JPH06192630A - カード型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着 用セパレータ - Google Patents
カード型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着 用セパレータInfo
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- JPH06192630A JPH06192630A JP4357750A JP35775092A JPH06192630A JP H06192630 A JPH06192630 A JP H06192630A JP 4357750 A JP4357750 A JP 4357750A JP 35775092 A JP35775092 A JP 35775092A JP H06192630 A JPH06192630 A JP H06192630A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 両面接着テープの接着面の外側にフランジが
立ち上げられたパネルへ両面接着テープを高精度に貼り
付けることができるようにすること。 【構成】 両面接着テープ8の接着面7bの外側にフラ
ンジ7cが立ち上げられたパネル7へ両面接着テープ8
を貼り付ける際に、セパレータ11に形成したスリット
18をパネル7のフランジ7cに挿通するようにして、
両面接着テープ8をパネル7の接着面7bに無理なく平
行に貼り付けることを特徴とする。
立ち上げられたパネルへ両面接着テープを高精度に貼り
付けることができるようにすること。 【構成】 両面接着テープ8の接着面7bの外側にフラ
ンジ7cが立ち上げられたパネル7へ両面接着テープ8
を貼り付ける際に、セパレータ11に形成したスリット
18をパネル7のフランジ7cに挿通するようにして、
両面接着テープ8をパネル7の接着面7bに無理なく平
行に貼り付けることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリカード等のカー
ド型半導体装置のフレームの表面に接着するパネルに両
面接着テープを接着するための通常剥離紙と称されるセ
パレータに関するものである。
ド型半導体装置のフレームの表面に接着するパネルに両
面接着テープを接着するための通常剥離紙と称されるセ
パレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5及び図6に示すように、
カード型半導体装置の一例である差込み式のメモリカー
ド1は、片面又は両面使用のプリント基板である回路基
板2にIC及びその他の回路素子(以下ICと記載す
る)3及びコネクター4等を実装し、この回路基板2及
びコネクター4の外周等をフレーム5に両面接着テープ
6等によって接着し、フレーム5の上下両面に上下一対
のパネル7の外周等を両面接着テープ8等によって加熱
圧着方法によって接着して封緘したものである。
カード型半導体装置の一例である差込み式のメモリカー
ド1は、片面又は両面使用のプリント基板である回路基
板2にIC及びその他の回路素子(以下ICと記載す
る)3及びコネクター4等を実装し、この回路基板2及
びコネクター4の外周等をフレーム5に両面接着テープ
6等によって接着し、フレーム5の上下両面に上下一対
のパネル7の外周等を両面接着テープ8等によって加熱
圧着方法によって接着して封緘したものである。
【0003】なお、フレーム5はPBT、PC、AB
S、変性PPE等の合成樹脂によってほぼ方形状の枠型
に射出成形されたものであり、パネル7は板厚が0.1
〜0.2mmのステンレス薄板等の金属薄板によってほ
ぼ方形状にプレス加工されたものである。そして、両面
接着テープ6、8には、感熱接着剤や感圧接着剤を不織
布に染み込ませてフィルム状に形成したものが使用され
ている。なお、データを記憶できるメモリカードには電
源用電池9が組み込まれている。
S、変性PPE等の合成樹脂によってほぼ方形状の枠型
に射出成形されたものであり、パネル7は板厚が0.1
〜0.2mmのステンレス薄板等の金属薄板によってほ
ぼ方形状にプレス加工されたものである。そして、両面
接着テープ6、8には、感熱接着剤や感圧接着剤を不織
布に染み込ませてフィルム状に形成したものが使用され
ている。なお、データを記憶できるメモリカードには電
源用電池9が組み込まれている。
【0004】そして、回路基板2の外周等がフレーム5
