な
お、上述の原水供給ライン22としては水道水供給ライ
ンを用いる。
【0016】さらに上述の純水出口ライン18の中途部
24には、塩素含有水としての水道水を供給する原水供
給ライン25を接続し、この原水供給ライン25には逆
止弁26を介設している。
【0017】そして上述の第1バルブ12および第2バ
ルブ19の切換操作により、洗浄水(純水)を各要素1
5,17,11,24,18,7,6,5,4,3,1
3,14,12,16,19の順に循環させる第1送液
経路Aと、洗浄水を各要素15,17,11,24,1
8,7,6,5,20,21,19の順に循環させる第
2送液経路Bとを被洗浄物(ワーク)の種類に対応して
選択すべく構成している。
【0018】一方、上述の各真空乾燥装置8,9は乾燥
処理能力いわゆるランニングサイクルを倍加するために
その何れかを選択して交互に使用するもので、これら各
真空乾燥装置8,9のチャンバには減圧ライン27,2
8を介して単一の真空ポンプ29を接続すると共に、上
述の各減圧ライン27,28には電磁開閉弁により構成
される第4バルブ30、第5バルブ31をそれぞれ介設
している。なお、上述の各減圧ライン27,28にそれ
ぞれ別々の真空ポンプを接続してもよい。
【0019】ところで、上述の架構2には図1、図3に
示すようにレール支持部材32を介して一対のレール3
3,33を水平に横架し、このレール33,33には、
メッキ処理後のワークを最下流の洗浄タンク3から最上
流の洗浄タンク7へ順次搬送した後に、ワークを真空乾
燥装置8,9に往復搬送する搬送手段34を取付けてい
る。
【0020】上述の搬送手段34は、左右に複数の車輪
35,35を備えた水平走行装置36と、この水平走行
装置36の下部中央に吊設されたガイド37に取付けた
昇降装置38と、治具ホルダ39を着脱する着脱装置4
0とを備え、上述の治具ホルダ39いわゆるハンガに対
してメッキ処理時とメッキ処理後の洗浄乾燥とに共用す
る複数の治具41,41(但し、図においては簡略的に
図示している)を離脱可能に取付けている。なお、上述
の水平走行装置36は例えばハウジング内に交流可逆モ
ータを配設し、この交流可逆モータの回転軸を、減速機
構等を介して車輪35,35と連動させることにより構
成し、上述の昇降装置38は流体シリンダまたはラック
&ピニオン機構により構成し、上述の着脱装置40はロ
ボットアームまたはマグネットキャッチ機構その他によ
り構成することができる。
【0021】また図3に示すように上述の最上流の洗浄
タンク7の上方には、治具41,41いわゆるラックに
係止された多数個のワークに対して所定温度のエアを吹
き付けるエアナイフ42を配設している。このエアナイ
フ42はワークに対して異角多方向からエアを吹き付け
るが、図面では概略的に示している。
【0022】一方、上述の各真空乾燥装置8,9上部の
リッド43を開閉するリッド開閉装置は、図4、図5に
示す構造か、或は図6、図7に示す構造かの何れかに構
成する。すなわち、図4、図5に示すリッド開閉装置4
4はリッド43の背面に流体シリンダ45のピストンロ
ッド46を連結して、リッド43を水平方向に直線往復
動させて開閉すべく構成している。
【0023】また図6、図7に示すリッド開閉装置47
は、支軸48を支点として開閉するリッド43の突片4
9に、流体シリンダ50のピストンロッド51を連結し
て、リッド43の起伏動により開閉すべく構成してい
る。
【0024】ここで、上述の図4、図5に示す構造の場
合には、リッド開閉装置44の占有スペースが比較的大
となるが、搬送手段34のリッド開成待ち時間を大幅に
短縮することができ、一方、上述の図6、図7に示す構
造の場合は、搬送手段34のリッド開成待ち時間を要す
るが、リッド開閉装置47の占有スペースが小となる。
【0025】図8は洗浄乾燥装置の制御回路を示し、C
PU60は、各洗浄タンク3〜7の液温を検出する液温
センサ群52からの温度信号と、搬送手段34およびリ
ッド43の位置を検出する位置センサ群53からの位置
信号と、真空乾燥装置8,9のチャンバ内の減圧度を検
出する減圧度センサ54からの減圧信号と、真空乾燥装