の内周に一体成形された回路基板接着段部5bに両面接
着テープ6によって接着され、上下一対のパネル7の外
周等がフレーム5及びコネクター4の上下両面の外周に
一体成形された外周リブ5aの内側のパネル接着用段部
5cに両面接着テープ8によって接着されている。
の内周に一体成形された回路基板接着段部5bに両面接
着テープ6によって接着され、上下一対のパネル7の外
周等がフレーム5及びコネクター4の上下両面の外周に
一体成形された外周リブ5aの内側のパネル接着用段部
5cに両面接着テープ8によって接着されている。
【0005】この際、上下一対のパネル7を両面接着テ
ープ8によってフレーム5の上下に接着する構造では、
メモリカード1の強度を確保するために、パネル7をフ
レーム5に高精度に接着する必要がある。
ープ8によってフレーム5の上下に接着する構造では、
メモリカード1の強度を確保するために、パネル7をフ
レーム5に高精度に接着する必要がある。
【0006】特に、図7の(A)に示すように、両面接
着テープ8の外径寸法はパネル7の外径寸法より若干小
さい寸法Aに作ってある。これは、図7の(B)に示す
ように、パネル7に対する両面接着テープ8の貼りずれ
(位置ずれ)等が発生した場合、パネル7の外周縁7a
にフレーム5に対する浮きB等が発生し易くなることへ
の対応である。
着テープ8の外径寸法はパネル7の外径寸法より若干小
さい寸法Aに作ってある。これは、図7の(B)に示す
ように、パネル7に対する両面接着テープ8の貼りずれ
(位置ずれ)等が発生した場合、パネル7の外周縁7a
にフレーム5に対する浮きB等が発生し易くなることへ
の対応である。
【0007】一方、回路基板2にIC3等を高密度実装
するためには、図7の(A)に示すように、フレーム5
の肉厚Cを小さくして、フレーム5の内部空間の幅をで
きるだけ大きくする必要があることから、パネル7が接
着されるフレーム5の段部5cの接着代Dが必然的に非
常に小さくなってしまう。
するためには、図7の(A)に示すように、フレーム5
の肉厚Cを小さくして、フレーム5の内部空間の幅をで
きるだけ大きくする必要があることから、パネル7が接
着されるフレーム5の段部5cの接着代Dが必然的に非
常に小さくなってしまう。
【0008】従って、非常に小さい接着代Dの段部5c
にパネル7を両面接着テープ8によって正確に接着する
ためには、十分な精度が要求されるが、図5及び図6に
示すように、上下一対のパネル7がフラットな場合は、
比較的容易に精度の向上を図ることが可能である。
にパネル7を両面接着テープ8によって正確に接着する
ためには、十分な精度が要求されるが、図5及び図6に
示すように、上下一対のパネル7がフラットな場合は、
比較的容易に精度の向上を図ることが可能である。
【0009】しかし、最近、図8及び図9に示すよう
に、上下一対のパネル7の上下対向面である両面接着テ
ープ8の接着面7bの外側である3つの外周縁にプレス
加工によってフランジ7cをコ字状に立ち上げ、これら
のフランジ7cをフレーム5の上下両面で外周リブ5a
の内側に沿って形成したコ字状の溝5内に嵌合させて、
メモリカード1の強度向上を図るものが考えられてい
る。
に、上下一対のパネル7の上下対向面である両面接着テ
ープ8の接着面7bの外側である3つの外周縁にプレス
加工によってフランジ7cをコ字状に立ち上げ、これら
のフランジ7cをフレーム5の上下両面で外周リブ5a
の内側に沿って形成したコ字状の溝5内に嵌合させて、
メモリカード1の強度向上を図るものが考えられてい
る。
【0010】そして、このようなパネル7の場合は、両
面接着テープ8の接着面7bがコ字状のフランジ7cよ
り一段低くなって凹んだ状態となっているために、接着
面7bに両面接着テープ8を高精度に接着するための精
度維持が大変困難である。
面接着テープ8の接着面7bがコ字状のフランジ7cよ
り一段低くなって凹んだ状態となっているために、接着
面7bに両面接着テープ8を高精度に接着するための精
度維持が大変困難である。
【0011】特に、図10の(A)に示すように、接着
面7bへの両面接着テープ8の貼りずれによって、両面
接着テープ8の外周縁8aがパネル7のフランジ7cま
で回り込んでしまった時には、パネル7がフレーム5の
段部5cに十分に接着されず、強度不足となるばかり
か、フレーム5aに対するパネル7の浮きEが発生して
しまう。また、図10の(B)に示すように、接着面7
bへの両面接着テープ8の貼りずれによって、両面接着
テープ8の外周縁8aがフレーム5の段部5cから外れ
れば、パネル7がフレーム5に接着されなくなって、著
しい強度の低下を招く。
面7bへの両面接着テープ8の貼りずれによって、両面
接着テープ8の外周縁8aがパネル7のフランジ7cま
で回り込んでしまった時には、パネル7がフレーム5の
段部5cに十分に接着されず、強度不足となるばかり
か、フレーム5aに対するパネル7の浮きEが発生して
しまう。また、図10の(B)に示すように、接着面7
bへの両面接着テープ8の貼りずれによって、両面接着
テープ8の外周縁8aがフレーム5の段部5cから外れ
れば、パネル7がフレーム5に接着されなくなって、著
しい強度の低下を招く。
【0012】ところで、この種パネル7へ両面接着テー
プ8を自動的に接着する自動機には、通常、図11の
(A)に示すようなセパレータ(剥離紙)11が使用さ
れる。即ち、所定寸法及び所定形状にシール抜き(いわ
ゆる半抜き)された多数の両面接着テープ8を帯状のセ
パレータ11の長さ方向に沿って一定間隔で貼り付けた
ものであり、被着体となるパネル7との位置関係を合せ
るためのセパレータ11の両側縁に沿って一定間隔のパ
イロット穴12が設けられている。なお、図11の
(B)は両面接着テープ8の上下両面にセパレータ11
が貼り付けられているタイプであり、図11(C)は両
面接着テープ8の片面にのみセパレータ11が貼り付け
られているタイプである。なお、両面接着テープ8を1
枚づつパネル7に貼り付ける単板タイプは、図11の
(A)に示す一定寸法Pでセパレータ11をカットして
使用する。
プ8を自動的に接着する自動機には、通常、図11の
(A)に示すようなセパレータ(剥離紙)11が使用さ
れる。即ち、所定寸法及び所定形状にシール抜き(いわ
ゆる半抜き)された多数の両面接着テープ8を帯状のセ
パレータ11の長さ方向に沿って一定間隔で貼り付けた
ものであり、被着体となるパネル7との位置関係を合せ
るためのセパレータ11の両側縁に沿って一定間隔のパ
イロット穴12が設けられている。なお、図11の
(B)は両面接着テープ8の上下両面にセパレータ11
が貼り付けられているタイプであり、図11(C)は両
面接着テープ8の片面にのみセパレータ11が貼り付け
られているタイプである。なお、両面接着テープ8を1
枚づつパネル7に貼り付ける単板タイプは、図11の
(A)に示す一定寸法Pでセパレータ11をカットして
使用する。
【0013】そして、パネル7への両面接着テープ8の
自動接着工程では、図12及び図13に示すように、セ
パレータ11を供給リール13と巻取リール14との間
で矢印a方向に間欠的に移送する間に、一対のパイロッ
トピン15にセパレータ11の一対のパイロット穴12
を順次セットして、パネル7に対するセパレータ11の
位置決めを順次行う。そして、セパレータ11の間欠的
な停止と同時に下降する熱プレス16によって、両面接
着テープ8をパネル7の接着面7cに自動的に貼り付け
る。そして、この後、熱プレス16が上昇し、セパレー
タ11が矢印a方向に間欠的に移送されて、両面接着テ
ープ8がセパレータ11から取り除かれる。
自動接着工程では、図12及び図13に示すように、セ
パレータ11を供給リール13と巻取リール14との間
で矢印a方向に間欠的に移送する間に、一対のパイロッ
トピン15にセパレータ11の一対のパイロット穴12
を順次セットして、パネル7に対するセパレータ11の
位置決めを順次行う。そして、セパレータ11の間欠的
な停止と同時に下降する熱プレス16によって、両面接
着テープ8をパネル7の接着面7cに自動的に貼り付け
る。そして、この後、熱プレス16が上昇し、セパレー
タ11が矢印a方向に間欠的に移送されて、両面接着テ
ープ8がセパレータ11から取り除かれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13及び図
14に示すように、従来のセパレータ11では、前述し
たコ字状のフランジ7cを有するパネル7の接着面7b
への両面接着テープ8の熱プレス16による貼り付け時
に、セパレータ11を一対のフランジ7cの上向きの先
端部間に無理やり変形させながら押し込まなければなら
ず、セパレータ11に歪み等が発生する。そして、セパ
レータ11の腰の強さともあいまって非常に不安定な状
態になる。しかも、セパレータ11を一対のフランジ7
c間で変形させながら押し込むためには、一対のパイロ
ット穴12のうちの一方を長孔12aに形成しなければ
ならず、パネル7の接着面7bに対する両面接着テープ
8の位置決め精度が極めて悪くなる。