置8,9のチャンバ内の室温を検出する室温センサ55
からの温度信号と、送液経路A,Bを切換える経路選定
スイッチ61からのスイッチ信号との各入力に基づい
て、ROM56に格納されたプログラムに従って、加熱
装置群57、水平走行装置36、昇温装置38、着脱装
置40、各バルブ12,19,23,30,31からな
るバルブ群58、流体ポンプ15、エアナイフ42、リ
ッド開閉装置44または47、真空ポンプ29を駆動制
御し、またRAM59は各洗浄タンク3〜7の設定液温
データ、各真空乾燥装置8,9の設定減圧度データ、各
真空乾燥装置8,9の設定室温データ、搬送手段34に
よるワーク搬送パターンなどの必要なデータを記憶す
る。
【0026】さらに、上述の加熱装置群57は、各洗浄
タンク3〜7の洗浄水(純水)を加熱する手段と、各真
空乾燥装置8,9のチャンバ内を加熱する手段とを含
む。
【0027】ここで、上述の各洗浄タンク3〜7の液温
設定値は、例えば合成樹脂表面に無電解メッキ処理およ
び電気メッキ処理が施された衣服用のボタンを洗浄乾燥
する場合には次のように設定する。
【0028】すなわち、洗浄タンク3,4の液温設定値
を、水切り後の乾燥を容易にする目的で約70℃に設定
し、洗浄タンク5,6,7の液温設定値を、純水のイオ
ン交換機能を確保する目的で45℃未満の例えば約42
℃に設定する。
【0029】また上述の経路選定スイッチ61により図
2に示す第1送液経路Aが選定された場合には、原水供
給ライン25から循環総量の約1%の水道水を補給し、
これと同等の約1%のオーバフロー水を洗浄タンク3か
ら流出させ、上述の経路選定スイッチ61により図2に
示す第2送液経路Bが選定された場合には、原水供給ラ
イン25から循環総量の約20〜25%の水道水を補給
し、これと同等の約20〜25%のオーバフロー水を洗
浄タンク3から流出させる。
【0030】なお、上述の洗浄タンク3に電導計を配設
すると共に、原水供給ライン25における逆止弁26上
流に電磁弁を介設し、電導計の出力により純水度が低下
した時(不純物の量が所定値を超えた時)にのみ、該電
磁弁を開弁をし、節水を図るように構成してもよい。
【0031】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。まず、メッキ処理槽から引き
上げたワークおよび治具41(治具41に多数のワーク
が係止されている)を搬送手段34の治具ホルダ39に
取付け、次に同搬送手段34の駆動によりワークおよび
治具41を最下流の洗浄タンク3に浸漬する。
【0032】次に、上述の洗浄タンク3内に所定時間浸
漬されて、メッキ液等が洗浄されたワークを治具41と
共に引上げ、搬送手段34の駆動により上述のワークお
よび治具41を次段の洗浄タンク4に浸漬する。
【0033】以下同様にして、上述のワークおよび治具
41を上述の洗浄タンク4から洗浄タンク5,6,7に
向流方向へ順次浸漬した後に、最上流の洗浄タンク7か
らワークおよび治具41を引き上げ、この洗浄タンク7
上方に図3に示すように静止させる。
【0034】次に、エアナイフ42を駆動して、同エア
ナイフ42のエアノズルから所定温度のエアをワークに
対して異角多方向から吹き付けて、ワーク表面に付着し
た水粒子を除去し、乾燥する。以上の処理より表面が滑
らかなワークに関しては、水粒子の確実な除去、乾燥が
できるが、ヘアーラインを有するワークやガイドホール
を有するワーク、或はその他の凹部を有するワークに対
しては水粒子が残存する場合があるので、このようなワ
ークは上述の搬送手段34により次段の真空乾燥装置
8,9に搬送し、所定温度および所定減圧度に保持され
た同真空乾燥装置8,9のチャンバ内で真空乾燥(vacu
um drying )する。つまり液体は圧力が低い程、気化し
やすいことを利用して、上述のチャンバ内を所定減圧度
に保持することで水粒子の潜熱を奪って、乾燥させる。
【0035】以上要するに、上述のイオン交換樹脂塔1
1により水中の不純物塩類、炭酸、ケイ酸などが除去さ
れた純水を用いて、45℃未満(但し最上流の洗浄タン
ク7の液温)の低温での洗浄を行なうので、メッキ処理