14に示すように、従来のセパレータ11では、前述し
たコ字状のフランジ7cを有するパネル7の接着面7b
への両面接着テープ8の熱プレス16による貼り付け時
に、セパレータ11を一対のフランジ7cの上向きの先
端部間に無理やり変形させながら押し込まなければなら
ず、セパレータ11に歪み等が発生する。そして、セパ
レータ11の腰の強さともあいまって非常に不安定な状
態になる。しかも、セパレータ11を一対のフランジ7
c間で変形させながら押し込むためには、一対のパイロ
ット穴12のうちの一方を長孔12aに形成しなければ
ならず、パネル7の接着面7bに対する両面接着テープ
8の位置決め精度が極めて悪くなる。
【0015】この結果、図10の(A)及び(B)で説
明したような、パネル7の接着面7bに対する両面接着
テープ8の貼りずれ(位置ずれ)を防止することが困難
になると言う問題があった。
明したような、パネル7の接着面7bに対する両面接着
テープ8の貼りずれ(位置ずれ)を防止することが困難
になると言う問題があった。
【0016】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、両面接着テープの接着面の外側に
フランジが立ち上げられたパネルへ両面接着テープを高
精度に貼り付けることができるようにしたカード型半導
体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレータを
提供することを目的としている。
されたものであって、両面接着テープの接着面の外側に
フランジが立ち上げられたパネルへ両面接着テープを高
精度に貼り付けることができるようにしたカード型半導
体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレータを
提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカード型半導体装置のパネルへの両面接着
テープ接着用セパレータは、両面接着テープの接着面の
外側にフランジが立ち上げられたカード型半導体装置の
パネルへ上記両面接着テープを貼り付けるセパレータに
おいて、上記セパレータに接着されている上記両面接着
テープの外側で、そのセパレータにスリットを形成し、
上記スリットを上記パネルのフランジに挿通させること
により、上記両面接着テープをパネルの接着面に平行に
貼り付けるように構成したものである。この際、上記セ
パレータに上記パネルに対する上記両面接着テープの位
置決め用の円形のパイロット穴を形成したり、上記セパ
レータの上記スリットの全長を上記両面接着テープの全
長より長くすることが好ましい。
めの本発明のカード型半導体装置のパネルへの両面接着
テープ接着用セパレータは、両面接着テープの接着面の
外側にフランジが立ち上げられたカード型半導体装置の
パネルへ上記両面接着テープを貼り付けるセパレータに
おいて、上記セパレータに接着されている上記両面接着
テープの外側で、そのセパレータにスリットを形成し、
上記スリットを上記パネルのフランジに挿通させること
により、上記両面接着テープをパネルの接着面に平行に
貼り付けるように構成したものである。この際、上記セ
パレータに上記パネルに対する上記両面接着テープの位
置決め用の円形のパイロット穴を形成したり、上記セパ
レータの上記スリットの全長を上記両面接着テープの全
長より長くすることが好ましい。
【0018】
【作用】上記のように構成された本発明のカード型半導
体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレータ
は、両面接着テープの接着面の外側にフランジが立ち上
げられたパネルへ両面接着テープを貼り付ける際に、セ
パレータに形成したスリットをパネルのフランジに挿通
することができるので、セパレータに歪み等を発生させ
ることなく、両面接着テープをパネルの接着面に無理な
く平行に貼り付けることができる。
体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレータ
は、両面接着テープの接着面の外側にフランジが立ち上
げられたパネルへ両面接着テープを貼り付ける際に、セ
パレータに形成したスリットをパネルのフランジに挿通
することができるので、セパレータに歪み等を発生させ
ることなく、両面接着テープをパネルの接着面に無理な
く平行に貼り付けることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を適用したメモリカードのパネ
ルへの両面接着テープ接着用セパレータの実施例を図1
〜図4を参照して説明する。なお、図5〜図14と同一
構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
ルへの両面接着テープ接着用セパレータの実施例を図1
〜図4を参照して説明する。なお、図5〜図14と同一
構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0020】まず、図4の(A)に示すように、本発明
のセパレータ11に一定間隔で接着された各両面接着テ
ープ8のそのセパレータ11の巾方向の両側に、パネル
7の左右一対のフランジ7c間の内側寸法F(図1参
照)とほぼ同一の間隔Gを有する左右一対のスリット1
8をセパレータ11の長さ方向と平行に形成したもので
ある。そして、これら各左右一対のスリット18の左右
両側に円形の一対のパイロット穴12を形成している。
なお、これらスリット18やパイロット穴12は1回の
プレスで同時に加工できる。
のセパレータ11に一定間隔で接着された各両面接着テ
ープ8のそのセパレータ11の巾方向の両側に、パネル
7の左右一対のフランジ7c間の内側寸法F(図1参
照)とほぼ同一の間隔Gを有する左右一対のスリット1
8をセパレータ11の長さ方向と平行に形成したもので
ある。そして、これら各左右一対のスリット18の左右
両側に円形の一対のパイロット穴12を形成している。
なお、これらスリット18やパイロット穴12は1回の
プレスで同時に加工できる。
【0021】なお、スリット18としては、図4の
(B)に示すように、細巾Hのスリット18の長さ方向
の両端にその細巾Gより大きい直径の一対の貫通穴19
を形成したもの、図4の(C)に示すように広巾Iのス
リット18やその他の各種の形状を採用できる。しか
し、スリット18の全長Jは両面接着テープ8の全長K
より十分に大きいことが好ましい。また、セパレータ1
1は図4の(A)に示すように、一定寸法Pでカットし
た単板タイプであっても良い。
(B)に示すように、細巾Hのスリット18の長さ方向
の両端にその細巾Gより大きい直径の一対の貫通穴19
を形成したもの、図4の(C)に示すように広巾Iのス
リット18やその他の各種の形状を採用できる。しか
し、スリット18の全長Jは両面接着テープ8の全長K
より十分に大きいことが好ましい。また、セパレータ1
1は図4の(A)に示すように、一定寸法Pでカットし
た単板タイプであっても良い。
【0022】従って、図1〜図2によって本発明のセパ
レータ11を用いたパネル7への両面接着テープの自動
接着工程を説明する。まず、図1の(A)に示すよう
に、セパレータ11の一対のパイロット穴12を一対の
パイロットピン15の真上に位置決めしてセパレータ1
1の移送を間欠的に停止させた時、一対のスリット18
がパネル7の一対のフランジ7cの真上に位置決めされ
る。
レータ11を用いたパネル7への両面接着テープの自動
接着工程を説明する。まず、図1の(A)に示すよう
に、セパレータ11の一対のパイロット穴12を一対の
パイロットピン15の真上に位置決めしてセパレータ1
1の移送を間欠的に停止させた時、一対のスリット18
がパネル7の一対のフランジ7cの真上に位置決めされ
る。
【0023】次に、図1の(B)に示すように、熱プレ
ス16を下降させて、両面接着テープ8をパネル7の接
着面7bに貼り付ける際、一対のパイロット穴12が一
対のパイロットピン15に挿入されてセパレータ11が
位置決めされると同時に、一対のスリット18がパネル
7の一対のフランジ7cに挿入される。
ス16を下降させて、両面接着テープ8をパネル7の接
着面7bに貼り付ける際、一対のパイロット穴12が一
対のパイロットピン15に挿入されてセパレータ11が
位置決めされると同時に、一対のスリット18がパネル
7の一対のフランジ7cに挿入される。
【0024】この際、一対のパイロット穴12が両方共
に円形であるから、セパレータ11をパネル7に対して
高精度に位置決めすることができる。また、両スリット
18の全長Jを両面接着テープ8の全長Kより十分に長
く形成してあるので、フランジ7cへのスリット18の
挿入を容易かつ確実に行える。
に円形であるから、セパレータ11をパネル7に対して
高精度に位置決めすることができる。また、両スリット
18の全長Jを両面接着テープ8の全長Kより十分に長
く形成してあるので、フランジ7cへのスリット18の
挿入を容易かつ確実に行える。