後のワークを、シミやシワ等を何等発生させることな
く、確実に洗浄し、かつ洗浄後のワークに対してエアナ
イフ42によりエアを吹き付けて、ワーク表面に付着し
た水粒子を確実に除去し、乾燥することができる効果が
ある。
【0036】しかも、上流の洗浄タンク7における純水
温度を45℃未満に設定したので、良好なイオン交換機
能を維持することができる効果がある。
【0037】また上述の複数の洗浄タンク3〜7をオー
バフロー構造に形成したので、ワーク洗浄後の廃水を上
流側から下流側へ自然流下させ、廃水処理が不要になる
と共に、イオン交換樹脂塔11の純水出口ライン18に
は塩素含有水供給ラインとしての原水供給ライン25を
接続し、洗浄タンク3〜7内へ所定量の塩素含有水(具
体的には水道水)を供給すべく構成したので、洗浄タン
ク3〜7内に藻などの有機物が発生するのを塩素Clに
より防止することができる効果がある。
【0038】さらに、従来の各種溶剤(フロン溶剤や界
面活性剤など)を用いる装置と比較して、ランニングコ
ストの低減を図ることができるうえ、大気汚染の懸念も
一切なく、加えて、上述の搬送手段34でメッキ処理後
のワークを下流の洗浄タンク3から上流の洗浄タンク7
に向流方向へ順次搬送するので、ワークの自動搬送によ
り大幅な省力化を図ることができる効果がある。
【0039】さらにまた、従来の超音波洗浄装置と比較
して、装置全体の低コスト化を図ることができる効果が
あるうえ、上述の洗浄タンク3からオーバフローして流
出される廃水と云えども、純度が高いので、他の洗浄に
有効利用することが可能である。
【0040】加えて、上述のエアナイフ42を上流の洗
浄タンク7の上方に配設したので、装置スペースの狭小
化と、エアにより除去された水粒子の回収性能の向上を
図ることができる効果がある。
【0041】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の複数の洗浄槽は、実施例の5槽構
造の洗浄タンク3,4,5,6,7に対応し、以下同様
に、下流側の洗浄槽は、洗浄タンク3,4,5に対応
し、上述の洗浄槽は、洗浄タンク7に対応し、塩素含有
水供給ラインは、原水供給ライン25に対応するも、こ
の発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもので
はなく、例えば洗浄タンクは5槽構造の他に4槽以下の
複数構造でもよく、6槽以上の多槽構造でもよい。また
被洗浄乾燥物としては全ての被メッキ物に適用できるこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄乾燥装置を示す正面図。
【図2】同洗浄乾燥装置の平面系統図。
【図3】図1のC−C線矢視図。
【図4】リッド開閉装置の概略図。
【図5】リッド開成状態の説明図。
【図6】リッド開閉装置の他の実施例を示す概略図。
【図7】リッド開成状態の説明図。
【図8】制御回路ブロック図。
【符号の説明】
3〜7…洗浄タンク 10…送液ライン 11…イオン交換樹脂塔 18…純水出口ライン 25…原水供給ライン 34…搬送手段 42…エアナイフ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列状に配設され、オーバフロー構造に形成
    された複数の洗浄槽と、下流側の洗浄槽と上流の洗浄槽
    とを結ぶ送液ラインと、上記送液ラインに介設されたイ
    オン交換樹脂塔と、上記イオン交換樹脂塔の純水出口ラ
    インに接続された塩素含有水供給ラインと、上記上流の
    洗浄槽上方に配設されたエアナイフと、メッキ処理後の
    ワークを上記下流側の洗浄槽から上流の洗浄槽へ順次搬
    送する搬送手段とを備え、上流の洗浄槽における純水温
    度を45℃未満に設定した洗浄乾燥装置。
JP5932492A 1992-02-12 1992-02-12 洗浄乾燥装置 Pending JPH06192865A (ja)

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