【0025】しかも、セパレータ11の一対のスリット
18をパネル7の一対のフランジ7cに挿入できるの
で、熱プレス16によってセパレータ11を平行に押し
下げることができる。
18をパネル7の一対のフランジ7cに挿入できるの
で、熱プレス16によってセパレータ11を平行に押し
下げることができる。
【0026】従って、パネル7の一対のフランジ7cに
よってセパレータ11の下降が何等阻害されず、セパレ
ータ11及び両面接着テープ8をパネル7の一対のフラ
ンジ7c間に平行に押し下げて、両面接着テープ8をパ
ネル7の接着面7bに無理なく平行に極めて安定良く貼
り付けることができるので、両面接着テープ8に歪みや
貼りずれ(位置ずれ)等が全く発生しない。
よってセパレータ11の下降が何等阻害されず、セパレ
ータ11及び両面接着テープ8をパネル7の一対のフラ
ンジ7c間に平行に押し下げて、両面接着テープ8をパ
ネル7の接着面7bに無理なく平行に極めて安定良く貼
り付けることができるので、両面接着テープ8に歪みや
貼りずれ(位置ずれ)等が全く発生しない。
【0027】なお、この後、図2の(A)に示すよう
に、熱プレス16が上昇すると、図2の(B)に示すよ
うに、セパレータ11が両面接着テープ8から上方に剥
離される。
に、熱プレス16が上昇すると、図2の(B)に示すよ
うに、セパレータ11が両面接着テープ8から上方に剥
離される。
【0028】以上の結果、図2の(B)及び図3に示す
ように、パネル7のフランジ7cと両面接着テープ8の
外周縁8aとの間の寸法Lを一様に高精度に設定するこ
とができ、図10の(A)(B)で説明したような、パ
ネル7の接着面7bに対する両面接着テープ8の貼りず
れ(位置ずれ)による不都合を未然に防止することがで
きる。
ように、パネル7のフランジ7cと両面接着テープ8の
外周縁8aとの間の寸法Lを一様に高精度に設定するこ
とができ、図10の(A)(B)で説明したような、パ
ネル7の接着面7bに対する両面接着テープ8の貼りず
れ(位置ずれ)による不都合を未然に防止することがで
きる。
【0029】従って、フレーム5に対する上下一対のパ
ネル7の接着強度を十分に確保でき、高強度で、仕上り
(外観体裁)の非常に良いメモリカードを製造すること
ができる。
ネル7の接着強度を十分に確保でき、高強度で、仕上り
(外観体裁)の非常に良いメモリカードを製造すること
ができる。
【0030】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、
上記実施例では、熱圧着両面タイプの両面接着テープ8
の例を述べたが、微タッフ性や加圧圧着タイプの両面接
着テープを用いても同様の効果が得られる。また、上記
実施例では、一対のスリット18を両面接着テープ8の
両側でその両面接着テープ8の長径方向に沿って形成し
たが、スリット18は両面接着テープ8の少なくとも一
側部に形成しただけでも良く、また、スリット18を両
面接着テープ8の短径方向に沿って形成しても良い。ま
た、実施例では、パネル7のフランジ7cをコ字状に形
成したが、パネル7の少なくとも一側縁にフランジ7c
を立ち上がらせたものであってもよい。また、本発明
は、パーソナルコンピュータ、電子手帳、ファックス、
スチルカメラ、産業機械等の各種電子機器の外部記憶装
置として使用されるメモリカード用のセパレータに限定
されることなく、カードリモコン、カード型計算機等の
各種のカード型半導体装置用のセパレータに適用可能で
ある。
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、
上記実施例では、熱圧着両面タイプの両面接着テープ8
の例を述べたが、微タッフ性や加圧圧着タイプの両面接
着テープを用いても同様の効果が得られる。また、上記
実施例では、一対のスリット18を両面接着テープ8の
両側でその両面接着テープ8の長径方向に沿って形成し
たが、スリット18は両面接着テープ8の少なくとも一
側部に形成しただけでも良く、また、スリット18を両
面接着テープ8の短径方向に沿って形成しても良い。ま
た、実施例では、パネル7のフランジ7cをコ字状に形
成したが、パネル7の少なくとも一側縁にフランジ7c
を立ち上がらせたものであってもよい。また、本発明
は、パーソナルコンピュータ、電子手帳、ファックス、
スチルカメラ、産業機械等の各種電子機器の外部記憶装
置として使用されるメモリカード用のセパレータに限定
されることなく、カードリモコン、カード型計算機等の
各種のカード型半導体装置用のセパレータに適用可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のカード
型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレ
ータは次のような効果を奏する。
型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレ
ータは次のような効果を奏する。
【0032】請求項1は、両面接着テープの接着面の外
側にフランジが立ち上げられたパネルへ両面接着テープ
を貼り付ける際に、セパレータに形成したスリットをパ
ネルのフランジに挿通することができるようにして、セ
パレータに歪み等を発生させることなく、両面接着テー
プをパネルの接着面に無理なく平行に貼り付けることが
できるようにしたので、パネルに対する両面接着テープ
に貼りずれ(位置ずれ)がほとんど発生しない。従っ
て、カード型半導体のフレームに対するパネルの接着を
高精度に行えて、高強度で仕上り(外観体裁)の非常に
良いカード型半導体装置を製造できる。
側にフランジが立ち上げられたパネルへ両面接着テープ
を貼り付ける際に、セパレータに形成したスリットをパ
ネルのフランジに挿通することができるようにして、セ
パレータに歪み等を発生させることなく、両面接着テー
プをパネルの接着面に無理なく平行に貼り付けることが
できるようにしたので、パネルに対する両面接着テープ
に貼りずれ(位置ずれ)がほとんど発生しない。従っ
て、カード型半導体のフレームに対するパネルの接着を
高精度に行えて、高強度で仕上り(外観体裁)の非常に
良いカード型半導体装置を製造できる。
【0033】請求項2及び3は、上記セパレータに上記
パネルに対する上記両面接着テープの位置決め用の円形
のパイロット穴を形成したり、上記セパレータの上記ス
リットの全長を上記両面接着テープの全長より長くした
ので、パネルへの両面接着テープの貼り付けをより一層
高精度に、しかも、確実に行える。
パネルに対する上記両面接着テープの位置決め用の円形
のパイロット穴を形成したり、上記セパレータの上記ス
リットの全長を上記両面接着テープの全長より長くした
ので、パネルへの両面接着テープの貼り付けをより一層
高精度に、しかも、確実に行える。
【図1】本発明のセパレータを用いてパネルへ両面接着
テープを貼り付ける工程を説明する断面図である。
テープを貼り付ける工程を説明する断面図である。
【図2】同上の貼り付け工程の続きを説明する断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明のセパレータを用いて両面接着テープが
貼られたパネルと、メモリカードを示す断面図である。
貼られたパネルと、メモリカードを示す断面図である。
【図4】本発明のセパレータ及びスリットの形状例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図5】第1例のメモリカード全体の斜視図及びその断
面図である。
面図である。
【図6】図5のメモリカードの分解斜視図である。
【図7】図5のメモリカードの要部の断面図である。
【図8】第2例のメモリカード全体の斜視図及びその断
面図である。
面図である。
【図9】図8のメモリカードの分解斜視図である。
【図10】図8のメモリカードの要部の断面図である。
【図11】従来のセパレータの平面図及び側面図であ
る。
る。
【図12】パネルへの両面接着テープの自動接着工程を
説明する概略図である。
説明する概略図である。
【図13】従来のセパレータを用いたパネルへの両面接
着テープの貼り付けを説明する断面図である。
着テープの貼り付けを説明する断面図である。
【図14】従来のセパレータのパネルに対する位置決め
を説明する下面図である。
を説明する下面図である。
1 メモリカード(カード型半導体装置) 5 フレーム 7 パネル 7b パネルの接着面 7c パネルのフランジ 8 両面接着テープ 11 セパレータ 12 パイロット穴 15 パイロットピン 16 熱プレス 18 スリット 19 貫通穴
Claims (3)
- 【請求項1】両面接着テープの接着面の外側にフランジ
が立ち上げられたカード型半導体装置のパネルへ上記両
面接着テープを貼り付けるセパレータにおいて、 上記セパレータに接着されている上記両面接着テープの
外側で、そのセパレータにスリットを形成し、 上記スリットを上記パネルのフランジに挿通させること
により、上記両面接着テープをパネルの接着面に平行に
貼り付けるように構成したことを特徴とするカード型半
導体装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレー
タ。 - 【請求項2】上記セパレータに上記パネルに対する上記
両面接着テープの位置決め用の円形のパイロット穴を形
成したことを特徴とする請求項1記載のカード型半導体
装置のパネルへの両面接着テープ接着用セパレータ。 - 【請求項3】上記セパレータの上記スリットの全長を上
記両面接着テープの全長より長くしたことを特徴とする
請求項1又は2記載のカード型半導体装置のパネルへの
両面接着テープ接着用セパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4357750A JPH06192630A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | カード型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着 用セパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4357750A JPH06192630A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | カード型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着 用セパレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06192630A true JPH06192630A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18455736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4357750A Pending JPH06192630A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | カード型半導体装置のパネルへの両面接着テープ接着 用セパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06192630A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0769812A3 (en) * | 1995-10-19 | 1998-10-21 | Nec Corporation | Method of manufacturing chip-size package-type semiconductor device |
US6610384B2 (en) | 2001-10-30 | 2003-08-26 | Toray Industries, Inc. | Laminated film for thermosensitive image transfer material |
JP2008037048A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Toshiba Corp | 粘着テープ用剥離膜 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4357750A patent/JPH06192630A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0769812A3 (en) * | 1995-10-19 | 1998-10-21 | Nec Corporation | Method of manufacturing chip-size package-type semiconductor device |
US6610384B2 (en) | 2001-10-30 | 2003-08-26 | Toray Industries, Inc. | Laminated film for thermosensitive image transfer material |
JP2008037048A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Toshiba Corp | 粘着テープ用剥離膜 |
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